Ryosei
26 件の小説(タイムカプセル)
※二次創作 「決行日は明後日の朝日が登る前だから忘れんなよ」 大人になったら掘り起こそうと約束をして その日はお互い帰路に着いた。 明後日、夏休み最終日だ。 長い長い夏休みがもう少しで終わり 二学期が始まると思うと思うと憂鬱で仕方なかった。 家に帰ればいつものように夕食が準備されていた。 日に日に迫る二学期と夏の暑さであまり食欲が湧かない中無理やりご飯を口に運ぶ。興味もないバライティ番組を見ながらこうやって残りの数日も消化されていくのかとそんなことを考えた。 そんな中母からの一言で箸の手が止まった。 「そういえば聞いたわよ。 あの子、夏休み終わったら引っ越すってね。」 あまりにも衝撃的で頭の中が真っ白になった。 ただでさえ味のしない夕食はこの日はもう喉を通ることはなく、そのまま風呂に入ることにした。 母曰く、アイツのお父さんの仕事の影響で本土に引っ越すことになったらしい。 夏休み最終日、恐らく昼の便で本土に渡るのだろう。 もうアイツに会えなくなってしまうのか どうしてそんな大事なこと言ってくれなかったのか 幾ら考えてもあまりにもどうすることも出来ない現実に絶望した。 そんな中でタイムカプセルのことを思い出した。恐らくアイツはこの島を出ていってしまうから企画したのだろう。ここでの思い出を忘れて無かったことにしないために。未来に残すために。 現実逃避も兼ねてタイムカプセルに入れるものを考えてみたけれどこの小さい頭では未来に残したいものなど全く思いつかなかった。 考えれば考えるほどに 「なんかこういうのウキウキするよな」って笑う下手くそな顔が 頭を掻き回して離れなかった。 翌日 その日は何事もなかったかのようにいつも通り朝から遊んだ。 これまで通り、 まるでこれがこれからも続くようなそんな気さえした。 アイツが自分から言わないならコチラからは何も言えなかった。 元々ずっと1人だった俺と人気者だったアイツは混じ合うとはことはなかった。 そんな中アイツは無理やり引っ張ってくれた。学校でも1人でいることは無くなったし、こうやって休みの日もずっと2人で遊んでいた。そんなずっと一緒にいるはずだったアイツは少しずつ大人になって俺を置いて行ってしまう。 遊んでいる時もずっと考えていた。 未来に残せるモノがないなら 持っていても苦しいなら 捨ててしまった方が楽かもしれない。 気づいたらそんなことを口走っていたおれに 「お前はそのままでいてくれよ」 と目を細めて笑った顔が 頭を掻き回して離れなかった。 森の奥の大きな木の根本にアルミの容器とシャベルを運び込び、あとは翌朝各自で入れるモノを持ち寄って集合しようと決め、明日は朝早いからと早めに帰路に着いた。 元々正反対の僕らだ 僕が本を読みたいと言えば アイツは外に行こうと言うだろ 僕が海に行こうと言えば アイツは山に行こうというだろう 僕がグーを出すなら アイツはパーを出すだろう 僕が好きだと言えば アイツは、、、 もうこれで最後なら 間違いだと知っていても、 解っていても止まれないのであれば 返り血塗れの接吻を、 そして 誰にも気付かれない跡形もなく埋めて蔵おう。 アイツの残り香を辿って帰るとしよう。 原作 カノエラナより 「(タイムカプセル)」
二十歳の自分へ
