〓Mr.鷹党〓
1136 件の小説〓Mr.鷹党〓
https://yuuki1018.jimdofree.com/ フォローよろしくお願いいたします 自衛隊と警察をモチーフにULTIMATEシリーズを投稿していきます!! アルファポリスでも同作品の投稿してます。
ULTIMATE〜 DECISIVE BATTLE 奪還せよ 第6話
主要登場人物一覧 織原奨(24)…13代目主人公 広域機動作戦群 第1機動隊 特務過程 過程訓練生 隊士長 流瀬崇也(33)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員3等士官 庄司煌大(26)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 隊士長 紫苫裕哉(30)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 3等士官 上戸秦(31)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 2等士官 薪浦愛希(35)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 1等士官 嵩寺祐伍(29)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定戦闘員 3等士官 京原拓也(44)…広域機動作戦群 第1機動隊 隊長 3等隊尉 央家涼大(24)…広域機動作戦群 第3機動隊 指定戦闘員 隊士長 多鳳慧汏(24)…広域機動作戦群 第3機動隊 指定救難員 隊士長 成木仁(44)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 2等士官 大友脩佑(37)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 兼 第3機動隊 指定突入支援要員 2等士官 寺島歩叶(28)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 3等士官 藤松彰大(40)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 3等士官 廣前楸介(43)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 副統括指揮官 2等隊尉 小星恭也(50)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 統括指揮官 1等隊尉 荘隋亘晟(41)…広域機動作戦群 総司令大隊所属 運用訓練幹部 3等隊尉 澤野慶也(56)…広域機動作戦群 群長 将補 西尾猩惇(55)…広域機動作戦群 総司令大隊長 1等将士 内藤修秦(56)…警衛庁 26代目 幕僚総監 嵜塚孝敏(51)…警衛庁 副幕僚総監 指原羨将(55)…内閣府行政人事院 10代目院長 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「これは何事です?」 豊武工業 社長の森は目の前に集まったスーツの集団を見て口を開けた。 「警衛隊の野上って言います。これからお宅の家宅捜索を行いたいと思って来ました」 野上が言うと森は軽く笑いながら野上を睨みつけた。 「意味が分からない。我々は今まで古くからあなた方と共に歩んできた戦友だったはずじゃ?」 「でしたね。実はある警衛官が多額の賄賂をそちらのある社員に払いそれと引き換えに武器の製造方法が書かれた紙を入手し、海外マフィアに漏洩させたという事案がありましてそれの調査です」 「だからってこんな人数で押しかけるのは違うんじゃないのか?」 「社員寮、工場、会社保有施設の全てが捜索対象となってます。ですからこれだけの人数が必要になるかと」 「意味がわからんな。こっから先、敷地内に通す訳には行かんな」 そう言うと森はその場で両手を大きく広げた。 「隊長、やっぱり令状無しでの家宅捜索は難しいですよ」 後ろにいた警務隊員に言われ野上は腕時計に目を落とした。 「そろそろやるか」 野上が呟くと1人の隊員が小声で聞いてきた。 「何をですか?」 「後から問題になるとは思うが、俺は知らん。処分を受けるのは誰だ?今ここでやらかして」 「いや、隊長も処分対象になるかと」 「だよな」 「何が言いたいんです?」 「なんにも」 そう言うと野上は軽く笑いながら森に近づいた。 「警衛隊ってのは、緊急対処事案法ってのがあるんです。緊急性がある場合は命令無くして行動ができるって法律です」 野上が言うと森は軽く首を傾げながら野上に詰めよった。 「うちの会社がその緊急対処事案法絡みと言いたいのか?ふざけるな。うちの会社は至ってまともな会社だ。侮辱にも程があるぞ」 「現在時刻1800.緊急対処事案法に基づき、株式会社 豊武工業に対して強制家宅捜索を実施する。前へ」 野上が言うと後ろにいた隊員達は一斉に会社敷地内に入っていった。 「警戒しろよ。武器作ってる会社だからな」 そう叫びながら敷地内に入ろうとする野上を森は止めた。 「ちょっと待てよ」 「どうしました?」 「豊武工業は国防に長年、携わってきた。その仕打ちがこれか?おかしいと思うのは変か?なー」 「わかんねーっすよ。上からの命令なんすから。俺はその命令に従って行動してるだけすから」 「クソが」 そう言うと森は軽く握りこぶしを作った。 同じ頃 鶴姫村では、相次ぐ攻撃に疲弊しながら要救助者の救出に隊員達は汗を流していた。 「気づけばもう2日目だな。これも」 庄司が言うと織原は軽く頷いた。 「まじで汗止まんねーよ。これ」 「分かる。風呂もまともに入れねーのも地味にストレスだしな」 「てかさ、この銃声どっから誰の仕業なんだろうな」 広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員の紫苫裕哉 3等士官が言った。 「いや、わかんねーすけど新衛隊じゃないっぽいっすよ」 流瀬が言うと紫苫は流瀬に目をやった。 「え?どゆことすか?」 「いや、これをさっき拾って」 そう言いながら流瀬は銃弾を見せた。 「2種類の銃弾が落ちてました。下に。なんの弾なのか。多分俺たち、敵がどうやら2個あるみたいっす」 「敵が2?ふざけるなよ。俺こんな所で死にたくねーぞ?」 紫苫は軽く周囲に目をやるとその場に背負っていた背嚢を置いた。 「とりあえずここに衛生用具が入ってるからこっからお前ら、取ってけ。ちょっとした応急処置はできるだろ?」 紫苫に聞かれ織原が口を開けた。 「え?俺らそんなの習ってないっすよ」 「いいからやれよ。ごちゃごちゃ言うなよ。めんどくせーな」 そう言うと紫苫は被っていた鉄帽をその場に取ると軽く汗を拭った。 その時だった、織原達がいる天幕に1発の銃弾が降ってきた。 「弾だ」 紫苫が呟くと弾に気づいた嵩寺はすぐに銃を構えた。 「待て待て、いきなりそんなん構えるな。この天幕、要救助者がいっぱい居るんだからよ。怖がらせるなや」 紫苫が言うと嵩寺はその場で銃口を下に落とした。 「俺、様子見に行ってくるわ」 嵩寺の言葉に紫苫は軽く首を傾げながら嵩寺の前に出た。 「死にてーのか?こっからさっき出たらいつどこで誰にやられるかわかんねーんだぞ?ここにいる警衛官はもう半数以上がやられてるんだ。そんな中でむやみに出て行くのは違うだろ?」 「何が言いたい?」 「あ?」 「だから何が言いたい?って。脅威が目の前にあるのにそれを無視しろって言うんか?お前は」 「自分から死にに行くのはちげーだろって言ってんだよ」 紫苫が話しているとまた数発の弾が天幕に目掛けて飛んできた。 「今俺らがこうしてる間にも攻撃は続いてるんだ。俺らが行かないで誰が行くんだ?」 嵩寺が言うと担架に横たわっていた成木がその場に立ち上がった。 「成木 2等士官、何を」 紫苫が聞いた。 「腕、被弾されたんすよね?そのまま寝ててくださいよ」 「俺は行く。嵩寺、準備しろ。それと……」 そう言いながら成木はその場にいた織原達、教え子に目をやった。 「俺らも行きますよ。当然じゃないすか」 織原が言うと成木は軽く頷いた。 「それでこそ警衛官だ」 「ちょっと待ってください。これ以上犠牲出たらどうすんすか?」 紫苫が怒鳴った。 「犠牲は出してでも遂行しなければならない任務が目の前にある。それがある以上、俺らは後退できない。お前がこの部隊に来た時、何を教わった?」 成木は被弾している左手を軽く抑えながら紫苫に聞いた。 「それは……」 「それに、隊員の守りたいものを守るのも俺らの仕事だ。この鶴姫村を故郷とする隊員は大勢いる。そんな隊員の目の前で故郷がボロボロになってる隊員の目の前で逃げろというのは、いくらなんでも可哀想だと思わないか?」 「……………」 「新衛隊以外の新たな武力勢力がこの村にいると俺は考えている。その武力勢力が判明出来次第ここに戻ってくる。必ずだ」 「分かりました。待ってます」 「お前は応急処置などをして、衛生科と共に搬送を手伝ってやれ。それも立派な仕事だ」 「分かりました」 紫苫が言うと成木は軽く頷くとその場から走り出した。 「情報は何かあるのか?」 走りながら成木は後ろにいた織原に聞いた。 「黒ずくめという情報と」 そう言いながら織原は小銃を首から吊り下げた。 「と?なんだ?」 「高梨を見ました」 「高梨?」 「レンジャー同期です。成木班長の教え子です」 「あいつか」 「驚かないんですか?」 「あいつも確か、この村出身だったっけか?」 「はい」 「あいつもお前も新衛隊に人生ボロボロにされて恨んでるんだろ?」 「そうですね」 「警衛隊は規則が何重にもあって自由に動けない。組織単位で動くのが基本だからな。それと違って少数の武装集団であれば規則なんかもそこまで厳しくないだろ。村を自分の手で元通りにしたい。その歪んだ正義感てのがあいつには芽生えただけだ。何ら不思議では無い」 「そ、そうすか」 「高梨を責めてやるなよ」 「え?」 「人は本気になれば何でもする。高梨が今歩んでる道は間違いかもしれん。だが彼なりの正義だ。彼なりにこの村を守ろうとした結果がこれって事だ」 「はい」 「とにかくこのまま、前進するか。黒ずくめだな?お前が怪しいと思ったら教えてくれ。すぐにそいつを確保。そのまま話を聞く」 「わかりました」 織原は返事するとそのまま走り続けた。
ULTIMATE〜 DECISIVE BATTLE 奪還せよ 第5話
主要登場人物一覧 織原奨(24)…13代目主人公 広域機動作戦群 第1機動隊 特務過程 過程訓練生 隊士長 流瀬崇也(33)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員3等士官 庄司煌大(26)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 隊士長 紫苫裕哉(30)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 3等士官 上戸秦(31)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 2等士官 薪浦愛希(35)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 1等士官 嵩寺祐伍(29)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定戦闘員 3等士官 京原拓也(44)…広域機動作戦群 第1機動隊 隊長 3等隊尉 央家涼大(24)…広域機動作戦群 第3機動隊 指定戦闘員 隊士長 多鳳慧汏(24)…広域機動作戦群 第3機動隊 指定救難員 隊士長 成木仁(44)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 2等士官 大友脩佑(37)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 兼 第3機動隊 指定突入支援要員 2等士官 寺島歩叶(28)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 3等士官 藤松彰大(40)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 3等士官 廣前楸介(43)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 副統括指揮官 2等隊尉 小星恭也(50)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 統括指揮官 1等隊尉 荘隋亘晟(41)…広域機動作戦群 総司令大隊所属 運用訓練幹部 3等隊尉 澤野慶也(56)…広域機動作戦群 群長 将補 西尾猩惇(55)…広域機動作戦群 総司令大隊長 1等将士 内藤修秦(56)…警衛庁 26代目 幕僚総監 嵜塚孝敏(51)…警衛庁 副幕僚総監 指原羨将(55)…内閣府行政人事院 10代目院長 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「なぁー、これからどうなると思う?」 「どうなるって?」 「鶴姫のあれだよ。今、やべーんだろ?何人も死人が出てるって噂らしいぜ」 「まじかよ。俺ら需品科で良かったな。こういう前線とは無縁だからな笑」 警衛庁 西門では、需品科の隊員達数名が自衛隊時代から長年、武器を買っている業者である豊武工業から新武器の実用試験をして欲しいとの依頼を受け、西門で待機していた。 しばらくすると、西門前に1台の車がやってきた。 「来たか」 そう呟くと1人の需品科隊員は門をゆっくりと開けた。 「豊武工業です」 車から降りてきた初老の男は軽く頭を下げながら会社名を告げた。 「豊武工業さんお待ちしてました。すぐそこに武器庫あるんでそこまで案内します」 「わかりました」 初老の男は車に乗り込むとそのまま需品科の隊員達の後ろをゆっくりと走行させた。 しばらく進んでいくと倉庫が目に入った。 「停止」 需品科隊員は豊武工業の車に向け手を上げながら叫んだ。 車を止めると男は車から降りそのまま荷台のドアを開けた。 「いつもありがとうございます。今日時間とかあったらどっか飯行きません?」 1人の需品科隊員が聞くと男は軽く笑った。 「こんな私にも青春ってのがまだあって笑 今度再婚するんですよ」 「え?マジすか?おめでとうございます」 「どうも笑 あ、そういや話変わるんすけど、最近、うちの工場の人間が何人か抜けてて、結構戦力ダウンしてるんですよね。だからちょっと業務速度落ちると思います」 「あー。全然いいっすよ。てかそんな急に何人も辞めてるんすか?」 「まぁ、はい。ここだけの話なんですけど、うちのその辞めていった人間。みんな、今話題の鶴姫出身なんですよ。偶然かなんなのか分からないすけど」 「鶴姫出身?何人辞めてんすか?」 「10人は余裕で辞めてるのかな」 「10人か。武器を作る知識のある奴が10人。だとしたらどれだけの性能の武器作れます?」 「いや、やばいでしょ。今俺が持ってきた武器、そっくりそのまま作れますよ。余裕で」 「まじすか?」 「まじですよ。一応、これ口外に出しちゃいけないって、うちの社長が言ってるんで黙っててくださいね」 そう言いながら男は小銃の入った木箱を何個かその場に置いた。 「じゃあ帰りますね」 そう言うと男は軽く頭を下げそのまま車に乗り込むとその場から走り去って行った。 「普通にえぐいよな。10人も抜けるって」 「確かにな。鶴姫出身ってのも気になるしな」 「俺、報告してくるわ。会議室に」 「ちょっと待てよ。口外すんなってさっき言ってたろ?あの人」 「いや、でもこれはすぐに報告しないと。言ってたじゃん?科長が何かあれば会議室に報告するようにって」 「いや、でもそんな情報を今、入れたところで、混乱を招くだけじゃねーのか?」 「俺は行ってくるわ。