無名の名無し

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無名の名無し

作るの下手でなんですけど作るのが好きなので始めました 見てくれると嬉しいです よろしくお願いします 最近は戦闘描写の練習してます

夢日記 一月七日

今日の夢は「目を開けてる状態で手術される夢でした」 まず自分が戦争した後みたいな荒野にいて 歩いていたけど急に倒れて 気がついたら手術室みたいなところにいて 周りには青い服を着た人がいて 手術を開始するんだけど 手足の感覚がなくて なんでだろうと思って見たら四肢がなくて 声は何故か出せなくて 目は開いてる状態と他は感覚があったけど 腹をあけられて夢は終わりました 今日の夢はホラゲみたいでした まぁ寝る前にある人のホラゲ配信見てたからかな 他にはボケやて体の形が見えない人と それに似た人が話しているのを ただ聞いていただけでした 何を言っているのかは全くわかりませんでした これからは寝る前のホラゲはやめようと思います

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夢日記 一月六日

今日見た夢は「誰かわからない人に蹴られたりする夢でした」 短い夢だったんですけど 自分が地面に転がっていて 体全体が黒くて背の高い人に 蹴られたり殴られたりする夢でした でも体感は五秒ぐらいで終わりました 今日はこんな感じです 他にもちょっと見たんですけど 書くほどのことではなかったので書きません でも簡単に言えば誰かが死んだ気がします また明日も書きます

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夢日記 一月五日

これから夢日記をつけていこうかなと思います 自分は夢の内容はかなり覚えているので 日記つけていこうと思います 自分がどんな夢を見たとか書いてるの見るの 面白そう ところどころ記憶が抜けています 今日の夢は「死にそうな友達を守ろうとする夢でした」 まず自分が他の友達と話していると 一人の女子の友達が来て 「これ」 と言って手紙を渡してきました 自分はそれを受け取ったけど読まずに 友達と話してて 話終わった後に手紙を読んだら 「自殺しようかな」 みたいなもっと書かれていたけど何故か思い出せません それを読んだ自分は焦って 急いでその人を探しました でも全然どこにもいなくて 走っていたら 目の前に鉄格子があって 奥には彼女が歌っていて 僕は叫んで彼女を呼んだけど彼女は聞こえていないかのように 自分の思いを吐き出すように歌っていて 自分は涙が流れていて ずっと歌を聴いていました 彼女は大丈夫だろうか と思ったところで起きました 手紙を渡してきた人は知ってる人で 起きたら自分も少し泣いていました 早く起きようと思って寝たら この夢が見れたした 普段は楽しい夢なんですけどね まぁこんな感じで軽く覚えている範囲で 書いていこうと思います

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プリン

自分はお菓子作りをたまに自分でしてて 今日某百円ショップに行ったら プチプリンエルというプリンを作れるやつがあったんですけど それを買って作ったら 前に自分が作ったやつより お世辞なしで十倍ぐらい美味しくて 泣きかけました やっぱり企業努力はすごいんですね 滑らかさも全然違いました 次は負けないように努力しようと思います