『今は15歳ですが5年後の自分が何をやっているのか想像ができません。 貯金はありますか? かっこいいですか? これから身長は伸びましたか? 職は安定してますか? 好きな物は変わっていませんか? 憧れは変わっていませんか? あまり文章を書くのが得意じゃないし 言葉がまとまってないから なんて書いているか自分でもわからないけど 中学の頃は自分の事ばっかりで とても周りの人を振り回したこともあったけれど いつも楽しくやってたよね。 今しか出来ないことを優先してやらないと また同じことを繰り返すよ。 どんな時も自分の意思を強く持って 一生懸命取り組めよ。 感謝しろよ。 15歳の自分より』 中学最後の国語の授業で20歳の自分宛に手紙を書いた。 あれから5年後、 そんなことも忘れ正月に帰省した際に 実家の引き出しから出てきた封筒。 『20歳の自分へ』 っと表紙に書かれていたそれの中身をそのまま書き起こした。
最後の日
2023年11月13日 刻一刻と進んでいく時計を見て少しずつ実感が湧いてきた。 1時間後には20歳になる。 待望のお酒解禁だ。やったぜ。 逆に言えば10代最後の時を今過ごしている。 特別なにかしようかと思ったがそれも違うような気がしたので今横になってこうして文字を打っている訳だが、どうもソワソワして気が気じゃない。浮かれているのだろう。仕方ないじゃないか、20歳になるのだから。 本来なら自分の過去編をノベリーに書き起こしていたはずだったのだが、気づけばもう10代が終わろうとしていた。まだ中学生までしか書けていないというのに。自分の中で20歳になるまでには書き切ろうと思っていたシリーズで20歳になったと同時に完結させるつもりであったが後回しにし過ぎた結果これである。全くもって成長を感じない。俺らしいと言われればそれで済む話ではあるが。 小学四年生から社会人2年目まで よく良く考えれば相当な月日がたって俺も大きくなった。虐められることもあれば泣くほど怒られることもあったし、死にたいと願ったこともあったけれど、それだけじゃなかった。友達はそんなに多くは無いけれど恵まれたし、親は離婚して2人して鬱病になったがそれなりにやってるし、彼女もできた。 そしてこれを読んでいるかもしてないネッ友、もうリアルで会ったからネットもと言うともおかしな話だな。彼ら彼女らに出会えたおかげで俺の世界はすごく広がった。間違いなく俺の青春の1ページである。 要するに何が言いたいかと言えば、 20歳になってもよろしくお願いします。 りょーせい基、西川亮成より
俺は悪くない
「お前らも団体責任で居残りだ。 こういうことが起こるのは その雰囲気を作るお前ら 一人ひとりに責任がある。」 “団体責任” 俺はこの言葉が嫌いだ。 小学生の頃、クラスでいじめがあった。 勿論私がいじめていた訳でも いじめられていた訳でもない。 なのに、 クラス一人ひとりが いじめられていた子に 頭を下げなければならなかった。 中学にあがってもそれは変わらなかった。 何が問題がおきたらすぐ学年会議。 今回に至ってはうちのクラスのみんなは 誰も関与してない。 “学生の本文は勉強”などといつも言っている割に授業削って体育館で説教かよ。 「先生も怒りたくて怒っている訳じゃない」 ぶっかけ仕事だからとかそんなことはどうでもいい。 だからと言って関係ない人を巻き込まないでもらいたい。 「今回割れたガラス1枚何円すると思ってるんだ」 別に先生が自腹で出してる訳じゃないでしょ。 よくそんなこと言えるな。 先生にすら関係ない。 「1人の為に200人が30分も無駄にしたんだ」 いやいや、学年集会開いたのはあなた方先生だ。 先生が200人の時間を無駄にする決断をしたんだ。 その責任を押し付けるのはおかしいだろ。 「200人に向かって謝れ!」 だから俺は悪くない。 「ガラスを割って、すみませんでした。。。」 時間を無駄にしたことに関して 俺は決して謝らない。
ルーティン
