ヒヒヒヒ

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ヒヒヒヒ

突っ立っています

突っ立っています。 棒立ち、ボー立ち、ぼーっ立ち。 ですが、ボールは飛んできます。 ボール、ボール、ボール見てると こころが引き攣り痛むのです。 ボール、コロコロどこかに転がって ですが、わたしはしゃがみ込み ギュッと、ボールを抱きしめます。 「代わりにぼくに投げさせて」 「嫌、離さない」 もう、笑われてもいいのです。

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突っ立っています

惑星

長い。 長いのは嫌いだ。 バイト先のおじさんの話は一方的で長い。 話始めてもう70分は経っている。 時計をチラリ見ると話始めて20分しか経ってない。 まばたきすればするほど眠くなっていく。 −−−僕は当時は○△□を使ってたんだけど、あ、○△□っていうのはね、 ○△□の長い説明が始まる。長すぎて、そもそも何の話をしていたのか本人も忘れてる。元の話から派生しすぎて忘れてる。 それでも質問がたまに飛んでくるからおじさんの話を一応聞く。 頷くばかりの首が疲れてきたら、肩に近い首の後ろの方を大胆に揉んでやる。揉む最中もおじさんへの視線は外さない。首を揉んではいますが聞いていますっていうスタンスである。 そこまでして聞く必要など特にない。 優しさ? たぶん私が優しい人だから睡魔に負けじとおじさんの話を聞いてあげている。もし優しさがなければ思いの丈をぶつけたい。 「その話この前も聞きました」 どっちにせよこんなセリフを言う勇気のない私はその勇気のなさを、優しさだと思うことでつまらない話を聞いてる自分自身の嫌気を消す。 もしもこの苦痛を文章にしてみると、どうせ短くまとまるんだろう。本当ならもっと長いのに。 おじさんの話に興味を無くした私は別のことを考える。 長い物語を短くまとめる文章のように、人の一生が実は超高速で動いていて、その超高速の中を私たちが超スローモーションで生きているとしたらどうしよう。 手を1回叩く、はい貴方の人生終わりです。 本来ならそのはずが、なんらかの人間の脳の錯覚で、毎日を1秒単位で感じてしまう、もしくは既に死んでいる自分の走馬灯を追体験してるのかも。 新たなる思想の扉が開くとき、それを私は宇宙への旅立ちと呼んでいる。たまに全ての成り立ちとかが気になり始めて頭の中が宇宙に行くことがある。 −−−その若さで君がコレわかったらすごいよ。君だったらどうするかわかる? え?おじさんが私に質問している。 私は現在、宇宙へ旅立っており、なんらかの惑星に着陸している最中なのに、どう思うとか言われても宇宙にいるんだからわからない。 私は仕方なく、ロケットのピコピコしたボタンがいっぱい付いてある場所の真ん中のシフトレバーに手をかけ、Rにギアを入れてバックすることに。 着陸先は地球・日本・埼玉県・某ファミリーレストラン・休憩室へ。

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