異世界はペヤングと共に。
2 件の小説芳村は駄作
芳村は駄作。 彼は才がある。 故に駄作ばかりだ。 何故? それは彼に聞くべき質問だ。 彼は「駄作しか作らない」 そうかもしれない。 「芳村さーん」 編集者の 日出守(ひじもり)が俺を呼ぶ。 答える様に 「なんだ。日出守。」 「まーーた駄作駄作って 編集者を苦労させる〜!!」 「すまないな。駄作で。」 俺は生涯、 駄作しか作れない作家なのかもしれない 日出守は俺に何を期待してるのか。 それが気になって仕方ない。 世に出てる俺の作品は 数えられる程少ない。 こんな駄作家を、 見てくれるなんて誰も居ないだろうな。 日出守は、 もっと、 別の作家に行くべきだと思う。 こんな事を言ったら、 日出守は否定するだろうな。 アイツは良い奴だから。 駄作家を「いい作家」と言ってくれる。 日出守は真っ白だ。 「…さん。…さん!」 「あ、嗚呼、すまない…考え事していた」 「芳村さぁーん… 次こそは賞目指しますよ!」 「あ、ァ、頑張るよ。」 日出守は明る過ぎだ。
ドMが転生したら、BLのSMゲームのサブキャラでした。
(嗚呼。きっと、死んだんだ、) −聞こえますかぁ。 ええと初めまして、 (いや待て誰だよお前!!) −誰と言われても、、 お前の神様だっちゃ☆ (ネタぶっ込んで来んなよ。) −ツレナイナー。 と言いたいところだが、 君はたった今死んだんだ。 (は?) −信じ難いと思うが、 これは事実だ。 (いやいや待て待て待て!!) (死んだってどういうことだよ!!) −うるさいなー☆ だから、 君はSMプレイ中に 死んだ☆ (は…?) …事の発端となる数時間前の頃 「さーて、今日は、いつもの 女王様にいっぱい御奉仕するぞ〜!」 俺はウキウキでいつもの SMBARに寄っている 名乗り遅れたが俺は 唯野人矢(タダノ ヒトヤ)だ。 え? タダノヒトだって?そりゃぁ 「普通の人だわボケー!!」 と夜の街で叫んでしまった。 なんという羞恥。 でも、少し快感と思えてしまう。 うむ。自分が怖い。 … 後悔するなら、 自分を呪えってか。 あの時、行かなきゃ良かったのにな。 …1話終