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10 件の小説オシドリは笑い続ける5
第五章 ウミガラス マコが1人でいる、そこにユリカが入ってくる マコ なに?こんなところに呼び出して ユリカ やっぱり昨日のことが気になって… マコ で?なに? ユリカ 分かってたんでしょ?全部 マコ は? ユリカ なんで呼ばれたかも、なにをされていたのかも、なにをしようとしたのかも…分かってたんでしょ? マコ 分かってたらなに? ユリカ 守ってくれたんだよね?私のこと マコ なんで私が出会ってまだ何日かしか会ってない赤の他人を助けなくちゃいけないの? ユリカ それは分からないけど… マコ なに?友情ごっこ?そんなあんたが求めてること、人はやってくれないから ユリカ …じゃあ、そうゆうことにさせて、 マコ は? ユリカ 私を守ってくれて、ありがとう マコ ありがとう?ありがとう、ありがとう?は?意味わかんないんだけど ユリカ 偶然じゃない気がするからさなんか マコ なんでこんな私に?感謝なんてしなくていいから ユリカ もしかして、「ありがとう」って言われたことない? マコ … ユリカ ふふ、冗談だよ!誰だって何かしらはあるでしょ? マコ そうかもね ユリカ ちゃんと来てくれてありがとう、 じゃあ戻るね! マコ うん あたりが暗くなりマコもさる 明るくなると教室にアオジとツグミがいる アオジ で…その傷どうしたんですか? ツグミ 関係ないでしょう アオジ そうですねぇ僕は関係ありません、 ですが結構生々しいのでつい興奮してしまい ツグミ 変わってますね アオジ それをご存知の上で関わってくれているのでしょう? ツグミ まぁそうですね、気にしません アオジ ある人とは大違いですねぇ〜 ツグミ ある人? アオジ いえ、こっちの話です。 一瞬静かになる ツグミ …僕がもし明日死ぬって言ったらどうしますか? アオジ え?どこで死ぬのか知りたいですねぇ ツグミ どうしてですか? アオジ 人間の死に様を見たいからフフ ツグミ フフ、そんなこと言う人初めてですよ アオジ これを言っても笑ってくださるんですねぇ? ツグミ だって面白いから アオジ 死にたいんですか? ツグミ 出来ることなら、生きている理由なんてないしそれに私が死んだらあいつらは後悔してくれるかなって アオジ …もし後悔してくれなかったらどうするんですか?なにもなかったかのように笑っていたらどうするんですか? ツグミ … アオジ あなたはただ承認欲求が多いだけでしょう?誰かに見てほしい、誰かに認めてもらいたい、心配してほしい、嫉妬して憎んでほしい、一生忘れないでほしい… そんなこと思ってたりしてませんか? ツグミ … アオジ でも、あなたはまだ大丈夫でしょう、まだそんなに余裕そうな顔ができるのだから ツグミ え?どうゆうことですか? アオジ 人間が本当に辛い時ってどうなると思いますか? ツグミ 泣くんじゃないんですか? アオジ んー、もう1段楽ぐらい上ですかね、 人間が本当に辛い時は…泣くでもなく、怒るでもなく、笑うんですよ ツグミ え? アオジ もうどうなってもいいと思ってしまうから、狂ったように笑っちゃうんですよフフ ツグミ … アオジ 僕はそれを見るのが好きなんですよねぇー ツグミ それって… アオジ あー僕ですか?僕はもう最初からこうなんで…辛いとか痛いとかそうゆう感覚は一つもありませんよ ツグミ ありますよ、いくら狂っててもありますよ!人間なんだから アオジ ほー人間 ツグミ そうでしょう? アオジ そうかもですね 狂っていてもこんなに話してくれるならまだ暖かいほうなのでしょう。 放置されて必要なくなったホッカイロはとても寂しく冷えてしまうから アオジ まぁ、それでも死にたいと言うなら死んでくれて構いませんが… フフだってあなたが消えたところでなにも変わらないじゃないですか?いつものようにあいつらは笑っていて、清々しいほど空は青いままフフ ツグミ アオジくんらしい言葉ですね、 あたりが暗くなる