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実力最強の兄妹が学園無双 第八話 『第一位の実力』

この学園の先生が重視していること それは恐らく能力の使いかだろうな どれだけ能力を理解しているか 能力の応用ができるか そして単純な基礎戦闘力 状況理解や技の選択 こういったところが響くと考える 「だが全部僕は完璧だ」 今回の相手は情報はない あえてしなかった 「それではCグループ第二試合開始!」 そう声が響く 動きだしは僕の方が速かった 相手との距離を一瞬で詰める 「これは八つ当たりだ」 先生からの評価を高くするには 圧倒的な力を見せつければいい 先生ですら恐怖を覚えるほどの圧倒的な力 「悪いが眠れ」 僕は頭を掴み 思いっきり地面に叩きつけた 変人の時のストレス発散をしたかったが 脆過ぎて話にならないな 僕は相手の負けを確認してその場を去る 見ているか変人 これが僕(最強)だ、 「二回戦突破おめでとう」 僕は試合が終わり焔のところへ来ていた 「次に勝てば次の試験へ進めるな」 次の試験へはグループの上位二位に入ればいい 「焔次の試合は行けそうか?」 「うん、戦えるぐらいには」 でも僕的にはまだ休んだ方がいい気はする 「あ、お兄ちゃん私みたい試合があるの」 見たい試合 あの変人の試合か? それともその次のEグループか 「どの試合を見たいんだ?」 焔は僕の問いに即答で 「葵ちゃんの試合」 そう僕にいってきた 僕としては見に行きたくはないが 焔が言うのなら仕方がない 「わかったじゃあ見に行くぞ」 僕らは病室を出る 「初めてだなこのグループを見るのは」 DグループもEグループも興味ないからな 「んであれが変人か」 ちょうど試合が始まったところらしい 「いけー葵ちゃーん」 焔はめちゃくちゃ応援をしている この試合で変人が負けたら楽なんだが 「そんなことないよな」 変人は殆ど能力を使わずに 基礎戦闘で相手と勝負をしている そして僕らは次の光景に目を疑った ドンという重い音がした 試合を見れば相手は右腕がなくなっている 「右腕が、ない」 相手は絶望している 恐らく現在一位を前に怖気付いたのだろう 攻撃を喰らうことでわかってしまったのだ 自分では敵わないと これが変人の力 あれは僕の上位互換の技 僕は腕を消すことはできない あれは爆散したんじゃない 文字通り"消えた"のだ どうやったのかもわからないが これだけはわかる あいつは強いと 「焔、」 僕は隣にいる焔を呼ぶ 「あいつはお前でも勝てるか分からない」 その言葉に焔は 「今の見せられたらね」 あの腕もう治らないだろう 可哀想に 僕はそんな大して思っていないことを考える 「とりあえず攻略法だな」 僕は一旦その場を後にして 作戦を練った  「あ、いたいたお兄ちゃーん」 僕が飲み物を飲んでいると焔がきた 「どうした?」 「Eグループが始まるから見るかなって」 Eグループ見ようと思っていたが 正直変人の方がやばいな 「僕は見ないでいいや 焔は一人で見にいくか?」 「うん、じゃあ一人で見てくるね」 そういって焔は歩いていく 「あの技右腕ではなく 腹に当たったら即死だろうな」 僕はそんなことを呟く 「もしかしてさっきの試合観てくれてた?」 「俺としては観たくなかった試合だ」 すると横にいるそいつは 「ふふ、まぁ観てるの知ってたけどね」 こいつは何なんだ 「お前の能力は何なんだ」 「それを言ったらダメじゃん 逆に教えてくれたらいいよ」 そう言ってくる 「じゃあ辞めだ そこまでして得る情報でもない」 「それは酷いね」 「お前それ腕治してやってから言えよ」 僕はそれを言い 缶を投げてゴミ箱に入れる 「よくこの距離で入れたね」 ゴミ箱までは三十メートルぐらいか 「大した距離でもないだろ」 「三十メートルは結構な距離だよ」 「ただ穴に缶を通すだけだ」 その言葉に変人は 「遠い距離にある小さなものは よく見て狙わないと入らない そして遠いものほど見えにくくなる よく凝らして見ないと見えるものもぼやけてしまう だからこそ難しいの」 「何が言いたいんだ?」 「いや一般人には難しいってことだよ」 「それ言う必要あったか?」 僕は一般人とは違うからな 「僕にその情報はいらない」 僕はそういいその場を去った あとがき どうも無名の名無しです 第八話を見てくださりありがとうございます 明けましておめでとう御座います 投稿するのは年は越してないですけど まぁいいでしょう 最近はあまりいい展開が思いつかないんですよね 投稿ペースは落ちるかもしれないです 週一ぐらいで行けたらいいなと思います このシリーズを書いてて 礼を強くし過ぎたなと思います 摎楼学園の実力の幅が広いん気がするんですよね 試験トップ組が強過ぎて 周りが弱く感じるんですよね 終わり方は決まっているんですけど 周りの生徒が活躍する場面も作ろうと思います それでは今回はここで終わります また次回もよろしくお願いします

