みいな
2 件の小説あの子のこと
好きな子が死んだ あの子のことが好きだった 太陽の下で微笑むあの子が好きだった いつものように空を見上げ 絵を描いた あの子に似た絵を 何度も何枚も あの子を忘れぬように
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前世のこと
君は、私に言った 来世でもきっとまた会えるよ 君は、私のような汚く穢れたものを人として扱ってくれた唯一無二のひとだ。 そんな君を偽善者と罵るものも居れば そんな優しい君に恋焦がれるものも居た それなのに、誰1人として君を助けようとするものは、居なかった 私にとって君は女神だ だから君という美しい存在を私のように穢れたものにする訳には行かない だから綺麗で美しいまま ノコスことにした ガラス越しに 永遠に変わらないキミ 青白くなった肌 髪の毛の抜けた頭 やせ細った体 君が病気だった事にきずけぬまま僕は、死んだよ。
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