〓Mr.鷹党〓
1191 件の小説〓Mr.鷹党〓
https://yuuki1018.jimdofree.com/ フォローよろしくお願いいたします 自衛隊と警察をモチーフにULTIMATEシリーズを投稿していきます!! アルファポリスでも同作品の投稿してます。
ULTIMATE〜WARRIORS X prologue 第4話
主要登場人物一覧 永濵琉李(23)…14代目主人公 警衛庁 幕僚官房室 戦力調査班 調査員 3等隊尉 樋浦陵駕(23)…警衛庁 幕僚官房室 戦力調査班 調査員 3等隊尉 名寺慎司(50)…警衛庁 幕僚官房室 戦力調査班 班長 1等将士 藤間秦也(45)…警衛庁 特殊科 科長 2等幹士 水野知之(55)…警衛庁 特殊科 最先任上級曹長 准尉 磯倉綉慈(40)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局 局長補佐官 1等幹士 佐晄零司(35)…警衛庁 幕僚官房室 総務統括幹部補佐 2等幹士 泉口透(23)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊 小隊長 3等隊尉 北鎧惺斗(22)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 1等隊士 濱邉聡舞(22)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 1等隊士 蔵央楓也(22)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 滝川晃斗(22)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 柴崎庵李(26)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 須賀樹里(26)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 梨木雄哉(27)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 3等曹 上智櫂誠(30)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 3等曹 平賀泰晟(35)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 1等曹 加威綉翔(51)…警衛庁 特殊科本部 第1科 所属 准尉 嵩寺祐伍(56)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 中隊長 1等隊尉 伊庭倖爲(58)…警衛庁 33代目 幕僚総監 篠塚豐陽(55)…内閣府行政人事院 15代目院長 甲斐崎昂平(20) 甲斐崎彬弌(23) 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等曹→2等曹→1等曹→曹長→准尉→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 稀雅島に着くと、泉口は隊員らを水陸両用車から下ろし、近くの小屋に陣地を構えると広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属の梨木 3等曹、上智 3等曹を警戒役にまわし、作戦会議を始めた。 「泉口、どうだ?やり方分かるか?部隊の動かし方とか」 嵩寺が言うと泉口は軽く息を吸い込むと地図にマーカーペンで印を付け始めた。 「この赤く塗った範囲を重点的に調査対象区域と定めます」 「何故?」 嵩寺は腕を組みながら聞いた。 「甲斐崎兄弟のこれまでの経歴を簡単にまとめました」 そう言いながら泉口は1枚の紙をその場に置いた。 「どうやってまとめた?」 嵩寺が聞いた。 「徳栄島は人事院の偵察対象区域となってます。人事院にいる知り合いに頼んで、甲斐崎について簡単な資料を貰いました。甲斐崎兄弟は、これまでに警衛官を5名殺害してます。警衛隊が極秘で偵察作戦を展開しておりその最中に、不審者と間違われて殺害されたようです。警衛隊は勿論、この事を表には出していません。指揮系統を無視した指示での作戦だからです」 そう言うと泉口は甲斐崎兄弟の資料を近くにあったホワイトボードに貼った。 「警衛官が殺害されたのはいずれも、山中。木と木の隙間があまりないような森の中です。稀雅島で例えるならちょうどこのエリアです。山中機動を得意とする彼らなら、平地ではなく、山中の中に拠点を定めそこで活動しているのでは無いかと」 泉口の推理に嵩寺は軽く頷いた。 「まー確かにな?分かるけど。だからって、あれか?この区域に人員を全て出すのか?」 「あくまで、主役はこいつらでしょ?俺らはあくまで警護だと聞きました」 泉口が言うと永濵と樋浦が顔を合わせた。 「まさか俺らが、山中に飛び込めって?」 永濵が聞いた。 「装備ならこれを使え。これだけあればできんだろ」 そう言いながら泉口は近くにあった防弾チョッキを永濵と樋浦に向かって2つ投げつけた。 「これだけって」 樋浦が呟くと永濵は防弾チョッキを装着しながら言った。 「いいけど俺らは死ぬと思ったら離脱するからな?武装してないのに突っ込めとか言わんよな?武器持ってないんだから、何もできないんだよ。分かるよな?そんぐらいの事は」 永濵が言うと泉口は軽く頷いた。 「それは構わん。装着できたら教えろ」 そう言うと泉口は稀雅島の地図を見ながら軽くため息を吐いた。 数秒後、永濵と樋浦は泉口に装着完了を知らせた。 「よし、行こうか。中隊長」 泉口に呼ばれ嵩寺が小走りでやってきた。 「どうした?」 「中隊長はこのまま指揮天幕で待機願います。何か指示があればこれを使ってください。後、磯倉さんでしたっけ?あなたも待機願います」 「いや俺は待機しない。俺も前線に向かうよ」 磯倉が言うと泉口は鼻で笑いながら磯倉の前に立った。 「制服だけで立ち向かう気すか?笑 死にたいんすか?」 「おい」 嵩寺が言うと泉口は軽く腕を組んだ。 「ま、死にたいのなら勝手にしてください。階級は貴方が上でも私の指揮下で動いてもらう為、役職は私の方が上。つまり私の指示で動いてもらいます。そこをご理解してください」 「勿論だ」 磯倉は泉口を軽く睨みつけた。 「じゃあ」 泉口は軽く頭を下げ天幕から出た。 数分後、一同は天幕から離脱しポイント地点に定めた場所へと向かって歩き出した。 「こんなところに居るなんてよく分かったっすよね」 広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属の滝川晃斗 隊士長は木を見上げながら呟いた。 「どうせ、はったりだよ。んなの」 広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属の須賀樹里 隊士長が言うと広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属の柴崎 隊士長が口を開けた。 「はったりなんかな。あいつ人として終わってるけど、警衛官としては優秀なんだろ。かなりのな?」 「人間的に終わってるのはまじで分かるよ。マジで。あいつが小隊長で来てから、残業増えたからな。明らかに。全部、作業を効率化させるからとか言って、全部AIを導入させたせいでそのAIの監視やら不具合処理とか訳分からん業務ばっかさせて」 広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属の平賀泰晟 1等曹が言うと前を歩いていた泉口がその場で足を止めた。 「どうした?」 樋浦が聞くと泉口は目をつぶり軽くその場で1周回った。 「聞こえる。人の気配がある」 「人の気配って、そりゃあ後ろ見たらいるんだから」 永濵が言うと泉口は目を開けた。 「左だ。止まれ。総員隠れろ。早くしろ」 泉口が叫んだ次の瞬間、上から短刀が降ってきた。 降ってきた短刀は泉口の足元の地面に刺さった。 「お、おい」 永濵が呟いた時、また別方向から物音がした。 「永濵、樋浦、お前らこのまま動くな。俺が処理してやる」 泉口は軽く口を鳴らすとそのまま拳銃を構えた。 「どこだ?どこだ?早く出てこいや。クソ野郎が」 「殺そうとしてんじゃんかよ。やめろって。銃おろせって」 永濵がすかさず止めに入った。 その時、上から1人の男が降りてきた。 男は黒い目出し帽を被り小銃を構えながら永濵達に目をやった。 「お前らは?何者だ?」 「警衛隊だ。持ってる銃をおろせ。命令だ」 永濵が言うと後ろにいた隊員達は男を包囲した。 「なんで警衛隊がここに?また潰しに来たのか?あ?」 「潰しに来た?」 泉口が聞くと男は泉口に目をやった。 「覚えてねーのか?お前ら。自分達がしたこれまでの行いを。お前らのせいで俺たちの故郷は無くなったも同然だ。お前らのせいで」 「甲斐崎兄弟か?お前」 磯倉の一言に男は磯倉に目をやった。 「何故、俺らを知ってる?」 男の問いに磯倉は男と距離を詰めた。 「単刀直入に言う。お前をスカウトしに来た」 「スカウト?」 「そうだ。お前と後、もう1人。日米合同部隊の隊員としてお前らが選ばれた。このまま本土に一緒に来い」 「断る。お前らの世話になって溜まるかよ。ましてや仲間だと?ふざけるなや」 男が怒鳴った時、遠くの方で銃声のような音がした。 「兄貴、ばあちゃんが」 上から声がし永濵らは上を見上げた。 「昂平、先に向かえ。俺も後を追う」 「わかった」 「兄貴?お前、甲斐崎彬弌か?」 磯倉が聞くと同時に目の前の男はその場から走り出した。 「待て、」 追いかけようとした磯倉を泉口が止めた。 「恐らく、向こうで何か交戦が起きてるんでしょう。迂闊に行くのは危険です」 「だから?」 「一度、ここで待機。その後、偵察を実施し安全化を確認したところで主力を前進させます」 「ノーマルのやり方だな」 磯倉に言われ泉口は磯倉に目をやった。 「はい?何が言いたいんです?」 「緊急時はそのノーマルのやり方が返って、被害を拡大化させる恐れがある」 「緊急時?」 「俺はスカウト優先で動かさせて貰う。永濵、樋浦行くぞ」 磯倉に言われ2人は返事するとその場から走り出した。
ULTIMATE〜WARRIORS X prologue 第3話
主要登場人物一覧 永濵琉李(23)…14代目主人公 警衛庁 幕僚官房室 戦力調査班 調査員 3等隊尉 樋浦陵駕(23)…警衛庁 幕僚官房室 戦力調査班 調査員 3等隊尉 名寺慎司(50)…警衛庁 幕僚官房室 戦力調査班 班長 1等将士 藤間秦也(45)…警衛庁 特殊科 科長 2等幹士 水野知之(55)…警衛庁 特殊科 最先任上級曹長 准尉 磯倉綉慈(40)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局 局長補佐官 1等幹士 佐晄零司(35)…警衛庁 幕僚官房室 総務統括幹部補佐 2等幹士 泉口透(23)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊 小隊長 3等隊尉 北鎧惺斗(22)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 1等隊士 濱邉聡舞(22)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 1等隊士 蔵央楓也(22)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 滝川晃斗(22)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 柴崎庵李(26)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 須賀樹里(26)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 梨木雄哉(27)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 3等曹 上智櫂誠(30)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 3等曹 平賀泰晟(35)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 1等曹 加威綉翔(51)…警衛庁 特殊科本部 第1科 所属 准尉 嵩寺祐伍(56)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 中隊長 1等隊尉 伊庭倖爲(58)…警衛庁 33代目 幕僚総監 篠塚豐陽(55)…内閣府行政人事院 15代目院長 甲斐崎昂平(20) 甲斐崎彬弌(23) 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等曹→2等曹→1等曹→曹長→准尉→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「お疲れ様です。佐晄です」 「おつかれ。どうかしたか?」 佐晄からの電話に磯倉はすぐに応答した。 「磯倉さんの監視任されましたよ。上から」 「俺の発言が問題になってるんだろ?そっちで」 「なんで問題になると分かってて発言するんですか?」 「俺は不祥事を隠蔽する組織である以上、国防力の低下は免れないと思ってる。自分のキャリアを棒に降ってでも俺は革命に走る」 「90-J2ですか?」 「そうだなー。織原さんの思いを無駄にはしたくないからな」 「気をつけてくださいね。徳栄島は今、あなたが思ってる以上にやばいところです。無法地帯になってます。生きて帰って来れないかも」 「何を心配してるんだ?お前は」 「いや」 「俺が前線に出ることは無いと思う。心配すんな」 「そうですか」 「早く寝ろよ?残業ばっかりなんだろ?お前どうせ」 「分かりますか?」 「幕僚なんて、そんなもんだ。緩和される事は無いよ。人手が居なさすぎるんだから。今、幹部は駐屯科に多く配置されてるしいからな」 「駐屯科ですか?」 「今の国際情勢だろうな。天湾がアメリカに攻撃したろ?その他にもタイでテロ組織による乱射事件で首相が殺されたろ?先月か。この緊迫した状況でいつ日本が攻め込まれるかも分からんだろ?今のうちから日本は世界各国にかりを売ってるんだよ。それでもし日本が攻め込まれたらあの時のかりを返せよ?って口実を作るためだ」 「な、なるほど」 「ま、俺らには関係ねーよ。じゃあな」 そう言うと磯倉はそのまま電話を切った。 電話を切ると磯倉は軽くため息を吐きながら基地の夜景に目をやった。 「綺麗っすね」 後ろから唐突に声をかけられ磯倉はすぐに振り向いた。 そこには嵩寺がいた。 「お疲れ様です」 「お疲れ様。最近どうです?人事院」 「そうですね。今、西部方面隊管轄内で3年前に起きた新隊員による自殺事案で母親が訴訟を起こしてきて、それの対応を一任されてて、俺がこのスカウト作戦に移ったんで今は別の職員になったんですけど」 「なるほど。大変そうっすね」 「俺は現場を軽視するような指揮官にはなりたくないんです。なんと言うか、現場が1番動きやすいように。生活環境から改善させれる勢いで」 「俺ら現場は不満を上に上げたりはしません。上の方がしんどいのは分かってるからです。君が指揮した通りに俺は動く。ただそれだけです。そんなに駒に思い入れはしなくても」 「駒ですか」 「もっと幹部に似合わないと。考えとかね?」 「幹部に似合う考え…ですか」 「下ばっかに合わせるのが正しいとは限らないって事だよ」 「なるほど」 翌朝 徳栄島に現状の調査として広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属の北鎧惺斗 1等隊士、濱邉聡舞 1等隊士、蔵央楓也 隊士長が偵察派遣された。 午前11時、島に上陸すると蔵央達は水陸両用車から降りそのまま近くの森林の中に入っていった。 「これから3日間って……」 北鎧がため息を吐くと濱邉が軽く頷いた。 「偵察だから食料輸送も無い。風呂も入れない。それになんたって防護マスクあり。やべーよな」 「防護マスクつけねーと生活できねー島に人暮らせるか?絶対無理だろ?偵察するだけ無駄なんだよ。どうせ」 北鎧が言った。 「安心しろ。人はいるらしいから。人事院の事前調査で判明してるらしい。それとお前らどうせ飯ってろくなもん持ってきてねーだろ?俺が市販の美味いやつ、厳選して持ってきてるから」 蔵央が言うと北鎧と濱邉は軽く目を輝かせた。 「え、マジすか?すげー」 北鎧が言った。 「ま、でも美味いかどうかは知らねーけど。とりあえず昼飯にすっか。時間も時間だし」 蔵央が話していると目の前の木の影から人影のようなものが見えた。 「隠れろ」 蔵央はすぐに2人に近くの木の影に隠れるよう小声で指示を出した。 「マジで人いんのかよ。バグってんだろ」 北鎧は息を整えながら呟いた。 