何を言われても」 そう言うと1人の隊員はその場を後にした。 隊員はそのまま会議室の前に着くと軽く息を吸い込んだ。 その時、会議室から京原が出てきた。 「びっくりした」 京原が言うと隊員は軽く頭を下げた。 「お疲れ様です」 「おつかれ。需品科?が何の用だよ」 京原はそう言いながらその隊員の部隊章に目をやった。 「実はさっき豊武工業の業者と会ってたんすけど」 「豊武?あー武器の仕入先か」 「あ、はい。その豊武工業の人から鶴姫出身の社員が10人急に辞めたらしいんです」 「それで?」 「今、鶴姫に部隊が派遣されてると聞いて、何かお役に立てるのかなと思って」 「別に上げてくれてもいいんだけど混乱招くだけだったりするしな」 「そ、そうっすよね」 「まぁいいわ。お前自分の口で言えるか?」 「え?」 「だから言えるか?って」 「あ、は、はい。言えます」 「なら、入れよ」 そう言いながら京原は隊員を会議室に無理やり入れた。 「ほら、話せ。今さっきの事を」 京原が言うと内藤がその場に立ち上がった。 「彼は?なんだ?」 「あ、なんか話あるらしいっす。この人」 京原はそう言いながらその隊員に小声で話しかけた。 「お前の情報で何か助かる人がいるかもしれん。そうなったらお前の手柄だろ?どうだ?」 「わかりました」 そう言いながら隊員はその場に立ち上がると京原に言ったセリフをそっくりそのまま話した。 すると内藤は軽く頷きながら自分の席に戻り目をつぶった。 「総監、どうされましたか?」 嵜塚が聞くと内藤はゆっくりと目を開けた。 「豊武工業か。警務隊から何人か派遣させるか」 内藤の言葉にその場にいた警務隊幹部数名がその場に立ち上がった。 「豊武工業に行ってきてくれないか?新衛隊以外に何か脅威があるかもしれん。武器を作れる人間が敵側に回った場合、警衛隊の脅威となるのは目に見えてるからな」 「いや、でも総監、名目はどうされるおつもりですか?警務隊を派遣となるとそれなりの口実が必要になるかと」 「警衛隊内での犯罪捜査が主だもんな」 「はい」 「後から何でもいいだろ。俺が適当に報告上げといてやるから。ま、人事院からの評価はもうやべーだろうけどな笑」 内藤が言うと警務隊幹部達はその場で頭を下げた。 その後、警務隊幹部達は警務隊員らをグラウンドに集め、警務隊長を目の前に緊急集会を行った。 捜査ということもあり、普段の戦闘服では無く、スーツ姿で集まっていた。 「これだけのスーツ姿見るなんて警衛隊人生無いと思ってたな」 そう呟きながら軽く笑うと警務隊長の野上 1等将士は軽く俯いたあと顔を上げた。 「これより警務隊は総員での捜査を実施する。目的は豊武工業からの鶴姫村出身の社員による集団退職。これと今、鶴姫村で起きてる暴動事案との関係性を調べる。これだけの人数を使うということもあり、ただの捜査だけでは無く、豊武工業への家宅捜索も実施する予定だ。これは幕僚総監承認事項であり違法性の有無は今回、無しとする」 野上の言葉にその場にいた隊員達は軽くどよめき出した。 「総監、令状無しでの捜査を命令されたんですか?」 集会の様子をグラウンドの片隅で見ていた嵜塚が聞くと内藤は軽く頷いた。 「命じた」 「何考えてるんすか?豊武工業と警衛隊は昔からの繋がりがあるんです。自衛隊時代から、先人が築き上げた結果です」 「先人か。だりーな」 「え?」 「もし、豊武工業から退職した社員が鶴姫で新衛隊もしくは、何か新興武装集団に加担してるとしたらこれ以上の警衛隊と豊武工業との関係は無くすべきだと思う」 「もし、関係なかったら?」 「関係無かった場合か。その場合も同様だ。警衛隊と豊武工業の繋がりは無くなると考えていいだろ」 「なら今後、武器の制作は……」 「自己完結だ。組織内で作り組織内で使う。製造方法から何もかもを全て国家機密とする。悪くないだろ?」 「いや、でも。そんなの莫大な費用に人件費もいりますよ」 「んな事わかってるよ。やるんだよ。それでも」 そう言いながら内藤は野上を呼びつけた。 「どうされましたか?」 野上が聞くと内藤は野上の肩を軽く叩いた。 「思いっきりやってこい。粗相なんて気にするなよ。わかったか?」 「本気なんすね」 「本気だ。後任の総監にも申し送り事項で送っとく」 「わかりました」 そう言うと野上はもう一度、警務隊員らの前に行くと声を張り上げた。 「総員、任務にとりかかれ」 野上の合図で警務隊員らは一斉に車両に乗り込んだ。 「どうなっても知らないっすよ?俺」 嵜塚が言うと内藤は軽く鼻で笑った。 「今回の人事院長、怖い人らしいな。キレたら。今のうちに怖いのに慣れとかねーとな」 そう言いながら内藤はその場から歩き出した。
ULTIMATE〜 DECISIVE BATTLE 奪還せよ 第4話
主要登場人物一覧 織原奨(24)…13代目主人公 広域機動作戦群 第1機動隊 特務過程 過程訓練生 隊士長 流瀬崇也(33)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員3等士官 庄司煌大(26)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 隊士長 紫苫裕哉(30)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 3等士官 上戸秦(31)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 2等士官 薪浦愛希(35)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 1等士官 嵩寺祐伍(29)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定戦闘員 3等士官 京原拓也(44)…広域機動作戦群 第1機動隊 隊長 3等隊尉 央家涼大(24)…広域機動作戦群 第3機動隊 指定戦闘員 隊士長 多鳳慧汏(24)…広域機動作戦群 第3機動隊 指定救難員 隊士長 成木仁(44)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 2等士官 大友脩佑(37)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 兼 第3機動隊 指定突入支援要員 2等士官 寺島歩叶(28)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 3等士官 藤松彰大(40)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 3等士官 廣前楸介(43)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 副統括指揮官 2等隊尉 小星恭也(50)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 統括指揮官 1等隊尉 荘隋亘晟(41)…広域機動作戦群 総司令大隊所属 運用訓練幹部 3等隊尉 澤野慶也(56)…広域機動作戦群 群長 将補 西尾猩惇(55)…広域機動作戦群 総司令大隊長 1等将士 内藤修秦(56)…警衛庁 26代目 幕僚総監 嵜塚孝敏(51)…警衛庁 副幕僚総監 指原羨将(55)…内閣府行政人事院 10代目院長 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 炎に逃げ惑う人々、窓ガラスが体に刺さり走り回る人々、親を探す子供。 輸送機の中から見える景色は目を疑うものばかりだった。 「なんで、」 織原は光景から目を離せずただ呆然としていた。 「降下用意。織原、おい織原」 「あ、は、はい」 自分の名前を数回言われ織原は反応した。 「お前、大丈夫か?」 嵩寺に聞かれ織原は軽く頷いた。 「は、はい。やれます」 「無理すんな。お前休んでろ」 「いや、俺も行かせてください」 「名前呼ばれて反応できなかったのにか?お前の心情は分かる。先に戻ってるか?」 「いや、この村は俺にとって人生そのものなんです。俺がやります。やらせてください」 「ならさっさと準備しろ」 嵩寺はそう言うとロープを腰ベルトに括り付けた。 「ヘリボーンで行くらしい。準備できるか?」 嵩寺が聞くと織原は軽く頷いた。 「はい」 「特務過程行ってたもんな。余裕か笑」 嵩寺の言葉に織原は何も反応を見せなかった。 「流石に今の心身状態でいけねーだろ」 織原の姿を見ながら第3機動隊 指定戦闘員の央家 隊士長が呟いた。 「故郷がこんなんになってんだ。精神状態安定する訳ねーよな」 第3機動隊 指定戦闘員の多鳳 隊士長が言った。 「降下開始」 荘隋の一言で隊員達は一斉に降下を始めた。 地上に着くと指定戦闘員らは銃を構えながら警戒態勢に入った。 「織原、それと嵩寺、俺についてこい。あそこの建物行くぞ」 上戸に言われ2人は軽く返事し行動を開始した。 上戸が言う建物内に入ると、中は煙が充満しており前が見えない状況が続いていた。 「なんも見えねーっすね」 嵩寺が言うと上戸は目を堪えながら周囲を見渡した。 「気抜くなよ。こういう所に敵潜んでんだから。大抵は」 「わかってますよ」 嵩寺は警戒態勢を継続させながら返事した。 「あー後、1人行方不明らしくてそいつの捜索をして欲しいと依頼があった」 そう言いながら上戸は任務用通達電子機器を取り出した。 「えーっと名前は、廣前楸介。階級は2尉だな。ここにいた奴らはみんな吹っ飛ばされてっから誰もいねーだろ。そいつの捜索を俺らでやろうか」 上戸が言ったその時、奥の部屋から黒ずくめの集団が走り去っていくのが目に見えた。 「今、」 織原が言いかけると嵩寺は上戸に報告した。 「今、黒ずくめの集団を確認」 「黒ずくめ?どこから?」 「あそこっすね」 「追跡するか」 上戸が言うと織原、嵩寺は上戸と共に部屋を後にした。 部屋を出るとさっきの黒ずくめの集団が目に入った。 「そこで何してる?」 上戸が怒鳴ると嵩寺は銃を構えた。 次の瞬間、集団の中にいた1人の男が発煙筒を投げつけてきた。 「追え、早く追え」 上戸は煙を手で掻き分けながら叫んだ。 「くっそ。見つからねーな」 数分後、建物を飛び出した織原は軽く汗を拭いながら呟いた。 その時、建物の影から1人の男が出てきた。 「止まれ、」 織原が叫ぶと男はその場に止まった。 「警衛隊だ。お前、さっき建物から出てきた人間だろ?お前らは一体何者だ?」 織原はそう聞きながらゆっくりと近づいた。 「その声、聞き覚えあるな」 男の言葉に織原は軽く疑問を抱いた。 「なんだと?」 織原が聞くと男はゆっくりと後ろを振り向いた。 そしてそのままゆっくりと被っていたフードとマスクを外した。 「なんで……?」 織原は男の素顔を見た時思わず言葉を失った。 何故ならそこにいたのはかつての同期、高梨だったからだ。 「久しぶりだな」 高梨はそう言うと拳銃を構えた。 「織原、銃持ってねーのか?それとも俺に銃口突きつけれねー理由あんのか?」 「なんで、お前ここに……?あれから警衛隊を辞めたのは知ってたけど……」 「違う形でこの村を守るためだ。俺たちはお前ら警衛隊との全面戦争をも考えている」 「何だと?」 「文句でもあるか?これが俺ら流の戦いだ」 「まさか、お前らか?建物爆破したの」 「新衛隊打倒の為に強硬手段に出た」 「あれでどれだけの犠牲が出たかお前知ってるか?」 「知るかよ。戦いに犠牲はつきものだろ?」 「お前が警衛隊で習ったのはそれか?それとも思想が曲がってるのか?」 「そのどちらかもな」 そう言いながら高梨は引き金に指を入れた。 それを見て織原はその場で手を挙げた。 「撃つなら撃てよ。心臓一発で撃ち抜けよ。一発でな?」 「随分と威勢よくなったな。何がお前を強くした?」 「仲間だよ」 「あ?」 「仲間が俺を強くした。警衛隊ってのは合法で武器を使い人を殺す組織でもある。そんな警衛隊最大の武器は何だと思う?」 「何だよ」 「405000人の仲間だ。日本国内外にいる警衛官の総数を合わせた時これだけの人数になる。この仲間の数が俺たちの武器。これに勝る武器がお前にあるか?」 「笑わせんな。たかが人が集まっただけで何ができる?」 高梨はそう怒鳴ると織原にゆっくりと近づいた。 その時、1発の弾が高梨の左膝をかすった。 「クソ…」 高梨はその場に倒れ込んだ。 「織原、武器持ってねーで何勝手に動いてんだよ」 そう言いながら央家は織原のもとに駆け寄った。 それを見て高梨は足を引きずりながらその場から走り出した。 「お前、さっき何か話してたろ?何話してた?」 央家が聞くと織原は軽く頷いた。 「別の方法で守ると彼は言った」 「は?」 「俺たち以外に正解はあると思うか?俺は今のこの方法が、この組織にいるのが正解だと思ってた」 「厨二病にでもなったのかよ。気持ちわりーな」 そう言いながら央家は織原をその場にゆっくりと立たせた。 「とりあえずお前、今武器持ってねーんだろ?」 「無いな」 「なら俺が警護してやる。お前は救出にまわれ。元々、指定救難員だろ?」 「指定戦闘員な?」 「戦闘員かよ笑 なら、武器持っとけよ。まぁいいわ。このまま行こう」 織原は央家と共にその場から離脱した。 その頃 警衛庁では上空からの偵察を随時行ってる航空科部隊から届けられたライブ映像を第1庁舎3階にある大会議室で幹部達が視聴していた。 しばらくすると部屋に幕僚総監と副幕僚総監がやってきた。 「お疲れ様です」 その場にいた隊員達は2人を見るなりその場に立ち上がった。 「楽にしてくれていいよ」 副幕僚総監の嵜塚孝敏はそう言うと軽く頷きながら幕僚総監の内藤修秦を近くの席に案内した。 「詳細はどうなってる?報告はまだか?」 内藤は席に腰掛けるなり声を荒らげた。 「失礼します。お待たせし申し訳ございません。これが現在の偵察状況が記された報告書になります」 航空科幹部の1人が1枚の紙を提出した。 「俺ずっと思ってたんだけど、なんでこう警衛隊は昔のやり方にこだわるんかね?紙とか邪魔にしかなんねーだろ?全部パソコンで送ってこいよ。わざわざ紙にまとめて提出してんだろ?これ毎回」 内藤に言われ幹部は軽く返事した。 「うちの科長の判断で」 「科長か。俺から言っとくよ。次から全部データでくれよ。それで?どうなってる?これが現在の様子か。なるほど」 そう言いながら内藤はその場に立ち上がるとライブ映像に目をやった。 「もう少し寄れないか?」 内藤が言うと偵察誘導員を務めていた1人の航空科幹部が無線機を手に取った。 「もう少し距離をつめるように」 幹部が言うとカメラは少しずつ地上に近づいて行った。 「現在進行形でこれ、攻撃されてるんか。けど、なんでこいつら自分の領土をこんなにもボロボロにしてんだ?自分らの拠点どうする気だ?これは」 内藤が言うと嵜塚は軽く頷いた。 「確かにそうですね。これなんでこんなにも攻撃し続けるんでしょうか」 「広機(広域機動作戦群)で誰かまだ余り居ないのか?調査で誰か出してくれや」 内藤が叫ぶと澤野と西尾がその場に立ち上がった。 「あ、はい。すぐに行かせます」 そう言うと澤野は西尾に目をやった。 「すぐに手配しろ。4機(第4機動隊)がまだ残ってたろ?」 「いや、今4機、演習行ってるっす」 「場所は?」 「日出生台演習場っすね」 「なら近いだろ?すぐに派遣しろ」 「わかりました」 そう言うと西尾はその場を後にした。
ULTIMATE〜 DECISIVE BATTLE 奪還せよ 第3話