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ありきたりな恋愛

「もう、貴方とは一緒に居れないわ」 僕に向かって彼女はそんなことを言う 僕たち以外に誰もいない教室で いやもう僕の心はここにはいない 頭が真っ白になる 「な、なんで」 僕はなんとかその言葉を吐き出す 「もう好きじゃないから」 彼女は下を向いてそう言った あまりにも突然すぎた 僕たちは付き合って三年目 高校生だけどかなり続いている方だと思う 「けど・・・・・・」 僕は認めたくないんだろう 今僕の何かが消えていっていく感じがする 「もう無理なんだよ 私はもう貴方とは会えないの」 その瞬間彼女の前にカーテンが靡く 彼女の顔が見えなくなって 「じゃあね」 カーテンの間から顔が見える 彼女は泣きながら笑っていた 「待ってよ」 僕は呼び止めようとするが 足が動かない 「なぁ、行かないでよ」 僕を置いて行かないで そんな言葉に彼女は 「楽しかったよ」 そう言い残して教室を去った 僕は膝から崩れ落ちた 気付けば涙を流していて 「なんで、なんでなんだよ」 そう言いながら床を叩く 痛いだとかそんなものはなかった ただ彼女の気持ちがわからないのと もう無理なんだという気持ちが強かったからだ 「僕って本当情けないよな」 そうだ元々僕という人間は弱かったんだ でも彼女が支えてくれた 彼女が僕を好きでいてくれて 僕も好きだった 「それなのになんで僕は、僕は 手放してしまうんだろう 大切な人なのに失ってしまうんだろう」 そんな自分を責める言葉しか出ないのも 僕の弱さなんだろう そんな教室に風が吹く 冷たくて肌を刺すような風が 周りの木々は枯れていてまるで僕を表しているようだった 僕は帰路を辿っていた 帰っている最中は 『もう一緒には居れない』 そんな言葉が僕の頭を支配していた それ以外の記憶もない 彼女の思い出も言葉も温もりも全部 どこかへ飛ばされてしまった 家に着いても何かをする気力なんてなかった 趣味の読書もゲームも勉強も 何もかもがどうでもよく思えてきた 夜、僕は散歩に出ていた 冷たい風が頬を刺す 僕の心の傷を表している感じがした いや考えすぎなのかもしれない 風が僕の気持ちを表すわけがない そんなことをうっすらと考えながら歩いていると 橋の手すりの上に誰かが乗っているのが見えた 僕はその人をスルーしようとした でもその人は次の瞬間飛び降りた それを見た僕は体が勝手に動いた 落ちる人の手を掴む 顔は見えないでも女性だろうか 僕は今でも吹き飛びそうな心を忘れ 持ち上げるのに全力をそそいだ 僕は助けた後ここを去ろうとした でも後ろから 「待ってください」 そう声が聞こえてきた 僕は驚いた その声は彼女の声だったからだ でも僕は振り返らない もう彼女とは関わらないからだ 「なんで私を助けたんですか?」 その言葉で僕は足を止めた 何故たすけたのか 僕にはわからない 「たまたま通りがかっただけだ」 実際その通りだからこういうしかない 「ちょっと話しませんか」 後ろにいる彼女はそんなことを言う さっきまでは通っていた車もなくなり 静寂があたりを包んだ 「話すことはありません 僕は用事があるので」 用事なんてない でももう会わないと言ったのは彼女だ でも何故彼女が飛び降りたのかを知りたい そんな気持ちはあった 「やっぱり話を聞くよ」 「それでなんで飛びおりたんだ?」 僕は一番気になっていたことを聞いた まぁ人の事情に入り過ぎだとは思うけど 彼女は少し言うのを躊躇いながらも こう呟いた 「大好きな人がいたんです 三年間付き合っていた人です」 彼女は下を見ながら言う 「でも別れてしまったんです 私が別れを切り出したから」 「嫌いになったのか?」 僕はそう問う 彼女はその言葉に少し食い気味で 「それはないです 今でも大好きです」 「ならなんで」 「実は・・・いじめられてたんです 彼はモテるので付き合いたい女子からの恨みですかね・・・」 彼女は少し微笑みそう言う 「最初は耐えれてたんですけど 次第にエスカレートしていって」 そんなことがあったのか 「でも耐えれなかった私は弱いですよね」 「そんなことないさ」 これまで耐えれてくれてたんだ しかも僕を好きでいてくれている そんな彼女を責める気持ちなんて微塵もなかった これは気付けなかった僕も悪い 「なんででしょうかね」 彼女は泣いている 「耐えれなくなって別れを切り出したのは私なのに あっちの方が辛いはずなのに 息ができなくなるぐらい辛いんですよね」 「そういうもんさ」 「すれ違いがあって 理解が難しいそれが恋愛じゃないかな」 僕は何を語っているんだろうな 全然経験なんてないのに 「そうなんですかね」 彼女は涙を拭う 「話聞いてくれてありがとうございます」 「全然いいんだよ」 僕は肩を叩きその場を去ろうとする 「貴方の名前はなんですか?」 「礼だよ」 「同じ名前、彼と同じ名前」 「社会は狭いもんだね」 僕はそう言い残してさる 彼女はどんな表情をしているだろうか 泣いているだろうか 笑っているだろうか でも彼女には笑っていて欲しい 僕が笑わせてあげないと 「また明日」 「ねぇ礼くん」 僕は放課後彼女に呼ばれていた 「私やっぱり別れたくない 私礼くんのことが大好きだから」 「あぁ僕も大好きだよ」 僕は彼女を抱きしめる 「もう離さないから」 「私も離れない」 もう彼女を一人にさせないし 彼女を傷つけさせない 僕が守るんだ 結局彼女をいじめていた奴は 僕が直接話して振ってやった 二度と関わるなとも言った 「ねえ礼くん」 帰路を辿っている時彼女が僕の名前を呼ぶ 「なんだ?」 「昨日はありがと」 ん? 「気づいてたのか?」 彼女は僕の前に立ち 「気づかないわけがないでしょ 声でわかったよ」 「なら早く言ってくれよ」 正直恥ずかしい 「ま、ありがとうね」 と改めて言われた 「あぁ」 風が吹く あったかい風が吹く まるで僕たちを表しているようだった 大好きだぞ 君に赤いアネモネを

