星降夜(別サイトの作品投稿担当)

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星降夜(別サイトの作品投稿担当)

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俺は空気に干渉する。風術師…じゃなくて、空術師。魔力だけが取り柄だったけど最強になりました。

ヤバい。森に放り出されてしまった。どうすればいいんだろう。まず、生き残る可能性は、『街に戻る。』『森を通って別の街に行く』の二つが現実的かな?いや、でも、流石に後者は現実的ではないような。でも、街へ戻ってもまた追い出されるだけだろうし…。まあ、どのみち、森に放り出された時点で生き残る可能性は少ない。よし、決めた。この森、通ろう! 「でも戦う手段ないじゃーーーーん!」 森中にラティエルの声が響き渡った。 いや、まずは魔術を見てみるか。確かに伯爵様に追い出されたけど、名前がしょぼいだけかもしれない。神官様もユニークマジックって言ってたし。 「まあいいや、とりあえず、『ステータスオープン』」 名前 ラティエル 種族 人間 属性適正 風 魔術適正 空気(YM) 性 男 Lv 2 HP20 STR E VIT E AGI C INT A DEX B MND C LUK D 「やっぱり魔術系のステータスに結構偏ってるな。これでもINT凄いんじゃないか?」 でも空気に関する情報がないな。 「ステータスデータオープン『空気』」 こうすると言ったものの情報がステータスに開示される。 空気(YM) ユニークマジックで、空気に干渉することができる。空気を動かしたり、固めたり、色をつけたりすることができる。なお、『空気』は常時発動型魔術(パッシブマジック)で、発動条件は『空気』ということ。空気と言ってからは、空気の流れが見えるようになり、自分のイメージ通りに空気を変化させることができる。なお、自分の思い通りに動かすには、『エア』という必要がある。 「は?」 いや、これ、ぶっ壊れすぎる魔術では?もしかして、伯爵様って馬鹿だった?

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別サイトでは3章進行中!俺は空気に干渉する。風術師…じゃなくて、空術師。魔力だけが取り柄だったけど最強になりました。

あるところに、歴代最強と呼ばれた空術師なるものがいた。そのものは、風魔術を使って、空気に干渉するという技を編み出した。これは、魔力が取り柄の魔術師が最強へ至る物語である。 俺の名前は、ラティエル。伯爵様に拾われた平民だ。俺は孤児院生まれで、腹を空かせていたところに、伯爵様に拾ってもらった。どうやら俺は魔力が多いらしい。伯爵様が拾ってくれたこの御恩を返そうと思った。否、思っていた。 「『空気』だと⁉︎そんなゴミのような魔術はいらん!育ててやった恩も忘れて!出ていけ!」 魔術適性を調べたら俺はゴミだったようだ。神官様は、ユニークマジックと言っていたが、伯爵様に追い出された。やばいかもしれない。 「こっからどうすればいいんだよおおおおおお!」 森に男の声が響いたそうだ。

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