「なんか分かるか?」 蔵央はスマホを取り出すと2人にメッセージを送った。 「2人います。それと手に小銃のようなものも確認できます」 濱邉から来たメッセージを目にし蔵央はゆっくりと体勢を起こした。 「小銃なら話が変わってくる。俺らは偵察といっても、対象者の捜索も実施項目にある。とりあえず目の前の2人を制圧しよう。そしてそいつらから話を聞く。警衛隊がスカウトに動くんだ。よっぽどの強者なんだろ。だとしたら知ってる奴がいてもおかしくない」 蔵央からのメッセージに2人は軽く頷くとその場にゆっくりと立ち上がった。 「行け」 蔵央が叫ぶと同時に北鎧と濱邉は目の前の2人に声をかけた。 「警衛隊の者だ。日本国憲法で民間人の小銃の携帯は許されてない。銃をその場に下ろせ」 北鎧が言うと2人はすぐに振り向き銃を構えた。 「あいつ、撃つ気かよ」 蔵央もすかさず銃を構えた。 「こっちは3人だ。お前らのどっちか殺せるぞ?」 蔵央の言葉に2人は軽く目を合わせるとゆっくりと銃を下ろした。 「拘束」 蔵央の指示で北鎧と濱邉は2人の前に駆け寄り手錠をかけようとした。 その時だった、後ろから落ち葉が舞い上がる音がした。 蔵央らはすぐに後ろをふりかえった。 そこには、自分達の数を遥かに超えた武装集団がいた。 皆、こちら側に銃を構えていた。 「なんで」 蔵央が呟くと1人の男が口を開けた。 「俺らはこの徳栄島で活動してるスペクターという者だ。お前ら警衛隊がばらまいた毒の消毒活動とこの島の防衛を担ってる。お前らまた邪魔しに来たのか?」 「勘違いさせてすまない。警衛隊の蔵央という者だ。俺たちはある兄弟の連れ込みに来た。話だけ聞いてくれても構わないだろ?撃つのはそれからでもできる」 そう言いながら蔵央は高鳴る心臓の音を落ち着かせた。 「下ろせ、話聞いてやるよ」 男が言うと他の男たちは銃口を下ろした。 「ありがと。甲斐崎兄弟をお前たちは知っるか?」 蔵央の言葉にその場にいた男たちは互いに目を合わせた。 「なんで甲斐崎を知ってる?お前ら」 男の質問に蔵央は軽く言葉を選んだ。 「上からの指示だ。彼を本土に連れてこいと」 蔵央が言うと北鎧が口を開けた。 「俺達はその警衛隊がこの島に毒を撒いた?時の隊員では無い。世代も被ってない。だから俺らを敵視するのはやめて欲しい。俺達もあれはおかしいと思ってる」 「何だと?」 男は北鎧に目をやった。 「おい、あんまし言い過ぎんなよ。こっちの会話全部、聞かれてんだから」 濱邉に言われ蔵央は軽く咳払いした。 「とにかく甲斐崎兄弟を知ってるんなら会わせて欲しい。どうだ?」 「甲斐崎か。彼らはこの島に居ない。横の島だ。つか俺らは普段この島で生活はしてない。別の島で生活をしてる」 男の言葉に蔵央は肩につけていた広域取り込み無線機を軽く押し当てながら男に目をやった。 「別の島というのは?」 蔵央が聞いた。 「稀雅島だ」 無線機越しに男の言葉を聞き磯倉は瞑っていた目を開けた。 「すぐに、隊員を集めろ」 磯倉が言うと永濵と樋浦はすぐにその場から走り出した。 数分後 永濵が磯倉のもとに戻ってきた。 「集まりました」 「わかった」 「磯倉 1幹、何が起きてるんですか?今」 「今か?新たな事実が判明したんだ。もしかすると徳栄島以外にまだ占拠されてる離島があるのかもしれん。日本国領でありながら、勝手な思いで勝手に武装した人間が勝手な支配をする。これは極めて違法だ」 そう言いながら磯倉は隊員達が集まる隊庭に向かった。 隊庭に着くと嵩寺が敬礼してきた。 「全員揃ってます」 「ありがとうございます」 敬礼を返すと磯倉は隊員達の前に出た。 「言葉は省略する。ただ一つ、これより我々は稀雅島へ向け前進する。その島に甲斐崎兄弟がいると思われる。準備に取り掛かれ」 磯倉が言うと隊員達は敬礼しその場から走り出した。 「どういう事すか?稀雅島に前進って」 嵩寺が聞いた。 「後で話します。とにかく今は時間が無いんです。多分あの2人は人質かそれに似た扱いになる。そうなると無線で俺らに向こうの会話が聞かれてるのも分かる。時間との勝負です」 そう言うと磯倉はその場を後にした。
ULTIMATE〜WARRIORS X prologue 第2話
主要登場人物一覧 永濵琉李(23)…14代目主人公 警衛庁 幕僚官房室 戦力調査班 調査員 3等隊尉 樋浦陵駕(23)…警衛庁 幕僚官房室 戦力調査班 調査員 3等隊尉 名寺慎司(50)…警衛庁 幕僚官房室 戦力調査班 班長 1等将士 藤間秦也(45)…警衛庁 特殊科 科長 2等幹士 水野知之(55)…警衛庁 特殊科 最先任上級曹長 准尉 磯倉綉慈(40)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局 局長補佐官 1等幹士 佐晄零司(35)…警衛庁 幕僚官房室 総務統括幹部補佐 2等幹士 泉口透(23)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊 小隊長 3等隊尉 北鎧惺斗(22)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 1等隊士 濱邉聡舞(22)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 1等隊士 蔵央楓也(22)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 滝川晃斗(22)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 柴崎庵李(26)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 須賀樹里(26)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 梨木雄哉(27)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 3等曹 上智櫂誠(30)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 3等曹 平賀泰晟(35)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 1等曹 加威綉翔(51)…警衛庁 特殊科本部 第1科 所属 准尉 嵩寺祐伍(56)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 中隊長 1等隊尉 伊庭倖爲(58)…警衛庁 33代目 幕僚総監 篠塚豐陽(55)…内閣府行政人事院 15代目院長 甲斐崎昂平(20) 甲斐崎彬弌(23) 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等曹→2等曹→1等曹→曹長→准尉→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「今日、来るらしいな。警護計画、これ提出されたやつか、これ通り話進めていくけど修正は無いか?」 広域機動作戦群 北九州機動中隊 中隊長の嵩寺 1等隊尉は手元にある資料を軽く整えながら目の前にいる広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊 小隊長の泉口透 3等隊尉は軽く返事した。 「はい。大丈夫かと」 「そうか。おけ、おけ。それで?確かお前の同期らしいな?スカウトマン」 「永濵と樋浦ですか?そうですね。はい」 「仲良いのか?」 「無能なんで。あいつら。下位争う程の馬鹿連中と一緒にしないでくださいよ」 「そうか、確か、お前首席だっけ?」 「学校長賞貰いました。初歩的すぎるんです。学校で習うの」 「初歩的?」 「根性第1みたいな教育方針だから馬鹿みたいな不祥事が続くんです。この組織は古い慣習から離れるのを異常なほどまでに嫌い怖がる。見てて反吐が出ます」 「そんなに言うか?笑」 「もう話は以上ですか?」 「そ、そうだな。以上だ」 「なら、失礼します」 そう言うと泉口は軽く頭を下げそのまま部屋を後にした。 その時、1人の隊員が中隊長室に入ってきた。 「失礼します。中隊長、到着したとのご報告です」 「もう来たか」 その場に立ち上がると嵩寺は軽く欠伸をしながら隊員と共に部屋から出て行った。 ヘリポートに着くと既に2機のヘリが着陸していた。 「内閣府行政人事院 警衛隊監察局 局長補佐官の磯倉 1幹です」 磯倉は嵩寺を見つけるなり声をかけた。 「久しぶりっすね」 嵩寺の言葉に磯倉は軽く頭を下げた。 「まさか中隊長になられていたとは。出世したんですね」 「出世か。定年退官前の恩情人事だと俺は思ってるんすけどね笑」 「恩情人事で中隊長ですか笑」 「あはは。あーそれより案内だね。案内します。付いてきてください」 嵩寺が言うと磯倉の後ろにいた永濵と樋浦がやってきた。 「戦力調査班の永濵です」 「樋浦です」 「あ、よろしく。戦力調査班か。なんかアニメみたいな名前だな。そんなのができたなんて」 嵩寺が言うと永濵が口を開けた。 「今回、警護を引き受けてくれるとお聞きしました。ありがとうございます」 「いやいやいや、そんなかしこまるなよ。引き受けるって言っても、直接的に関わるのはコイツだ」 そう言いながら嵩寺が後ろに下がると泉口が出てきた。 「北九州機動中隊 第1小隊 小隊長の泉口 3尉だ」 「え?泉口が小隊長?」 樋浦が言うと永濵は軽く指で何かを数え始めた。 「3尉でも最低4年はかかるんじゃね?小隊長なんのに。なんでもう小隊長してんだよ」 永濵が言った。 「頭脳がちげーんだよ。お前らと俺とで。気安く俺に話しかけんなよ?駐屯地で会ったらそっちが先に頭下げてこいよ?」 「は?お前なんだよ。いきなり」 樋浦が怒鳴ると永濵が樋浦と泉口の間に入った。 「喧嘩やめろって。泉口、お前もだぞ?口の利き方ねーだろ?同期に。それは」 「あ?俺と同類だってお前思ってんのか?ビリのクソ野郎が俺様にタメ口か?」 泉口が怒鳴ると永濵は軽くため息を吐いたあと、泉口の胸ぐらを掴んだ。 「お、おい」 樋浦がすぐに止めに入った。 「お前、あんま調子乗んなよ?クソガキが。幹部候補生の時の成績もだけど、昇任試験受けたら、成績なんて関係なく、先に昇任できっからな?お前より先に1尉なってやるよ。なー」 「なれんのかよ。来年にも俺は試験を受けるぜ?成績上位10名は、昇任試験、次の年から受けれるからな。それに受けなくても3年後には自動的に2尉が約束されてる。お前らはどうだ?いつになったら試験受けれる?」 「通常だと3年後だ。昇任時期は多分、それ以降だから早くて4年後とかだ」 樋浦が言うと泉口は鼻で笑った。 「すまん笑 面白すぎて」 そう言いながら泉口はケラケラと笑い始めた。 「いつまでここで、だべってる?お前ら。早く部屋に入れよ」 磯倉が言うと泉口は軽く頭を下げそのまま隊舎の中に入っていった。 「あの野郎、相変わらず鼻につくよな」 永濵が言うと樋浦は永濵の肩を軽く叩いた。 「落ち着け。俺もちょっと熱くなったけど。大丈夫だ。な?」 「悪いな」 永濵は樋浦に目をやるとそのまま歩き出した。 「俺らの時もいた。そいつは出来の良い奴で、鼻につくぐらい気持ち悪いやつだった。今は防衛駐在官で韓国にいる」 磯倉が言うと永濵と樋浦はその場に足を止めた。 「防衛駐在官って倍率高ないすか?」 樋浦が聞くと磯倉は軽く頷いた。 「そいつは今、1等将士だ。俺なんかとは比べ物にならないぐらい上に行ったな」 「そういう場合って、もうその人には勝てないんすか?」 永濵が聞いた。 「いや、昇任試験がある。1尉から衛幹へ上がる時に昇任試験での昇任方法だけになる。その昇任試験は1年に1回ある。それに受かれば階級が上がるシステムだが、階級を上げれば上げるほど、色んな教育に行かされて、試験を受けるのにも上司から許可が降りなかったら応募すらできない。1個上、2個上の先輩が昇任試験に落ち続けてる時に昇任試験を受けたいですなんか言っても反対される。じゃあ試験はどうどん遠のくって訳だ。ま、今俺は人事院にいるから試験への応募は比較的しやすくなってる」 「なるほど」 樋浦が言うと永濵は磯倉に目をやった。 「磯倉 1幹はなんか、すげー偉そうになれる気がします」 「偉そうに?」 磯倉が聞くと樋浦が永濵の頭を叩いた。 「あ、すいません。言い方っすよね。えーっと、偉くなれると思います。なんかそんな気がするっす」 「この組織は変えないといけないことが多すぎる。それに隠蔽体質だ。この体質を消すのが俺の目標だ。やれるか分からんが」 そう言いながら磯倉は空を見上げた。 「何してんすか?」 嵩寺に言われ3人は急いで隊舎に入っていった。 同じ頃 警衛庁では定例の幹部会議が行われていた。 会議を終え、警衛庁 幕僚官房室 総務統括幹部補佐の佐晄零司 2等幹士は総務統括幹部の齋藤 3等将士のもとにいた。 「俺は明日から、幹部英語教育課程の助教として博多に行く。だから俺の代わりとして総務統括幹部の業務を任せたい」 齋藤に言われ佐晄は軽く頭を下げた。 「わかりました」 「うん。もう既に君も知ってると思うが徳栄島にスカウト派遣で何人か行ってる。それに注意してくれ。特にだ」 「注意ですか?」 「公表されてない任務だ。表沙汰に出ないようにという意味だ」 「隠蔽しろと、いう事ですか?」 「それもそうだが」 そう言いながら齋藤は1枚の資料をその場に叩き置いた。 「これ見ろ、磯倉があげたやつだ」 「失礼します」 佐晄は資料を手に取るとそのまま目を通した。 そこには組織改革論と記され、資料の中には何万字を超える文字数で書かれていた。 「不祥事を全て明るみに出すと、脅しのような事を書いてある。あの野郎。隠し事は一切しないと。スカウト活動も公表するべきだと上に具申していたそうだ」 「そうなんすか」 「全く、厄介な奴が幹部になったもんだよな。どっから出るんだろうな?その正義心とかいう勝手な思い込みというか気持ちというか」 「さぁー」 「佐晄、お前には期待してるんだからな?」 「え?」 「お前は幕僚勤務が比較的すぐだったろ?幹部候補生終わって」 「まぁー、はい」 「いつ幕僚勤務になった?」 「24です」 「エリートの証だ。大体は30超えたあたりで幕僚勤務になるんだ。だがお前が幕僚に来た時、俺は何かの素質をお前から感じた。だからお前の為に役職を作った。最先任上級曹長 統括幹部というやつだ」 「今では大変有難い経験をさせてもらったと思っています」 「そうか。今はもう無い役職だからな?俺の思いが伝わったと思うが」 「はい」 「ま、だからお前はアイツみたいに突っ走るなよ?この組織で生きていきたいんだったら余計にな?」 そう言うと齋藤はその場に立ち上がった。 「じゃあな、俺はもう出るよ」 齋藤に軽く肩を叩かれ佐晄は軽く敬礼した。
ULTIMATE〜WARRIORS X prologue 第1話
