月夜
9 件の小説変われるのならば
「貴方は生まれ変われるなら何になりたいですか。」 有名人 動物 キャラクター 物 沢山の考えが飛び交う中、私は頭を空っぽにして考えていた。 ___何になりたい......? 思い付くものは何も無かった。 自分が生まれ変われるほどの身分な人間じゃないと、おかしな思考を持っていたから 生まれ変わるのではなく、 「誰かに会えるのなら」 という質問ならすぐにでも答えれるのに 自分には価値が無いと思っているから 自分なりに考えて工夫をして頑張っているのに、誰も褒めてくれやしない 友達も、先生も、家族さえも だからずっと辛かった 苦しかった 逃げ場がなくて、唯一救ってくれたのは音楽だけ。 音楽を聴いてると嫌な事を忘れられるからとてもいい 精神安定剤的な何かかもしれない。 今日も疲れたな......... そういえば◯◯ちゃん死んじゃったんだっけか.... 可哀想に
世界なので
「こんな世界なので、辛いことが付き物ですね。」 貴方からの手紙を私はちゃんと読みましたよ。 ええ、何度も 貴方だから出来ること それは私を、私の知らぬ、彼方へ連れていってくれる。魔法みたいなこと 私には何もないので嬉しかったんです。 こんな世界にもこのような素敵なことが あるということが だから○○○○┈┈┈┈┈┈。
愛が割れた
愛の入っていたビンが割れた 壊された? 昔はとっても綺麗なビンで、みんな丁寧に、慎重に触って 見ていた。 今はどう? 全てが汚れて 傷がついて 今にも崩れそう 誰?誰がこんなにしたの? きっと誰のせいでもない と、思いたいけどそうではないでしょ? 愛....... 最近あった違和感はそうか...... 誰かに割られてしまった 私と同化していた、心の愛だったのね。
想い出の派生
会いたいなぁ ただ、それだけ 恋人・セフレ・そうゆう関係ではなくて ただ、話したい。笑い合いたい。 それだけ だけどきっと、叶わない 私が言い出せないから まるで鉛のように重いこの体をどうにか頑張って動かして 貴方に伝えることが出来たら それは、きっと叶う それだけの事なのに私は何も出来ないままで もう、夏が来るというのに。 夏の匂いを貴方と感じたい そんなこと祈ってはいけませんか? あまりにも自分勝手でしょうか? でもきっと、貴方なら許してくれそう だって心がとても広い人だもんね 否定的な言葉はあまり出さずに 肯定する言葉が多くて、 私にとってそれが救いで、嬉しい事でもあるの。 だからこそ、言い出せない だけど 誕生日だけでも祝わせてね? 貴方が生まれてきたこの世界に居ることが、とても幸せだから __今度逢えたなら、ジュースでも買おうね
変われない自分に
嘘をついた いけないことをした けど、悪くはないと思った 誰かを想ってみたかった あぁ、嫌われてばかりだ 何がしたいんだろう 君ならきっと見つけられるのだろう 君一人でも、 ごめんなさい 一言でも言えるのだろう 僕もそんな人間になってみたかったよ。 ◯◯へ
消えてくれ__
もういいよ 消えてくれ この視界に入らないでくれ もういい こんな世界の中じゃ どんなに僕が努力したって すぐ、誰かに壊される だから、辞めたんだ 真面目に生きることを
愛が在る痛み
貴方は、愛を、どんな感情だと思っているの? 愛とは、痛い事だと思う。 いや、辛い? そうかな 私はとても素敵なものだと思うけど。 辛い、辛いよ 苦しくて、纏って、のべりと付いて 本当に痛い。 「そう感じるのなら、貴方は美しい。」 「きっとそう。私は感じることが出来ないからね。」
旅の日記
もう、どうだっていいけどさ 一つ君に言っておくよ。 「┈┈大好きだよ」 いつも通り 朝ごはんを食べて、準備をして、 僕は今日も旅に出た。 いつもと変わらない交差点と 風景を過ぎ 時折見られる、素敵な物達も求めて。 「しかし今日は驚くほどに天気が良い、 耳がすぐ焼けてしまうほどだ 日光が鬱陶しくなってしまうね」 あまりにも歩けるような時ではなかったので 僕は、少し目の先にあったカフェに入った。 (アールグレイのアイス ミルク) 僕の大好きなものの一つ 一口、二口飲んでほっとため息をついた 「今日は行けるだろうか、 少し厳しいかもしれないな」 けれど、あいにいかなければ そうでなければ、 生きている意味など僕にはない。 僕はカフェから出た また、旅を再開した。
この世界は
またいじめたの? ◯◯くん、可哀想でしょ? 謝りなさい。 .......また怒られた、 これで何回目だろう。 またあの子学校休んだんだって? そうみたいよ 朝起きれないとか言って。 あら嫌だ、そんな子がうちの子じゃなくて本当に良かったわ。 本当よね〜 正直迷惑に過ぎないわ。 またそんな話ばっかり、 .......疲れたな、、、 軽く口に出した言葉で浅い傷でも、深い傷でも、簡単についてしまう。 そんなことで?これぐらいも出来ないの? 頭を下げて、痛くなって、涙が出てきて こんな生き方は嫌だな、 いや、違う 私はこんな生き方をするために生まれてきたわけじゃない 何か、 何か、私に出来ることがきっとある 「そうだ....」 「探しに行こう。」 「本当の自分と、優しい誰かを__」