ずっと好きだった。第一話
人は誰しも恋をする
たとえ、それが叶わない恋だとしても
夏休みに入って一週間くらい経った頃
私宛に一通の手紙が届いた
「のんちゃんへ
久しぶり!しょう!げんきしてる?
こっちは、お仕事が忙しすぎて休む暇全然ないよ、、、
久しぶりにのんちゃんに会いたいな
ほんと最近ちょー暑いから、熱中症とか気をつけてね。
じゃあまた、帰れそうな時あったら連絡するから。 しょうより」
所々、文字抜けてるけど、しょうちゃんからの手紙はすっごい嬉しい。
そう、私が恋してる人は平野紫耀
通称、しょうちゃん
しょうちゃんとは、お兄ちゃん繋がりで仲が良くて、私がちっちゃい頃はよく遊んで貰ってた。
今は、仕事で東京の方に行っていて、こっちに帰ってくることは、あまりない。
私としょうちゃんは何があっても付き合うことはない。
それはなぜか、私達は付き合えない関係だから
だから17年間、しょうちゃんのこと大好きだけど、告白さえできない。
こんな、辛くて苦しい恋愛なんてないよね
私は、読み終わったしょうちゃんからの手紙をそっと、引き出しの中にしまった。