2274年、隣国 天湾は世界統一というテーマを掲げ、世界軍事大国のアメリカ本土に対して爆撃を開始した。 宣戦布告がない奇襲作戦でありアメリカ政府はすぐに天湾に対して攻撃を開始。 挟まれた日本はアメリカの攻撃準備位置として使われる事になった。 この事案はすぐに天湾側からの謝罪という形で呆気なく終わりを迎えた。 だがアメリカは日本に対して天湾攻撃の為として、日米合同での部隊の発足を日本側に要求した。 アメリカから提示された条件は米軍と警衛隊からの5対5の比率と前線基地を日本国内に配置する事だった。 日本側はすぐにこれを受け入れ、スカウト活動を行わせる為、警衛隊に対してスカウト部門の新設を要求。 警衛隊は戦力調査班を幕僚官房室直轄で新設させた。 NEWS…………………………………………………… 2273年3月 特殊科に試験的に導入されていた最先任上級士官制度 2273年3月から全職種部隊で副科長及び理事官、理事官補佐が廃止され最先任上級士官制度が普及しました。 そして1ヶ月後の4月、階級改正に伴い最先任上級士官から最先任上級曹長へ役職名が変更しました NEWS…………………………………………………… 2273年4月 新しく幕僚総監に就任した伊庭倖爲により世界水準に近づけるとして階級の改革を実施しました。 階級は下記の通りになります 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等曹→2等曹→1等曹→曹長→准尉→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 これに伴い教育隊も一新されました。 下曹教育隊…隊士官から3曹昇任時に入校する教育隊 期間は約6ヶ月 (場所 大津駐屯地) 中曹教育隊…3曹から2曹昇任時に入校する教育隊 期間は3ヶ月 (場所 伊丹駐屯地) 上曹教育隊…2曹から1曹昇任時に入校する教育隊 期間は1ヶ月 (場所 朝霞駐屯地) ……………………………………………………………… NEWS…………………………………………………… 2273年5月、これまで特殊科に実験的に導入されていた 教導班を幕僚官房室直轄に異動させました。 ……………………………………………………………… NEWS…………………………………………………… 2274年4月、中国 四国地方の防衛を強化するため、西部方面隊を分割 中国 四国地方の防衛を担任する西部方面隊 九州地方の防衛を担任する九州方面隊に分割されました ……………………………………………………………… 主要登場人物一覧 永濵琉李(23)…14代目主人公 警衛庁 幕僚官房室 戦力調査班 調査員 3等隊尉 樋浦陵駕(23)…警衛庁 幕僚官房室 戦力調査班 調査員 3等隊尉 名寺慎司(50)…警衛庁 幕僚官房室 戦力調査班 班長 1等将士 藤間秦也(45)…警衛庁 特殊科 科長 2等幹士 水野知之(55)…警衛庁 特殊科 最先任上級曹長 准尉 磯倉綉慈(40)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局 局長補佐官 1等幹士 佐晄零司(35)…警衛庁 幕僚官房室 総務統括幹部補佐 2等幹士 泉口透(23)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊 小隊長 3等隊尉 北鎧惺斗(22)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 1等隊士 濱邉聡舞(22)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 1等隊士 蔵央楓也(22)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 滝川晃斗(22)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 柴崎庵李(26)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 須賀樹里(26)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 梨木雄哉(27)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 3等曹 上智櫂誠(30)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 3等曹 平賀泰晟(35)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 1等曹 加威綉翔(51)…警衛庁 特殊科本部 第1科 所属 准尉 嵩寺祐伍(56)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 中隊長 1等隊尉 伊庭倖爲(58)…警衛庁 33代目 幕僚総監 篠塚豐陽(55)…内閣府行政人事院 15代目院長 甲斐崎昂平(20) 甲斐崎彬弌(23) 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等曹→2等曹→1等曹→曹長→准尉→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「徳栄島でのスカウト活動だがな?人事院側からも人を出してくれと警衛庁から要請があってな?お前を出す事にした」 院長の篠塚豐陽に言われ磯倉は軽く聞き返した。 「私がですか?」 「うん。俺もよく分からないんだが、ま、公務員として適切に業務ができてるかそこを見て欲しいんだろ?今は警衛隊は信頼度が低いからな。人事院からの」 「そうですね」 「頼んだよ。明日から警衛庁に行ってくれ」 「わかりました」 「あ、それと」 「はい」 「呉々も無茶するなよ?突っ走る癖があるって前任者から引き継ぎで聞いてるからさ」 「突っ走る癖ですか」 「うん。そう引き継いでるから。私は警衛隊なんぞ、経歴でかすりもしてないから分からないけど、君を私は警衛官ではなく、公務員の一員として見てるから。何か不正があったら厳しく処罰するからね?」 「わかりました」 磯倉は軽く頭を下げるとそのまま部屋を後にした。 翌朝 警衛庁 幕僚官房室 戦力調査班 班長の名寺慎司 1等将士は朝から自室で各職種部隊のこれまでの活動報告に目を通していた。 「名寺 1将、入ります」 部屋の奥から声がすると名寺は軽く応答した。 「入れ」 「失礼します」 そう言って部屋に入ってきたのは、戦力調査班 調査員の永濵琉李 3尉と樋浦陵駕 3尉だった。 「永濵 3尉 他1名は班長に要件あり参りました」 永濵が言うと名寺は軽く頷きながらその場に立ち上がった。 「確か、幹部候補生学校卒業してまだ1ヶ月経ってないよな?君たち」 「はい。立ってないであります」 樋浦が言った。 「かしこまった言葉遣いいいよ。そんなの教育の時だけだから。部隊入ったら、なーなーでいいから。それで本題に入るけど、君たちを呼んだのはスカウト活動に行って欲しくて、呼んだ」 「スカウト活動ですか?」 永濵が聞いた。 「君たちも知ってるように戦力調査班はまだ君たちを含め15名しかいない。で今、手が空いてるのが君たち2人なんだ。場所は徳栄島、どうだ?」 「徳栄島……ですか」 樋浦が言うと名寺は樋浦に目をやった。 「確か、徳栄島は君の出身地か?」 「はい。5歳まで居ました。記憶はあまりありませんが、徳栄島は今、いい噂を聞きません」 「いい噂?」 「無法地帯となってると、武装集団が行き来していると」 「そうだな、そんな事も聞いた事があるな。お前らがスカウトしてくるのはこの2人だ」 そう言うと名寺は2人の写真をその場に置いた。 「左から甲斐崎彬弌、甲斐崎昂平だ」 「同じ名前ですか」 永濵が言った。 「甲斐崎兄弟だ。この2人は過去に海外で少年兵として戦争に参加していた過去がある。戦闘能力は高いと上は見てるようだ」 「スカウトとなると、入隊試験を2人に受けさせるということですか?もしそうなら、我々ではなく広報科の仕事になってくるのではないかと思うのですが」 樋浦が言うと名寺は軽く頷きながら樋浦に目をやった。 「入隊試験は無しだ。これからやるのは日米合同部隊のための引き込みだ」 そう言いながらその場に立ち上がると名寺は2人を交互に見た。 「やれと言われたらやるんだよ。な?それとお前に同行する奴がいる。人事院から来てるらしい」 「人事院ですか?」 永濵が聞いた。 「確か、人事院配属を希望してたよな?お前」 樋浦が言うと名寺は永濵に目をやった。 「人事院は俺も去年まで居てたから言うけど、事務仕事だ。毎日毎日、冷暖房の効いた部屋でパソコンばっか触って、いごこちはいいんだけど、警衛隊出身者はちょっと肩身狭いって感じがするな」 「何故、警衛隊出身者は肩身が狭いんですか?」 永濵が聞くと名寺は軽く頷きながら答えた。 「不祥事が馬鹿みたいに多いからだ。人事院の警衛隊監察局は不祥事の処理に追われすぎててな、一部を他の監察局にも手伝ってもらってるんだ。俺らのせいで仕事増やされて、向こうからしたら溜まったものじゃ無いだろうな」 「なるほど」 永濵が言った。 「とにかく、紹介する。入れ」 名寺に言われ磯倉は部屋に入った。 「内閣府行政人事院の磯倉 1幹です。よろしくお願いします」 そう言うと磯倉はその場で軽く頭を下げた。 「うん。紹介する。徳栄島に君と一緒に行く奴だ、新米幹部なもんでよろしくな?」 「永濵 3尉です」 「樋浦 3尉です」 2人が名前を言うと磯倉は名寺に目をやった。 「彼らで大丈夫ですか?スカウトと言っても、我々が行うのは徳栄島での活動です。武装組織が多数確認されており…」 そう言いながら磯倉は2人に目をやった。 「経験の無さだろ?お前が危惧してんのは」 名寺が言うと磯倉は軽く返事した。 「はい。武装してでのスカウト活動だと聞いてます。彼らで大丈夫でしょうか?」 「お前達の警護ならそれなりの奴らを用意してある」 「それなりの奴ら……ですか?」 磯倉が言うと2人の男が部屋に入ってきた。 「失礼します、特殊科 科長 藤間秦也 2等幹士他、特殊科 最先任上級曹長 水野知之 准尉参りました」 藤間が言った。 「後はこいつらに色々と教えてやってくれ。新米幹部、大切にしてくれよ?ただでさえ、幹部不足で大変なんだから」 そう言いながら名寺は軽く笑った。 その後、永濵と樋浦、磯倉は藤間と水野に連れられ特殊科 科長室に入っていった。 「あ、お疲れ様です」 藤間らが入ると同時に 特殊科 1科長の加威が言った。 「どうした?」 藤間が聞いた。 「あ、いや報告書渡しに来たっす。こないだの演習場整備のやつっす」 「演習場整備の報告書?んなの書くことあるか?人事院から何でも報告書にして提出しろって言ってくるけど、そんなのしてたらキリねーだろ?」 「まーそうっすね。俺、人事院嫌いっすもん。お役所仕事ばっかしてて。あいつらのせいで残業やばいっすもん。マジで。あいつらぶち殺したろかなって」 加威が話していると磯倉が部屋に入ってきた。 「人事院から来ました 磯倉です。お久しぶりです」 磯倉が言うと加威は軽く体勢を整えた。 「あ、お疲れ様っす。いたんすね。あれすか?例のスカウト活動の?」 「えぇー。人事院長から命令で一定期間、警衛隊にいますんで、よろしくです」 そう言うと磯倉は後ろにいた永濵と樋浦に目をやった。 「これから徳栄での作戦に向けて作戦会議しましょう」 磯倉が言った。 「まさか、人事院職員がいるからこの作戦会議の概要説明は報告書で提出しなくていいパターンすか?」 加威が聞いた。 「電話報告だけでいいと、院長から言われてますので」 「うわーまじか。いいっすなー。俺も人事院勤務してみたいっすよー」 「准尉でしょ?今」 「はい」 「なら、監察局の理事官補佐が最高役職かと」 「あんま言われても分かんないすけど、結構楽っしょ?楽できるすか?楽したいんすよね。ま、今も楽なんすけど、どうすか?楽すか?」 「デスクワークだけなんで楽かなと」 「うわー。まじか行きてーなー」 そう言いながら加威はそのまま部屋を後にした。 「あいつ、ちょっと変わってるから」 水野はそう言いながら軽く笑った。 「本題に入ります。徳栄でのスカウト派遣について、我々の警護の指揮を特殊科 第1科が担当する事になったので、簡単な打ち合わせをしたいと思います」 磯倉が言うと加威が部屋に戻ってきた。 「あ、俺か。1科代表。すいません。戻って」 そう言いながら加威は近くのソファーに腰掛けた。 「何か1科からありますか?」 磯倉が聞くと加威は手元の資料に目を通しながら言った。 「特にないっすね。警護はレンジャーがやるんで、まー余裕っすね。多分」 「そうですか」 磯倉が言うと樋浦が手を上げた。 「どうした?」 藤間が聞いた。 「あ、いやその1科ってなんすか?すいません。初歩的な質問して」 樋浦の質問に加威は軽く笑いながらこたえた。 「各職種部隊に1科~5科まであるんだ。本部となる駐屯地、施設に。1科は総務・人事、2科は情報・保全、3科は訓練計画、4科は兵站とか後方支援だな。まーそのうちわかるよ」 そう言いながら加威はその場に立ち上がった。 「てことで俺はこのままこっから出ていきますわ。ほいじゃあ」 加威は軽く片手を上げるとそのまま部屋から出て行った。 その後、一同は解散し明日行われる北九州基地でのMM(ミーティング)に向け準備を始めた。
内閣府行政人事院
前称 国家機関厳正委員会(2206年4月1日 常設化)…相次ぐ公務員の不祥事を受け、内閣総理大臣 竹芝透也により設立された内閣府直轄の公務員取締機関 構成員は主に、警察、警衛隊(警務隊)、検察官そして2230年から海上保安庁、消防が追加され以上の職種から選抜されて決められている。 そして外部から第三者委員として弁護士を招聘している。 普段は定期的な監察などを行い公務員の質向上に向け業務を行っている。 なお、組織内の部署などは業務上の観点から非公開とされている。 2233年、5代目院長の菊荒孝平の案により、選抜採用の門を一般人に広げた。 これまでの公務員からの選抜に加え、新たに一般人に向けた採用試験を開始した。 院長…TOP 外部取締…TOP (2234年、8月に新たに設置されたポジション。内閣府行政人事院における院長を含めた全ての人事権を有しており、実質的なTOPを意味する。だが、実際のTOPである院長と違うのは人事院勤務員以外の公務員への人事権を有してない事である。) 統括官…TOP2 統括官補佐…TOP3 設置場所…公にはされてないが東京都 永田町内が本命とされている。 歴代TOP (国家機関厳選委員会) 初代 委員長…大林隆陽 (前職 警察庁 長官官房 首席監察官) 2代目院長…佐摸秀平 (前職 検事総長) 3代目院長…横原龍治 (前職 警察庁 長官) 4代目院長…君原俊文 (前職 国家公安委員長) 5代目院長…菊荒孝平 (前職 防衛省 防衛審議官) 6代目院長…新垣汰斗 (前職 警衛庁 中央警務隊 (前称 中央警務班)隊長 隊将) 7代目院長…清武晃瞪 (外部取締からの内部昇格) 8代目院長…菅間柾史 (前職 法務省 事務次官) 9代目院長…迫原大史 (前職 海上保安庁 警備救難部 部長) 10代目院長…指原羨将 (前職 内閣官房内閣審議官) 11代目院長…尾津嘉燿 (前職 東北管区警察局 局長) 12代目院長…石原允遙 (前職 警衛庁幕僚総監) 13代目院長…永道倖壽 (前職 警察庁 政策立案総括審議官兼公文書監理官) 14代目院長…河原木頌大 (前職 警衛庁 幕僚総監) 15代目院長…篠塚豐陽 (前職 法務省 官房審議官) 北海道監察局(北海道 札幌市) 東北監察局(宮城県 仙台市) 中部監察局(愛知県 名古屋市) 近畿監察局(大阪府 大阪市) 中国 四国監察局(広島県 広島市) 九州監察局(福岡県 福岡市) 沖縄監察局(沖縄県 那覇市) 装備庁(東京都 新宿区) 特務監察班 地方公務員総監局 国家公務員総監局 検察総監局 警衛隊監察局 警察監察局 消防監察局 海上保安庁監察局 公務員再教育センター
警衛隊 解説
正式名称 日本国領警戒衛務部隊 前身の部隊 国家保安庁 陸 海 空自衛隊 幕僚総監…警衛隊における最高指揮官 特例で外部招聘も存在する 初代幕僚総監 滝藤誠弥 2代目幕僚総監 中堂純一 3代目幕僚総監 保瀬将司 4代目幕僚総監 尾竹滉平 5代目幕僚総監 都築崇人 6代目幕僚総監 柳原辰信 7代目幕僚総監 桝井俊史 (外部招聘) 8代目幕僚総監 佐村崇人 9代目幕僚総監 會澤桂司 10代目幕僚総監 笹本親宜 11代目幕僚総監 熊谷紀陽 12代目幕僚総監 大岸智晴 13代目幕僚総監 木戸敦也 14代目幕僚総監 鳥島信孝 15代目幕僚総監 木下通陽 16代目幕僚総監 新濱恭吾 17代目幕僚総監 籐洲猛靖 18代目幕僚総監 能敦紀 19代目幕僚総監 新濱恭吾 20代目幕僚総監 鵜妻敦智 21代目幕僚総監 逢沢重孝 22代目幕僚総監 村里康平 23代目幕僚総監 有洲脩大 24代目幕僚総監 清武晃瞪 25代目幕僚総監 阿籐稔陽 26代目幕僚総監 内藤修秦 27代目幕僚総監 石原允遙 28代目幕僚総監 嵜塚孝敏 29代目幕僚総監 戸科遙嘉 30代目幕僚総監 河原木頌大 31代目幕僚総監 泉康生 32代目幕僚総監 池尻慎吾 33代目幕僚総監 伊庭倖爲 副幕僚長…警衛隊トップ2の役職 幕僚官房長…警衛隊トップ3の役職 教育総監…警衛隊トップ4の役職 最先任上級幹事長…警衛隊トップ5の役職 朝霞駐屯地司令 練馬駐屯地司令…トップ5の役職 戦闘支援大隊長 後方支援大隊長…トップ6の役職 総科司令…警衛隊トップ7の役職 陸上 海上 航空科部隊の総指揮権を有する 陸上 海上 航空科長…トップ8の役職 警衛庁職員…民間で採用された警衛庁所属の職員のこと 定員200人 警衛庁隊員(警衛隊員)…警衛隊員採用試験で採用された者。身分は国家公務員にあたる 定員405000人 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等曹→2等曹→1等曹→曹長→准尉→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 (7代目幕僚総監 桝井俊史 時に改変) (32代目幕僚総監 池尻慎吾 時に准尉が新たに追加) (33代目幕僚総監 伊庭倖爲 時に3等士官~士官長が3曹~曹長に変更) 陸上科…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙、要人の警護など、社会の安全を維持するため、任務の遂行が主な任務 (陸上警衛隊と略される) 化学科…武器、爆弾、兵器、車両などの製造を行う。これまでは特殊科が担当していた。 公安科…国家の中枢防衛が主な任務。国家機密が多く存在するエリート部隊 衛生科…患者の治療や医療施設への後送、隊員の健康管理、防疫及び衛生資材等の補給整備等を行うのが任務 財務科…警衛隊内での予算等を決定する 警務隊…警衛隊職員、警衛隊員の犯罪捜査や、取り締まりが主な任務。警衛隊の中の警察 守衛科…警衛庁、全方面隊の建物警備が主な任務 運用科…警衛隊での部隊運用に関する任務を行う 広報科…新規隊員の確保や警衛隊の宣伝などが主な任務 通信科…通信機器を用いて業務連絡などを行う。