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だい1@@@

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だい1@@@

キャンプ場の管理人ならではの物語。インスタントフィクションを書いてみたくて。

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透明

明るくなる。 大きな輪っかの中央から覗く 水たまりがきれいでも、 迷わず彼はレバーを横にする。 水たまりの少し上から2周程して 飛び込む水で、その透明は渦色に変わる。 不用意に動かない。 いや、どうすればいいのかわからない。 自分以外を気にすることもできない隙に 見えたり見えなくなったりしながら、 友はその渦の真ん中にのみこまれた。 友と一緒なら自分も そうなっても怖くないと思えなかった。 生きることになんの価値があるのだろうと ずっと思っていた。 でもその時、 まだ生きたいと思った。 渦は落ち着き、水たまりは透明になった。 僕の心が 透明の水たまりに 少しゆらゆらと反射した。

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