オシドリは笑い続ける4
第四章 マガモ達の会議 タダキ はい!今日もお疲れ様でした ユリカ お、お疲れ様です… タダキ 今日は全員揃っている…奇跡か! それとも今日は雹が降るかもしれない… マコ 失礼! タダキ 私はこの喜ばしい行動を嬉しがっているだけです!今日おせきご飯にしよう アオジ いいね〜楽しみにしてるよ タダキ 今日は昨日より問題は少なかったですね、安心安心…ということにはなりませんでした残念ながら アオジ なに?僕はなにもしてないですよ、またどっかの問題児でしょ? マコ なに? タダキ あなた、神通力使いましたよね? マコ え?使っちゃだめ? タダキ ダメに決まってるじゃないですか、今は1番怪しまれている時期ですし…それになんで万引きさせたんですか? マコ …やりたかっただけ タダキ …あなたねぇ タダキがマコに殴りかかろうとする そしてそれをオオワシが止める タダキ 失礼、今回までは許します、ですが次やったら天空様にいいつけますからね! マコ はいはい アオジ ほら問題児が マコ あぁ? タダキ こらこら それで、なんか情報はありましたか? ユリカ 私は特にありません オオワシ (バツのポーズを取る) アオジが手を上げる タダキ アオジくんなにかあるんですか? アオジ いやぁ、今日はこんな僕に話かけてくれる男の子がいたからさ、ちょっと気になって マコ へぇ〜あんたにも話しかけてくれる人がいるんだねぇー アオジ はは僕もビックリ あー惚れちゃいそうだなぁーふふ タダキ やめてくださいね!好きな人をバラバラにして飾るとか言い出すの!また違う問題が起きるんで マコ あんたゲイだっけ? アオジ 僕に性別はないから マコ キショ アオジ だからそれ言うのやめてくれるかなぁ〜、今拷問学学んでるから早く試すのが楽しみたんだよ、あなたにしようか?フフ マコ やっぱりあんた嫌いだわ タダキ マコさんはなにか情報はありましたか? マコ なにもない タダキ そうですか…じゃあアオジくんは引き続きその子について調べてくるようお願いします。 アオジ 解了〜 タダキ では会議も終わりましたす、初めて時間通りにみんなが集まった記念におせきご飯作ってきます、オオワシくん手伝ってください(エプロンをつけて言う) オオワシ (オッケーのポーズ) アオジ あ、切り立てほやほやの解剖したカエルあるけど入れる? タダキ 遠慮しておきます! マコ ふざけんな!ぜってぇ変なもの入れんじゃねぇぞ! タダキ 天ぷらにしたら美味いのに… 刺身っていうのもありフフ
オシドリは笑い続ける3
第三章 シマフクロウは今日も タダキ あの2人大丈夫ですかね… オオワシ (頷く) タダキ …なぁなんで喋らないの? オオワシ …(分からないという表情) タダキ お前が喋らなくなったのは神通力を使い始めてからだろ?「記憶喪失」相手の記憶を消すことが出来る…だが、使えば使うほど自分の大切なものを忘れていく… オオワシ … タダキ この能力と何か関係があるのか? オオワシ (ニコッと笑って首を横に振る) タダキ …そうか分かった すまんこんな話して オオワシ (また首を横に振る) タダキ それじゃ、オオワシくんも頑張ってくださいね! オオワシ (腕で丸を作る) ヒロハが1人で誰かを待っている そこにマコが入る マコ 待ってもあいつらは来ないよ ヒロハ へ?…そうなんだ マコ 理由とか聞かないの? ヒロハ いやいい マコ 何しようとしてたの? ヒロハ いや、ただ呼ばれただけだから マコ …そっか、別にいいけど ヒロハ なんで私がここにいるの知ってるの? マコ …勘 ヒロハ あいつらはなんで来ないの? マコ しーらない、さっき本屋で万引きしてたよ ヒロハ そうなの? マコ うん ヒロハ …それは大変だね マコ そうだね ヒロハ どうして私に話しかけてくれるの? マコ はぁ?別に理由なんてないけど ヒロハ そうなの? チャイムが鳴る マコ もう帰る時間だから ヒロハ そうだね!じゃあまた明日 マコ そうだね
オシドリは笑い続ける
