_toto

4 件の小説

_toto

初めて小説を描きます!気に入ってくれたら幸いです!

アイの形

事件が起きた 一昨日の夜の事だった ここら辺の近所で殺人事件があったそうだ 友達は言った 「こんな事できるなんて…人間じゃねぇよ…」 事件で亡くなったのは友達の彼女だったらしい オレは言った 「ストーカーの,事件なんてよくある事だよ」 友達は黙って、暗い部屋にぐすっぐすっと鳴き声だけが響いた 今は、多様性の時代オレは友達が好きだった でも友達には、彼女ができた オレはこれで諦めようと思った そんな矢先、彼女が亡くなった …いや 殺したのか オレが彼女を殺した 友達を手に入れるために 「こんな事できるなんて…人間じゃねぇよ…」 何言ってるんだ? オレもある一種の人間なのに ストーカーが誰かを刺すなんてよくある事件じゃないか オレの隣で、オレの好きな人が鎖を揺らしながら泣いている オレの隣で、オレの好きな人がオレ以外の人を思って泣いている オレの隣で、オレの好きな人がオレを憎んで泣いている 愛してるよ その一言が溢れた後… オレは扉を閉めた

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唐揚げパーティー

メ→メロス セ→セリヌンティウス デ→ディオニス王 メロスが言った メ「ねね、セリヌン」 セ「なに?」 メ「ディオニスさ、走らせたくね?」 セリヌンティウスは言った セ「は?」 メ「いや、俺は走ったやん?」 セ「まぁね…」 メ「じゃあ、セリヌン人質にしたディオニスも走らせたくない?」 セ「………面白そう」 そこでディオニス王が来た デ「2人とも〜!唐揚げとコーラ買って来たよー!」 メ&セ「…………」 デ  「?…2人ともどうした?」 メ&セ「もう走らせてたな」 そして3人は唐揚げパーティーをして 無事に20キロ太りダイエットで20km走りましたとさ めでたしめでたし メ&セ&デ「めでたくねぇ……」

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「孤独の宗教“1番”」(二次創作)

真っ暗で湿っている廃墟 腐った匂いのする本 カビの生えたタオル いつもの風景 変えることが難しい風景 今日も廃墟には、お腹の音が響く 「お腹減ったな…」 ボソッと呟く みんなは言う 「お前は馬鹿だ」と 別に知ってる、住める場所があるなら不幸じゃないし それに気づけないほど僕は馬鹿じゃない イヤでも心に栓をしたら 空腹も鼻が曲がりそうな匂いも痛みも苦味もわからない この生活をしていて満たされるものはないけれど 意外にこの生活も悪くない でも、寝る前に僕の仕事のことが頭によぎると 頭が破裂しそうになる 超平均的安定思考の自称メンヘラ(笑) そう名乗る大人達を見ているのも正直飽きてきた 平均寿命と精神異常はあんたらのおかげだな そんな時1人の男が尋ねてきた 男「君は孤独じゃない」 僕「僕は孤独じゃない?」 男「全く孤独じゃない」と わかっても決して消えない愛の飢えを知ったのはずっと前だった 嘘の愛と嘘の言葉しか浴びてこなかった僕にとって その言葉が嘘だったとしても嬉しかった そこで僕は気づいた この人に騙されたい全く騙されたいと… あの人の言葉が…信じて愛したそれが偽りと知ったって 「これからは、一緒に清く正しく生きていこうぜ」

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見るか掴むか

夢を見た 昔見た夢 懐かしい夢 悲しい夢 怖い夢 何もない夢 あの子との夢 夢を見た パティシエになりたい プログラマーになりたい 動画クリエイターになりたい あの子と結ばれたい 遊んで暮らしたい 君を幸せにしたい 前者の夢は、話すだけで終わる 後者の夢は、話してその為に努力をして掴み取ることができる 最近知ったけど…これは、すごく幸せだと気づいた ねぇ…君の夢教えてよ

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