つきみ
32 件の小説未完成のアルバム
私にはずっと開けていないアルバムがある。 その中にあるのは母との家族との写真が入っている、らしい。 どうしても開けれない。 母の事、大好きだったはずなのに。 心のどこかで家族を捨てて何処かに行った母の事を許せないのだろう。 大好きだったはずなのに…。 母がこのアルバムと一緒に手紙を一通残していった。 このアルバムは未完成なの。 ただそれだけを残して。 あの時の私は怒りがいっぱいで何も考えれなかった。 でも今こそちゃんと向き合うべきだと思う。 向き合って幸せになりたい。 私は小さく深呼吸しアルバムを開いた。 そこにあったのは一枚の写真だけだった。 写真の中には私と母、家族全員が写っていた。 手紙を取ると裏に 幸せになって。 と母の見慣れた丸くて小さい文字で書かれてあった。 静かに涙をこぼしながら 幸せになるよ。 そう心の中でつぶやいて白いドレスに身を包み新郎の元へ向かう。 その後ろ姿には強い意志と未来が宿っていた。
りくえすとっ
みなさまこんにちは♪ お月見の時のお餅が好きなつきみです! 今回は第二回目と思われる?リクエストを募集します。 どんなものでも構いません!出来れば怖い系はちょっと…。まぁちゃんと言われたらします… とにかくなんでも良いのでリクエストがあれば教えてくださると嬉しいです。 秋になり、あたりが暗くなるのが早くなってきて とてもいい季節なのにもう少し明るい方がいいのになと思う時がちょこちょこあります。 皆さんにはこの季節はもう少しこうだったらいいのにと思う時はありますか? ぜひ教えてくださると嬉しいです。 この時期は季節の変わり目でつきみはよく体調崩します。 皆さんもお身体にお気をつけてお過ごし下さい! 皆さんに謝らないといけません 今月は少し忙しく小説を投稿する時間がありません ですが12月には帰ってきます! ではではつきみでした♪
ただそれだけ
今日もお話を書く。 誰かから指図されたわけでもない。 ただ、お話が好き。 それだけで。 今書いている新しいお話もこれまでのお話も 全部続いている。 誰かから感想が来ると嬉しいと思う自分がいる。 でも『ありがとう』 それだけしか言えない。 今まで誰かとコミニケーションをとることを避けてきた。 そのせいで私の感じたこの気持ちをうまく伝える事ができない。 この時だけ、自分のコミニケーション能力の低さを悔やむ。 ありがとうの後に何を書けばいいのか。 それはいまも分からない。 お話の中の主人公には思った通りの言葉を使う事ができるのに。 そうやって考え続けて… 一つのお話が出来た。 どこかで悩んでいるキミへ。 このお話を書き終わった時、なんだか心が軽くなっていた。 書いては消してを繰り返して できた世界でたった一つのお話。 沢山の人がいて沢山のお話が日々生まれるここでは ただのちっぽけなお話かも知れない。 けれど見てくれた人の心に残りますように。
夜の後に
夜の後には必ず朝が来る。 それが嫌だった。 夜の雰囲気が好きだ。夜の静かな時間が好きだ。 けれど私の大好きな夜には必ず終わりが来る。 夜が明けて鳥がさえずり、子供達の笑い声が聞こえる。 そんな世界に私の居場所はない。 夜は思ったよりも長くはない。 途中で寝てしまったらもうすっかり明るくなってきているし 少し帰るのが遅くなったらもう朝だってこともある。 朝の澄みきりすぎている空気が嫌いだ。 思わず大きく吸い込んでしまう。 そしたら面倒くさい事が沢山思い出してきてしまう。 ああ、何も考えなくて良い夜のままでいてくれ。 時々、街の光が私の夜をさえぎってくる。 眩しい光が沢山と 静かな夜なのに聞こえてくる笑い声。 聞こえないふりをして星を見ようとしたが 夜に輝く満天の星たちは 見えなくなってしまっていた。 それと同時に遠くから鳥のさえずる声が聞こえた。 遠くを見ると少し空が明るくなってきていた。 私の嫌いな時間。 新しい朝がやってきた。
天国郵便局
私は天国の郵便局についておばあちゃんからたくさん聞かされて育った。 おばあちゃんはこの話をする時、いつも微笑みながら幸せそうに話してくれた。 いつも話は天国郵便局の場所が出てこない。 気になって私が天国郵便局の場所を聞くと 貴方の心の中にあるのよ。 と言われる。 その頃の私はそれで納得して おばあちゃんとの会話もお話も終わってしまう。 けれど、大人になってから考えると 心の郵便局だけでは物足りない。 どうしても形ある場所が欲しい。 なぜ、こんなにも私が天国郵便局を求めているのか。 それはきっとおばあちゃんに伝えきれてないことがたくさんあるからだと思う。 天国郵便局は意外と近くにある。 と聞いたことがあったのをふと思い出した。 近くといえばおばあちゃんとよく遊んだ公園かな それとも案外近くて私が今おばあちゃんとの思い出を思い出しながら、手紙を書いている部屋かな おばあちゃん、元気にしてますか 天国郵便局の話を天国でもしてますか 私は元気です。 おばあちゃん、言う前に逝ってしまったけれど私は おばあちゃんが大好きです。 おばあちゃんが天国郵便局の話をするときにする太陽みたいな笑顔が好きです。 もう伝えれないけれど、ありがとう お元気で。 天国郵便局。それは、大切な人に届いてほしいと願う想いを届ける郵便局。 天国郵便局に決まった地図は無い。 けれど私が素直な気持ちで大切な人と向き合えるそんな場所が 私だけの天国郵便局だ。