警衛隊の事案出動等のサポート全般を行う 法務科…犯罪等を起こした警衛官を収容する施設(法務院)の管理を担当する 航空科…災害時の救助活動から上空での日本領土警備に当たる (航空警衛隊と略される) 海上科…災害時の救助活動から海上での日本領土警備に当たる。 (海上警衛隊と略される) 宇宙科…宇宙での日本防衛から宇宙領域の動向を把握する宇宙領域把握(SDA:Space Domain Awareness)の任務を行う 特殊科…特殊部隊などが属している 高射特科…地対空誘導弾(ミサイル)や対空機関砲などを運用し、敵の航空機やミサイルを撃墜して部隊や施設を防衛する「対空戦闘部隊」。広範囲の対空情報収集も行い、地上部隊の防空を担う。これまで陸上科、航空科、海上科にあった高射班が2232年に独立した 偵察科…行動に必要な情報を偵察用オートバイ、偵察警戒車等の車両及び各種偵察用機材を使用して、情報収集任務にあたる部隊。これまで陸上科にあった偵察班が2232年に独立した 需品科…食料・燃料・被服・器材、更には海外派遣などの際に作られる日報の管理などを行い、必需品を部隊に補給・整備し、給水・入浴・洗濯などの生活支援を行う職種 幕僚官房室の一部の職務内容が分裂してできた 駐屯科…主に海外派遣を主とし、ジブチに実働本部を、アメリカに司令本部をタイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、台湾、モンゴル、インド、トルコ、ポーランド、パラオに駐屯地を置く。指揮本部は警衛庁にある。 給養科…隊員の健康と士気を支えるため、食事の献立作成、食材の準備、調理、配膳、衛生管理まで行う専門職種であり、全国の駐屯地、更には、海外にある警衛隊施設に分隊を配置し食堂等でのご飯を提供している。 災害時には、野外で炊き出しなどを行う。 消防科…航空機火災、駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災の初期消火を行ったり、警衛隊機事故時の搭乗員救出や災害派遣で遭難者の捜索・救助を行ったりする。 輸送科…大型車両等による人員・装備品の輸送のほか、輸送統制、ターミナル業務、道路使用規制等を行う。陸上輸送(自動車・鉄道)、海上輸送および航空輸送全般を担当する。そのため、輸送科所属の本所属隊員と陸上科、海上科、航空科から各科派遣隊員によって構成されている。その他部隊内に自動車教習所を設置して、自動車運転免許取得のための教習を実施している 自衛科…全国各都道府県に密着しその都道府県内で起きたテロ等の対処や毎年、防衛省主催で行われる全国自衛科保安中隊衛力選手権大会に向けた訓練等を行っている。 広報科…警衛隊の募集活動、採用活動、警衛隊のイベント等を企画し国民と警衛隊を繋げる橋のような役を持っている。 法衛庁…前身の組織 内閣府附属統合特選群総監局 日本国内で起きたテロ等の事案対処を専門とする部隊。警衛隊と警察による合同での日本初合同特殊部隊機関である 警衛庁…………………………………………………… 警衛庁…警衛隊の最高指揮本部 兼 管理職種部隊の実動本部 幕僚官房室…幕僚総監の秘書任務、警護から幕僚総監からの通達を各部隊へ送るなど幕僚総監直近の部署。また警衛隊における最終決定力を持っている部署でもある。 幕僚護衛隊…幕僚総監の身辺警護が主な任務。 この部隊の入隊試験の受験資格は2等幹士以上の40歳未満の隊員のみである。 機動急襲作戦群…陸海空統合による部隊ということから所属は幕僚総監直轄の幕僚官房室所属となっている。 情報保全隊…警衛隊の情報漏洩防止のため、警衛官のSNSアカウントの監視、及び国家機密の情報保全が主な任務 幕僚総監直轄の部隊であり、構成員は警務隊、公安科からの選抜を潜り抜けた隊員で構成されてる。(拠点 十条駐屯地) 中央司令総隊…有事の際に全ての部隊指揮権を幕僚総監から譲られ部隊の統合最高指揮を有する 教養指導室…定期的に隊員への指導を行い部隊の練度向上を目標としている 教務監部…全国全ての各教育隊部隊に対して指導等を行い警衛官の人材育成に力を入れている。また教育隊で不祥事等が起きた際には警務隊と連携し実態把握につとめる。 教導班…特殊科に試験的に導入された翌年に幕僚官房室所属で再発足 主に全国の職種部隊の隊員に対しての教育等を定期的に行い、警衛隊の底力を上げることを任務とする 戦力調査班…部隊特に戦闘職種部隊の増編、改変を行ったり、新編時にはセレクションを実施したり、または既存部隊への入隊試験等のまとめ役を担う 警務隊(警務大隊) 首席監察部…警衛庁管轄全ての部隊、方面隊の取り締まりなどを行う。 中央警務隊…2209年に新設された。国家機関厳正委員会からの要請に伴い創設され、幕僚総監の免職権を警衛隊組織内で唯一持っている。本部管理中隊を起きその下に刑事小隊を保有し警衛隊 警務大隊及び全国の地区警務中隊への監視、指導活動を行い警務活動の質向上も主な任務。 2230年、第1課~第5課の編成となった。 規律統制委員会…警衛官の不祥事削減のために設置された。刑事訴訟法ではなく、警衛隊法に基づいた規律違反事案を主に調査する部署である(前称 中央警務班) 機動警務隊…警衛隊内部で起きた犯罪の捜査や警衛庁職員、警衛隊員が起こした立てこもり事件等の制圧を行う。(前称 特殊内部制圧部隊) 警護課…警衛隊幹部(幕僚官以上の階級を有する者、又は、幕僚官以上の幹部が命じた警護対象警衛官)の警護を行う幕僚護衛隊の任務遂行補助を主な任務とする 刑事課…警衛隊員が起こした刑事事件の捜査等を行う 法務科…全国10ヶ所にある法務院の管理や法務院にいる法務部警衛官の指導、管理が仕事 参謀部…警衛庁での組織統制にあたる。 財務科…警衛隊内での予算等を決定する 自衛科 自衛科統括本部…全国の自衛科保安中隊の統括を主な任務とする 方面隊統括本部…全国方面隊の統括を主な任務とする 通信科 通信指令部…警察などからの出動要請を受けた場合にその出動要請事案について警察から来た情報を各部隊に無線等を通じて連絡をする 統合通信群…有事の際に警衛隊無線等を一括管理し迅速かつ的確な情報が隊員間で行き交うようにする事が主な任務。 運用科 部隊運用室…部隊運用に関する最高決定権を有する 運用政策班…警衛隊の行動の基本や防衛出動に関する計画、部隊訓練の総合的な政策の企画・立案を担う部署。 防衛省にある運用政策課の直接傘下の部署である。 教務監部…全国全ての各教育隊部隊に対して指導等を行い警衛官の人材育成に力を入れている。また教育隊で不祥事等が起きた際には警務隊と連携し実態把握につとめる。 公安科 国家危機管理対策部隊…日本国家の治安維持や国家が危機に瀕する事案が発生した際の処理などを行う 国家危機管理対策部隊 別働隊…公安科 統括官が指揮権を有する。 おもに、非公開だが政府公認の部隊で任務内容は明かせないとされている。 国際軍事調査部隊…世界各国の軍事における動向のチェックを行う。日本防衛力が世界レベルで衰えるのを防ぐのが主な任務。 外事機動連隊…日本を脅かす他国が現れた際に、武力を行使し他国の制圧を行う。また、世界各国の諜報活動を行ってるのもこの部隊である。日本政府非公認の部隊 広報科 警衛庁採用センター…警衛庁職員、警衛隊員の採用が主な任務。採用試験などを担当 朝霞駐屯地……………………………………………… 朝霞駐屯地…警衛隊の戦闘職種部隊の実動本部 三域統合作戦班…有事の際に陸海空の三域を統合して作戦を計画するのが主な任務。 戦闘支援大隊…有事の際の戦闘職種部隊の指揮、支援が主な任務 多領域機動哨戒部隊…戦闘支援大隊の傘下部隊であり、航空科、陸上科の共同部隊、上空から飛行監視を行いながら何か不審事案等があればヘリから降下し事案対処を行う。 朝霞駐屯地に実動、整備、操縦小隊を支援する総支援大隊を設置し 大阪府大阪市中央区に(中央駐屯地) 福岡県北九州市(北九州駐屯地) 神奈川県横須賀市(横須賀駐屯地) 北海道旭川市(旭川駐屯地) 沖縄県那覇市(那覇駐屯地) に実動小隊(1班~5班)と整備小隊(1班~5班)、操縦小隊(1班~5班)、業務小隊が駐屯する。 役職は(各駐屯地)、常駐指揮官を長とし、常駐管理官、常駐主任となる。 なお、離島の巡回業務はこれまで通り、国領離島自衛科保安連隊(那覇駐屯地)が担当する。 陸上科(陸上警衛隊) 陸上中央司令総隊…陸上科部隊全ての指揮権を有する 陸衛中央連隊…陸上科所属部隊への支援物資や指揮が任務 第1指令本隊…全ての陸上科所属部隊への指揮が任務 第2指令本隊…全ての陸上科所属部隊への指揮が任務 第3指令本隊…全ての陸上科所属部隊への指揮が任務 第4指令本隊…全ての陸上科所属部隊への指揮が任務 第5指令本隊…全ての陸上科所属部隊への指揮が任務 特殊科 特殊科所属すべての部隊に対して教育支援、定期的な視察等を実施し特殊科部隊の底上げをするのが主な目的 支援機動部隊…国内で起きたテロなどに対処する部隊などの支援を行う 陸上特警隊…他国からの侵攻などの際に日本領土の陸海空を守る 特例組織機動急襲捜査部隊…日本政府が指定した犯罪組織等の調査、監視や国家転覆を狙う者の制圧など国家防衛の最前線を担う部隊 特殊空衛団…日本上空で起きたハイジャックなどの事件などを担当する。また、自衛隊時代の第一空挺団を参考に再編を繰り返された部隊で、日本の空を守る最後の砦とも言われている。日本防衛戦線では上空での戦闘で大活躍した 外事機動特別諜報部隊…世界各国へ秘密諜報部隊いわゆるスパイとして派遣される 中央機動団…日本国家の治安維持や国家が危機に瀕する事案が発生した際の処理などを行う(前称 国家危機管理対策部隊) 国際軍事調査部隊…世界各国の軍事における動向のチェックを行う。日本防衛力が世界レベルで衰えるのを防ぐのが主な任務。 即応遊撃機動連隊…日本国内での有事の際に防衛大臣からの要請に伴い、すぐに部隊を展開できるよう、偵察や情報収集のために各種車両を扱う偵察部隊や地上で戦闘するための各種行動を行う戦闘部隊、各種火砲などで後方から火力支援を行う後方支援部隊、爆発部処理部隊などによって構成されている。 広域機動作戦群…いわゆるレンジャー部隊として発足。従来のレンジャー教育を卒業した者のみで構成され、主に山地、水路、空路からの敵地潜入や特殊任務、災害救助の先頭に立つ。彼らが屈した時それは日本政府が屈したという回答になる。 第1~第5機動隊とそれを支援する第1~第5後方支援隊そしてそれらを指揮する総司令大隊に分かれる。また、緊急出動拠点として、千歳(北海道)、三沢(青森)、小松(石川)、信太山(大阪)、海田市(広島)、北九州(福岡)、那覇(沖縄)に基地を持ち、緊急出動拠点となる機動中隊にを持っている。 高射特科 高射中央連隊…全国の高射特科部隊の連絡、管理、有事の際の部隊指揮などを担当する 高射支援隊…有事の際に全国の高射特科駐屯地部隊に対しての支援任務が主な任務 偵察科 偵察中央司令総隊…各方面隊に散らばる方面隊偵察小隊の指揮が主な任務 整備大隊…偵察科部隊が用いる車両等の整備が主な任務 駐屯科 巡回機動連絡部隊…世界各国の駐屯地を巡回、巡察し随時、状況などを警衛庁上層部に共有するのが主な任務 国際緊急援助隊…日本が海外の自然災害や人為的災害時に、被災国政府の要請に応じて派遣する日本の対外援助チームで、JDR(Japan Disaster Relief Team)と呼ばれ、救助チーム、医療チーム、 専門家チー厶、警衛隊部隊、感染症対策チームの5つのチームが災害規模や被災地のニーズに応じ、人的支援、物的支援(物資)、資金援助(緊急無償資金協力)を組み合わせて行い、迅速な捜索救助、医療、災害復旧支援を通じて国際貢献する部隊 アジア区域警機部隊…アジア州での警戒監視及び主に空での飛行巡回が主な任務。 また、アジア州内で起きた有事に対応する。 ジブチ警戒遊撃班…実働本部を置くジブチ国内の巡回、警戒監視が主な任務。 ジブチ内で起きた有事等にも対応する アメリカ司令駐留連隊…司令本部を置くアメリカ国内の巡回、警戒監視や駐屯地が所在する他国の行動把握、調査が主な任務。 アメリカ国内で有事が起きた際には米軍と共同作戦を、駐屯地を有する他国で有事が起きた際には警衛庁 幕僚官房室指揮下のもと、司令を行う 中央即応遊撃連隊…駐屯地を有するタイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、台湾、モンゴル、インド、トルコ、ポーランド、パラオでの国内警備活動等を行う。 また、国内で起きた有事等に対応する。 航空科(航空警衛隊) 航空中央司令総隊…航空科部隊全ての指揮権を有する 航空機動隊…日本領土上空のトラブル等に対処する 航空警戒部隊…ヘリ、戦闘機等を使っての上空警備にあたる。ここに属するメンバーは全員、パイロットである 航空開発実験集団…航空開発実験集団は、日々進歩する航空機・装備品の開発・航空医学・人間工学の開発実験機能を持ち、幅広い研究を行う組織 航空救難群…民間、警衛隊航空機による事故調査から雪山での遭難等、航空救難が指示された場合に置いて上空からの降下等で救助、救出を実施する 入国管理部隊…元は法務省の出入国在留管理庁に所属する入国警備官で、2213年、警衛隊との統合によりできた部隊。 本部管理中隊、警備中隊、出入国在留管理中隊、機動班からなる。 海上科(海上警衛隊) 海上中央司令総隊…海上科部隊全ての指揮権を有する 海上警ら隊…日本海域に現れた身元不明の船等の処理を担当する 海上輸送班…海上での警衛隊備品の輸送が主な任務。 海上機動連絡班…海上における警備、巡回などを行う。海上防衛の最前線部隊 機動特殊潜水隊…有事の際に潜水を実施し任務遂行を行う 機動掃海隊…有事の際の機雷戦を主任務とし、第二次世界大戦時に設置された機雷の処分も行う。 宇宙科 宇宙警戒作戦群 …衛星通信、衛星放送や位置情報サービスなどで利用される人工衛星の安全を確保するため、 宇宙領域の動向を把握する宇宙領域把握(SDA:Space Domain Awareness)の任務を行う 上曹教育隊…2等曹から1等曹昇任時に入校する教育隊 期間は1ヶ月 練馬駐屯地……………………………………………… 練馬駐屯地…後方支援職種部隊の実動本部 後方支援大隊…有事の際の後方支援職種部隊の指揮、支援が主な任務 需品科 庶務管理大隊…食料・燃料・被服・器材等の管理などを行い、必需品を部隊に補給・整備し、給水・入浴・洗濯などの生活支援を行う 多方面機動需品連隊…全国に広がる全ての方面隊、駐屯地で要請があれば装備品等の補充を行うため、全国を飛び回る 特務機密管理大隊…海外派遣、災害派遣、治安維持出動、防衛出動等で出される日報の管理が主な任務。 2209年に起きた日報問題で翌年の2210年に創設された。 輸送科 陸上中央輸送隊…陸路での部隊、人員及び装備品等の輸送統制が主な任務。構成員は輸送科所属の本所属隊員と陸上科からの派遣隊員によって構成される 海上中央輸送隊…海上での部隊、人員及び装備品等の輸送統制及び海上での輸送が主な任務。構成員は輸送科所属の本所属隊員と陸上科からの派遣隊員によって構成される 航空中央輸送隊…航空での部隊、人員及び装備品等の輸送統制及び航空での輸送が主な任務。構成員は輸送科所属の本所属隊員と陸上科からの派遣隊員によって構成される 方面輸送統制部隊…全国方面隊にある輸送部隊の統制が主な任務 給養科 給養総務統括大隊…全国の駐屯地、海外等にある警衛隊施設でご飯提供などを行う全国の分隊の統括業務を行う 機動給養班…有事や災害時などに炊き出しなどを行う専門部隊 消防科 本部管理中隊…消防科部隊の統括が主な任務 警防大隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊又は、その任務にあたる全国方面隊の警防分隊の統括が主な任務 国際救難群…主に海外で起きた事故等で行方不明者捜索、救難等を行う。その国からの要請が無ければ出動はできないが、日本人が含まれてる場合、日本人のみの救難、救助は日本政府からの要請のみで出動できる。 山岳救難隊…登山等で何らかの理由により山岳部で遭難をした者を捜索・救助する部隊 衛生科 対特殊武器衛生隊…2210年に復活した自衛隊時代以来となる部隊。中央特殊武器防護隊や他の衛生科部隊と連携し、NBC兵器攻撃による傷病者の診断・治療を行う。特に生物兵器対応を主眼とし、生物兵器同定のための機材の他、治療用の機動展開ができる衛生検査ユニットや陰圧室ユニットを装備している。 衛生中央部隊…全ての衛生科所属部隊への指揮が任務 特殊衛生部隊…ドクターヘリを保有しており、緊急時における医療処置などが主な任務。構成されるメンバーは全てが医師免許を保有 看護中央部隊…看護師免許を持ったメンバーで構成される看護専門の部隊 広域緊急対処部隊…(部隊改変された)警衛一般隊員、医師免許を持った医務警衛隊員、看護警衛隊員らにより構成されており日本国内で地震などの災害が起きた場合、内閣総理大臣からの要請、緊急時は、幕僚総監からの許可を受けて出動し、人命救助や行方不明者捜索などを行う。 (改変前部隊名称 広域災害派遣専門出動部隊) 機動救護部隊…各科部隊、駐屯地(国内、海外)に常駐し負傷した隊員の救護を行う常駐小隊と常駐小隊の支援を行う広域支援班に分かれる。 常駐小隊は看護師免許、医師免許、救急救命士の資格を持った隊員合わせて20名で編成されている。 広域支援班は看護師免許、医師免許、救急救命士の資格を持った隊員合わせて50名で編成されている。 化学科 中央特殊武器防護隊…2210年に復活した自衛隊以来となる部隊。過去には地下鉄サリン事件や東海村JCO臨界事故などに出動している。特殊武器防護(偵察・監視及び除染活動)、発煙及び対焼夷(消火)を実施して、作戦を支援する。国内におけるNBC(核兵器、生物兵器、化学兵器)事態発生時には全国に派遣され任務を遂行する 司令本隊…有事の際における化学科部隊の動きを一括して指揮することが出来る。 機動防護連隊…中央特殊武器防護隊を上級部隊に置き、 第1方面中隊 (北海道及び東北地方 所在地 札幌駐屯地、仙台駐屯地) 第2方面中隊 (関東地方 所在地 横浜駐屯地) 第3方面中隊 (中部地方 所在地 名古屋駐屯地) 第4方面中隊 (近畿地方 所在地 伊丹駐屯地) 第5方面中隊 (中国 四国地方 所在地 海田市駐屯地) 第6方面中隊 (九州地方及び沖縄県 所在地 久留米駐屯地) を編成している 汚染処理部隊…バイオテロ等発生時における汚染物質の処理を担当する。 防疫防護部隊…感染症等が発生した時に防疫活動を担当する。 守衛警備科 特殊守衛班…本部庁舎へ侵入してきた不審者等の対応が主な任務。 第1警戒部隊…庁舎の警備が主な任務 第2警戒部隊…庁舎の警備が主な任務 第3警戒部隊…庁舎の警備が主な任務 隣接部隊 首都自衛科保安大隊(東京地区自衛科保安中隊 練馬駐屯地) (350名) ……………………………………………………………… 全国方面隊 駐屯地 構成人数 西日本区域自衛科保安大隊(大阪地区自衛科保安中隊) (300名) 全国地区 自衛科 保安中隊(150名) 国領離島 自衛科 保安連隊(580名) 全国方面隊 陸上科 区域機動作戦班 (20名) 全国方面隊 衛生科 救急部隊 (20名) 全国方面隊 警務隊 地区警務中隊 (20名) 全国方面隊 消防科 警防分隊 (30名) 全国方面隊 航空科 航空操縦隊(15名) 全国方面隊 輸送科 地区方面輸送隊(25名) 全国方面隊 偵察科 方面隊偵察小隊(40名) 東北方面隊…東北地方の防衛にあたる (本部 真駒内駐屯地 東千歳駐屯地 ) 陸上科 第1区域機動第1作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第1区域機動第2作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第1区域機動第3作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第1区域機動第4作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第1区域機動第5作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第1区域機動第6作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 衛生科 東北救急部隊…東北地方での隊員が負傷した際の救命救急を行う 警務隊 東北地区警務中隊…東北方面隊の監察業務にあたる 消防科 警防分隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊 航空科 航空操縦隊…緊急時などにおけるヘリ等の操縦を担当する 輸送科 地区方面輸送隊 偵察科 方面隊偵察小隊 高射特科 高射特科中隊 所属機関(各県庁所在地に駐屯地) 北海道地区自衛科保安中隊 (函館駐屯地) 青森地区自衛科保安中隊 (青森駐屯地) 秋田地区自衛科保安中隊 (秋田駐屯地) 岩手地区自衛科保安中隊 (盛岡駐屯地) 宮城地区自衛科保安中隊 (仙台駐屯地) 山形地区自衛科保安中隊 (山形駐屯地) 福島地区自衛科保安中隊 (福島駐屯地) 東部方面隊…関東地方の防衛にあたる (本部 市ヶ谷駐屯地) 陸上科 第2区域機動第1作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第2区域機動第2作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第2区域機動第3作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第2区域機動第4作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第2区域機動第5作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第2区域機動第6作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 衛生科 東部救急部隊…東部地方での隊員が負傷した際の救命救急を行う 警務隊 東部地区警務中隊…東部方面隊の監察業務にあたる 消防科 警防分隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊 航空科 航空操縦隊…緊急時などにおけるヘリ等の操縦を担当する 輸送科 地区方面輸送隊 偵察科 方面隊偵察小隊 高射特科 高射特科中隊 所属機関(各県庁所在地に駐屯地) 茨木地区自衛科保安中隊 (水戸駐屯地) 栃木地区自衛科保安中隊 (宇都宮駐屯地) 群馬地区自衛科保安中隊 (前橋駐屯地) 埼玉地区自衛科保安中隊 (埼玉駐屯地) 千葉地区自衛科保安中隊 (千葉駐屯地) 神奈川地区自衛科保安中隊 (横浜駐屯地) 中部方面隊…中部地方の防衛にあたる (本部 名古屋駐屯地) 陸上科 第3区域機動第1作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第3区域機動第2作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第3区域機動第3作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第3区域機動第4作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第3区域機動第5作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第3区域機動第6作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 衛生科 中部救急部隊…中部地方での隊員が負傷した際の救命救急を行う 警務隊 中部地区警務中隊…中部方面隊の監察業務にあたる 消防科 警防分隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊 航空科 航空操縦隊…緊急時などにおけるヘリ等の操縦を担当する 輸送科 地区方面輸送隊 偵察科 方面隊偵察小隊 高射特科 高射特科中隊 所属機関(各県庁所在地に駐屯地) 愛知地区自衛科保安中隊 (名古屋駐屯地) 岐阜地区自衛科保安中隊 (岐阜駐屯地) 静岡地区自衛科保安中隊 (静岡駐屯地) 石川地区自衛科保安中隊 (金沢駐屯地) 富山地区自衛科保安中隊 (富山駐屯地) 山梨地区自衛科保安中隊 (甲府駐屯地) 長野地区自衛科保安中隊 (長野駐屯地) 福井地区自衛科保安中隊 (福井駐屯地) 新潟地区自衛科保安中隊 (新潟駐屯地) 三重地区自衛科保安中隊 (津駐屯地) 近畿方面隊…近畿地方の防衛にあたる (本部 伊丹駐屯地) 陸上科 第4区域機動第1作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第4区域機動第2作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第4区域機動第3作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第4区域機動第4作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第4区域機動第5作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第4区域機動第6作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 衛生科 近畿救急部隊…近畿地方での隊員が負傷した際の救命救急を行う 警務隊 近畿地区警務中隊…近畿方面隊の監察業務にあたる 消防科 警防分隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊 航空科 航空操縦隊…緊急時などにおけるヘリ等の操縦を担当する 輸送科 地区方面輸送隊 偵察科 方面隊偵察小隊 高射特科 高射特科中隊 所属機関(各県庁所在地に駐屯地) 滋賀地区自衛科保安中隊 (大津駐屯地) 京都地区自衛科保安中隊 (京都駐屯地) 西日本区域自衛科保安大隊(大阪地区自衛科保安中隊) (大阪駐屯地) 兵庫地区自衛科保安中隊 (神戸駐屯地) 奈良地区自衛科保安中隊 (奈良駐屯地) 和歌山地区自衛科保安中隊 (和歌山駐屯地) 西部方面隊…中国 四国地方の防衛にあたる (本部 海田市駐屯地) 陸上科 第5区域機動第1作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第5区域機動第2作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第5区域機動第3作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第5区域機動第4作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第5区域機動第5作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第5区域機動第6作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 衛生科 西部救急部隊…西部地方での隊員が負傷した際の救命救急を行う 警務隊 西部地区警務中隊…西部方面隊の監察業務にあたる 消防科 警防分隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊 航空科 航空操縦隊…緊急時などにおけるヘリ等の操縦を担当する 輸送科 地区方面輸送隊 偵察科 方面隊偵察小隊 高射特科 高射特科中隊 所属機関(各県庁所在地に駐屯地) 岡山地区自衛科保安中隊 (岡山駐屯地) 広島地区自衛科保安中隊 (広島駐屯地) 鳥取地区自衛科保安中隊 (鳥取駐屯地) 島根地区自衛科保安中隊 (松江駐屯地) 山口地区自衛科保安中隊 (山口駐屯地) 香川地区自衛科保安中隊 (高松駐屯地) 徳島地区自衛科保安中隊 (徳島駐屯地) 愛媛地区自衛科保安中隊 (松山駐屯地) 高知地区自衛科保安中隊 (高知駐屯地) 九州方面隊…九州の防衛にあたる (本部 博多駐屯地) 陸上科 第6区域機動第1作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第6区域機動第2作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第6区域機動第3作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第6区域機動第4作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第6区域機動第5作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第6区域機動第6作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 衛生科 九州救急部隊…西部地方での隊員が負傷した際の救命救急を行う 警務隊 九州地区警務中隊…西部方面隊の監察業務にあたる 消防科 警防分隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊 航空科 航空操縦隊…緊急時などにおけるヘリ等の操縦を担当する 輸送科 地区方面輸送隊 偵察科 方面隊偵察小隊 高射特科 高射特科中隊 所属機関(各県庁所在地に駐屯地) 福岡地区自衛科保安中隊 (福岡駐屯地) 佐賀地区自衛科保安中隊 (佐賀駐屯地) 長崎地区自衛科保安中隊 (長崎駐屯地) 熊本地区自衛科保安中隊 (熊本駐屯地) 大分地区自衛科保安中隊 (大分駐屯地) 宮崎地区自衛科保安中隊 (宮崎駐屯地) 鹿児島地区自衛科保安中隊 (鹿児島駐屯地) 国領離島自衛科保安連隊(沖縄地区自衛科保安中隊・離島特殊科保安部隊が合併) (那覇駐屯地) 附属機関(重要機関のみ記載) 下曹教育隊…隊士官から3等曹昇任時に入校する教育隊 期間は約6ヶ月 (場所 大津駐屯地) 中曹教育隊…3等曹から2等曹昇任時に入校する教育隊 期間は3ヶ月 (場所 伊丹駐屯地) 上曹教育隊…2等曹から1等曹昇任時に入校する教育隊 期間は1ヶ月 (場所 朝霞駐屯地) 高等教育隊…東京に校舎があり日本唯一の警衛庁が運営する国防専門学校である。学生の間は防衛省職員の扱いで卒業時には、警衛隊への無試験入隊が許されてる他、高校卒業資格もとることができる。 中高一貫式教育隊…大阪、名古屋、福岡に校舎を構える警衛隊が将来の人材育成のために発足させた教育隊。中高一貫式のため、中学受験での入隊が原則で、13歳から入隊ができる。いずれも全寮制である。15歳から警衛隊員という身分になり給与が支給される。月収10万円 幹部候補生教育大隊…キャリア警衛隊員を育成する教育機関。東京(市ヶ谷駐屯地)、大阪(八尾駐屯地)に存在する。期間は3年間(ただし準幹部候補生教育専攻者は1年で卒業可能) 西部教育隊…西日本全域を対象とし採用された新人隊員の教育を行う (本部 久留米駐屯地) 中部教育隊…関東全域を対象として採用された新人隊員の教育を行う (本部 練馬駐屯地) 東部教育隊…関東を除く東日本全域を対象として採用された新人隊員の教育を行う (本部 名古屋駐屯地) 海上科教育隊…教育隊卒業後、入隊試験合格を経て海上科部隊(海上警衛隊)への配属を希望する者が入る。期間は1年間。京都府 舞鶴市 舞鶴基地に存在する 航空科教育隊…教育隊卒業後、入隊試験合格を経て航空科部隊(航空警衛隊)への配属を希望する者が入る。期間は1年間。北海道 札幌市 札幌基地に存在する 航空学生群…航空科教育隊の傘下組織。操縦士いわゆるパイロットを目指す者が入る。幹部候補生教育大隊(3年制)を卒業後、航空学生準備過程を半年間受け入群。期間は4年間。北海道 北広島市 北広島基地に存在する 警衛庁附属化学研究所…武器、爆弾、兵器、車両などの製造を行う。属する職員は民間で採用された警衛庁職員と警衛官採用試験で採用された警衛隊員の2つで構成されている。 防衛省附属警衛隊病院…防衛省直轄で警衛隊が運営する病院。医者、看護師は全て警衛官で、警衛官なら治療、入院費など全額無償である。(兵庫県 伊丹市 東京都 新宿区) 警衛庁附属法務院…犯罪等を起こした警衛官が入る刑務所のようなところ。全国10ヶ所ある (大阪府 大阪市) 防衛省附属警衛隊法務会議館…警衛隊versionの裁判所。犯罪等を起こした警衛官の最終処分が下される場所。ここの法務員は全て幕僚官房室所属の隊員で構成されている (大阪府 大阪市) 警務隊職種学校…警務隊選抜試験に受かり、半年間の警務隊研修を受ける際に入る学校。 (神奈川県 横浜市 横浜基地) 海上科 船舶操縦 教育隊…船舶の操縦を学ぶ学校 (広島県 広島市 広島基地) 上級幹部候補生学校 指揮幕僚過程…階級が隊将になると入校選抜試験を受験し合格した者のみ入校が許される。 約3年間の教育を受け卒業した者は幕僚官に任命されその後、中級幕僚過程(幕僚補) 上級幕僚過程(副 幕僚長)を受け上級幕僚選抜試験を受け合格すれば警衛隊のトップである幕僚総監候補生に任命される。 (愛知県 名古屋市 名古屋基地) 衛生科学校 機動救護教育課程…機動救護部隊員を育成するための教育隊 看護師免許、医師免許を保有している隊員はS類に入校し約2年 救急救命士資格を持っている隊員はA類に入校し約5年間教育を受ける。 (宮城県 仙台市 仙台基地) 航空科教育隊 航空救難群教育過程…航空救難群候補生選抜試験を通過した隊員に対して約1年間の教育を実施しその後、最終通過試験を行い受かった隊員を部隊に送り出している。 (山口県 山口市 山口基地) 海上科教育隊 機動特殊潜水隊教育課程…機動特殊潜水隊候補生選抜試験を通過した隊員に対して約1年間の教育を実施しその後、最終通過試験を行い受かった隊員を部隊に送り出している。 (京都府 舞鶴市 舞鶴基地) 冬季戦技教育隊…冬季、特に雪が降る中での戦闘及び救難訓練を行う。(基礎過程) 期間は6ヶ月であり、卒業すればそのまま原隊復帰する者もいれば、上級過程と呼ばれる遊撃過程を受ける者もいる。 遊撃過程を受ける者は更に10ヶ月教育を受ける。 (北海道 札幌市 真駒内基地) 阿蘇駐屯地(安全保障 戦術研究センター)…2200年に熊本県 阿蘇市にて発足し国内で唯一、安全保障や安全保障専攻(博士前期課程)を設置している私立大学の卓修園大学と警衛隊が共同運営する施設である。 災害発生時や、有事の際に戦術及び部隊運用を決める第2の場所(第1の場所は警衛庁)ところとして、平時では卓修園大学 安全保障専攻を履修している大学生に対して警衛官及び警衛隊OB更には国外から軍人を招き講習をしたりしている。 2250年から警衛隊による買収を受け正式に警衛庁直轄の組織として運営される事になった。 それに伴い正式に駐屯地化し同年に新設された陸上科のCQB専門上級教育過程の教育隊が置かれることになった。 (熊本県 阿蘇市) 航空科 (全国の各空港に、入国管理部隊 空港警管中隊が存在する) 定員、各空港に150名所属 羽田空港 駐屯地 茨城空港 駐屯地 大島空港 駐屯地 三宅島空港 駐屯地 新島空港 駐屯地 伊丹空港 駐屯地 神戸空港 駐屯地 但馬空港 駐屯地 中部国際空港小松空港 駐屯地 能登空港 駐屯地 松本空港 駐屯地 名古屋飛行場 駐屯地 新千歳空港 駐屯地 稚内空港 駐屯地 旭川空港 駐屯地 帯広空港 駐屯地 紋別空港 駐屯地 札幌丘珠空港 駐屯地 利尻空港 駐屯地 成田空港 駐屯地 調布飛行場 駐屯地 八丈島空港 駐屯地 神津島空港 駐屯地 関西空港 駐屯地 南紀白浜空港 駐屯地 新潟空港 駐屯地 富山空港 駐屯地 静岡空港 駐屯地 函館空港 駐屯地 釧路空港 駐屯地 中標津空港 駐屯地 女満別空港 駐屯地 奥尻空港 駐屯地 仙台空港 駐屯地 青森空港 駐屯地 三沢空港 駐屯地 花巻空港 駐屯地 大館能代空港 駐屯地 秋田空港 駐屯地 庄内空港 駐屯地 山形空港 駐屯地 福島空港 駐屯地 広島空港 駐屯地 岡山空港 駐屯地 山口宇部空港 駐屯地 岩国空港 駐屯地 鳥取空港 駐屯地 米子空港 駐屯地 石見空港 駐屯地 出雲空港 駐屯地 隱岐空港 駐屯地 高松空港 駐屯地 徳島空港 駐屯地 松山空港 駐屯地 高知空港 駐屯地 福岡空港 駐屯地 北九州空港 駐屯地 佐賀空港 駐屯地 長崎空港 駐屯地 熊本空港 駐屯地 大分空港 駐屯地 宮崎空港 駐屯地 鹿児島空港 駐屯地 対馬空港 駐屯地 壱岐空港 駐屯地 五島福江空港 駐屯地 天草空港 駐屯地 奄美大島空港 駐屯地 種子島空港 駐屯地 与論空港 駐屯地 屋久島空港 駐屯地 喜界島空港 駐屯地 沖永良部空港 駐屯地 那覇空港 駐屯地 石垣空港 駐屯地 久米島空港 駐屯地 慶良間空港 駐屯地 北大東空港波照間空港 駐屯地 与那国空港 駐屯地 徳之島空港 駐屯地 宮古空港 駐屯地 粟国空港 駐屯地 南大東空港 駐屯地 多良間空港 駐屯地 下地島空港 駐屯地 航空救難群(各駐屯地に350名) 航空救難群 第1方面隊 駐屯地(札幌) 航空救難群 第2方面隊 駐屯地(仙台) 航空救難群 第3方面隊 駐屯地(横浜) 航空救難群 第4方面隊 駐屯地(長野) 航空救難群 第5方面隊 駐屯地(奈良) 航空救難群 第6方面隊 駐屯地(広島) 航空救難群 第7方面隊 駐屯地(松山) 航空救難群 第8方面隊 駐屯地(博多) 航空救難群 第9方面隊 駐屯地(那覇) 海上科 (各 駐屯地に580名が在籍) 函館駐屯地 大湊駐屯地 八戸駐屯地 横須賀駐屯地 舞鶴駐屯地 小松駐屯地 下関駐屯地 佐世保駐屯地 鹿屋駐屯地 機動特殊潜水隊 第1管区駐屯地 (札幌基地) 機動特殊潜水隊 第2管区駐屯地(仙台基地) 機動特殊潜水隊 第3管区駐屯地(横浜基地) 機動特殊潜水隊 第4管区駐屯地(名古屋基地) 機動特殊潜水隊 第5管区駐屯地(神戸基地) 機動特殊潜水隊 第6管区駐屯地(広島基地) 機動特殊潜水隊 第7管区駐屯地(高知基地) 機動特殊潜水隊 第8管区駐屯地(博多基地) 機動特殊潜水隊 第9管区駐屯地(那覇基地) 特殊科(機動広域作戦群 緊急出動拠点基地) 千歳基地(北海道) 三沢基地(青森) 小松基地(石川) 信太山基地(大阪) 海田市基地(広島) 北九州基地(福岡) 那覇基地(沖縄) 駐屯科 ジブチ実働本部(定員 150名) アメリカ司令本部(定員 380名) タイ駐屯地(定員 50名) ベトナム駐屯地(定員 50名) インドネシア駐屯地(定員 50名) フィリピン駐屯地(定員 50名) マレーシア駐屯地(定員 50名) 台湾駐屯地(定員 50名) モンゴル駐屯地(定員 50名) インド駐屯地(定員 50名) トルコ駐屯地(定員 50名) ポーランド駐屯地(定員 50名) パラオ駐屯地(定員 50名) 輸送科 警衛隊 車両操縦学校…大型免許は普通第一種、または準中型、中型第一種、大特第一種を有する者が約10週間の短期課程、運転免許を有しない者は約16週間の通称 長期課程に、大型特殊は2週間、牽引免許は4週間入所する。 所在地…千歳基地、仙台基地、横須賀基地、信太山基地、海田市基地、北九州基地。 多領域機動哨戒部隊(戦闘支援大隊) …各駐屯地に実動小隊と整備小隊、操縦小隊、業務小隊が駐屯する。総勢120名(各駐屯地に) 中央駐屯地(大阪府大阪市中央区) 北九州駐屯地(福岡県北九州市) 横須賀駐屯地(神奈川県横須賀市) 旭川駐屯地(北海道旭川市) 那覇駐屯地(沖縄県那覇市) 高射特科 各駐屯地に高射小隊と整備小隊、業務小隊が駐屯する。総勢80名(各駐屯地に) 東千歳駐屯地(北海道 千歳市) 札幌駐屯地(北海道 札幌市) 仙台駐屯地(宮城県 仙台市) 横須賀駐屯地(神奈川 横須賀市) 金沢駐屯地(石川県 金沢市) 名古屋駐屯地(愛知県 名古屋市) 千僧駐屯地(兵庫県 伊丹市) 海田市駐屯地(広島県 安芸郡) 松山駐屯地(愛媛県 松山市) 博多駐屯地(福岡県 博多市) 健軍駐屯地(熊本県 熊本市) 那覇駐屯地(沖縄県 那覇市)
ULTIMATE〜 DECISIVE BATTLE 奪還せよ 第14話
主要登場人物一覧 織原奨(46)…13代目主人公 警衛庁 特殊科 科長 2等幹士 水野知之(50)…警衛庁 特殊科 最先任上級士官 士官長 藤間秦也(40)…警衛庁 特殊科 人事調整幹部 1等隊尉 磯倉綉慈(35)…警衛庁 西部方面隊 西部方面総監部 人事調整幹部 1等隊尉 村内繁奓(48)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 中隊長 1等隊尉 嵩寺祐伍(51)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊長 3等隊尉 川敷凌大(53)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊 小隊副長 士官長 柴崎庵李(21)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 須賀樹里(21)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 梨木雄哉(22)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 上智櫂誠(25)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 3等士官 平賀泰晟(30)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 2等士官 内稜汏(33)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 2等士官 間庭寿充(50)…警衛庁 特殊科 教導班 班長 1等将士 岩部嘉奓(53)…警衛庁 特殊科 教導班 副班長 2等将士 平篤遙(45)警衛庁 特殊科 教導班 幹事長 3等将士 乾涛彰大(50)…警衛庁 特殊科 教導班所属 士官長 玉城隼弥(48)…警衛庁 特殊科 教導班所属 1等士官 加威綉翔(46)…警衛庁 特殊科 教導班所属 士官長 椎野智之(55)…広域機動作戦群 群長 将補 浅木駿平(50)…広域機動作戦群 総司令大隊長 2等将士 池尻慎吾(56)…警衛庁 西部方面隊 方面総監 幕僚官 箕浦篤輝(48)…警衛庁 西部方面隊 方面総監 総務幹事長 隊将 泉康生(58)…警衛庁 31代目 幕僚総監 早川汰一(55)…警衛庁 副幕僚総監 河原木頌大(60)…内閣府行政人事院 14代目院長 天浪汐翔(33) 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 天浪を乗せた車両は、一度、西部方面隊 総監部へ移送された。 警衛官に対する犯罪事案として、警察だけではなく、警務隊の捜査対象にもなっていたからだ。 総監部前に着くと、天浪は車から下ろされ、数人の警務隊員らに連れられながら庁舎の中へと入っていった。 その時、天浪の目の前に多くの部下を引き連れながら歩く父親の姿が目に入った。 「父さん…」 天浪が呟くと河原木はその場に足を止めた。 「お前か」 「親父、俺」 天浪が話し出したその時、河原木はその場から歩き出した。 「二度と、父親と呼ばないでくれ。お前とは一生会わん」 そう大声で吐き捨てると河原木はそのまま自分を待つ車両の中へと入っていった。 「親父…」 天浪はただ俯くしか無かった。 「行くぞ」 警務隊員らに言われ天浪は再び歩き始めた。 その後、天浪の供述をもとに西部地区警務中隊は福岡県警に対し、天浪の身柄移送とこれまでの捜査の結果を文書にして提出した。 そこには、いくつかの新たに判明した事実が記されていた。 織原を拉致した天浪率いる集団は都内で起きている連続強盗致傷の疑いがかけられている半グレ集団 ネクシスだった。 天浪は警衛隊 退職後、すぐにネクシスに入り、当時、ネクシスで幹部を務めていた10人のメンバーを撲殺、その後、逃げようとしたメンバーを射殺しネクシス内を恐怖の鉄拳制裁で自分のものにした。 ネクシスを自分のものにした天浪はかつて自分を苦しめた警衛隊開発の新薬物 90-J2を世間へ当時作戦に参加していた警衛隊幹部による公表を目論んでいた。 そんな時、警衛隊を辞め、定職につかずふらついていた天浪を見て父親の河原木は元、幕僚総監、そして現 人事院長という職権を利用して警衛隊OB会に息子を入れさせた。 警衛隊OB会の人脈は広く、河原木はOB会を利用して息子を定職につかせるのが狙いだったようだ。 しかし、天浪はOB会の集会を欠席しやがて、犯罪を犯すようになる。 そんな中、起こした警察官殺傷事件で河原木は自分の息子が警官殺しという不名誉な事実を嫌い、隠蔽を決断。 その後、息子をOB会の会長が運営する工場の男子寮に入れることを決めた。 入寮した天浪はそのままの流れで工場に就職する事になった。 そんな時、織原捜索を一任したいと泉から要請を受けOB会 会長はOB会の中で唯一、捜索任務をしたいと何度も声を上げていた天浪に任せることに決めた。 捜索任務を任された天浪はネクシスを使い、任されたその日の夜に九州に狙いを定めて出発した。 ここまでが警務隊が福岡県警に対して公表した内容であった。 天浪が福岡県警に身柄移送されて数日後、織原の姿は、警衛庁 西部方面隊 西部方面総監部 人事調整幹部室にあった。 「公表されるんですか」 磯倉はブラックコーヒーを用意しながら織原に聞いた。 「しようと思ってる。まー内部からの反発はやばそうだけどな」 「やばいのレベルじゃないですよ。うちの方面総監も人事院にペコペコですから、公表なんて阻止してくるだろうし」 「阻止……か」 「これ、コーヒーです」 そう言うと磯倉はコーヒーの入ったコップを織原に渡した。 「最近なー?どうも監視役が付いているのが目に入る」 「監視役ですか?」 「黒のスーツにマスクをしてる。多分、人事院の職員なのかもな。俺の動向がどうやら問題視されてるみたいだ」 「問題視…ですか」 「そうだ。あー悪いな。本題に戻ってくれ」 「あ、はい。近々、マスコミに人事異動の記者発表があります。西方の人事調整幹部である私が出席予定です。公に発言できるのはその時かと」 「いつあるんだ?それは」 「3日後です」 「3日後か」 「もし織原 2幹が公表するのであれば私はその会場を用意して待ちます」 「いいのか?」 「私もあの作戦は反対でした。ですから公表に何も異論はありません」 「なら、それで行こうか」 「わかりました。場所は第2庁舎の3階にある会見場になってます。場所分かりますか?」 「幹部候補生の時に西部方面隊に見学に行ったことがある。大丈夫だ」 「わかりました。では」 「うん」 部屋を出ると織原はそのまま生活隊舎へと戻った。 織原が生活隊舎へと向かう途中、後ろを歩くスーツの男が目に入った。 窓から見下ろしながら磯倉は男の顔に照準を合わせて双眼鏡を目に近づけた。 3日後 午前9時、織原は生活隊舎から磯倉が待つ記者会見場へと向かった。 3日前から監視役についていた男はいつも通り後をついてきていた。 記者会見場へと向かう途中、かなりの人の数が駐屯地内に流れ込んできてるのが目に入った。 「かなり多いな」 織原は軽くため息を吐くと足を進めた。 その時、いきなり後ろから鋭利な何かを背中に刺された。 「誰だ……よ」 織原は軽く血を吐くとその場に倒れた。 「恨むんなら警衛隊という組織を恨め」 そう吐き捨てると男は織原に乗りかかり何度もナイフを下ろし続けた。 「きゃぁー」 男の刺す姿を見てその場にいた人達は悲鳴を上げながら逃げ回った。 中にはカメラを向ける姿も見えた。 「どけ、どけ」 数秒後、騒ぎを聞きつけた駐屯地の警備に付いていた隊員達がすぐに走ってきた。 「警務と衛生に連絡だ。早くしろ」 隊員達は男を取り押さえると織原に駆け寄った。 「大丈夫ですか?今止血するんで」 「そ……そうか」 その頃 記者会見場では集まる記者たちを見ながら磯倉は織原が来るのを待っていた。 「磯倉 1尉どうかされましたか?」 人事調整副幹部に聞かれ磯倉は副幹部に目をやった。 「織原 2幹がまだ来ないんだ」 「織原 2幹ですか?」 「え?あーちょっと生活隊舎覗いてくるからお前このままここに居てくれるか?」 「いや、ちょっと待ってください」 「なんだ?」 「いや、もうあと5分っすよ?」 「そうだな。すぐに戻ってくるから」 そう言い残すと磯倉はそのまま部屋を飛び出した。 庁舎を出るとすぐに人だかりが目に入った。 「なんだ?」 磯倉が呟くと1人の記者が駆け寄ってきた。 「磯倉 2尉ですか?」 「なんで俺の名前を?」 「防衛省の記者クラブにいた八橋っすよ?忘れたすか?」 「あーおっさんか」 「西部方面隊に異動なったのは聞いてましたから」 「今は1尉だ」 そう言うと磯倉は人だかりをかき分けながら前に出た。 そこには倒れる織原の姿が目に入ってきた。 「織原さん」 磯倉はすぐに倒れる織原のもとに駆け寄った。 「織原さん、織原さん。しっかり」 織原の体を何度も揺らしながら磯倉は叫び続けた。 「下がって、下がって」 衛生科隊員を連れてきた駐屯地警備役の隊員達は人だかりをかき分けながら磯倉達のもとにやってきた。 「磯倉 1尉」 衛生科隊員達はその場で敬礼した。 「敬礼省略だ。早く助けろ」 「わかりました」 衛生科隊員達は織原を担架に乗せるとその場から走り出した。 この1件は、全国を駆け巡り、白昼堂々の幹部警衛官暗殺事件としてマスコミ各社がこぞって報道合戦を行った。 2日後、磯倉は人事院に呼ばれた。 「失礼します」 磯倉が言うと大河原は軽く頷きながら部屋に磯倉を入れた。 「来たか。そこに座れ」 「失礼します」 「今、報道合戦が熱いな。どこも」 「織原 2幹の…でしょうか?」 「お前もあの現場にいたのか?」 「はい」 「犯人は?見たのか?」 「いいえ、私が着いた時には既に」 「そうか」 そう言う大河原の表情がどこか安堵したような顔に見えたのは気のせいだったのか。 磯倉は軽く大河原を睨みつけたのか。 「お前も公表しようとかそういうのは辞めろ」 「はい?」 「来年、人事院にお前を抜擢する事にした。局長補佐だ。それなりにいいポジションだろ?」 「昇進ですか」 「俺は君を幕僚総監候補とも思ってる。だから下手な真似はするなよ?」 「織原さんが刺殺されたのは……院長は何故だと思いますか?」 「何故?んー。どうしてなのだろうか。わからんねー」 「そう……ですか」 「ただこれだけは教えといてやる。今後もこの世界に居続けるんなら、組織に歯向かうとかそう言うのは考えるなよ?そうなると組織は監視をしなければならなくなる。からな?」 「監視…ですか」 「もう話すことは無い。帰れ」 「わかりました。失礼します」 磯倉は軽く頭を下げそのまま部屋を後にした。 部屋から出ると目の前から1人の男が歩いてくるのが目に入った。 「あっ……」 磯倉は男から目線を離さず、見続けた。 男は磯倉と目が合うなり軽く頭を下げそのまま院長室に入っていった。 男の正体……織原の監視役の男と似ていたのだ。 磯倉は軽く握りこぶしを作りながら院長室のドアノブに触れた。 だがその場で深呼吸すると磯倉は考え直したように方向を変え、エレベーターホールへと向かった。
