〓Mr.鷹党〓

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https://yuuki1018.jimdofree.com/ フォローよろしくお願いいたします 自衛隊と警察をモチーフにULTIMATEシリーズを投稿していきます!! アルファポリスでも同作品の投稿してます。

ULTIMATE〜MP旭日の警官 第6話

主要登場人物一覧 真崎将陛(35)…12代目主人公 警衛庁 警務隊 機動警務隊 管理官 2等幹士 倉門大晟(38)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 管理官 2等幹士 末崎竣一(40)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 理事官 2等将士 春田柊吾(45)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 隊長 1等将士 芹村奨慈(30)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊長 3等隊尉 河崎淳也(28)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊所属 3等士官 実塚彰(25)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊所属 隊士長 冨樫克希(23)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊所属 1等隊士 江波達也(30)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第2中隊長 3等隊尉 福地琉梧(29)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第2中隊所属 3等士官 河阪雄飛(25)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第2中隊所属 隊士長 宇鶴大樹(28)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局所属 3等隊尉 秦藤凌暉(35)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局所属 1等隊尉 石澤舜伍(37)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局 理事官 2等幹士 今坂綉士(42)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局長 3等将士 新垣汰斗(50)…内閣府行政人事院 6代目院長 樋崗爽太(42)…警衛庁 警務隊長 1等幹士 松野慶秦(46)…警衛庁 警務隊 総務管理官 衛幹 近樹俊文(55)…警衛庁 副幕僚総監 幕僚補 有洲脩大(57)…警衛庁 23代目 幕僚総監 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「演習場包囲完了」 特殊科 管理官 小牧 3等将士からの報告無線を受け作戦の総指揮官を任されていた近樹は軽く顔を強ばらせながら応答した。 「了解。CP奪還。これを第一に行動してくれ。人質になっている末崎 2将に関しては生け捕りが最優先事項となる。それを頭に入れて欲しい。以上本部通達事項終了」 「了解」 現場からの無線を受けていると近樹のもとに伝令役の隊員がやってきた。 「失礼します。偵察結果上がってきました」 「来たか。どうだった?」 「はい。立てこもりが起きてる民家ですが、人質は住民の中木栞、25歳と恋人の松本晃牙28歳だそうです」 「中木?聞いた事ある名前だな」 近樹が言うと伝令役の隊員は周囲に目をやりながら声のトーンを少し落とした。 「総科司令の娘さんです」 「総科司令の?偶然か?」 「いや、そこまでまだわかってませんが、立てこもっている隊員ですが3名確認しましていずれも28歳。恋人の松本さんと高校の同級生だそうです」 「何がどうなってるんだ?」 「総科司令への報告はどうされますか?」 「報告か。いや一旦無しにしよう。下手な混乱を招きたくないからな」 近樹はそう言いながらその場に立ち上がった。 その時、部屋に総科司令の中木が入ってきた。 「司令」 隊員達はすぐに直立不動の姿勢を取った。 「中木…」 近樹が呟くと中木は軽く頷きながら近くの椅子に腰掛けた。 「俺の娘、一人暮らししてんすよ。賃貸の一軒家で。確か最近彼氏と同棲を始めたらしくて」 「そ、そうか」 「何か知らないすか?娘と連絡取れないんすけど。あいつ反抗期はとっくに過ぎてるはずなんすよね」 「し、知らないな。俺は何も」 近樹が言うと中木は近樹に目をやった。 「おかしいっすよね?今あんたらが包囲してるの俺の住所っしょ?」 中木の言葉に近樹は軽く目をつぶったあとその場に立ち上がった。 「君の娘さんが人質になってる。彼氏さんもだ」 近樹の言葉に中木は軽く頷きながら目を潤わせた。 「そんな事ぐらいこっちだって調べればわかるんすよ。総科司令って立場になったら全ての科部隊の動向が分かる。今どの部隊がどこで何故、そのような行動、作戦を取ってるのか」 「そ、そうだよな」 「隠すの下手なんすよ」 「指揮官したいか?」 「いや俺が指揮官になったら多分、犯人撃ち殺しちゃうんで。あいつらもまだ立場は警衛官。俺ら警衛隊にとって大切な財産。人は何よりもの財産だと俺は教わりました」 中木は近樹が口酸っぱく言っている人材の大切さを口にした。 近樹は副幕僚総監に就任すると中途退職者を減らすための施策を行った。 その施策が幸を奏し中途退職者を就任前年時と比べ約6割減少させることに成功させた。 「彼らを大切な財産と言える訳がないのはお前も承知してるはずだ。指揮は俺がとる。お前の娘は俺が必ず助けてやる」 「そうすか」 そう言うと中木は軽く頷きながら俯いた。 「副総監、失礼します」 そう言いながら1人の伝令役隊員が走ってきた。 「どうした?」 近樹が聞くと隊員はiPad上で航空偵察映像を見せた。 「これは?」 近樹が聞いた。 「航空偵察の映像です。今、航空科の支援を受けてこの映像を入手しました。これを見てください」 「あ?倉門か?」 「はい。機動警務隊 管理官の倉門 2幹です。突入準備を行っています」 「突入準備?そんなのまだ出した覚えないぞ?」 「まだ突入は早いです。至急ご対応を」 近樹は軽く頷きながらふと春田に目をやった。 すると春田はすぐに目を逸らし軽くもう一度目を合わせると今度は軽く会釈した。 「春田、お前か?突入命令出したのは?」 「な、なんの事でしょう?」 「全部隊は俺の掌握下に入ってるはずだ。勝手な行動はやめろ。指揮系統を1本化にしないと現場に混乱が生じる」 「俺の部下が人質になってんすよ」 そう怒鳴ると春田はその場に立ち上がった。 「末崎は立派な指揮補佐官です。彼を失うのは痛い」 「それは分かる」 「ですが俺から見てて早急な対応をしようとしてる風には見えません。このままごねて、万が一にも殉職者が出た場合、どう責任を取られるおつもりですか?」 「そんな事、俺が分かってる。だが待てと言われたら待つ。当たり前の事だろ?こんなこと」 近樹が言うと春田が持っている無線機に倉門からの連絡が入った。 「突入準備完了。いつでも突入できます」 倉門に言われ春田は軽く無線機に目を落とした。 「待つこともできるはずだ」 近樹が言うと春田は近樹の目を数秒間見つめた後、口を開けた。 「わかりました」 春田は近樹に無線機を渡した。 その時、誤作動で無線機のボタンが鳴った。 点検時などに鳴らす音だ。 この音を拾った倉門は突入の合図と誤認し後ろにいた隊員に目をやった。 「行くか」 倉門が言うと警務隊 機動警務隊 第2中隊所属の福地琉梧 3等士官が口を開けた。 「ちょっと待ってください。それって合図で間違いないんですか?」 「間違いない。春田 隊長からの通達だ。早急に事案を解決させよと」 「俺は準備できてます」 警務隊 機動警務隊 第2中隊所属の河阪雄飛 隊士長が言った。 「ならこのまま突入させる」 倉門が言った時、家の中から発砲音が聞こえてきた。 倉門らは思わずその場で低い姿勢を取った。 「発砲音か?」 倉門が呟くと集まっていたマスコミ達が我先にと動き始めた。 その時、家の玄関のドアが開き中木栞を人質に1人の男が顔を出した。 「下がれ、下がれ」 倉門は慌てるようにして隊員らを一度退避させた。 「もう交渉はしてるはずだ。俺たちの目的を知ってるのにも関わらず未だに何も動かない。今一度警告を告げる。もし交渉がこれ以上難航するのであれば、私は彼女を殺害し全ての事実をこの手で明らかにする。以上だ」 そう怒鳴ると男はそのまま人質を連れ家のドアを閉めた。 「管理官、今、発砲できたはずです」 河阪に言われ倉門は軽く口を鳴らした。 「こっちの気持ちも考えろや。いきなり指揮官任されて、上からなんの指示もなくてこれ以上動けるか?」 「けど…」 河阪が言いかけた時、倉門は河阪の胸ぐらを掴んだ。 「うるせーんだよ。お前が指揮出来んのか?偉そうな口聞くなや?なー」 倉門が怒鳴ると福地がすかさず止めに入った。 「今、この瞬間は全国に流されてる。言動に気をつけてください」 そう言いながら福地は倉門を軽く睨みつけた。 「どいつもこいつも…」 そう呟くと倉門は河阪を軽く突き飛ばした。 「ありがとうございます」 河阪が言うと福地は集まるマスコミを目の前に軽く呟いた。 「助けられたな。あれに」 「マスコミすか?」 「今は、どこも報道合戦状態だ。こういったのも全部抜き取られるだろ?」 「そうっすね」 そう言うと河阪は軽くマスコミの方に目をやった。

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ULTIMATE〜MP旭日の警官 第6話

ULTIMATE〜MP旭日の警官 第5話

主要登場人物一覧 真崎将陛(35)…12代目主人公 警衛庁 警務隊 機動警務隊 管理官 2等幹士 倉門大晟(38)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 管理官 2等幹士 末崎竣一(40)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 理事官 2等将士 春田柊吾(45)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 隊長 1等将士 芹村奨慈(30)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊長 3等隊尉 河崎淳也(28)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊所属 3等士官 実塚彰(25)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊所属 隊士長 冨樫克希(23)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊所属 1等隊士 江波達也(30)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第2中隊長 3等隊尉 福地琉梧(29)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第2中隊所属 3等士官 河阪雄飛(25)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第2中隊所属 隊士長 宇鶴大樹(28)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局所属 3等隊尉 秦藤凌暉(35)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局所属 1等隊尉 石澤舜伍(37)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局 理事官 2等幹士 今坂綉士(42)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局長 3等将士 新垣汰斗(50)…内閣府行政人事院 6代目院長 樋崗爽太(42)…警衛庁 警務隊長 1等幹士 松野慶秦(46)…警衛庁 警務隊 総務管理官 衛幹 近樹俊文(55)…警衛庁 副幕僚総監 幕僚補 有洲脩大(57)…警衛庁 23代目 幕僚総監 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「CPは俺が占拠した」 男は跪きながら手を上げる末崎を横目に幕僚官房室に電話をかけた。 そんな中、記者会見中の有洲のもとに伝令の隊員が向かっていた。 「失礼します」 そう言うと隊員は部屋のドアを開けるとそのまま部屋の中に入っていった。 「どうした?」 総科司令の中木 幕僚官は伝令の腕章をつけた隊員を見つけるなり声をかけた。 隊員はすぐに中木に耳打ちをした。 「本当か?それは」 中木が聞くと隊員は軽く返事した。 「総監と人事院にはまだ伝えるな。このままCP奪還に向け部隊を送る」 「わかりました」 「特殊科長にその旨を伝えてくれ」 「わかりました。失礼しました」 隊員が部屋から出ていくと中木は腕時計に目をやった。 その頃 真崎らは行方不明隊員らが立てこもってると思われる住宅地前に着くと野次馬を交わしながら住宅地前に集合した。 「お疲れ様です。監視任務異常ありません」 河崎が言うと真崎は軽く頷きながら住宅地を見上げた。 「まっすぐ前を見ろ」 「え?」 「いいから。まっすぐ前を見て俺の話を聞いてくれ。それと声のボリュームは何があっても上げるな」 「は、はぁー」 「CPが占拠された」 「え?どういう事ですか?」 「10年前、俺がまだ3尉だった頃の話だ。当時、俺は近方(近畿方面隊)の地区警務中隊に部隊配属された間もない初級幹部だった。その時、近畿方面隊内である不祥事が横行していた。それは幹部同士のしょうもない派閥争いだった。方面隊同士を全て統合させ総力の底上げを目指し、他国に攻められても首都防衛を第1に考える首都防衛最優先派閥 と方面隊を今現在通りに分離させる事で各地区での防衛体制を強化させ日本列島の端から端までを守りきるという考えを持った日本列島防衛派閥だった。最初に言った派閥は人員を削減する事もできる。だが首都防衛に重きを置きすぎてあまり組織内では歓迎的では無かった」 「それと今回とどういう関係が?」 「当時配属されて間もなかった俺は上官に言われるがまま、首都防衛最優先派閥を追い出すために手を汚した。当時俺は地区警務中隊での中隊理事官をしていた。当時の中隊長は後に言った日本列島防衛派閥だった。出世をする為にどうしても首都防衛最優先派閥が邪魔だったんだろ。俺に派閥の排除を求めてきた」 「排除ですか?」 「首都防衛最優先派閥を掲げていたのは、当時の幕僚官房室長だった唐原という男だった。俺は派閥を排除する為に、唐原を児童買春で警察に摘発させた」 「どうやってです?」 「当時の中隊長の娘友達にパパ活をしていた未成年がいたらしくてそいつを使った。そいつに誘わせてラブホテルに行かせた。それを現認し俺は警察に通報した。そしてラブホから出てきた唐原を警察は児童売春と不同意わいせつで検挙した。それからすぐこの事はニュースにもなり唐原は懲戒免職、そして起訴され刑務所にも送られた。彼にはまだ幼い子供と奥さんがいた。マスコミは唐原家に何度も押し寄せ執拗以上に騒ぎ立てた。この一件で、首都防衛最優先派閥は解散し中隊長は警務隊本部に異動、俺は理事官から中隊長になった。最年少中隊長就任記録を作った出来事として広く世間に渡った」 「でも、なぜ唐原はその児童売春のヤラセを知ることになったんですか?」 「上官の娘友達のその女の子がSNSに投稿したことで拡散された。そして上官にまでたどり着かれた事がきっかけでその上官は結局、警衛隊を退職した。俺は不問として中隊長をそのまま続けることとなった」 「なるほど。つまり唐原がCPを占拠したと?」 「いや、CPを占拠したのはその唐原をしたってずっと着いて来ていた永浦という男だ。当時は近畿方面隊で方面隊業務統括幹部をしていた。俺はこの目で永浦を確認した。間違いなかった」 「すぐに、報告連絡をしないと」 河崎が言うと真崎はポケットからボイスレコーダーを取り出した。 「さっき俺が言ったことが全てここにある。これをこのまま人事院に提出してくれ」 「いや、そ、そんな事したら真崎さんの立場が」 「どんな処分でも受ける覚悟だ」 「そう…ですか」 「頼んだ」 そう言うと真崎はボイスレコーダーを河崎に渡した。 河崎がその場から去ると真崎は軽く目をつぶりながら握りこぶしを作った。 「おい真崎、こっからどうするんだ?お前が責任を持って指揮するんだろ?」 倉門に怒鳴られ真崎は指揮官腕章をその場で取った。 「は?」 倉門は真崎の行動を見ながら口を開けた。 「倉門 2幹にこの現場任してもいいすか?」 「何言ってるのかわかってるのか?現場放り出すんか?」 「この事態が起きたのは全て私の責任です」 「だからって現場放り出していい理由になんのか?なー」 倉門が怒鳴っていると近くにいた冨樫に目をやった。 「車両出してくれ。人事院にだ」 「わかりました」 「それと、1中隊は倉門 2幹の掌握下に入って事後の行動にかかれ」 「管理官、しかし」 芹村が言うと真崎は芹村に目をやった。 「なんだ?」 「ここで人事院に行っても結果は見えてるんじゃないでしょうか?」 「結果…か」 「はい」 「申し訳ない」 真崎は軽く頭を下げるとそのまま歩き出した。 「あいつ、意味わかんねーだろ。仕事投げ出しやがって」 そう怒鳴ると倉門は指揮官腕章を地面に叩きつけた。 内閣府行政人事院に着くと真崎は戦闘服のシワを軽く伸ばすとそのまま庁舎の中に向かった。 その時、運転を担当した冨樫が声をかけてきた。 「あの、理事官、じゃなくて真崎さん」 「なんだ?」 「俺は真崎さんが警務隊に必要な人間だって思ってるっす。真崎さんが来てなかったら俺、あのまま折れて警衛隊辞めるか、自殺してたっすもん」 「都橋の穴を埋めてくれる程の活躍はまだ出来んかもしれんが、それ相応の実力はついてる。努力という武器がお前の何よりもの武器だ。それを活かしてそしてそれを全面に前に出して頑張ってくれ」 そう言うと真崎はそのまま庁舎の中に入っていった。 「失礼します」 警衛隊監察局 局長室前に着くと真崎は声を上げた。 「入れ」 部屋の中から声が聞こえると真崎はそのまま部屋のドアを開けた。 部屋に入ると警衛隊 監察局 局長の今坂 3等将士がその場に立ち上がった。 「ボイスレコーダーが送られてきた。この事が本当なのだとしたら君の立場はかなり危うくなる」 「懲戒免職でもなんでも受ける予定です」 「言うのは簡単だからな」 そう言いながら今坂は軽く咳払いした。 「俺は、この事を明らかにすべきだと考えています。今回この事案が起きてしまったのは全て私の責任です。公平に処分の検討をよろしくお願いいたします」 「公平にと言われてもな。幹部の処分は難しいんだよ。色々と。とりあえず今、警衛庁から上がってきている情報としてはCPを占拠したのは永浦という男だ。元近畿方面隊 方面隊業務統括幹部の1等幹士だった男だ。彼は10年前の事案を明らかにしろと述べている。末崎を人質にな」 「はい」 「警衛隊がこれに応じることは無い。いやこんなのに応じれれば過去の汚れが全て世間に出ることになる。そうなれば組織の存在そのものが危うくなる」 「俺への処分はどうなるんですか?」 「保留にしといてやる。連絡を待て。機動警務隊での勤務は継続しろ。処分は改めてこちら側から部隊長を通じてお前のところにいくようになると思う」 「わかりました」 そう言うと真崎は軽く一礼しそのまま部屋から出て行った。 途中、廊下を歩いていると、前方から歩いてくる秦藤の姿が見えた。 真崎が軽く目をやると秦藤はその場で足を止めた。 「真崎待て」 「なんだ?」 その場で足を止めると真崎は近くの窓に目をやった。 「お前、辞めんのか?ここ」 「俺がやった行為は規律違反だ。規律違反を取り締まる立場にある俺が規律違反を犯したことになる。矛盾してるよな」 「そんな綺麗事だけで組織の中で生きていけると思うんか?お前は」 「綺麗事?」 そう呟くと真崎は秦藤に目をやった。 「浮添の件もあって同期を辞めさせたのは流石にやりすぎかと思ってたけど今のお前はそのやりすぎな姿勢が見えない」 「何が言いたい?」 「お前がこの組織をその程度だと思ってるのが悲しいって意味だ。浮添ならしがみついてでもこの組織で生きようとしたんじゃねーのかな?」 「俺は俺の信念で動くんだ。邪魔しないでくれ」 そう言い残すと真崎はそのまま歩き出した。 秦藤はただその真崎の後ろ姿を見つめる事しか出来なかった。

