夜霧春
47 件の小説夜霧春
夜霧春(ヨギリシュン)です! 好きな食べ物は、レモネードです!(←飲み物やん) ぼちぼちですけど更新はして行こうと思います!よろしくお願いします! Twitterを始めました!
水風船。
体育の授業中、思った。 眠いなぁ…っと。 グラウンドの端っこで体育座りしながら、周りの様子を伺った。 よくわかんないまま、ぼーっと空を見上げた。 晴れ。晴れ。晴れ。 一面見渡しても全部晴れ。 明るすぎる。 昔から太陽が苦手だから、これが凄いきつい。 なんで、外にいるんだよ。 理解が遅すぎる。 暑すぎて、思考が溶けてるんだ。そうだきっと。 全部を勢いに任せて解決するのは、私の得意技である。 ぽけーっと空を見つめ直す。 あぁ…。青い。青すぎる。 何もなくて、青すぎる。 バサァッ 「音、雨かよ。」 「せっかく上着を被せてやった俺に言う言葉か?それ。」 幼馴染に上着を被せられた。 さっきの言葉に腹が立ち、上着の腕部分をぐいっと引っ張った。 「破くなよ。破いたら、地中に埋めるからな。」 「請求ではなく地中なのね。」 「よく喋る口を塞いでやろうか?」 「貴方の手の中にある、水風船で?」 「土で。」 「ふざけんな。」 「じゃあ、喋んな。」と言われ、おでこにデコピンを食らった。 いってぇなこのやろう。なんで水風船持ってんだよ。今度から水風船太郎ってあだ名で呼んでやる。 あ“ぁ”ーっと言う汚い声が出た。疲れた。何もしてないのに疲れた。 「きっっっったな。」 「黙れ、水風船太郎。」 「誰が水風船太郎だ。投げ飛ばすぞ。」 「わぁー。暴力反対ー。か弱い乙女にー。」 自分を守るように棒読みでそう言ってみた。 数秒経っても殴れない。 そいつの方を見てみると、 「ッーーーー。」 赤面で固まっていた。 「…はぁ?」 それを見た私は間抜けな声が出た。 恋は、始まったばかり。 おまけ☆ 「ああああああッ!」 「水風船が犠牲にっ!水風船裏切り太郎め!!」 「その名前やめろ!!」 その後、先生に怒られました。
こんな私でも良いですか?
「…。」 「いや、ガチで。ガチでそうなんだって!」 最初は、ガキっぽい。五月蝿い。バカ。 そう思ってた。 いつも教室で叫んで戯れて。 変なこと言ったりして、 女子の前ではかっこよく振る舞って、 テストでは赤点ばっかり。 でも、印象が変わり始めたのは夏の終わりの9月。 たまたま、席が隣になった。 どうせ、騒ぐ。そうと思ってた。 「あっ…。えーと…。紫天さん!俺の名前…。」 「音原悠。」 「なんで言うんですか?!」 「…。」 「ねぇ、紫天さーん!!」などと会話が続く。 「五月蝿い。」などと言っても会話が続く。 なんで話しかけるの?私は貴方が嫌いなのに。 貴方が…嫌い…。 「そんなの、決まってる。」 「紫天さんが好きだから。」 「ッ!」 顔が熱い。 夏の暑さがまだ残ってる。 そうだ絶対。 絶対…そう…。 「紫天さん!ノート見せてください。」 「紫天さん!テスト0点取っちゃった…。」 「紫天さーん!」 ガキっぽい筈なのに…。 五月蝿い筈なのに…。 バカな筈なのに…。 なんでこんなにもドキドキ…?するの? 笑顔な君。 テストで悪い点をとって泣きそうな君。 誰よりも元気な君。 あぁ…。 これが“恋”なんだ。 でも、浮かれてた自分に一つの針が刺さった。 「悠〜。どうだ?紫天の反応撮れたか?w」 「紫天のやつ、悠の罰ゲームに付き合わされて可哀想w。」 「…そうだな。」 「悠もそう思う〜?ww。」 「ぇ…。」 嘘だと思った。 けど、目の前の光景に頭が追いつかない。 …。音原さんが最近、私に近づいてきたのって、 音原さんの罰ゲームの為ってこと? あはは…。 「バッカみたい…。」 私に向けてきたのは嘘の笑顔。 目的は、グループで楽しむために演技…。 あぁ…本当に…。 好きになった私が馬鹿みたいに…。 「可哀想だな。お前たちが。」 「えっ…。」 「人の絶望の顔を見て笑うことしかできないお前たちと絡んでた。 俺、最低な人間だな。」 「お前、騙してたのか?!」 「騙す?紫天さんを騙そうとさせたのはお前だろ?」 「ッ…。」 「じゃあな。