メロン
64 件の小説桜みたいな恋
あの日、閉じていた桜のつぼみが綺麗なピンク色の花を咲かせた。 一目惚れだった。 私は、あなたを好きになってしまった。 あなたのそのかっこいい顔、 あなたの優しい性格、 全てを愛おしく思った。 そして私はそこからうんと努力した。 メイクも、勉強も、苦手な運動だって。 服もあなたの好みに合うようにして。 そして、私は決死の覚悟であなたに告白をした。 桜の咲く、河川敷にあなたを呼んで。 「好きです!付き合ってください。」 “ごめんなさい” 降り注ぐ花びらと共に帰ってきた返事。 あの人は帰って言ってしまった。 私はその場でうずくまる。 そして私の恋は散っていく花びらのように終わりを告げた。 ーまた、新しいつぼみを付ける、その時まで。
生きるということ
生きるとはどういうことなのだろうか。 私はふと思った。 体が動くこと? 喋ること? 笑うこと? 泣くこと? 怒ること? 食べること? どれもしっくりとしない。 そして、私はあるひとつの答えにたどり着いた。 『生きるということは、自分の好きなようにすること。』 誰かにレールを敷かれて生きている人は、 この人生に楽しさを感じますか? 私は、生きている気がしません。 自分の好きに出来ないのは、苦しくて、 苦しくて、仕方がありません。 だから、私は思う。 『生きるということは、自分の好きなようにすること。』
悪魔になった天使
ある、1人の天使がいた。 その天使は、いつもみんなのことを助けていた。 ある時は、重たい荷物を羽で飛んで運び、 ある時は、体調不良の人を病院まで羽で飛んで運んだ。 そうしていくうちに、天使はみんなに頼られることが多くなっていった。 天使自体も、自分を頼ってくれて嬉しかった。 ある一人の悪魔が天使に言った。 「あんまり助けすぎるな。」 「この前、お前が運んだ体調不良者は、仮病だったし、」 「この前、重たい荷物を持っていて、お前が運んでやった人はお前を利用していた。」 「これ以上助けすぎると、お前が助からないぞ。」 何を言っているのだろうか? 天使は思った。 「君は悪魔だ。そして僕は天使。天使は、人を助けるものだよ?」 「違うよ。」 悪魔は言う。 その言葉に天使は怒った。 自分のやっていることを否定されているようだったから。 「悪魔の君に何がわかる!」 「僕のことは放って置いてくれ!」 その言葉を聞いた悪魔は、 「あっそ、もう知らないからな。」 そう言って羽ばたいて行った。 ーーーーー ある冬の時期。 それは、羽が生え変わるために天使の羽が落ちる時期。 その時期にAくんが言った。 「うわー、この荷物重たっ!誰か運んでくれねぇかな〜?例えば天使とか〜」 その言葉を聞いて、天使は言った。 「ごめんね、僕今、翼がないから、いつもみたいに運べないんだ。」 「でも、一緒に持つよ!」 でも、Aくんは言った。 「は?何それ。つかえなっ。」 そう言って去っていってしまった。 数分後、Bさんが言った。 「あいたたた、お腹が、痛い。誰か保健室まで連れてってくれないかな?天使とか〜」 「ごめんね、今は、翼がないから運べないんだ。おんぶならできるよ。」 「何それ、利用価値ないじゃん。」 そこから天使に次々と痛い言葉が刺さっていく。 「使えない、」 「じゃま。」 「飛べない天使はただの人。」 天使は、家から外に出ることが出来なくなってしまった。 ーーーーー 夏が来た。 この時期は、天使の羽が生えてくる時期。 だが、天使には、真白く、綺麗な翼ではなく、 真っ黒でコウモリのような翼が生え、 角やしっぽが生えた。 そうして、天使は、天使を捨て、悪魔になった。 「悪魔になった天使」
嫌われ者の悪魔
俺は、悪魔。 みんなの嫌われ者。 本当は、嫌われたくなんかない。 ある日、俺は傷だらけで学校に登校した。 みんな喧嘩をしたんだとか言ってたけど、 本当は捨て猫を拾おうとして引っかかれただけだ。 ある日、クラスで仲間はずれにされている子を見た。 俺は助けた。 嫌われるのは俺だけでいい。 俺だけが傷つけばいいから、、、 その日からいじめの標的は俺に変わった。 俺は、別に良かった。 嫌われ者は、俺だけでいいから。 「嫌われ者の悪魔」
上
上を見上げると、何が見える? 自分の家の天井? それとも、広い青色の空? 天気が悪ければ、黒色の空かな? 上を見ると、色々な景色がそこにある。 上を見ると、綺麗な景色がある人もいれば、 暗くて不気味な景色もある。 人によって、そして、場面によって、 景色が変わる。 さあ、今あなたの上はどんな景色が広がっているのかな? 上を見上げてみよう。
生きてる?
