陰陽
8 件の小説恋
恋ってどんな味? 甘いのかな それとも酸っぱいのかな はたまた苦いのかな どんな味だろう 食べてみたいな… いつか私もしてみたいな そしたら私も大人になれるかな 翼を広げて羽ばたいてみたいな あのどこまでも続く広大で美しい青空に向かって 好きな人と一緒に どこまでも たとえ酸っぱくたって、苦くたってその人のためなら食べてみせるから その人と一緒に「甘いね」と笑いあってみせるから はやく食べてみたいな“恋” ーあとがきー 実体験じゃないでーす 恋とは無縁の悲しい人生あゆみ中
バトン
この手から 溢れるほどの慈愛と 零れるほどの恩愛を 一身に受けて育てられました 私は幸せです そんな幸せのバトンを私も繋げる日が来るのだろうか
記憶の断片と認知症
一日目 思い出せない 貴方は誰? ーー 「どうしてここに居るの?私の家なのに…おじさん誰なの?ここから出て行ってよ。」 私の目の前には知らない人。 なぜここに居るのか。 そもそもどうやって入ってきたのかも分からない。 怖くなった私は走って逃げ出した。 怖い、嫌だ、誰なの、お父さん助けて、どこに居るのよ。 ーー 「どうしてここに居るの…ここから出て行ってよ。」 君からのその問いに僕はなんで答えよう。 どうして君は僕のことを“おじさん”と呼ぶのだろうか。 君の逃げる背中を悲哀の滲む瞳で見送る。 ーー 「お父さん、来てくれたのね。どこに行ってたの?私知らないおじさんが家にいて怖かったのよ?さぁ、家に帰りましょ?」 お父さんの手を引き歩いていく。 なんだか懐かしい、優しいての温もりがする。 ーー やっと見つけた。 君が笑いかけてきた。 あぁやっと思い出してくれた…そう思ったのに 「お父さん。」だって言われた。 どうして? 僕は君の“父”ではないんだよ、 七日目 何か靄がかかっているかのように感じる どうして泣いているの? ーー 「どうして泣いているの?」 「上手くいかないんだ」 「なんのこと?」 「人との付き合い方…かな」 「誰のこと?」 「大事な人」 大事な人って誰だろう、 私にも大事な人がいるのだろうか…………? 何か忘れている、 大事なこと 大事な人… 思い出せない 分からない 自分は、、、 鏡を見に行こう 〜〜 「誰れ?わ、たし?違う。そんなはずない。私はこんな顔してない。こんなにおばあちゃんじゃない。おかしい。そんな訳ない。」 私は叫んだ。 声が枯れるまで。 暴れまくった。 ぐちゃぐちゃになるまで。 ーー 君が思い出すまで待つつもりだった。 耐えられると思った。 無理だった。 君の前で泣いてしまった。 「どうして泣いてるの」だって、「誰のこと」だって。 君のことだよ。全部ぜんぶ、君のことなんだ… 〜〜 鏡を見た君が叫んでいた。気ずいてしまったんだ。でも思い出すのを拒否するように君は暴れている。 止めようと思った。 でも無理だったんだ、足が動かない。 もう無理だ。 そう思っていたら、君が倒れた。 八日目 ここはどこ? 私をここから連れ出して。 ーー 目を覚ました。 知らない場所。私の家じゃない。 何もない ここは、、、病院? どうして病院にいるのだろうか…… コツコツコツ👟 誰か来る。 ガラガラ🚪 「こんにちは。」 「こ、こんにちは。」 「君に質問してもいいかな、?」 コクン 「帰ったら、何がしたい?」 「そうね…まず大事な人に会いたい。会いに行ったら気づいてくれるかな。」 「きっと気づいてくれるよ。」 「青空の下で大事な人とお話をするの。広い庭があればいいけど。」 「あるよ、すごく広い庭だ。」 「貴方もくる?」 「行くよ。お菓子を持っていこう。君の好きなお菓子を。」 「どうして知ってるのって、貴方泣いてるの? あれ、私も、どうして………………あ、なたなの?私の大事な人、そうだ、あなたは私の…」 「思い出してくれたんだね。」 九日目 もう絶対に忘れない。 忘れても何度だって思い出して見せるわ。 私は抗ってみせるわ。 たとえどんなに難しくてもきっと。 貴方といるために、 ーー 何度君が僕を忘れても僕は忘れない。 忘れても何度だって思いたざせてあげるから。 僕は抗ってみせる。 たとえどんなに時間がかかってもきっと。 貴方と共に歩むために、 (ダレカレ参照)
普通ってなに?