これからは、俺にも紫天さんにも近づくなよ。」 「…ぁ。」 「…?えっ、紫天さん?!」 「あっ、えっと…。」(ダッ) 「ちょ、逃げないでください!さっきの話、聞いてましたよね?!」 「ッ…。…。」 「うおっ、いきなり立ち止まった…。 …。さっき俺が言った通りです。 紫天さんを利用しようとしたわけではありません。」 「…。」 「貴方が好きだから。」 その声は、力強く言ってるように感じた。 …。もし、私以外だったら。 「私以外ならして良いと思ってたの?」 「…。俺は、どんな相手であろうと今回の件で 俺はアイツらと縁を切る予定でした。」 「貴方と会ってから。俺は貴方のことが好きでした。」 「…。一目惚れってこと?」 「あはは…。その言葉が出てきませんでした…。すいません。 こんな頼りない俺でも…。」 ガキっぽい筈なのに…。 「紫天さんのことがずっと…。」 五月蝿い筈なのに…。 「好きでした。」 バカな筈なのに…。 「一生をかけて貴方を幸せにします。…だから…」 なのに…どうして? 「俺と付き合ってください!」 どうして、こんなにも気持ちが、感情が、涙が溢れるの? 「こんな私でも良いですか?」 「!はい!」 「よろしくお願いします…。」 彼の前でたくさん泣いた。 沢山の気持ちが混ざり合った。 嬉しくて、悲しくて…。 自分が自分じゃなくなったような気がした。 「大好きだよ。」 「…私も。」 この二人の幸せがずっと続きますように。 by,夜霧
ねぇ、君のことが。
「ねぇ、聞いて。」 「なに?」 いつも君と話す昼休み。 雑談ばっかだけど、それも日常に必要なことだったり。 楽しくて、面白いことばっかり。 長続きしない幸せをこの少ない時間で楽しんでいた。 いつか、君と話すのが緊張するようになった。 なんで? ただ君と話したいだけなのに。 君を見るたびに心臓がうるさい。 なんで? これってもしかして… 「恋?」 よくわからないけど、多分そう。 あってるのかな? 「ねぇ____」 「好き。」 「あっ。」 慌てて口を塞いだ。 やばい。やばい。 引かれたかな?嫌われたかな? もしかしたら友達に戻れない? 「俺も。」 口を塞いで慌ててる私を見て。 彼は薄く頬が赤く色づき、そういった。 「えっ。」 それが始まりだった。 少しづつ色がついた。 消えかかっていた色全てに。 「えっ…」 「ずっと前から。」 涙を流した。 彼は想いを伝えられたのが嬉しいのか、微笑みながら私の頭を撫でた。 「ありがとう。」 彼が撫でている時、他の人よりも温かく感じた。
君が大好きです。
君が死んだ。 涙が流れた。 無意識にずっと流れ続ける。 なんでどうして? ずっと流れ続ける。 手に持つ花を強く握る。 「なんで?」 生きたい人、特別な人、大切な人が死んで。 死にたい人、生きても価値のない自分が生きるの? 「…」 後悔・悲しみ・辛さ・思い… 全部が重なってぐちゃぐちゃになった。 大好きで大切な君。 もう会えない。 自分が死ねば良かった。 運転手の飲酒運転で起きた事故。 あと数秒。数秒早ければ死なずに済んだ。 …ごめんね。 誤って済むわけじゃないのは知っているけど… もう辛かった。 気づけば屋上。 …死んでいいのかな? 大切な人の死。 私はただ前の方に体重を預ける事しか出来なかった。 ダンッ 地面に強く身体を打ちつけた。 意識が朦朧とした。 これで死ねる。 そう思ってた。 「良かった!起きたのね!」 「な…んで?」 助かってしまった。 私に泣きつく母親。 後ろで泣きそうな顔をする父親。 安心した顔で私を見る医者。 なんで? 私はただ死にたかった。 そんな顔しないでよ。 また意識が飛んだ。 いつになったら死ねる? お願い。 誰か。 璃恩ともう一度。 もう一度会わせて。 今日も彼女は生きる。 大好きな人を思い続ける。 終わり。
空の色。
空って綺麗だねぇ。 青一面広がる綺麗な光景。 昔から空が好きで一目見るとずっと見てしまう。 飽きないから。 けど、みんなはわかってくれなかった。 何でだろう。 空は綺麗。 宝石みたいに。 分かってほしいただそれだけな筈だったのに。 今日も僕は空を見る。 青一面広がる空を眺めながら。 ずっと。