第二章 タゲリよ来い マコが2年3組の教室に入ると1人の女の子がいる マコ … ヒロハ もう来たんだ、早いね何か理由でもあるの? マコ 別に、あんたは? ヒロハ 私も特に理由はないかな、1人でいる教室ってなんか好きなんだよね マコ じゃあ出ていこっか? ヒロハ いやいや、私のためにそこまでしなくていいよ、私はこの静かな感じが好きなだけだから マコ …ってか、なんで話してくれるの? ヒロハ え? マコ 初日から人殴って怪我させた乱暴者だよ?怖いとか、関わりたくないとか思わないの? ヒロハ あー昨日のね、あれは流石に笑ったフフ、いいんじゃないかな?そのくらい 私は変なふうに思わない マコ 変な奴 ヒロハ よく言われる しーんと静まる ヒロハ 久しぶりにはこんなに話したな〜 マコ なに?無視でもされてるの? ヒロハ … マコ ふーん、意外 ヒロハ 意外? マコ だってどこにでもいる凡人じゃん ヒロハ 言い方きついな〜 そうなんだけどね、なんか気持ち悪いって マコ あっそ、別にどうでもいいけど …先生とかに言えばいいんじゃないの? ヒロハ 言えないよ、余計心配させるだけだし、 マコ 心配ね〜めんどくさ ヒロハ 確かにね 廊下の方から話し声が聞こえるのを聞いてマコは自分の席に戻る そして2人は退場し、アオジが出てくる 2年5組には一つの影があった アオジ 理科の授業であるイカの解剖って1年生なんだよな〜もう一年早ければ解剖できたのに…残念 イカの目好きなんだよな〜人間みたいでフフ 最近人間の解剖できてないからな〜間違えて殺さないようにしないと… ツグミ おはよ アオジ あ、ツグミさんじゃあないですか〜おはようございまーす。嬉しいですね、こんな僕にも挨拶してくれて…フフ人間の温かみを感じますよ♪ホッカイロみたい ツグミ 私の名前、 アオジ ん? ツグミ 私の名前覚えてくれていたんですね昨日来たばかりだし、まだ話したこともないのに アオジ あ、そっちなんですね、びっくりしちゃったな〜、普通の人なら気持ち悪がられるんですけど…まぁそうですねぇ、これから長い付き合いになるので名前ぐらいはと、 そんな名前を先に反応されたのは初めてです。もしかして変人ですか? ツグミ 普通ですよ、ここの教室の人たちと比べたら アオジ 嫌いなんですか?そいつらが ツグミ はい、その通りです アオジ おー闇が深〜い ツグミ 僕とあいつらは違うので アオジ でもツグミさん、君も化面被ってるじゃないですか ツグミ そうしないといけないので アオジ みんな同じ化面で飽きてくるんですよね〜正直 ツグミ それは…知りません アオジ いえいえ、全然大丈夫ですよ ツグミ 早く大人になりたいなって思うんですよ アオジ そうですか?そうゆうものなんですかねぇ〜、何かの本でみんだことがあるんですよ「大人のは裏切られた青年の姿である」と僕の座右の銘です、大人も大変かもしれませんよ〜 ツグミ 今よりはマシですよ アオジ まぁ考えは人それぞれですので 僕は大人になったらタバコやりたいですねぇ〜自分の体が汚くないと間違えて体解剖してしまいそうなのでフフ あたりが暗くなる
オシドリは笑い続ける
オシドリは笑い続ける マコ 女 中二 ヒロハ 女 中二 ユリカ 女 中二 オオワシ 男 中二 タダキ 男 中二 アオジ 女男 中二 ツグミ 男 中二 暗闇の中、音声が流れる 2009年12月24日第六倉庫にて実験を開始 当時研究員は5名いたが、外部に内通者がいたらしく実験体が第六倉庫で暴れだした。 私たちはそれに抵抗できず1名失踪私を入れた4名は死亡という結果になった。 実験体に関してはなにをしていたのかすら覚えていない…ただ分かるのは5人いたと言うことだけである 第一章 マガモよ耐えろ 暗闇のなか、3人が集まっている。 タダキ 遅いですね、とっくに集合時間は過ぎているのに アオジ そうだね〜、フフッもう死んじゃってたりして タダキ そういうのやめた方が良いですよ〜嫌われるので アオジ そんなのどうでもいいよ、僕的には死んでた方が嬉しいんだけどフフ タダキ (ため息)オオワシくんなにやってるんですか? タダキがオオワシのタブレットを覗き込む タダキ あー宿題ですね、入った当日から宿題とか結構きついですよね〜 オオワシ (頷く) そんな中マコが入ってくる。 