都
3 件の小説都
Miyakoと言う名前でボカロPしてます。幼き頃は小説家を志していたので、ちょっとやってみたくて始めました。小説とたまに日記と曲に関しての云々とかを残していきます。圧倒的な自己満足ですが、見ていただけると嬉しいです!!
プロローグ
『ねぇ、世界が終わるよ』 君はいつもそう言っていたけれど当然終わるはずもなくまた今日が巡る。 教室は外の蒸し暑さを嘲笑うようにクーラーを効かせている。クーラーの音を通して、ほのかに蝉時雨が聞こえる。 『ねぇ、この夏、世界が終わるよ』 なんだよ、それ もう君はいないくせに 話しかけないでくれないか 教室の端の席、掃除用具入れの手前の昼前は一際眩しい席。君の姿の代わりに手向けられたその花は淋しげに揺れ動いていた。 『ねぇ____、終わるんだよ?世界』 何を馬鹿げたこと 終わってしまったのは君なのに。 『君は幽霊にでもなったっていうのか?』 少しうざったくて声をあげてみる。教室には誰もいない。夏休みに学校に来るような物好きはそういないだろう。だから少しぐらい大丈夫だろうと思ったのだ。どうせ何も返ってこない。 そして静寂が訪れる。分かっていたけれど。 現代のドラマみたいに上手くはいかないんだ。 会いたいなと思う。 君は今何をしているんだろう。 もしかしたら、もう君じゃないのかもしれない。 『生まれ変わったら海にでもなりたいな』 君は生前ああ言ったけれど、どうだろうか。 決定権は君なのか、神様なのか。 どっちだっていい。 君はもういないのだから。 気付けば頬を何か温かいものが伝っている。 まただ、また。 蒸し暑いのに頬を伝うそれは仄かな熱を帯びていたのだった。 そのとき僕はふと思った。 いつかの旋律が脳を揺らがす。 僕も、君のように詩を紡ごうと。 君が記憶として残るように。
『自己紹介』 初めまして!
そういえば書くだけ書いて自己紹介なるものをしていなかったのでしておこう…と思います。圧倒的な自己満足です。ま、今まで書いてきたのもこれから書くであろうものも多分そうなんですが… みやこと申します。高校二年生男子です。実は主にボカロPとしてIAや初音ミクを使って活動しているのですが、元から小説や文学や詩が好きだったり、文章力を鍛えたいという願望があって始めました。好きな作家さんは三秋縋さんや佐野徹夜さんで最近は短編集、読みました。めっちゃよかった。素敵すぎる。好きな音楽家さんはOrangestarさん、ナブナさん、Guianoさん、雨ノ漣さんなどです。あとは夏感溢れる曲が好きです。好み分かりやすいですよね…僕自身もそんな曲が多いです! あとは…詩人とかだと尾崎放哉の句や詩が好きです。結構ナブナさんの影響強いですけど、孤独感というか淋しさみたいなものが綺麗に出ていてとても良いな…と思っています。ぜひ好きな方がいたらコメントで教えてください! 今後の活動についてなんですけど、基本的に今年から受験生なので勉強とかと並行しながら小説とか日記とか楽曲関連云々について投稿していこうと思っています。なので不定期かつ、たまにめっちゃ止まったりするかもです。まぁ今年だけ…だと信じたい!あと実は演劇部なので少しだけ脚本を書いたりもしたいな〜とかも…思ったり!のんびり末永く活動していきます!よろしくお願いします!
日記 お正月『初投稿』
今年のお正月は全く寒くなくて、何となく寂しさを感じました。寒いって結構大切だったんだね。母方の実家は絵に描いたような田園風景で、さらりと吹いた淡い風に思わず振り返ってしまうようなそんな穏やかな街です。何となく声を出しても誰にも訝しげな目で追われることもない、なんかそういうのっていつまでもそのままでそこに在ってほしいよなって強く思います。一日だけだったけど、沢山話せて嬉しかった。で、創作成分沢山摂取しました。小説も音楽も頑張ります。もちろん勉学もね。駆け出し!いい年にするぞ〜