樹
17 件の小説〇〇様へ
今年はいつにも増して暑い年ですね 最近、貴方が頭から離れません これはきっとラブレター 貴方に向けてのラブレター あぁ返答を あぁお返しを SNSで見つけた貴方 重いだなんて言わないで 私はただアイドルの貴方に恋をした さようなら また明日 また明日
笑顔
願い事なんて叶わない 願いなんて 幸せなんて そんなのただの感情だ 生きるなんて希望なんて 不幸なんて幸せなんて 生きるなんて死ぬなんて 怒りなんて悲しみなんて 全部全部感情だ ランダムみたいなもんだ 僕は違うから 誰かと比べて僕を解かないで 僕は僕だから
輝茜 番外編
寧々 あ、茜くん! 茜 何?八代さん 寧々 葵が呼んでたよ? 茜 アオちゃんが!? 茜 今行くよ、!アオちゃん、! 葵 ここにいるよ? 茜 あ、アオちゃん 茜 で用って何? 葵 茜くんさ、今日一緒に帰れる? 茜 もちろん! 輝 ふーん……(小声) −−−5分後−−− 輝 赤根さん 葵 はい? 輝 今日茜は仕事忙しくて一緒に帰れそうにないって言ってたよ 葵 そうですか…ありがとうございます 輝 うん じゃあ 気を付けてね 赤根さん 葵 はい
思いの裏
俺は今日皆と一緒に百物語をする ロウソクひとーつ ロウソクふたーつ ろうそくみーっつ 遅いな… ロウソクよーっつ −−−−−−−−−−−−−−−−− ロウソク100本付け終わった時 一人ふざけていたやつがいた あ〜あ可哀想に服に火がついちゃったね あ〜皆んなに燃え移る 皆熱そうだね 可哀想に 可哀想に 外で眺めながら言う これで僕の話はおしまい あれ? 皆聞いてた?そうだったね 火 消さなきゃ
大好き
この日僕の恋は叶う 魔女は言う 今日の祭りで好きな人と結ばれるでしょう 嬉しかった 意味が分かるまで あ〜そうだね 僕の好きな人は死んだんだった 僕は天国に行けるかな……
罪悪感
俺はとある所で警官をしている まだ俺が新入りだった頃 1人の子供が親を殺した 少年法はなかった 俺は何故かそいつを逃がしてしまった わざと これが正しいと思ったからだ あ〜間違っていた −新聞− 最近連続殺人鬼が捕まりました 面影があった あの時の少年か なんでこうなった 捕まえておけば 1人の少年の命なんて 何人もの人の命よりも あ〜あの時のお兄さんだ〜 ねあの時みたいに 助けてよ
部屋
俺は大学生! バイトのことがあって最近上京したんだけど 二階建てのアパートでね そのアパートは一階ずつに4号室まであるんだ 俺は203号室 一階の人にはあまり合わないから分からないけど 二階の人で 1号室の人が気さくなおじさん いつも会ったらおはよう! とかこんばんわ とか言ってくれる 2号室の人は美人な女の人 いつも会うのがちょっと楽しみ 3号室は俺 4号室の人はまだ会ったことがない けど夜になると壁を5分程度叩くんだ 無視してたけどある日バイトで嫌なことがあったんだ 一人暮らしで八つ当たりができる訳でもない そんな時 ドンッドンッ 始まった ムカつくな…… 管理業者に訴えてやろう −次の日− 俺 あの、203号室のものなのですが 4号室の人が毎晩壁を叩いていてうるさいんです 管理業者 そうですか……あの… そのアパート貴方しか住んでませんよ 俺 え? 電話を切る 後日聞いた話によると そのアパートの駐車場は墓石でできていて そもそもこのアパートは墓地の跡地にできていたようだった
星空の下
俺 アイツのこと好きだな… 気づいたのは夏の放課後 アイツを呼んでしまった 話すのに1時間はかけてしまった あ〜ヤバイ こんな気持ち初めてだ あ、クッソ言いたいけど振られたら立ち直れない気がするそんなことを考えていると時間が遅く感じる ぐぬぬ 当たって砕けたい…… 受け入れて欲しい アイツだけには嫌われたくない 頼むから −好きだ− 言ってしまった ヤバイ 振られる 努力もしていない人間は振られて当然だ 友達じゃなくなる きっと きっと 話しかけてはくれなくなる 俺が悪いのかな 早まっちゃったかな でももう10年は一緒にいる小学校から一緒だ ダメだったかな −僕も…僕も樹の事 好き− は? 今振られなかった…? あ〜夜の空って綺麗… この日は僕にとってきっと特別な日になるだろう
幸せ?
俺は最初から分かっていた 知りたくなかった ただの願望だ 愛してくれ それが俺の生きがい 誰でもいいから 俺を愛して それでも空いた穴は埋められない 幸せ? そんなものはない 幸せなんて言葉は無い
浮気
俺は無我夢中だった 好きな人に告白してただOKして欲しかった でもその時一緒に告白した女の子がいた 浮気してもいいから 言ってしまった 付き合い初めて1ヶ月 貴方はあの子を選んだのね