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ULTIMATE〜MP旭日の警官 第5話

ULTIMATE〜MP旭日の警官 第4話

主要登場人物一覧 真崎将陛(35)…12代目主人公 警衛庁 警務隊 機動警務隊 管理官 2等幹士 倉門大晟(38)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 管理官 2等幹士 末崎竣一(40)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 理事官 2等将士 春田柊吾(45)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 隊長 1等将士 芹村奨慈(30)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊長 3等隊尉 河崎淳也(28)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊所属 3等士官 実塚彰(25)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊所属 隊士長 冨樫克希(23)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊所属 1等隊士 江波達也(30)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第2中隊長 3等隊尉 福地琉梧(29)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第2中隊所属 3等士官 河阪雄飛(25)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第2中隊所属 隊士長 宇鶴大樹(28)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局所属 3等隊尉 秦藤凌暉(35)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局所属 1等隊尉 石澤舜伍(37)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局 理事官 2等幹士 今坂綉士(42)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局長 3等将士 新垣汰斗(50)…内閣府行政人事院 6代目院長 樋崗爽太(42)…警衛庁 警務隊長 1等幹士 松野慶秦(46)…警衛庁 警務隊 総務管理官 衛幹 近樹俊文(55)…警衛庁 副幕僚総監 幕僚補 有洲脩大(57)…警衛庁 23代目 幕僚総監 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「やってくれたな」 「も、申し訳ございません」 近樹に言われ荻廉は幹部達を目の前に何度も頭を下げ続けた。 隊員の行方不明事案が発生してから2時間後、荻廉は幕僚官房室から呼び出しを受け幕僚官房 会議室にいた。 「とりあえず処分は警務隊に任せようか」 有洲が言うと樋崗は軽く驚いた顔をしながら有洲に目をやった。 「え、じ、自分ですか?」 「取り締まるの得意だろ?お前ら。そこんとこやってくれよ」 有洲が言うと樋崗は軽く驚きながらも頷いた。 「わかりました」 樋崗が言うと有洲はその場に立ち上がった。 「事案対処の指揮はそのまま真崎 2幹に任せよう。荻廉の身柄は一旦、警務隊にあずける。その後の処置は君たちに一任するよ」 有洲が言うと樋崗は軽く敬礼した。 「総監、記者会見の準備が出来たようです」 横にいた近樹に言われ有洲は軽く頷いた。 「何社ぐらい来てるんだ?」 有洲に聞かれ近樹は自分のスマホに目をやった。 「100社は来てるみたいっすね」 「100か。いつもの会社も来てるんか?」 「いや、先月の定例記者会見で出禁になってまして」 「出禁?なんかやらかしたんか?」 「いや、あれなんすよ」 そう言いながら近樹は有洲に軽く近づき小声で言った。 「この前の記者会見で一部の情報漏洩したって事案あったじゃないすか?」 「あー。戦闘機のあれだっけ?」 「あーそうっす。それでその情報漏洩した幹部隊員に賄賂を渡してたのがその例の会社で」 「なるほど。それでか」 「総監に伝達いってませんでした?」 「あぁ来てたんかな?覚えてねーや」 「あ、そうすか」 「とにかく行こうか」 「はい」 有洲は軽くため息を吐くとそのまま近樹と共に部屋を後にした。 その頃 演習場では、真崎からの要請により機動警務隊 第2中隊も集まっていた。 「わかってるよな?お前」 倉門に言われ江波は軽く頷いた。 「もちろんです。はい」 「おう。頼むぞ?1中隊に手柄だけは渡すな」 「はい」 江波が返事すると倉門はそのまま真崎のもとに駆け寄った。 「おい、真崎」 倉門に呼ばれ芹村と打ち合わせをしていた真崎は芹村に部隊を任せ倉門に目をやった。 「なんだ?」 真崎が聞くと倉門は腕を組みながら軽く笑った。 「いやー2中隊も呼んでくれてありがとな。こんだけ揃えば解決するって話だろ?」 「そうとは限らんな」 「あ?どういう事だよ」 「地形を見ろ。ここに部隊がいる限り、ここから住宅地への監視はできない。だが住宅地のど真ん中にCP(指揮所)を配置するってのも無理な話だ」 「なるほど。で?お前はどうするつもりだ?」 「偵察班を編成しまずは状況収集活動から始めるしかない。住宅地に潜入してると分かった場合の話だ。まだ詳細は分かってない」 真崎が話していると実塚から電話がかかってきた。 「真崎だ」 真崎が電話に出ると実塚は目の前の家に目をやりながら応答した。 「お疲れ様です。あ、あの。行方不明隊員3名ですが、私の目の前にある家に入っていったと目撃情報がありました」 「目撃情報?」 「はい」 「実塚はその目撃者を連れCPに来てくれ。誰とそこにいる?」 「河崎 3士官です」 「河崎をその場に残してお前はそのままこっちに来い」 「わかりました」 電話が切れると実塚は横にいた目撃者に目をやった。 「これから私と一緒に演習場に向かって貰えますか?」 「演習場、ですか?」 「はい。私に話したことをもう一度話してほしいんです。御協力お願いできますか?」 「わ、わかりました。はい」 「ありがとうございます」 そう言うと実塚は軽く一礼し河崎に目をやった。 「ここ任せてもいいすか?」 「真崎さんか?」 「あ、はい。そうっす。さっき言われて連れて行くように」 「わかった」 河崎が言うと目撃者の男性が真崎の名前を軽く呟いた。 「真崎 2幹を知ってるんですか?」 実塚が聞くと男は実塚に目をやった。 「真崎、あいつ2幹になったんすか?」 「そうっすね。どういう関係なんすか?」 河崎が聞くと男は軽く笑いながら口を開けた。 「いや、なんもねーっすよ。演習場すか?行きましょうよ」 男が言うと実塚は軽く頷きながら歩き出した。 その頃 演習場では、これからの作戦に向け会議が行われていた。 「つまり、この住所か。ここにいると言う事なんだな?」 「はい。そうなりますね。後は間もなく来る目撃者の言葉で概ね、事実関係は分かるかと」 「そうか。わかった。とにかく頼んだぞ」 春田からの電話を切ると真崎はそのままスマホをポケットに入れた。 「まさかあいつら、民間人人質に立て篭ったんか?あの野郎」 「いや、捜索されてるのがバレてそれに恐れて一時的に隠れてる可能性もあるぜ」 隊員達が口々に話し始めると1台の車が演習場に入ってきた。 「詳細を述べろ。立てこもり事件か?隊長からさっきそう報告を受けたが」 車から降りるなり末崎は手元のスマホを見ながら喋り始めた。 「まだ立てこもりとは判明していません」 芹村が言うと末崎は軽く頷きながらCPが設置されてるテントの中に入った。 「立てこもりの可能性が高いんじゃねーかな?武器持ってるんだろ?そいつら」 「休憩中に姿を消したと思うのでその可能性が高いですね」 高射特科所属の1人の隊員が言うと末崎は軽く頷きながらホワイトボードに貼られている行方不明隊員の顔写真に目をやった。 「こいつら全員同期入隊か?」 末崎が聞くと真崎が軽く返事した。 「そうみたいですね」 「なるほど。この家囲むか。それで行くか」 末崎が言うと倉門がやってきた。 「その指揮、是非俺に任せてくれないすか?」 「お前に?やれんのか?」 「部隊指揮の経験はあまりありませんが、やれます」 「真崎も送っていいか?」 「真崎すか?どうしてです?」 「いや、2人居た方がすぐに解決するだろ?出世どーこーの前に時間の早期解決を第1に今回は考えてくれ」 「わかりました」 そう言うと倉門はその場にあった荷物を持ち上げた。 「2中隊行くぞ」 そう怒鳴ると倉門はその場から歩き出した。 第2中隊が出発すると真崎も周囲に目をやった。 「1中隊準備できてるか?」 真崎に聞かれ芹村は軽く返事した。 「もう、はい。できてます」 「そうか。なら俺らも続くぞ」 「わかりました」 第1中隊が出発すると末崎はその場にあった椅子に腰掛けた。 「それで?目撃者の人はいつ来るんだ?」 末崎に聞かれ1人の警務隊員が答えた。 「もうすぐかと」 「もうすくか。おけ」 同じ頃 真崎率いる第1中隊は演習場付近を歩く実塚とその横にいる1人の男性と遭遇した。 「お疲れ様。その人が目撃者か?」 真崎が聞くと実塚は軽く返事した。 「そうです。はい」 「頼むよ。CPに理事官が現着してる。そのまま理事官の掌握下に入れ」 「わかりました」 実塚が言った時、真崎は実塚の横にいた男性に目をやった。 「どこかで見た事あるような」 真崎が呟くと男は軽く声のトーンを落としながら言った。 「気のせいじゃないですか?」 「とにかく急ぎますね」 そう言うと実塚は軽く敬礼しそのまま男を連れ歩き出した。 その時、真崎の脳裏にある過去の出来事がフラッシュバックで入ってきた。 次の瞬間、真崎はその場で振り向くと腰ベルトに装着していた拳銃をその場で構えた。 「管理官な、何を」 実塚が言うと真崎はゆっくりと男のもとに向け歩き出した。 「お前、10年前の」 真崎が言ったその時、男は実塚を人質に銃を構えた。 「やっと分かったか。これ以上近づいたらこいつ撃つぞ?」 「な、なんだよ。急に」 実塚が言うと男は実塚のかかとを軽く蹴った。 「勝手に喋んな。喋ったら命ねーからな?」 「芹村、すぐに理事官に報告だ」 真崎が叫ぶと芹村はスマホを取り出した。 と同時に男は芹村に向け発砲した。 腕を撃たれた芹村はその場に倒れた。 「ごめん。言い忘れてた。勝手に動くなも追加ね。動いたらこうやって撃つから。急所外してやったからそいつ長生きするよ」 「何のつもりだ?こんなことして」 真崎が言うと男は軽く首を傾げた。 「お前のせいで、路頭に迷う羽目になったんだ。それぐらい分かってるよな?」 「だからか?」 「うるせーや」 そう怒鳴ると男は実塚を蹴り飛ばしそのまま走り出した。 「CP奪還しろ。行かせるな」 真崎に怒鳴られ実塚は急いで走り出した。 「まだか?目撃者。遅いな」 そう言いながら末崎は腕時計に目を落とした。 「そうですね。住宅地から演習場はそう離れてなかったと思うんですけど」 隊員が言うと末崎は軽く頷いた。 「俺から迎えに行かねーと駄目なんか?邪魔ったるいな」 そう言いながら末崎はその場に立ち上がった。 「あ、俺見てきましょうか?」 隊員が言うと末崎は軽く断った。 「俺行くよ。自ら動く指揮官。こういうのがいいんだよ。わかる?」 「は、はぁー」 「すぐに戻ってくる」 そう言いながらテントから出た末崎に向け1発の弾が末崎の足に命中した。 末崎がその場に倒れるとテントから出てきた数人の隊員にも男は発砲した。 「男を止めろ」 末崎は地面を這いつくばりながら怒鳴った。 「無駄だよ。俺無敵だもん」 そう叫びながら男はテントの中に入っていった。