主要登場人物一覧 織原奨(24)…13代目主人公 広域機動作戦群 第1機動隊 特務過程 過程訓練生 隊士長 流瀬崇也(33)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員3等士官 庄司煌大(26)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 隊士長 紫苫裕哉(30)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 3等士官 上戸秦(31)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 2等士官 薪浦愛希(35)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 1等士官 嵩寺祐伍(29)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定戦闘員 3等士官 京原拓也(44)…広域機動作戦群 第1機動隊 隊長 3等隊尉 央家涼大(24)…広域機動作戦群 第3機動隊 指定戦闘員 隊士長 多鳳慧汏(24)…広域機動作戦群 第3機動隊 指定救難員 隊士長 成木仁(44)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 2等士官 大友脩佑(37)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 兼 第3機動隊 指定突入支援要員 2等士官 寺島歩叶(28)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 3等士官 藤松彰大(40)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 3等士官 廣前楸介(43)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 副統括指揮官 2等隊尉 小星恭也(50)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 統括指揮官 1等隊尉 荘隋亘晟(41)…広域機動作戦群 総司令大隊所属 運用訓練幹部 3等隊尉 澤野慶也(56)…広域機動作戦群 群長 将補 西尾猩惇(55)…広域機動作戦群 総司令大隊長 1等将士 内藤修秦(56)…警衛庁 26代目 幕僚総監 嵜塚孝敏(51)…警衛庁 副幕僚総監 指原羨将(55)…内閣府行政人事院 10代目院長 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「鶴姫村で事案だ。特務の統括と副統括が撃たれたらしい。すぐに行くぞ」 「は、はい」 織原は走り出した上戸を追いかけるようにしてその場から走り出した。 2時間前…… 小星と廣前は鶴姫村中央にある新衛隊 作戦館に案内されていた。 「待たせたな」 しばらく待っていると数人の男が入ってきた。 小星と廣前はすぐにその場に立ち上がると小星が1歩前に出た。 「内閣府の小星と言います。横の者は廣前と言います。よろしくお願いします」 小星が頭を下げると先頭にいた初老の男が軽く口を開けた。 「新衛隊 隊長の天笠だ。私は元々警衛隊にいた。警衛隊から新衛隊にうつった身なんだ。かれこれ30年は警衛隊にいたのかな」 天笠が言うと小星は軽く汗を拭いながら頷いた。 「何故、国防に身を尽くされてた方が今や村を違法に占拠する集団に身を入れられたのか。疑問に思うところはありますが」 小星が言うと廣前が軽く止めに入った。 「ちょっと言葉選んでくださいよ」 廣前が言うと天笠は軽く笑いながらその場に立ち上がった。 「君たちがここに来るまでの所作を全て確認させてもらった。というよりこの村を守ってる新衛隊は警衛隊出身者が多く、そういう監視などはそこら辺の人よりかなり優れてる自負してる」 天笠の言葉に小星はまた汗を拭った。 「約束の恐ろしさってのを教えてやろうか?」 天笠が言うとその場にいた男たちは持っていた小銃を構えた。 「な、何を仰てるのか。今日は話し合いの予定では?」 小星が聞くと廣前はその場に立ち上がりポケットに手を入れた。 「おい、怪しい動きすんな」 小星が小声で言うと廣前は小声で返答した。 「俺らもうここまでっすよ。ここで死ぬ気ですか?」 「死ぬのも悪くねーだろ」 「何言ってんすか」 そう言いながら廣前はポケットに入れてある小型無線で機内で待機する隊員達に無線を送った。 「何をしてる?そこ。おら」 後ろから男に怒鳴られ廣前はポケットから手を出した。 「俺は、警衛官でこの男の連れ添いできた。この男は政府高官だ」 小星が言った次の瞬間、男の1人が小星の頭部に向け2発発砲した。 小星がその場に倒れると廣前はすぐに小星のもとに跪いた。 「小星さん。なんで」 「あん……まし、近づかないでください……よ。警護……できなくて………すいませんでした」 そう言うと小星はその場で静かに目をつぶった。 「あんたは、警衛官じゃないんだよな?」 そう聞きながら天笠は廣前にゆっくりと近づいた。 「そ、そうだ。俺は内閣府来たから人間だ。話し合いをしに来た。君たちとの乱闘は一切望んでない。平和的解決を望む」 廣前が言うと天笠は軽く笑いながら廣前の両手を後ろにやった。 「とりあえず、俺たちは政府との交渉にお前を使わせてもらう。人質としてだ」 「人質……」 廣前が呟いた時、作戦館の窓ガラスが割れる音がした。 「あ?」 天笠が振り向いたと建物内に閃光弾と発煙筒が投げ込まれ、同時に武装した隊員達が建物内に流れ込んできた。 「隊長こちらです」 男たちは銃を乱射しながら天笠の避難誘導を始めた。 「遅かったか…」 意識のない小星を見て成木は軽く呟いた。 「お前もこっちに来い」 天笠は廣前を捕まえるとそのまま建物内から出て行った。 「副統括がいないぞ」 大友が呟くと数人の隊員達が廣前の捜索を始めた。 「どこにもいません」 寺島から報告を受け大友は軽く口を鳴らした。 「まだ近くにいるはずだ。早く見つけ出せ」 「わかりました」 寺島はそう言うとその場にいた数人の隊員と共に部屋から出て行った。 次の瞬間 爆音、爆風と共に建物内が爆発した。 建物内にいた人間は全員、爆風で外に吹き飛ばされた。 同じ頃 状況偵察のため、鶴姫村上空を飛行していた偵察機の操縦士は何度も空を旋回しながら村の状況を注視した。 「建物爆破っすよ。怪我人やばっすよ。これ多分」 副操縦士に言われ機長は軽く頷いた。 「仲間、敵関係なくか。なかなかやるな」 「すぐに報告無線入れましょう」 「そうだな」 機長はすぐに無線機を手に取ると無線連絡を入れた。 そして2時間後…… 警衛庁では出動要請を受けた広域機動作戦群 第1機動隊、第3機動隊の隊員達が庁舎前のグラウンドに整列していた。 「まさか俺まで呼ばれるとはな」 第1機動隊 指定戦闘員の嵩寺 3等士官が言うと横にいた流瀬が軽く反応した。 「さっきまで、演習行ってたんすよね?」 「3日間風呂入ってねーよ。やべーだろ?」 「やばいっすね」 「まー多分こっからまた風呂入れねーんだろうな」 「俺ら何するんすかね」 「多分、救助とかじゃねーか?鶴姫かなり荒れてるらしいな」 「特務要員でも手がつけれない程のやばさって事っすよね」 「そういう事よ」 嵩寺が話していると広域機動作戦群の幹部達がやってきた。 「気をつけ」 隊員の先頭にいた荘隋が叫ぶと隊員達はその場で気をつけの姿勢をとった。 「えー、先程、偵察に向かっていた航空科隊員から鶴姫村にて新衛隊と我が隊の衝突があったと連絡を受けた。なお、建物が一部爆破されており、目がつけれない状態らしい。俺たち、広域機動作戦群の出番という訳だ。本任務は隊員の救出及びそのまま撤退だ。無理な戦闘は行わず受傷した場合のみ武器の使用を認める。しかし、こちら側から攻撃をするなどは一切認めない。これを頭に入れて部隊活動に移って欲しい」 総司令大隊長の西尾 1等将士が言うと隊員達は力強く返事した。 「俺からもいいか?」 郡長の澤野 将補に言われ西尾は軽く頭を下げた。 「えー、本任務は極めて危険度の高い任務となる。指定救難員、指定戦闘員関係なく全員で救出に向かってもらう訳だが、既に何人か連絡が取れない隊員も出ているとの情報だ。お前らが思っている以上に今、村はやばい状況だ。それを覚悟して本任務に望んでもらいたい。最後に俺からお前らに言葉を送る」 そう言うと澤野は軽く息を吸い込むとそのまま続けた。 「仲間は見捨てるな。瀕死状態でも僅かな生存確率があればそれだけで助かる。衛生科からも何人か派遣してもらえるそうだ。日本本土で起きたこの事案を重く受け止め、隊員の救出。そして民間人への被害を出すこと無く、任務を完遂してもらいたい。以上だ」 そう言うと澤野はその場で敬礼した。 「群長に敬礼。頭、中」 荘隋が叫んだ。 その後、部隊はそのまま輸送機が待機するヘリポートに向かった。 「よろしく頼むよ」 航空科長を見つけるなり澤野は軽く声をかけた。 「おう。航空科からも支援は出すつもりだ」 「ありがたいな」 そう言うと澤野は軽く科長の肩を叩いた。 「確か、あの2人、幹部候補生からの同期なんだろ?」 科長と澤野が話しているのを見るなり上戸が言った。 「まじすか?」 嵩寺が言うと上戸は軽く頷いた。 「ロマン感じるよな。あれが運命ってやつだぜ?多分」 「そんな運命嫌すけどけね笑」 「男女の運命の方がいいってか?笑」 上戸は嵩寺の背中を軽く叩いた。 隊員が全員乗ったのを確認すると航空科は輸送機の離陸を始めた。
ULTIMATE〜 DECISIVE BATTLE 奪還せよ 第2話
主要登場人物一覧 織原奨(24)…13代目主人公 広域機動作戦群 第1機動隊 特務過程 過程訓練生 隊士長 流瀬崇也(33)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員3等士官 庄司煌大(26)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 隊士長 紫苫裕哉(30)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 3等士官 上戸秦(31)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 2等士官 薪浦愛希(35)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 1等士官 嵩寺祐伍(29)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定戦闘員 3等士官 京原拓也(44)…広域機動作戦群 第1機動隊 隊長 3等隊尉 央家涼大(24)…広域機動作戦群 第3機動隊 指定戦闘員 隊士長 多鳳慧汏(24)…広域機動作戦群 第3機動隊 指定救難員 隊士長 成木仁(44)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 2等士官 大友脩佑(37)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 兼 第3機動隊 指定突入支援要員 2等士官 寺島歩叶(28)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 3等士官 藤松彰大(40)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 3等士官 廣前楸介(43)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 副統括指揮官 2等隊尉 小星恭也(50)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 統括指揮官 1等隊尉 荘隋亘晟(41)…広域機動作戦群 総司令大隊所属 運用訓練幹部 3等隊尉 澤野慶也(56)…広域機動作戦群 群長 将補 西尾猩惇(55)…広域機動作戦群 総司令大隊長 1等将士 内藤修秦(56)…警衛庁 26代目 幕僚総監 嵜塚孝敏(51)…警衛庁 副幕僚総監 指原羨将(55)…内閣府行政人事院 10代目院長 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「俺を信じろ。今まで悪かったな」 「え?」 「俺とお前はこれから協力しなければならん。俺の事が嫌いかもしれんがこの瞬間は俺を信じ俺についてこい」 そう言いながら小星はひたすら歩いた。 1日前… 広域機動作戦群 総司令大隊所属 運用訓練幹部室に1人の隊員が入ってきた。 「失礼します」 「お、来たか。そこに座ってよ」 「わかりました」 隊員は荘隋に言われた通り近くのソファーに腰掛けた。 「すまんな。いきなり呼び出して、今何してた?」 「体育でした」 「そうか。そうか。織原 士長。確か今、3等士官の昇任試験を控えてるんだったよな?」 「1次試験は突破して今、2次試験を受ける途中です」 「なるほど。2次試験といえば、面接と分隊教練、体力検定もあるのか」 「あの、本題は……」 「原隊復帰の命令通達が君におりた。明日から第1機動隊に戻ってもらう」 「え?原隊復帰ですか?ちょっと待ってください」 「原隊復帰だ。第1機動隊長の京原 3尉からの要請だ」 「京原 3尉……からすか」 「まーあの人はちょっと関西気質高くてウザイと思うけど、それも仕事だからな。明日から1年以内が特務過程への復帰期限となる。それを過ぎた場合、特務過程は自動的に断念する事になると思う」 「ここまで来たのに……」 「お前を戦力だと京原は言ってるんだと思う。だからお前に原隊復帰の命令を出してきたんだ」 「あの人は俺が特務過程に行こうとした時、1番反対してた人だったんです。俺が特務過程に行くのをよく思ってないんすよ。あの人は特務過程を途中で断念して原隊復帰で部隊に戻ってきた人なんだから」 「まーまーまー。とりあえず、な?とりあえず君の立場はこの1年間、過程訓練生のままだ」 「わかりました」 そう言うと織原は軽く頭を下げ部屋を後にした。 翌朝 段ボールを抱えた織原の姿は、第1機動隊 更衣室にあった。 自分の名前が書かれたロッカーを見つけると織原は軽くため息を吐きながら段ボールから荷物を取り出した。 「あれ?織原じゃん。何してんの?こんな所で」 広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員の上戸秦 2等士官に声をかけられ織原はその場に立ち上がった。 「お疲れ様です。原隊復帰の命令通達が昨日おりて」 「まじか。それは残念だな」 そう言いながら上戸はロッカーを開けた。 「上戸 2等士官は最近どうなんですか?」 「え?」 「プライベートっすよ。どうなんですか?」 そう言いながら織原はロッカーに荷物を入れ始めた。 「そうだな。妻が今、3人目の子供を妊娠中でな。色々大変だよ。ほら、なんて言うか、機嫌がコロコロ変わるんよな。それに、つわり?とかで態度が変わってくるんよな。マジでだるいよ笑」 「奥さんに内緒で風俗ってまだ行ってんすか?」 「馬鹿、お前どこにも漏らしてねーよな?それ。前にそれバレて、半殺しにあったんだから」 「奥さん、元ヤンでしたっけ?」 「族の人間だよ。元な?もうまじでダルい。今じゃあ体以外魅力ねーよ笑 なんつってな笑」 そう言いながら上戸は軽く笑った。 「あはは」 織原が言うと上戸は織原に軽く近づいた。 「まー、あんま落ち込むなよ。今、第1機動隊な?アフリカの復興支援に何人か派遣されてんだよ。もしかしたらお前、復興支援派遣要員に選ばれたんじゃねーか?」 「嫌っすよ。海外派遣とか」 「まぁそう言うなよ。昇任試験でいいアピールになるじゃねーか?な?」 「海外派遣行ったらせっかく1次試験突破したのに意味ないじゃないすか」 「いや、昇任試験自体は派遣地域まで試験官が派遣されるらしいぜ」 「まじすか?」 「おん。ま、教育入校がちょっと遅れるとかは防げねーけど」 「まーそれはそうっすよね」 「家族いねーんだし、海外派遣行って金稼いでこいよ。ガッポガッポ入るぜ?海外派遣は」 「考えときますよ笑」 そう言いながら織原は更衣室を後にした。 第1機動隊 部隊事務室に入ると既に、第1機動隊 指定救難員の流瀬と庄司がいた。 「あれ?織原?なんで?」 庄司が言うと流瀬も軽く口を開けた。 「織原じゃん」 「原隊復帰の命令通達がおりて、今日から」 織原が言うと庄司は軽く笑いながら近づいてきた。 