霧人
2 件の小説霧人
はじめまして……キリヒトです アンモラルな官能小説を書いています。 他のサイトでも違うnameで何作か連載しています𓂃𓈒𓏸 ❤︎ 創作作品もあれば、実生活をリアルに再現したものもあります…… 宜しければ ( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )❤︎
~寄性獣~ その二
【下宿一日目 ……予感】 シャワーの音は…… 時に、下界の雑踏をすべて遮断する…… 私はインターフォン♬が鳴ってることに… 気づいてなかった…… 浴室を出てバスタオルを身体に結びつける❤︎ ドアを開けて、廊下に出ようとしたところで… 大きな何かにぶつかった⁉️ 『きゃっ!』 「ごめん! 叔母さん、呼び鈴鳴らしても… 誰も出てこないし、でも車があったから… 誰か居るんだろうなと思って、勝手に上がっちゃった!」 『……え? …………鉄男……くん?』 「お久しぶりです。」 『嘘ォ〜! 身長伸びたねぇ❗️』 「そうですか? まぁ、育ち盛りなもんで(笑)」 本当に…3年前に見た、鉄男くんとはまるで別人だ。 信一と同級生とは思えないくらい大人びてる… 「叔母さん…バスタイムでした…か?」 『あ、やだァ、私こんな格好で💦 着替えてくるから、リビングで待ってて❗️』 「それなら、オレもシャワー借りていいですか? 長野と違って、甲府盆地は蒸し暑くて… カラダ…ベトベトなんで!」 『もちろん、いいわよ。着替えは?』 「持ってきた荷物のなかに入ってます。」 『あ、それはそうね(笑) 洗う物は、洗濯機の中に入れておいて! バスタオルは、着替えたら持っていくから!』 「あ、はい……ありがとうございます…」 『やだァ、そんなに畏まらなくていいのよ! 身内なんだからァ(笑) 遠慮しないで…』 「ありがとうございます。」 着替えを取りに、二階への階段をパタパタ上がる私。 それを覗きこむように見つめる……甥っ子の 粘り気のある視線には…全く気づかなかった… それにしても、見違えるような立派な体格になった鉄男くん。 小学生で、あんなに大人びた子…見たことない! それは全国少年柔道大会、日本一になったのも頷ける❗️ お部屋で身体にフィットする部屋着に着替えて、新しいバスタオルを持って浴室の隣りの洗面台のある着衣所に向かう。 『鉄男くん! ここにタオル置いとくね!』 「……はぁい…………ありがとうございます!」 曇りガラス越しに見える…… カラダを洗う、甥っ子の大きい影が…… 何故か、得体の知れない怖さみたいなものを感じさせる❓ 意識しちゃってるのは……私のほうかも知れない💦 …駄目ねぇ… お風呂から出た、鉄男くんがリビングのソファーで寛いでる。 『何か飲む?』 「じゃあ、牛乳……あります?」 『……あるわよ クスクス(笑)』 「えっ! なんか可笑しいですか❓」 『べつに……可笑しく……ないけど (笑)』 本当は、可笑しかった…… 下着姿で寛ぐ、鉄男くんの姿を見て…… 今にも(ビール)と言いそうな雰囲気なのに… ミルクをチョイスする違和感に、やっぱり子供なんだなって実感してしまう。 まあ、ビールって言われても困るんだけど(笑) 『はい……牛乳! いつまでもそんな格好してないで、なんか上に 着たら!』 「汗が引かなくて💦 すいません…」 『エアコンつけてるのになぁ…もう少し温度下げよっか!』 タンブラーのミルクを、グイグイと飲みほす… お口の端から溢れた白い液体が、顎先から首に伝い流れてる💧 追加の牛乳をタンブラーに注ぎながら… ついでに、ティッシュで口元や首すじのミルクを拭いてあげる… うっすらと生えてる……顎の無精髭。 シャツの開いた胸元から見える……産毛の様な胸毛。 見せる行動の幼さと相まって、自然と男性を感じてしまう…… 「叔母さん、どうかしたの?」 『うんん……なんでもない💦』 拭きながら子細を観察してて、少しボーッとしてた! 『……と、利恵さんは……元気?』 「としえ…あっ違った…母ちゃんね! 母ちゃんは、相変わらずですよ…… あれしろこれしろって、うるさいし!」 『母親なんだもん、当然でしょ! かわいい息子の世話をやくのは……』 「かわいいっていう歳でも……💦」 『幾つになっても……かわいいの❗️』 その日の夕食は、主人も早めに帰ってくれて… 普段より賑やかな宴となった! 私と主人はビール、信一と鉄男くんはコーラで乾杯をした…… ……ささやかな歓迎会だ。 「鉄男!凄いな! 柔道全国一位かぁ… アニキも、鼻高々だろう!」 「全国一位っていっても、小学生の部だから…」 「謙遜してぇ… その体格なら中学入っても、向かうところ敵無しだろ?」 「どうかなぁ 💦 でも、目標はあくまでもオリンピックですから…」 「そりゃそうだ! アニキも強化選手だったからな! 