キーンコーンカーンコーン 「ラーメン食いに行こーぜ」 金曜日の放課後、 彼は僕の机に腰掛けこう言った いつもの事だ。 「またぁ、飽きないね」 「なんてったって華金だぞ! いくしかねぇよなぁ」 肩を組まれ、半ば強引にラーメン屋に連行される。 いつもの事だ。 各自食券を買い定員さんに渡した後、カウンターの奥の方に座った。 僕は塩ラーメン、彼は豚骨ラーメンのカタメンに煮玉子トッピング。 いつもの事だ。 でも、 「てかさ、日本勝ったらしいな! エグすぎるよなぁ」 「そう、だね」 「あれ、お前野球興味なかったっけ? いや普段興味なくても見るだろ」 「いや、知らない訳じゃないんだけどさ」 今日の僕は 「なんだよ、どうしたんだよ」 「お待たせしましたー」 彼は待ってましたと言わんばかりにラーメンをすすりあげた。 いつもの事だ。 「頂きます」 あぁこの味、いつもの味だ。 安いラーメン屋だ、特別美味しい訳じゃない。 ただ、僕らには居心地の良い味だった。 でも僕は今日、 この居心地の良い“ルーティン”を捨てる 「腹いっぱいになった事だし、帰るか」 ラーメンを食べて帰る。 いつもの事だ。 ここまでは。 「いっ 今から、、ウチ来ない? 両親、今日は帰ってこないって、、、」
中学生編 1
さてさて お久しぶりです 前回の更新から相当時間が経ち 俺は遂に19歳となり 年は2023年になりました。 いやはや、時の流れとは早いものですね。 仕事も少しずつスキルが着いた来て1人で任してもらうことも増えました。 この辺でいいかな、現状報告。 前回の続き“中学生編”スタートだ 中学一年生 そうだな。 中学は地域の小学校3つがそのまま上がっくる。従っておれを嫌っていた奴らと同じクラスというのはあまり変わらず、まだその頃の俺もクソ性格のままなので当然友達も出来なかった。 だが、そんな俺にも仲良くしてくれた人がいた。3人ほどの腐女子だった。俺もオタクということもあり、すぐに意気投合しボカロの話で盛り上がった。 そして1年の冬、そのうちの1人に恋することになる。所謂、初恋だ。 その話の前に部活の話をしておこう。 話は小学6年生まで遡る。俺は数少ないクラスメイトにバレーボール部(以後バレー部と略す)に誘われていた。というのも一個上の世代が3人しか入部しておらず割と存続の危機だったらしかった。 その当時俺は入る部活について何も決めていなかったため承諾したのだが 時は経ち中学1年 その時の俺は仲の良いヲタク友達と一緒の文化部に入りたかった。入る気でいた。 その旨を小6のクラスメイトに伝えると 「裏切り」「嘘吐き」など 嫌味を言われたので仕方なくバレー部に入ることにした。今、19歳時点で考えたら多分この選択肢で良かったのだと思う。 ちなみにこれは俺とは関係ないのだが この元クラスメイトが俺の世代のバレー部のメンバーを全て集めた(コイツがいなければバレー部は無くなってた)といっても過言じゃない。小学生の時点だ2人のスカウト、中学生で3人のスカウト。そのスカウトされた人に感化され入部した3人。 これから2人の脱退を受け、最終的には6人で活動をすることになる。 部活はハードだった。 俺は運動が苦手であるということを前にも話したと思うが、当時も勿論そうで1番ドベだったが気合いで乗り切っていた。その結果贅肉はなくなりガリになった訳だがなぜ筋肉が付かなかったのか未だに分からない。ご飯はもちろんいっぱい食べてた。 ちなみに今も食べる割にガリである。 さて部員について話そう 当初同じ小学校が5人 他の小学校から3人 という構成だったのだが 勿論俺を嫌いだったグループのメンバーもいた。今後“クズ男”と表記する。 クズ男は俺が試合応援中に耳をゴリゴリに引っ張ったり、スクワット中に思いっきり股に蹴りを入れたりなど割とやばい事をやってたが、この部活をきっかけとし今では1番の親友だ。俺もなんでこうなったのかはわからないが将来結婚する時は絶対友人代表として呼ぶと決めている。 俺は部活を通して丸くなった。