ポジティブ
ポジティブでいることは案外大変で。 周りを居るだけで幸せにする人気者みたいに。 そんな風に出来る人になりたい。 何もかもをポジティブに考えることって難しい。 そんなことは誰でもわかることだけど、 少しでいいからそんな風になりたい。 わがままだけどそうしたらきっと どんなけいじられたって 大丈夫だと思うから。 人気者は辛いよって言う人気者はいるけれど 良いじゃないか。 人気者になれるくらい秀でた才能があるのだから。 私に才能なんて無い。 ポジティブでいれることが才能というのであれば 私はなんでこんなにも何処か悲しいのだろう。 私の中のポジティブ思考なんて最初っから消え失せている。 なのに無理やり重い口の端を上げて いじられるているのに笑っている。 そんな自分から逃げたい。 時折、全てを諦めそうになる。 でも、諦めたら私はこの世界での存在意義が無くなってしまう。 だからいつだって私はポジティブ。
おつきみ
そろそろお月見の季節。 なのでお月見をお題にして書いてみました! 今日はお月見! 大好きなお友達と一緒についたおもちを あまーいあんこと一緒にたべる。 しょうゆもいいな。きなこもいいな。 そんな話をしながら。 キラキラと淡く光る大きな満月は大きすぎて地面にくっついちゃいそう。 月の光で顔が二人ともほんのり白い。 そんなこんなでパクパクおもちを食べてたら、 もうおもちがない! もいちど一緒にペッタン、ペッタン。 せっせとおもちを作る姿が満月に映し出されているとも知らず 月に住む二匹のウサギたちは おいしいおもちをペッタン、ペッタン作ります。 こんにちはつきみです♪ 最初の方にもお話ししましたが、そろそろお月見の季節ですね。 私の名前の由来でもあるお月見の時に食べるお団子が今年も元気に食べれることがすごく嬉しです! 最近、またコロナが流行ってきているのでみなさん気をつけてくださいね。 あ、そういえば十月でつきみがノベリーを始めて一年となります!(細かな日にちは100の質問に書いてあります) こうして私が続けられるのはお話を読んでくださるみなさんやフォロワーさんのお陰でもあります。 本当にありがとうございます!これからもよろしくお願いします♪ ではではつきみでした!
線の先に見えるのは
長く続いていく線があった。 水平線上に広がる長い線はずっと前から続いているようだった。 自分のこともあの長い線の一つにあるのかなぁ? と、のんきに見ていたのも束の間 突然、澄み切った青空から 白い布団のようなものが降ってきた。 そしてたちまち 長い線は布団の中に隠れてしまった。 まるで私の今までを隠すように。 まっすぐな線をお手本にするんじゃ無くて 自分の信じたい道を歩いていけばいい。 そう言われた気がした。 水平線上に広がっている線は途中で止まっている。 この先は切れたままでも良い。また繋げても良い。ぐにゃぐにゃでもいい。 自分の事を一歩一歩確かめながら歩いていけば良い。 疲れたらまた明日があるだから。 大丈夫。 その先が繋がってさえいたら良いのだから。
負けたくない
自分は負けず嫌いだ。 自分でも呆れてしまうほど でも、抑えられない。 「負けたくない」 ときどき周りを見ると 自分よりテストの順位がいい子を 「良かったね!」 って褒めている子がいる。 悔しくないの? 自分よりいい点とって 「すごい!」 って親も先生も普段見たことない笑顔を貼り付けて褒めてくれるんだよ。 テストが返されると家に帰るのが嫌になる。 帰ってもきっと怒られる。 いい点を取らなきゃ辛いだけだよ。 本当はね 褒めてあげたい。 けど邪魔するんだ。 心のどこかで 「褒められていいな。どうしてよ…」 って だからずっと心は 負けず嫌い。
ひまわり
今年も君の好きな花が咲いたよ ひまわりの種を何故だか買っていた。 ひまわりは小さな芽を出してどんどん大きくなって 最初はあんなにも小さかったのに今では僕と同じくらいの大きさになったよ。 そしてついに太陽みたいに眩しくて大きな花を咲かせた。 そうしたらふと君が言ってた言葉を思い出したんだ。 「ひまわりってあったかいね」 って君がいつの日か言ってたことを。 夏が終わろうとした時 ひまわりは夏のおわりにおじぎした。 そして、沢山の涙をながした。 『ありがとう』 夏と僕と、それから君に。