〓Mr.鷹党〓
1036 件の小説〓Mr.鷹党〓
https://yuuki1018.jimdofree.com/ フォローよろしくお願いいたします 自衛隊と警察をモチーフにULTIMATEシリーズを投稿していきます!! アルファポリスでも同作品の投稿してます。
ULTIMATE〜SECRET 邦家の秘匿 第4話
主要登場人物一覧 赤眞翔平(32)…11代目主人公 西部教育隊 教務部 班長 3等士官 辻彪臥(23)…西部教育隊 教務部 班長付き 隊士長 中空大祐(32)…西部教育隊 教務部 班長 2等士官 吉坂尚季(28)…西部教育隊 教務部 班長 3等士官 篠奉櫂伍(30)…西部教育隊 教務部 班長 3等士官 高濵翔盛(31)…西部教育隊 教務部 班長 3等士官 樋樫柊臣(31)…西部教育隊 教務部 班長 3等士官 瓜木祥平(35)…西部教育隊 教務部 管理官補佐 1等士官 今西遙駕(58)…西部教育隊 教務部 管理官 3等隊尉 金橋知孝(55)…西部教育隊 隊長 1等将士 成濱佑汰(27)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊所属 小隊管理官 2等士官 芦澤柊太(42)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊長 1等士官 仲城圭輔(28)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊所属 3等士官 高石綉哉(28)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 久泖遣都(35)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官 堂城舜太(25)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 貴内伸介(47)…近畿地区警務中隊長 2等将士 青村聡士(40)…警衛庁 警務隊 規律統制委員会所属 2等士官 澤田新太(45) …警衛庁 警務隊 規律統制委員会所属 士官長 丈住明陽(50)…警衛庁 警務隊 規律統制委員会 委員長 2等隊尉 藤浦恭介(57)…警衛庁 警務隊長 1等幹士 片嶋煌雅(33)…警衛庁 警務隊 総務管理官 1等隊尉 栗阪陸孝(33)…警衛庁 運用科 教務監部所属 2等士官 浅木零(38)…警衛庁 運用科 教務監部所属 2等隊尉 村上輝暢(40)…警衛庁 運用科 教務監部所属 2等幹士 冴塚遥倖(44)…警衛庁 運用科 教務監部 理事官2等将士 越添吏雄(50)…警衛庁 運用科 教務監部 教育総監 将補 新城彪駕(40)…内閣府行政人事院 警衛隊 監察局所属 3等将士 椎津愛虎(37)…内閣府行政人事院 警衛隊 監察局所属 士官長 横原龍治(58)…内閣府行政人事院 3代目院長 皇山誠士郎(36)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第1秘書官兼 秘書室長 2等幹士 新濱恭吾(49)…警衛庁 19代目 幕僚総監 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「隠蔽、ですか?」 堂城が言うと高石は堂城の頭を軽く叩いた。 「馬鹿か。もっと言葉選べよ」 高石が言うと芦澤は堂城に目をやった。 「まーそれが本当の事だ。上幹の息子がいじめなんかしてたと出たら警衛隊の組織体制に多少なりとも影響を及ぼす恐れがある。それだけは避けたいという上の判断だ。まー無理は無い話だ」 芦澤が言うと久泖はiQOSを手に持ちながら口を開けた。 「まー言いたいことは分かるよ。隠蔽体質だもんな。この組織は。想像ぐらいつくよなー」 「俺が警務隊に本配属なって最初に言われな言葉は公正なる組織の秩序維持のために我々がいるという言葉でした。それをもろに反故するんですか?」 堂城が言うと芦澤は軽く腕を組んだ。 「まー、ここで調査を辞めるのも続けるのも俺の判断で可能だ。ここの小隊長は俺だ」 芦澤が言うと仲城が口を開けた。 「俺はやるべきだと思います。こんないじめを見過ごせば今後、同様の事案が多発する危険性もあります。