のりたま
6 件の小説雪は嫌い
雪が降った また雪かき。憂鬱だ 寒いのは苦手 すぐに手が痛くなってしまう 「雪なんて降らなければ良いのに」 そんなことを呟いた私の隣で ぼふっ 「うっわ冷てぇ!!服に入った!!」 小学生みたいにはしゃぐ馬鹿なやつ 冷たいのが嫌ならそんなことしなければいいのに 本当に馬鹿 「でもふかふかでいいなこれwお前もやれば?w」 そう無邪気に笑いかけてくる 「誰がそんなことするもんですか。小学生じゃないんだから」 相手するだけ時間の無駄 グイッ 「え?」 ぼふっと柔らかい音をたてて倒れ込んだ 腕を引っ張られたのだ。こいつ… 「冷たぁ!!最悪!何してくれてんの!?」 怒る私とは対称に笑ってる彼 イライラしながら立ち上がった 「お前っていつも背伸びするよな。俺ら高校生だぜ?まだまだ子供だろw」 「あんたが幼すぎるだけじゃない?」 「こっから嫌でも大人やんなきゃいけないんだし、別に今ぐらい子供やっていいんじゃねーの?」 「…余計なお世話」 「へいへい。悪かったですね〜」 雪は嫌いだ。でも 悪くは無いかもしれないと思った ぼふっ 「なんで結局自分から倒れ込んでんだよw」 「知らない。気分」 また雪が積もればいいのにと思ってしまった
仮面舞踏会
あら。貴方も参加者? ようこそ舞踏会へ 誰もが仮面を付けて舞う素敵な舞台 自分も相手も素顔を見せずに踊り舞う ほら、あの方なんて白くて綺麗な仮面でしょう? 私の仮面はどうかしら? 頑張って作ってみたのよ え?仮面なんてない? アハハッご冗談を あなたも付けてるではありませんか 立派でお綺麗な仮面をね
ルーティーン
苦しい 辛い 痛い 気持ち悪い 嫌 怖い 虚しい 悲しい 寂しい そんなドロドロした感情が渦巻いて 私は8時5分になるのを待った 8時5分だ。 もう間に合わない そう思った瞬間気が抜けてまたベッドへ倒れ込む そうしてまた何もしない1日が始まり 何もしなかったことに罪悪感を覚え また朝を迎える
愛を
あなたが喜んでくれるなら 私は花冠を作ろう あなたが笑ってくれるなら 私はどんな変顔もしよう あなたが泣いてしまうなら 私は甘やかしてそばにいよう あなたが嫌がるなら 私は理由を聞いて解決策を探そう あなたが辛いなら 私は寄り添おう あなたが頑張るのなら 私はサポートしよう あなたが旅立つのなら 私はそばで見守ろう あなたがまた泣いてしまうなら 私は 微笑もう あなたが私から旅立つのなら …私はここから見守ろう
優しさ
この世界は優しい人ほど損をして ずる賢いやつほど得をする 皆優しい人になりたいと言うけど それは自分から損したいと言っているようなものだ なのに人は優しくする それ偽善なのかもしれない 見返りを求めた優しさかもしれない それでも人は貰った優しさに微笑むのだろう ここは優しい人ほど損する世界 でも優しい人ほどそれに気付いていない ここは案外優しい世界なのかもしれない
巫女が愛した幻想郷
「今日もほんと平和ねぇ」 赤いリボンをつけた巫女服の少女がそうつぶやいた。 そう。今日も何も変わらない1日 起きて、ご飯を食べて、寝て、息をする たまにくる魔理沙や妖怪たちの相手をしながら でも今日は紫が騒がしくこちらに隙間を使って覗きに来ては去るのを繰り返している 「あーもう鬱陶しい!まともに昼寝も出来やしないわ。紫何してんの?」 霊夢に怒鳴られて驚く紫。 いつものような余裕はなく、焦っているように見える。 「霊夢。今日は絶対に危険な事しないでね?何があっても自分の命を守るの」 はぁ…わかった。と答える霊夢に不安そうな顔を浮かべ紫は去っていった。何か嫌な予知でもしたのだろうか。気になったがとりあえず紫がいなくなったので昼寝をすることにした 「懐かしいなぁ博麗神社」 木々のゆらぎと共に現れた少女。 少し笑みを浮かべ霊夢へと近づいた