あなたは今生きていますか? 突然何をいいんだすんだと思いますよね。 ここで私はもう1回あなたに違う質問をします。 “あなたにとって生きるってどういうことですか?” それをふくめて考えてみてください。 あなたは今、生きれていますか? 誰かに縛られていませんか? 自分の好きなことをできていますか? 好きなことがなくても、好きなことを探すことは出来ていますか? 辛くないですか? 苦しくないですか? 人によって“生きる”というのはどういうことかは変わってきます。 でも、私は一つだけ、言えると思います。 誰かに縛られて生きるなんて、勿体ないと。 せっかく今の自分があるのに、 せっかく生きているのに、 せっかく時間があるのに、 もったいないと思うよ。 自分の好きなようにしてもいいじゃない? 自分を信じてもいいじゃない? 最後に私はあなたに問います。 あなたは今、生きていますか?
バランス
ここは天界。 ここにはいろんな神様達が住んでいる。 その中に、創造神と破壊神という二人の神様がいた。 創造神は、なんでも作り出す能力を持ち、 破壊神は、なんでも壊す能力を持っている。 この真逆の能力を持つ神様は、 二人で支え合っている。 世界は、作りすぎても、壊しすぎてもダメ。 この二つのバランスを保つためにこの二人、 創造神と破壊神がいる。 この世界は、バランスが大切。 何に関してもしすぎは良くない。 しすぎてしまった時に対処できるようなものが必要なのだ。 ーーー みなさんこんにちは。お久しぶりです! 最近投稿全然できてなくて本当にごめんなさい。 (最近こればっかり言ってる気がする…) 私の目標、フォロワー七十人があと二人で達成です! 私の作品を見て、少しでも、「すごいな、」「面白いな」と思ったらフォローしてください! フォロバもします! それでは、またね!