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地獄

この世界は時間が進まない この世界に人は自分以外いない この世界に未来はない 「相変わらず綺麗だな」 この景色をずっと見ている 空に広がる星 廃れた街 この世界を綺麗だとそう思っている この世界はもうじき滅びる そのことを知ったのはつい最近 謎の光を見た後だ いつ頃だったとかは覚えれていない ただ鮮明に残っているものがある 「ここは・・・?」 僕は辺りを見回す 空には満天の星と満月が浮かんでいた 下を見れば廃れた街 「どこだ?」 記憶を探ろうとしても思い出せない 「歩き回るか」 僕は月のある方向に歩き続けた ずっとずっと歩き続けた でも退屈はしなかった 地獄へ通じていそうな洞窟 焼け野原になっている草原 波が荒れている広大な海 溶けることのないほど凍てついた街 地面が見えないほどの巨大な穴 でもどれも好きにはなれなかった 何故か心が否定しているんだ 好きになれない、これはダメだと 見たことのない景色だったのに そこで初めて分かったんだ 俺は何かが欠如していると 目が覚める前の記憶はないが 俺は昔からこうだったのかもしれない 「まぁ、この旅は長いんだから今考えなくてもいいよな」 僕は近くにあったベンチに腰をかけた このベンチもいつぐらいからあるんだろうな この世界をは歩き回って見たものは 壮大な自然と荒廃した街 人も自分以外いない 「退屈なもんだな」 こんな自然の中にいても何にも思わない 僕じゃない誰かがここにいたのなら この景色をどう思うのか 「綺麗だな」 今隣から声がしたか? 僕は隣を見る そこには黒くて長い髪の女の人がいた 女の人は僕の方を向いて 「や、」 そう笑って手を振った 「君は誰なんだ?」 僕は思い浮かんだ質問を口にした 「んー、言い方が難しいな」 その人は少し悩み 「私は君だね」  私は君? 「どういうことだ?」 「言葉の意味そのまんまだよ 私は君で君は私なの」 じゃあつまり 「僕たちは一人ってことか?」 「そういうことになるね」 女の人は自分の見てきたことについて急に話し始めた ユグドラシルのような巨木 精霊のような生き物 風が吹き視界の先まで広がる草原 鏡のように反射する湖 様々な綺麗なものを見てきたという 僕が見てきた景色とは全然違う 「なんで僕と違うんだ?」 僕はそんな疑問をポロッと呟いた それを聞いた女の人は 「んー、貴方の見た景色はどんなのだったの?」 僕は自分の見てきたものを話した 「確かに違うね」 女の人は少し悩んで空を見た 「あ、そういえば名前まだ言ってなかったね 私の名前は喜菜だよ」 喜菜かやっぱり僕の記憶にはない 「僕の名前は・・・」 そこで僕の口は止まった 思い出せないからだ そんな僕を見て喜菜は 「貴方の名前は礼だよ」 「礼?」 僕の名前は礼 彼女の名前は喜菜 わからないな 「なぁ、喜菜僕のことを知っていたか?」 「ん?あたりまえじゃん」 喜菜は僕の方を見る 「貴方がここにくるのも知ってた 貴方の名前も知ってる」 そんなことを言う彼女に僕は 「じゃあ僕の記憶についても知ってるか?」 