マコ ただいま タダキ おかえり〜、遅かったじゃない、ご飯にする?お風呂にする、そ・れ・と・もー説教にしますか?マコさん!遅いですよ〜少しはこっちのことも考えてもらわないと マコ なんで私があなた達のこと考えなくちゃいけないの?意味が分からないから タダキ もー、ってユリカさんは一緒じゃないんですか? マコ なんであんな奴と一緒に帰んなくちゃいけないの? タダキ だっていつも喧嘩しながら帰ってきてるじゃないですか マコ 私もそこまで子供じゃないから タダキ はい、すみませんでした、 アオジ なーんだ、死んでなかったんですね 残念 マコ あんたね、私がすぐやられると思う? それにその嘘くさい笑顔私に向けないでって言ったよね?気持ち悪いから アオジ そうゆうこと言わないでくださいよ〜傷つくな〜、バラバラにしますよ?フフ マコ やってみれば?もう二度と笑えないように顔グチャグチャにしてあげようかしら アオジ 別にいいよ〜だって僕やられたい側なんでフフ、ゾクゾクする。 マコ そうんうところがキメェーんだよ タダキ こらこら2人とも、ここで殺し合わないでくださいね〜掃除するのは私なんですからね! 誰かと喧嘩しながらユリカが出てくる ユリカ悪 おい、うるせぇぞ!ユリカ! ユリカ善 ご、ごめんなさい、でも今日はちょっと出てこないでって言ったじゃん… ユリカ悪 そんなのしらねぇーよ、お前そんなんだから友達できねぇーんだぞ! ユリカ善 それとこれは関係ないでしょ ユリカ悪 そうやって「私ネガティブです」アピールすんのやめろ、うぜぇ そうゆう奴が1番嫌われんだよ ユリカ善 そんな…無意識ですよ! だいたい、あなたが出てくるのが怖いからずっと怯えるはめになったんですよ! そ、それにきっと私なんかと仲良くしてくれる人なんていないです… ユリカ悪 だからそうゆうのを言ってんだよ! ユリカ善 ひ!怖いよ〜 ユリカがオオワシに駆け寄る マコ あーうるさいなー!あんたの二重人格どうにかできないの?どっちがどっか分かりゃしない ユリカ善 ご、ごめんなさい〜 ユリカ悪 あ?あんたに言われたくないんだけど?なに、迷惑しかかけられないアブノーマルちゃん マコ あぁ?誰がアブノーマルだって? ユリカ悪 オメェに言ってんだよ耳腐ってんのか?あ? タダキ だからここで喧嘩しないでください!泣きますよ‼️私泣いちゃいますからね! マコ (ため息)ダル ユリカ善 すみません… 全員が椅子に座る タダキ では全員揃ったと言うことで改めて今日はお疲れ様でした。学校はどうでしたか?転校生として行動することはできましたかね? 全員が頷く タダキ わーそうですか、よかったです何にも問題なく今日一日が終われて…じゃねぇーよふざけてんのか?お前ら 特にアオジくん、マコさん!いい加減にしてください、こっちが天空様に怒られるんですからね! えーまずアオジくん、教室でカエルの解剖しないでください、初っ端から変な目で見られてどうするんですか! アオジ 人間以外の生き物の体好きなんですよ〜、人間みたいに汚れていないから タダキ 知りませんよ!そしてマコさん、なんでじっとできないんですかあなたは!それで天空様からの命令です、「殴る蹴るしない!ダメ!絶対!」だそうです。 マコ テキトー タダキ まぁ、そうゆうことなので 今後気をつけるようにしてください、私たちはただの転校生です。ただでさえ目立っているのにこれ以上目立ったら…今後に影響が出る。 アオジ いやぁー楽しかったな〜 他人の評価でしか達成感を得られない醜い生物だと思っていたが、それだけじゃないみたいだ…あいつらを見下すのは気分がいいフフ これからが楽しみになった タダキ 楽しんでくれているのはいいのですが、本当の目的を忘れないでくださいね アオジ ん?なんだっけ? タダキ だから学校に通う理由ですよ! マコ 私たち何も知らされてないけど?あんたも知らないと思ってたし タダキ あれ?