つきみ
33 件の小説温かい灯りの帰り道
リクエスト作です♪ 温かい目で見ていただけると幸いです。 冬の夕方、空が早く暗くなるころ、街は静かに冷えていく。 マフラーに顔をうずめて歩いていると、足音まで小さくなって世界が少し遠く感じた。 そう感じた次の瞬間。パッと灰色の世界が明るくなった。 イルミネーションが視界いっぱいを埋め尽くした。 思わず何も考えずただ今この瞬間だけはイルミネーションの虜になってしまってもいいだろうか。 そう考えてしまった。 手の中にあるカイロをポケットの中でギュッと握ると 手から全身へ渡る温もりに、寒さの中で確かに生きている時間があることを思い出す。 雪がちらほらと降り始めた。 足早に家に着くと、明るく温かな部屋の中、ストーブの前で猫が丸くなっていた。 やかんが鳴り、湯のみから立ちのぼる湯気が今日の出来事をゆっくりほどいていく。 窓の外では風が鳴るけれど、部屋の中は小さな安心で満ちている。 冬は厳しい。 でも、誰かの一言や、ささやかな仕草、待っていてくれる灯りが、心に火をともす。 冷たい季節だからこそ、あたたかさは深く、静かに胸に残るのだ。 見てくださった皆様ありがとうございます。 リクエスト一回目はゆるるさんのリクエストに沿って書いてみました。 沢山のリクエストをありがとうございます♪ 順番通りにリクエストを書いていく事ができなくてすみません まだリクエストはお待ちしてます♪
第8回N1 運命のキャンパス
受験日の前々日。 薄暗い教室の中、私は一人参考書をにらんでいた。 静かな教室に聞こえるのはシャーペンの芯が紙に擦れる音だけ。 運命、か……。 ぽつりと私はそう呟いた。 朝早くに学校に来て静かで冷たい教室の中。 白い息を吐きながら 私が難関大学を目指そうと考えたこと。 決して裕福ではないけれど自分を応援してくれる家族がいること。 全部、抗えない運命だということを考えてしまって何故だかちょっぴり寂しくなった。 合格できるかどうかさえ天にもう決められているのでは無いかと。 そんな不安が頭をよぎる。 人一倍努力をしてきた。けれど、状況は苦しい。 このままじゃだめだ。 そう思い、夜が明け寒さがきびしい冬の朝、 眠い目を擦りながら昨日解けなかった問題を解き始めた。 運命はまだ決まってない。 私は自分自身におまじないのように言い聞かせた。 白いキャンパスのような未来に筆跡を落とすように。 雪はぽつりとキャンパスに落ちた。 音もなくただしみを残して。 ある雪がちらつく日、志望校の前に私は立っていた。 沢山の受験生が行き交う中、私は一歩ずつ確かめるように歩き出した。 はじめ。 その合図でこの場にいる全ての人が一斉に紙をめくる。 そこに書かれていた問題は–––––。 その問題の前で止まった。 周りの音も私のシャーペンの芯が擦れる音も。 全部止まって静かで冷たい空気が流れた。 あの時と同じ。焦っている時と同じうるさいくらい聞こえる心臓の音。 勝手に運命なんだと、もう無理なんだと諦めた頃、 小さくシャーペンの芯を擦る音が聞こえてきた。 ああ、まだ運命は決まってないんだ。 その音に励まされた私はシャーペンを進めた。 一文字ずつ確かめながら。 そして、合格発表の日。 あの時とまた同じくらい聞こえる心臓の音。 緊張してるんだ。 自分自身を宥めるように胸を押さえつけながら 自分の番号を探した。 そして自分の番号を見つけた瞬間、世界は止まり、そして動き出した。 そりゃあ運命は最初から合格と書かれていた訳では無い。 それは自分自身で塗り重ねてきた努力という言葉がキャンパスを埋め尽くした結果だった。
りくえすとっ
