松村
15 件の小説痛み
貴方は自分の痛みが見えますか。 自分がどれだけ傷付いたか、把握出来てますか? 身体的なら見える傷。 じゃあ“心の傷”は? 目に見えるものじゃない。 身体の傷のように、周りの人から認知されやすいものでも無い。 貴方自身にしか分からない“傷” 貴方にしか分からない“痛み” 私たち人間は、上手く出来ているんです。 けれど完璧では無い。 脳は、情報処理や情報発信、情報記憶などをしてくれる、とても重要な部位です。 私達が、人として生きていける。 人として生かしてくれているのが“脳”です。 脳は、とてつもない仕事量を毎日こなしてくれています。 休む間もなく働いてます。 誰にも褒めて貰えない。 それでも働き続けてくれている。 脳は、私たちが死ぬ時に、恐怖や苦痛を和らげる為に、とある物質を出してくれるみたいです。 脳は最初から最後まで、私たちを護ってくれている。 そんな脳も、しんどくなる時があるみたいです。 貴方は、考え事をしすぎると、逆に頭が真っ白になったり、ボーッとしたり、考えがまとまらなくなる時はありませんか? 凄く眠くなったり、意識が飛んだり…。 これはなんで起こるのか。 私は、脳の情報処理が追いつかなくなって、パンクしたから。 だと考えます。 この現象が起こる時、貴方は全ての“痛み”を把握しているのか。 きっと把握しきれてないと思います。 だって脳が、パンクしてるから。 認識が出来ないはずです。 私は、自分の“痛み”を割り程把握出来てないです。 自分でも、分からなくなるほど、麻痺してきてるんだと思います。 いや、脳がそう感じさせてくれているのかもしれない。 だって全てを知ったら、耐えきれなくなってしまうから。 きっと、脳は上手く誤魔化してくれているんだろう。 自分の辛さや、しんどさを全て知っている人は、少ないと思います。 全て知った人は、命を…。 自らの手で、人生の幕を下ろした方なのでは、と考えます。 私たちには、“言葉”というものがあります。 相手に、自分の考えや思いを伝える為のものです。 ですが、全てを言葉で伝えるのは難しいです。 言葉に出来ないような、感情があるように、この世に完璧など無い。 言葉に出来ないのなら、自分の辛さやしんどさを、どう相手に伝えるのか。 私は、相手に伝える一つの方法として、“自傷行為”があると思います。 “目に見えない傷”を“目に見える傷”に変える方法。 自傷行為は勧められる方法では無いです。 世間の目は、厳しいものだと思います。 実際私は、経験者なので、白い目で見られたりと、“SOS”では無い伝わり方が多かったです。 では、最後に私は何を伝えたいのか。 自傷行為は、自分の心を保つ為の方法だという事、 生きる為にする行為。 実際、してる本人は、ものすごく辛いです。 死にたい。→自傷行為→結果的に生きてる。 自傷行為は自殺防止になっている可能性が高いらしいです。 ただ、身体を傷付けてる訳ですから、代償は付き物です。 大量服薬をすれば、薬が効かなくなる可能性が出てくる。 身体を切れば、痕が残る。 最悪、傷口からの感染症にかかる可能性がある。 やるなら、“自己責任”です。 どんな形であれ、この先傷痕と共に過ごさなければならない。 それは受け入れましょう。 やってしまったものは、どーしようも無い。 残念ながら、時間は戻せないので。 この世の全ての人が、傷ついた貴方を批判する人では無いです。 私は、身をもって実感しました。 大半は、批判する人 白い目で見てくる人などです。 けれど、少数ながら、理解をしようとしてくれる人 受け止めてくれる人 話を聞いてくれる人 そばに居てくれる人。 そんな人が1人でもいてくれるだけで、充分じゃ無いですか…? もしかしたら、意外とすぐ近くいるかもしれませんね。 あなたを見てくれている人が。 その人にだけ、頼ってみてはいかがですか…? 相手は、頼られ待ちかもしれませんよ。 少しの勇気で、自分の環境は変えられます。 ほんの少しの勇気が必要です。 でも、そのほんの少しの勇気で、寄り添ってくれる人が、居る。 貴方は、“独り”じゃない。 どうですか、自分の痛みを相手に伝えてみませんか? それで、貴方が救われるように、願っています。 頑張りすぎなくていい。 頼れる人の傍で、休んでみてください。 少しでも、あなたの気持ちが楽になりますように。
寝落ち通話
この頃貴方無しでは寝れなくなっている。 “寝落ち通話”なはずなのに…気が付いたら電話が切れている。 声がしない…貴方が居ない。 不安で寝れない。 これの負のループに陥っている。 電話が切れていると寂しくなる。 他の女(ヒト)と通話してるのではと不安になる。 最近独占欲が強くて困っている。 “私だけのヒト” “他なんて見ないで” “どこにも行かないで” ここまで来ると気がおかしくなりそうだ。 “私だけをみてて” “貴女だけをみてるよ” “大好き” “愛してるよ” 貴方にとって“必要不可欠”な存在になりたい。 “寝落ち通話”やめられないね。 貴方の声だけでもいいから聞いて寝ていたい。 私はそれだけで安心するから。