私言いませんでしたっけ? 最近疲れてんのかな〜、これは失敬今回の目的は〜『怪物退治』です。 マコ ダッサ タダキ 私たちと同じ神通力を持っているとのことで マコ は?どうゆうこと? あたりが暗くなる タダキ 今君たちはきっと「は?神通力ってなにそれ?」と思っているだろう、説明しよう、神通力とは私達が持っている力、まぁ超能力のようなものだ。ちなみに私の神通力は「チェンジ」円周30メートル内の酸素と二酸化炭素を交換することができる恐ろしい能力だが、これを使うと私まで息ができなくなってしまうので使ったことはない。 あたりが明るくなる ユリカ善 そ、それって私たちと同じ仲間ってこと…ですか? タダキ 私もその予想ですが、現在年齢、性別も分かっていません。 そして、この学校では行方不明者が何人も出てきている。 ユリカ善 なんで学校なんかを襲う必要が? マコ 私達みたいな人間モドキは人間が恋しくなるものなの、だから人間と同じように学校に通った…でも自分のことを理解されず、人間の汚れた部分を知ったこいつは暴走… まぁそんな感じかな タダキ あくまで予想なので、様子を見ながら一人一人を観察していくようにきましょう。 マコ もし見つけたらどうするの? タダキ 天空様からは殺せとのことで マコ 同じ仲間なのに? タダキ 私たちは知られてはいけない存在なんですよ?なのにこんなに勝手に暴れられては色々と面倒なのでしょう、 マコ 天空様超焦ってんじゃん、ウケるんだけど でも5人もいる?いらないでしょ? タダキ いや、相手は相当強いです。もしかしたら私たちよりも一つ上かもしれない マコ で、なんでここにいるって分かるの? タダキ 居場所が分かるくらいバカ強い覇気放ってるらしいです マコ え、うそ!全然分からなかったけど タダキ 僕たちの覇気に気づいたんじゃないですかね マコ バレてるんかーい タダキ いや、ただの体調不良かもしれないですし マコ 体調不良つえー タダキ ま、そうゆうことなんで、くれぐれも目立たないように、そして少しでも怪しい動きがある場合はすぐに報告 ここに集まって情報を提供し合いましょう ユリカ善 久しぶりですね〜みんなが揃うのは タダキ 私はワクワクが止まりませんよ〜(不気味な笑い) マコ こいつこうゆうところあるよな 続く
後悔
人生生きているといろんなことがあるものだ、私はもういい年だからこれからなにが起きても別にどうでもいいと思っている、 独身の私は毎日なにをやることなく1人で生きている、 娘も息子も、孫も、ひ孫もいないのだ もう慣れっこのことだから寂しくもないけれど、 やっぱり人生生きていると“後悔”というものがあるもので こんな歳でもまだその後悔が縛り付けている あぁ、今になってはもう昔のことだけど私は鮮明に覚えている、 あなたのことを
名のないバケモノ2
そんなことを考えていると日が当たっていたて眩しかったところが急に日陰になって眩しくなくなった 誰だろう…そう思いながら見上げると二つ黒い丸目とちょび髭の絵が書いてある仮面と帽子を被ったスーツの男性がいた 知り合いではない 誰だ?この人 そう思っていると男性が話かけてきた 「こんにちは、私は名無しと申します」 と言った 「は、初めまして」つられて私もあいさつをしたが頭が混乱していた 「お〜戸惑ってますね、戸惑ってますね〜、この顔をする子を見るのは何回目でしょう、いつ見ても傷つきますね〜」 「す、すみません…」 「いや〜別に謝ることではありませんよ、誰だってあの姿、顔を見たらそうなります、自分でも鏡を見る時ビックリしてしまいますから、」 「そうなんですね……それでなんのようなんですか?なにか用があったからここへきたんですよね?」 「あ、そうそう忘れていました、 …でも別に用があった訳じゃないですよ?」 「へ?」 「私はあなたのもつ心の一つの人物です なので名前もありません… まぁいうならあなたの中のバケモノです」 「ば、バケモノ⁉︎ちょっと待ってください!おかしいでしょこんなの!心の中の人ってことですか?なんで見えるんですか?」 