「京原さんだろ?どうせ出したの」 「しかいねーだろ。俺、あいつに嫌われてんだから」 織原はそう言うと軽くため息を吐いた。 その時、第1機動隊長の京原拓也 3尉が部屋に入ってきた。 「織原、来い」 「はい」 京原に呼ばれ織原は京原のデスクに小走りで向かった。 「お前に対して原隊復帰命令通達出したことについてだが、不満に思ってるんだろ?お前は」 「え?あ、いや。別に」 「顔に出てんだよ。隠すなや。いちいち」 そう言いながら京原は机の中から1枚の紙を取り出した。 「鶴姫村の地形はお前は誰よりも詳しいと思ってる。どうだ?」 「ま、そこそこは。故郷すから」 「そうか。今、指定特務要員が何人か派遣されててな」 「鶴姫村にですか?」 「そうだ。箝口令が敷かれてるから、詳細は言えないが、上は最悪の事態を想定してるんだと思う。第1機動隊に支援待機要請が出た」 「支援待機要請ですか」 「どういう形で、鶴姫に派遣されるのか分かんねーが、まー簡単な任務じゃねーのは確かだ」 「それで、俺を呼んだんすか?」 「悪いか?」 「いや」 「お前が拒否するのならお望み通り戻してやる。過程に。だが第1機動隊はお前の原隊では無くなる」 「え?」 「追い出すって意味だ」 「追い出す?」 「ま、覚悟があるのなら出てけ。無いのなら、または故郷の為に死ねるというのならここに残れ」 「流石に言い過ぎじゃないすか?死ねるって」 第1機動隊 指定救難員の薪浦愛希 1等士官が言った。 「お前は黙ってろよ。今俺が話してんだろ?」 「まーまー。落ち着いていきましょうよ。とりあえず織原、俺に貸してくれないすか?ちょっと手伝って欲しい仕事あって」 上戸が言うと京原は面倒くさそうな顔で上戸に目をやった。 「あ?なんで?なんかお前仕事残ってたっけ?」 「こないだやったCQBの日程報告書、提出明日期限なんすよ」 「あれって一日ごとに作成するんじゃなかたっけ?確か5日間やったろ?5日分今からやるんか?」 薪浦が聞くと上戸は軽く笑いながら呟いた。 「俺、書類とか苦手なんすよ。パソコンとかうつのまじで無理で」 「関係あるかよ笑」 「ま、そういう事なんで、隊長、織原貰っていいすか?明日には返すんで」 「早くしろよ。お前が仕事できないのは分かってたがそこまで無能だったとはな」 そう言うと京原は軽く口を鳴らした。 「すいやせん」 上戸はそう言うと織原を連れ部屋を後にした。 「さっさとやりましょう。作成」 織原が言うと上戸は軽く鼻で笑った。 「俺がそんなに仕事出来なさそうに見えるか?」 「え?いやでもさっき」 「お前を隊長から引き離すための理由だよ。日程報告ならもうとっくに終わってんよ。ま、付き合えや。俺に」 「は、はぁー」 織原は上戸に連れていかれるがまま、食堂に入った。 時間は既に昼前の11時をさしていた。 「久しぶりにお前と会ったんだし、つもる話もあんだろ?それ話そうや」 上戸が言うと織原は軽く笑った。 「そんなに積もる話無いすけどね笑」 「特務過程ってのを俺受けた事ねーからさ。どうなの?あれ」 「結構キツイっすよ。人間辞めたくなるやつっす笑」 「そんなにか」 「けど、特務過程に参加中は危険手当が毎月つくんで、給料結構いいっすよ」 「言うてだろ?俺の額とどっちが高い?今のお前の手取りと」 「いや、そりゃあ上戸さんの方が」 「だろ?俺ら公務員はな、いかに楽して稼ぐか。これなのよ。ぶっちゃけ大事なのは」 「まぁそこは何となく分かるすけど」 織原が話していると上戸のスマホが鳴り出した。 「ちょっと待ってな。隊長だ」 そう言いながら上戸は電話に出た。 「お疲れ様です。…………わかりました。すぐに向かいます」 電話を切ると上戸は軽く顔色を変えた。 「何かあったんすか?」 織原が聞くと上戸は織原に目をやった。 「鶴姫村で事案だ。特務の統括と副統括が撃たれたらしい。すぐに行くぞ」 「は、はい」 織原は走り出した上戸を追いかけるようにしてその場から走り出した。
ULTIMATE〜 DECISIVE BATTLE 奪還せよ 第1話
指定特務要員それは、レンジャー部隊(広域機動作戦群)の中で最も倍率が高く、約半年の特務過程を卒業した者のみなれるものである。 広域機動作戦群には各機動隊と後方支援隊、総司令大隊からなる。 各機動隊には指定救難員、指定戦闘員、指定突入支援要員がおり、後方支援隊には指定救護員、指定支援要員、指定斥候要員、総司令大隊には国内外で最も難易度の高い事案のみに出動を命ぜられる指定特務要員が居る。 指定要員は、訓練生過程を卒業した後に群長から指定された指定要員になる為に約3ヶ月の指定要員育成過程を受けその過程を卒業した後、部隊に正式配属となる。 だが指定特務要員は自ら志願し、高難度の特務過程を卒業した者のみしかなれず倍率も高い。 まさに国防のスペシャリストと言われる存在である。 主要登場人物一覧 織原奨(24)…13代目主人公 広域機動作戦群 第1機動隊 特務過程 過程訓練生 隊士長 流瀬崇也(33)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員3等士官 庄司煌大(26)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 隊士長 紫苫裕哉(30)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 3等士官 上戸秦(31)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 2等士官 薪浦愛希(35)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定救難員 1等士官 嵩寺祐伍(29)…広域機動作戦群 第1機動隊 指定戦闘員 3等士官 京原拓也(44)…広域機動作戦群 第1機動隊 隊長 3等隊尉 央家涼大(24)…広域機動作戦群 第3機動隊 指定戦闘員 隊士長 多鳳慧汏(24)…広域機動作戦群 第3機動隊 指定救難員 隊士長 成木仁(44)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 2等士官 大友脩佑(37)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 兼 第3機動隊 指定突入支援要員 2等士官 寺島歩叶(28)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 3等士官 藤松彰大(40)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 3等士官 廣前楸介(43)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 副統括指揮官 2等隊尉 小星恭也(50)…広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 統括指揮官 1等隊尉 荘隋亘晟(41)…広域機動作戦群 総司令大隊所属 運用訓練幹部 3等隊尉 澤野慶也(56)…広域機動作戦群 群長 将補 西尾猩惇(55)…広域機動作戦群 総司令大隊長 1等将士 内藤修秦(56)…警衛庁 26代目 幕僚総監 嵜塚孝敏(51)…警衛庁 副幕僚総監 指原羨将(55)…内閣府行政人事院 10代目院長 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 8月、国内各地で観測史上最高気温が観測される中、広域機動作戦群は鶴姫村でのある任務に向け出発準備をしていた。 広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 統括指揮官の小星恭也 1等隊尉は腕時計に目を落としながら準備する指定特務要員の隊員達を急かしていた。 「おい、早くしろよ。時間ねーぞ。お前ら特務徽章つけてんだろ?それ剥奪すんぞ」 小星が怒鳴ると隊員達は背嚢を背負い始めた。 「小星 1尉、準備完了しました」 航空科隊員に言われ小星は軽く頷いた。 「よし、俺先に乗ってくよ。案内してくれ」 「わかりました」 小星がその場から去ると広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員 副統括指揮官の廣前楸介 2等隊尉は軽く慌てながら隊員達に目をやった。 「終わったものから各人、そのままヘリに乗り込むように」 「はい」 隊員達が返事すると廣前は軽くため息を吐きながら近くにいた荘隋に声をかけた。 「小星 1尉っていつもあんなのか?」 「え?」 「いや勝手に何も言われずあんな動かれたら補佐役の俺が迷惑するんだけど」 「あー笑 ちょっと癖ある人で笑」 「前任の副統括指揮官がパワハラ受けて鬱になって辞めたってのは?本当なの?」 「あーいやー。どうなんすかね。事実調査とか全くしてないんで分からないっすね」 「特務過程卒業してすぐに幹部候補生に入って卒業して幕僚官房室勤務なって今年、2尉に昇進してすぐにあの人の下で働けって人事無茶苦茶だよな?」 「ですね笑 あはは」 「とにかく、運幹として部隊内の人事、上手いことしてよな?あの人がやらかして俺も一緒に処分受けるなんて嫌だからな?」 「それはもちろん。はい」 荘隋が言うと廣前は軽く頷きながら歩き出した。 数分後 隊員達がヘリに乗り込んでくる中、廣前は軽く目をつぶりながら精神統一をしていた。すると小星は廣前に目をやり口を開けた。 「次、やる事分かってるよな?作戦内容全部頭に入ってんのか?」 小星に言われ廣前は慌てて背嚢からクリアファイルを取り出した。 「そんなのも頭に入れないで何寝てんだ?」 小星が怒鳴ると廣前は軽く頭を下げた。 「申し訳ありません」 「仕事に対してのやる気が欠如しすぎだ。もっと緊張感持てよ」 そう言うと小星は軽く腕を組みながらため息を吐いた。 この7日間、作戦に向けた準備や調整のおかげで、まともに睡眠も取れていなかった廣前にとってもうとっくに限界という2文字は来ていた。 「あーあと。廣前。後ででいいから航空科隊員に着陸地点の変更を伝えてくれ。本来通りの地点に着陸した場合、色々と不都合だ」 「不都合ですか?いや、しかし安全地帯であり拠点の雰囲気も悪くないと思うのですが」 「口答えか?お前は」 「いや、」 「あのな、ここに着陸したら20kmは歩く羽目になるだろ?それだったらもっと近くに着陸してもいいだろ?」 「危険性も考えないとって思うのですが」 「お前、階級は?」 「2尉です」 「俺の階級は?」 「1尉です」 「分かるよな?」 「……わかりました。すぐに調整に入ります」 そう言うと廣前は航空科隊員らが待機するコックピットに向かった。 数分後 大型輸送ヘリはゆっくりと離陸した。 「なー。なー。なーって」 広域機動作戦群 総司令大隊 指定特務要員の藤松彰大 3等士官に声をかけれ同じ指定特務要員の寺島歩叶 3等士官は藤松に目をやった。 「何すか?」 「噂の新人どうなのよ?優秀なんか?」 「噂の?」 「ほら、いるじゃねーか。ついこないだまで訓練生過程に至って奴だよ」 「あー」 「どうなのよ?」 「結構優秀なんじゃないんすか?」 「お前の意見聞きてーんだよ」 「いや、俺は助教として参加してたんで詳しいのは分かんないすけど、まぁ能力は高いかなって」 「能力か。へぇー」 「あー、あと、あれっす。何度も鶴姫村の話してたっすね」 「なんで?」 「あそこの村の出身者らしいっすよ」 「へぇー」 藤松と寺島の話を小耳に挟み成木は軽く顔を上げた。 何故、広域機動作戦群が鶴姫村に向かったのか。話は遡って2日前……… 鶴姫村は反日本政府組織 新衛隊による統治が続いていた。 日本を敵視する隣国 天湾からの支援も受け、多くの武器、人員を手にし日々、組織拡大しているという噂も広まっていた。 そんな中、新衛隊の隊長をつとめる男から警衛庁に対して電話がかかってきた。 内容は日本政府と交渉したいという内容だった。 電話を受けた警衛隊は内閣府行政人事院からの指示のもと、日本政府は代表者に小星と廣前を選んだ。 選ばれた2人は即決し数人の隊員を率いて村に向かった。 村、上空付近に近づくとコックピットから無線が入ってきた。 「わかりました」 無線を聞き終えると廣前は小星に目をやった。 「間もなく到着との事です」 「もうか。早かったな」 そう言いながら小星はその場で戦闘服を脱いだ。 「おい廣前、お前もさっさと着替えろよ。俺ら代表なんだから」 「あ、はい」 廣前はすぐに戦闘服を脱ぐと鞄からスーツを取り出した。 「おいおい、これちゃんとプレスしたんけ?弱すぎだろ」 「あ、すいません。甘かったです」 「国の代表がこんなの着てると思うか?デザインもなんか貧乏くせーし」 「貧乏臭い………すか?」 「どっからどう見てもそうだろ。俺はオーダーメイドで作って貰ったやつだ。お前のはどこで買った?」 「いや、洋服屋で」 「馬鹿かよ。高官らしく演技しろよ」 「すいません」 廣前が謝っていると大友が小型無線機を渡してきた。 「お二人にはこれをつけてもらいます。もし何か異常を察知した時、これで知らせてください。ここに赤いボタンがあると思います。これを押して頂ければ我々はすぐに救出に向かいます」 大友が言うと小星は大友に目をやった。 「んなのいらねーよ。約束では俺らは何も持たず来てるってなってる。約束破んのはちげーだろ?なー」 「そんな事言ってる場合ですか?もしお二方が殉職された場合、部隊の統率が取れなくなります。ですからこれを」 大友が言うと廣前は軽く頷きながら小星に目をやった。 「その通りです。これを」 廣前が言うと小星は軽く笑った。 「俺が死んだら成木、お前が仕切れ」 小星に唐突に指名され成木は軽く戸惑いの表情を見せた。 「不満か?」 「え?あ、いや」 「お前が教育隊の班長をしてた時、お前は1番輝いていた。俺の目にはそう映っていた。俺の次の指揮官はお前が1番似合ってる。そう俺は思った」 「いや、しかし私は失態を犯しました」 「情報漏洩だろ?あれはお前なりの訓練生を思っての行動だろ?お前が原隊復帰でうちの部隊に戻ってきた時はガチ切れしてやったよな。あの時掴んだ胸ぐら、今でも忘れてねーよ笑」 「俺が指揮官ですか」 「俺はお前が妥当だと思ってるぜ笑 ま、考えといてくれや」 そう言いながら小星はネクタイを結び軽く目をつぶった。 その後、ヘリは鶴姫村近くの公園にてゆっくりと着陸した。 ヘリから小星と廣前が降りると隊員達は軽く敬礼した。 「行くか」 小星に言われ廣前は軽く頷いた。 2人はそのまま鶴姫村前に立っていた武装した1人の男のもとに向かった。 「日本政府です」 小星が言うと男は2人を睨みつけながら道を開けた。 「このまま中に入れ。後ろを振り向くな」 「わかりました」 そう言うと小星は廣前を連れ歩き出した。 同時に、後方から銃口を突きつけられた。 後ろを振り向こうとした廣前の手を軽く握ると小星は軽く頷きながら口を開けた。 「俺を信じろ。今まで悪かったな」 「え?」 「俺とお前はこれから協力しなければならん。俺の事が嫌いかもしれんがこの瞬間は俺を信じ俺についてこい」 そう言いながら小星はひたすら歩いた。
内閣府行政人事院