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ULTIMATE〜MP旭日の警官 第4話

ULTIMATE〜MP旭日の警官 第3話

主要登場人物一覧 真崎将陛(35)…12代目主人公 警衛庁 警務隊 機動警務隊 管理官 2等幹士 倉門大晟(38)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 管理官 2等幹士 末崎竣一(40)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 理事官 2等将士 春田柊吾(45)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 隊長 1等将士 芹村奨慈(30)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊長 3等隊尉 河崎淳也(28)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊所属 3等士官 実塚彰(25)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊所属 隊士長 冨樫克希(23)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊所属 1等隊士 江波達也(30)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第2中隊長 3等隊尉 福地琉梧(29)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第2中隊所属 3等士官 河阪雄飛(25)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第2中隊所属 隊士長 宇鶴大樹(28)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局所属 3等隊尉 秦藤凌暉(35)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局所属 1等隊尉 石澤舜伍(37)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局 理事官 2等幹士 今坂綉士(42)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局長 3等将士 新垣汰斗(50)…内閣府行政人事院 6代目院長 樋崗爽太(42)…警衛庁 警務隊長 1等幹士 松野慶秦(46)…警衛庁 警務隊 総務管理官 衛幹 近樹俊文(55)…警衛庁 副幕僚総監 幕僚補 有洲脩大(57)…警衛庁 23代目 幕僚総監 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「ねみーな」 機動警務隊 第1中隊所属の河崎淳也 3等士官はそう呟くと軽く欠伸をした。 この日、機動警務隊 第1中隊は朝から陸上防衛演習の演習場警備を担当していた。 「あ、てか。聞いたすか?3中隊の中隊長が飲酒運転で摘発されたって話」 機動警務隊 第1中隊所属の実塚彰 隊士長が言った。 「なんだそれ。初耳だぜ」 河崎が言うと実塚は軽く頷きながら河崎に目をやった。 「しばらくは、末崎さんが3中隊の中隊長を兼任するっぽいっすよ」 「まじか。やっぱり幹部は嫌だな。仕事増えてキツそう」 「やっぱりこういうのって階級が上であればあるほど責任くるっすもんね」 「それでガヤガヤ言われるのはキツすぎだろ。上の都合のくせに」 「愚痴止まんないんっすやん笑」 そう言いながら実塚は同じ警備担当に当たってる冨樫に目をやった。 「こいつ、真崎さんの連れでしたっけ?」 実塚に聞かれ河崎は冨樫に目をやった。 「お気にってやつだろ?確か。1士でここに来るの自体、異例中の異例だろうがよ」 「ですよね。出世ルートって事すか?」 「いや、真崎さんが出たらこいつも自動的に出されるんじゃねーか?真崎さんが連れてきた人なんだし」 「あーなるほど」 そう言うと実塚は軽く欠伸をしながらふと後ろに目をやった。 その時、訓練に当たっていた数人の隊員が何やら騒いでいるのが目に入った。 「何かあったんすかね」 実塚が聞くと河崎も後ろに目をやった。 「事故か?」 河崎が呟くと1人の隊員が慌てるようにして走ってきた。 「あ、あのー。機動警務隊の方すか?」 「あ、そうすけど。何かあったんすか?」 実塚が聞くとその隊員は軽く息を整えながら続けた。 「それが、数人の隊員が行方不明になったんです」 「行方不明?」 河崎が聞いた。 「はい。捜索をお願いしたくて」 「捜索?お、おけやるか」 河崎が言うと実塚は軽く頷きながら冨樫を含め中隊所属の隊員を全員呼びつけた。 「何か?」 冨樫が聞くと河崎は周囲に目をやりながら言った。 「隊員の行方不明事案が起きたらしい。今から探すぞ。恐らく武器も持ってるんじゃねーかな」 「マジすか?」 冨樫が言うと実塚は軽く腕を組みながら言った。 「まぁ近くは住宅街だし最悪のことも想定しねーとって感じだな」 「わかりました」 冨樫が言った。 「よし、ならこのまま作戦にうつろうか。まず、お前は向こう。俺と実塚で指揮をする。冨樫、田中、安岡で隊員への事情聴取だ。いいな?」 河崎が指示を出していると遠くからまた1人の隊員が走ってくるのが見えた。 「またかよ」 そう呟くと河崎は冨樫に目をやった。 「そのままお前らから話聞きに行ってこい」 「あ、わかりました」 冨樫はそう言うと2人の隊員と共にその走ってくる隊員のもとに駆け寄った。 「機動警務隊の者です。隊員捜索ですよね?なにか進展でもありましたか?」 冨樫が聞くとその隊員は向こうに設置してあるテントを指さした。 「捜索本部の指揮であのテントに資機材を用意させて頂きましたのでお使いください」 「あ、マジすか?ありがとうございます」 冨樫はそう言うと河崎に目をやった。 「どうした?」 河崎は無線機で聞きながら冨樫に目をやった。 「CP(指揮所)を用意してくれたらしいです。そこを使ってくださいと」 「わかった。すぐに向かう」 無線連絡を終えると河崎はスマホをポケットから取り出した。 「さき、行っててくれ。中隊長に報告の電話だけ入れてその後合流する」 河崎が言うと実塚は軽く頷いた。 「わかりました。管理官には大丈夫なんですか?電話」 「電話?まぁいいだろ。指揮系統通り行ったら中隊長でいいはずだ」 「そうですね。さきCP向かってます」 「おう」 そう言うと河崎はスマホを取り出しそのまま中隊長に電話をかけた。 その頃 芹村は真崎と第1中隊の部隊編成会議を行っていた。 「まぁ以上が今決まってる部隊編成の概要になります」 芹村が言うと真崎は資料に目を通しながら軽く頷いた。 「いい線行ってると思う。まぁいいんじゃないか?これで」 「本当ですか?」 「中隊の人事は基本お前の仕事だ。お前をしっかりとサポートしてくれる奴を側近に置くことだけ意識していたら間違う事はないと思う」 「はい」 「うん」 そう言うと真崎はその場に立ち上がった。 「じゃあ俺は部屋に戻るよ」 「ありがとうございました」 芹村が言った時、芹村のスマホから着信があった。 「どうした?」 芹村が電話に出ると真崎もその場で足を止めた。 「わかった。逐一報告を入れてくれ」 電話を切ると芹村は真崎に目をやった。 「隊員の行方不明事案です」 「演習中のか?」 「そうですね」 「武器等は所持してるのか?周り、住宅街だろ?」 そう言うと真崎は演習場の地図をGoogle上に出した。 「そうですね。かなりやばめだと思います」 「だよな。とりあえず理事官に一報だけ入れてくる」 「わかりました」 同じ頃 河崎は指揮所が設置されてるテントに向かって歩いていた。 テントに着くと、河崎は軽く一礼しそのままテントの中に入っていった。 「お疲れ様です。機動警務隊 第1中隊所属の河崎 3士官(3等士官)です」 河崎が言うと1人の初老の隊員が口を開けた。 「当訓練の部隊管理を任されてました陸上科 陸上中央司令総隊の荻廉 3尉です。このような事態が起きたのは全てこの私の全責任であります。誠に申し訳ございませんでした」 荻廉はそう言うと深々と頭を下げた。 「住宅街への侵入があった場合、警察も介入してきます。マスコミだって黙ってはいないでしょう。今、我が中隊の隊員で必死の捜索を行ってます。住宅街方面にも隊員を向かわせてます。最悪の事態を防止するためにも今すぐに何かを手を打つことは確実です」 そう言うと河崎は演習場の地図に目をやった。 「今、我が中隊はこのエリアを捜索してます」 河崎は演習場付近の地図に目をやるとそのままポケットからボールペンを取り出すと地図に丸をつけ始めた。 「こちらが行方不明となってる隊員のリストになってます」 そう言いながら1人の隊員がリストを見せてきた。 「拝見します」 河崎は軽く頭を下げるとリストに目をやった。 「河崎さん、こいつって」 そう言いながら横にいた実塚が1人の隊員写真を指さした。 「え?こいつも行方不明なのか?」 河崎が呟くと荻廉が口を開けた。 「そいつもです。そいつと知り合いすか?」 「いや、こいつ、俺たちに最初に声かけてきた奴で。隊員行方不明事案が起きたって」 実塚が言うと荻廉が軽く目を見開かせた。 「最初に?というのは?」 「演習場監視をしていた時に声掛けてきたんです。隊員が数人行方不明になったって。その後にもう1人にまた同じこと言われて」 実塚が説明すると荻廉は横にいた隊員に目をやった。 「計画でもあったんすかね?」 隊員が言うと荻廉は軽く首を傾げながらその場にあった椅子に腰掛けた。 「クソ、どうしたらいいんだよ。あー」 荻廉が声を荒らげていると外に1台の車がやってきた。 「あ?誰だよ」 荻廉はその場に立ち上がると軽く前髪をかきあげながらテントから出た。 「警衛庁 警務隊 機動警務隊 管理官の真崎 2幹だ。これより本指揮は俺と横にいる芹村がとる」 真崎が言うと荻廉は慌てるようにして真崎の前に走るとその場で立ち塞がった。 「ちょっと待ってや。この訓練は運用から実施まで全て俺がやってきた。今更ここで他の者に指揮権を譲る気は無い」 荻廉が言うと真崎は荻廉を睨みつけた。 「指揮取れてねーからこの事態が起きてんだろ?」 「いや、だからそれは。以後同じことが起きないように、心して」 「言葉じゃ簡単だよな」 「へ?」 「この事はすぐに公表させてもらう。隊員の行方不明事案は極めて重大事案だと捉えている。訓練中の様子からまず事情聴取をしたい。が」 そう言いながら真崎は周囲に目をやった。 「俺やりますよ。事情聴取は」 芹村が言うと真崎は軽く頷いた。 「なら頼めるか?」 「わかりました」 そう言うと芹村はテントの中に入っていった。

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ULTIMATE〜MP旭日の警官 第3話

ULTIMATE〜MP旭日の警官 第2話

主要登場人物一覧 真崎将陛(35)…12代目主人公 警衛庁 警務隊 機動警務隊 管理官 2等幹士 倉門大晟(38)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 管理官 2等幹士 末崎竣一(40)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 理事官 2等将士 春田柊吾(45)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 隊長 1等将士 芹村奨慈(30)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊長 3等隊尉 河崎淳也(28)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊所属 3等士官 実塚彰(25)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊所属 隊士長 冨樫克希(23)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊所属 1等隊士 江波達也(30)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第2中隊長 3等隊尉 福地琉梧(29)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第2中隊所属 3等士官 河阪雄飛(25)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第2中隊所属 隊士長 宇鶴大樹(28)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局所属 3等隊尉 秦藤凌暉(35)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局所属 1等隊尉 石澤舜伍(37)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局 理事官 2等幹士 今坂綉士(42)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局長 3等将士 新垣汰斗(50)…内閣府行政人事院 6代目院長 樋崗爽太(42)…警衛庁 警務隊長 1等幹士 松野慶秦(46)…警衛庁 警務隊 総務管理官 衛幹 近樹俊文(55)…警衛庁 副幕僚総監 幕僚補 有洲脩大(57)…警衛庁 23代目 幕僚総監 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「澤原 隊士長の退職はかなり痛かった。なんせ3等士官への内示も出てたからな」 春田はそう呟きながら人事報告書を作成していた。 「どうしましょう?第1中隊ですがこれまでに真崎が管理官に就任してから4名が退職してます。このまま退職が続けば1中隊は活動出来なくなる恐れも」 末崎が言うと隊長室に真崎と芹村が入ってきた。 「お呼びでしょうか?」 部屋に着くなり真崎が口を開けた。 「うん。昨日の澤原 隊士長の退職の件だが、詳細をもう一度知りたくて。人事報告書を人事院に上げないといけなくてな。聞かせてもらえるか?」 春田に聞かれ真崎は芹村に目をやった。 「あ、あのー。業務中のアルコール摂取です。彼が辞めた理由は。今、再就職支援をやってる最中で」 芹村が言うと末崎が口を開けた。 「今朝、演習場近くのコンビニで酒を買う澤原の姿を防犯カメラで確認した。明らかに規律違反だ。だがこうも真正面から向き合ってると、組織の不都合が生じる。君たち幹部なんだから。わかるよな?こうも人を切られたら今度は部隊が困るんだ」 「我々は警務隊です。警衛隊の警察官として通常業務を行っているまでです。規律違反は毅然とした態度で接する。罰する時はしっかり罰する。それが本来の仕事では?」 真崎が言った。 「うん。まぁそりゃあ分かるんだけどさ。臨機応変にやってくれないとと俺は言ってる」 「規律違反者を見逃せと?」 真崎が聞くと春田がその場に立ち上がった。 「まぁもういいだろ。とりあえず今から人事院から人が来るから説明だけしてくれたらそれでいいから」 春田が話していると部屋に制服を着た2人の男が入ってきた。 「内閣府行政人事院 警衛隊監察局から来ました秦藤 1尉です」 「う、う、宇鶴大樹 3尉なのであります」 そう言うと秦藤の横にいた宇鶴は軽く敬礼した。 「敬礼いいよ」 そう言うと秦藤は真崎に目をやった。 「真崎じゃないか」 秦藤に言われ真崎は秦藤に軽く目をやった。 「秦藤か。久しぶりだな」 「お、おう。え?機動警務隊にいたんだ。特務監察班の班長に就任したって聞いてたんだけど」 「去年、異動してきた。ここに」 「へぇー。すげー。警務隊でそれなりの役職だろ?出世ルートじゃんかよ」 「そうか?」 「あ、時間なかったんだ。とりあえず本題か。本題に入りますね。えーっと澤原 隊士長について。退職の、ね?件についてちょっとお話聞きたいなーって事でここに来たんすけど」 秦藤が言うと末崎は2人をソファーに座らせた。 「おい、宇鶴」 「あ、は、はい」 秦藤に声をかけられ宇鶴は軽く秦藤に顔を近づけた。 「日報出せ。上がってきた日報だよ」 「あ、はい」 「あ、あとそれと真崎はもう下がってもらって大丈夫だよ」 「わかった」 そう言うと真崎は軽く敬礼し部屋から出て行った。 それに続くようにして芹村も部屋から出て行った。 「大丈夫すかね?」 部屋を出るなり芹村は真崎に声をかけた。 「何がだ?」 「いや、流石に手順踏まずに退職まで持っていったから」 「何も違法なことはしてない」 「そうかもですけど。倫理とかそういうのに引っかかりませんか?」 「倫理?んなの知らねーな」 「え?」 「とりあえずもう時間も遅いだろ?帰れ」 「あ、はい。じゃあ失礼します」 そう言うと芹村は軽く頭を下げそのままその場から去っていった。 翌朝 真崎が出勤すると管理官室前に(真崎)という文字が書かれていた。 「(真崎)?」 真崎が呟くと部屋から出てきた倉門が真崎を見るなり軽く笑いながら会釈してきた。 「お前が例の?」 倉門に聞かれ真崎は倉門に目をやった。 「何が言いたい?」 「あーあーあー。怖いって。その目。そうやって俺を退職させる気か?けどな、俺はそう簡単には崩れないぜ?」 「あ?」 「だから怖いって」 そう言いながら倉門は真崎の肩を軽く叩いた。 「何の用だ?」 「あー悪い。管理官としてこの部隊に来た倉門 2幹だ。よろしく」 「管理官?どういう事だ?」 「2人体制って訳だよ」 「初耳だな」 「そりゃそうだ笑 だって2人体制って普通はねーからな。けど春田の判断だ。俺かお前か。どっちが相応しいか判断するんだってよ」 「そうか」 そう言いながら部屋のドアを開けた真崎に倉門はまた声をかけた。 「なー、お前おもんないよな?」 「あ?」 「いや、だから。おもんないよなって。面白くないよ。人間味0。死んだ抜け殻みたいな」 「病院紹介してやろうか?」 「え?何、何?脅しすか?まじですか?いやぁそりゃあ規律違反ってやつっしょ?」 「脅しでもなんでもねーよ」 真崎は倉門を軽く睨みつけるとそのままドアを閉めた。 「ふん。なんだよ。面白くねー奴」 そう呟きながら倉門はその場から離れた。 自分の部屋に戻ると機動警務隊 第2中隊長の江波達也 3等隊尉がいた。 「どこ行ってたんすか?管理官」 「おー。わりーな。ちょっとな。で?」 「あ、さっき理事官から言われて今日から真崎 管理官が1中隊を倉門管理官が2中隊の管理官をするって事で決まったらしいです」 「他の中隊は?」 「理事官がするみたいです。他中隊の管理官兼、理事官みたいらしいです」 「なるほど。それで?」 「あ、それで挨拶に来ました」 「挨拶?んなのいらねーよ。時間の無駄だろ?」 「あ、はぁ」 「それよりさ、真崎潰さねーか?」 「潰す、というのは?」 「あいつをこの部隊から追い出すんだよ。あいつがいれば隊員がどんどん減っていく」 「まぁそうかもですけど、この前の澤原の件だって、悪いのは本人ですし」 「3尉が2幹に反論か?いいご身分だな」 「申し訳ありません」 「江波、お前確か妻いるよな?」 「あ、はい。結婚してますけど何か?」 「この写真見ろよ」 そう言いながら倉門は机の中から写真を取り出すとそのまま机の上に広げた。 「ラブホ街でお前を見たってタレコミあってさ。相手誰?この手を繋いでるの」 「え?あ、あ、えーっと」 「そんな慌てんなや」 そう言うと倉門は江波の首を掴み自分の顔の前に近づかせた。 「なぁ相手、本部庁舎で受付やってる民間採用の人間だろ?確か梨花ちゃんだっけか?」 「な、何故それを」 「真崎ほどじゃねーが俺も人を調べる事には長けてる方だと自負してる。こんなのばら撒かれたらお前終わりよな?」 「いや、あ、はい。お、お許しください」 「お前の妻って確か幕僚の人間だろ?ヤベーよな笑」 「すいませんでした」 「バラされたくねーよな?んなもん」 「私に何を?」 「食い付きいいじゃんか笑」 そう言うと倉門は江波の肩を軽く叩いた。 「俺の味方になれよ」 「味方ですか?」 「そうだよ。味方。味方になれ。真崎を追い出すんだよ。それ手伝え」 「拒否権は、」 「んなもんある訳ねーだろ?」 そう怒鳴ると倉門は近くの机を蹴り倒した。 「わかりました」 江波が言うと倉門は江波に軽く微笑んだ。