「あはは、さっぱり分かりません」 「どうゆう…」 「私もこの世界に行けていることをビックリしていて…なぜとかなんでとかそうゆうのわからないんですよ」 「わからない…?」 「はい、わかりません」 「なので今のお嬢さんの状態の確認とお話しを」 「…」 「私、もうすぐ死にますよ?」 「お〜、急に空気が重くなる」 「、」 「気にせずどうぞ」 「そしたらあなたもなくなりますよね?」 「…そうですね、でも消えるだけでなくなりませんよ?」 「?」 「私はあなたよ心の中の一つ、私にはあなたよ心の中の伝えたい思いを伝える義務があります」 「それが達成できなければ私はいなくはなりません、あなたとは次の来世でという形ななります」 「来世ってあるんですね、」 「はい、前世も私は知っていますよ?」 「じゃあ私が病気なのも、前世が関係してるとか…」 「それはないです、人生は切り替わるもの、なにか罪を犯したからそれがずっとくっつくということはありません」 「多分あなたはなんでこんな辛い思いをしないといけないんだろうとか考えているかもしれませんけど、理不尽なんですよ、人生って、ガチャガチャやくじ引きと同じように、望んだものが手に入るとはかぎらない、」 「じゃあ、私はハズレを引いたと?」 「今言いましたが、ガチャガチャやくじ引きと同じです、なにかは必ずもらえるんです、本当にハズレだと思っていると?」 「くじ引きなんてハズレが入っているのもあるもん」 「おやおや」 これがこの私の中の“名のないバケモノ“との出会いだった
ボッチの僕とボッチの君
僕はボッチだ いつもどんな時も1人で なにをするにも周りに人は誰もいない 悲しいという感情はどこへ消えたのか もうなにも感じない、 泣くのも疲れる 泣き方も忘れた なにをするにも本気になれない 誰もみてくれないのだ 本気になる必要なんてない まぁ今更みられようとも思わない 1人でいい 1人だけでできることなんて スマホがあるだけでたくさんある メールには緑色の行列 既読という文字はついている はぁ いつからだろう 人の声すら嫌いになったのは 人の目線、声、動き、些細なことが気になっていつもソワソワしている自分がいる、なるべく目立たないように、 次の的にならないように 言葉を発するのも怖くなる 一言一言意識して 変な言葉は使わない 演劇部に入ったら良かった そしたらたくさん言葉が出てくるようになる、なにをしても演技していれば的になることなく、その人の望む自分になることができる 最近思う一つの後悔 家に帰ってもやることがない 別に勉強がらできる訳じゃないけど勉強をしていると学校で起きたことを思い出す、もしかしたらとかそんな想像をしてしまう自分がいる そうすると結局集中が途切れるのだ 何にも進まない ただ過ぎていく日々 気づいたらもう日が消えている そしてまた後悔をする それが俺の1日なのだ
笑顔作りの仮面職人
笑顔って本当に便利なものだ ずっとニコニコしていればなにも言わなくても相手がいいように受け取るから 誰も不満に思わない だから私はこの人生、13年という月日をかけてこの仮面を作りあげた 授業の成果はあるようで、誰もが私に微笑みかける それを見ては私もほっとしてずっとその仮面をかぶってしまう、 きっと誰も気づかない、1人を除いて… 保育園のころ私はある子の言いなりだった、あの子の笑顔が見たかったから、だから頑張って好かれるようにアピールをした ある時からあの子が私に求めてくるようになった…あのおもちゃとってきて、コップ持ってきてとかそうなちょっとしたパシリのような感じだったがあの子の笑顔が見れるならと私はあまり気にしなかった。 だがその後パシリはエスカレートし、イジメにら変わった 何かしでかすと私のせいにし、否定をすると無視をされるようになった だから私のせいにされても先生に怒られ謝った 無視をされたら否定したことを謝った 謝ったらなにもかもが解決をしてくれた そのに心がこもっていなくても そんな毎日が終わりいつのまにか小学生になっていた 小学生になるとある程度のグループに分かれた、私はこのクラスの中心になっているグループに入ることができた 最初は仲良く遊んでいて、とても楽しい日々が続いた。 