みなさまこんにちは♪ お月見の時のお餅が好きなつきみです! 今回は第二回目と思われる?リクエストを募集します。 どんなものでも構いません!出来れば怖い系はちょっと…。まぁちゃんと言われたらします… とにかくなんでも良いのでリクエストがあれば教えてくださると嬉しいです。 秋になり、あたりが暗くなるのが早くなってきて とてもいい季節なのにもう少し明るい方がいいのになと思う時がちょこちょこあります。 皆さんにはこの季節はもう少しこうだったらいいのにと思う時はありますか? ぜひ教えてくださると嬉しいです。 この時期は季節の変わり目でつきみはよく体調崩します。 皆さんもお身体にお気をつけてお過ごし下さい! 皆さんに謝らないといけません 今月は少し忙しく小説を投稿する時間がありません ですが12月には帰ってきます! ではではつきみでした♪
ただそれだけ
今日もお話を書く。 誰かから指図されたわけでもない。 ただ、お話が好き。 それだけで。 今書いている新しいお話もこれまでのお話も 全部続いている。 誰かから感想が来ると嬉しいと思う自分がいる。 でも『ありがとう』 それだけしか言えない。 今まで誰かとコミニケーションをとることを避けてきた。 そのせいで私の感じたこの気持ちをうまく伝える事ができない。 この時だけ、自分のコミニケーション能力の低さを悔やむ。 ありがとうの後に何を書けばいいのか。 それはいまも分からない。 お話の中の主人公には思った通りの言葉を使う事ができるのに。 そうやって考え続けて… 一つのお話が出来た。 どこかで悩んでいるキミへ。 このお話を書き終わった時、なんだか心が軽くなっていた。 書いては消してを繰り返して できた世界でたった一つのお話。 沢山の人がいて沢山のお話が日々生まれるここでは ただのちっぽけなお話かも知れない。 けれど見てくれた人の心に残りますように。
夜の後に
夜の後には必ず朝が来る。 それが嫌だった。 夜の雰囲気が好きだ。夜の静かな時間が好きだ。 けれど私の大好きな夜には必ず終わりが来る。 夜が明けて鳥がさえずり、子供達の笑い声が聞こえる。 そんな世界に私の居場所はない。 夜は思ったよりも長くはない。 途中で寝てしまったらもうすっかり明るくなってきているし 少し帰るのが遅くなったらもう朝だってこともある。 朝の澄みきりすぎている空気が嫌いだ。 思わず大きく吸い込んでしまう。 そしたら面倒くさい事が沢山思い出してきてしまう。 ああ、何も考えなくて良い夜のままでいてくれ。 時々、街の光が私の夜をさえぎってくる。 眩しい光が沢山と 静かな夜なのに聞こえてくる笑い声。 聞こえないふりをして星を見ようとしたが 夜に輝く満天の星たちは 見えなくなってしまっていた。 それと同時に遠くから鳥のさえずる声が聞こえた。 遠くを見ると少し空が明るくなってきていた。 私の嫌いな時間。 新しい朝がやってきた。
天国郵便局
私は天国の郵便局についておばあちゃんからたくさん聞かされて育った。 おばあちゃんはこの話をする時、いつも微笑みながら幸せそうに話してくれた。 いつも話は天国郵便局の場所が出てこない。 気になって私が天国郵便局の場所を聞くと 貴方の心の中にあるのよ。 と言われる。 その頃の私はそれで納得して おばあちゃんとの会話もお話も終わってしまう。 けれど、大人になってから考えると 心の郵便局だけでは物足りない。 どうしても形ある場所が欲しい。 なぜ、こんなにも私が天国郵便局を求めているのか。 それはきっとおばあちゃんに伝えきれてないことがたくさんあるからだと思う。 天国郵便局は意外と近くにある。 と聞いたことがあったのをふと思い出した。 近くといえばおばあちゃんとよく遊んだ公園かな それとも案外近くて私が今おばあちゃんとの思い出を思い出しながら、手紙を書いている部屋かな おばあちゃん、元気にしてますか 天国郵便局の話を天国でもしてますか 私は元気です。 おばあちゃん、言う前に逝ってしまったけれど私は おばあちゃんが大好きです。 おばあちゃんが天国郵便局の話をするときにする太陽みたいな笑顔が好きです。 もう伝えれないけれど、ありがとう お元気で。 天国郵便局。それは、大切な人に届いてほしいと願う想いを届ける郵便局。 天国郵便局に決まった地図は無い。 けれど私が素直な気持ちで大切な人と向き合えるそんな場所が 私だけの天国郵便局だ。
