アイノラ

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アイノラ

読書が好きです。 児童書が特に好きです。漫画も読みます。詩とか哲学も好きです。絵も好き。 頭の中にあるものを言葉で表してみたいです。 その言葉を好きになってくれる人がいるといいなと思います。 …ちょっとカッコつけました。 学生なので投稿少なめです。 2022.12.27に始めました。

高い理想とその過程

どこまでいってもどこまでやっても、足りないなぁって思う。 頑張っても努力しても、届かないなぁって思う。 私の理想が高すぎるだけかな。 凝り性なだけかな。 でもそれもいいと思う。 もっともっと。もっといい物をって。 追求しつづけられることは素敵なことだと思うから。

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高い理想とその過程

死んだらどうなる

死んだらどうなるんだろう。 全部おしまいなのかな。 生きてたらなにかあるのかな。 もがいてあがいて、つかめるものはなんだろう。 この手の先になにがある? 死んだらどうなるんだろう。 わたしの周りはどうだろう。 わたしの死を悲しむのかな。 それともどうとも思わないのかな。 逆にわたしはどうだろう。 まわりの誰かが、死んだら悲しい? きっとそれは想像できないくらいに悲しいんだろう。 だったらみんなも? わたしが死んだら悲しいんだろうか。 生きていたらどうなるんだろう。 酸素を吸って二酸化炭素を吐いて。 食べて寝て。 同じような毎日を過ごして。 それはもしかしたら、死んでいるのと同じだろうか。 でも想像すると『違う』と思う。 わたしは生きてる。 死んだら全部おしまいだ。 生きてたら同じような日々のくり返しでも。 その中にいつもと違うものを見つけられる。 死んだらどうなるかなんて、死んだらわかる。 なら今は、生きていたらどうなるかを考えよう。

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死んだらどうなる

夜桜

新月の次の夜に散歩に出た。 正直、家を出るまで昨日が新月だなんて気づいてなかった。 しまったな、と思った。いつもより暗い道。 でもなんとなくふらふらとする。 夜道が危ないのはじゅうぶん分かっているつもりだけど、ここらへんは田舎で真夜中の人通りはほとんどない。 めったなことはないはず。 そう思いながら、いちおう民家沿いに歩いていく。 花あかり、という言葉を思い出した。 キラキラとまるで、光のつぶが舞っているような。 公園の桜が光っていた。 月の光の少ない夜に、ぼんやりと。 なぜか涙がでてきて、しばらく道ばたにつったっていた。 (……帰ろ) きっとすぐ忘れるくらいの軽い出来事。 でも、なぜだろう。心が強く揺さぶられた。 これが自然の力か。強さか。 きっとすぐに忘れてしまう。 でもきっと頭で覚えていなくても、心がずっと覚えているんだろう。 そう思わせるような桜だった。

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夜桜

罪悪感を感じる人

罪悪感。 私の中で、かなり強い感情。 なんでもないことに罪悪感を感じる。 冗談混じりで言われた言葉に。 自分は悪くないのに。 なぜか感じる。 感じてしまう。 感受性が強いとか、敏感だとか。 そういうことを言われる。 私にはこれが普通なのだけど。 私はどうも傷つきやすすぎるらしい。 なんでもかんでも強く感じてしまうらしい。 これは悪いことだろうか。 いやそうではないだろう。 私はきっとこれでいい。

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罪悪感を感じる人

ニアリーイコール

私に出来ることが、他の人にも出来るとは限らない。 逆に私にできないことが、他の人にも出来ないとも限らない。 逆がイコールとは限らない。 言葉と行動が一致しないときもある。 心と体は“密接につながっている”だけで“直結”してはいない。 本物はここにない。 偽物が本物にも見える。 私は人と違う。 でも同じ。 それは誰でもそう。 少しずつ同じで少しずつ違う。 ニアリーイコール。 ほとんど等しい。

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ニアリーイコール

“弱さ”

私は弱いから、なにかにすがって生きていたい。 人に、物に、すがっていたい。 そうじゃないと生きてけないって、そう思っている。 本当はもっと動けるのに。 本当はまだまだできるのに。 本当はもっとずっと強いのに。 弱いと思い込んで、本当に弱くなって。 動けなくて、がんじがらめで。 なにかにすがってないと。 もっと強い“なにか”に。 負けていまいそう。

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“弱さ”

ねぇ一緒に

ねぇ一緒に遊ぼう ねぇ一緒に笑おう ねぇ一緒に泣こう ねぇ一緒に行こう ねぇ一緒に生きよう ねぇ一緒に死のう ねぇ一緒にこもれびをあびて ゆったりと眠る日々を過ごそう

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ねぇ一緒に

涙の大義名分

あきらめみたいなため息が背中にささる。 みんなが私を悪者みたいに見ている。 息苦しい。視線に押しつぶされる。 後ろ指さされて、陰口をたたかれる。 いっそ正面から、胸ぐらでもつかんで叫んでくれればいいのに。 そうすれば私は反撃できる大義名分を得る。 思っていたことをぶちまけて、思いっきりすねでもけってやれる。 それでもきっと心は晴れないから。 みんなが引くほど泣いてやれる。

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涙の大義名分

夢を見ていたい

「ずっと夢を見ていたかった」 少女は目を閉じる。 「でも、夢は絶対に覚めるもので」 声を震わせながら。 「いつかは現実を見ないといけない」 少女は目を開ける。 そして現実を見る。 現実を、受け止める。

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夢を見ていたい

淡白な私

私は淡白だった。 生まれてこのかた十数年、ずっと気付いていなかったけれど。 私って淡白なんだ。 そう思ってしまえば納得がいった。 友達に利害関係以上のなにかを見いだせないのも。 好きなものをそれほど熱烈に追いかけられないことも。 独占欲があるわりに、手もとを離れてしまえばすぐ忘れることも。 大好きな親友のことでさえ、時に嫌いになることも。 全部私が淡白だからだ。 全部私が疑心暗鬼で、少し人間不信だからだ。 『この世に絶対はない』がモットーで。 『好き嫌いなんてすぐ変わる』って思っているから。 私が人に期待しないから。 裏切られたくないから。悲しくなりたくないから。 辛い思いをするのが、なにより嫌いだから。 だから私は淡白なんだ。 きっと自分から、そうなりたいと望んだんだ。

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淡白な私