ありが10
2 件の小説人間、合格
87歳の大学生 ローズにはこんな言葉がある。 夢を失ったとき、あなたは死んでしまう。 死んだまま歩き回っている人がたくさんいるわ。そして死んでいることにさえ気づかないの。 年を取ること(growing older)と成長すること(growing up)の間にはとてつもない差があります。 年寄りはいつも「したこと」は後悔しませんが、「しなかったこと」を後悔するのです。後悔する人だけが死を恐れるのです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー この言葉を聞いて、私は胸を打たれた。 そして、太宰治の「人間失格」を思い出す。 [人間、失格。もはや、自分は、完全に、人間で無くなりました] これから生きていくことの糧として、私はこう言い換えることにした。 [夢を失う時、人は死んでしまう。 人になりたいのであれば夢を見つけよう。 大きな夢じゃなくてもいい。 例えば このお肉が食べたい。 〇〇に行きたい。 そんなちっぽけな夢でも人になれる。 人間、合格。そして私は完全に、人間になることが出来た。]
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愛情
私には嫌いな姉がいる。 私より運動神経いいし、 勉強も私より出来て、 私より可愛い。 嫌いというか、嫉妬してるだけだけど…。 −そんな姉が交通事故で亡くなった− いきなりだった…。 嫌いな人でも、亡くなったら悲しいと思うのは…愛情からだろうか? いいや、違う…。 この感情に名をつけるのは、 私にも難しい。
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