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ULTIMATE〜MP旭日の警官 第2話

ULTIMATE〜MP旭日の警官 第1話

2232年、日本領土の1つの離島である据涂島に島嶼警備を担当していた国領離島自衛科保安連隊を突破した国籍不明の集団による占拠事件が発生。 警衛隊はすぐに陸上科部隊及び特殊科部隊を島に送り込んだ。 しかし、偵察に向かった数名の隊員と連絡が取れなくなる事態が発生。事態収拾に慌てた陸上科幹部達は、すぐに部隊を一斉投入。 約3日間の死闘の末、10名の殉職者を出しながらも島の奪還に成功した。 島を占拠していた男たちは警衛隊に確保される前に全員自決をはかり、今でも正体は分かっていない。 (据涂島占拠事件) この事件を受け23代目 幕僚総監の有洲脩大はこれまで陸上科にあった偵察班を科部隊として独立させ専門性を高くし島嶼防衛のレベルアップをはかった。 偵察班が偵察科として独立した翌月、部内からの声が多く上がっていた事もあり、高射班を高射特科として独立させた。 ……………………………………………………………… 高射特科 地対空誘導弾(ミサイル)や対空機関砲などを運用し、敵の航空機やミサイルを撃墜して部隊や施設を防衛する「対空戦闘部隊」。広範囲の対空情報収集も行い、地上部隊の防空を担う 高射中央連隊…全国の高射特科部隊の連絡、管理、有事の際の部隊指揮などを担当する(朝霞) 高射支援隊…有事の際に全国の高射特科駐屯地部隊に対しての支援任務が主な任務(朝霞) 各駐屯地に高射小隊と整備小隊、業務小隊が駐屯する。総勢80名(各駐屯地に) 東千歳駐屯地(北海道 千歳市) 札幌駐屯地(北海道 札幌市) 仙台駐屯地(宮城県 仙台市) 横須賀駐屯地(神奈川 横須賀市) 金沢駐屯地(石川県 金沢市) 名古屋駐屯地(愛知県 名古屋市) 千僧駐屯地(兵庫県 伊丹市) 海田市駐屯地(広島県 安芸郡) 松山駐屯地(愛媛県 松山市) 博多駐屯地(福岡県 博多市) 健軍駐屯地(熊本県 熊本市) 那覇駐屯地(沖縄県 那覇市) ……………………………………………………………… 偵察科 行動に必要な情報を偵察用オートバイ、偵察警戒車等の車両及び各種偵察用機材を使用して、情報収集任務にあたる部隊。これまで陸上科にあった偵察班が2232年に独立した 偵察科 偵察中央司令総隊…各方面隊に散らばる方面隊偵察小隊の指揮が主な任務(朝霞) 整備大隊…偵察科部隊が用いる車両等の整備が主な任務(朝霞) ……………………………………………………………… 主要登場人物一覧 真崎将陛(35)…12代目主人公 警衛庁 警務隊 機動警務隊 管理官 2等幹士 倉門大晟(38)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 管理官 2等幹士 末崎竣一(40)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 理事官 2等将士 春田柊吾(45)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 隊長 1等将士 芹村奨慈(30)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊長 3等隊尉 河崎淳也(28)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊所属 3等士官 実塚彰(25)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊所属 隊士長 冨樫克希(23)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第1中隊所属 1等隊士 江波達也(30)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第2中隊長 3等隊尉 福地琉梧(29)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第2中隊所属 3等士官 河阪雄飛(25)…警衛庁 警務隊 機動警務隊 第2中隊所属 隊士長 宇鶴大樹(28)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局所属 3等隊尉 秦藤凌暉(35)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局所属 1等隊尉 石澤舜伍(37)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局 理事官 2等幹士 今坂綉士(42)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局長 3等将士 新垣汰斗(50)…内閣府行政人事院 6代目院長 樋崗爽太(42)…警衛庁 警務隊長 1等幹士 松野慶秦(46)…警衛庁 警務隊 総務管理官 衛幹 近樹俊文(55)…警衛庁 副幕僚総監 幕僚補 有洲脩大(57)…警衛庁 23代目 幕僚総監 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「今年も来ましたね」 そう言いながら副幕僚総監の近樹 幕僚補は訓練計画表を幕僚総監の有洲に提出した。 「陸上防衛演習(据涂島占拠事件を受けてから毎年行っている訓練)か。あの時はかなり叩かれたもんな」 有州が言うと近樹は軽く頷いた。 「そうっすね。まともに家に帰れた覚え無いっすよ」 「住所まで暴かれたからな。犯罪者みたいになってたな」 そう言うと有州はその場に立ち上がった。 「今年から人事院長に就任した新垣には注意しろよ」 「注意しろ、というのは?」 「あいつは警衛隊の裏の裏まで知ってる。総科司令も経験してきた強者だからな。来年には俺にも内示が出てる。幕僚総監おりて、西方(西部方面隊)の方面総監に就任が決まってる。それに息子の湊太が来年、幹部候補生として入ってくるんだ」 「あ、もうそんなに大きくなったんですね。息子さん」 「まぁな。だから問題は起きないように俺が離任するまでだから後、半年か。半年は何も問題が起きないように徹底してくれ。わかったか?」 「はい」 「じゃあ俺は午後の幹部会合に出るからもう行くわ」 「お疲れ様です」 そう言うと近樹はその場で軽く頭を下げた。 有州が部屋から出ていくと、近樹は幕僚総監室の席に腰掛けた。 「おぉー。すんげーや」 近樹は椅子でクルクル回りながら、外の景色に目をやった。 その頃 警衛庁 警務隊 機動警務隊 隊長室には機動警務隊 理事官の末崎竣一 2等将士がいた。 「最近の警衛隊は何かと血気盛んな奴が多い。まぁ部隊全体としては血気盛んな方が良かったりもするもんだが、組織の秩序維持を任される警務隊からしたら仕事が増えて仕方ない。それに、特に俺たち、立てこもり等に走った警衛官を押さえつけるには一般人を押さえつけるよりも更にしんどいという訳だ」 機動警務隊 隊長の春田柊吾 1等将士が言った。 「そうですね。去年起きた新隊員教育隊で起きた小銃乱射事件でも2名の殉職者が出ました。やはり一般人とは違い、警衛官は敵の殺し方を知っている。そういう所かなと思ってます」 「そうだな。それでうってつけの奴を連れてきた。特殊科で隊員育成に長年励んできた奴で、体力検定は入隊時から今まで1級を継続。体力だけで言えば彼の右に出るものは居ないんじゃないかって俺は思ってる」 「そんな人が」 「入ってきてくれ」 春田が言うと部屋の中に1人の隊員が入ってきた。 頭は坊主で眉毛も全剃りしてあるせいか目つきがどこか鋭く見えた。 「機動警務隊 管理官を命ぜられた倉門大晟 2幹です。よろしくっす」 そう言うと倉門はその場で軽く頭を下げた。 「管理官?管理官って真崎もじゃ無かったでしたっけ?」 末崎が聞くと春田は軽く頷いた。 「真崎?そんな奴よりも俺が何倍もいや、何百倍も俺の方が有能って事、今にわかるっすよ?笑」 倉門はそう言うと軽く鼻で笑った。 「態度は二の次だ」 そう言うと春田は倉門を睨む末崎に軽く微笑んだ。 同じ頃 機動警務隊 第1中隊長室では、中隊長の芹村奨慈 3等隊尉が日報の作成を行っていた。 「失礼する」 そう言いながら部屋に管理官の真崎 2幹がやってきた。 「あ、管理官お疲れ様です」 そう言うと芹村はその場に立ち上がると軽く敬礼した。 「おつかれ。君が今作成してる日報は本日分のもの、のみか?」 「あ、はい。そうっすね。はい。それが何か?」 「いや、確か昨日は今行われてる陸上防衛演習の演習場監視に第1中隊が派遣されていたな?」 「そうですね。昨日から始まりましたね。例年通り行けば訓練が終わるのは来月ですかね」 「そうだな。日報を見せてもらえるか?」 「あ、はい。どうぞ」 そう言うと芹村は日報を作成していたパソコン画面をそのまま真崎に見せた。 「澤原を呼んでくれ。澤原 隊士長だ」 「あ、わ、わかりました。すぐに」 そう言いながら芹村は机に置いてある電話機から第1中隊事務室に電話をかけた。 数分後 部屋に澤原がやってきた。 澤原は軽く一礼すると真崎に目をやった。 「俺の目の前に座ってくれ」 「わかりました」 澤原はそう言うと真崎の目の前のソファーに腰掛けた。 「澤原 隊士長。昨日は演習場監視に向かっていた。そうらしいな?」 真崎に聞かれ澤原は軽く返事した。 「はい。そうです。勤務開始は0800。途中食事休憩は別に1時間の休憩を挟み、訓練終了後は1700。消灯は2200でした」 「そうか。日報通りだな」 「あのー何か?」 「今朝、出勤してきた時、君の口からアルコールの匂いが微かにした。昨日、酒を飲んだのか?」 「え?あ、そ、そんな訳無いじゃないすか。気のせいじゃないすか?」 「私の鼻は敏感なんだ。間違ってる事は無いはずだ」 「そんなの知らないっすよ。証拠あるんすか?俺がアルコールとったっていう」 「証拠か。日報に演習場のトイレ使用についての報告義務事項がある。演習場は仮設置であり、演習場の中に国が用意してくれた公衆トイレがあったな?」 「あ、はい。天幕のすぐ近くにありました。それが何か?」 「公衆トイレの水の使用量は厳重に管理されているんだ。夜の0時から朝方にかけて水が多く使われていた。アルコールをとったのなら利尿作用というものだろう」 「それは分かるんすけどそれがどうして俺が酒飲んでたってのに繋がるんすか?さっきからおかしいっすよ」 「なら、俺の勘が当たってるかどうか確かめさせてくれ」 そう言うと真崎はポケットの中からアルコール探知機を取り出した。 「ここに息を吹きかけてみろ」 「え?いきなり何すか?」 「早くしろ」 「いや、でも」 「早くしろ」 真崎に怒鳴られ澤原は汗を軽く拭いながらアルコール探知機に息を吹きかけた。 次の瞬間 アルコール反応が確認された。 「この数値分かるか?声に出して読んでみろ」 「0.08です」 「そうだな。見当違いでは、無かったようだな」 真崎が言うと澤原はその場に立ち上がりそのまま土下座した。 「すいませんでした」 「詳しく話せ。体勢はそのままだ」 「みんな寝てからちょっとぐらい、いいかなって演習場近くのコンビニでビールを3本買いました。そしてそこで飲み朝方に天幕に戻りました」 「今日は本当は休みだったらしいな」 「はい。休暇をとってました」 「だが、人員不足のため休暇を突然、反故にされて今日仕方なく出勤した」 「はい」 「残念だ。機動警務隊 第1中隊は人手不足だ。1人が抜けるだけでも惜しいよ」 「何言ってんすか?」 芹村が言った。 「勤務中のアルコール摂取は規律違反だ。これを提出してこい」 そう言うと真崎は退職届と書かれた紙をその場に置いた。 「え?常に常備してんすか?」 芹村が呟いた。 「ちょっと待ってください。俺にはその小さい子供と妻が。だから何とか職を辞めるのは痛いんです。許してくれませんか?」 「許せない。君のような隊員が部隊を弱体化させる。腐ったみかん理論分かるか?」 「腐ったみかん?」 「箱の中に一つでも腐ったミカンがあると、その影響で他のミカンも次々と腐敗していく現象が起きる。それを例えに組織において一人の有害な人材(問題児)が周囲に悪影響を及ぼし、チーム全体を崩壊させるという管理・組織論だ」 「な、なるほど。しかし」 「組織秩序の維持を本任務とする警務隊で絶対あってはならない事だ」 「それは悪く思ってます。以後同じ事が起きないように」 澤原が言うと真崎はその場に立ち上がり目の前の机を蹴り上げるとそのまま澤原の胸ぐらを掴んだ。 「その一度きりで済むようには思えねーんだよ。お前アル中だろ?」 「え?」 「新隊員時代に何度かアルコール関係で処分を受けていたな」 「もうそこまで知ってたんすか」 「早く退職届を出せ。そして俺も鬼じゃない。妻子あるお前を無職にさせる訳には行かない。再就職先、肉体労働でいいのなら紹介してやる」 真崎が言うと澤原はその場で泣き崩れた。

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ULTIMATE〜MP旭日の警官 第1話

内閣府行政人事院

 前称 国家機関厳正委員会(2206年4月1日 常設化)…相次ぐ公務員の不祥事を受け、内閣総理大臣 竹芝透也により設立された内閣府直轄の公務員取締機関  構成員は主に、警察、警衛隊(警務隊)、検察官そして2230年から海上保安庁、消防が追加され以上の職種から選抜されて決められている。  そして外部から第三者委員として弁護士を招聘している。  普段は定期的な監察などを行い公務員の質向上に向け業務を行っている。  なお、組織内の部署などは業務上の観点から非公開とされている。  2233年、5代目院長の菊荒孝平の案により、選抜採用の門を一般人に広げた。  これまでの公務員からの選抜に加え、新たに一般人に向けた採用試験を開始した。  院長…TOP  統括官…TOP2  統括官補佐…TOP3  設置場所…公にはされてないが東京都 永田町内が本命とされている。  歴代TOP  (国家機関厳選委員会)  初代 委員長…大林隆陽(前職 警察庁 長官官房 首席監察官)  2代目院長…佐摸秀平(前職 検事総長)  3代目院長…横原龍治(前職 警察庁 長官)  4代目院長…君原俊文(前職 国家公安委員長)  5代目院長…菊荒孝平(前職 防衛省 防衛審議官) 6代目院長…新垣汰斗(前職 警衛庁 中央警務隊 (前称 中央警務班)隊長 隊将)  特務監察班  地方公務員総監局  国家公務員総監局  検察総監局  警衛隊監察局  警察監察局  消防監察局  海上保安庁監察局

