マリア

57 件の小説
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マリア

高校一年生です 自分が思ったこと感じたことを投稿しようと思ってます。

影が薄い私

       自転車をこぐ 部活に行くためだ いつからだっけな みんなの背中を眺め始めたのは 私はひとりが好きだからいいんだけども でもたまに寂しい 忘れられてるんじゃないかって 誕生日 親も忘れてたな 友達も少ないし あの子みたいに「おめでとう!」って たくさんの人に言って貰えないんだよな やっぱり影が薄いのかな いない方がいいのかな あの子ばかりみんなから愛されて 羨ましいな 私なんか みんなの背中を眺め 親にも誕生日忘れられて 意味わからないな もう笑顔も作れないよ 作るの疲れたよ こうやってどんどん寂しくなって 辛くなっていくなら もう、 居ない方がいいのかもしれないな

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「簡単」で終わらすな

      頭が痛い 薬飲め 体調悪い 安静にしてろ 寒い お風呂入れ ビジュ悪い 良くしろ お腹すいた 何か食べろ 過去が怖い 忘れろ そんな簡単にできるわけないだろ 何でもかんでも「簡単」で済ませるな 楽な方に行くな 逃げてもいい けど立ち向かえ

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夜の星とギター

       窓を開けて空を眺めると光ってる月と星と目が合ったような気がした どこかの家の光が眩しくて でも朝の光の方が眩しくて焼けてしまいそう 夜にそっくりな黒いギターを取り出して 音楽を流して 下手くそな音を奏でる でもいいんだ 下手でも 何もかも上手くいかないけど この時間だけはなんか好きだ 星がもっと光って 月が雲から出てきて 私のことを見てくれてる気がして 私はそこには行けないけどさ いつか仲間になりたいよ 上から見る地球は 上から見る日本は どんなふうになってるのか 私も知りたいからその時は仲間に入れて ギターの音は外まで聞こえていて 歩いてる人はこっちを見てきて でも私と目が合うのは月と星だけで この時間だけは上を向ける 話が出来る 好きな人と電話して 外を眺めて 雨でも関係なく窓を開ける 一番好き いつも見てくれてありがとう

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いらない朝

ジリリリリと6時に設定したアラームがなる 眠い目をこすり手で目覚まし時計をおさえる 「また朝か……」 朝なんて来るな ずっと夜のままがいい 日なんて昇るな 月だけ空に浮かんでろ 星だけ光って 家のあかりはなくせ 朝なんて 朝なんて、 もう来なくていいよ

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いらない朝

気持ちの『パーセント』

            今日は八十% 一昨日は三% おそらく明日は五% 元気な日と元気じゃない日 辛い日と大丈夫な日 なんか平気な日となんか辛い日 日によって時間によってパーセントは違う でも0%はあるくせに 百%は無い もしゼロが「死」で 百が「幸せ」なら なんで百%がないのだろう

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気持ちの『パーセント』

明日という未来の話

            笑おう 笑って未来のこと考えようよ 君が今まで後ろを向いてきた分 前を向いてお話ししよ そうだなあ じゃあ明日の話でもしよっか 明日の朝ごはんは和食にするか洋食にするか 靴下は右から履くか左から履くか 朝起きて一番にやることは なんてくだらないことでもいい どんなつまらない話でもさ明日があるからできる 笑いながら肩組んで 明日っていう未来の話をしよう

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明日という未来の話

「人生」は楽しくて残酷

             ある人が言った 幸せか、不幸か そんなの、不幸に決まってる 勝手に生まれ、名前を決められ 準備もできていないのに「人生」が始まる 心臓の鼓動を無視して 脳で考えてることを無視して 伸ばした手を引っ込めて 変な笑顔を見せる たとえ幸せな人生だとしても 数十年で大半は終わる この世で一番残酷なゲームは 「人生」だ

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「死」のみの『平等』なのか

             人は皆平等だというけど 恵まれた人の裏には恵まれてない人 愛される人の裏には愛されていない人 必ず表裏一体となり、差別を作る 何が平等なんだ こんなの平等なんかじゃない この世界中のみんなが幸せと感じるその瞬間に初めて『平等』が生まれるのではないだろうか でもそれは奇跡に過ぎない 平等なんてこの世に一つだけ 「死」のみでしょう

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砕けた心の治し方

             皮膚が切れたら絆創膏を貼るのに 骨が折れればギブスをつけるのに 心が砕けた時はどうすればいいのだろう 絆創膏? ボンドでくっ付ければ…なんて そんなんじゃ治るわけないのに 人は無理して治そうとする 自分じゃない他の人のために 砕けた心を無理にでもくっ付けて 自分は平気と治した部分を見せつける 裏は上手くくっ付かなくてぼろぼろと落ちていってるくせに 切り傷は皮膚の色が変わるまで、血が流れるまで 人はそこに傷があることに気づかない 粉々に砕けた心なんて どうやって繋ぎ合わせたらいいのだろう

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餌に群がる野獣のよう

             真っ暗で 静寂で 空に散らばった無数の星が光る それを何も考えずに眺めるのは勿体無いと思いながらも ただ息をしながら時が過ぎるのを待つだけ 目を開けば街の光が映り 目を閉じれば漆黒の闇が現れる たくさんの人の願望と、その願いを叶える機関は この星を濁している 何かが変われば何かが変わり 一つ変えればまた一つ何かを変えなければならない それは必ずしもいい方向に進むわけではなく その願望が強ければ強いほど いい方向から遠ざかっていく この生活が充実しているのなら その願望を耐えればいいものの 人々は欲望に耐えきれず 餌に群がる野獣のように 自分の願望を訴え続ける この星は人間だけが満足のできるようになることは それだけ醜い争いを続け、そのうち願望が強い欲望に変わり それだけ自分だけがという言葉に支配される 自分だけが安全ならいい 自分だけが満足できればいい 自分だけが得すればいい 馬鹿の一つ覚えみたいに『自分だけが』 時間も国に納めた税金も 戻ることなくただひたすら失い続けるだけ 静寂な夜も 綺麗な星も 風に靡く稲も 何かしら権力を持ったものに奪われる だから嫌いだ だから醜い こんなこと考えてる人間がいるから この地球という星の中の日本は 何も変わらないんじゃないのか いい方向には振り向かないんじゃないのだろうか

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餌に群がる野獣のよう