彼女は少し考えた後 こう答えた 「うん、知ってるよ」 「それについて教えてくれ」 僕はベンチを立って彼女に体を向けていた 「ごめん、まだ教えることはできないの」 「なんでだよ」 わからない 今すぐ教えてくれてもいいはずなのに 何かあるのか? だが記憶もないし何もわからない 「今貴方にそれを言うつもりはない」 彼女は立つ 「どこに」 「私はもう長くないの」 「それってどういう」 僕は彼女に手を伸ばす でも彼女は去っていく 「なんなんだよこの世界」 全然わからない 僕はモヤモヤしたまま再び歩き出した 「明けない夜、」 時間も経過していない いや時間という概念がないのか? それとも止まっているのか 「何かヒントがあれば」 そこで僕は見た 目の前には一つの車があった 草原の真ん中に車がある 苔まみれでところどころ破損している 「何故車なんだ」 これまで車は出てこなかった そう僕が考えていると僕の頭に一つの映像が流れた 草原の車がどこかを走ってこちらに向かってくる そんな映像だ 「う、」 激しい頭痛が走る 全てがフラッシュバックする これまでの記憶 僕が誰なのか 何故この世界にいるのか 「全部思い出した」 「思い出したようね」 後ろから声が聞こえる 僕は後ろを見るそこには 「喜菜」 「それじゃあ全てを教えるわ」 喜菜はついてこいと言わんばかりに 踵を返し歩き出した 僕はそれについて行った 「これは交差点・・・?」 でも僕はここを知ってる ここは 「僕が事故に遭った場所」 「そう」 なんでこの世界にここがあるんだ 「それじゃあこの世界について教えるね」 僕は彼女を見つめる 「この世界はね、貴方の心なの まぁ、貴方の夢だと考えて 貴方はこの交差点で事故に遭ったの そこから貴方は昏睡状態になった でも事故に遭った時 私が生まれた、私は貴方の第二の人格なの だから私は貴方で貴方は私なの だから貴方について私は知ってる それとこの世界のものは 貴方の心を辿っているの この世界の建物、自然 全部が貴方の一部なの これで大体はわかったでしょ」 「あぁわかった」 でもまだ疑問が残る 「僕はどうすれば戻れるんだ? そしてお前はどうなるんだ?」 その疑問に喜菜は 「戻る方法はこの夜が明けること そして私はもう戻らないといけないの」 「戻らないといけない?」 「私は貴方と言ったでしょ? だからもう消えるの 貴方の人格と一つになる」 「じゃあこの世界は僕だけになるのか」 でも当然といえば当然か この世界は僕の心なんだからな 「なぁ喜菜」 僕は再び彼女を見る 「おい、体が」 彼女の体はうっすら透けていた 「もう時間だね 一緒にはいられない」 「でも僕に戻るだけなんだろう?」 「そうだね」 なら何も心配ない 喜菜は僕なんだから 「もう無理そうだね それじゃあじゃあね」 彼女は僕に微笑んだ後 光となって消えた その瞬間僕は温もりを感じた これは喜菜が持っていた僕の人格 何もかもが鮮明になる 記憶も隅から隅まで思い出す 僕は再び終わりのない旅を始めた 僕はもう死んでいるんだろう 彼女は戻る方法は夜が明けることと言った でもこの世界に朝は来ない 何故なら僕は死んだから 喜菜は僕に死んだことを伝えなかった 彼女なりの優しさだろう でも僕は気づいた この世界に時間はない この世界に自分以外人はいない この世界に未来はない 一年先も一ヶ月先も一時間先も一分先もない 今というものを永遠と繰り返す もうどれくらい歩いたかもわからない でも疲れは感じない それにこの景色が綺麗だと思った でもこの世界はもう滅びる 僕は死んでいる脳が止まったんだ もう心も存在しない でもなんでまだ続いているのか それはわからない でも滅びるその日まで僕はこの景色を見続ける 喜菜がくれた感情なんだ 僕は大切に生きるよ この地獄を 『まだ息がある 今から治療を開始する』 私はその声を聞いた