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内閣府行政人事院

警衛隊解説

正式名称 日本国領警戒衛務部隊 前身の部隊 国家保安庁 陸 海 空自衛隊 幕僚総監…警衛隊における最高指揮官 特例で外部招聘も存在する 初代幕僚総監 滝藤誠弥 2代目幕僚総監 中堂純一 3代目幕僚総監 保瀬将司 4代目幕僚総監 尾竹滉平 5代目幕僚総監 都築崇人 6代目幕僚総監 柳原辰信 7代目幕僚総監 桝井俊史 (外部招聘) 8代目幕僚総監 佐村崇人 9代目幕僚総監 會澤桂司 10代目幕僚総監 笹本親宜 11代目幕僚総監 熊谷紀陽 12代目幕僚総監 大岸智晴 13代目幕僚総監 木戸敦也 14代目幕僚総監 鳥島信孝 15代目幕僚総監 木下通陽 16代目幕僚総監 新濱恭吾 17代目幕僚総監 籐洲猛靖 18代目幕僚総監 能敦紀 19代目幕僚総監 新濱恭吾 20代目幕僚総監 鵜妻敦智 21代目幕僚総監 逢沢重孝 22代目幕僚総監 村里康平 23代目幕僚総監 有洲脩大 副幕僚長…警衛隊トップ2の役職 幕僚官房長…警衛隊トップ3の役職 教育総監…警衛隊トップ4の役職 朝霞駐屯地司令 練馬駐屯地司令…トップ5の役職 戦闘支援大隊長 後方支援大隊長…トップ6の役職 総科司令…警衛隊トップ7の役職 陸上 海上 航空科部隊の総指揮権を有する 陸上 海上 航空科長…トップ8の役職 警衛庁職員…民間で採用された警衛庁所属の職員のこと 定員200人 警衛庁隊員(警衛隊員)…警衛隊員採用試験で採用された者。身分は国家公務員にあたる 定員405000人 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 (7代目幕僚総監 桝井俊史 時に改変) 陸上科…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙、要人の警護など、社会の安全を維持するため、任務の遂行が主な任務 (陸上警衛隊と略される) 化学科…武器、爆弾、兵器、車両などの製造を行う。これまでは特殊科が担当していた。 公安科…国家の中枢防衛が主な任務。国家機密が多く存在するエリート部隊 衛生科…患者の治療や医療施設への後送、隊員の健康管理、防疫及び衛生資材等の補給整備等を行うのが任務 財務科…警衛隊内での予算等を決定する 警務隊…警衛隊職員、警衛隊員の犯罪捜査や、取り締まりが主な任務。警衛隊の中の警察 守衛科…警衛庁、全方面隊の建物警備が主な任務 運用科…警衛隊での部隊運用に関する任務を行う 広報科…新規隊員の確保や警衛隊の宣伝などが主な任務 通信科…通信機器を用いて業務連絡などを行う。警衛隊の事案出動等のサポート全般を行う 法務科…犯罪等を起こした警衛官を収容する施設(法務院)の管理を担当する 航空科…災害時の救助活動から上空での日本領土警備に当たる (航空警衛隊と略される) 海上科…災害時の救助活動から海上での日本領土警備に当たる。 (海上警衛隊と略される) 宇宙科…宇宙での日本防衛から宇宙領域の動向を把握する宇宙領域把握(SDA:Space Domain Awareness)の任務を行う 特殊科…特殊部隊などが属している 高射特科…地対空誘導弾(ミサイル)や対空機関砲などを運用し、敵の航空機やミサイルを撃墜して部隊や施設を防衛する「対空戦闘部隊」。広範囲の対空情報収集も行い、地上部隊の防空を担う。これまで陸上科、航空科、海上科にあった高射班が2232年に独立した 偵察科…行動に必要な情報を偵察用オートバイ、偵察警戒車等の車両及び各種偵察用機材を使用して、情報収集任務にあたる部隊。これまで陸上科にあった偵察班が2232年に独立した 需品科…食料・燃料・被服・器材、更には海外派遣などの際に作られる日報の管理などを行い、必需品を部隊に補給・整備し、給水・入浴・洗濯などの生活支援を行う職種 幕僚官房室の一部の職務内容が分裂してできた 駐屯科…主に海外派遣を主とし、ジブチに実働本部を、アメリカに司令本部をタイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、台湾、モンゴル、インド、トルコ、ポーランド、パラオに駐屯地を置く。指揮本部は警衛庁にある。 給養科…隊員の健康と士気を支えるため、食事の献立作成、食材の準備、調理、配膳、衛生管理まで行う専門職種であり、全国の駐屯地、更には、海外にある警衛隊施設に分隊を配置し食堂等でのご飯を提供している。 災害時には、野外で炊き出しなどを行う。 消防科…航空機火災、駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災の初期消火を行ったり、警衛隊機事故時の搭乗員救出や災害派遣で遭難者の捜索・救助を行ったりする。 輸送科…大型車両等による人員・装備品の輸送のほか、輸送統制、ターミナル業務、道路使用規制等を行う。陸上輸送(自動車・鉄道)、海上輸送および航空輸送全般を担当する。そのため、輸送科所属の本所属隊員と陸上科、海上科、航空科から各科派遣隊員によって構成されている。その他部隊内に自動車教習所を設置して、自動車運転免許取得のための教習を実施している 自衛科…全国各都道府県に密着しその都道府県内で起きたテロ等の対処や毎年、防衛省主催で行われる全国自衛科保安中隊衛力選手権大会に向けた訓練等を行っている。 広報科…警衛隊の募集活動、採用活動、警衛隊のイベント等を企画し国民と警衛隊を繋げる橋のような役を持っている。 法衛庁…前身の組織 内閣府附属統合特選群総監局 日本国内で起きたテロ等の事案対処を専門とする部隊。警衛隊と警察による合同での日本初合同特殊部隊機関である 警衛庁…………………………………………………… 警衛庁…警衛隊の最高指揮本部 兼 管理職種部隊の実動本部 幕僚官房室…幕僚総監の秘書任務、警護から幕僚総監からの通達を各部隊へ送るなど幕僚総監直近の部署。また警衛隊における最終決定力を持っている部署でもある。 幕僚護衛隊…幕僚総監の身辺警護が主な任務。 この部隊の入隊試験の受験資格は2等幹士以上の40歳未満の隊員のみである。 機動急襲作戦群…陸海空統合による部隊ということから所属は幕僚総監直轄の幕僚官房室所属となっている。 情報保全隊…警衛隊の情報漏洩防止のため、警衛官のSNSアカウントの監視、及び国家機密の情報保全が主な任務 幕僚総監直轄の部隊であり、構成員は警務隊、公安科からの選抜を潜り抜けた隊員で構成されてる。(拠点 十条駐屯地) 中央司令総隊…有事の際に全ての部隊指揮権を幕僚総監から譲られ部隊の統合最高指揮を有する 教養指導室…定期的に隊員への指導を行い部隊の練度向上を目標としている 教務監部…全国全ての各教育隊部隊に対して指導等を行い警衛官の人材育成に力を入れている。また教育隊で不祥事等が起きた際には警務隊と連携し実態把握につとめる。 警務隊(警務大隊) 首席監察部…警衛庁管轄全ての部隊、方面隊の取り締まりなどを行う。 中央警務隊…2209年に新設された。国家機関厳正委員会からの要請に伴い創設され、幕僚総監の免職権を警衛隊組織内で唯一持っている。本部管理中隊を起きその下に刑事小隊を保有し警衛隊 警務大隊及び全国の地区警務中隊への監視、指導活動を行い警務活動の質向上も主な任務。 2230年、第1課~第5課の編成となった。 規律統制委員会…警衛官の不祥事削減のために設置された。刑事訴訟法ではなく、警衛隊法に基づいた規律違反事案を主に調査する部署である(前称 中央警務班) 機動警務隊…警衛隊内部で起きた犯罪の捜査や警衛庁職員、警衛隊員が起こした立てこもり事件等の制圧を行う。(前称 特殊内部制圧部隊) 警護課…警衛隊幹部(幕僚官以上の階級を有する者、又は、幕僚官以上の幹部が命じた警護対象警衛官)の警護を行う幕僚護衛隊の任務遂行補助を主な任務とする 刑事課…警衛隊員が起こした刑事事件の捜査等を行う 法務科…全国10ヶ所にある法務院の管理や法務院にいる法務部警衛官の指導、管理が仕事 参謀部…警衛庁での組織統制にあたる。 財務科…警衛隊内での予算等を決定する 自衛科 自衛科統括本部…全国の自衛科保安中隊の統括を主な任務とする 方面隊統括本部…全国方面隊の統括を主な任務とする 通信科 通信指令部…警察などからの出動要請を受けた場合にその出動要請事案について警察から来た情報を各部隊に無線等を通じて連絡をする 統合通信群…有事の際に警衛隊無線等を一括管理し迅速かつ的確な情報が隊員間で行き交うようにする事が主な任務。 運用科 部隊運用室…部隊運用に関する最高決定権を有する 運用政策班…警衛隊の行動の基本や防衛出動に関する計画、部隊訓練の総合的な政策の企画・立案を担う部署。 防衛省にある運用政策課の直接傘下の部署である。 教務監部…全国全ての各教育隊部隊に対して指導等を行い警衛官の人材育成に力を入れている。また教育隊で不祥事等が起きた際には警務隊と連携し実態把握につとめる。 公安科 国家危機管理対策部隊…日本国家の治安維持や国家が危機に瀕する事案が発生した際の処理などを行う 国家危機管理対策部隊 別働隊…公安科 統括官が指揮権を有する。 おもに、非公開だが政府公認の部隊で任務内容は明かせないとされている。 国際軍事調査部隊…世界各国の軍事における動向のチェックを行う。日本防衛力が世界レベルで衰えるのを防ぐのが主な任務。 外事機動連隊…日本を脅かす他国が現れた際に、武力を行使し他国の制圧を行う。また、世界各国の諜報活動を行ってるのもこの部隊である。日本政府非公認の部隊 広報科 警衛庁採用センター…警衛庁職員、警衛隊員の採用が主な任務。採用試験などを担当 朝霞駐屯地……………………………………………… 朝霞駐屯地…警衛隊の戦闘職種部隊の実動本部 三域統合作戦班…有事の際に陸海空の三域を統合して作戦を計画するのが主な任務。 戦闘支援大隊…有事の際の戦闘職種部隊の指揮、支援が主な任務 多領域機動哨戒部隊…戦闘支援大隊の傘下部隊であり、航空科、陸上科の共同部隊、上空から飛行監視を行いながら何か不審事案等があればヘリから降下し事案対処を行う。 朝霞駐屯地に実動、整備、操縦小隊を支援する総支援大隊を設置し 大阪府大阪市中央区に(中央駐屯地) 福岡県北九州市(北九州駐屯地) 神奈川県横須賀市(横須賀駐屯地) 北海道旭川市(旭川駐屯地) 沖縄県那覇市(那覇駐屯地) に実動小隊(1班~5班)と整備小隊(1班~5班)、操縦小隊(1班~5班)、業務小隊が駐屯する。 役職は(各駐屯地)、常駐指揮官を長とし、常駐管理官、常駐主任となる。 なお、離島の巡回業務はこれまで通り、国領離島自衛科保安連隊(那覇駐屯地)が担当する。 陸上科(陸上警衛隊) 陸上中央司令総隊…陸上科部隊全ての指揮権を有する 陸衛中央連隊…陸上科所属部隊への支援物資や指揮が任務 第1指令本隊…全ての陸上科所属部隊への指揮が任務 第2指令本隊…全ての陸上科所属部隊への指揮が任務 第3指令本隊…全ての陸上科所属部隊への指揮が任務 第4指令本隊…全ての陸上科所属部隊への指揮が任務 第5指令本隊…全ての陸上科所属部隊への指揮が任務 特殊科 支援機動部隊…国内で起きたテロなどに対処する部隊などの支援を行う 陸上特警隊…他国からの侵攻などの際に日本領土の陸海空を守る 特例組織機動急襲捜査部隊…日本政府が指定した犯罪組織等の調査、監視や国家転覆を狙う者の制圧など国家防衛の最前線を担う部隊 特殊空衛団…日本上空で起きたハイジャックなどの事件などを担当する。また、自衛隊時代の第一空挺団を参考に再編を繰り返された部隊で、日本の空を守る最後の砦とも言われている。日本防衛戦線では上空での戦闘で大活躍した 外事機動特別諜報部隊…世界各国へ秘密諜報部隊いわゆるスパイとして派遣される 国家危機管理対策部隊…日本国家の治安維持や国家が危機に瀕する事案が発生した際の処理などを行う 国際軍事調査部隊…世界各国の軍事における動向のチェックを行う。日本防衛力が世界レベルで衰えるのを防ぐのが主な任務。 即応遊撃機動連隊…日本国内での有事の際に防衛大臣からの要請に伴い、すぐに部隊を展開できるよう、偵察や情報収集のために各種車両を扱う偵察部隊や地上で戦闘するための各種行動を行う戦闘部隊、各種火砲などで後方から火力支援を行う後方支援部隊、爆発部処理部隊などによって構成されている。 広域機動作戦群…いわゆるレンジャー部隊として発足。従来のレンジャー教育を卒業した者のみで構成され、主に山地、水路、空路からの敵地潜入や特殊任務、災害救助の先頭に立つ。彼らが屈した時それは日本政府が屈したという回答になる。 第1~第5機動隊とそれを支援する第1~第5後方支援隊そしてそれらを指揮する総司令大隊に分かれる。また、緊急出動拠点として、千歳(北海道)、三沢(青森)、小松(石川)、信太山(大阪)、海田市(広島)、北九州(福岡)、那覇(沖縄)に基地を持ち、緊急出動拠点となる機動中隊にを持っている。 高射特科 高射中央連隊…全国の高射特科部隊の連絡、管理、有事の際の部隊指揮などを担当する 高射支援隊…有事の際に全国の高射特科駐屯地部隊に対しての支援任務が主な任務 偵察科 偵察中央司令総隊…各方面隊に散らばる方面隊偵察小隊の指揮が主な任務 整備大隊…偵察科部隊が用いる車両等の整備が主な任務 駐屯科 巡回機動連絡部隊…世界各国の駐屯地を巡回、巡察し随時、状況などを警衛庁上層部に共有するのが主な任務 国際緊急援助隊…日本が海外の自然災害や人為的災害時に、被災国政府の要請に応じて派遣する日本の対外援助チームで、JDR(Japan Disaster Relief Team)と呼ばれ、救助チーム、医療チーム、 専門家チー厶、警衛隊部隊、感染症対策チームの5つのチームが災害規模や被災地のニーズに応じ、人的支援、物的支援(物資)、資金援助(緊急無償資金協力)を組み合わせて行い、迅速な捜索救助、医療、災害復旧支援を通じて国際貢献する部隊 アジア区域警機部隊…アジア州での警戒監視及び主に空での飛行巡回が主な任務。 また、アジア州内で起きた有事に対応する。 ジブチ警戒遊撃班…実働本部を置くジブチ国内の巡回、警戒監視が主な任務。 ジブチ内で起きた有事等にも対応する アメリカ司令駐留連隊…司令本部を置くアメリカ国内の巡回、警戒監視や駐屯地が所在する他国の行動把握、調査が主な任務。 アメリカ国内で有事が起きた際には米軍と共同作戦を、駐屯地を有する他国で有事が起きた際には警衛庁 幕僚官房室指揮下のもと、司令を行う 中央即応遊撃連隊…駐屯地を有するタイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、台湾、モンゴル、インド、トルコ、ポーランド、パラオでの国内警備活動等を行う。 また、国内で起きた有事等に対応する。 航空科(航空警衛隊) 航空中央司令総隊…航空科部隊全ての指揮権を有する 航空機動隊…日本領土上空のトラブル等に対処する 航空警戒部隊…ヘリ、戦闘機等を使っての上空警備にあたる。ここに属するメンバーは全員、パイロットである 航空開発実験集団…航空開発実験集団は、日々進歩する航空機・装備品の開発・航空医学・人間工学の開発実験機能を持ち、幅広い研究を行う組織 航空救難群…民間、警衛隊航空機による事故調査から雪山での遭難等、航空救難が指示された場合に置いて上空からの降下等で救助、救出を実施する 入国管理部隊…元は法務省の出入国在留管理庁に所属する入国警備官で、2213年、警衛隊との統合によりできた部隊。 本部管理中隊、警備中隊、出入国在留管理中隊、機動班からなる。 海上科(海上警衛隊) 海上中央司令総隊…海上科部隊全ての指揮権を有する 海上警ら隊…日本海域に現れた身元不明の船等の処理を担当する 海上輸送班…海上での警衛隊備品の輸送が主な任務。 海上機動連絡班…海上における警備、巡回などを行う。海上防衛の最前線部隊 機動特殊潜水隊…有事の際に潜水を実施し任務遂行を行う 機動掃海隊…有事の際の機雷戦を主任務とし、第二次世界大戦時に設置された機雷の処分も行う。 宇宙科 宇宙警戒作戦群 …衛星通信、衛星放送や位置情報サービスなどで利用される人工衛星の安全を確保するため、 宇宙領域の動向を把握する宇宙領域把握(SDA:Space Domain Awareness)の任務を行う 練馬駐屯地……………………………………………… 練馬駐屯地…後方支援職種部隊の実動本部 後方支援大隊…有事の際の後方支援職種部隊の指揮、支援が主な任務 需品科 庶務管理大隊…食料・燃料・被服・器材等の管理などを行い、必需品を部隊に補給・整備し、給水・入浴・洗濯などの生活支援を行う 多方面機動需品連隊…全国に広がる全ての方面隊、駐屯地で要請があれば装備品等の補充を行うため、全国を飛び回る 特務機密管理大隊…海外派遣、災害派遣、治安維持出動、防衛出動等で出される日報の管理が主な任務。 2209年に起きた日報問題で翌年の2210年に創設された。 輸送科 陸上中央輸送隊…陸路での部隊、人員及び装備品等の輸送統制が主な任務。構成員は輸送科所属の本所属隊員と陸上科からの派遣隊員によって構成される 海上中央輸送隊…海上での部隊、人員及び装備品等の輸送統制及び海上での輸送が主な任務。構成員は輸送科所属の本所属隊員と陸上科からの派遣隊員によって構成される 航空中央輸送隊…航空での部隊、人員及び装備品等の輸送統制及び航空での輸送が主な任務。構成員は輸送科所属の本所属隊員と陸上科からの派遣隊員によって構成される 方面輸送統制部隊…全国方面隊にある輸送部隊の統制が主な任務 給養科 給養総務統括大隊…全国の駐屯地、海外等にある警衛隊施設でご飯提供などを行う全国の分隊の統括業務を行う 機動給養班…有事や災害時などに炊き出しなどを行う専門部隊 消防科 本部管理中隊…消防科部隊の統括が主な任務 警防大隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊又は、その任務にあたる全国方面隊の警防分隊の統括が主な任務 国際救難群…主に海外で起きた事故等で行方不明者捜索、救難等を行う。その国からの要請が無ければ出動はできないが、日本人が含まれてる場合、日本人のみの救難、救助は日本政府からの要請のみで出動できる。 山岳救難隊…登山等で何らかの理由により山岳部で遭難をした者を捜索・救助する部隊 衛生科 対特殊武器衛生隊…2210年に復活した自衛隊時代以来となる部隊。中央特殊武器防護隊や他の衛生科部隊と連携し、NBC兵器攻撃による傷病者の診断・治療を行う。特に生物兵器対応を主眼とし、生物兵器同定のための機材の他、治療用の機動展開ができる衛生検査ユニットや陰圧室ユニットを装備している。 衛生中央部隊…全ての衛生科所属部隊への指揮が任務 特殊衛生部隊…ドクターヘリを保有しており、緊急時における医療処置などが主な任務。構成されるメンバーは全てが医師免許を保有 看護中央部隊…看護師免許を持ったメンバーで構成される看護専門の部隊 広域緊急対処部隊…(部隊改変された)警衛一般隊員、医師免許を持った医務警衛隊員、看護警衛隊員らにより構成されており日本国内で地震などの災害が起きた場合、内閣総理大臣からの要請、緊急時は、幕僚総監からの許可を受けて出動し、人命救助や行方不明者捜索などを行う。 (改変前部隊名称 広域災害派遣専門出動部隊) 機動救護部隊…各科部隊、駐屯地(国内、海外)に常駐し負傷した隊員の救護を行う常駐小隊と常駐小隊の支援を行う広域支援班に分かれる。 常駐小隊は看護師免許、医師免許、救急救命士の資格を持った隊員合わせて20名で編成されている。 広域支援班は看護師免許、医師免許、救急救命士の資格を持った隊員合わせて50名で編成されている。 化学科 中央特殊武器防護隊…2210年に復活した自衛隊以来となる部隊。過去には地下鉄サリン事件や東海村JCO臨界事故などに出動している。