それに死んだ山崎の遺族にどう説明するんですか?調査はしないと?それは流石に可哀想すぎませんか?」 「俺もそう思うよ」 そう言いながら成濱が部屋に入ってきた。 「事情聴取終わったか?」 芦澤に聞かれ成濱は軽く頷いた。 「赤眞の事情聴取が終わりました。とりあえず大阪に帰ってもらったすけど大丈夫でした?」 「うん。ありがとう」 そう言うと芦澤はその場に腰掛けながら軽く目をつぶった。 「小隊長どうするんすか?このまま俺たちも目をつぶるんすか?」 高石が聞くと芦澤は軽く頷きながら目を開けた。 「調査を続ける。だが通常業務に手をつけずにいると、それはそれで問題が起きる。あくまで極秘に行う必要がある訳だからだ。だから」 そう言うと芦澤は隊員らに目をやった。 「この中でいじめ動画の調査を専従で行う者を選定する。それ以外の者は通常業務を行いながら補佐をして欲しい。わかったか?」 「なるほど」 成濱が呟くと芦澤は周囲に目をやった。 「久泖、堂城。お前ら2人は専従だ。決めた理由は特にない。辞退するのも認める。どうだ?」 「まーやれと仰るのなら」 そう言うと久泖はその場に立ち上がると軽く頭を下げた。 「俺はただあんないじめ動画を撮った奴が許せないんで」 堂城が言うと久泖は軽く笑った。 「なんだよ無駄に熱いよな。そんな熱くなんなや。大丈夫だよ。警務隊はな権力があるんだよ。逮捕権だってある。もしお前がアイツらが何か変に見えたのなら手錠かけたったら、ええんや」 「はい」 「じゃあその2人でよろしくお願いします」 そう言うと芦澤は仮眠室に向かった。 「小隊長どちらに?」 仲城が聞いた。 「寝てねーんだ。ここに来てから。だからちょっと寝かせてもらうな?なんかあったら起こしてくれ」 「あ、わかりました」 仲城が言うと芦澤は軽く頷きながら仮眠室に入っていった。 その頃 大阪駐屯地 新隊員教育 班長室では、新隊員が大阪駐屯地で勤務する一般隊員からの講話を受けており、班長達は休息をとっていた。 するとそこに、西部教育隊 隊長の金橋 1等将士が急遽やってきていた。 「お疲れ様です」 金橋の姿を見るなり今西は軽く頭を下げた。 「新隊員の自殺にいじめか。早速問題が起きたな」 そう言いながら金橋はソファーに腰掛けた。 「教育隊本部は瓜木に任せてある。今日1日ここにいさせてもらうよ」 金橋が言うと今西はコーヒーの入ったコップを机の上に置きながら金橋と目が合うようにして向かい側の席に腰掛けた。 「それで、いじめ動画の件だがな、圧力かけられたよ。上から」 金橋の言葉に今西は軽く頷いた。 「やっぱりですか。高幹の息子ですもんね。関与してる3人は」 「そうなんか?警務隊からは1人は確認できたとしか連絡受けてないけど」 「多分、検討はついてます。その3人は。いじめ動画が拡散される2日前ですか。その時にも射撃予習の際に小銃で遊んでいた事があって、予習の教官任されてた吉坂が注意したんですよ。そしたら刃向かってきて、たまたま俺が通りかかったんですぐに止めに入ったんですが」 「ヤンキーだな笑 まるで」 「まじでそうですよ」 「とにかく、いじめ動画の件は警務隊に任せてお前達はとりあえず新隊員の教育に専念して欲しい。わかるな?」 「もちろんです」 「赤眞はどうした?」 「彼なら警務隊から事情聴取を」 「なるほど。とりあえず頼んだよ。俺はちょっとそこら辺まわって、また帰ってくるから」 「あ、はい。わかりました」 今西が頭を下げると金橋は軽く頷きながらその場に立ち上がった。 「なんで隊長が来たんすか?」 吉坂が小声で聞くと横にいた篠奉が小声で答えた。 「少なからずこの駐屯地に迷惑かけたからな。駐屯地司令に謝罪の意味も込めて来たんじゃねーのか?それに、高幹の息子が柄悪い奴ばっかだとは言え、問題が起きてるのはこの駐屯地だけだ。今の段階ではな。だから言い訳なんて俺たちできねーぞ」 「暇だし講話でも聞きに行こうかな」 そう言いながら高濵はその場に立ち上がった。 「あんなの聞いても無駄だよ。ただただ定年間際のじじーが暇潰しに話してるだけだ。あんなの耳に残らんだろ。過去の武勇伝なんか語られたところで」 そう言いながら樋樫は軽く欠伸をした。 その時だった、班長室に久泖と堂城が入ってきた。 「近畿地区警務中隊 刑事第1小隊の者です」 そう言うと堂城は警務隊手帳を見せた。 