ぴぴ
6 件の小説私がいいよ、（6）
私の好きな人には好きな人がいて、この恋が叶わないのとはわかりきっていた。 今日、彼は好きな人に告白するらしい。 きっと成功するだろうな、そしたら彼女だけのものになって私じゃ手の届かないもっと遠くの存在になるんだろうな。 好きな人の幸せを誰よりも願っている。 でも彼の人生を幸せにするのは私が良かったな、 告白が上手くいかなければいいのに。 誰のものにもなら無ければいいのに。 私が愛してあげられるのにな。 あぁ、あなたの幸せを願えない私は最低だ。
欲張りな気持ち、（5）
あなたに告白した。 あなたは「俺でいいなら、よろしく」って言って告白をうけとってくれた。 その時は、夢じゃないのかって疑うくらい嬉しくてたまらなかった。 目が合うと笑ってくれたり、 少しだけの時間でも話し相手になってくれたり、 悩みを聞いてくれたり、 可愛いねって言ってくれたり、 彼氏だからって言ってくれたり… どんな話をしてもちゃんと優しく答えてくれるあなたが好きだ。 でもね、、可愛いでもない、優しいでもない、心配でもない、1番欲しい言葉を言われたことは無いんだよ。欲張りかもしれないけど、たった一言でいいから言って欲しいな、 「好き」だって。
恋の理由、（4）
好きになるのに理由なんてない。 恋なんていつの間にか落ちているものだ。 その人のちょっとした優しさや、思わぬ所に隙をつかれて好きになるかもしれない。 その瞬間は幸せで溢れているものだ。 でも、嫌いになるのには理由がいる。 ちょっとした事で恋心が破滅することもあるのだ。 嫉妬心や苛立ちで、当たってしまったり、1人で苦しむことがあり、嫌いになるかもしれない。 その瞬間は苦しみや悲しみに溢れているものだ。 恋は人生において幸せに見えて、不幸でもある…。
同じ愛なはず、（3）
推しが好き、大好き、愛してる、結婚したい。 世間的に言う《リアコ》。 推しにってバカみたい、現実見ろよ、無理だろ。 もしそうだとしても夢を見てはいけないの？ 愛してはいけないの？ いつか両想いになれるって信じちゃいけないの？ 恋人にプレゼントを贈ることと同じように、推しには貢ぐ。それと何が違うの？ 愛の仕方は同じはずなのに、
むくわれた愛（2）
好きな人が出来た。 サッカー部のかっこいい先輩で女子からも大人気。いつも通りベンチで眺めていると目が合ったような気がした、それだけで満足だった。 そしてそのまま先輩の卒業式を迎えた、 女子に囲まれる先輩、話したこともない先輩、 愛されてる先輩…。もう帰ろう、こんなとこにいても何にもならない。 「君っ、！」 目の前にはあの運動場にいた先輩が息を荒くして立っていた。 「いつも見てくれていて、ありがとう。」 そう言って走っていった、その言葉だけで私は何年もの幸せを貰えたきがした。
私自身を愛して。(1)
私は彼を心から愛している。 彼だって私のことを好きだと言ってくれる。 ハグだってキスだってしてくれるし、デートだって行ってくれるんだ。 彼は自分の夢のためにお金がいるらしい。 だから毎回私は彼のためだけにお金を渡す、 その時はいつもより愛してくれるんだ。 不安になる…？そんな事ないよ。 だって彼は私とことを「愛してる」って言ってくれるから。 私自身を愛してくれてるから…。