濃藍
5 件の小説季節の魔法
その剣は近くにいたメイドに刃先がむいていた。メイドは焦った表情を見せている。状況を見るからにその男は騎士だろうか。そしたらメイドは何かをしたのだろうか。私はこんなことを考えることができる余裕があるが、メイドは、冷や汗だらっだら。騎士のような人は、剣を一振りし、素早くメイドを拘束した。
学校校則
今日は中学校初めての授業。髪はポニーテールにして気合十分。なんだけれど、なぜか校門の前で呼び止められてしまった。訳がわからなっかた。耳に髪はかかってないし、前髪も目に触れてない長さ。準備万全のはずなんだけれど。そしたら呼び止めた男性教師が説教してきた。その理由は、ポニーテールだとうなじが見えて男子が欲情するという理由からポニーテール禁止という校則のせいだった。訳がわからん。とにかく、話が長い。そして私は口を開いた。 「先生お言葉ですが、欲情するという目で見ているあなたの方が気持ち悪いと思います。それに私の学校の男性教師は、ぱっつぱつのポロシャツで胸ら辺が浮き出ていました。先生、女子が欲情しますよ。」 近くにいた同じ小学校だった生徒が笑いで吹き出した。 「校則は絶対だ」 と吐き捨てて私の目の前を去っていった。
季節の魔法
ふと横を見ると、ドアが開いた。黒髪で高身長のまさに絵に描いたような美青年。 「お前は誰だ」 首の突きつけられた剣が首にふれ、首筋に「つう」と汗が垂れる。
季節の魔法
煌びやかなドレスに数々の髪飾り。私は、違う世界に来ていた。もう一度目を開けるとまだ同じ光景が続いている。本当に違う世界に来たようだ。
学校校則 即落ち
今日は、中学生になる準備として靴を買いに来た。外靴は原則「白」と決まっている。店に行ってみるとなかなか良いのが見つからない。店員さんに聞いてみたらサイズも形も私にドンピシャの白で少し黄色がかった靴を勧めてくれた。店員さんに学校のことを話したら、このお位は大丈夫でしょと言ってくれた。けれど違った。 入学式から2日後、新しい靴を履いて浮かれていたその時だった。 「おい、その色はなんだ‼︎」 まさかと思ったのだが靴の色で呼び止められてしまった。先生は、真っ赤なスニーカーを履いていた。少し長めの説教が続いた。「学校の清潔感を保つために〜」などと話している」 「おい聞いてんのか」 私はこういった。 「先生。ある人の言葉を借りていいます。白って200色あんねん」 先生は、何か言いたそうだったが、これ以上何も言い返してこなかった。