「え?なんで警務隊?」 そう呟くと樋樫はソファーに座り直した。 「全員揃ってますか?」 堂城が聞くと今西が答えた。 「赤眞は今こちらに向かってるかと、中空は医務室に」 「医務室?何かありましたか?」 堂城が聞くと今西は少し答えにくそうに答えた。 「今回自殺した新隊員の教育担当の班長が彼だったんです。精神的に来たみたいで」 「なるほど」 堂城が言うと久泖は軽く笑いながらソファーに腰掛けた。 「堂城、続けろよ」 「あ、はい」 久泖に言われ堂城は今西に目をやった。 「我々が今回来たのはいじめ動画の調査についてです。この部屋を捜査本部として動きたいと考えています。ですが本部からは辞めるようにと言われてる調査でして、その為極秘に使わせて頂きたいと考えています。よって我々が今この部屋にいる理由は定期監察という事でお願いしたいんです」 「極秘に調査?」 高濵が呟くと久泖は軽く笑いながら答えた。 「今回のいじめ動画、高幹の息子が関与してるっしょ?それで本部が少し手心を加えてるんじゃないかってまー思ってんすけどね?」 「手心、ですか?」 今西が言うと久泖は何度も頷いた。 「別にびっくりするような事じゃないでしょ?この組織ならやりかねないでしょ?」 「ま、まー言われてみれば?」 今西が言うと久泖はその場に立ち上がった。 「隠蔽なんかさせねーっすから。俺が。絶対に真相を明らかにして世間に出してやるんすよ。だから、邪魔だけはしないで欲しい。よろしいですか?」 「久泖さん。ちょっと態度」 堂城が小声で言うと久泖は軽く笑った。 「んだよ。お前警務隊だろ?もっと胸張ってろよ」 「胸張るんすか?」 「とりま、よろしくおねしゃす」 そう言うと久泖はそのまま部屋から出て行った。 「早速、部屋の中案内していただけますか?例えば空いてるデスクなど」 堂城が言うと今西は辻に目をやった。 「辻、案内してやれ」 「あ、わかりました」 そう言うと辻は空いてるデスクに堂城を案内した。 午後6時 大阪駐屯地 第1駐車場には教育隊長の金橋を乗せた黒のセダンが止まっていた。 「うん。頼むよ?ここで教育停止なんかなったらどれだけ頭下げねーといけねーか想像つくだろ?お前も」 「はい。もちろんです」 今西が言うと金橋は軽く頷きながら電話を切った。 「出してくれ」 金橋が言うと運転担当隊員は軽く頭を下げエンジンを入れた。 「今日は家直行で?」 隊員に聞かれ金橋は窓の景色に目をやりながら答えた。 「そうだな。頼むわ」 「かしこまりました」 数分後 金橋を乗せた車は駐屯地を出るとそのまま駐屯地前の信号に引っかかった。 「ここの信号滅多に赤にならねーのにな。珍しいな」 金橋が言うと隊員は軽く頷いた。 「別に信号ここに要らないと思うんですけどね」 「まぁな笑」 そう言うと金橋は軽く息を吐いた。その時だった、1台の黒いワンボックスカーが金橋の乗る車の前に止まった。 「あ?なんだ?」 金橋が呟くと隊員はハンドルを握りながら恐る恐る窓を開けた。 「マスコミだ」 車から降りてきたカメラを持った男たちを見て金橋が呟いた。 「すぐに駐屯地に戻ります」 隊員はすぐにUターンするとそのまま駐屯地へと向かって走らせた。 それを見て男たちはすぐに車に乗り込むと追いかけるようにして駐屯地に向かった。 「なんで追いかけてくるんだよ」 そう呟くと隊員はそのまま駐屯地の前で停車させた。 「お疲れ様です。何かありましたか?」 駐屯地警備に当たっている守衛警備科隊員に聞かれ隊員は後ろの車に目をやりながら答えた。 「後ろの奴絶対に入れないでください」 「え?」 「とにかくお願いします」 そう言うと隊員はそのまま半ば無理やり、駐屯地に入った。 「隊長、このまま駐車場向かうんで着いたらそのまま班長室に逃げてください」 「お、おう」 金橋はそう言いながら後ろに目をやった。 駐屯地前ではマスコミの男たちが駐屯地に乗り込もうとしており、それを守衛警備科隊員らは必死に止めていた。
ULTIMATE〜SECRET 邦家の秘匿 第3話