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俺の愛した人

俺には好きな人がいる 好きな人は俺とは全然違う 成績優秀、運動もできて 周りからの信頼も高いし礼儀もいい 何かにおいて欠点のない人 俺はそんな彼女に憧れを抱いていた でもいつしか好きになった 俺は彼女に見て欲しかった 振り向いて欲しかった 俺は努力した 彼女に近づけるように勉強もした 体だって鍛えた でも彼女は俺のことを見ていなかった 「なんでだよ」 俺は近くの机を叩こうと思ったがあたらなかった 「はぁー」 最近は誰とも話していない 俺って何してるんだろうか ただただ好きという感情が俺の心で渦を巻いてる 「やっぱり告白しないとダメかな」 俺の気持ちを伝えないと 何も変わらないもんな 俺は少し決意をした 「あ、いたいた」 俺は彼女を呼んでいた 俺は今来て彼女はもう待っていた 「あ、お待たせー」 俺は彼女に近づくが 彼女はどこかへ向かって歩き出した 「どこに向かってるんだ?」 俺は彼女について行った 電車に乗って歩いて どこか自然の多い場所へ来ていた 「ここは?」 俺は周りを見渡す すると周りは 『多くの墓で囲まれていた』 彼女はある墓の前で屈んだ その墓には白崎 礼と書かれていた 俺はその名前を見て驚いた だってその名前は 『彼女の名前だからだ』 俺はわかった 彼女は死んでしまっている 俺はそれを知った時激しく動悸した 認めたくないそんな気持ちがあった でも俺は全てを思い出してしまった 「あの日彼女は死んだんだ」 俺が話しかけられなかったのも 彼女が死んでいたから でもなんで俺は机を叩けなかったのか それは俺が死んでいたからじゃない その世界は俺のいる世界じゃないから 俺はあの日彼女を呼んだ でも彼女は交通事故で死んだ 俺はそれを目の前の前で見てしまった そこからの俺は酷かった 何にもやる気はないし 生きる気力も無くなった そこから数週間後 俺は自殺した でも多分俺は死ねてないんだろう 「ねぇ礼」 俺は屈んでいる彼女に後ろから話しかける 「・・・・・・・・・」 彼女には聞こえたいないんだろう でも俺は言葉を紡ぐ 涙が溢れ出てくる 「俺はお前のことが好きだ どうしようもないほど好きだ」 意味はない 返事なんてあるわけがない でも言わなければならないと思った 「ずっと好きだった憧れだったんだ 礼は俺のことなんて見ていなかったかもしれない でもこれだけは言わせてくれ」 俺は一息つき 「俺はずっとお前が好きだ 昔も今も未来も変わることはない」 俺が言いたいことは言い切った 彼女はまだ墓を見ている 僕は彼女の肩を触る その瞬間世界が揺れる 「元気でな」 俺は踵を返す 礼はもう死んでいるんだ もう何もいうこともない 僕がそう思った時 「私もあなたのことが 大好きだったよ」 そんな言葉が聞こえた 僕は振り返った そこには笑って立っている礼がいる 俺も笑い返す 『           』 「ん、」 僕はそこで目を覚ました 僕の頬には涙が伝っている 「礼、」 いざ自覚するとやっぱり悲しい 「でも生きるよちゃんと」 僕は自分の手を見る そこにはブレスレットが付いていた 「これは?」 このブレスレットには見覚えがなかった でも妙に暖かさを感じた 「これは、礼」 確かに礼はブレスレットをつけていた でもなんで俺の腕についているのか 俺にはわからない でも大切にするよ これはお前が俺にくれた気持ち 俺は生きるよこれから お前の分まで お前を愛したことを後悔しない人生を 貴方にもらった別れの言葉を 俺は忘れない

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実力最強の兄妹が学園無双 第七話 『裏切り』

「大丈夫か?」 僕はベットで寝ている焔に話しかける 「まぁ痛みはないし大丈夫だよ」 「そっかそれはよかった」 ここの学園の設備が優秀で本当に良かった じゃないと重症で死ぬからな 「ねぇ、お兄ちゃんはさ」 焔は声を変えて僕に喋りかけてきた 「さっきの試合はどう思う?」 「さっきの試合?」 「外から見た戦い方とか」 戦い方か・・・ 「まず最初に突っ込んだのは間違いだな 近距離戦では相手の能力を少し把握してから近づく」 これができなければはっきり言うと 近距離戦はできない でも焔はこれまでしっかりできていた 一試合目も相手をわかってあの選択肢なんだろう ならなんで二試合目はあの選択なんだ 「焔手を貸してみろ」 焔は戸惑いながらも僕に手を差し出した 僕は手を取り能力を発動する 「なるほど」 「何かわかったの?」 「いや、何もなかった」 焔は僕が何をしたのかもわかっていないだろう 僕は時間を確認する 「すまない僕はもうそろそろ試合だから」 「少し早くない?」 試合まではあと四十分ある 「少し体を動かしたい」 そういうと焔は納得して 「うん、私はここで休んでるよ」 僕は焔に微笑み部屋を出た 「焔のあの試合明らかにおかしかった」 もし僕の推測が正しければ 沖田葵は黒かもしれない 「なぁ変人、お前に話がある」 僕は変人のところへ来ていた 「なんですか?次は貴方の試合でしょ?」 「そうだがお前、」 僕は一度呼吸をし 「焔に何かしたか?」 その言葉に変人は 「何もしてないよ私は昼ごはんの後はここにいたから」 あくまでしらを切るつもりか 「それに貴方は私の能力を知っているでしょ?」 そうだ僕と焔はこいつの能力を知っている 拘束系の能力 だが本当にそれだけなのかと疑問が残る 「お前が何かしていたのなら 俺はお前を敵とみなすぞ?」 葵はその言葉に 「一人称が変わってるよ 安心しなよ私は何もしてないから」 僕は少し変人の顔を見る 正直こいつは今信頼できない 「お前は俺が潰す」 「それは宣戦布告かな?俺になってるし」 「あぁテメェは腹が立つ」 僕がバカだったな こいつを焔の近くに置いていたのは この試験は成績に関わるんだ あの戦い方は教員から見てマイナスに働く 「ちっ」 僕は舌打ちをしその場を去った 「礼さん今はひとりなんですか?」 僕が声がした方を見ると学園長がいた 「今は一人ですが何か用ですか?」 「はい、少し礼さんと話したいと思いまして」 学園長から直接なんて珍しいな 「それでなんの用ですか?」 「この試験会場が襲撃されるかもしれません」 「だがここを知っているのは貴方と理事長そして今ここにいる生徒だけでしょう」 外の仲間に言うとして一回でなければいけなくなる そこで僕は一つ思いついた 「もしかして学園内の敵、」 「そうです、そこで礼さんにお願い何あります」 お願い? 「この試験で一位を獲ってください」 と学園長は深々とお辞儀をした 「頭を上げてください、僕は元々一位を獲るつもりでした」 「礼さんはちゃんとしていますね」 ?正直意味はわからなかったが僕はスルーした 「それでは僕は行きます」 「はい頑張ってくださいね」 僕は一礼してその場を去った …