そんな時私はそこそこ仲のいい男子に告られた 私はそれをOKし、小学1年という早さで恋人が出来た、その判断がいけなかった 私の入っているグループのリーダーである小田ミミという子がその男子を好きだったらしく、それに嫉妬したミミは私をグループから追い出して、いじめるようになった グループは5人その子たちは私を無視し、わざとぶつかり転ばせようとするようになった ある時は図工の絵の時間、そのせいで絵が変になった、ある時はみんなで遊ぶ鬼ごっこの時間、転んで怪我をしてしまった、そしてある時ら階段で、落ちて骨折をして運動会に出られなくなったでも笑顔を忘れないようにした、そしたらみんな嫌な思いをしないで済むから そんなことを続けて2年の後半 グループのリーダーミミが引っ越すことが教えられた、その時心の中でガッツポーズをしてしまった自分が恥ずかしく思える。そして3,4年は楽しく過ごすことができた だが5年の時あのグループの1人の宇賀神里香とまた話すようになった久しぶりに話してくれたから嬉しくなってどんどん仲良くなっていった そして里香と私は親友になった けれど里香は私に依存するようになった 里香は私の小さな行動を指摘して怒って無視をするようになった本当に小さいことなので私もなにをやってしまったのか分からない。 分からないけど里香はなにをしたから怒っているのか教えてはくれない だから自分で見つけて謝れという感じだ 毎日待ち毎日それをくり返す 私は毎日ドキドキしながら行動する それでもなにか怒られるでも笑顔は忘れなかった そんな時遊びで髪を切りたいと言われた 私は「嫌だ」と言ったけどそれを里香は聞いてくれなくて、抵抗すると里香は私に「髪切らせてくれないと無視するよ」というのだ 無視されるのが怖い私は抵抗をやめ髪を切られた 理科の電気で動く車を作った時も2人で作ろうと言って里香の車を全部私が作らされた また「作らないと無視するよ」と言われた でもこれを作ったら里香はどんな笑顔になるだろう、そんなことを思いながら私は一生懸命にら作った なんでこんなに笑顔を大切にするのか だって笑顔でいれば誰も傷つかなくて済むでしょう? そんなことが続き中学生になった、 引っ越すことになって里香とはお別れだ 正直本当にわがままな子だったから別れられてよかったように感じる ようやくあの緊張感から逃れられるのだ 本当に良かった これからなにが起きるのか私はまだ知らない
名のないバケモノ
私、根本凛はもうすぐここを去るらしい… あ、場所から移動するってことじゃなくて魂が上か下か分からないけどどっかへ言ってしまうらしい、こうゆうことなんて言うんだっけ? あぁ、そうだ、もうすぐ私は死ぬんです。 暗い雰囲気にならなくていいよ、 私も薄々気づいてたし… それに苦しまずに死ねるなら本望って感じ 小さい頃からずっと病院で過ごしてたし人付き合いがものすっごく苦手だったから友達もいない ずっと1人で食っては寝てを繰り返してた 病気はお父さんと一緒だそうで、えっとがん?っていうらしい 余命一カ月って伝えられた時お母さんはものすごく謝っきて、 「ごめんね、ごめんね」って泣きながら言ってたのを覚えてる これから一か月なにしようかな〜 まだ13歳なのにこんなことを言うのはなんだけどやっぱりこの世界は不平等だ 産まれてくる時の差が大きすぎる なぜ私がこんな病気のせいで人生めちゃくちゃにされなければいけないのか誰も理由は分からない 神様って本当にいるのかな なんか悪いことしたかな 地味に生きてるモブ子の私だけど多分まだ生きてるからな まぁずっとこんなことを考えていてもどうにもならないのでこうゆう時は空を見たげてぼーっとしているのが1番だ 好きな食べ物は病院のカレー 嫌いな食べ物は病院の野菜ジュース 好きな色は青 嫌いなところは病院の天井 こんなこと伝えるの初めてだけど病院の先生大嫌い こんな私にこれから起きるある出来事をこのスマホにメモっとくからよければ見てくれたら嬉しいな