ㅇmocaㅇ
7 件の小説あたしがあまりにも可愛すぎる
自分のした「良いこと」を無駄にアピールしない。 そんなかっこいい人に憧れて、 アピールするのを我慢してたあたし。 可愛すぎる。 でも結局「あたしがこれやったんだよ!」 と言っちゃうあたし。 可愛すぎる。 盛れる角度を探して首をぐりんぐりん回しては 口角を上げ下げしてみるあたし。 可愛すぎる。 夢中になり過ぎてスマホが手から落ち 鼻にぶち当たって悶えるあたし。 可愛すぎる。 プリクラの前にいる子たちが可愛くて 少しだけ敵視しちゃうあたし。 可愛すぎる。 小顔マッサージの動画が流れてくる度に 真顔で実践してるあたし。 可愛すぎる。 自分の可愛すぎるところを文字にして みんなに分かってもらおうとするあたし。 あまりにも可愛すぎる。
もっと早く
広い世界に放り込まれた0歳 自分で歩けるようになった1歳 自分の感情に気づいた2歳 人の感情に気づいた3歳 少し我慢できるようになった4歳 ヒーローに憧れた5歳 わがままを言いすぎた6歳 景色が変わった7歳 かけ算を覚えた8歳 初めて恋をした9歳 少し自惚れた10歳 論破がかっこいいと思った11歳 自分が正しい気がした12歳 なんだかもう大人な気がした15歳 人を殺したいほど憎んだ20歳 愛すべき生きがいを見つけた30歳 体が老いてきた50歳 全てが穏やかにゆったりと過ぎた70歳 振り返った90歳 後悔をした95歳 涙が滲んだ97歳 過ぎるのが怖い99歳 それでも幸せだった 100歳
結局あたしはこうしたい
どうせ生きるなら、生きる意味くらい分かってたい。 でもこの答えを出すのは結構難しい。 だから少し簡単にしよう。 結局あたしはどうしたい? 好きな人ができたとします。 あなたならその人をどうしたい? あたしは、そりゃやっぱり振り向かせたい。 もっと言えば、自分のものにしたい。 結局あたしは愛されたい。 大金が落ちていたとします。 あなたならその大金をどうしたい? あたしは、そりゃやっぱり交番に届けたい。 っていうのは嘘で、自分のものにしたい。 結局あたしはお金持ちになりたい。 目の前に好きな食べ物もゲームも漫画もあったとします。 あなたならそれらをどうしたい? あたしは、そりゃやっぱり食べたいし遊びたいし読みたい。 でもあたしのものじゃない。 だから、自分のものにしたい。 結局あたしは、全部欲しい。 生きるか死ぬか選べたとします。 あなたならどうしたい? あたしは、そりゃやっぱり生きたい。 どちらかというと生きたい。 まだ欲しいものが沢山ある。 全部があたしのものじゃないから。 でも、あたしだけは生まれた時からあたしのもの。 自分を大事にしながら次に欲しいものを手に入れていく。 欲張りなあたしの生きがいはこれ。 欲しいもの全部手に入れるまで、あたしは死にません。 結局あたしはこうしたい
「明日、自殺するね。」
ー「明日、自殺するね。」ー 深夜に、不登校になった親友からメールが来た。 自殺。 …自殺?死ぬってこと? 今まで楽しく過ごした時間たちが頭に過っては去る。 この世から、いなくなるってこと? 本当なのかな。 嘘かもしれない。 というか、嘘だと思う。 そう思うのは、自殺が身近で頻繁に起こりうることではないから。 君がいないこの世が、私には想像できないから。 でも万が一、本当なら。 なんて、いくら考えても真実は分からない。 大丈夫だよ。今も君は息をしてるんだもん。 きっと明日も君は息をしている。 「…大丈夫かな。」 口に出したのは綺麗事。 (私のことじゃないし。) 心に秘めたのは私の本音。 次の日の帰り道、私は君の家へ歩いた。 「あ…」 ドアを開けるなり、君は空気の抜けたような声を出す。 「心配かけてごめん。やっぱり元気出たから。」 ほらね。 最初から自殺する気なかったよね。 なんだかな。鬱陶しくて嘘つきで、 うざったい。 「なんだ。自殺するって言うならちゃんとしなさいよ。」 私は、低いトーンで君を責める。 「…え?」 か弱い声。 君みたいな意気地無しに、自殺なんて出来るわけない。 「…ごめん。」 罪悪感なんてない。 私は君が悪いと思ってる。 「死なないなら自殺するなんて言わないで。」 「ごめんなさい…」 君の瞳が水っぽくなった。 君が泣けば私が悪者になる。 でも、ならないように。 「心配したんだから…!」 君はポカンとしている。 「だから、自殺するなんて言わないでよ…!」 君が我慢していた涙がやっと君の目から零れた。 