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実力最強兄妹が学園無双 第六話 『最強』

「なぁ、焔お前あの技いつ覚えたんだ?」 Aグループの第一試合が終わり僕らは話していた 「今日の朝だよ、お兄ちゃんに使っても能力で効かないんだよね」 「それ以前に僕の技だからな 使われた時の対処法ぐらいは知ってる」 「お兄ちゃんが強すぎるんだよ あの技のせいで手がずっと痛いんだよね」 まぁ空気を殴るわけだしな 能力を使ってもきついだろうな 「まぁ、初戦突破おめでとう」 「ありがとう」 焔は嬉しそうに笑っている 僕的には慢心はしないで欲しいが 焔は慢心はしないから大丈夫だと思うが 「そんなことより次はお兄ちゃんだよ」 「心配しなくても勝つよ」 お前が勝ったんだ 僕が勝たなくてどうするんだ 「ここでBグループ第一試合が終了しました」 「Cグループの人は準備をしてください」 Bグループが終わったのか 「それじゃあ行ってくるとするよ」 「うん、頑張ってお兄ちゃん」 うん、お兄ちゃん頑張ってくるね 満面の笑みで送る妹に俺は内心そんなことを思った 「それではCグループ第一試合開始!」 「こんなヒョロガリが相手か?」 僕の初戦の相手はムキムキのマッチョ 「ごめんな、鍛えてるつもりなんだが」 「oh・・・no、筋肉が泣いてるぜ? 今俺がその筋肉をほぐしてやる」 相手は真正面からこちらに向かってくる こいつはおそらくフィジカルゴリ押しタイプだろうな 「止まってると死ぬぞ?」 そういい相手は僕の懐に入る でも僕はそれを読んで足を振る準備をしている 「な・・・」 相手は防御の体制を作るが間に合わず 僕の蹴りは炸裂した 「何てパワーだ」 今のはインパクトの瞬間だけ能力を使った 「この程度で終わりか?雑魚」 僕は挑発をする こんぐらいで終わったらつまんないからな 相手は能力も使っていないのだ 「調子に乗るのも今のうちだぞ」 相手が能力を発動する 「お前、身体能力向上だな?」 その発言に相手は 「だったらなんだ?」 相手はまた正面から突っ込んでくる 学ばないのか?こいつは 僕は拳を握る その刹那空間が歪んだ気がした 「どこ見てんだ?」 相手は音速に近い速度で僕を錯乱していた 「お前なかなかやるな」 「伊達にここにいるだけある」 でもまだ足りないもっと消耗しろ 「狙いはバレてるぜ?消耗させたいんだろ?」 相手が方向を変え僕に殴りにくる 「僕さ試したいことがあるんだよね」 相手は勝ち誇った顔をして 僕に拳を振るう が、 「なんで・・・当たらないんだ?」 僕は笑い 「成功だな、これ五○悟の真似をしたんだ うまくいってよかったよ」 あの技を初めて見たとき俺にも真似できるんじゃないかと思った ちょっと前に焔におすすめされてよかった 「それでもう攻撃は当たらないがどうする?」 「そんなん殴り続ける」 相手は再び構える しかし何度やっても同じこと 相手の攻撃は僕には当たることはない 「そろそろ飽きてきたぞ?」 僕は疲れてきているそいつに言う 摎楼学園も弱い奴ばっかか? 「これからだよ、オラオラオラオラ」 相手のラッシュが僕のバリアに当たる 「無駄だよ」 僕は周囲全体に能力を発動させる 「能力が解除させれてる」 「終わりだマッチョ」 僕は一瞬の隙をついて懐に潜り込む 「お前はまだ伸び代がある」 僕はそいつの腹に素の拳を打ち込んだ 「歯ごたえのない奴ばっかだな」 僕は自分の腕を見ながら 「まだ十パーセントも出してないのにな」 そう僕は少ししょんぼりする 数分してCグループが終わった 「いやー三人とも勝ったねー」 「僕はお前を初戦でボコしたかったんだがな」 僕は変人の方を見て言う 「ちょっと怖いんだけど」 まぁ勝てばどうせ当たるしな 「それより、ご飯食べようよ」 昼休憩は約一時間 「ご飯食べたらアップまたするか?」 