前称 国家機関厳正委員会(2206年4月1日 常設化)…相次ぐ公務員の不祥事を受け、内閣総理大臣 竹芝透也により設立された内閣府直轄の公務員取締機関 構成員は主に、警察、警衛隊(警務隊)、検察官そして2230年から海上保安庁、消防が追加され以上の職種から選抜されて決められている。 そして外部から第三者委員として弁護士を招聘している。 普段は定期的な監察などを行い公務員の質向上に向け業務を行っている。 なお、組織内の部署などは業務上の観点から非公開とされている。 2233年、5代目院長の菊荒孝平の案により、選抜採用の門を一般人に広げた。 これまでの公務員からの選抜に加え、新たに一般人に向けた採用試験を開始した。 院長…TOP 外部取締…TOP (2234年、8月に新たに設置されたポジション。内閣府行政人事院における院長を含めた全ての人事権を有しており、実質的なTOPを意味する。だが、実際のTOPである院長と違うのは人事院勤務員以外の公務員への人事権を有してない事である。) 統括官…TOP2 統括官補佐…TOP3 設置場所…公にはされてないが東京都 永田町内が本命とされている。 歴代TOP (国家機関厳選委員会) 初代 委員長…大林隆陽 (前職 警察庁 長官官房 首席監察官) 2代目院長…佐摸秀平 (前職 検事総長) 3代目院長…横原龍治 (前職 警察庁 長官) 4代目院長…君原俊文 (前職 国家公安委員長) 5代目院長…菊荒孝平 (前職 防衛省 防衛審議官) 6代目院長…新垣汰斗 (前職 警衛庁 中央警務隊 (前称 中央警務班)隊長 隊将) 7代目院長…清武晃瞪 (外部取締からの内部昇格) 8代目院長…菅間柾史 (前職 法務省 事務次官) 9代目院長…迫原大史 (前職 海上保安庁 警備救難部 部長) 10代目院長…指原羨将 (前職 内閣官房内閣審議官) 特務監察班 地方公務員総監局 国家公務員総監局 検察総監局 警衛隊監察局 警察監察局 消防監察局 海上保安庁監察局
警衛隊解説
正式名称 日本国領警戒衛務部隊 前身の部隊 国家保安庁 陸 海 空自衛隊 幕僚総監…警衛隊における最高指揮官 特例で外部招聘も存在する 初代幕僚総監 滝藤誠弥 2代目幕僚総監 中堂純一 3代目幕僚総監 保瀬将司 4代目幕僚総監 尾竹滉平 5代目幕僚総監 都築崇人 6代目幕僚総監 柳原辰信 7代目幕僚総監 桝井俊史 (外部招聘) 8代目幕僚総監 佐村崇人 9代目幕僚総監 會澤桂司 10代目幕僚総監 笹本親宜 11代目幕僚総監 熊谷紀陽 12代目幕僚総監 大岸智晴 13代目幕僚総監 木戸敦也 14代目幕僚総監 鳥島信孝 15代目幕僚総監 木下通陽 16代目幕僚総監 新濱恭吾 17代目幕僚総監 籐洲猛靖 18代目幕僚総監 能敦紀 19代目幕僚総監 新濱恭吾 20代目幕僚総監 鵜妻敦智 21代目幕僚総監 逢沢重孝 22代目幕僚総監 村里康平 23代目幕僚総監 有洲脩大 24代目幕僚総監 清武晃瞪 25代目幕僚総監 阿籐稔陽 26代目幕僚総監 内藤修秦 副幕僚長…警衛隊トップ2の役職 幕僚官房長…警衛隊トップ3の役職 教育総監…警衛隊トップ4の役職 朝霞駐屯地司令 練馬駐屯地司令…トップ5の役職 戦闘支援大隊長 後方支援大隊長…トップ6の役職 総科司令…警衛隊トップ7の役職 陸上 海上 航空科部隊の総指揮権を有する 陸上 海上 航空科長…トップ8の役職 警衛庁職員…民間で採用された警衛庁所属の職員のこと 定員200人 警衛庁隊員(警衛隊員)…警衛隊員採用試験で採用された者。身分は国家公務員にあたる 定員405000人 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 (7代目幕僚総監 桝井俊史 時に改変) 陸上科…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙、要人の警護など、社会の安全を維持するため、任務の遂行が主な任務 (陸上警衛隊と略される) 化学科…武器、爆弾、兵器、車両などの製造を行う。これまでは特殊科が担当していた。 公安科…国家の中枢防衛が主な任務。国家機密が多く存在するエリート部隊 衛生科…患者の治療や医療施設への後送、隊員の健康管理、防疫及び衛生資材等の補給整備等を行うのが任務 財務科…警衛隊内での予算等を決定する 警務隊…警衛隊職員、警衛隊員の犯罪捜査や、取り締まりが主な任務。警衛隊の中の警察 守衛科…警衛庁、全方面隊の建物警備が主な任務 運用科…警衛隊での部隊運用に関する任務を行う 広報科…新規隊員の確保や警衛隊の宣伝などが主な任務 通信科…通信機器を用いて業務連絡などを行う。警衛隊の事案出動等のサポート全般を行う 法務科…犯罪等を起こした警衛官を収容する施設(法務院)の管理を担当する 航空科…災害時の救助活動から上空での日本領土警備に当たる (航空警衛隊と略される) 海上科…災害時の救助活動から海上での日本領土警備に当たる。 (海上警衛隊と略される) 宇宙科…宇宙での日本防衛から宇宙領域の動向を把握する宇宙領域把握(SDA:Space Domain Awareness)の任務を行う 特殊科…特殊部隊などが属している 高射特科…地対空誘導弾(ミサイル)や対空機関砲などを運用し、敵の航空機やミサイルを撃墜して部隊や施設を防衛する「対空戦闘部隊」。広範囲の対空情報収集も行い、地上部隊の防空を担う。これまで陸上科、航空科、海上科にあった高射班が2232年に独立した 偵察科…行動に必要な情報を偵察用オートバイ、偵察警戒車等の車両及び各種偵察用機材を使用して、情報収集任務にあたる部隊。これまで陸上科にあった偵察班が2232年に独立した 需品科…食料・燃料・被服・器材、更には海外派遣などの際に作られる日報の管理などを行い、必需品を部隊に補給・整備し、給水・入浴・洗濯などの生活支援を行う職種 幕僚官房室の一部の職務内容が分裂してできた 駐屯科…主に海外派遣を主とし、ジブチに実働本部を、アメリカに司令本部をタイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、台湾、モンゴル、インド、トルコ、ポーランド、パラオに駐屯地を置く。指揮本部は警衛庁にある。 給養科…隊員の健康と士気を支えるため、食事の献立作成、食材の準備、調理、配膳、衛生管理まで行う専門職種であり、全国の駐屯地、更には、海外にある警衛隊施設に分隊を配置し食堂等でのご飯を提供している。 災害時には、野外で炊き出しなどを行う。 消防科…航空機火災、駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災の初期消火を行ったり、警衛隊機事故時の搭乗員救出や災害派遣で遭難者の捜索・救助を行ったりする。 輸送科…大型車両等による人員・装備品の輸送のほか、輸送統制、ターミナル業務、道路使用規制等を行う。陸上輸送(自動車・鉄道)、海上輸送および航空輸送全般を担当する。そのため、輸送科所属の本所属隊員と陸上科、海上科、航空科から各科派遣隊員によって構成されている。その他部隊内に自動車教習所を設置して、自動車運転免許取得のための教習を実施している 自衛科…全国各都道府県に密着しその都道府県内で起きたテロ等の対処や毎年、防衛省主催で行われる全国自衛科保安中隊衛力選手権大会に向けた訓練等を行っている。 広報科…警衛隊の募集活動、採用活動、警衛隊のイベント等を企画し国民と警衛隊を繋げる橋のような役を持っている。 法衛庁…前身の組織 内閣府附属統合特選群総監局 日本国内で起きたテロ等の事案対処を専門とする部隊。警衛隊と警察による合同での日本初合同特殊部隊機関である 警衛庁…………………………………………………… 警衛庁…警衛隊の最高指揮本部 兼 管理職種部隊の実動本部 幕僚官房室…幕僚総監の秘書任務、警護から幕僚総監からの通達を各部隊へ送るなど幕僚総監直近の部署。また警衛隊における最終決定力を持っている部署でもある。 幕僚護衛隊…幕僚総監の身辺警護が主な任務。 この部隊の入隊試験の受験資格は2等幹士以上の40歳未満の隊員のみである。 機動急襲作戦群…陸海空統合による部隊ということから所属は幕僚総監直轄の幕僚官房室所属となっている。 情報保全隊…警衛隊の情報漏洩防止のため、警衛官のSNSアカウントの監視、及び国家機密の情報保全が主な任務 幕僚総監直轄の部隊であり、構成員は警務隊、公安科からの選抜を潜り抜けた隊員で構成されてる。(拠点 十条駐屯地) 中央司令総隊…有事の際に全ての部隊指揮権を幕僚総監から譲られ部隊の統合最高指揮を有する 教養指導室…定期的に隊員への指導を行い部隊の練度向上を目標としている 教務監部…全国全ての各教育隊部隊に対して指導等を行い警衛官の人材育成に力を入れている。また教育隊で不祥事等が起きた際には警務隊と連携し実態把握につとめる。 警務隊(警務大隊) 首席監察部…警衛庁管轄全ての部隊、方面隊の取り締まりなどを行う。 中央警務隊…2209年に新設された。国家機関厳正委員会からの要請に伴い創設され、幕僚総監の免職権を警衛隊組織内で唯一持っている。本部管理中隊を起きその下に刑事小隊を保有し警衛隊 警務大隊及び全国の地区警務中隊への監視、指導活動を行い警務活動の質向上も主な任務。 2230年、第1課~第5課の編成となった。 規律統制委員会…警衛官の不祥事削減のために設置された。刑事訴訟法ではなく、警衛隊法に基づいた規律違反事案を主に調査する部署である(前称 中央警務班) 機動警務隊…警衛隊内部で起きた犯罪の捜査や警衛庁職員、警衛隊員が起こした立てこもり事件等の制圧を行う。(前称 特殊内部制圧部隊) 警護課…警衛隊幹部(幕僚官以上の階級を有する者、又は、幕僚官以上の幹部が命じた警護対象警衛官)の警護を行う幕僚護衛隊の任務遂行補助を主な任務とする 刑事課…警衛隊員が起こした刑事事件の捜査等を行う 法務科…全国10ヶ所にある法務院の管理や法務院にいる法務部警衛官の指導、管理が仕事 参謀部…警衛庁での組織統制にあたる。 財務科…警衛隊内での予算等を決定する 自衛科 自衛科統括本部…全国の自衛科保安中隊の統括を主な任務とする 方面隊統括本部…全国方面隊の統括を主な任務とする 通信科 通信指令部…警察などからの出動要請を受けた場合にその出動要請事案について警察から来た情報を各部隊に無線等を通じて連絡をする 統合通信群…有事の際に警衛隊無線等を一括管理し迅速かつ的確な情報が隊員間で行き交うようにする事が主な任務。 運用科 部隊運用室…部隊運用に関する最高決定権を有する 運用政策班…警衛隊の行動の基本や防衛出動に関する計画、部隊訓練の総合的な政策の企画・立案を担う部署。 防衛省にある運用政策課の直接傘下の部署である。 教務監部…全国全ての各教育隊部隊に対して指導等を行い警衛官の人材育成に力を入れている。また教育隊で不祥事等が起きた際には警務隊と連携し実態把握につとめる。 公安科 国家危機管理対策部隊…日本国家の治安維持や国家が危機に瀕する事案が発生した際の処理などを行う 国家危機管理対策部隊 別働隊…公安科 統括官が指揮権を有する。 おもに、非公開だが政府公認の部隊で任務内容は明かせないとされている。 国際軍事調査部隊…世界各国の軍事における動向のチェックを行う。日本防衛力が世界レベルで衰えるのを防ぐのが主な任務。 外事機動連隊…日本を脅かす他国が現れた際に、武力を行使し他国の制圧を行う。また、世界各国の諜報活動を行ってるのもこの部隊である。日本政府非公認の部隊 広報科 警衛庁採用センター…警衛庁職員、警衛隊員の採用が主な任務。採用試験などを担当 朝霞駐屯地……………………………………………… 朝霞駐屯地…警衛隊の戦闘職種部隊の実動本部 三域統合作戦班…有事の際に陸海空の三域を統合して作戦を計画するのが主な任務。 戦闘支援大隊…有事の際の戦闘職種部隊の指揮、支援が主な任務 多領域機動哨戒部隊…戦闘支援大隊の傘下部隊であり、航空科、陸上科の共同部隊、上空から飛行監視を行いながら何か不審事案等があればヘリから降下し事案対処を行う。 朝霞駐屯地に実動、整備、操縦小隊を支援する総支援大隊を設置し 大阪府大阪市中央区に(中央駐屯地) 福岡県北九州市(北九州駐屯地) 神奈川県横須賀市(横須賀駐屯地) 北海道旭川市(旭川駐屯地) 沖縄県那覇市(那覇駐屯地) に実動小隊(1班~5班)と整備小隊(1班~5班)、操縦小隊(1班~5班)、業務小隊が駐屯する。 役職は(各駐屯地)、常駐指揮官を長とし、常駐管理官、常駐主任となる。 なお、離島の巡回業務はこれまで通り、国領離島自衛科保安連隊(那覇駐屯地)が担当する。 陸上科(陸上警衛隊) 陸上中央司令総隊…陸上科部隊全ての指揮権を有する 陸衛中央連隊…陸上科所属部隊への支援物資や指揮が任務 第1指令本隊…全ての陸上科所属部隊への指揮が任務 第2指令本隊…全ての陸上科所属部隊への指揮が任務 第3指令本隊…全ての陸上科所属部隊への指揮が任務 第4指令本隊…全ての陸上科所属部隊への指揮が任務 第5指令本隊…全ての陸上科所属部隊への指揮が任務 特殊科 支援機動部隊…国内で起きたテロなどに対処する部隊などの支援を行う 陸上特警隊…他国からの侵攻などの際に日本領土の陸海空を守る 特例組織機動急襲捜査部隊…日本政府が指定した犯罪組織等の調査、監視や国家転覆を狙う者の制圧など国家防衛の最前線を担う部隊 特殊空衛団…日本上空で起きたハイジャックなどの事件などを担当する。また、自衛隊時代の第一空挺団を参考に再編を繰り返された部隊で、日本の空を守る最後の砦とも言われている。日本防衛戦線では上空での戦闘で大活躍した 外事機動特別諜報部隊…世界各国へ秘密諜報部隊いわゆるスパイとして派遣される 中央機動団…日本国家の治安維持や国家が危機に瀕する事案が発生した際の処理などを行う(前称 国家危機管理対策部隊) 国際軍事調査部隊…世界各国の軍事における動向のチェックを行う。日本防衛力が世界レベルで衰えるのを防ぐのが主な任務。 即応遊撃機動連隊…日本国内での有事の際に防衛大臣からの要請に伴い、すぐに部隊を展開できるよう、偵察や情報収集のために各種車両を扱う偵察部隊や地上で戦闘するための各種行動を行う戦闘部隊、各種火砲などで後方から火力支援を行う後方支援部隊、爆発部処理部隊などによって構成されている。 広域機動作戦群…いわゆるレンジャー部隊として発足。従来のレンジャー教育を卒業した者のみで構成され、主に山地、水路、空路からの敵地潜入や特殊任務、災害救助の先頭に立つ。彼らが屈した時それは日本政府が屈したという回答になる。 第1~第5機動隊とそれを支援する第1~第5後方支援隊そしてそれらを指揮する総司令大隊に分かれる。また、緊急出動拠点として、千歳(北海道)、三沢(青森)、小松(石川)、信太山(大阪)、海田市(広島)、北九州(福岡)、那覇(沖縄)に基地を持ち、緊急出動拠点となる機動中隊にを持っている。 高射特科 高射中央連隊…全国の高射特科部隊の連絡、管理、有事の際の部隊指揮などを担当する 高射支援隊…有事の際に全国の高射特科駐屯地部隊に対しての支援任務が主な任務 偵察科 偵察中央司令総隊…各方面隊に散らばる方面隊偵察小隊の指揮が主な任務 整備大隊…偵察科部隊が用いる車両等の整備が主な任務 駐屯科 巡回機動連絡部隊…世界各国の駐屯地を巡回、巡察し随時、状況などを警衛庁上層部に共有するのが主な任務 国際緊急援助隊…日本が海外の自然災害や人為的災害時に、被災国政府の要請に応じて派遣する日本の対外援助チームで、JDR(Japan Disaster Relief Team)と呼ばれ、救助チーム、医療チーム、 専門家チー厶、警衛隊部隊、感染症対策チームの5つのチームが災害規模や被災地のニーズに応じ、人的支援、物的支援(物資)、資金援助(緊急無償資金協力)を組み合わせて行い、迅速な捜索救助、医療、災害復旧支援を通じて国際貢献する部隊 アジア区域警機部隊…アジア州での警戒監視及び主に空での飛行巡回が主な任務。 また、アジア州内で起きた有事に対応する。 ジブチ警戒遊撃班…実働本部を置くジブチ国内の巡回、警戒監視が主な任務。 ジブチ内で起きた有事等にも対応する アメリカ司令駐留連隊…司令本部を置くアメリカ国内の巡回、警戒監視や駐屯地が所在する他国の行動把握、調査が主な任務。 アメリカ国内で有事が起きた際には米軍と共同作戦を、駐屯地を有する他国で有事が起きた際には警衛庁 幕僚官房室指揮下のもと、司令を行う 中央即応遊撃連隊…駐屯地を有するタイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、台湾、モンゴル、インド、トルコ、ポーランド、パラオでの国内警備活動等を行う。 また、国内で起きた有事等に対応する。 航空科(航空警衛隊) 航空中央司令総隊…航空科部隊全ての指揮権を有する 航空機動隊…日本領土上空のトラブル等に対処する 航空警戒部隊…ヘリ、戦闘機等を使っての上空警備にあたる。