drink me

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高校生です!アニメや漫画、恋愛小説を読んだり見たり、ゴロゴロするのが好きです!

私の推し男子2

趣味、読書。 得意科目は歴史。 所属している部活はバスケ部。 所属している専門部(委員会みたいなもの)は新聞部かつ、部長。 バスケ部所属と言っても上手いという訳では無く、ただ六年間していたから普通の人より上手いだけ。 そして、ドがつくくらいの真面目で陰な方な人間の私。 そんな私にも進学試験の時期がやって来た。 専門学校の総合型選抜を受けることになり、夏休み期間中にも関わらず、毎日学校に来た。 ちなみに学校と家からは原付バイクで四十分は掛かる。 マジで運転するだけで体力を使うのだ。 そんな中、バイクをバイク小屋に一回停めて、友達を近くのローソンまで徒歩で迎えに行く。 たまに、「いやいや、一人で行けよ」なんて友達に言いたくもなるが、まぁそんなことは置いといて。 私の受ける学校の総合型選抜は書類審査と面接が必須だ。 そして、私の通う学校は普通科と機械電気科の二つの学科がある。 普通科はともかく、機械電気科は就職する人が多いため、面接試験の対策が手厚い。 担任の先生と合格出来るまでし続けて、その次に十人ぐらいの先生達に面接指導をして貰う。 十人ぐらいに指導して貰った次は、学年主任、進路指導主任、教頭先生にして貰う。 そんな手厚い面接指導を受けながら、全員強制の夏休み補修に加えて、図書委員の自主参加のボランティアをしていた私は心身共に疲れていた。 だからかもしれない、あんな男を今でも推せるぐらいに感謝をしているのは…。 ˚✩∗*゚⋆。˚✩☪︎⋆。˚✩˚✩∗*゚⋆。˚✩⋆。˚✩˚✩∗*゚⋆。˚✩☪︎⋆ 「はぁ、面接指導きつぃ…。」 「ははっ、頑張れぇ。俺九月ぐらいだからさぁ。」 「滅べ。」 「あぁ?俺お前より立場上だぞ。」 「知るか。」 私の苦労を知ろうとしないムカつくぐらいに、ヘラヘラしていて、立場が私より上(らしい)この男は、私が所属していたバスケットボール部の副部長で、私が手伝っている図書部の部長だ。 そして、遠くからバイクで来る私に「ローソン来て〜」と徒歩で来るように要求してくる友達の元彼である。 付き合っていた期間は一ヶ月。 彼から告白し、彼から「飽きた」と別れを告げた。 どこか似たもの同士みたいで、結婚まで行きそうなぐらいラブラブだった二人をずっと傍で見てきた私からすれば、かなりの衝撃だった。 そして、その翌日違う女の子と付き合っていた。 同時に付き合うよりかはマシだけど、うん…今でも少し酷いのでは…と思ってしまう。 「はぁ、あと五分後に面接練習だよ〜。」 「ははっ、がんばれ〜。じゃあ俺は寝るわ〜。」 「うぅっ、呑気に寝ないでよっ…。こんなにも私が苦しんでるのにぃ…。」 「……Zzzzz…。」 「こいつ…。」 彼はすぐに図書館の椅子を三つぐらいに合わせて、顔にタオルを被せて寝てしまった。 「起きてよ!帰って来たら面接練習でボロクソ言われた私のメンタルを癒してね!それまで帰っちゃダメだからね!」 「……Zzzzz…。」 「終わったらこいつじゃなくて、図書の先生に癒して貰おう…。」とか考えながら、面接練習を終えて、メンタルがボロボロになりながら、図書館へ向かう。 「あ、お帰り〜。」 「は!?あんた、なんでいんの?」 「いや、帰るなって言ってたじゃん。」 「いや、言ったけど…。」 彼は困惑する私の気持ちなんて露知らず、呑気に眠気眼を擦りながら、 「あれ、先生は〜?」 「事務室に行ったよ…。」 「あ、そうなんだ。どうだった、面接練習?」 「うーん、疲れた…。」 それから二時間ぐらいお互いの好きなアニメの話や、中学時代のバスケ部の話、将来のことや恋愛(これは友達の関連になりそうなのは避けた)について話した。 ˚✩∗*゚⋆。˚✩☪︎⋆。˚✩˚✩∗*゚⋆。˚✩⋆。˚✩˚✩∗*゚⋆。˚✩☪︎⋆ その日の夜、不覚にも泣いてしまった。 私の家は家族全員が同じ部屋で寝るから、泣いているのなんて筒抜けだ。 皆に「面接練習で疲れているんだろう。」と思われていたけど、そうじゃない。 部活仲間でマネージャーだった私は、「彼に何か役に立つことや喜ぶことをしてあげれていたかな?」っと思ったからだ。 もちろん、それを知っているのは私だけ。

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私の推し男子2

私の推し男子1

趣味、読書。 得意科目は歴史。 所属している部活はバスケ部。 所属している専門部(委員会みたいなもの)は新聞部かつ、部長。 バスケ部所属と言っても上手いという訳では無く、ただ六年間していたから普通の人より上手いだけ。 そして、ドがつくくらいの真面目で陰な方な人間の私。 そして、私が所属する問題多発バスケ部に四月から新しい副顧問が来ることになった。 最近大学を卒業したまだ若い男性の教師だった。 先生の趣味は読書。 先生の担当教科は、地歴公民(本人は日本史が好き)。 バスケ部の副顧問(正式に任命はされていないが弓道をしていたため、弓道部の指導もする)。 先生の担当する専門部は、新聞部。 皆からは友達みたいな扱いをされている先生で、かなりの陽キャである(本人は否定)。 そんな先生のどこが推しかって? それは体育祭の準備中に「これは推すわ」と全人類が納得するほどの出来事があったからです。 ˚✩∗*゚⋆。˚✩☪︎⋆。˚✩˚✩∗*゚⋆。˚✩⋆。˚✩˚✩∗*゚⋆。˚✩˚✩ 私の高校では、点数板つけ、競技の案内、競技に使う用具の準備、ライン引き、駐車場設置などの役員は部活動生徒がすることになっている。 先生と私はバスケ部の副顧問と部員で、駐車場設置に振り分けられていた。 駐車場設置はライン引きや「こっからここまでは停めてよし」の3角コーンなどの仕事があった。 ˚✩∗*゚⋆。˚✩☪︎⋆。˚✩˚✩∗*゚⋆。˚✩⋆。˚✩˚✩∗*゚⋆。˚✩☪︎⋆ その日は体育祭前日で天気が悪かった。 そして、準備中に大雨が降り出した。 体操服にジャージという格好で雨に打たれて、髪が雨で濡れないように頭を覆いながら、作業をしているとーー ーーパサッと布が頭に被せられた感覚がした。 それは、先生のタオルだった。 しかも、何も言わずに被せたという。 ˚✩∗*゚⋆。˚✩☪︎⋆。˚✩˚✩∗*゚⋆。˚✩⋆。˚✩˚✩∗*゚⋆。˚✩☪︎˚ この話を両親にしたら(私の家系は皆お喋り)、 「あー、それは罪作りな男だわー」 と、口を揃えて言ってました。 もし、先生が私と同じ生徒だとしたら、確実に堕ちていました。 危ない、危ない。 𝙚𝙣𝙙 .

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私の推し男子1

私の推し男子0

趣味、読書。 得意科目は歴史。 所属している部活はバスケ部。 所属している専門部(委員会みたいなもの)は新聞部かつ、部長。 そんな私のリアルにいた推し男子達を紹介します!

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