汚い
うるさい。 周りの声が音が全て雑音に聞こえる。 みんな口を開けば要らない事ばかり。 責め立てるわ、愚痴を言うわ。 嫌味言うわ、揉め事起こすわ。 そろそろ耐えられそうにない。 この生活も、この雑音を聞くのも。 私の心が真っ黒になってくのがわかる。 どす黒く染まっていく感覚。 実に気持ちが悪い。 私は吐き気を催した。 途端に目の前がグルグル回って 食堂を伝って吐瀉物が込み上げてくる感覚。 吐き癖が付くと大変だ。 少しのストレスで吐きたくなる。 上がる心拍数。 息が詰まる感覚。 とても苦しい。 まるで生きてる心地がしなかった。 いや、生きている心地しかしなかった。 私は人間なんだと。 この汚い世界を知っているのも、関わるのも私が人間だから。 人の黒くて汚い部分がよく見える。 人間もこの世界も嫌いだ。
分からない。
未読無視。 既読無視。 不在着信。 君からの連絡待ち。 いつまでたっても返ってこない返信。 嫌われたかな。 また別れたいって言われるのかな。 面倒くさがられてるのかな。 グルグル…。 好きってなんだろう…。 君へのこの気持ちは“好き”なのか。 君へのこの気持ちは“依存”なのか。 君へのこの気持ちは“?”なの。 分からなくなる。 好きで一緒にいるのか。 なんとなく一緒にいるのか。 これはきっと“依存”なのかな。 私は君がいないとダメ。 私は君の為に生きたい。 私は君だけのモノ。 私は…私は… 君に執着する意味 あぁ…なんだろう。 分からない。
Sugar&milk
いつもの君は bitterでsalt。 でも今日の君はなんだか違う。 甘いお砂糖が多めで、ミルクも入ってる。 何か良い事でもあった? ううん。特に何も無いよ? いつもより声のトーン明るいね? いつもと同じだよ? 今日はお砂糖だね? いつもじゃない? どーしたの? 何が? まぁいいかぁ 俺はいつもと同じなんだけどなぁ 本当に何があったんだろう。 こんなに君が甘くて優しい事なんて ココ最近滅多になかったのに…。 会ってる時はもちろん甘い。 でも、通話の時は苦い。 久しぶりに、甘い君の声を聞いてびっくりした。 寝落ちまでしてくれて…。 色々言ってくるけど…なんだかんだ優しいのよね。 君への気持ちが溢れていく。 好きという感情をまた思い出す。 甘い君も苦い君も全部好き。 でもね、私はまだ子供だから…ブラックは飲めないの。 まだまだ甘くしてね? Sugar&milkな君へ
執着
私が君に執着する意味。 どうして私はここまで君じゃなきゃダメなんだろ。 自分でも分からない。 好きだから? そんなに軽い感情では無い気がする。 愛してるから? 愛よりも重い感情。 嫌いだから? 君を嫌いになったことは1度もない。 依存してるから? それは分からない。 これを依存と呼ぶならそうなのかもしれない。 どの感情にもしっくりくるものがない。 じゃあなんなの…? この感情に名前をつけるとしたら… いや、名前なんてつけなくていい。 この曖昧な感情がいい。 あえて名前をつけない。 きっと君じゃなきゃダメな理由があるんだよ。 それは誰にも理解出来なくて。 この感情に名前をつけることも出来ない。 君じゃなきゃダメな理由…。 私は本気で君を想っている。 君以外の他人(ヒト)なんて考えられない。 君が誰かのモノになるのが嫌。 私は君のモノ。 結婚前提でって言ってくれた時すごく嬉しかった。 離れていた期間、君のことを考えて やっぱり離れたくないってなったの。 これを人は“依存”と呼ぶ。 だけどこの感情はもっとドロドロしていて色んな色をしてる。 愛よりも重くて、依存よりももっとドロドロしていて… 2人にしか分からない感情。 名前を付けられない感情。 この感情がある限り私は君に執着し続ける。 君も私もお互いがいないとダメなの。 互いが互いに執着し続ける関係。 この関係に名前はいらない。
君への想い