君がいるから
君がいるから今の僕があり、 君がいるから僕はここにいる。 君がいるから僕は幸せで、 君がいるから僕の人生は輝いている。 君がいるから僕は笑顔で、 君がいるから僕は泣かない。 君がいるから、僕が君を知って、 君がいるから僕は君に溺れる。 君がいないと、僕は………
心残りがあるまま無双転生 #13
そこから約二年。 僕達はユイトの話を聞いた アジトの場所にめざしてまた旅に出る。 二年もここにいたこともあって、少し寂しいが、 行かなければならないのだ。 出口の前で、みんなにさよならを告げる。 そしてまた僕達は旅立つのだ。 ユリ「気をつけてください。」 僕「うん。」 そしてルード、ミー、くろ、の三人は、 『あまりもの』のアジトへと向かった。 『あまりもの』のアジトは、魔界にあると言う。 僕たちが魔界の方向に進んでいくに連れて、 魔物の数が増えていっているのがわかる。 そして、その魔物が進むに連れてどんどん強くなっていっている。 少し苦戦をしつつ、なんとか倒しながら、進んだ。 ふと空を見ると、暗くなっていた。 僕たちは、暗闇の中、まともに戦えるとも思えないし、 みんな、戦い続けているから、疲れていたため、 外で野宿をすることにした。 そこら辺の適当な木の棒を集めて、火の魔法で、火を起こした。 そして、あらかじめ持ってきていた食料を食べて、寝ることにした。 そこらじゅうから、魔物の声が聞こえてくるが、 みんな疲れているからか、そんなのもお構い無しにすぐに寝てしまった。 僕は、みんなが寝ている周囲に結界を張って、眠りについた。 僕が目を開けると、眩しい日差しが差し込んでくる。 僕たちは、朝食を食べた後、再び歩き出した。 しばらく歩いていると、 空が急に黒くなった。 まるで夜みたいだ。 魔界に入ったと言うことなのだろうか? そこは、僕たちが歩いてきたような自然豊かな森と違って、 とっても気味が悪かった。 みんな、怖がっているものの、 少しずつ進んでいく。 すると、大きな影が現れた。 サイクロプスだ。 サイクロプスとは、大きな一つ目の巨人だ。 人を襲い、食べるとっても凶暴な魔物。 ミーが急いで、火を出し、攻撃をするが、あんまり効いていない様子だった。 僕は仕方がないと思い、剣を出し、サイクロプスの首をはねた。 サイクロプスは、その場に大きな音と共に倒れ、動かなくなった。 ⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎ ?「また人間が入ってきたって聞いたよ。今度はどんなやつなの?」 「そ、それが、あの凶暴なサイクロプスを一撃でしとめたのです。」 ?「ふぅん、あのサイクロプスを一撃で…フフ、面白そう。」 ?「天使、お前なんか楽しそうだな。」 ?「まぁね。てゆうか、天使って呼ばないでって、何回言ったらいいの?」 ?「私には、ユアって言う名前があるんだけど…?」 ?「あぁ、ごめん、ユア。」 ユア「この人間なんだけど、、、」 ?「また人間か…」 (ルード達の様子を見る。) ?「へぇ、これは、面白そうだね。ユアが楽しそうなのがよくわかる。」 ユア「でしょ?てゆうか、この前の人間は?」 ?「もう飽きたから、魔物達のご飯にしたよ。」 ユア「あんた、変わらないわね。ソラ。」 ソラ「それ、ユアが言う?あ、リア様に報告はしたの?」 ユア「まだだけど、」 ソラ「今回は、僕も一緒でいいかな?」 ユア「……勝手にして。今から行くから。」 ソラ「ありがとう。」 ユア「リア様、また人間が魔界にやってきました。」 リア「また?」 ユア「はい。ですが、今回は面白そうです。」 ソラ「僕も見たけど、結構面白そうだったよ。リア様が気にいるかもしれない。」 リア「2人がそこまでいうなんて珍しいね。」 ユア「これなんですけど……」 (ルード達の様子を見る) リア「確かに。この前、おもちゃが壊れたからちょうどいい。」
雨が嫌い
友達が言った。 雨が嫌いだと。 いつも青く綺麗だった空はどこかに消え、 雨の日は空一面に黒い雲がある。 いつもの眩しい太陽も、 いつもの青く美しい景色も、 雨の日だけは見えなくなってしまうから。 そう言う友達に私は言った。 雨は、ずっと降っているわけじゃない。 黒い雲はずっと止まるわけじゃない。 いつかは止み、 いつかは消える。 だから、雨が降った日は、 黒い雲が空一面にある日は、 いつかは無かったことのようになる。 つまり、 いつかは明るくなるよってこと。 もし、暗くて怖いところにいても、 いつか救いの手が出てくる。 もし、嫌なことがあっても、 その後にきっといいことがやってくる。 でも、その助けを待っているだけじゃなくて、 助けられた時、もう、自分を助けなくてもいいようにしておかないといけない。 それが、成長。 それがあなたが大きくなったと言うことだと 私は思う。