特殊武器防護(偵察・監視及び除染活動)、発煙及び対焼夷(消火)を実施して、作戦を支援する。国内におけるNBC(核兵器、生物兵器、化学兵器)事態発生時には全国に派遣され任務を遂行する 司令本隊…有事の際における化学科部隊の動きを一括して指揮することが出来る。 汚染処理部隊…バイオテロ等発生時における汚染物質の処理を担当する。 防疫防護部隊…感染症等が発生した時に防疫活動を担当する。 守衛警備科 特殊守衛班…本部庁舎へ侵入してきた不審者等の対応が主な任務。 第1警戒部隊…庁舎の警備が主な任務 第2警戒部隊…庁舎の警備が主な任務 第3警戒部隊…庁舎の警備が主な任務 隣接部隊 首都自衛科保安大隊(東京地区自衛科保安中隊 練馬駐屯地) (350名) ……………………………………………………………… 全国方面隊 駐屯地 構成人数 西日本区域自衛科保安大隊(大阪地区自衛科保安中隊) (300名) 全国地区 自衛科 保安中隊(150名) 国領離島 自衛科 保安連隊(580名) 全国方面隊 陸上科 区域機動作戦班 (20名) 全国方面隊 衛生科 救急部隊 (20名) 全国方面隊 警務隊 地区警務中隊 (20名) 全国方面隊 消防科 警防分隊 (30名) 全国方面隊 航空科 航空操縦隊(15名) 全国方面隊 輸送科 地区方面輸送隊(25名) 全国方面隊 偵察科 方面隊偵察小隊(40名) 東北方面隊…東北地方の防衛にあたる (本部 真駒内駐屯地 東千歳駐屯地 ) 陸上科 第1区域機動第1作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第1区域機動第2作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第1区域機動第3作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第1区域機動第4作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第1区域機動第5作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第1区域機動第6作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 衛生科 東北救急部隊…東北地方での隊員が負傷した際の救命救急を行う 警務隊 東北地区警務中隊…東北方面隊の監察業務にあたる 消防科 警防分隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊 航空科 航空操縦隊…緊急時などにおけるヘリ等の操縦を担当する 輸送科 地区方面輸送隊 偵察科 方面隊偵察小隊 所属機関(各県庁所在地に駐屯地) 北海道地区自衛科保安中隊 (函館駐屯地) 青森地区自衛科保安中隊 (青森駐屯地) 秋田地区自衛科保安中隊 (秋田駐屯地) 岩手地区自衛科保安中隊 (盛岡駐屯地) 宮城地区自衛科保安中隊 (仙台駐屯地) 山形地区自衛科保安中隊 (山形駐屯地) 福島地区自衛科保安中隊 (福島駐屯地) 東部方面隊…関東地方の防衛にあたる (本部 市ヶ谷駐屯地) 陸上科 第2区域機動第1作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第2区域機動第2作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第2区域機動第3作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第2区域機動第4作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第2区域機動第5作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第2区域機動第6作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 衛生科 東部救急部隊…東部地方での隊員が負傷した際の救命救急を行う 警務隊 東部地区警務中隊…東部方面隊の監察業務にあたる 消防科 警防分隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊 航空科 航空操縦隊…緊急時などにおけるヘリ等の操縦を担当する 輸送科 地区方面輸送隊 偵察科 方面隊偵察小隊 所属機関(各県庁所在地に駐屯地) 茨木地区自衛科保安中隊 (水戸駐屯地) 栃木地区自衛科保安中隊 (宇都宮駐屯地) 群馬地区自衛科保安中隊 (前橋駐屯地) 埼玉地区自衛科保安中隊 (埼玉駐屯地) 千葉地区自衛科保安中隊 (千葉駐屯地) 神奈川地区自衛科保安中隊 (横浜駐屯地) 中部方面隊…中部地方の防衛にあたる (本部 名古屋駐屯地) 陸上科 第3区域機動第1作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第3区域機動第2作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第3区域機動第3作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第3区域機動第4作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第3区域機動第5作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第3区域機動第6作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 衛生科 中部救急部隊…中部地方での隊員が負傷した際の救命救急を行う 警務隊 中部地区警務中隊…中部方面隊の監察業務にあたる 消防科 警防分隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊 航空科 航空操縦隊…緊急時などにおけるヘリ等の操縦を担当する 輸送科 地区方面輸送隊 偵察科 方面隊偵察小隊 所属機関(各県庁所在地に駐屯地) 愛知地区自衛科保安中隊 (名古屋駐屯地) 岐阜地区自衛科保安中隊 (岐阜駐屯地) 静岡地区自衛科保安中隊 (静岡駐屯地) 石川地区自衛科保安中隊 (金沢駐屯地) 富山地区自衛科保安中隊 (富山駐屯地) 山梨地区自衛科保安中隊 (甲府駐屯地) 長野地区自衛科保安中隊 (長野駐屯地) 福井地区自衛科保安中隊 (福井駐屯地) 新潟地区自衛科保安中隊 (新潟駐屯地) 三重地区自衛科保安中隊 (津駐屯地) 近畿方面隊…近畿地方の防衛にあたる (本部 伊丹駐屯地) 陸上科 第4区域機動第1作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第4区域機動第2作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第4区域機動第3作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第4区域機動第4作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第4区域機動第5作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第4区域機動第6作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 衛生科 近畿救急部隊…近畿地方での隊員が負傷した際の救命救急を行う 警務隊 近畿地区警務中隊…近畿方面隊の監察業務にあたる 消防科 警防分隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊 航空科 航空操縦隊…緊急時などにおけるヘリ等の操縦を担当する 輸送科 地区方面輸送隊 偵察科 方面隊偵察小隊 所属機関(各県庁所在地に駐屯地) 滋賀地区自衛科保安中隊 (大津駐屯地) 京都地区自衛科保安中隊 (京都駐屯地) 西日本区域自衛科保安大隊(大阪地区自衛科保安中隊) (大阪駐屯地) 兵庫地区自衛科保安中隊 (神戸駐屯地) 奈良地区自衛科保安中隊 (奈良駐屯地) 和歌山地区自衛科保安中隊 (和歌山駐屯地) 西部方面隊…中国、四国、九州の防衛にあたる (本部 海田市駐屯地 博多駐屯地) 陸上科 第5区域機動第1作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第5区域機動第2作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第5区域機動第3作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第5区域機動第4作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第5区域機動第5作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第5区域機動第6作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 衛生科 西部救急部隊…西部地方での隊員が負傷した際の救命救急を行う 警務隊 西部地区警務中隊…西部方面隊の監察業務にあたる 消防科 警防分隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊 航空科 航空操縦隊…緊急時などにおけるヘリ等の操縦を担当する 輸送科 地区方面輸送隊 偵察科 方面隊偵察小隊 所属機関(各県庁所在地に駐屯地) 岡山地区自衛科保安中隊 (岡山駐屯地) 広島地区自衛科保安中隊 (広島駐屯地) 鳥取地区自衛科保安中隊 (鳥取駐屯地) 島根地区自衛科保安中隊 (松江駐屯地) 山口地区自衛科保安中隊 (山口駐屯地) 香川地区自衛科保安中隊 (高松駐屯地) 徳島地区自衛科保安中隊 (徳島駐屯地) 愛媛地区自衛科保安中隊 (松山駐屯地) 高知地区自衛科保安中隊 (高知駐屯地) 福岡地区自衛科保安中隊 (福岡駐屯地) 佐賀地区自衛科保安中隊 (佐賀駐屯地) 長崎地区自衛科保安中隊 (長崎駐屯地) 熊本地区自衛科保安中隊 (熊本駐屯地) 大分地区自衛科保安中隊 (大分駐屯地) 宮崎地区自衛科保安中隊 (宮崎駐屯地) 鹿児島地区自衛科保安中隊 (鹿児島駐屯地) 国領離島自衛科保安連隊(沖縄地区自衛科保安中隊・離島特殊科保安部隊が合併) (那覇駐屯地) 附属機関(重要機関のみ記載) 高等教育隊…東京に校舎があり日本唯一の警衛庁が運営する国防専門学校である。学生の間は防衛省職員の扱いで卒業時には、警衛隊への無試験入隊が許されてる他、高校卒業資格もとることができる。 中高一貫式教育隊…大阪、名古屋、福岡に校舎を構える警衛隊が将来の人材育成のために発足させた教育隊。中高一貫式のため、中学受験での入隊が原則で、13歳から入隊ができる。いずれも全寮制である。15歳から警衛隊員という身分になり給与が支給される。月収10万円 幹部候補生教育大隊…キャリア警衛隊員を育成する教育機関。東京(市ヶ谷駐屯地)、大阪(八尾駐屯地)に存在する。期間は3年間(ただし準幹部候補生教育専攻者は1年で卒業可能) 西部教育隊…西日本全域を対象とし採用された新人隊員の教育を行う (本部 久留米駐屯地) 中部教育隊…関東全域を対象として採用された新人隊員の教育を行う (本部 練馬駐屯地) 東部教育隊…関東を除く東日本全域を対象として採用された新人隊員の教育を行う (本部 名古屋駐屯地) 海上科教育隊…教育隊卒業後、入隊試験合格を経て海上科部隊(海上警衛隊)への配属を希望する者が入る。期間は1年間。京都府 舞鶴市 舞鶴基地に存在する 航空科教育隊…教育隊卒業後、入隊試験合格を経て航空科部隊(航空警衛隊)への配属を希望する者が入る。期間は1年間。北海道 札幌市 札幌基地に存在する 航空学生群…航空科教育隊の傘下組織。操縦士いわゆるパイロットを目指す者が入る。幹部候補生教育大隊(3年制)を卒業後、航空学生準備過程を半年間受け入群。期間は4年間。北海道 北広島市 北広島基地に存在する 警衛庁附属化学研究所…武器、爆弾、兵器、車両などの製造を行う。属する職員は民間で採用された警衛庁職員と警衛官採用試験で採用された警衛隊員の2つで構成されている。 防衛省附属警衛隊病院…防衛省直轄で警衛隊が運営する病院。医者、看護師は全て警衛官で、警衛官なら治療、入院費など全額無償である。(兵庫県 伊丹市 東京都 新宿区) 警衛庁附属法務院…犯罪等を起こした警衛官が入る刑務所のようなところ。全国10ヶ所ある (大阪府 大阪市) 防衛省附属警衛隊法務会議館…警衛隊versionの裁判所。犯罪等を起こした警衛官の最終処分が下される場所。ここの法務員は全て幕僚官房室所属の隊員で構成されている (大阪府 大阪市) 警務隊職種学校…警務隊選抜試験に受かり、半年間の警務隊研修を受ける際に入る学校。 (神奈川県 横浜市 横浜基地) 海上科 船舶操縦 教育隊…船舶の操縦を学ぶ学校 (広島県 広島市 広島基地) 上級幹部候補生学校 指揮幕僚過程…階級が隊将になると入校選抜試験を受験し合格した者のみ入校が許される。 約3年間の教育を受け卒業した者は幕僚官に任命されその後、中級幕僚過程(幕僚補) 上級幕僚過程(副 幕僚長)を受け上級幕僚選抜試験を受け合格すれば警衛隊のトップである幕僚総監候補生に任命される。 (愛知県 名古屋市 名古屋基地) 衛生科学校 機動救護教育課程…機動救護部隊員を育成するための教育隊 看護師免許、医師免許を保有している隊員はS類に入校し約2年 救急救命士資格を持っている隊員はA類に入校し約5年間教育を受ける。 (宮城県 仙台市 仙台基地) 航空科教育隊 航空救難群教育過程…航空救難群候補生選抜試験を通過した隊員に対して約1年間の教育を実施しその後、最終通過試験を行い受かった隊員を部隊に送り出している。 (山口県 山口市 山口基地) 海上科教育隊 機動特殊潜水隊教育課程…機動特殊潜水隊候補生選抜試験を通過した隊員に対して約1年間の教育を実施しその後、最終通過試験を行い受かった隊員を部隊に送り出している。 (京都府 舞鶴市 舞鶴基地) 冬季戦技教育隊…冬季、特に雪が降る中での戦闘及び救難訓練を行う。(基礎過程) 期間は6ヶ月であり、卒業すればそのまま原隊復帰する者もいれば、上級過程と呼ばれる遊撃過程を受ける者もいる。 遊撃過程を受ける者は更に10ヶ月教育を受ける。 (北海道 札幌市 真駒内基地) 航空科 (全国の各空港に、入国管理部隊 空港警管中隊が存在する) 定員、各空港に150名所属 羽田空港 駐屯地 茨城空港 駐屯地 大島空港 駐屯地 三宅島空港 駐屯地 新島空港 駐屯地 伊丹空港 駐屯地 神戸空港 駐屯地 但馬空港 駐屯地 中部国際空港小松空港 駐屯地 能登空港 駐屯地 松本空港 駐屯地 名古屋飛行場 駐屯地 新千歳空港 駐屯地 稚内空港 駐屯地 旭川空港 駐屯地 帯広空港 駐屯地 紋別空港 駐屯地 札幌丘珠空港 駐屯地 利尻空港 駐屯地 成田空港 駐屯地 調布飛行場 駐屯地 八丈島空港 駐屯地 神津島空港 駐屯地 関西空港 駐屯地 南紀白浜空港 駐屯地 新潟空港 駐屯地 富山空港 駐屯地 静岡空港 駐屯地 函館空港 駐屯地 釧路空港 駐屯地 中標津空港 駐屯地 女満別空港 駐屯地 奥尻空港 駐屯地 仙台空港 駐屯地 青森空港 駐屯地 三沢空港 駐屯地 花巻空港 駐屯地 大館能代空港 駐屯地 秋田空港 駐屯地 庄内空港 駐屯地 山形空港 駐屯地 福島空港 駐屯地 広島空港 駐屯地 岡山空港 駐屯地 山口宇部空港 駐屯地 岩国空港 駐屯地 鳥取空港 駐屯地 米子空港 駐屯地 石見空港 駐屯地 出雲空港 駐屯地 隱岐空港 駐屯地 高松空港 駐屯地 徳島空港 駐屯地 松山空港 駐屯地 高知空港 駐屯地 福岡空港 駐屯地 北九州空港 駐屯地 佐賀空港 駐屯地 長崎空港 駐屯地 熊本空港 駐屯地 大分空港 駐屯地 宮崎空港 駐屯地 鹿児島空港 駐屯地 対馬空港 駐屯地 壱岐空港 駐屯地 五島福江空港 駐屯地 天草空港 駐屯地 奄美大島空港 駐屯地 種子島空港 駐屯地 与論空港 駐屯地 屋久島空港 駐屯地 喜界島空港 駐屯地 沖永良部空港 駐屯地 那覇空港 駐屯地 石垣空港 駐屯地 久米島空港 駐屯地 慶良間空港 駐屯地 北大東空港波照間空港 駐屯地 与那国空港 駐屯地 徳之島空港 駐屯地 宮古空港 駐屯地 粟国空港 駐屯地 南大東空港 駐屯地 多良間空港 駐屯地 下地島空港 駐屯地 航空救難群(各駐屯地に350名) 航空救難群 第1方面隊 駐屯地(札幌) 航空救難群 第2方面隊 駐屯地(仙台) 航空救難群 第3方面隊 駐屯地(横浜) 航空救難群 第4方面隊 駐屯地(長野) 航空救難群 第5方面隊 駐屯地(奈良) 航空救難群 第6方面隊 駐屯地(広島) 航空救難群 第7方面隊 駐屯地(松山) 航空救難群 第8方面隊 駐屯地(博多) 航空救難群 第9方面隊 駐屯地(那覇) 海上科 (各 駐屯地に580名が在籍) 函館駐屯地 大湊駐屯地 八戸駐屯地 横須賀駐屯地 舞鶴駐屯地 小松駐屯地 下関駐屯地 佐世保駐屯地 鹿屋駐屯地 機動特殊潜水隊 第1管区駐屯地 (札幌基地) 機動特殊潜水隊 第2管区駐屯地(仙台基地) 機動特殊潜水隊 第3管区駐屯地(横浜基地) 機動特殊潜水隊 第4管区駐屯地(名古屋基地) 機動特殊潜水隊 第5管区駐屯地(神戸基地) 機動特殊潜水隊 第6管区駐屯地(広島基地) 機動特殊潜水隊 第7管区駐屯地(高知基地) 機動特殊潜水隊 第8管区駐屯地(博多基地) 機動特殊潜水隊 第9管区駐屯地(那覇基地) 特殊科(機動広域作戦群 緊急出動拠点基地) 千歳基地(北海道) 三沢基地(青森) 小松基地(石川) 信太山基地(大阪) 海田市基地(広島) 北九州基地(福岡) 那覇基地(沖縄) 駐屯科 ジブチ実働本部(定員 150名) アメリカ司令本部(定員 380名) タイ駐屯地(定員 50名) ベトナム駐屯地(定員 50名) インドネシア駐屯地(定員 50名) フィリピン駐屯地(定員 50名) マレーシア駐屯地(定員 50名) 台湾駐屯地(定員 50名) モンゴル駐屯地(定員 50名) インド駐屯地(定員 50名) トルコ駐屯地(定員 50名) ポーランド駐屯地(定員 50名) パラオ駐屯地(定員 50名) 輸送科 警衛隊 車両操縦学校…大型免許は普通第一種、または準中型、中型第一種、大特第一種を有する者が約10週間の短期課程、運転免許を有しない者は約16週間の通称 長期課程に、大型特殊は2週間、牽引免許は4週間入所する。 所在地…千歳基地、仙台基地、横須賀基地、信太山基地、海田市基地、北九州基地。 多領域機動哨戒部隊(戦闘支援大隊) …各駐屯地に実動小隊と整備小隊、操縦小隊、業務小隊が駐屯する。総勢120名(各駐屯地に) 中央駐屯地(大阪府大阪市中央区) 北九州駐屯地(福岡県北九州市) 横須賀駐屯地(神奈川県横須賀市) 旭川駐屯地(北海道旭川市) 那覇駐屯地(沖縄県那覇市) 高射特科 各駐屯地に高射小隊と整備小隊、業務小隊が駐屯する。総勢80名(各駐屯地に) 東千歳駐屯地(北海道 千歳市) 札幌駐屯地(北海道 札幌市) 仙台駐屯地(宮城県 仙台市) 横須賀駐屯地(神奈川 横須賀市) 金沢駐屯地(石川県 金沢市) 名古屋駐屯地(愛知県 名古屋市) 千僧駐屯地(兵庫県 伊丹市) 海田市駐屯地(広島県 安芸郡) 松山駐屯地(愛媛県 松山市) 博多駐屯地(福岡県 博多市) 健軍駐屯地(熊本県 熊本市) 那覇駐屯地(沖縄県 那覇市)