それと同じようにクズ男も丸くなった。多分それが原因なのかなと思っている。他の奴らとも当時は仲良かったが今はクズ男ともう1人くらいしか連絡を取り合ってない。正直またみんなで飯食いに行きたい。 だいぶ部活の話によってしまったが 1年の頃はようやく夏にサーブが相手コートに届くようになったくらいしか覚えてないな。 ちなみに学業は全くのダメダメで180人中148位をとったこともある。勿論は平均は50にも満たない点数だ。お前ら、それでも俺は生きてる。絶望しなくていいぞ。提出物も出さず割と問題児だったかもと今は思う。 ちなみに俺以外の部活メンバーはみんな2桁だ。学業でもドベである。 長くなるのでここまでにしよう。 2023.1.某日 りょうせい。
悪魔は眼中にない
「ねぇまだ生きてるの?」 また始まったか 「そろそろボクに残りの寿命くれてもいいんじゃない?」 この悪魔も飽きないものだな。 ほとんど無視しているのに、 今日もこうして話しかけてくる。 「ぼくにはなんでこの状況で まだ生きていこうとしてるのか 不思議で仕方がないよ。」 くッ、腹痛てぇな。 「あんなにみんなに馬鹿にされて、 ほんとに惨めだね。」 あの牛乳いつのだったんだ。 「クラスメイトには日々の憂さ晴らしに使われて、 物静かな君は先生達にも見向きもされない。 家に帰れば勉強しろだの片付けしろだの手伝いしろなど、 君の気持ちなんて誰も気にしてないんだ。 どこにも居場所なんてない。」 ほとんど水なんだけど。 くそが。 「確かに物静かな君の幼少期は “お利口さん”だったかもしれない」 アイツらまじで呪ってやる。 「でも今はどう? 意思表示をしない君は みんなのサンドバックだ。 どれだけ頑張っても、 親のアクセサリーになるだけ。 “優秀な息子”っいうアクセサリー。 別に君でなくてもいいんだよ。 代わりのアクセサリーを つけるだけなんだから。」 まだ腹痛いけどそろそろ5時間目始まりそうだな。 クラス戻るかぁ… 「先生は厄介事を増やしたくないから見て見ぬふり。君がSOSを出さないのが行けないんだよ。相手が気づかなかったらそれは意思表示してることにならないからね。」 キーンコーンカーンコーン おいおいまじか 「クラスメイトは純粋な悪だもんね。まだ幼いから人の痛み、苦しみなんて到底理解できない。ましてや何も言ってこない。やり返してこない相手なんて虫と一緒だ。羽をもがれ、足をもがれ、動かなくなってようやく気づくんだよ。」 「ねぇ、それでさ…」 「まだ、生きてるの?」 「ていうか聞いてるの!?」 あれかな、ボクのこと “眼中に無い”って感になのかなぁ!」 そもそも目に映った試しがねぇんだよ。
悪魔の口は塞がらない
「ねぇまだ生きてるの?」 俺にはしつこく付きまとう悪魔がいる。 「そろそろボクに残りの寿命くれてもいいんじゃない?」 登下校中、食事中、ましてはトイレまで。 「死んだら毎朝腹痛に襲われるのも無くなるのになぁ」 「あぁもう、うるさぃなぁあああ ちょっとは黙れねぇのか!」 「おはよう、コウキ君 今日も朝から元気だね それでも朝だからかい?」 トイレくらい1人でゆっくりしたいものである。 俺はトイレが好きだった。 いつでもどこでも1人になれた。 家でも学校でも僕を1人にしてくれる場所はトイレくらいだ。 お風呂?すぐのぼせるから嫌いだ。 「毎朝早起きして学校行っててしんどくないの?」 だが、こいつと出会ってからというもの 俺の1人の時間はなくなった。 「ていうか人間は朝がいちばん 死にたくなるんじゃなかったっけ?」 そして今日も悪魔の声を適当に無視しながら ケツを拭き、水を流す。 「別に悪い話じゃないと思うけどなぁ 君は苦しみが無くなる ボクは寿命を受け取る これぞまさしく、うぃんうぃん!」 