もみじ

3 件の小説
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もみじ

本物の君が死んだ夜 #1

ペラ...ペラ 1枚1枚丁寧にめくる音がただ続く。 とても静かな時間がただすぎる 聞こえるのは本のページをめくる音ただ1つ 少年は口を開く 『..なぁ...スワンプマンって信じるか?』 ー彼の名前はエド 古くからの友人で人懐っこく大学でも知名度が高い。 彼はある探偵の助手でその探偵と二人暮してるらしい 彼はいまさっきまで本を読んでいた。その本の名前がスワンプマンについてというものだった。 そのスワンプマンというものが実際に存在するのか気になり 声をかけたというわけである 『なぁ..スワンプマンって『「いるよ」 少女が遮るように話す しかもスワンプマンがいると断言をしていた。 今遮った少女こそがエドが助手をしている探偵の 檀崎 ほのかである 年対応の声と見た目である割に中身が大人びている少女。時より未来を見過ごしているような発言もする。謎多き少女である。 「..スワンプマンは実際にいるよ。僕が断言してあげよう。少し待ちたまえ」 そういうと座り込んでいたソファーから立ち上がり書庫に向かう。その後について行く。 書庫には数え切れないほどの本棚とその本棚にも入り切らずに溢れかえっている本や記事などが置いてあった。 ほのかは目の前の本棚の中からファイルをとりだす。底には色んな記事が並んであった。 「僕が以前調べたスワンプマンについての記事だよ。コピーされた人物と偽物をよく見比べてみるといい。」 そういうとまた本棚の中を漁り出した。 ...『お前って本当に変なやつだよな...』 記事に目を向ける。年代は全てバラバラで5年前のものもあれば、4~50年前のものもある。 だがどれも不思議なまでに共通点は一緒 死んだ時の姿のままで自分が死んでいるとは気付かず生きているというとても奇妙な点だ。 『これって双子とかのパターンはないのか?ただのそっくりさんとか。なんなら作り物だったり....』 「まぁ、実際見て見ないと分からないものだね。でも君はいるって証明出来る証拠を持っているじゃないか」 ほのかが意味深に話す 俺は意味がわからなかった。今初めてスワンプマンという存在を知ったのにもう既にいると証明できるものを持っている?? そんなの意味がわからない 『それってどういうことだ....?おれがいつ....』 ほのかは薄気味悪い笑顔を向け手を胸におき。 一言を告げる 「僕がスワンプマンだと言ったら?君はどうするんだい?」

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寺で会う僕ら

風が吹いて落ちてくる木の落ち葉 風に揺れる髪 隣に座っているのは今日会ったばっかりの少女である 『.....』 「.........」 この平凡な日常が終わるように願ったという話をしてから何も話せない2人 月華は空が暗くなるのをただ待っている ずっと空を見つめて動かない それに対し陽太は緊張しているのか手が震えている この無言に耐えれなくなった陽太がくちをひらく 「あの....げ..月華さんは...」 『月華でいいよ』 「月華は....夢とかあるの...?」 月華は開きかけた口を閉じる 何か考え込む様子でもある。 一体どれぐらいの時間が経ったのだろう。 自分が思ってたよりは経ってない気もするが。 それほどに居ずらい空気感であった。 「嫌ならいわな..『私の夢は...』 月華がようやく口を開く 僕は思わず息を飲み込む 『....私の夢は宇宙飛行士...月に行くことが目標...』 彼女らしい夢だと思った。 名前に月という文字が入るぐらいだから何かしら愛着が湧いているんだろうとは思っていた。 「いい夢だね」 僕には彼女みたいに夢も何も無い。 ただのそこら辺に居そうな男子生徒である。 彼女は僕と同い年なのだろうか。僕より大人っぽく見えるけども... 『....陽太くん』 彼女がいきなり名前を呼んだと思ったらいきなり手を握りしめてくる 思わず鼓動が早くなる 彼女が何を言い出すのかとてつもなく戸惑う 『私と宇宙飛行士も目指さないかい...?』 「え?」

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月に咲く花

いつも通り朝起きて ご飯を食べて 学校に行き 授業を受け 帰りに神社によるつもりだった。 そんな平凡の日常を今日も繰り返すつもりでいたんだ。 君に出会うまでは −−−−−−− 『おや 珍しいね。 こんな所に人が来るなんて 』 いつも通りの日常に1つ異変が起きた。 その異変はいつもこの時間帯には誰も人がいないはずなのに 謎の少女が目の前に立っていることである。 しかもその少女が話しかけてきている。 陽太は声を掛けられるとは予想もしていなかった。 目を大きく見開いて驚く そんな彼を見て彼女はまたもや口を開く 『君 どこから来たんだい? 私がここに来る ようになってから初めての人だよ』 そんなはずは無い。 僕は春になってから欠かさず4ヶ月間毎日来ている。それなのに合わないだなんて 陽太は唖然とする。だがようやく口を開かせる 「き 君こそ いつからここに居るの?僕がここに来るようになったのは4か月前からだよ」 「そして君は誰なの?」 神社の周りに生えている木が一斉に揺れだした。 まるで何かが出会い。何かが変わる瞬間でもあるかのようである 冷たい風が吹く中彼女は答える 『....月華 私の名前は月華。ここに来始めたのは2年ぐらい前』 彼女が言うには、この場所は夜になると月や星が一面に拡がった綺麗な星空が見えるらしい。 それを見にきたと彼女は言う。 月華は何処か儚げであり触れれば消えてしまいそうである。長い黒髪もまた魅力が溢れている 「....僕の名前は...陽太... 毎日神社でお祈りをしているんだ..」 月華が不思議そうな顔で疑問を問い質す 『お祈りって...?』 陽太は楽しそうな表情で答える 「”このクソみたいな生活が終わりますよう”にってね」

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