主要登場人物一覧 赤眞翔平(32)…11代目主人公 西部教育隊 教務部 班長 3等士官 辻彪臥(23)…西部教育隊 教務部 班長付き 隊士長 中空大祐(32)…西部教育隊 教務部 班長 2等士官 吉坂尚季(28)…西部教育隊 教務部 班長 3等士官 篠奉櫂伍(30)…西部教育隊 教務部 班長 3等士官 高濵翔盛(31)…西部教育隊 教務部 班長 3等士官 樋樫柊臣(31)…西部教育隊 教務部 班長 3等士官 瓜木祥平(35)…西部教育隊 教務部 管理官補佐 1等士官 今西遙駕(58)…西部教育隊 教務部 管理官 3等隊尉 金橋知孝(55)…西部教育隊 隊長 1等将士 成濱佑汰(27)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊所属 小隊管理官 2等士官 芦澤柊太(42)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊長 1等士官 仲城圭輔(28)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊所属 3等士官 高石綉哉(28)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 久泖遣都(35)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官 堂城舜太(25)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 貴内伸介(47)…近畿地区警務中隊長 2等将士 青村聡士(40)…警衛庁 警務隊 規律統制委員会所属 2等士官 澤田新太(45) …警衛庁 警務隊 規律統制委員会所属 士官長 丈住明陽(50)…警衛庁 警務隊 規律統制委員会 委員長 2等隊尉 藤浦恭介(57)…警衛庁 警務隊長 1等幹士 片嶋煌雅(33)…警衛庁 警務隊 総務管理官 1等隊尉 栗阪陸孝(33)…警衛庁 運用科 教務監部所属 2等士官 浅木零(38)…警衛庁 運用科 教務監部所属 2等隊尉 村上輝暢(40)…警衛庁 運用科 教務監部所属 2等幹士 冴塚遥倖(44)…警衛庁 運用科 教務監部 理事官2等将士 越添吏雄(50)…警衛庁 運用科 教務監部 教育総監 将補 新城彪駕(40)…内閣府行政人事院 警衛隊 監察局所属 3等将士 椎津愛虎(37)…内閣府行政人事院 警衛隊 監察局所属 士官長 横原龍治(58)…内閣府行政人事院 3代目院長 皇山誠士郎(36)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第1秘書官兼 秘書室長 2等幹士 新濱恭吾(49)…警衛庁 19代目 幕僚総監 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 午前7時 大阪駐屯地に近畿地区警務中隊の隊員がやってきた。 警務隊車両以外にも大阪府警の車両も出入りしており辺りは騒然となっていた。 「酷いな。こりゃ」 流血しながら倒れる山崎 隊士候補官を見ながら近畿地区警務中隊 刑事第1小隊の久泖遣都 2等士官は呟いた。 「あ、ここにいたんすか」 そう言いながら近畿地区警務中隊 刑事第1小隊の仲城圭輔 3等士官はポケットからメモ帳を取り出した。 「ガイシャは、山崎 颯馬 隊士候補官。まだ入って1ヶ月経ってない新人っすよ」 仲城が言うと久泖は周囲に目をやりながら頷いた。 「いじめか?多分これは自殺だろ。その原因ってやつよな。なんなんだろうな」 久泖が話していると近畿地区警務中隊 刑事第1小隊の高石綉哉 隊士長と堂城舜太 隊士長が走ってきた。 「お疲れ様です。新隊員教育の班長の赤眞 3等士官曰くこれが原因じゃないんかって。動画見せられたんすけど」 そう言いながら高石はXに上がっていたある動画を見せた。 「まじかよ。これは酷いな。最後の放尿絶対いらねーだろ」 久泖が言うと仲城は上の階を見上げた。 「あそこから落ちたみたいっすね」 仲城が話していると近畿地区警務中隊 刑事第1小隊の成濱 2等士官と赤眞がゆっくりとやってきた。 「お前ん所で問題起きるのまじで何回目よ?なー」 成濱が聞くと赤眞は軽く笑った。 「そのおかげで俺も残業ばっかだから。もちろんサビ残な?」 「前は2年前か。その時もいじめだっけか?」 「あの時は班長が新隊員を殴ったんだよ」 「あーそうだったな」 「今回はこのいじめ動画が原因だと思える」 「この動画か。