ULTIMATE〜 DECISIVE BATTLE 奪還せよ 第13話
主要登場人物一覧 織原奨(46)…13代目主人公 警衛庁 特殊科 科長 2等幹士 水野知之(50)…警衛庁 特殊科 最先任上級士官 士官長 藤間秦也(40)…警衛庁 特殊科 人事調整幹部 1等隊尉 磯倉綉慈(35)…警衛庁 西部方面隊 西部方面総監部 人事調整幹部 1等隊尉 村内繁奓(48)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 中隊長 1等隊尉 嵩寺祐伍(51)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊長 3等隊尉 川敷凌大(53)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊 小隊副長 士官長 柴崎庵李(21)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 須賀樹里(21)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 梨木雄哉(22)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 上智櫂誠(25)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 3等士官 平賀泰晟(30)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 2等士官 内稜汏(33)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 2等士官 間庭寿充(50)…警衛庁 特殊科 教導班 班長 1等将士 岩部嘉奓(53)…警衛庁 特殊科 教導班 副班長 2等将士 平篤遙(45)警衛庁 特殊科 教導班 幹事長 3等将士 乾涛彰大(50)…警衛庁 特殊科 教導班所属 士官長 玉城隼弥(48)…警衛庁 特殊科 教導班所属 1等士官 加威綉翔(46)…警衛庁 特殊科 教導班所属 士官長 椎野智之(55)…広域機動作戦群 群長 将補 浅木駿平(50)…広域機動作戦群 総司令大隊長 2等将士 池尻慎吾(56)…警衛庁 西部方面隊 方面総監 幕僚官 箕浦篤輝(48)…警衛庁 西部方面隊 方面総監 総務幹事長 隊将 泉康生(58)…警衛庁 31代目 幕僚総監 早川汰一(55)…警衛庁 副幕僚総監 河原木頌大(60)…内閣府行政人事院 14代目院長 天浪汐翔(33) 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 校舎内に突入した嵩寺達は、足音を消しながら慎重に歩き出した。 「小隊長、俺、上のフロア見てきます」 川敷が言った。 「上のフロアか。そうだな。さっき決めた3人を中心にやってくれ」 嵩寺に言われ平賀と内が返事した。 校舎は3階建てで、各フロアの警戒組の長として、平賀、内、川敷に決まった。 平賀は2階、内は3階、川敷は校舎の外周警戒組の組長となり、各組ごと10名編成で行うことになっていた。 「慎重にだぞ。慎重に」 嵩寺は額から落ちてくる汗を拭いながら目の前の教室のドアをゆっくりと開ける梨木に声をかけた。 「クリア」 ドアを開けきった梨木は部屋の中に入るなりそう叫んだ。 「よし、次行くか」 嵩寺が言うと須賀が横の教室の前に向かって走り出した。 「配置完了」 須賀が言うと嵩寺は軽く頷きながら小銃を構えた。 「GO」 嵩寺の合図で須賀は教室のドアをゆっくりと開け始めた。 「慎重にな?慎重に行けよ」 そう言いながら嵩寺は少しずつ全貌が見えてきた教室を睨み続けた。 「クリア」 須賀が言うと嵩寺は大きく深呼吸をしながら次の教室に向かった。 その時、外で銃声のような音が聞こえてきた。 「川敷、外周で銃声のような音を確認。応答しろ」 嵩寺が無線越しに怒鳴ると川敷はすぐに応答した。 「外周警戒中に交戦、敵10名」 無線連絡を切ると川敷は負傷した小隊員の止血を行った。 「大丈夫か?」 「すいません。足やられました」 「復帰は難しいか?」 「すいません」 「謝るな。今からお前を背負ってここを離脱する。外で消防が待機してる。そいつらに引き渡すぞ?」 「わかりました」 「よし」 川敷は目の前で繰り広げられている銃撃戦を見ながら離脱のタイミングをはかっていた。 「副長、行ってください。ここは任せて」 柴崎が叫んだ。 「わかった」 負傷した隊員を抱き抱えると川敷はその場から走り出した。 「小隊長、これより負傷者救護のため、離脱します。なお、敵情に関しては、前方、上方から発砲を受けてます。方角的に2階のJ地点です」 川敷が言うと嵩寺はすぐに平賀に無線を繋いだ。 「J地点に向かってくれ」 嵩寺に言われ平賀はその場にいた隊員らを引き連れJ地点と示してる家庭科室に向かった。 「J地点到着」 平賀が言った。 「そのまま突入だ。行け」 「了解」 嵩寺から言われた通り平賀はドアを蹴り倒すとそのまま部屋の中に侵入した。 「手を挙げろ、うつ伏せの姿勢を取れ」 外に向かって乱射する男たちを見つけるなり平賀が怒鳴った。 「くそがぁ」 その時、部屋の隅に隠れていた1人の男に後ろから襲われ平賀はその場に倒れ込んだ。 平賀はすぐに覆いかぶさってきた男に頭突きするとそのまま腕を掴み逆方向に無理やり曲げた。 「いてー、離せやおら、おい」 男は平賀の体を何度も叩きながら叫んだ。 「拘束完了です」 隊員に言われ平賀は目の前でロープで拘束された男たちを見て頷いた。 「よし、じゃあここから離れるか。よくやった」 そう言いながら平賀がその場に立ち上がった時だった、後ろから静かに蹴り倒された。 反撃しようと銃を構えた隊員達は平賀の目の前で全員、射殺された。 「残念でした。指揮あんた?ここまで来るのは良かったけどねー」 そう言いながら1人の男は平賀の被っていた鉄帽を取ると髪の毛を鷲掴みにし持ち上げた。 「お前ら、何者だ?ごら」 「誰が言うかよ」 そう言いながら天浪が部屋に入ってきた。 部屋に入るなり近くに痰を吐き捨て唾を吐き捨てると頭を軽く振りながら平賀のもとにやってきた。 「警衛隊、何も装備変わってないじゃん。俺らの時から何も」 天浪は平賀がつけていた装備を見ながら呟いた。 「お前、元警衛隊か?」 「そうだけど、あ、とりあえず彼をあそこに」 「はい」 天浪に言われ男たちは平賀をその場に立たせた。 同じ頃 3階フロアの検索を終わり、2階に向かっていた内は腕時計に目を落とした。 「いい時間じゃん。いいねー」 鉄帽を外しながら内が言うと横にいた上智が口を開けた。 「後は、織原 科長だけっすね」 「どこにいるんだろうな。候補すら見えてこない。なんせこの学校、不気味に見えねーか?」 「不気味すか?」 「うん。なんて言うか、人が出入りできそうにない雰囲気が漂ってるって言うかさ。よく分かんねーけど」 そう言うと内は軽く欠伸をしながら前髪をかきあげた。 「とりま風呂入りたいな。頭かゆいわ。これ」 そう言いながら内は2階の廊下を歩く集団にふと目をやった。 そこには、黒ずくめの男たちに連れられ手を後ろに拘束されながら歩く平賀の姿があった。 「平賀じゃねーか?あれ」 内が言うと上智はすぐに廊下に目をやった。 「見えない事ないっすね。どうします?」 「すぐに小隊長に報告。あいつら平賀を科長と同じところで拘束させようとしてるんじゃねーか?このまま場所特定できんぞ」 「わかりました」 上智はすぐに嵩寺に報告用の無線を入れた。 「わかった。直ぐに俺たちも合流する。尾行を始めといてくれ」 そう言うと嵩寺は隊員らを引き連れ2階へと向かった。 その頃 西部方面隊では、人事院からの要請を受け、任務についてる嵩寺達の後方支援部隊を急ピッチで作っていた。 「これでどうですか?」 西部方面隊 西部方面総監部 人事調整員にリストを渡され磯倉はリストに目をやった。 「これで行こうか。もう出発はできそうなのか?」 「はい」 「なら、今からもう行こうか。俺も同行する」 「磯倉 1尉もですか?」 「どうした?」 「いや、同行すると聞いて」 「現時点で多くの負傷事案が出てる事も留意できる。衛生の指揮なら何度か経験はある。演習で。俺にも何か出来る事があると思う。一戦力として私も任務遂行のピースになる」 「なるほど」 「このリストに乗っている隊員らを集めて車両に乗せておけ。俺は別の車両で向かう」 「わかりました」 人事調整員がその場から立ち去ると磯倉は軽く目をつぶりながら精神統一をした。 「お疲れ様です。あそこの1番奥に入っていきました」 内が言うと嵩寺は軽く頷いた。 「あそこに、織原と平賀がいるんだな?」 嵩寺が聞いた。 「見たのは平賀だけっすね」 内が言った。 「織原もいると見て間違いないだろ。このまま囲むぞ」 「はい」 隊員達は小銃を構えると部屋の出入口という出入口を一斉に包囲した。 「外周組、包囲を継続。こちら側の合図で突入完了次第周辺警戒実施、事後俺の指揮下で作戦行動を継続。以上だ」 そう言うと嵩寺は部屋のドアノブに手をかける内に目をやった。 「行けるか?」 「はい」 「行こうか」 嵩寺の言葉に内は勢いよくドアに体当たり始めた。 それとほぼ同時に屋上で待機していた数人の隊員がロープ降下で部屋の窓を突き破り発煙筒を投げるとそのまま中に突入した。 「ゴーゴーゴー」 隊員達は錯乱する男たちに襲いかかるとすぐに拘束を始めた。 「くそ、こんな所でくたばれねーんだよ」 天浪は織原を無理やり立たせるとそのまま非常口のドアを開けて外に出た。 「対象見つかりません」 隊員達は周囲に目をやりながら叫んだ。 「すぐに探せ。必ず近くに潜伏してるぞ」 「平賀 2等士官、保護です」 「後は織原だ。必ず探せ」 嵩寺は後遺症で動かなくなった左足を引きずりながら、部屋を飛び出した。 「小隊長、俺に任せてください」 部屋を出てすぐ、内に呼び止められた。 「あいつは俺のかつての後輩だ」 「知ってますよ。いつの間にか追い抜かれたんすよね」 「うるせーよ」 「とにかくそんな足で動き回るんキツいっしょ?俺らに現場任せて、貴方は後方に回って指揮してください」 「……」 嵩寺が黙っていると、内は近くの窓から向かい側の校舎の廊下で織原を引きずりながら走る天浪の姿が目に入った。 「織原さん見つけたぞ。そこだー。早く急げ。行けって。すぐそこの廊下だよ」 窓ガラスを割ると内は外にいる隊員らに向けて怒鳴った。 隊員達はすぐに天浪を追いかけ始めた。 「俺、行くんで、嵩寺さんはこのまま指揮本部に戻っててください。絶対すからね?」 そう言うと内は急いで1階に向かった。 「天浪、そこまでだ」 織原を引きずりながら走る天浪を1人の男が止めた。 「指揮官自らおでましかよ」 廊下に辿り着くなり内は呼吸を整えながら呟いた。 内の目の前には一切、呼吸の乱れない加威がいた。 「加威さん…」 「久しぶりだな。こんな形でお前と再会するとは思ってなかったよ。そいつは俺のかつての同期だ。もう抜かされたけどな。何が目的かだけでも教えてくれるか?」 「90-J2の影響はまだ島内にある。罪のない人間が普通の生活を送れていない。過去に何度か、警衛隊が演習で近隣住民に迷惑をかけた時に、謝礼金を支払ったという例を目にしたことがあった。90-J2を世間に公表し補助金の一部でも出してくれたら、それだけで俺はいいんだ。けどあんたらはそれをしようとしない。だから俺たちは武装して立ち上がらなければならないんだ」 「お前が今人質にとってる織原な?そいつ、何度も公表しようとしては、上に踏みにじられ一人で悩んで悩んで苦しんでるんだぜ?」 加威の言葉に天浪は織原に目をやった。 「お前が思ってる以上に、警衛隊という組織は、上の絶対的って感じが強いんだ」 「俺は、……公表する」 織原は天浪の腕を掴むと顔を見上げた。 「今、なんて?」 天浪が聞いた。 「必ず世間に公表してやる。無差別に殺す作戦は間違ってる。人道を無視した卑劣な作戦だと俺は思ってる」 織原の言葉に天浪は軽く涙を拭った。 「お前が思ってるような奴じゃねーんだよ。織原って男は。ちょっとぐらい信じてやれよ。こいつの事」 加威が言うと天浪は持っていた銃をその場に置いた。 「確保」 隊員達は一斉に天浪をその場に取り押さえた。 「優しくしてやれや。そいつも被害者だ」 そう言うと加威は倒れた織原を抱き抱えながら歩き出した。 「大丈夫か?歩けるか?」 「一日で復活……するよ」 「まじかよ笑」 加威と織原は互いに笑いながらそのまま校門前へと向かった。
ULTIMATE〜 DECISIVE BATTLE 奪還せよ 第12話
主要登場人物一覧 織原奨(46)…13代目主人公 警衛庁 特殊科 科長 2等幹士 水野知之(50)…警衛庁 特殊科 最先任上級士官 士官長 藤間秦也(40)…警衛庁 特殊科 人事調整幹部 1等隊尉 磯倉綉慈(35)…警衛庁 西部方面隊 西部方面総監部 人事調整幹部 1等隊尉 村内繁奓(48)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 中隊長 1等隊尉 嵩寺祐伍(51)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊長 3等隊尉 川敷凌大(53)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊 小隊副長 士官長 柴崎庵李(21)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 須賀樹里(21)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 梨木雄哉(22)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 上智櫂誠(25)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 3等士官 平賀泰晟(30)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 2等士官 内稜汏(33)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 2等士官 間庭寿充(50)…警衛庁 特殊科 教導班 班長 1等将士 岩部嘉奓(53)…警衛庁 特殊科 教導班 副班長 2等将士 平篤遙(45)警衛庁 特殊科 教導班 幹事長 3等将士 乾涛彰大(50)…警衛庁 特殊科 教導班所属 士官長 玉城隼弥(48)…警衛庁 特殊科 教導班所属 1等士官 加威綉翔(46)…警衛庁 特殊科 教導班所属 士官長 椎野智之(55)…広域機動作戦群 群長 将補 浅木駿平(50)…広域機動作戦群 総司令大隊長 2等将士 池尻慎吾(56)…警衛庁 西部方面隊 方面総監 幕僚官 箕浦篤輝(48)…警衛庁 西部方面隊 方面総監 総務幹事長 隊将 泉康生(58)…警衛庁 31代目 幕僚総監 早川汰一(55)…警衛庁 副幕僚総監 河原木頌大(60)…内閣府行政人事院 14代目院長 天浪汐翔(33) 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「お久しぶりです」 目を開けた織原に天浪は言った。 「手足、椅子に縛り付けて、どういうつもりだ?」 織原が言った。 「覚えてますか?俺の事」 「俺に何をさせたいんだ?」 「何をさせたい……ですか。んー、90-J2の件を公表してください。してくれたら返す、と警衛隊に要求した。あんたはただ人質として居てくれたらいいんだよ」 そう言いながら天浪は横にいた男に目をやった。 「警衛隊からの回答は?どうだ?」 「まだ来てないっすね」 「急がせろ」 「はい」 同じ頃 警衛庁では、天浪から来た要求に対して、河原木は軽く歯ぎしりさせながら考えていた。 「公表はしない」 河原木の言葉に箕浦が口を開けた。 「しかし、公表しないとなると奴らは織原を殺害する事まで匂わせてきてます。場所も分かってないのに、これ以上好き勝手やらせたら……」 箕浦が話しているとスーツを着た1人の男が足早にやってきた。 「失礼します、院長、場所が特定できました」 「お、できたか。どこだ?」 「福岡県福岡市 東区和白5丁目17-1 福岡朝鮮初級学校です。