炊田結米
2 件の小説イルミネーション
あの日見た、イルミネーションが 忘れられなくて。 君は覚えていないだろうけど、 僕の眼にはいつだって鮮明に浮かんでくるんだ 君のことが好きだと気づいて いつも以上に見た目を気にするようになって 君のことが好きだと気づいて いつも目が合わないか期待していた 無論見られることはなかったから 目も合わないし、前髪を気にしても 意味は無かったのだけれど でも、確かに君を想う日々は いつもよりも色づいて見えた いつか儚い雪のように淡く溶けてしまっても この気持ちまでは無くなれない 叶わないと分かっているなら いっそ無くなればいいのになんて そんな日に行ったクラス会帰り ホワイトクリスマスだという 歓声に包まれながら方向が同じで 一緒に帰れた雪の道 君の睫毛にイルミネーションが 反射して電車の中で見るより少し 色っぽく見えた 「どうしたの?」 君のことを見て漏れ出たような言葉に 君は優しく微笑んで
イルミネーション
あの日見た、イルミネーションが 忘れられなくて。 僕の眼にいつだって鮮明に浮かんでくるんだ 君のことが好きだと気づいて いつも以上に見た目を気にするようになって 君のことが好きだと気づいて いつも目が合わないか期待していた 無論見られることはなかったから 目も合わないし、前髪を気にしても 意味は無かったのだけれど でも、確かに君を想う日々は いつもよりも色づいて見えた いつか儚い雪のように淡く溶けてしまっても この気持ちまでは無くなれない 叶わないと分かっているなら いっそ無くなればいいのになんて そんな日に行ったクラス会帰り ホワイトクリスマスだという 歓声に包まれながら 方向が同じで 一緒に帰れた雪の道 君の睫毛にイルミネーションが 反射して電車の中で見るより少し 色っぽく見えた 「どうしたの?」 君のことを見て口を開く 漏れ出たような言葉に、 君は優しく微笑んで