「いつも言ってるけど俺は別に死にたくねぇ」 気づけば8時12分。 やべえ早くしねぇと遅刻する。 チャチャッと歯磨きしてすぐ出るか。 「ほんとかなぁ 死んだら毎朝焦って準備する必要も無いし 課題だってする必要ないんだよ それにテスト勉強で徹夜する必要もなければ クラスメイトにちょっかいかけられる必要も無い この前もクラスメイトに汚物のような扱い受けてたじゃない」 「死んだらもうそんなことも無いんだよ 親からの圧力も 無理にみんなに合わせることも 居たくもない場所に押し込められることもないんだ」 「だから残りの寿命、ボクにちょうだいよ」 「死ぬよりも今の生活の方がいいって言ってんだよクソ悪魔」 そう言い放ち家から飛び出した。 20分か、、、ギリ間に合うな。 「まさかそんなハッキリ断言されるとはね まさに“空いた口が塞がらない”って感じだよ ほんとに君は理解し難い」 これまでお前の口が塞がった試しがあったかよ。 (悪魔ちゃんは黙らない 1)
大事にしろよ
いやー、7月12日。 暑くなってきました。 コロナも健全。日々勢力を増すばかりですね。 そんなことはどうでもよくて、 そろそろ小学生編を終わらせようかな。 小学四年生から、 まず担任の先生がイカれてたね。 本来担任になるはずの先生が出産後の体調不良で変更なり代わりの先生が来たんだ。 授業中足を組んでふんぞり返り、水筒の氷をバリバリたべる。女子生徒にスキンシップが多かったりなど。それらが原因で5月で移動になった。 その後に来た先生も正直すきじゃなかったな。 冬の大縄跳びの授業中俺らの私語が多かったのが原因でブチ切れ先生の机まで一人一人謝りに行くという訳の分からないことをさせられた。あれでなにになったというのだろう。 まあ担任の話はこんなところかな。 それより大きな事件があった。 この年、母親が鬱になった。 母親の場合原因は色々。職場の人間関係のトラブル。祖父とのいざこざ。10歳離れた新しい恋人との将来のこと。結婚はもちろん反対されてたし、持病のこともあって薬を服用していたから子供も作れないかもしれないとか。 俺が知らないこともあっただろう。 この鬱が原因で仕事に行かなくなった。 そしてお金の使い方が荒くなった。 お菓子の量が増え、ジュースも買い、完食も増えた。そして家から出ない。 まぁ見事に太ったね。 俺も。 そりゃそうだ。 俺はこの頃夏休み。 田舎すぎて近所に遊べる友達が住んでない。 親も家にいるなら外にわざわざでないし、お菓子やジュースは食べ放題だ。 そりゃ太るわな。 よくジャンプしてとか言われてた。 もちろんわがままボディが揺れるのを見て楽しんでいる彼らは友達じゃない。 当時俺は兄にとても憧れを抱いていた。 身近な年上。それだけでも憧れの対象にはなる。兄はとても合理的だった。 俺と遊ぶのがおもろくないからという理由で平気で1人で遊んでいた。 当然年下と遊ぶのは面白さにかけるだろう。 だが、彼には情などなかった。 だから正しくあれた。 電気消してと言ってもいくら兄の方がスイッチに近かったとしても「俺は付いてても付いてなくてもいいから消さない」などといいやがる。 こういう性格になった原因は彼の家庭環境にある。 彼は幼少期から9人程の家族とせいかつしてきた。その家庭では“自分のことは自分でする”という教えだった。 逆に自分のことしかしない。他の人の事などどうでもいい。自業自得精神を幼い頃から期待あげられてしまっていた。 兄に影響を受けた俺には当然友達などできるはずもなかった。 そしてデブ。 あとはトイレだな。 よく便器を利用していたからそれだけで小学生はいじめに発展する。 俺はそんなに酷くはなかったが、当然のようにハブられた。 