現在は廃校となっており廃墟となってます」 「廃学校か」 河原木が呟くと間庭が小声で呟いた。 「うわーあそこか。まじか」 「なんかあったんすか?」 岩部が聞いた。 「いや、心霊スポットだよ。有名な。結構グロいらしいぜ?過去に何人も行方不明になってたりしてんだってよ」 間庭が言った。 「マジすか?やべーじゃないすか。朝鮮絡みって事すか?」 「昔の話な?北朝鮮ってあったろ?もう韓国と併合して無くなったけど」 「あ、はい。歴史の授業で習ったことあるっす」 「夜な夜な、北朝鮮から来た人が拉致ってたって噂だよ。ガチやべーだろ?」 「まじだったらえぐいっすね」 「ま、天湾と比べたらマシだよな。天湾なんてどっかの国で虐殺テロ起こしてたろ?」 「あ、半年前すか?なんかあったっすね」 「それと比べたらマシだけどな」 間庭らが話していると河原木がマイクを手にしながら口を開けた。 「そこ、何話してる?私語していいって俺言った?」 「あ、すいません」 岩部が言うと河原木はその場に立ち上がった。 「なんの生産性も無い無駄な会話してる暇あったら仕事してきたらどうだ?お前ら所属は?」 「特殊科です」 岩部が答えた。 「なら、拉致られたのあんたらのボスでしょ?なんか無いの?もっとこう、しようとか」 「偉そうに、ごちゃごちゃ抜かしやがって」 間庭が呟くと河原木は間庭に目をやった。 「横の君、何か言ったか?面と向かって言えよ?何だ?何かね?」 「何も無いっす。とりあえずそしたら朝霞戻ってます。特殊科の部隊運用についてやる事あると思うんで」 そう言うと間庭は河原木を睨みつけながら部屋を後にした。 「なんだ、あいつは」 河原木が怒鳴ると岩部は何度も頭を下げながら部屋から出て行った。 「すいません。ちょっと変わった奴でして」 警衛隊幹部の1人が言った。 「あいつも幹部だろ?」 「間庭ですかね?はい、1等将士です」 「教育を徹底しろ。言葉遣い、上に対する態度か?あれが」 「申し訳ありません」 「それで?えーっと朝鮮学校の跡地か。福岡県警と連携をとって、部隊を派遣しろ。完全包囲だ」 河原木に言われ伝令役の隊員は加威に指示を出した。 「あ、はい、わかりました。はい」 電話を切ると加威は軽くため息を吐きながら無線機を手に取った。 「01こちら00.対象となる住所は福岡県福岡市 東区和白5丁目17-1 福岡朝鮮初級学校。以上、部隊はこれに向け現在時より前進を開始する。おくれ」 加威が指示を出すと車列が一斉に動き始めた。 「先導役に近道を検索した。これを共有してくれ」 加威が言うと横にいた伝令役隊員はすぐに先頭車両にいる同じ伝令役隊員が持つPCに向け加威から渡された経路表を送信した。 「緊急走行ができませんが、どうしますか?」 伝令役隊員が聞いてきた。 「緊急走行か。パトの先導が無かったらできないもんな。どうしようか」 加威は周囲に目をやりながら軽く沈黙を貫いた後、口を開けた。 「構わん。緊急走行だ。先頭車両、最後尾車両の隊員に拡声器で周囲にアナウンスさせろ」 「わかりました」 その後、車列は朝鮮学校前に着くと学校前に止まっていた警察車両を交わすようにして停車した。 「お疲れ様です。福岡県警の森と言います。責任者はどちらに?」 初老の警察官に聞かれ内は車から降りてきた加威に目をやった。 「彼が指揮官です」 「あ、どうも」 森は軽く頭を下げると加威のもとに駆け寄った。 「県警の森です」 「警衛隊の加威です。本事案は我々の仲間が人質になってます。主導権は警衛隊にという認識でお願いします」 「もちろんです」 「あ、あと学校の包囲は終わってますか?」 「はい」 「ありがとうございます」 加威は目の前の校舎を見上げながら腰に手をやった。 「どうすっかな。とりま初動させっかな?」 加威が言うと近くにいた内はその場にいた何人かの隊員をかき集めた。 「加威 士官長、集めてきました」 内に言われ加威は軽く頷いた。 「仕事が早いな」 「指示お願いします」 「偵察いけるか?建物内部の状況も何もかも分からない状態だ」 「わかりました。俺が指揮で部隊先導します」 そう言うと敬礼し内は後ろにいた隊員らに装備装着を指示しこれからの作戦に向けての話し合いを始めた。 「現本、これより偵察行かせます」 S-phoneと呼ばれる警衛隊用スマホで加威は警衛庁にいる指揮本部 伝令役にメッセージを送った。 「ちょっと待て、偵察?そんな遠回しなことをさせるな。もうさっさと突っ込んだらいいだろ?」 河原木に怒鳴られ伝令役隊員はS-phoneで加威に突入の指示を出した。 「もう突入?飛ばしすぎだろ」 加威が呟くと嵩寺がやってきた。 「今回の指揮、とってるの院長らしい。結構焦ってるみたいだな」 「そうなんですか?」 「天浪、院長の息子らしい」 「え?」 「自分の息子が現職の警衛隊幹部を人質にとって事件を起こしてるんだろ?マスコミにしょっぴかれたら終わりだろうな」 「そ、そうっすね」 「とにかく、主力投入でいくか?」 「そうですね。お願いできますか?」 「俺の方で主力、作っとくから」 「ありがとうございます」 加威が言うと嵩寺は軽く微笑みながら隊員らが待機する場所へと向かった。 その時、加威のS-phoneに1件の着信が入ってきた。 加威はすぐにS-phoneを起動させた。 「指揮とってる河原木だ。対象者は天浪汐翔、年齢は33歳。俺の息子だ。こんなどうしようもないクソガキに育ててしまった俺が責任を取ることがもうほぼ決まってると思う」 「あ、あの何が言いたいんです?」 「対象者の射殺、これを認める」 「え?息子さんの射殺ですか?」 「実の親がしてやれるのはこれぐらいだ。死を持って償って欲しいと考えとるんだ」 「射殺は最後の手段であると私は考えています」 「なに?」 「本作戦に投入予定の主力は、そこらの部隊よりも何枚も上手であると思ってます。射殺では無く、生け捕りで対象者を確保。これに全力で挑むだけだと考えています」 「歯向かうのか?」 「はい?」 「まぁいい。人質がもし死ぬようなことがあれば君の処分は絶対だ。君の名前と所属、階級全てこちら側で記録してある」 「そうですか。失敗する事は無いと思います」 「言いきれんのか?」 「ずっと精鋭部隊を見てきました。反対にこれまで接してきた部隊はこの精鋭部隊しかいません。無駄な経験が無い。だから邪魔するものもない。やれと言えば100成功して帰ってくる。レンジャーってそういう集まりなんです。失敗はありません」 「そうか。随分と大口叩くじゃねーか。楽しみに見といてやるよ。お前らの実力を」 そう言うと河原木は電話を切った。 「加威、準備できたぞ」 嵩寺に言われ加威は嵩寺に目をやった。 「主力用意できましたか」 「人質奪還だな?やってやるよ」 「ではこれから、作戦概要説明をします」 加威は隊員らを目の前にして図版を持ってくると指し棒を使い説明を始めた。
ULTIMATE〜 DECISIVE BATTLE 奪還せよ 第11話
主要登場人物一覧 織原奨(46)…13代目主人公 警衛庁 特殊科 科長 2等幹士 水野知之(50)…警衛庁 特殊科 最先任上級士官 士官長 藤間秦也(40)…警衛庁 特殊科 人事調整幹部 1等隊尉 磯倉綉慈(35)…警衛庁 西部方面隊 西部方面総監部 人事調整幹部 1等隊尉 村内繁奓(48)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 中隊長 1等隊尉 嵩寺祐伍(51)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊長 3等隊尉 川敷凌大(53)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊 小隊副長 士官長 柴崎庵李(21)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 須賀樹里(21)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 梨木雄哉(22)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 隊士長 上智櫂誠(25)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 3等士官 平賀泰晟(30)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 2等士官 内稜汏(33)…広域機動作戦群 北九州機動中隊 第1小隊所属 2等士官 間庭寿充(50)…警衛庁 特殊科 教導班 班長 1等将士 岩部嘉奓(53)…警衛庁 特殊科 教導班 副班長 2等将士 平篤遙(45)警衛庁 特殊科 教導班 幹事長 3等将士 乾涛彰大(50)…警衛庁 特殊科 教導班所属 士官長 玉城隼弥(48)…警衛庁 特殊科 教導班所属 1等士官 加威綉翔(46)…警衛庁 特殊科 教導班所属 士官長 椎野智之(55)…広域機動作戦群 群長 将補 浅木駿平(50)…広域機動作戦群 総司令大隊長 2等将士 池尻慎吾(56)…警衛庁 西部方面隊 方面総監 幕僚官 箕浦篤輝(48)…警衛庁 西部方面隊 方面総監 総務幹事長 隊将 泉康生(58)…警衛庁 31代目 幕僚総監 早川汰一(55)…警衛庁 副幕僚総監 河原木頌大(60)…内閣府行政人事院 14代目院長 天浪汐翔(33) 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「ちょ、ちょ石川さん、ちょっと」 警衛庁1階にあるロビーを歩いていた広報科の石川 士官長は後ろから呼び止められその場に足を止めた。 後ろを見ると防衛省 記者クラブの顔なじみの男が立っていた。 「またあなたですか」 「そんな嫌な顔しないでくださいよ。あ、そうだ、なんかあったんすか?」 「なんかって?」 「いや、この庁舎から車両が何台も出ていくのが見えて、車列とんでもない事になってるっすよ」 「だから何よ。何を聞きたいわけ?俺忙しいの」 「いやだから、俺だけに教えてくださいよ。俺、口固いすから。ね?」 「前に新隊員教育隊で女性班長と男性新隊員の不倫騒動あったろ?あれ、漏らしたの君でしょ?」 「違いますよ。あれ俺じゃないっすよ?俺と同じ会社っすけど後輩っすね。もうあいつは会社辞めたすから」 「なんで辞めたの?」 「防衛省から出禁食ったんすよ。それで社長が怒って、解雇に」 「そういう事か」 「あ、それで教えてくれないすか?何があったんすか?」 「全く」 そう言うと石川は周囲に目をやりながら記者を近くのソファーに座らせた。 「誰にも言うなよ?まだどこにも漏れてないんだから」 「勿論っすよ」 そう言いながら記者はポケットに手を入れた。 「特殊科の科長が拉致されたんだ」 「え?まじすか?」 「声でけーよ。名前は織原奨。階級は2等幹士だ」 「へぇー」 「お前どこにも漏らすなよ?俺もう時間ないからここ出るけど」 「あ、おつかれした」 「これから仕事だよ。まだおつかれしたは、はえーよ」 そう言いながら石川はその場を後にした。 事件が起きたのはその次の日だった。 午前8時 石川は広報科長の野村 1等幹士と共に幕僚総監室にいた。 「1階ロビーに防犯カメラがあるな?そっからお前と記者がコソコソ喋ってんのが映ってた」 そう怒鳴ると泉は持っていたiPadを石川に向かって投げつけた。 「お前が話してた記者が所属してる会社が今朝出した速報記事だ。情報保全お前知らないのか?」 「も、申し訳ありません」 石川はすぐにその場で土下座した。 「士官長なって、情報保全もできないって、世も末だな。クソが」 「申し訳ありません」 野村もその場で土下座した。 「土下座なんぞ求めとらんわ。これから人事院に呼び出しを食らってる。お前ら両方同行せい」 「わかりました」 野村が言うと泉は軽く机を蹴り飛ばしながら秘書官と共に部屋を後にした。 「お前、何してるんだ」 野村は泉が部屋を出るなり石川に問い詰めた。 「すいません。あいつ口固いって言ってて」 「あいつじゃねーんだよ。あいつがいる会社なんだよ。問題があるのは。教育隊で起きた不倫騒動を最初に公表したのも同じ会社だろ?」 「そうですね」 「クソガキが。どうすんだよ。これ」 「すいません」 石川が謝っていると秘書官が部屋に入ってきた。 「行きますよ。ナンバー03568の黒のセダン、下に停めてありますからそれに乗ってください」 「あ、わかりました。はい」 野村は石川をその場に立たせるとそのまま足早に部屋から出て行った。 人事院に着くと、泉は軽くネクタイを結び直しながら大きく深呼吸をした。 「今の院長、先代の幕僚総監ですからちゃんとしてくださいね。特に服装にうるさかった人ですから」 秘書官に言われ野村と石川は小声で返事した。 「入んぞ」 そう言うと泉はドアをノックした。 「失礼します」 泉が言うと部屋の奥から入れという声が聞こえた。 「入るか」 泉はそう呟きながら部屋の中へと入っていった。 部屋に入ると院長の河原木頌大がその場に立ち上がった。 「そこに座ってくれ」 河原木に言われた通り、4人は示されたソファーに腰掛けた。 「ネットニュース話題になってたな。大賑わいだったな」 河原木の一言に石川はその場で土下座した。 「いや、いいよ。土下座とか。君がね土下座してもね価値が無いんだよね。残念ながら。なー泉?」 「あ、は、はい」 「織原の捜索をOB会に依頼したんだってな?」 「あ、はい」 「これ、情報保全できてねーよな?まさか知らなかったですじゃねーよな?何故、OB会に依頼したんだよ」 「困ったことがあればOB会を頼ってくれと、会長が」 「半年前にあった座談会か?俺も出席したよ」 「あ、はい。それです」 「あれを真に受ける奴がいるとはな。とんだ馬鹿野郎だな。お前は」 「申し訳ありません」 「それで?お前が依頼したOB会に居た俺の息子が拉致したと、そう聞いたが、間違ってないんだな?」 「汐翔君が関与してるのか今、調査中でして」 「会長から聞いたよ。汐翔も同席してたんだろ?お前が捜索をOB会に依頼する時」 「あ、はい。居たと記憶してます」 「お前が指揮官として居て、この有様だから俺が指揮官として今から警衛庁に出向いてやる。織原の救出、俺が指揮をとってやる」 「院長自らですか?」 「大恥かかせやがって。警衛隊出身ってだけで恥ずかしくなるわ。かつて警察の警備部門が廃止され警衛隊に任せる話が出た。実際にそれが運用された期間がある。だが今では、警備部門が復活した。何故だと思う?」 「えーっと、その、えー」 「無能しかいないからだ。先人も今の人間もだ。お前も含めてな?無能ばかりが集まって馬鹿みたいに騒いで、不祥事ばっか起こして、いつから人事院は警衛隊の専門取締機関になった?あ?」 「ふ、ふ、不祥事の多さは以前から危惧しておりまして、なんと言いますか、」 泉が言葉を詰まらせていると河原木は近くの机を蹴飛ばした。 「口答えする元気があるんなら、もうちょい組織を引き締めろよ。まさかお前、織原を確保したら殺せとでも指示出したんか?」 「いや、そのような事は」 「まぁ、いいわ。お前がどうこう言っても信じるつもりは無い」 そう言い残すと河原木は上着を羽織りそのまま部屋から出て行った。 「院長は、これより警衛庁に向かわれます」 秘書官はそう言うと軽く一礼しそのまま部屋を後にした。 「俺らも警衛庁戻るぞ。警務隊の手配、指揮本部の拡張及び人員の増員等全てを実施させろ」 「わかりました」 泉に言われ秘書官はその場で返事した。 1時間後 警衛庁に黒塗りの車列がゆっくりと入ってきた。 先に到着していた泉は高級幹部らを全員、庁舎前に整列させ待っていた。 集まるマスコミからのフラッシュを浴びながら河原木を乗せた車両は速度を落としながら庁舎の前を通り過ぎた。 「並走しろ」 泉に言われ幕僚護衛隊の隊員達は河原木らが乗った車列に並走し始めた。 「お待ちしておりました」 河原木が車から降りてくるなり泉は深々と頭を下げながら言った。 「早く案内しろ。指揮本部だ。それと人は足りてるのか?」 「はい。足りてます」 「警察庁から何人か連れてきた。警察も全面的に協力してくれるそうだ。早く解決させるぞ」 「はい」 河原木は軽く口を鳴らすとそのまま庁舎の中に入っていった。 指揮本部となる会議室に着くと、設営の指示を出していた副 幕僚総監の早川はすぐに河原木のもとに駆け寄ると軽く頭を下げた。 「お待ちしておりました」 「君が副幕僚か?」 「はい」 「いい顔してる。期待してるよ」 「ありがとうございます」 早川は深々と頭を下げた。 「それで?これが設営か?まだまだ足りねーんじゃねーのか?人数連れてきたのによ」 河原木が怒鳴った。 「もっとですか?」 早川が聞いた。 「もうちょい席を用意してくれ。それと人事院から最新兵器を持ってきてやった。小型ドローンだ」 河原木が言うと河原木の後ろにいた男が持っていたジュラルミンケースからドローンを取り出した。 「このドローンはAI搭載で、目標物を発見すれば、音を消し、空の色に偽装し追跡、偵察が可能になる。発砲も可能だ。天浪汐翔、これの殺害を許可する。必ず織原を救い出せ。それだけだ」 そう言うと河原木は近くの椅子に荷物を置いた。