「また学園長に怒られるよ?」 「次は変人も一緒だ」 そのいきなりの発言に変人は 「・・・・・・え?」 という素っ頓狂な声を出した 「ちょっと待ってよ、アップって朝のやっでしょ?」 「あぁ、そうだがどうかしたか?」 「なんで当たり前だろみたいな顔してんのよ 焔までそんな顔して」 「じゃあ二試合目はアップは無しだな」 「そうだね」 焔は少し表情を暗くしてご飯を食べている 「大丈夫だよ焔なら、」 一試合目の調子なら勝てる 「ありがとう」 焔は僕に満面の笑みを見せた 「人の前でいちゃつかないでくれないかな?」 「ん?なんか言ったか?」 変人は目をどこかへ向け 「何も言ってない」 全部聞こえているんだけどな 「これよりAグループ第二試合目を開始します、 選手の皆さんは準備をしてください」 「そろそろ時間だな」 「そうだね」 少し緊張しているか 「相手は近距離タイプだ」 「お兄ちゃんと思って戦うよ」 焔近距離では僕以外に負けは無しだからな 「よし、行ってこい」 僕は焔の頭を撫で見送った あと最低でもこの試合は勝たないといけない この試験はグループ上位二位が進める 「私はお兄ちゃんと戦うんだ」 全力で手加減なしの成績を賭けた勝負 「だから私は負けられないの」 私は歩く 「対戦よろしくお願いします」 相手は近距離タイプ 私と同じ 「それではAグループ第二試合開始!」 「・・・・・・」 仕掛けてこない 「それじゃあ私から行く」 私は一歩進む そして懐に潜り込み腹を殴る しかし 効いていない⁉︎ 「来るのを待っていたわ」 相手は手を動かし縦に振る その瞬間周りにキーンという音が響く 「うっ」 脳が揺れる うまく立てない この人近距離で音を使ってくるタイプ 動けないところを近距離で攻めてくるのか 膝をついている私を相手は思い切り蹴る 一撃も重い 「はぁ、はぁ、うっ」 よろめいてしまう 「どかーん」 相手が私の腹を殴る 私も相手の横顔を殴るが 「ガハッ」 爆ぜるような殴り 私がダメージをくらってしまった 音をいうことで再現もできるのか 「ゴホッ」 やばい血もできてた 「能力は使わないの?」 私の能力は使い勝手のいいものじゃない でもやらないと死ぬ 私は能力を使う 「何をしてくれるのかしら」 私は体を動かす 痛い張り裂けそう でも私はしっかりと立って 「ここからだから」 相手が手を上げた瞬間が狙い目 その瞬間一番隙ができる 私は相手の近くへ一瞬で行く 「懐がガラ空きだよ」 私は低い姿勢から横腹に蹴りを入れる 今蹴ったことでできた距離 これが相手が一番狙いたいであろう距離 相手の能力は音を操るが その音は自分にも影響を与える 私が爆発する殴りを受けたとき横顔を殴ったのは 耳栓を除けるため 最初の音は耳栓をしていたから私だけに効果があった だからこそ距離を離し またあの音を出そうとしている それにさっきの攻撃も相手は回避する気はなかっただろう 相手は近距離タイプ 戦い方は知っているはずだからだ 「でもね私二発目はくらわないの」 飛んでいる相手を私は先回りし 腹を下に殴る 「ごへっ」 相手の口から血が大量に出る 「まだやる?」 相手は意識はあるものの体を動かせていない 殴られる瞬間に音を出してダメージを抑えたか でもこれは私の勝ちだ 私は安堵しその場に倒れる あぁ無茶しすぎたな この調子で第三試合勝てるのだろうか そんな気持ちが残ったまま私の意識は落ちた

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