「ごめん…ごめんね…!心配かけてごめん…」 罪悪感はこういう時に感じるんだよ。 謝らせてしまった時じゃない。 偽った私の言葉に、誰かが本気になってしまった時。 惨めで、可哀想。 でも人間なんてこんなもんでしょう? 君を抱き寄せると、君は息をする暇がない程に泣いていた。 私の胸の中で小さく震えてる。 即興で作り上げたセリフがこんなにも人の心を打つなんて。 君は辛かったのかもしれないけどね。 分かんないよ、私には。私じゃないんだもん。 震えていた君の肩は何かを思い出したようにピタッと止まった。 鼻を啜りながら、君は私の胸から顔を離す。 「じゃあなんで昨日、止めに来てくれなかったの?」 厄介だなぁ、そういうの。
3人目はいらない
並んで歩く三角形 前の2人と後ろの私 私の知らないゲームの話 首を伸ばせば図々しい 段々自分を惨めと思い 前出てみたが1人の私 真ん中の君は私に気づき 「広がったら邪魔」押しやった ぶっちゃけいらない3人目 そう言えるのは2人だけ だって私にはここしかない でもこの方が惨めだね これなら1人がだいぶマシ 私はその場に立ち止まる 前ゆく2人は振り向いて 私を真ん中に入れたの ああ、離れらんないや
薄紫の真実
#百合 つまらない学校は今日もいつもと変わらず終わった。 私は傘を忘れてきた恋人の優香と、雨の中をばらついた足取りで進む。 「あ、菜月見て。紫陽花。」 優香が、握っている私の手を引いた。 『ほんとだ、綺麗。』 雨に濡れて水の滴るその紫陽花は、少し白がかった紫色。 私が紫陽花に寄ったことで、ひとつの傘に身を収めた私たちの距離は近くなる。 私より少し背の低い優香の髪から、微かに花の香り。 「あ…」 優香は火照った顔で私を見つめた。 『私、紫の紫陽花が1番好きかも。』 私の一言に、優香は我に返ったように表情を戻した。 強引に口角を上げたような控えめな笑みで、 「…確かに。綺麗、だもんね。」 と、気の抜けた声で言葉を放つ。 私、何か不自然なこと言っちゃったかな。 「菜月は、この紫陽花の花言葉知ってる?」 優香が表情を改め、私を見た。 占いや言い伝えが好きな優香は、きっとこの紫陽花の花言葉も知っているんだろう。 『知らない。』 「知らないと思った。菜月のことだもん。」 『なによそれ。どんなの?教えてよ。』 「…やだ。しーらない。」 『知ってるくせに。』 私たちは一笑した。 が、私には、優香の目は笑っているように見えなかった。 いつもはここでそれぞれの帰り道に分かれるが、今日は優香が傘を持っていない。 雨の日に相合傘で恋人と帰るなら、家まで送ることは必然的だ。 『家まで送るよ。』 「…本当?ありがとう。ごめんね。」 『いいのいいの、濡れちゃうから。』 優香の家までついて行き、お互いに手を振る。 私は来た道を戻り、自分の帰路についた。 2人で傘に入っていたからか、レザー製の学生鞄からはポタポタと水滴が垂れていた。 鞄からスマートフォンを取り出し、指紋でロックを解除する。 手際よく文字を打ち込み検索にかけたのは、 「紫陽花 色別 花言葉」。 紫の紫陽花の花言葉を知って、私は立ちすくむ。 『…バレちゃってるなぁ、これ。』 『紫陽花 色別の花言葉 ・ピンク 【 元気な女性 】 ・白 【 寛容 】 ・紫 【 浮気 】 』 スマートフォンを鞄に放って、私は再び歩き出した。
※読まないでください。
ページをめくらないでください。 今すぐ閉じて下さい。 私の言うことを聞きなさい。 どうして言うことを聞かないのですか。 これを最後まで読むと、アナタは起きられなくなる。 ずっと夢のままです。 これは夢です。 アナタは事故にあって寝たきりです。 現実では、アナタの家族がアナタの手を握って、泣いています。 それでもまだ読むのですか。 夢から覚めたくないのですか。 覚めるにはどうしたら良いか? 第一に、これを最後まで読まないこと。 この世界で死ぬこと。 なんて言いません。 この世界で死ぬと、アナタは死ぬ。 待つしかない。 アナタが起きるのを、アナタは待つしかない。 そろそろ終わってしまいます。 今すぐに、他の小説に飛ぶか、電源を切ってください。 これが最後の忠告です。この小説を閉じなさい。 アナタはもう起きられません。 一生寝たきりです。 この世界で生きてゆくしかない。 この世界は夢の中なので、おかしなことも度々ある。 しかしアナタは、もう夢の中で生きてゆくしかない。 どうかワタシを、恨まないで。