選考には漏れたけど、鉄男がメダル獲ったら… アニキも喜ぶだろうな❗️」 そう義兄さんの春夫さんは、長野市で道場を経営していて、子供たちに柔道を教えている。 日本代表の有力選手と言われていたが、オリンピックの直前に足を痛め、惜しくも選考に漏れた過去がある。 一人息子の鉄男に、夢を託すのも当然だろう! 「鉄っちゃん、じゃあボクと勝負しようか?」 「ハハ(笑) 信一には負けんわ!」 「わかってるよ! リアルじゃあ勝負になんないから… 格闘ゲームだよ。」 「ゲームでも負ける気はしないけどな!」 「よぉし! じゃあボクの部屋で勝負だ!」 夕食を食べ終えた信一が2階に駆け上がる… 「信一! 待てよぉ! 叔父さん、叔母さん、ごちそうさまでした❗️」 後を追って、鉄男くんも階段を上がる。 『2人とも、朝早いんだから… 遅くまでゲームしてちゃ駄目よ❗️』 「はぁ〜い❗️」 なんだかんだ言っても、子供同士… 意気投合するのには時間を要しない。 主人がお風呂に入ってるあいだに、夕食の後片付けをして…… 私も、昼間にシャワーしか浴びてないから… ゆっくり湯船に浸かりながら… 読みかけの恋愛小説を読むことにする。 (その三に続きます)
~寄生獣~ その一
【 鉄男の夏下宿 】 『今年の夏も暑いですね…』 「夏は暑いもんだろ! それより今日… アニキのところの鉄男が来るんじゃなかったか?」 『そうですね、午後には着く予定です。』 「僕も、なるべく早く帰るから… 面倒みてやってくれよ!」 『はぃ……わかってます…』 七月二十五日 長野市の義兄さんのところの一人息子… 鉄男くんが甲府市の我が家にやって来る… 小学6年生の鉄男くんは、来年の春から甲府市内の私立中学にスポーツ推薦枠で入学することになっている🌸 昨年の全国少年柔道大会で、5年生でありながら6年生の有力選手を破って日本一になったらしい! スポーツの強豪校で有名な、山梨○○大学附属中学に特待選手として迎えられる事となり夏休みの間、特別に中学生に混ざって練習に参加することになった。 その間の一ヶ月弱を、我が家から通うことになっている。 「それじゃあ、行ってくるね…由美子…」 『はい、行ってらっしゃい…』 「今夜は、久しぶりに、どう?」 『馬鹿ねぇ……鉄男くんが居るのよ💦』 「身体はデカくても小学生なんだから、早く寝るだろう!」 『もう、馬鹿なこと言ってないで… 忘れ物 ないようにしてくださいよ…』 「ハイハイ! 行ってくるよ!」 主人が出掛けた後、二階に上がって信一を起こす。 我が家の一人息子、信一も鉄男くんと同じ小学6年生だ! 『信ちゃん、起きて!』 「……う〜ん……夏休みだよ……母さん…」 『塾の夏期講習でしょ!早く起きないと遅れちゃうよ!』 「わかったァ、5分したら起きるよ…」 『しっかりしてね! 今日から鉄男くん、来るんだから』 「あっ、そっかー 鉄っちゃん来るんだ…」 『そうよ! トーストとコーヒーでいい?』 「……カフェ……オレ……」 『わかった! 早く降りて来なさい…』 朝はバタバタと忙しい…… 結局、信ちゃんが降りてきたのは十五分後で… カフェオレは少しぬるくなってしまった! 携帯を触りながら、トーストを噛じる信ちゃん… 『食事中は携帯禁止でしょ❌』 「鉄っちゃん、電車の乗ったって… すこし早めに…着くんじゃない…」 『あらっ、何時に着くって?』 「ハハ…携帯禁止なんじゃないの?」 『屁理屈 言わないの!』 「ちょっと、待ってぇ〜 あっ、学校に寄って挨拶してくるから午後だって」 『学校に寄ってくるの? 大丈夫かしら? 行き方……わかるのかなぁ❓』 「ふつう分かるっしょ! ナビってものもあるし(笑)」 『もぉー、憎たらしい子ねぇ!』 後ろから近づいて、両こぶしで頬っぺをグリグリする❗️ 「やめてよォ、ホントに遅れちゃうだろ!」 朝から息子とイチャイチャする❤︎ 幸せを感じる…日常のひとコマだ…… 我が家の男性陣が出掛けたあとは…… 洗濯機をまわしながら、お部屋のお掃除🧹 今夜から信ちゃんの部屋に、鉄男くんも寝泊まりするので、お客様用の寝具も用意する。 コロナで3年ほど会ってないけど…… 鉄男くん、身長伸びてるのかなぁ❓ 信ちゃんは小柄だから、シングルの御布団が小さいようなら鉄男くんがベッドを使えばいい❗️ 色々と家事をこなしていると……もうお昼過ぎ… 蒸し暑い甲府盆地の7月は…… 少し動くだけで身体がベトベトになる💦 鉄男くんが来る前に、シャワーを浴びよう❤︎.* 脱衣所の全身カガミで、体のラインをチェックする… 色白は七難隠すというけれど…… 30代後半になって、お肉がついてきた…… 主人は、このカラダがお気に入りのようだけど…… 少しダイエットしようかな…夏だし… (その2に続きます)