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2 件の小説エスエヌエス
ネッ友はいつも自身の話をした。どうやら彼女は東京の新宿に住んでいる高校生らしい。ネッ友にこんなことを言ってもいいのだろうか、と疑問には思ったけど変な事件に巻き込まれるのは嫌だから考えることをやめた。 「東京の新宿に住んでるんだよね〜」 「へー。私は東京。めちゃくちゃ人多くて大変」 「寿司って好き？」 「好きだけど、それがどうしたの？？」 「けどラーメンもいいよね〜。」 「味噌派だわ。」 「手羽先がたまらなく美味しい！」 「うん？急にどうした？」 「なんでもない！笑そろそろ落ちるわ👋🏻」 この時はただふざけているだけだと思っていた。 まさかあんなことに…
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エスエヌエス
もしかして______ 電車の窓からいつも見ている風景が私の視界に入る。電車内のどこに視線を向けても小さな画面を見つめる人ばかり。その画面に何がうつっているのかは、何となくわかる。私も同じだからだ。 私は良くも悪くも普通の生活を送っている。そりゃあ欲はあるけど、欲しいものは大体買える。親は優しすぎて過保護なところもある。鬱陶しいけど愛されてるんだなー、とは思う。趣味は無いけど重度のSNS依存症。常にスマホを見つめている。 そんな私は最近、ネット上で友達が出来たのだ。いわゆる“ネッ友”。
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