ポジティブ
ポジティブでいることは案外大変で。 周りを居るだけで幸せにする人気者みたいに。 そんな風に出来る人になりたい。 何もかもをポジティブに考えることって難しい。 そんなことは誰でもわかることだけど、 少しでいいからそんな風になりたい。 わがままだけどそうしたらきっと どんなけいじられたって 大丈夫だと思うから。 人気者は辛いよって言う人気者はいるけれど 良いじゃないか。 人気者になれるくらい秀でた才能があるのだから。 私に才能なんて無い。 ポジティブでいれることが才能というのであれば 私はなんでこんなにも何処か悲しいのだろう。 私の中のポジティブ思考なんて最初っから消え失せている。 なのに無理やり重い口の端を上げて いじられるているのに笑っている。 そんな自分から逃げたい。 時折、全てを諦めそうになる。 でも、諦めたら私はこの世界での存在意義が無くなってしまう。 だからいつだって私はポジティブ。
おつきみ
そろそろお月見の季節。 なのでお月見をお題にして書いてみました! 今日はお月見! 大好きなお友達と一緒についたおもちを あまーいあんこと一緒にたべる。 しょうゆもいいな。きなこもいいな。 そんな話をしながら。 キラキラと淡く光る大きな満月は大きすぎて地面にくっついちゃいそう。 月の光で顔が二人ともほんのり白い。 そんなこんなでパクパクおもちを食べてたら、 もうおもちがない! もいちど一緒にペッタン、ペッタン。 せっせとおもちを作る姿が満月に映し出されているとも知らず 月に住む二匹のウサギたちは おいしいおもちをペッタン、ペッタン作ります。 こんにちはつきみです♪ 最初の方にもお話ししましたが、そろそろお月見の季節ですね。 私の名前の由来でもあるお月見の時に食べるお団子が今年も元気に食べれることがすごく嬉しです! 最近、またコロナが流行ってきているのでみなさん気をつけてくださいね。 あ、そういえば十月でつきみがノベリーを始めて一年となります!(細かな日にちは100の質問に書いてあります) こうして私が続けられるのはお話を読んでくださるみなさんやフォロワーさんのお陰でもあります。 本当にありがとうございます!これからもよろしくお願いします♪ ではではつきみでした!
線の先に見えるのは
長く続いていく線があった。 水平線上に広がる長い線はずっと前から続いているようだった。 自分のこともあの長い線の一つにあるのかなぁ? と、のんきに見ていたのも束の間 突然、澄み切った青空から 白い布団のようなものが降ってきた。 そしてたちまち 長い線は布団の中に隠れてしまった。 まるで私の今までを隠すように。 まっすぐな線をお手本にするんじゃ無くて 自分の信じたい道を歩いていけばいい。 そう言われた気がした。 水平線上に広がっている線は途中で止まっている。 この先は切れたままでも良い。また繋げても良い。ぐにゃぐにゃでもいい。 自分の事を一歩一歩確かめながら歩いていけば良い。 疲れたらまた明日があるだから。 大丈夫。 その先が繋がってさえいたら良いのだから。
負けたくない
自分は負けず嫌いだ。 自分でも呆れてしまうほど でも、抑えられない。 「負けたくない」 ときどき周りを見ると 自分よりテストの順位がいい子を 「良かったね!」 って褒めている子がいる。 悔しくないの? 自分よりいい点とって 「すごい!」 って親も先生も普段見たことない笑顔を貼り付けて褒めてくれるんだよ。 テストが返されると家に帰るのが嫌になる。 帰ってもきっと怒られる。 いい点を取らなきゃ辛いだけだよ。 本当はね 褒めてあげたい。 けど邪魔するんだ。 心のどこかで 「褒められていいな。どうしてよ…」 って だからずっと心は 負けず嫌い。