かれし
私には、一般でいうかれしが居る。楽しい時に一緒に楽しんだり、笑いあったり思い出をきざんでいる。悲しいときは、一緒に悲しんで、たまに私よりも泣いて怒ってくれたりすることがある。この話を聞くかぎり、誰もが普通のカレカノがとる行動だと思う。
でも、私はこの置かれている状況にあんまり喜んでいない。
ときどき、かれしが忙しくて電話をしてもLINEを送っても返信は、翌日になって(ゴメン、寝てた)というたったの7文字で返って来ることがあるからだ。一般的にいえば、この状況は怠慢期というのだろうか?
だからだろう。
私は、気づいてしまったのだ、私が好きな人は、今のかれしではないと。
好きな人は、私にの為だけに悲しんだり、怒ったり、泣いたり、笑ったり、楽しんでくれる人なのだと。
そして、最後は一緒に死んでくれる人だと。
かれし。
彼氏。いや、違う、
彼死だ。