足が使えない 手が使えない 耳が聞こえない 目が見えない 声が出ない 言葉を発するのに詰まる 朝が辛い 心臓が弱い 体が弱い 人の数だけ普通があって、みんな違う 「みんな違ってみんないい」 本当にその通りだと思う 一人一人"普通"があって、 みんなの"普通"はそれぞれ違う 人それぞれ得意不得意があるように 自分にとってはそれが普通でも他の人は違うのかもしれない だったら 自分にとっての普通を他の人に押し付けてはいけないのかもしれない でも感じ方はみんな違うから… 結局「普通」ってなんなのだろう
僕の見る世界、私の感じる世界
外に出ると 美しい空、美しい森、美しい鳥、 美しい『君』 僕は沢山の美しいに囲まれて今日も生きている 僕は君の隣にいるから輝けるんだ たとえ君が 僕のことを、自分自身のことを“見ること”が出来なかったとしても 僕はこの世界を、君を、君の個性ごと全部愛しているよ だから君も僕のことを、この世界を愛しているといいな、 … 私は何も見えない真っ暗な世界に生まれた 美しい空も、美しい木々も、美しい動物達も、 美しい“あなた”のことも見ることはできない でも、『音』でわかるの 雨の音や、木々の揺れる音、鳥のさえずり そしてあなたの“声” 私は美しい景色が見えない代わりに、 美しい音に耳を傾けられる 私は君の隣にいられるから生きたいと思える たとえ私の目が見えなくて、君のことが見れなくても 君の声が聞こえるだけで世界が美しいものであるかのように聴こえるの だからこの世界を、あなたを愛しているわ
だいすき
君のこと大好き おはようしてくれるから ごはんをくれるから 散歩に連れて行ってくれるから なでてくれるから 可愛いっていってくれるから だから きみのことだいすき! ーーーーーーーーーーーーー 私には愛犬がいる おはようと言ったら元気に「ワンッ」って返してくれる ご飯だと声をかければ笑って駆け寄ってくる 散歩に行くと楽しそうにダッシュする たくさん撫でるともっとと言うように頭を擦り付けてくる こんな愛犬が可愛くて仕方がない 私のこと本当に大好きって気持ちが伝わってくる 私も大好きだよ!
自分が嫌い
毎日ちゃんと楽しい。 楽しいはずなのになぜか辛い。 大好きな本を読んで、 ゲームして、 笑いあって、 美味しいご飯を食べて、 好きなものが買えて、 「いってきます。」を言ったら「いってらっしゃい。」って返ってきて、 「ただいま。」を言ったら「おかえり。」が返ってくる。 こんなに恵まれた環境があるのにどうしてこんなにも辛いのか。 こんな自分が嫌いだ、こんな考え方しかできない自分が大嫌いだ。 何もかも嫌だ、何をするにもイライラして、八つ当たりして、でも嫌われるのは怖くて。 自分の価値を見いだせない。 誰しもが抱える心の闇を見透かされないように押し隠して、今日も猫を被って生きていく。 朝の一歩を踏み外さないように慎重に踏み出していく。 この生活はいつまで続くのか、私にも、家族にも、誰にも分からない。 だけど、自分が嫌いでも生きていく、生きていくしかない。 「自分を好きになれる日は来るのかな……」
タヒたいいわけじゃない
死にたいわけじゃない。 ただ消えて無くなってしまいたいだけ。初めからいなかったかのように、消えてなくなりたいだけ。 死にたいわけじゃない。 ただ明日が来るのが、明日を生きるのが怖いだけ。 死にたいわけじゃない。 ただ目の前の事から逃げたいだけ。 死にたいわけじゃなくて……存在していいんだと肯定して欲しかっただけ。 多くは望んでないはずなのに何も手に入らない。ただ幸せだと、生きていたいんだと思いたいだけなのに…… だから私は願う「死にたいんだ」と。