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8 件の小説オシゴト
ツライデスカ? クルシイデスカ? サビシイデスカ? ナキソウデスカ? イヤナノデスカ? キエタイ? カナエテアゲマショウカ? __ ツギハダレデスカ?
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「ねぇ、私が死んだら泣いてくれる?」 ふと口に出してみた 目を丸くするあなた 「あっついね〜」 そんな言葉で私は今日も誤魔化した 「...わた....ぬ....」 「ん?」 私はあなたの顔を覗き込んで聞き返した 「私も死ぬ!」 「はぁ?!」 あなたは明るい笑顔で言った 「だって1人は寂しいじゃない!」 『ごめんね。大好き。』 声を殺して泣いた 「置いてくなよ....ばか...」 溢れる涙を抑えて呟いた “1人は寂しい“かぁ... 「速報です。昨夜◯◯市で、女子高生の遺体が見つかりました。状況から自殺と見られ、親友の自殺が原因だと__ 」
殺されたのは
辛いよ。 苦しいよ。 助けてよ。 誰にも届かない本音 どんなに叫んでも嘆いても 喉の奥でぐっと押し殺される本音 涙だけが溢れてきて どうしたらいいか分からなくなって 明日が見えなくなっていく 辛いよ。 苦しいよ。 何故辛いのか 何故苦しいのか なぜ? そんなの分かんない 嫌なの 真っ黒なもやが 全てを覆い尽くすように 私に近づいてくる 走ってもはしっても 追いかけてくる 私に降り積もってくるもやもや あぁ 見えない 何も見えない 真っ暗だ ひとりぼっちの 夜みたいだ ※※※ 言いたいのに言えない本音 抑えたくないのに抑えてしまう本音 殺すつもりはなかったのに__ 殺してしまった私の本音。 さよなら。
死んだらどうなる?
「死んだらどうなるの?」 オソラヘカエリマス 「死んだら苦しいの?」 イガイトラクカモシレマセン 「死んだら解放されるの?」 ナニモカモステレマス 「死んだら...」 僕の言葉を遮るようにして何者かが言った。 シンデミタラドウデスカ?
綺麗な笑顔
殺人系の感じです...。 苦手な人は回れ右!! 奪われた。 何を? 全てを。 あの男が悪いんだ。 許さない。 ゆるさない。 あいつのせいでお母さんは死んだ。 あいつはお母さんを殴った。 私を庇ったお母さんを。 許さない許さない許さない。 優しい優しいお母さんを。 大好きなお母さんを。 あいつが殴るから、お母さんは死んだ。 首を吊って死んだ。 たった1人で。 あぁ、あいつが居る。 あいつのせいだ。 気づいた頃にはきらりと光ったよく切れそうな何かを持っていた。 あいつが憎い。 ドスッ___ 重々しい音が静かな部屋に響く。 「お、まえ……」 憎い。 ドスッ。 ドスッ。 何回も刺した。 あぁ…。 これだ。 あぁ楽しい。 憎いこいつは苦しいとばかりに呻いている。 そう。 それでいいの。 「しんで。」 刺す。 刺す。 何回も何回も。 そう! その顔!! もっと涙を流しなさい! もっと血を流しなさい! もっともっと苦しみなさい!!! 「あははっ!ふふふっ!!」 楽しい。 楽しい!! そこら一帯は血の海になっていた。 あーあ。 もう動かなくなった。 「“お父さん“地獄で待っててね。」 そう言って、心臓あたりに力を込めた刃を刺した。 ふらっと立ち上がる。 お母さんを殺したこいつは地獄行き。 殺人を犯した私も多分地獄行き。 そんなことを考えながら鏡の前に立った。 真っ白なワンピースは真っ赤に染まり 顔は血で汚れている。 そして、鏡に映る私は___ 自分でも分かるくらい、綺麗な笑顔をしていた。
獏
私の夢を食べてほしいの。 怖くて恐ろしい目に遭うの。 悪夢のせいで眠れないの。 寝るのが怖くて夜が嫌なの。 怖くて怖くて怖くて怖くて。 恐ろしいものばかり見る。 夢とリアルが分からないの。 どっちがどっちか分からないの。 だってどっちも怖いから。 だってどっちも嫌いだから。 私の悪夢を食べてほしいの。 怖い思いも 恐ろしいものも 辛くてつらくて 流す涙も 大嫌いな“私自身“も ぜんぶぜーんぶ___ 喰べてほしいの。
生きる
ご飯を食べる 学校に行く 家に帰って 宿題をする またご飯を食べる なんとなーくテレビをつける お風呂に入って ベッドに入る 今日も生きたよ。
優しい刃物
「がんばれ!」 身近に感じる言葉ですね。 何かをやり遂げようと努力している時。 がんばれ、と応援してもらえると嬉しいですよね。 自分は期待されている。 努力が認められている。 そう思ってもっともっとがんばれます。 でも、それは努力という道の途中にいる人。 ゴールまで、きついことも苦しいこともあります。 だからこそ応援されると一気に走ってゴールできるんです。 それではリタイアした人は?? きつくて、苦しくて、“限界“を超えた人。 そんな人に「がんばれ!」という言葉を与えるのはどうでしょう。 違うんです。 「がんばれ!」ではなくて、 「がんばったね」「すごいよ!」と、言って欲しいんです。 私がそうだからです。 がんばってがんばって疲れたんです。 もう立ち上がれなくなって。 自分を責めて。 けれど自分の限界までがんばったんです。 ゴールに辿り着いていないかもしれない。 ゴールした人と比べたら私はそれほどがんばっていないかもしれない。 それでも努力を認めてほしいんです。 褒めてもらいたいんです。 きっとそれは私に限らず、今苦しんでる人たちみんな、 そう思っているのではないでしょうか。 優しい言葉ほど刃物になるんです。 正しい使い方で、優しい言葉をかけてあげましょう。 私のように苦しんでいる人が少しでも楽になるように。 私はそれを願っています。