ここに属するメンバーは全員、パイロットである 航空開発実験集団…航空開発実験集団は、日々進歩する航空機・装備品の開発・航空医学・人間工学の開発実験機能を持ち、幅広い研究を行う組織 航空救難群…民間、警衛隊航空機による事故調査から雪山での遭難等、航空救難が指示された場合に置いて上空からの降下等で救助、救出を実施する 入国管理部隊…元は法務省の出入国在留管理庁に所属する入国警備官で、2213年、警衛隊との統合によりできた部隊。 本部管理中隊、警備中隊、出入国在留管理中隊、機動班からなる。 海上科(海上警衛隊) 海上中央司令総隊…海上科部隊全ての指揮権を有する 海上警ら隊…日本海域に現れた身元不明の船等の処理を担当する 海上輸送班…海上での警衛隊備品の輸送が主な任務。 海上機動連絡班…海上における警備、巡回などを行う。海上防衛の最前線部隊 機動特殊潜水隊…有事の際に潜水を実施し任務遂行を行う 機動掃海隊…有事の際の機雷戦を主任務とし、第二次世界大戦時に設置された機雷の処分も行う。 宇宙科 宇宙警戒作戦群 …衛星通信、衛星放送や位置情報サービスなどで利用される人工衛星の安全を確保するため、 宇宙領域の動向を把握する宇宙領域把握(SDA:Space Domain Awareness)の任務を行う 練馬駐屯地……………………………………………… 練馬駐屯地…後方支援職種部隊の実動本部 後方支援大隊…有事の際の後方支援職種部隊の指揮、支援が主な任務 需品科 庶務管理大隊…食料・燃料・被服・器材等の管理などを行い、必需品を部隊に補給・整備し、給水・入浴・洗濯などの生活支援を行う 多方面機動需品連隊…全国に広がる全ての方面隊、駐屯地で要請があれば装備品等の補充を行うため、全国を飛び回る 特務機密管理大隊…海外派遣、災害派遣、治安維持出動、防衛出動等で出される日報の管理が主な任務。 2209年に起きた日報問題で翌年の2210年に創設された。 輸送科 陸上中央輸送隊…陸路での部隊、人員及び装備品等の輸送統制が主な任務。構成員は輸送科所属の本所属隊員と陸上科からの派遣隊員によって構成される 海上中央輸送隊…海上での部隊、人員及び装備品等の輸送統制及び海上での輸送が主な任務。構成員は輸送科所属の本所属隊員と陸上科からの派遣隊員によって構成される 航空中央輸送隊…航空での部隊、人員及び装備品等の輸送統制及び航空での輸送が主な任務。構成員は輸送科所属の本所属隊員と陸上科からの派遣隊員によって構成される 方面輸送統制部隊…全国方面隊にある輸送部隊の統制が主な任務 給養科 給養総務統括大隊…全国の駐屯地、海外等にある警衛隊施設でご飯提供などを行う全国の分隊の統括業務を行う 機動給養班…有事や災害時などに炊き出しなどを行う専門部隊 消防科 本部管理中隊…消防科部隊の統括が主な任務 警防大隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊又は、その任務にあたる全国方面隊の警防分隊の統括が主な任務 国際救難群…主に海外で起きた事故等で行方不明者捜索、救難等を行う。その国からの要請が無ければ出動はできないが、日本人が含まれてる場合、日本人のみの救難、救助は日本政府からの要請のみで出動できる。 山岳救難隊…登山等で何らかの理由により山岳部で遭難をした者を捜索・救助する部隊 衛生科 対特殊武器衛生隊…2210年に復活した自衛隊時代以来となる部隊。中央特殊武器防護隊や他の衛生科部隊と連携し、NBC兵器攻撃による傷病者の診断・治療を行う。特に生物兵器対応を主眼とし、生物兵器同定のための機材の他、治療用の機動展開ができる衛生検査ユニットや陰圧室ユニットを装備している。 衛生中央部隊…全ての衛生科所属部隊への指揮が任務 特殊衛生部隊…ドクターヘリを保有しており、緊急時における医療処置などが主な任務。構成されるメンバーは全てが医師免許を保有 看護中央部隊…看護師免許を持ったメンバーで構成される看護専門の部隊 広域緊急対処部隊…(部隊改変された)警衛一般隊員、医師免許を持った医務警衛隊員、看護警衛隊員らにより構成されており日本国内で地震などの災害が起きた場合、内閣総理大臣からの要請、緊急時は、幕僚総監からの許可を受けて出動し、人命救助や行方不明者捜索などを行う。 (改変前部隊名称 広域災害派遣専門出動部隊) 機動救護部隊…各科部隊、駐屯地(国内、海外)に常駐し負傷した隊員の救護を行う常駐小隊と常駐小隊の支援を行う広域支援班に分かれる。 常駐小隊は看護師免許、医師免許、救急救命士の資格を持った隊員合わせて20名で編成されている。 広域支援班は看護師免許、医師免許、救急救命士の資格を持った隊員合わせて50名で編成されている。 化学科 中央特殊武器防護隊…2210年に復活した自衛隊以来となる部隊。過去には地下鉄サリン事件や東海村JCO臨界事故などに出動している。特殊武器防護(偵察・監視及び除染活動)、発煙及び対焼夷(消火)を実施して、作戦を支援する。国内におけるNBC(核兵器、生物兵器、化学兵器)事態発生時には全国に派遣され任務を遂行する 司令本隊…有事の際における化学科部隊の動きを一括して指揮することが出来る。 機動防護連隊…中央特殊武器防護隊を上級部隊に置き、 第1方面中隊 (北海道及び東北地方 所在地 札幌駐屯地、仙台駐屯地) 第2方面中隊 (関東地方 所在地 横浜駐屯地) 第3方面中隊 (中部地方 所在地 名古屋駐屯地) 第4方面中隊 (近畿地方 所在地 伊丹駐屯地) 第5方面中隊 (中国 四国地方 所在地 海田市駐屯地) 第6方面中隊 (九州地方及び沖縄県 所在地 久留米駐屯地) を編成している 汚染処理部隊…バイオテロ等発生時における汚染物質の処理を担当する。 防疫防護部隊…感染症等が発生した時に防疫活動を担当する。 守衛警備科 特殊守衛班…本部庁舎へ侵入してきた不審者等の対応が主な任務。 第1警戒部隊…庁舎の警備が主な任務 第2警戒部隊…庁舎の警備が主な任務 第3警戒部隊…庁舎の警備が主な任務 隣接部隊 首都自衛科保安大隊(東京地区自衛科保安中隊 練馬駐屯地) (350名) ……………………………………………………………… 全国方面隊 駐屯地 構成人数 西日本区域自衛科保安大隊(大阪地区自衛科保安中隊) (300名) 全国地区 自衛科 保安中隊(150名) 国領離島 自衛科 保安連隊(580名) 全国方面隊 陸上科 区域機動作戦班 (20名) 全国方面隊 衛生科 救急部隊 (20名) 全国方面隊 警務隊 地区警務中隊 (20名) 全国方面隊 消防科 警防分隊 (30名) 全国方面隊 航空科 航空操縦隊(15名) 全国方面隊 輸送科 地区方面輸送隊(25名) 全国方面隊 偵察科 方面隊偵察小隊(40名) 東北方面隊…東北地方の防衛にあたる (本部 真駒内駐屯地 東千歳駐屯地 ) 陸上科 第1区域機動第1作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第1区域機動第2作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第1区域機動第3作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第1区域機動第4作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第1区域機動第5作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第1区域機動第6作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 衛生科 東北救急部隊…東北地方での隊員が負傷した際の救命救急を行う 警務隊 東北地区警務中隊…東北方面隊の監察業務にあたる 消防科 警防分隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊 航空科 航空操縦隊…緊急時などにおけるヘリ等の操縦を担当する 輸送科 地区方面輸送隊 偵察科 方面隊偵察小隊 所属機関(各県庁所在地に駐屯地) 北海道地区自衛科保安中隊 (函館駐屯地) 青森地区自衛科保安中隊 (青森駐屯地) 秋田地区自衛科保安中隊 (秋田駐屯地) 岩手地区自衛科保安中隊 (盛岡駐屯地) 宮城地区自衛科保安中隊 (仙台駐屯地) 山形地区自衛科保安中隊 (山形駐屯地) 福島地区自衛科保安中隊 (福島駐屯地) 東部方面隊…関東地方の防衛にあたる (本部 市ヶ谷駐屯地) 陸上科 第2区域機動第1作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第2区域機動第2作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第2区域機動第3作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第2区域機動第4作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第2区域機動第5作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第2区域機動第6作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 衛生科 東部救急部隊…東部地方での隊員が負傷した際の救命救急を行う 警務隊 東部地区警務中隊…東部方面隊の監察業務にあたる 消防科 警防分隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊 航空科 航空操縦隊…緊急時などにおけるヘリ等の操縦を担当する 輸送科 地区方面輸送隊 偵察科 方面隊偵察小隊 所属機関(各県庁所在地に駐屯地) 茨木地区自衛科保安中隊 (水戸駐屯地) 栃木地区自衛科保安中隊 (宇都宮駐屯地) 群馬地区自衛科保安中隊 (前橋駐屯地) 埼玉地区自衛科保安中隊 (埼玉駐屯地) 千葉地区自衛科保安中隊 (千葉駐屯地) 神奈川地区自衛科保安中隊 (横浜駐屯地) 中部方面隊…中部地方の防衛にあたる (本部 名古屋駐屯地) 陸上科 第3区域機動第1作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第3区域機動第2作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第3区域機動第3作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第3区域機動第4作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第3区域機動第5作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第3区域機動第6作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 衛生科 中部救急部隊…中部地方での隊員が負傷した際の救命救急を行う 警務隊 中部地区警務中隊…中部方面隊の監察業務にあたる 消防科 警防分隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊 航空科 航空操縦隊…緊急時などにおけるヘリ等の操縦を担当する 輸送科 地区方面輸送隊 偵察科 方面隊偵察小隊 所属機関(各県庁所在地に駐屯地) 愛知地区自衛科保安中隊 (名古屋駐屯地) 岐阜地区自衛科保安中隊 (岐阜駐屯地) 静岡地区自衛科保安中隊 (静岡駐屯地) 石川地区自衛科保安中隊 (金沢駐屯地) 富山地区自衛科保安中隊 (富山駐屯地) 山梨地区自衛科保安中隊 (甲府駐屯地) 長野地区自衛科保安中隊 (長野駐屯地) 福井地区自衛科保安中隊 (福井駐屯地) 新潟地区自衛科保安中隊 (新潟駐屯地) 三重地区自衛科保安中隊 (津駐屯地) 近畿方面隊…近畿地方の防衛にあたる (本部 伊丹駐屯地) 陸上科 第4区域機動第1作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第4区域機動第2作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第4区域機動第3作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第4区域機動第4作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第4区域機動第5作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第4区域機動第6作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 衛生科 近畿救急部隊…近畿地方での隊員が負傷した際の救命救急を行う 警務隊 近畿地区警務中隊…近畿方面隊の監察業務にあたる 消防科 警防分隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊 航空科 航空操縦隊…緊急時などにおけるヘリ等の操縦を担当する 輸送科 地区方面輸送隊 偵察科 方面隊偵察小隊 所属機関(各県庁所在地に駐屯地) 滋賀地区自衛科保安中隊 (大津駐屯地) 京都地区自衛科保安中隊 (京都駐屯地) 西日本区域自衛科保安大隊(大阪地区自衛科保安中隊) (大阪駐屯地) 兵庫地区自衛科保安中隊 (神戸駐屯地) 奈良地区自衛科保安中隊 (奈良駐屯地) 和歌山地区自衛科保安中隊 (和歌山駐屯地) 西部方面隊…中国、四国、九州の防衛にあたる (本部 海田市駐屯地 博多駐屯地) 陸上科 第5区域機動第1作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第5区域機動第2作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第5区域機動第3作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第5区域機動第4作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第5区域機動第5作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第5区域機動第6作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 衛生科 西部救急部隊…西部地方での隊員が負傷した際の救命救急を行う 警務隊 西部地区警務中隊…西部方面隊の監察業務にあたる 消防科 警防分隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊 航空科 航空操縦隊…緊急時などにおけるヘリ等の操縦を担当する 輸送科 地区方面輸送隊 偵察科 方面隊偵察小隊 所属機関(各県庁所在地に駐屯地) 岡山地区自衛科保安中隊 (岡山駐屯地) 広島地区自衛科保安中隊 (広島駐屯地) 鳥取地区自衛科保安中隊 (鳥取駐屯地) 島根地区自衛科保安中隊 (松江駐屯地) 山口地区自衛科保安中隊 (山口駐屯地) 香川地区自衛科保安中隊 (高松駐屯地) 徳島地区自衛科保安中隊 (徳島駐屯地) 愛媛地区自衛科保安中隊 (松山駐屯地) 高知地区自衛科保安中隊 (高知駐屯地) 福岡地区自衛科保安中隊 (福岡駐屯地) 佐賀地区自衛科保安中隊 (佐賀駐屯地) 長崎地区自衛科保安中隊 (長崎駐屯地) 熊本地区自衛科保安中隊 (熊本駐屯地) 大分地区自衛科保安中隊 (大分駐屯地) 宮崎地区自衛科保安中隊 (宮崎駐屯地) 鹿児島地区自衛科保安中隊 (鹿児島駐屯地) 国領離島自衛科保安連隊(沖縄地区自衛科保安中隊・離島特殊科保安部隊が合併) (那覇駐屯地) 附属機関(重要機関のみ記載) 高等教育隊…東京に校舎があり日本唯一の警衛庁が運営する国防専門学校である。