マリー
7 件の小説桜のピアス
私が恋をした君は桜の形をしたピアスをしている。 それは彼が恋をした人に貰ったらしく、 左耳にずっとつけている。 もう彼の一部のよう。 彼はいつもその名にあった桜のような表情で笑う。 彼は女みたいな名前で嫌だといつも言うけど、 私はその優しい味のする名前が今でも大好きだ。 僕が恋をした君は桜の形をしたピアスをしていた。 それは僕とお揃いのもので、 右耳にずっとつけていた。 これは彼女の一部だ。 彼女はいつもその名にあった春樹ような表情で笑う。 彼女はいつも男みたいな名前で嫌だと言うけど、 僕はそのたくましい味の名前を忘れることは無い。 僕の大好きな名前。 でも私が彼の名前を呼んでも届かない。 でも僕が彼女の名前を呼んでも届かない。 こんなにも近くにいるのに彼には届かない。 彼女はもうずっと遠いところに逝ってしまった。 「この桜のピアスを私だと思って?」 「なんでピアスなんか残していったの? なんで僕を守ったの? 返事をしてよ」 「ごめんね」 「許さない」 嗚呼、君に守られたかった。 嗚呼、君を守りたかった。 君と笑いあった桜の木の下で僕は 君と涙を流した。 「桜、ごめんね」 「春樹、ごめんなさい」 補足 男の人が左耳にピアスをつけると大切な人を守りたい。 女の人が右耳にピアスをつけると大切な人に守られたい。 という意味。
君のため
君と目が合った時私が目をそらすのは、 君を見ていたことがばれないようにするため。 私が泣かないのは、 君に弱いところを見せないため。 私が怒らないのは、 君に嫌な印象を与えないため。 私が笑うのは、 君に笑ってもらうため。 全部全部君のため。
猫被り
黒の猫は自分の前で。 黄色の猫は親の前で。 オレンジの猫は友達の前で。 赤の猫は君の前で。 青の猫は先生の前で。 紫に猫は社会の前で。 最後は白の猫で締めくくる。 私は猫を被っています。 色んな猫を飼っている。 補足 黒は「悪」 黄色は「活発」 オレンジは「陽気」 赤は「愛」 青は「冷静」 紫は「正義」 白は「善」
日記 4/8
「お友達ができたよ!」 声がとても綺麗で、 ぱっちりお目目で、 少しドジっ子さんで、 絵が上手で、 目が合うと優しく笑ってくれる。 すごく可愛い女の子。 オーディションのときから ずっと惹かれてて、 あわよくばお近ずきになりたいと思ってた。 だから、君が話しかけてくれたとき 私は天に飛んでしまいそうなくらい 嬉しかったよ。 「ありがとう。 私の大好きな人。」
日記 4/7
今日は入学式。 私にとっては始業式。新学期が始まる。 こんな晴れの日だっていうのに、空は歓迎してないようだ。 暗い顔で勢いよく泣いている。 涙を払い教室に入る。三か月ぶりの教室は賑やかだった。 新しい教室に入った時、空と同時に暗かった顔が晴れて、 一つの席に光が差した。 ゆっくりとこっちを向く。 いつもと変わらない「君」。 私は心の中で笑っていた。 きっと心の箱から気持ちがこぼれて 緩んだ口元が笑っていたことだろう。
僕は今日も泥を吐く。
僕は今日も泥を吐く。 辛い、辛い、嘘。 自分で自分を傷つける。 「君が好き」だなんて絶対に言えない。 苦い、苦い、笑顔。 君の優しい笑顔が心にくる。 「優しさ」という名の凶器。 痛い、痛い、関係。 僕は君を応援する他無い。 不味い、不味い、この気持ち。 僕の片思いは一生叶わない。 この有害物質は毎日泥として吐く。 君に恋をしてはいけない。 毎日飲んで、毎日吐く。 毎日恋をして、毎日失恋する。 僕は今日もまた泥を吐く。
ごあいさつ
こんにちは。マリーです。 これから中学3年になる女です。 息抜きでやろうと思ってます。 描くの下手だけど、気持ちを精一杯吹き込んで描きます。 好きなことは本を読むこと、音楽を聴くこと、絵を描くこと、と色んなことをちょくちょくかじってます(笑) 東野圭吾さんの本が好きで、雨ニモマケズが好きです。 ゲームもやります! 今は原神にハマってて、前はキミガシネとかやってました。 好きなものは雪印コーヒーと雪見だいふくです。 話し方とかよく変わるかも? こんなんで良ければ仲良くしてね。 なんかあれば言ってください! マッハで駆けつけます(笑) 喋りすぎごめんなさい