話しかけたら遠くでコソコソ俺をバカにし、嘲笑うクラスメイトと仲良くする気などサラサラ無い。運動も苦手でそもそもみんなと遊ぶ回数も減っていたから別に図書室で1人でいることに苦などなかった。 それは5年生、6年生になっても変わるとこなどなかった。 ○○菌や、○○エキスなどといった小学生ならではのいじめ。みんなには伝わるだろうか。 対象者の触ったものにはその人の成分があるから触るなだとか、極度に避けられたり汚いものを扱うように扱われたりなどだ。 うちの小学校でもあった。 もちろん俺がその対象者だ。 俺が触った牛乳パックを他の人を達で回しキャーキャー。あれは今思い返すとしんどいことされてたな。でも少年だった俺は凄く純粋だったため特に気に止めてなかった。いじめがこの頃だけでよかったよ。 小5はなぁ、、、映画作ったね。 まさにいじめの。これがあったからそこまでおれのいじめが加速しなかったのかもしれないな。 まぁ主役、基いじめられる役やってたのでね。 脚本から携わったのでその頃主体でやってた人とは仲良かったというか唯一の友達だったね。今でも交流あるし。なんならさっきLINE来たし。DVDあるけど二度と見たくないね。鬼ほど演技下手だからね。 でも、その映画の鑑賞会で母親が見に来てくれてその時の親の感想文は今でも覚えてる。 『これが本当に我が子がいじめられてると思って見ると涙が止まりませんでした』 どうやら俺は幸せものらしかった。 父はいない。血の繋がった兄とも一緒に暮らせない。一緒に遊ぶ友達はいない。課題を出さず毎日怒られてる。実際に多少のいじめはあった。 だが、確実に愛されているらしかった。 小六、正直思い出はあんまりないな。修学旅行長崎行ったけど班決まっててそんなに楽しめなかったし。この頃位から女の子は苦手だった。常に群れていて、遠くで人を小馬鹿にする。気が強くて一斉に攻撃してくるし。 そもそも人見知りの俺にはよりキツかった。 小5の宿泊体験学習は割と楽しかったのにな。 結構嫌われてたという話を長々してきたがその中でも俺と一緒に居てくれる心優しい人は幸せな事に複数人存在した。 男1人女の子3人。実質ハーレム?いやいやそんなことは無い。この女の子は小学校の女の子グループに入らなかった子達だ。苦手だったのだろう。なんでかは知らん。HoneyWorks好きで仲良くなったり映画制作で仲良くなったり、あと男の方は俺と同じく単純バカなだけ。 この頃から俺の才能は発揮されていた。 それは俺の周りにはいい人しか寄り付かないということだ。 理屈は簡単。 俺がちゃらんぽらんでクソみたいな性格だから同じくクソは同族嫌悪で寄ってこない。 そして寄るのは俺を許容できる心優しい奴らのみ。 ちなみに18の今もこれは続いている。 そういえばこの前20歳の俺へという手紙が出てきた。あと2年、もうそんな所まで来てしまっていた。 この頃の俺に一言か んー、そうな 「周りにいる人を大事にしろよ。」 このくらいシンプルがいいかもな。 さて、今回は長かったな。 次の中学生編は 1年生、2年生、3年生と分けるかな。 じゃあまた。
ガラクタ
そんなモノ捨てろよ。 邪魔そう。 きたなw なんでいつもガラクタつけてるの? それどこから拾ってきたんだよw 「別になんでもいいだろ。」 至る所の塗装が剥げ、 傷まみれのキーホルダー。 みんな言いたい放題だ。 なんと思われようと構わない。 これは、 誰に指図されたわけでもなく 俺自身が大事にすると決めた 大切な思い出なのだから。 『それ、まだ持ってるんだ。6年前とかだっけ?』 「捨てれるわけないだろ」 『捨てなくとも外していいんだよ? もうだいぶボロボロなんだし』 「嫌だよ。 君との大切な思い出なんだから。」 沢山の 思い出(ガラクタ) 抱えて生きていく。