学生の間は防衛省職員の扱いで卒業時には、警衛隊への無試験入隊が許されてる他、高校卒業資格もとることができる。 中高一貫式教育隊…大阪、名古屋、福岡に校舎を構える警衛隊が将来の人材育成のために発足させた教育隊。中高一貫式のため、中学受験での入隊が原則で、13歳から入隊ができる。いずれも全寮制である。15歳から警衛隊員という身分になり給与が支給される。月収10万円 幹部候補生教育大隊…キャリア警衛隊員を育成する教育機関。東京(市ヶ谷駐屯地)、大阪(八尾駐屯地)に存在する。期間は3年間(ただし準幹部候補生教育専攻者は1年で卒業可能) 西部教育隊…西日本全域を対象とし採用された新人隊員の教育を行う (本部 久留米駐屯地) 中部教育隊…関東全域を対象として採用された新人隊員の教育を行う (本部 練馬駐屯地) 東部教育隊…関東を除く東日本全域を対象として採用された新人隊員の教育を行う (本部 名古屋駐屯地) 海上科教育隊…教育隊卒業後、入隊試験合格を経て海上科部隊(海上警衛隊)への配属を希望する者が入る。期間は1年間。京都府 舞鶴市 舞鶴基地に存在する 航空科教育隊…教育隊卒業後、入隊試験合格を経て航空科部隊(航空警衛隊)への配属を希望する者が入る。期間は1年間。北海道 札幌市 札幌基地に存在する 航空学生群…航空科教育隊の傘下組織。操縦士いわゆるパイロットを目指す者が入る。幹部候補生教育大隊(3年制)を卒業後、航空学生準備過程を半年間受け入群。期間は4年間。北海道 北広島市 北広島基地に存在する 警衛庁附属化学研究所…武器、爆弾、兵器、車両などの製造を行う。属する職員は民間で採用された警衛庁職員と警衛官採用試験で採用された警衛隊員の2つで構成されている。 防衛省附属警衛隊病院…防衛省直轄で警衛隊が運営する病院。医者、看護師は全て警衛官で、警衛官なら治療、入院費など全額無償である。(兵庫県 伊丹市 東京都 新宿区) 警衛庁附属法務院…犯罪等を起こした警衛官が入る刑務所のようなところ。全国10ヶ所ある (大阪府 大阪市) 防衛省附属警衛隊法務会議館…警衛隊versionの裁判所。犯罪等を起こした警衛官の最終処分が下される場所。ここの法務員は全て幕僚官房室所属の隊員で構成されている (大阪府 大阪市) 警務隊職種学校…警務隊選抜試験に受かり、半年間の警務隊研修を受ける際に入る学校。 (神奈川県 横浜市 横浜基地) 海上科 船舶操縦 教育隊…船舶の操縦を学ぶ学校 (広島県 広島市 広島基地) 上級幹部候補生学校 指揮幕僚過程…階級が隊将になると入校選抜試験を受験し合格した者のみ入校が許される。 約3年間の教育を受け卒業した者は幕僚官に任命されその後、中級幕僚過程(幕僚補) 上級幕僚過程(副 幕僚長)を受け上級幕僚選抜試験を受け合格すれば警衛隊のトップである幕僚総監候補生に任命される。 (愛知県 名古屋市 名古屋基地) 衛生科学校 機動救護教育課程…機動救護部隊員を育成するための教育隊 看護師免許、医師免許を保有している隊員はS類に入校し約2年 救急救命士資格を持っている隊員はA類に入校し約5年間教育を受ける。 (宮城県 仙台市 仙台基地) 航空科教育隊 航空救難群教育過程…航空救難群候補生選抜試験を通過した隊員に対して約1年間の教育を実施しその後、最終通過試験を行い受かった隊員を部隊に送り出している。 (山口県 山口市 山口基地) 海上科教育隊 機動特殊潜水隊教育課程…機動特殊潜水隊候補生選抜試験を通過した隊員に対して約1年間の教育を実施しその後、最終通過試験を行い受かった隊員を部隊に送り出している。 (京都府 舞鶴市 舞鶴基地) 冬季戦技教育隊…冬季、特に雪が降る中での戦闘及び救難訓練を行う。(基礎過程) 期間は6ヶ月であり、卒業すればそのまま原隊復帰する者もいれば、上級過程と呼ばれる遊撃過程を受ける者もいる。 遊撃過程を受ける者は更に10ヶ月教育を受ける。 (北海道 札幌市 真駒内基地) 航空科 (全国の各空港に、入国管理部隊 空港警管中隊が存在する) 定員、各空港に150名所属 羽田空港 駐屯地 茨城空港 駐屯地 大島空港 駐屯地 三宅島空港 駐屯地 新島空港 駐屯地 伊丹空港 駐屯地 神戸空港 駐屯地 但馬空港 駐屯地 中部国際空港小松空港 駐屯地 能登空港 駐屯地 松本空港 駐屯地 名古屋飛行場 駐屯地 新千歳空港 駐屯地 稚内空港 駐屯地 旭川空港 駐屯地 帯広空港 駐屯地 紋別空港 駐屯地 札幌丘珠空港 駐屯地 利尻空港 駐屯地 成田空港 駐屯地 調布飛行場 駐屯地 八丈島空港 駐屯地 神津島空港 駐屯地 関西空港 駐屯地 南紀白浜空港 駐屯地 新潟空港 駐屯地 富山空港 駐屯地 静岡空港 駐屯地 函館空港 駐屯地 釧路空港 駐屯地 中標津空港 駐屯地 女満別空港 駐屯地 奥尻空港 駐屯地 仙台空港 駐屯地 青森空港 駐屯地 三沢空港 駐屯地 花巻空港 駐屯地 大館能代空港 駐屯地 秋田空港 駐屯地 庄内空港 駐屯地 山形空港 駐屯地 福島空港 駐屯地 広島空港 駐屯地 岡山空港 駐屯地 山口宇部空港 駐屯地 岩国空港 駐屯地 鳥取空港 駐屯地 米子空港 駐屯地 石見空港 駐屯地 出雲空港 駐屯地 隱岐空港 駐屯地 高松空港 駐屯地 徳島空港 駐屯地 松山空港 駐屯地 高知空港 駐屯地 福岡空港 駐屯地 北九州空港 駐屯地 佐賀空港 駐屯地 長崎空港 駐屯地 熊本空港 駐屯地 大分空港 駐屯地 宮崎空港 駐屯地 鹿児島空港 駐屯地 対馬空港 駐屯地 壱岐空港 駐屯地 五島福江空港 駐屯地 天草空港 駐屯地 奄美大島空港 駐屯地 種子島空港 駐屯地 与論空港 駐屯地 屋久島空港 駐屯地 喜界島空港 駐屯地 沖永良部空港 駐屯地 那覇空港 駐屯地 石垣空港 駐屯地 久米島空港 駐屯地 慶良間空港 駐屯地 北大東空港波照間空港 駐屯地 与那国空港 駐屯地 徳之島空港 駐屯地 宮古空港 駐屯地 粟国空港 駐屯地 南大東空港 駐屯地 多良間空港 駐屯地 下地島空港 駐屯地 航空救難群(各駐屯地に350名) 航空救難群 第1方面隊 駐屯地(札幌) 航空救難群 第2方面隊 駐屯地(仙台) 航空救難群 第3方面隊 駐屯地(横浜) 航空救難群 第4方面隊 駐屯地(長野) 航空救難群 第5方面隊 駐屯地(奈良) 航空救難群 第6方面隊 駐屯地(広島) 航空救難群 第7方面隊 駐屯地(松山) 航空救難群 第8方面隊 駐屯地(博多) 航空救難群 第9方面隊 駐屯地(那覇) 海上科 (各 駐屯地に580名が在籍) 函館駐屯地 大湊駐屯地 八戸駐屯地 横須賀駐屯地 舞鶴駐屯地 小松駐屯地 下関駐屯地 佐世保駐屯地 鹿屋駐屯地 機動特殊潜水隊 第1管区駐屯地 (札幌基地) 機動特殊潜水隊 第2管区駐屯地(仙台基地) 機動特殊潜水隊 第3管区駐屯地(横浜基地) 機動特殊潜水隊 第4管区駐屯地(名古屋基地) 機動特殊潜水隊 第5管区駐屯地(神戸基地) 機動特殊潜水隊 第6管区駐屯地(広島基地) 機動特殊潜水隊 第7管区駐屯地(高知基地) 機動特殊潜水隊 第8管区駐屯地(博多基地) 機動特殊潜水隊 第9管区駐屯地(那覇基地) 特殊科(機動広域作戦群 緊急出動拠点基地) 千歳基地(北海道) 三沢基地(青森) 小松基地(石川) 信太山基地(大阪) 海田市基地(広島) 北九州基地(福岡) 那覇基地(沖縄) 駐屯科 ジブチ実働本部(定員 150名) アメリカ司令本部(定員 380名) タイ駐屯地(定員 50名) ベトナム駐屯地(定員 50名) インドネシア駐屯地(定員 50名) フィリピン駐屯地(定員 50名) マレーシア駐屯地(定員 50名) 台湾駐屯地(定員 50名) モンゴル駐屯地(定員 50名) インド駐屯地(定員 50名) トルコ駐屯地(定員 50名) ポーランド駐屯地(定員 50名) パラオ駐屯地(定員 50名) 輸送科 警衛隊 車両操縦学校…大型免許は普通第一種、または準中型、中型第一種、大特第一種を有する者が約10週間の短期課程、運転免許を有しない者は約16週間の通称 長期課程に、大型特殊は2週間、牽引免許は4週間入所する。 所在地…千歳基地、仙台基地、横須賀基地、信太山基地、海田市基地、北九州基地。 多領域機動哨戒部隊(戦闘支援大隊) …各駐屯地に実動小隊と整備小隊、操縦小隊、業務小隊が駐屯する。総勢120名(各駐屯地に) 中央駐屯地(大阪府大阪市中央区) 北九州駐屯地(福岡県北九州市) 横須賀駐屯地(神奈川県横須賀市) 旭川駐屯地(北海道旭川市) 那覇駐屯地(沖縄県那覇市) 高射特科 各駐屯地に高射小隊と整備小隊、業務小隊が駐屯する。総勢80名(各駐屯地に) 東千歳駐屯地(北海道 千歳市) 札幌駐屯地(北海道 札幌市) 仙台駐屯地(宮城県 仙台市) 横須賀駐屯地(神奈川 横須賀市) 金沢駐屯地(石川県 金沢市) 名古屋駐屯地(愛知県 名古屋市) 千僧駐屯地(兵庫県 伊丹市) 海田市駐屯地(広島県 安芸郡) 松山駐屯地(愛媛県 松山市) 博多駐屯地(福岡県 博多市) 健軍駐屯地(熊本県 熊本市) 那覇駐屯地(沖縄県 那覇市)
ULTIMATE〜 DECISIVE BATTLE 奪還せよ 第16話
主要登場人物一覧 織原奨(23)…13代目主人公 広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 第1営内班所属 隊士長 高梨絢斗(22)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 第1営内班所属 隊士長 流瀬崇也(32)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 第1営内班所属所属 3等士官 庄司煌大(25)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 第1営内班所属 隊士長 前島奏翔(28)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 第1営内班所属 3等士官 寺脇柊羽翔(25)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 第1営内班所属 隊士長 央家涼大(23)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 第1営内班所属 隊士長 多鳳慧汏(23)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 第1営内班所属 隊士長 嵩寺祐伍(28)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 第1営内班 班付き 3等士官 成木仁(43)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 第1営内班長 2等士官 河木龍緋(33)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 助教 3等士官 陸崎凰煋(30)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 助教 3等士官 玉隝亨(50)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 教務長 士官長 上島伸寿(55)…広域機動作戦群 総司令大隊所属 訓練生過程 総務長 1等隊尉 高崎遥倖(48)…広域機動作戦群 総司令大隊所属 訓練生過程 副務長 3等隊尉 荘隋亘晟(40)…広域機動作戦群 総司令大隊所属 運用訓練幹部 3等隊尉 澤野慶也(55)…広域機動作戦群 群長 将補 西尾猩惇(54)…広域機動作戦群 総司令大隊長 1等将士 阿籐稔陽(58)…警衛庁 25代目 幕僚総監 嵜塚孝敏(50)…警衛庁 副幕僚総監 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「もうすぐここから出れるから。それまで、もう少しの辛抱っすよ」 高梨は泥だらけの顔を軽く拭いながら言った。 「悪いね。変な頼み事しちゃって」 高梨は施設に取り残されていたある老夫婦から、2度目の地震で紛失したというスマホの捜索をしていた。 「携帯電話は、必要っすもんね。生活に」 そう言いながら高梨は軽く汗を拭った。 何度も額を伝って汗が流れてきた。 その時、ある民間人が声を上げながら高梨に目をやったのが見えた。 「お、おいここから出られるんじゃねーか?」 そう言いながら男は高梨を何度も見返した。 「出口すか?」 高梨は軽くため息を吐きながら男に目をやった。 「おう、こっから出れるんじゃねーか?若造」 「何か根拠は?障害物等無ければ先に出て貰えますか?俺、ちょっと仕事残ってるんで」 「根拠は?って聞かれてもな。それに普通、あんたが先導するもんじゃねーか?避難誘導ってのは」 「そ、そうでしたね」 高梨は軽く口を鳴らすと男のもとに駆け寄った。 「おー来たか。ここだよ。ここ。なんか光見えねーか?」 「光?」 高梨は目を軽く細めながら奥に目をやった。 「本当だ。ここからなら出られる」 そう言うと高梨は男に目をやった。 「俺が先導するんで皆さん出ましょう」 「そうだな」 そう言うと男は施設の中にいた民間人達に目をやった。 その後、民間人達はその限られた穴から外に脱出して行った。 全員が出たのを確認すると高梨は再び崩壊してる施設の中に戻った。 「あんた、どこ行くんよ?また戻るのかい?」 民間人に聞かれ高梨は軽く頷いた。 「スマホを落としたっていう夫婦の方が居まして。お孫さんの写真も残ってるって言うから余計に大事なものかなって」 「それで?」 「それを今から取りに帰るんで、そのまま真っ直ぐ歩いて行ってください。そしたら多分、俺と同じ服着た人がいるんで、その人見つけたらこれを渡してください」 そう言いながら高梨は戦闘服につけているネームを外すと渡した。 「俺の名前が書いてます。それ渡してもらって俺がまだこの中に居ることを伝えて貰えますか?」 「またいつ揺れが来るか分からないんだぞ?次揺れたら完全に崩れるかも」 「俺、平気なんで笑」 そう言うと高梨はそのまま施設の奥へと消えて行った。 数分後 スマホを見つけた高梨は軽く笑みをこぼすとそのまま、出口に向かって歩き出した。 次の瞬間、また大きな揺れが施設を襲った。 「くそ」 高梨はスマホを強く握りしめるとその場に倒れ込んだ。 「ぐはっ」 数秒後、倒れてきた柱に挟まれ高梨はその場で身動きが取れない状態となった。 「くそ、出れねー」 高梨は何度も出ようと試みたが柱はビクとも動かなかった。 1時間、2時間…… 時間が経つに連れ、今までの想定で寝れてない眠さと疲れが襲いかかって来ると高梨は軽く目を擦りながら起き続けることに力を入れた。 だが眠気に勝てずしばらくするとその場で目をつぶった。 もうこのまま死んでいくのか……。 そんな事を思いながら高梨は握っていたスマホを顔のそばに置いた。 スマホのホーム画面には家族写真があった。 にこやかな家族。俺もこんなのに憧れたっけ。 そんな事を思いながら高梨は握りこぶしを作った。 その時、奥から光のようなものが動いてるのが目に入った。 「人か?」 高梨は目を堪えながら凝視した。 確かに、光は動いていた。 「ここだ、ここだ」 高梨は声を振り絞り叫び続けた。 「今、声聞こえたぞ?」 「その奥からだ」 「そのまま前進しよう。いつ揺れがまた来るか分からない。早めに」 そんな声が奥から聞こえてきた。 しばらくすると数人の足音が崩壊している施設の中で響き渡っているのが耳に入ってきた。 「おい高梨、どこだ?」 自分の名前を呼ぶ声がした。誰が呼んだのかは分からない。でも高梨は必死に近くの柱を叩いた。 「行動停止」 訓練生を主導していた河木が軽く声を上げた。 「向こうからです。あそこの方角から音が」 織原が言うと河木は軽く頷いた。 「6時の方向だ。