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警衛隊解説

ULTIMATE〜MP旭日の警官 第10話

主要登場人物一覧 真崎将陛(33)…12代目主人公 内閣府行政人事院 特務監察班 理事官 1等隊尉 都橋廉征(30)…内閣府行政人事院 特務監察班 理事官補佐 3等隊尉 浅木零(52)…内閣府行政人事院 特務監察班長 1等幹士 浮添黎斗(33)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局所属 1等隊尉 秦藤凌暉(33)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局所属 1等隊尉 石澤舜伍(35)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局 理事官 2等幹士 今坂綉士(40)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局長 1等幹士 高瀬恭吾(30)…警衛庁 中央警務班 第1課所属 3等士官 北釜蓮斗(30)…警衛庁 中央警務班 第1課所属 3等士官 凌村崇寿(33)…警衛庁 中央警務班 第1課所属 3等士官 成濱佑汰(41)…警衛庁 中央警務班 第1課所属 1等士官 芦澤柊太(56)…警衛庁 中央警務班 第1課 課所属 士官長 村上輝暢(54)…警衛庁 中央警務班 第1課 課長補佐 1等幹士 新城彪駕(54)…警衛庁 中央警務班 第1課長 1等将士 新垣汰斗(48)…警衛庁 中央警務班 班長 将補 冨樫克希(21)…内閣府行政人事院 特務監察班付き 2等隊士 菊荒孝平(58)…内閣府行政人事院 5代目院長 樋崗爽太(40)…警衛庁 警務隊長 2等幹士 松野慶秦(44)…警衛庁 警務隊 総務管理官 1等隊尉 近樹俊文(53)…警衛庁 副幕僚総監 幕僚補 有洲脩大(55)…警衛庁 23代目 幕僚総監 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 人事院に着くと静かに息を吐きながら真崎から突きつけられた退職届に目をやった。 「あ、浮添」 人事院から偶然出てきた秦藤は浮添を見るなり口を開けた。 「秦藤か」 「お前、噂になってるぜ?辞めんのか?まさか」 「1尉まで登りつめたのになー」 そう言うと浮添は頭上を見上げた。 数秒後、浮添はそのまま人事院の中に入っていった。 「失礼します。浮添 1尉です」 警衛隊監察局長室前に着くなり浮添は言った。 「中に入れ」 部屋の中から聞こえ浮添はそのまま部屋の中に入った。 「そこに座ってくれ」 今坂に言われ浮添は軽く一礼するとそのままソファーに腰掛けた。 「今回の件だが、俺はそう大きくは捉えてない。無線の電波障害だろ?確かに報告しなかったのはお前が悪いが、まぁまぁ。な?」 そう言うと今坂は石澤に目をやった。 「まぁそうっすね。そんなに重く受け止めることじゃないっすもんね。はい」 「これから君には、幕僚総監が出席される尋問委員会に出席してもらう。そう気を張らずに素直に受け答えしてくれたら何も問題は起きないと思う」 今坂が言うと浮添は軽く頭を下げた。 「わかりました」 その時、今坂のスマホが鳴り出した。 「はい。今坂です。そうですか。わかりました」 電話を切ると今坂はスマホをポケットに入れると浮添に目をやった。 「立てこもりは解決したらしい。真崎 1尉が指揮をとって、無事解決したそうだ。都橋 3尉の死亡以外に新たな死亡は確認されてないそうだ。突入の際に2人の隊員が負傷した。それだけらしい」 今坂が言うと石澤はスマホを手に取った。 「院長に報告してきます」 「頼んだよ」 「はい」 石澤が部屋から出ると今坂は浮添に目をやった。 「お前、暗い顔してるな。いつもと違って」 「え?そうすか?」 「うん。気のせいか?」 「じゃないすか?笑」 「そうか」 そう言いながら今坂はその場に立ち上がると自分の席に戻った。 「第1会議室で尋問委員会だ。幕僚総監、副 幕僚総監、警務隊長、警務隊総務管理官が出席されるみたいだ」 「わかりました。失礼しました」 そう言うと浮添は軽く一礼しそのまま会議室に向かった。 会議室の中に入ると浮添は軽く一礼した。 「名前、階級、所属を述べよ」 幕僚総監の有洲脩大が言うと浮添は口を開けた。 「浮添黎斗 1等隊尉。内閣府行政人事院 警衛隊監察局所属です」 「今回、無線の電波障害の報告を現場及び上級指揮官に対して行わなかった。それが理由で1名が殉職した。この事についてどう考えている?」 副幕僚総監の近樹俊文 幕僚補はそう聞くと浮添の顔から目を逸らした。 「自分の判断でした。報告をしなくても、大事にはならない。そう考えていました」 「なるほど。それで今回、人が死んだ。そういった判断が作戦を駄目にする。幹部候補生の時によく勉強しておくんだったな」 そう言うと近樹は有洲に目をやった。 「どうします?総監」 「そうだな。1尉相当のポジションが空いてるか今、全国の方面隊に確認をとってくれ」 「わかりました」 そう言いながら近樹が立ち上がったその時、浮添が声を上げた。 「その必要はいりません」 浮添の言葉に近樹と有洲は互いに目を合わせた。 「退職届をここに失礼します」 浮添は退職届とか書かれた紙を出すとそのまま机の上に置き一礼した。 「これは驚いた。辞職する気か?」 有洲が聞くと近樹が口を開けた。 「何故、退職する?お前は1尉だ。まだやり直すには充分すぎる役職がある。これからって時に」 「もういいんです。大阪にいる親が会社経営してて俺もそっちに移ろうかなと」 「それは正気か?」 近樹が聞いた。 「正気です。俺は今日を持って退職する覚悟です」 「そうか」 そう言うと近樹は有洲に目をやった。 「総監、これどうします?」 「受理でいいだろう」 「わかりました」 近樹が退職届を受け取ると浮添は軽く一礼しそのまま部屋から出て行った。 部屋から出ると真崎が会議室の前にあるソファーに座っていた。 「真崎、ここにいたんか」 浮添が言うと真崎はその場に立ち上がった。 「お前の言う通り、退職届を出してきた。これからの警衛隊頼んだぞ」 そう言い歩き出した浮添を真崎は止めた。 「お前が指揮官で良かった点がある」 「は?いきなりなんだよ。ある訳ねーだろ」 「お前が現場指揮官として立った時、現場はいい意味で緊張感が無かった。幹部候補生の時もそうだった。お前の周りはいつも明るかった。俺と正反対だった」 「何が言いたいんだよ」 「お前は警衛隊が必要としていた人材だったという訳だ。そしてお前には指揮官になれるだけの力があったということだ。少なくとも俺はそう思ってる」 「そ、そうか」 そう言い浮添が軽く俯くと真崎は浮添に手を差し伸べた。 「え?」 「こうするんだろ?こうされたら」 そう言いながら真崎は浮添の手を取るとそのまま握手した。 次の瞬間、浮添の目からはポロポロと涙が出てきた。 「今までありがとう」 「い、いきなり何なんだよ。クソが」 浮添が言うと真崎は軽く微笑むとそのまま歩き出した。 立ち去る真崎の後ろ姿を見ると浮添は涙を拭いながら軽く頭を下げた。 「あり……がとな。真崎」 その後、真崎からの要請を受け特務監察班による中部方面隊への強制捜査が行われた。 この強制捜査により以上の事が明るみになった。 不祥事が特に多かった中部方面隊。 中部方面隊で方面総監をしていた田岡 将補は、これまで方面隊業務事項として隊員の放任主義をうたっていた。 堅苦しい組織イメージを払拭し国民に親しまれやすいそして近い存在に思ってもらえる組織作りというテーマを就任当初から掲げていた。 頭髪規定、服装規定、そして今や生活の中で必須とも言われてるSNSの規制等を緩め自由度を高くし引いては、それによる業務への態度に対する向上化をはかろうとしていた。 だが、自由度が高くなった事により悪い方向に流れる隊員が後を絶たず、方面総監就任から半年後には、全国の方面隊の中でダントツとなる摘発者が出る事態となった。不祥事の余りの多さに方面隊内での指導が行き渡ってないのでは無いかと内閣府行政人事院から指導を受けた田岡はすぐに不祥事を起こした隊員達への処分に関して考える事態が起きた。 そこで、田岡はかつて中部方面隊所属の警衛官で今は警備会社をしている安村という男を頼った。 安村は表向きは警備会社として裏では、暴力団として裏社会で大儲けをしている男だった。 安村の同期でもあった田岡の相談事という事もあり安村はすぐに受け入れ、不祥事を起こした隊員の処分業務を受け持つことを約束した。 安村が組長をする暴力団 如月会は不祥事を起こした隊員を拉致しては全国の空き家など人の出入りが確認されてない施設を使い、隊員を尋問。 その後、退職届を提出させそのまま如月会で引き取るという流れを確立させていた。 そんな中、内閣府行政人事院から派遣された真崎は、その人材の流れを見つけると今度は、如月会に1人で乗り込み、関与している幹部隊員を炙り出した。 そして炙り出された隊員達は真崎により告発されその後、警務隊により逮捕された。 その中には、警衛庁 中央警務班 第1課 課長補佐の村上輝暢 1等幹士を始めとする警務隊の高級幹部の名前もありこの告発は世間に大きな衝撃を与えた。 内部告発そして、暴力団の組長というコトを明るみにされた安村は警備会社を畳む事を余儀なくされた。 そして、内閣府行政人事院は警察庁との合同で暴力団 如月会の絶滅作戦に動き出した。 その作戦の陣頭指揮を任された真崎は如月会がこれまで行ってきた児童買春、児童ポルノ、人身売買、拳銃密輸などの証拠を取り押さえ如月会幹部の逮捕に踏み切ることに成功した。 一連の功績を高く評価され、1尉(1等隊尉)から2幹(2等幹士)への飛び級昇進を上から打診されその後、2等幹士への飛び級昇進となり、同日(2232年、10月1日付け)に内閣府行政人事院 特務監察班 班長に就任した。 10月15日 特務監察班 班長となった真崎の姿はとある家の前にあった。 「は、班長まさか本当に」 理事官に聞かれ真崎はかるくうなずいた。 「彼は俺のかつての部下だ。会う義務がある」 そう言うと真崎は家のインターホンを押した。 すると家の中から少し老けた女性が出てきた。 「どちら様ですか?」 「内閣府行政人事院 特務監察班 班長 2幹の真崎と申します。都橋廉征 3尉のかつての上司だった者です。遅くなり申し訳ありませんでした」 そう言うと真崎は軽く頭を下げた。 「真崎、さんですか。息子から話聞いてましたよ」 「そ、そうですか」 「浮添さんという方もあなたの部下か何かですか?」 「浮添?何故、浮添の名前を?」 「3ヶ月前かな。家に来て。すごく謝られてました」 「そうなんですか」 「謝られても息子が帰ってくることはありません」 そう言うと母親は真崎に背を向けた。 「確かにそうです。ですが私から1つ言いたいことがあってここに来ました」 「言いたいこと?ですか?」 「都橋は、俺が幹部に任命されて最初についた部下でした。彼は私の原点であり最高の相棒でした。ただそれだけです。失礼します」 そう言い立ち去ろうとする真崎に母親は声をかけた。 「息子は、息子はお役に立てたのでしょうか」 「息子さんは充分に役に立たれました」 真崎が言うと母親は目に涙を軽く浮かべながら頷いた。 「では」 そう言うと真崎はそのまま車の中に戻って行った。