短編について。
皆さんこんにちは。 夜霧春です。 (呼び方なんでもいいけど・・・) 本題に戻って。 いつも書いてる小説で 続きが見たい小説ってありますか? 良ければ教えてください。 以上。 短いなんて気にしない。 それでは夜霧春でした〜。
生きる希望よ。
笑ってたい。 作り笑いだっていい。 死んでしまっても 後悔しないように。 生きる価値のない人が生きる。 生きる価値のある人が死ぬ。 嘘つきな自分が生きる。本当の自分は消えていく。 そしていつか。 本当の自分が分からなくなる。 いつ、 嘘の自分を 殺すことができますか? そして、 いつ、 本当の自分を見つけることが出来ますか? 終わり。
僕のシンデレラ。
いつも、笑顔で可愛い君。 俺は、君の隣にいたい。 なのに、俺は不細工。 努力をしたって意味がない。 「ねぇねぇ!何読んでるの?」 「ピギッ!」 「あはは!」って笑う君が好き。 可愛い。大好き。 けど届かない。 俺はずっと雪白さんに思いを伝えられないまま恋が終わる。 俺はどうすればいいのかな? 終わり。
「星が綺麗ですね。」
好きな人とたまたま、帰りにあった。 もう夜の7時。 自習していたらもうこんな時間。 あっという間に過ぎていた。(途中寝てたけど。) 「凪、お前って何部だっけ?」 「文芸部。璃恩って確か、空手部だっけ?」 「おう、最近部長になったばかりでいつもは早く帰ってたけど、自主練してから帰るようになった。 先輩たちみたいに特別強いってわけじゃないからな。」 他愛のない会話が続いた。 帰る時、少し公園に寄った。 「あれがはくちょう座。・・・あれはわし座そしてこと座。 その三つを繋ぐと夏の大三角になる。」 「へぇー。凪って意外と星座に詳しいんだな。」 「昔、自由研究とかで調べたりしてたから。」 「なるほど。・・・じゃあ、あれって何て言う星?」 星がよく見える空に璃恩は一つの星に指差した。 「てんびん座。」 「早っ。」 そういえば、「月が綺麗ですね。」みたいなのがあった気がする。 意味は確か・・・ 「凪!」 愛おしい笑顔で私をみた。 その笑顔はいつまで私に向けてくれるんだろう。 心が痛い。 心が辛い。 心が悲しい。 心が苦しい。 「星が綺麗ですね。」 『貴方はこの思いを知らないでしょうね。』
大切な。
一面硝子張の私の気持ちの部屋。 壊れそうで壊れない不思議な部屋。 いつも私はそこで気持ちを保っている。 「今日は、殴られた。」 「今日は、蹴られた。」 「今日は、物を隠された。」 怒れない。 殴り返せない。 言い返せない。 自分の気持ちが弱いから。 本当は、辛い。 悲しい。 痛い。 やだ。 苦しい。 死にたい。 思ってることを伝えられない自分がいる。 誰か。 誰か。 誰でもいい。 誰か、壊れかけている私を助けて。 今日も、気持ちの部屋の部屋の硝子にヒビが入った。 あと何日? 何ヶ月? 何年? SOSを出し続ければいいの? …助けて。 「お前ら、何やってんの?」 今日も虐められていた。 いつもと変わらないと思っていた。 けど、今日は いつもよりも だいぶ変わっていた。 気持ちの部屋にどじこめていた自分の気持ちが溢れ出したかの様に 涙が出た。 嬉し涙かな? 人って詰め込みすぎると、 何もできなくなるんだね。 虐めを止めてくれた人が私に向かって、走ってきた。 「ありがとう…。」 届いたかな? 一気に力が抜け、床に倒れ込んだ。 「…ごめん。助けてやれなくて。誤って済む問題じゃないけど。」 「助けてくれただけでも嬉しい。ありがとう。」 私は、重力に従う様に倒れた。 そこから何も覚えていない。 「好きな奴1人すら守りきれなかった。」 教室の中央で横に倒れる1人の女性。 その隣で女性を支える男性がそう言った。 震えた声だった。 その男性は、虐めていた奴らを退学にさせた。 今度は、その男性が闇を抱える。 男性は、学校の生徒会長だった。 好きな奴を守れなかった。 この学校の生徒を傷つけてしまった。 俺がもっと、 もっと しっかりしていれば、 こんなことにならなかったのに。 生徒会長は、一粒の涙を流した。 情けない生徒会長だと言いながら。