君にまた恋をしてもう4ヶ月が経った。 これを恋と呼ぶには重すぎるみたいだ。 互いに依存してすれ違ってまたくっついて。 今の私達がある。 好きだよの言葉では満足出来なくなっていて、 愛してるよの言葉と身体を重ねる事が多くなった。 キスだけでは物足りなくて、身体を重ねて愛を確かめた。 お互いの名前を呼びながら…。 海へ行ったり、ショッピングモールに行ったり…。 二人の時間を楽しんでいた。 そんなある日、それは彼の家へ遊びに行った時だ。 その日は、家でゴロゴロしてから海を見に行った。 お昼頃から夕方まで海の景色を楽しんだ。 途中でご飯を食べに行ってまた海へ戻った。 写真を撮って思い出を残していた時、 私の携帯の充電が無くなりかけていて、 帰る前に一旦彼の家へ戻ることになった。 彼の家に戻ってスマホを充電器に差した。 私はなんとなく家に帰りたくないと彼に言った。 彼はどうしたの?と話を聞いてくれた。 私は帰りたくない理由を話しているうちに、 涙が止まらなくなっていた。 そんな私を見て彼は、少し驚いたような表情を見せたが 私の背中を優しく撫でて大丈夫だよ。と話の続きを聞いてくれた。 帰宅時間が近付いてきて、それでもなお私は泣き続けた。 帰宅時間を過ぎても帰らない私を心配して家の人から連絡がくる。 私にとってその連絡は恐怖でしかなかった。 彼は、そのことを察したのか家の人からの連絡を 私に見せなかった。 彼の優しさにまた涙が出てきた。 彼はずっと私に、 大丈夫だよ。そばにいるから。大丈夫。 と声をかけてくれた。 結局、その日は家の人が迎えに来ることになった。 その日以降、家の人が私に対して厳しい態度をとってきて 私は耐えられなくなった。 だけど、私には彼がいる。 これからも君と一緒にいられたらな。 今は私が支えてもらってるけど、今度は私が支えたい。 私が辛い時、君が支えてくれたように。
匂い
貴方から貰った香水。 貴方の匂い。 甘いようなキケンな匂い。 堕ちてしまいそう。 ねぇDarling この匂いで他の子を落とさないで。 私の心だけを掴んで離さないで。 ねぇDarling 貴方の匂いで独占して。 貴方だけの私にして。 ねぇDarling 貴方の匂いでいっぱいにして。 私は貴方のモノ。 貴方は私のモノ。 香水をつけてマーキングして。 他の男に渡さないで。 ずっと離さないで。 匂いで覚えさせて。 私が誰のモノか。 私はずっと貴方のモノ。 他の男のモノになりたくない。 貴方だけのモノ。 貴方で満たされているの。 ココロもカラダも。 貴方に捧げるわ。 それだけ愛しているの。 もっと貴方で私を満たして。 貴方以外なんて考えられない。 もっと甘い言葉を囁いて。 貴方に依存されたい。
依存
私は彼に話をした。 もう耐えられなかった。 彼は、“別れたいの?”の言葉で私を責めた。 “俺の事冷めたんだ。” “もう嫌いになったんだね。” 言葉の刃が私を突き刺す。 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い 私の言葉が詰まる。 そもそも、不安にさせてきたのはそっちで。 元カノに未練タラタラで。 周りに可愛い女の子がたくさんいて。 私にブスだの黙れカスだの吐き散らかして。 今まで耐えてきた私は報われない。 私が変わっても彼は変わらなかった。 そう。 “彼”は“変わらなかった” “私”が“彼”を“変えられなかった” そもそもまだ付き合ってないのに…彼氏面して。 彼は私にこう言った。 “俺はずっと依存してるよ” 衝撃的だった。 “お前の好きは依存だよ” 別れる前に彼が言ったセリフ。 こんなことを言ってきたのに貴方は…私に“依存”していた。 私は聞いた。 貴方は私と“共依存”したいの?と。 彼は答えた。 “俺はずっと追っかけていたい” “付き合ったら飽きちゃう”と。 クズ発言。 貴方がクズなのは知ってる。 でも、優しいのも知ってる。 メンヘラなのも知ってる。 私は全部を知っていた気になっていた。 彼は私が思ってる以上にクズだ。 ド屑。 私はこんな人に“依存”されてたんだ。 お願いだから、もう解放して。 耐えられないの。
シンプル
この“人生”に“終止符”を打ちたい。 私はこの人生に終止符を打ちたいと思っている。 それは何故か…。 理由は簡単。 この人生に疲れたからだ。 “シンプル”な理由だろ? 疲れたから終わりにしたい? 簡単にそんなことを言うな。 と思う人もいるだろう。 もちろん終わりにしたいという経緯に陥った理由は他にもある。 だが、最終的には“シンプル”な理由で片付いてしまうのだ。 世の中は“シンプル”な理由で動いている。 ごちゃごちゃ理由はあれど、行き着く答えはひとつなのだ。 そう、ひとつに絞られてしまう。 なんて簡単な世の中なんだ。 人を虐める理由も。 人を殺める理由も。 全て“○○だったから”で終わる。 “シンプル・イズ・ベスト”この言葉が生まれるのも納得だ。 “シンプル”が一番分かりやすく伝わりやすいからな。 本当に生きずらい世の中だよな。 相手の顔色伺って機嫌取りをして…。 自分の居場所が無くなって…。 常に生きるか死ぬかを迫まれる。 そんなの死んだも同然じゃないか。 死ぬ理由も“シンプル”だ。 “死にたくなったから” “生きるのが辛いから” “人生に疲れたから” こんな理由で人は死んでしまう。 言葉にするのは“簡単” 行動にするのは“難しい” いや、行動にするのも“簡単”になってきてしまっているな。 だから、日本は先進国の中でも自死率が高いんだな。 怖い世の中だな。