れんげ
4 件の小説地獄
あの日から14年の時が経った。 あの地獄から14年も。 だからわかる。 人間の素晴らしさが。 大切な人を亡くしても、 大切な家をなくしても、 生きる気力を無くしても、 それでも生きたんだ。 失ったものを取り戻すことは出来ないけど、 もう一度新たに作り出すことができる、 そのことを教えてくれたのも、 14年前の地獄だった。
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本音
なんでだろ ただ言いたかったことを言っただけなのに、 なんで涙が出てくるんだろ いつも嘘ばっかりついてたから? 嘘はだめって言うのは、 こういう時に自分が辛くなるからなのかな なんで?
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特別な人に
「私のとあの子のチョコ全然違うじゃん」 貴方をあの子と比べてる訳じゃないよ。 ただあの子が誰よりも特別なだけ。
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最期の約束
「家に帰りたい。」 彼女がそう呟いた 私も君と一緒に帰りたいよ。 だから帰ろう、皆が待っているあの家に。 私がそう囁くと 彼女は安心したかのように微笑んだ。 その瞬間、彼女の腕がぶらりと下がった 私は、嫌な考えを誤魔化しながら足を動かした。 「さあ、家に着いたよ。」 彼女からの返事は無かった。 彼女の顔はいつもよ優しい表情で、 腕の中の彼女の身体は、 冷たくなっていた。
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