高橋

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高橋

オリジナル小説を書いてます。 たまに短信もお送りしますのでぜひ読んでもらいたいです。

出会い#1

 「あっ…/////ん゛っ//あ゛ーーーーー//」 静かな部屋で私の喘ぐ声が響く ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「メサキちゃんマジで可愛い!!ほんとにお金払わなくていいの??」 ホテルをでて名前も知らないおじさんと話している 「うん!私も性欲溜まってたから逆に感謝だよー!」 「やっぱりメサキちゃんは変態だね笑 次も会おうね。帰ったらまた連絡するから!」 そう言って別れたあと私はすぐにスマホを出して“coetomo”というアプリを開く いわゆるエロイプ目的の人が蔓延っているアプリである 画面に映された“このアカウントをブロックする”を押して地下鉄に乗り込む 私はどんな男の人でも無償でセックスする。それで相手も自分も喜ぶし、経験人数が多いとかっこいいと思ってしまう私も嬉しいから でも1人の人は一回しかしないし、恋愛関係になることは絶対にない 今日までで何人の人としたんだろ、、 冷静に考えると私は“ヤリマン”と言われてもおかしくないんじゃないか?と考えながら帰路につく ある日、いつものようにアプリでヤル人を探していたら1人の男から“道民の集まり”というDiscordのサーバーに招待された。 そこは北海道に住んでいるいろいろな人と通話やチャットができる場所だ。 私にとって素晴らしい居場所となった。恋愛感情も性的な感情も抱かないありのままの自分でいられる唯一の居場所となった。 何日もいると仲のいいメンバーができてくる。 その中でも“うり”と“ゆう”という男の子と仲良くなった。 いつも寝落ち通話やゲーム、雑談などをしてワイワイしていた 数日後、管理者から一通のチャットが送られてきた 「カラオケオフ会しよう!!」 それを見て私は嬉しくなった みんなと直接会って話せるのが嬉しくて待ち遠しかった いつも私のことバカにしてくる2人を惚れさせてやる!!とも思っていた 実際私は容姿には自信がある −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− オフ会当日、私は可愛い服を着て、化粧もバッチリしてオフ会に参加。 案の定周りからは可愛いと言われて満足していた うりは不参加のため、ゆうと話せるのが楽しみで、実際あったら楽しくて仕方がなかった。 ゆうが「帰り最寄りまで送るよ」と言ってくれたので一緒に帰った これは間違いなく惚れたな。なんて思いながら帰っていた。 駅に着き、ゆうに「写真撮ろ」と言ってツーショットを撮った Instagramに『うりへ、ゆうくんはもらいました、私の嫁です」なんてふざけた内容でストーリーを投稿した ゆうくんはふざけたように「何投稿してんの笑」と言ってくる 「えー?だめ?」 なんて、可愛く言ってみる 別に惚れさせることに意味はない、そこで恋愛感情を抱かれても困る。 ただモテたいのだ 帰り際にLINEを交換した ネットで知り合った人の中で初めて 彼の本名は「カイ」くんだった 年齢は、一つ下の14歳。

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