前進」 河木が言うと訓練生達は示された方向へ一斉に走り出した。 「高梨、返事しろ。高梨、高梨~」 織原は声が枯れるまで高梨の名前を叫び続けた。 その時1本の無線が入ってきた。 「高梨を発見しました。これより地上に向かいます」 無線連絡を入れ終えると庄司は軽く笑いながら高梨に片手を差し伸べた。 「んだよ。お前に助けられる覚えねーよ。んなもん這い上がってやる」 そう言いながら高梨は力を振りしぼり柱から抜け出した。 と同時に高梨はその場に倒れ込んだ。 「無理すんなよ。お前は今、要救助者なんだから」 「うるせーよ」 「でも良かった。お前が生きてて」 「あ?」 「だから良かったって言ってだよ」 「気持ちわりーな。んだよ」 「もうこれ以上、これ以上、同期を失いたくないんだ。お前が死ぬって言っても俺が無理やり生かしてやる」 「……そうか」 「だから俺のこの手を握れよ」 「あ?」 「いいから早くしろって」 庄司が言うと高梨は軽く笑いながら庄司の片手を握りしめた。 「おいっしょー」 庄司はそのまま高梨の手を強く握るとその場に立たせた。 「聞いたよ。お前、スマホ取りに戻ったんだって?」 「あ?あー、家族写真が入ってるって言われて。んなのほっとけねーだろ?」 「お前、そういうとこ好きよ笑」 「あ?気持ちわりーな」 「その言葉遣い直したら完璧なんだけどな笑」 「何様だよ」 そう言うと高梨は軽く笑った。 翌朝 内閣府行政人事院からの呼び出しを受け、訓練生、そして助教、大友が人事院長室にいた。 「まずは、訓練中の事故。民間人全員救出。流石という言葉を与えてやる」 迫原に言われ大友は軽く頭を下げた。 「それでだが、命令系統を無視し独自に部隊を動かしたと報告を受けた。それで今回、君たちに規律違反の疑いがありここに呼んだ」 迫原が言うと大友は深々と頭を下げた。 「本事案は全て私の命令で訓練生が動きました。全ての責任は私にあります。ですから、訓練生への処分は考え直して貰えないでしょうか?」 大友が言うと迫原は訓練生達に目をやった。 「なるほど、君の勝手な行動か。だとしたら自分の権限を振りかざした違法行為として厳正に処罰する必要があるな」 迫原が言った。 「俺が勝手に行ったんです。だから…」 松葉杖をついた高梨が言った。 「その怪我はその勝手な行動から出た結末か?」 迫原からの質問に高梨は軽く返事した。 「はい。俺の勝手な行動です。俺が崩壊してる施設に入りました。それで、大友さんが」 「君への処分も考える必要があるという事か?」 そう言うと迫原はその場に立ち上がった。 「どんな処分でも受ける覚悟です」 「高梨、やめろ」 大友が言うと高梨は大友に目をやった。 「なんすか?」 「あ?だから勝手な事を言うのはよせ」 「事実を言って何が悪いんすか?」 「事実?な訳ねーだろ。黙ってろよ」 「黙れないっす。俺は何も間違ってねーっすよ」 「あのな」 そう言うと大友は高梨に詰め寄った。 「大友さん。俺を庇うのは辞めてください。自分のケツを上司に拭かせる程、俺頼りないすか?情けないすか?」 「え?」 大友が言うと高梨は大友を軽く突き飛ばした。 「警衛隊は事に臨んでは危険を顧みず、 身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓いますって警衛隊法施行規則第39条で示されてます。それを俺はただ行動に移しただけです。それで攻められるのなら俺はこの組織では日本防衛は出来ないと思います。命令系統通り動いて、助けれる命が助けられない時、正解となり命令系統を無視し動き、助けれる命を助け、任務を達成した時、間違いとなる。そんな世界で俺は今後も、一隊員として動ける自信がありません」 そう言うと高梨は辞表と書かれた封筒をその場に置いた。 「いつでもこれを受理してください。それと大友さんはレンジャー離れてはいけない人です」 「何言ってんだよ」 大友が言うと高梨は大友に目をやった。 「俺には分かる。貴方はずっとレンジャーにいるべき人だ。命令に背いてまで俺たちを動かした。あなたみたいな行動力ある人こそこの部隊には必要だと思ってます」 そう言うと高梨は軽く頭を下げ院長室を後にした。 「高梨、おい高梨」 織原は高梨を追いかけすぐに部屋から出て行った。 「おい高梨」 「なんだよ」 織原に声をかけられ高梨はその場で足を止めた。 「なんで、お前あんな口叩いたんだよ」 「信念曲げるほどこの組織に執着するつもりは無いからな」 「は?」 「文句あんのか?ま、お前はこのまま頑張れよ」 「他人事かよ」 「他人事だろ。お前と違う方法で俺は鶴姫村を奪還する」 「違う方法?」 「お前と俺はいつでも繋がってるからな。じゃあな」 そう言うと高梨は軽く拳を突き上げるとそのままその場を後にした。 3日後、人事院からの処分が下りた。 広域機動作戦群 訓練生過程は中断となり、訓練生達は全員、漏れなく原隊復帰となった。 そして規律違反を命じたとして大友には1ヶ月の謹慎と減給が言い渡された。
ULTIMATE〜 DECISIVE BATTLE 奪還せよ 第15話
主要登場人物一覧 織原奨(23)…13代目主人公 広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 第1営内班所属 隊士長 高梨絢斗(22)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 第1営内班所属 隊士長 流瀬崇也(32)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 第1営内班所属所属 3等士官 庄司煌大(25)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 第1営内班所属 隊士長 前島奏翔(28)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 第1営内班所属 3等士官 寺脇柊羽翔(25)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 第1営内班所属 隊士長 央家涼大(23)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 第1営内班所属 隊士長 多鳳慧汏(23)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 第1営内班所属 隊士長 嵩寺祐伍(28)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 第1営内班 班付き 3等士官 成木仁(43)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 第1営内班長 2等士官 河木龍緋(33)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 助教 3等士官 陸崎凰煋(30)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 助教 3等士官 玉隝亨(50)…広域機動作戦群 第1機動隊訓練生過程 教務長 士官長 上島伸寿(55)…広域機動作戦群 総司令大隊所属 訓練生過程 総務長 1等隊尉 高崎遥倖(48)…広域機動作戦群 総司令大隊所属 訓練生過程 副務長 3等隊尉 荘隋亘晟(40)…広域機動作戦群 総司令大隊所属 運用訓練幹部 3等隊尉 澤野慶也(55)…広域機動作戦群 群長 将補 西尾猩惇(54)…広域機動作戦群 総司令大隊長 1等将士 阿籐稔陽(58)…警衛庁 25代目 幕僚総監 嵜塚孝敏(50)…警衛庁 副幕僚総監 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「困ったな。困った。困った。困ったよ」 そう言いながら幕僚総監の阿藤稔陽は幕僚総監室で軽く頭を抱えていた。 「失礼します。総監」 そう言いながら副幕僚総監の嵜塚孝敏が部屋に入ってきた。 「広機(広域機動作戦群)から承認はまだかと来てます」 嵜塚が言うと阿藤は嵜塚に目をやった。 「この上でまだ急かすか?あいつらは」 「どうしますか?」 「どうするって言われてもな。国会の承認も待たないといけないからな」 「緊急の場合は国会の承認無しに幕僚総監ご自身の判断で部隊を動かせると思うのですが」 「緊急の場合はな?」 「今回は緊急じゃないと?」 「これで動かした後に何かといちゃもんをつけられるのが目に見えてるんだよ。それに今、演習場にいる奴らはあれだろ?救助器具1式持ってないんだろ?」 「そう聞いてます」 「なら余計に無理だろ。消防科に派遣要請を出す。広機にはそう伝えろ」 「わかりました」 そう言うと嵜塚は軽く頭を下げ部屋を後にした。 「消防科?冗談じゃないっすよ。俺らが消防科に劣るんすか?おかしいっしょ」 「俺らの方が救助の技術だって上っすよ」 嵜塚から連絡を受けた澤野が消防科への派遣要請の件を話すと総司令大隊内で四方八方から声が出てきた。 「要らねープライドばっか持ってんすよ。こいつら」 西尾が言うと澤野は軽く頷いた。 「全くだな」 「どうしますか?」 「どうするって言ってもな。俺に権限無いからな」 そう言いながら澤野が近くの椅子に腰掛けた時スマホを見ていた1人の隊員が声を荒らげた。 「今度は何?」 そう言いながら澤野はその隊員に目をやった。 「郡長、こ、こ、これを」 「え?」 澤野はそう言いながら面倒くさそうにその隊員からスマホを受け取り目線を落とした。 そこには上空から演習場を映す映像があった。 「これは?」 澤野が聞くと隊員は軽く解説した。 「マスコミっすよ。マスコミが速報で報じてんすよ。俺らこのまま何もしなかったら袋叩きっすよ?」 「それもそうだな」 西尾が言うと澤野はスマホを片手にそのまま部屋から出て行った。 同じ頃 訓練生達は待機する車両内で住民が取り残されてる施設を見ていた。 「あの施設、結構古いらしいな」 多鳳が言うと央家は軽く頷いた。 「なんか古臭いもんな。木造で。だから崩壊したんか」 「まーだろうな」 多鳳が話していると高梨が軽く呟いた。 「俺ら何もできないのか?」 高梨の言葉に多鳳が反応した。 「え?」 「訓練生だからって俺ら何もできないのか?事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に努め、もつて国民の負託にこたえることを誓いますって誓った警衛官だろ?そこらの助教や班長と立場は変わんねーだろ?なのに訓練生ってだけで命先優先かよ」 「命令が出てないんだし」 多鳳が言うと高梨は軽くため息を吐くとその場に立ち上がり防弾チョッキを外した。 「俺は行く。救助に」 「勝手な行動はやめろって」 多鳳が怒鳴ると高梨はトラックから降りるなり後ろを振り向いた。 「ルールに縛られててダサいな」 そう言うと高梨はそのまま施設の中に入っていった。 「お、おい」 施設に入っていった高梨を見てその場にいた助教達は高梨を止めようと動き出した。 「まだ待機命令か?」 大友に聞かれ陸崎は軽く返事した。 「まだっすね」 「何をしてんだ。上は」 大友が焦っていると数人の助教が血相を変えて走ってきた。 「失礼します。高梨が」 「どうした?」 大友が聞くと助教は続けた。 「崩壊した施設に1人、勝手に」 「報告してる場合か。すぐに止めろ」 「中に入ってしまってこれ以上の行動は取れないかと」 「勝手な事しやがって」 そう言うと大友は軽く口を鳴らすと崩壊した施設に目をやった。 その施設の前では多くの助教達が集まっていた。 「拡声器貸せ」 大友に言われ陸崎は近くにあった拡声器を渡した。 すると大友はその拡声器を手に取るとそのまま口元に近づけた。 「警衛隊です。ただいま、救助活動に向けた準備段階に入ってます。今しばらく少々お待ちください」 大友が話す中、施設の中に侵入した高梨は息を整えながら施設の中に入っていった。 「何も見えねーな。くせーし」 そう呟きながら高梨はポケットから支給されている小型携帯電灯で辺りを照らした。 しばらく進んでいくと、人の腕らしきものが目に入った。 「大丈夫ですか?警衛隊です」 高梨が叫ぶと民間人の1人が軽く手を振った。 「ここだー。ここ、ここ。ここに来てくれ」 民間人に呼ばれ高梨は軽く返事するとそのままその民間人がいる場所まで小走りで向かった。 「やっとか。遅かったぞ」 民間人の1人に声をかけられ高梨は軽く頭を下げた。 「助けに来たのでもう安心してください」 「心強いよ。じゃあ行こうか」 そう言いながらその民間人が立ち上がった時、強い揺れが施設を襲った。 数分後 倒れてきた柱の下敷きになった高梨は目を軽く擦りながら周囲に目をやった。 するとすぐ目の前でさっきまで話していた民間人が倒れてるのが目に写った。 「大丈夫ですか?しっかりしてください。しっかり」 高梨が叫ぶと民間人は手の指を軽く動かした。 その指は血まみれになっていた。 「なんで血が」 そう呟くと高梨は軽く後退りをした。 同じ頃 施設の前では、助教達が今か今かと出動命令が出るのを待っていた。 「まだか。遅いな」 大友は軽く貧乏ゆすりをしながら呟いた。 その時、訓練生らが待機する車両から庄司が出てきた。 「訓練生は車両の中で待機してろ」 河木が言うと大友は庄司に目をやった。 「何をしに来た?下がってろ」 大友が怒鳴ると庄司は大友のもとに駆け寄った。 「俺ら、訓練生も同じ警衛官です。国のために命をかけることを誓った警衛官です。俺らに命令を出してください」 「何を言ってるんだ?命令を出せると思うか?お前らに。まだ技術だってまともにねーのに」 陸崎が言った。 「俺らに命令出してください」 そう言うと庄司は深々と頭を下げた。 「無理だと言ってるだろ?下がってろや」 陸崎はそう言うと庄司を軽く押し返した。 「同期をこれ以上、失いたくないんです。確かに、高梨は勝手に行った。けど命令に背いた奴でも理由なく助けるのが俺らの役目っすよね?それに俺らが命令が出てないからってここでぼーっと待ってる間に事態はもっと悪化する恐れもあります。だから、だから俺は早くしないとって」 「だから、」 陸崎が言うのを止めると大友は庄司から目線を外さず口を開けた。 「同意見の者はどれだけいる?お前だけの意見か?それなら動けん」 大友が言うと庄司は軽く目線を逸らした。 その時、車両から訓練生達が次々と降りてきた。 「お前ら…」 陸崎が思わず呟いた。 「全員、同意見です」 織原が言うと大友は指揮官車の中に入った。 「教官」 訓練生達はすぐに指揮官車を包囲すると何度も車体を叩いた。 「お前ら、やめろ」 河木と陸崎は必死に訓練生達を止めた。 「いつ、また揺れが来るか分からない。作戦は迅速に的確に行う必要がある。これは訓練じゃない。実任務だ。繰り返す、これは訓練じゃない。実任務だ」 そう言いながら車から降りると大友は崩壊してる施設に目をやった。 「今お前らが持ってるもので救助器具として使えそうなものがあればそれを使え。なんでもいい」 大友が言うと陸崎が口を開けた。 「ま、まさか訓練生を向かわせるんですか?」 「悪いか?こいつらのやる気、無駄にはできねーだろ?」 「……。」 数秒間、大友の顔を見つめると陸崎は無線機を手に取った。 「本部……」 無線連絡を入れようとした陸崎を見て大友はすぐに陸崎から無線機を奪うとその場で踏み潰した。 「なっ……」 陸崎が唖然としている中、大友は訓練生達に目をやった。 「最終想定は、災害時における要救助者の救助だ。要救助者役には高梨 士長及び数名の民間人の方が名乗り出てくれた。我々レンジャー部隊は災害発生時における救助も主任務としてある。時には救助器具が揃ってない最悪の中でもだ。今君たちが持ってるその器具、装備で全員を救い出せ。タイムリミットは3時間だ。やれるか?」 大友が聞くと流瀬が軽く呟いた。 「はい」 流瀬が言うと大友は軽く頷いた。 「分かれて、救助」 そう言うと大友は軽く頷き指揮官車に入っていった。 「おっしゃあー。行くぞ」 流瀬が叫ぶと訓練生達は声を上げながら散らばって行った。