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ULTIMATE〜MP旭日の警官 第10話

ULTIMATE〜MP旭日の警官 第9話

主要登場人物一覧 真崎将陛(33)…12代目主人公 内閣府行政人事院 特務監察班 理事官 1等隊尉 都橋廉征(30)…内閣府行政人事院 特務監察班 理事官補佐 3等隊尉 浅木零(52)…内閣府行政人事院 特務監察班長 1等幹士 浮添黎斗(33)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局所属 1等隊尉 秦藤凌暉(33)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局所属 1等隊尉 石澤舜伍(35)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局 理事官 2等幹士 今坂綉士(40)…内閣府行政人事院 警衛隊監察局長 1等幹士 高瀬恭吾(30)…警衛庁 中央警務班 第1課所属 3等士官 北釜蓮斗(30)…警衛庁 中央警務班 第1課所属 3等士官 凌村崇寿(33)…警衛庁 中央警務班 第1課所属 3等士官 成濱佑汰(41)…警衛庁 中央警務班 第1課所属 1等士官 芦澤柊太(56)…警衛庁 中央警務班 第1課 課所属 士官長 村上輝暢(54)…警衛庁 中央警務班 第1課 課長補佐 1等幹士 新城彪駕(54)…警衛庁 中央警務班 第1課長 1等将士 新垣汰斗(48)…警衛庁 中央警務班 班長 将補 冨樫克希(21)…内閣府行政人事院 特務監察班付き 2等隊士 菊荒孝平(58)…内閣府行政人事院 5代目院長 樋崗爽太(40)…警衛庁 警務隊長 2等幹士 松野慶秦(44)…警衛庁 警務隊 総務管理官 1等隊尉 近樹俊文(53)…警衛庁 副幕僚総監 幕僚補 有洲脩大(55)…警衛庁 23代目 幕僚総監 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「警衛庁 警務隊 特殊内部制圧部隊 理事官の春田 2等将士です」 立てこもり事件発生から2時間後、楽南大学附属名古屋高校 校舎前には、OD色の警衛隊車両が複数台停車していた。 警衛庁 警務隊 特殊内部制圧部隊 理事官 春田 2等将士は真崎を見つけるなり声をかけた。 「内閣府行政人事院 特務監察班 理事官の真崎 1尉です」 そう言うと真崎は軽く頭を下げた。 「詳細は既に彼から聞いてます。指揮も彼が行うそうです」 「彼?」 真崎はそう聞くと春田の後ろに目をやった。 「俺だよ。久しぶりだな」 そう言いながら浮添が車から降りてきた。 「お前かよ」 真崎が呟くと浮添は真崎を睨みつけた。 「あ?なんだよ?おら。文句あっか?」 「なんもねーよ」 「それより、お前さ。なんでここに?」 「ここにいた理由か。方面隊監察でここに来た」 「あ?監察でこんな廃校舎にか?嘘つくなよ。な訳ねーだろ?」 「中部方面隊の不祥事が人事院の調査が入ってから減ったように思えた。人事院の調査が入ったから気が引き締まったと言われれば、ご最もな理由だが、そんな単純な理由では無いように思えた。そんな中、向井が拉致られる事案が発生した」 「向井?」 「素行に難ありの警務隊員だ。そいつが拉致られたのを確認し確信した。この方面隊では不祥事隠蔽のマニュアルが確立されてる事を」 「でも人事院の調査が入ってからだろ?それは」 「以前からあったのかもしれない。それは後からの捜査でわかる事だ。その隠蔽マニュアルに外部の組織が関与している事を確認した。左腕にドラゴンのタトゥー。顔には傷が確認された。恐らく、反社では無いかと」 「おいおい、それまじかよ」 「指揮をするのなら気をつけた方がいいかもな」 「どういう事だ?」 「現地警察の姿が見えないが、大丈夫か?」 「愛知県警か?そんなのいらねー。俺らだけで充分だ。つか現役の警衛官が人質とか恥さらしだろ」 そう言うと浮添は真崎を軽く睨みつけるとそのまま車の中に戻って行った。 「理事官、お疲れ様です。何か話されたんですか?」 都橋に聞かれ真崎は目の前の廃校舎に目をやった。 「何も。それより何か気づくことはないか?」 「気づく事、すか?」 「そうだ」 「えーっと。なんだろ」 そう呟くと都橋は周囲に目をやった。 「何か甘い匂いがする気が」 「甘い匂い、か?」 「はい。気のせい、ですかね?」 「お前は鼻がいいよな」 「え?」 都橋が呟くと真崎は後ろのテントで騒ぐ特殊内部制圧部隊員らに目をやった。 「内閣府行政人事院だ。君たち、今業務中では?」 「え?あ~待機の事すか?はい。そうすけど?」 そう言うと1人の若い隊員はその場に立ち上がった。 「本来、お菓子は至急された場合にのみ摂取が許されてる。それか届出をした場合にのみか。春田さん」 「あ、はい。どうしました?」 真崎に呼ばれ車の中にいた春田は慌てるようにしてテントのところに走ってきた。 「お菓子の摂取は本任務で許されてるんですか?」 「え?あ~いえそのような事は。これが一応、食料支給品名簿一覧です。需品科から調達されるみたいです」 そう言うと春田は持っていた紙を真崎に渡した。 「どうも。なるほど」 そう言うと真崎は紙を春田に渡し隊員に近づいた。 「な、なんすか?」 「これを持っておけ」 「は、はい?退職届?なんで?」 「業務中の無断での菓子類の摂取は服務規程違反だ。明日、人事院に出頭するように」 「出頭?な、なんだよ。それ」 隊員が怒鳴ると都橋が隊員を押さえつけた。 「静かにしろ。お前、3等士官だろ?上官にその言葉遣いか?」 都橋に言われ隊員は軽く後ろに下がった。 「春田 理事官。彼を車両に」 「わかりました」 そう言うと春田はその隊員を連れ車の中に入っていった。 「他の者も、菓子類の摂取等、服務規程違反を見つけた場合その場で、勤務停止を命じる。気をつけるように」 真崎はテントで休む隊員らに目をやった。 「クソが、なんでそんなんで」 そう言いながら車両の中に入るなり隊員は軽く椅子を蹴った。 「なんだ?真崎か?」 浮添に聞かれ隊員はその場で直立不動の姿勢をとった。 「あ、はい。えーっと」 「何した?笑」 「お菓子を食べてて」 「あの、都橋って奴、鼻いいよな。匂いなんてするか?ってなったけど」 「は、はぁー」 「まぁとにかく楽に休んどけよ。それで金貰えるんだから公務員ってやっぱり天職よな笑」 そう言いながら浮添は無線機を手に取った。 「各自、状況報告。要領は簡略で」 浮添が言うと隊員達から続々と無線が入ってきた。 「偵察に行ってる2人は?連絡は?どうした?」 浮添に言われ高瀬は慌てて無線機を手に取った。 「偵察報告です。建物前に警衛官証が複数捨てられていました」 「複数?か」 浮添が言うと北釜が無線機を手に取った。 「北釜です。恐らく、中には複数の警衛官が人質として収容されてる可能性もあるかと。今、捨てられてました警衛官証の写真を送信します」 そう言うと北釜は落ちていた警衛官証にスマホを向けた。 その時、校舎から発砲音が聞こえてきた。 「おら、勝手に動くなや」 校舎から聞こえてきた怒号を聞き高瀬が軽く汗を拭った。 「あっぶねー。バレたかと思った」 高瀬が小声で言うと北釜が軽く頷いた。 「だな。とりあえずこの写真送るか」 「現物持っていけば早い話なんじゃねーか?」 「現物?お、おう、そうだったな」 「俺はこのまま偵察続ける。お前はこの写真を真崎さんに」 「おう」 そう言うと北釜は警衛官証を手に取るとそのまま小走りで真崎のもとに向かった。 「理事官、あれ」 走る北釜を指さして都橋が言った。 「北釜か」 真崎が呟くと都橋は真崎に目をやった。 「俺、受け取りに行ってきます」 「勝手な行動はやめろ。指揮に従え」 「大丈夫っすよ。受け取るだけなんだし」 そう言うと都橋は真崎に軽く一礼するとその場から走り出した。 「浮添、シフト変更だ。射撃態勢に移行させろ」 「…………………」 「おい、浮添」 「……………………」 「クソなんで繋がらないんだ」 そう言うと真崎は数十m離れたテントに目をやった。 「もしここで今、声を出したとして、それに驚いた犯人がこちら側に発砲してくる危険性がある」 そう呟くと真崎は都橋に目をやった。 その頃、都橋は北釜に向かって手を振りながら何度も自分の居場所を教えていた。 「北釜、ここだ」 都橋がそう叫んだ時、真崎は思わず目をつぶった。 次の瞬間、1発の弾が北釜を超え都橋の首元に命中した。 「都橋、さん?」 北釜が呟くと真崎はすぐに北釜に向かって叫んだ。 「うつ伏せだ。北釜」 「あ、」 北釜はその場で咄嗟にうつ伏せの姿勢を取った。 それを見て真崎はテントにいる隊員らに目をやった。 「今の発砲音はなんだ?」 車から降りながら浮添が叫んだ。 「偵察に向かってました隊員から警衛官証を受け取りに向かった隊員1名が負傷しました。これより怪我の具合、人員の所属可否の調査に向け保護に向かいます」 特殊内部制圧部隊員の1人が言うと真崎釜その隊員を押しのけ浮添の前にやってきた。 「おい、無線なんで繋がらなかった?」 「は?」 浮添が言うと真崎は浮添の胸ぐらを掴んだ。 「だから何故無線が繋がらなかった?お前に俺が飛ばした無線が繋がらなかった」 「電波障害が起きていて、今、復旧作業に」 1人の隊員が言うと真崎はその隊員に目をやった。 「いつ起きた?その障害は?」 「えーっと、そ、そうですね。いつだっけ?」 隊員に聞かれ別の隊員が即答した。 「確か、状況報告の無線が終わった直後です。そこから繋がらなくなりまして」 「何故黙ってた?」 「え?黙ってたっていうか」 隊員が言うと浮添が口を開けた。 「故意に黙っていた訳ではない。無線の復旧作業に時間がかかっていた。今すぐに何か支障をきたすとは……思わなかった」 「お前の自己判断か?」 「すまん。俺が悪かった」 浮添が頭を下げると真崎は浮添の胸ぐらを掴んだ。 「何か事案が動けばすぐに全員に共有。習わなかったか?幹部候補生の時に」 「なら、ったな。すまん」 浮添が言うと真崎は浮添に目をやりながらスマホを操作した。 そしてそのまま浅木に電話をかけた。 「どうした?浅木だ」 「お疲れ様です。真崎です。部隊の陣頭指揮を私に変更して貰えますか?」 「変更?どうした?いきなり」 「無線の電波障害の情報共有がされてない状態での負傷事案が発生しました」 「なんだと?その隊員は?無事なのか?死んだとなると話が変わってくるぞ?」 「首元に被弾しました。恐らく即死かと」 「そ、即死、か。その隊員の名前は?所属、階級は?」 「都橋 3尉です」 「都橋が、殉職……という事か?」 「えぇ」 真崎が返事すると電話の先で数秒間の無言があった。 「班長」 真崎に言われ浅木はすぐに口を開けた。 「上には俺から話しておく。陣頭指揮は真崎、お前がやれ。浮添には人事院に戻ってくるよう述べろ」 「わかりました」 電話を切ると真崎は浮添に目をやった。 「指揮は俺が行なう。お前はこのまま人事院に戻れ。との事だ」 「そ、そうか」 「それとこれを持って行け」 そう言うと真崎はテントに置いてあった鞄の中から1枚の紙を取り出した。 「退職届…」 浮添が呟くと真崎は浮添に少し近づいた。 「お前のような指揮官が部隊を駄目にする。わかるよな?」 「で、でもよー。いくらなんでもこれは、じ、じょ、冗談よな?笑 流石に」 「思うことは自由だ。今から人事院に出頭しろ」 そう言うと真崎は浮添を睨みつけた。

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ULTIMATE〜MP旭日の警官 第9話