きついな。今頃炎上もんだろ」 「駐屯地明かされてねーから、恐らくはクレームがいくのは」 「警衛庁だろ。向こうに府警の連中見えるか?」 「あれか」 「あいつら、態度悪くてな。見てて思わねーか?」 「お前らのところもだろ。あのちょっと背高いやついるだろ?」 「久泖さんか。あの人はずっと本部の刑事課にいたんだけどな。内部告発でパワハラしてたってなって去年の12月に急遽こっち来たんだ」 「パワハラか」 「噂だけど結構やってたみたいだぜ。ま、ここに来たらパワハラなんてのはもうできねーだろうけど」 「なんで?」 「今年から、小隊長あの人になったんだよ笑」 そう言いながら成濱は駐屯地に入ってきた1台のセダンに目をやった。 セダンは現場となった第4隊舎前に止まると後部座席から1人の男が降りてきた。 「あれって」 赤眞が言うと成濱は口を開けた。 「芦澤さんだよ。1等士官に昇進して今年からうちの小隊長だよ。パワハラ根源調査書ってのを作ってパワハラ防止に力入れてるらしくてな。それで、その調査書が通ったらしくてそしたら、久泖さんの監視頼めるかってなってここに来たらしい」 「へぇー、意外と仕事するようになったんだな」 「基本、定時退社だけどな笑」 「そこは変わってないんか」 赤眞らが話している中、芦澤は欠伸をしながら倒れてる山崎のもとに着くと前髪をかきあげながら横にいた仲城に目をやった。 「あ、お疲れ様です。彼の名前は…」 「知ってるよ。言われなくても。山崎だろ?落ちたのは6階だっけか?」 芦澤が言うと仲城は6階に目をやりながら答えた。 「あそこからダイレクトにですね」 「それで?動画ってのは?」 芦澤に言われ仲城は自分のスマホを渡した。 「Xに上がってる動画なんですけど」 「ここに来る最中に見てきたよ。かなり酷いよな。やってる事。そいつ引っ張ってくるか。やってる事、傷害だもんな」 そう言いながら芦澤は軽く首をまわした。 その時、芦澤のスマホに1件の着信が入ってきた。 「あー、ちょっと待ってくれ」 「わかりました」 仲城が言うと芦澤はすぐに応答した。 「お疲れ様です。芦澤です」 「おつかれ。貴内(近畿地区警務中隊長 2等将士)だ。どうだ?そっちは。大体掴めたか?」 「そうですね。あとは例の動画の調査を進めようかなと。とりあえずこれは自殺で間違いないみたいなので、このまま府警に預けて私は動画の調査を」 「その事なんだけどな。ちょっと伊丹まで戻ってこれるか?」 「まじで言ってます?何かありました?」 「何かとかでは無いんだけどな。ちょっと」 「わかりました。じゃあ今から向かいます」 電話を切ると芦澤は仲城に目をやった。 「とりあえずお前と高石で調査先にやっといてくれ。赤眞、あ、班長曰く暴行働いたのはこの隊員らしい」 そう言うと芦澤はiPadに映し出された隊員の顔を見せた。 「関与してるのはこの3人だ。それでこの動画を撮ってるのはまだわかってない。まー聞き続ければ向こうから話してくれるだろ」 「わかりました」 そう言うと仲城は高石に目をやった。 「お前、記録頼める?」 そう言いながら高石は隊舎の中に入っていった。 「おけ」 仲城もそのまま隊舎の中に入っていった。 1時間後 伊丹駐屯地に着くと、芦澤はそのまま第1庁舎4階にある中隊長室へと向かった。 中隊長室前に着くと芦澤はそのままドアをノックした。 「失礼します」 芦澤が言うと中隊長の貴内はその場に立ち上がった。 「ま、そこ座ってくれ」 貴内に言われ芦澤はソファーに腰掛けた。 部屋には貴内と眼鏡をかけた長身の男がいた。 「彼ですか?小隊長は」 男に言われ貴内は軽く返事した。 「どうも、警衛庁 警務隊 総務管理官の片嶋煌雅(1尉)です」 「あ、どうも。それでお話というのは?」 芦澤が言うと貴内は片嶋と芦澤を席に座らせた。 「今朝、起きた信太山駐屯地での飛び降り自殺。今捜査してるとお伺いしました」 片嶋が言うと芦澤は軽く頷いた。 「えぇー。自殺は自殺で処理できるかなって思ってますけど、もう1つ、この動画は我々が先頭にたち捜査をするべきでは無いかと」 そう言うと芦澤は自分のスマホでXを開くといじめ動画を再生して見せた。 「内容は知ってるので」 そう言いながら片嶋はその場に立ち上がった。 「私がここに来た理由はただ1つです。この動画の事案を速やかに処理してもらいたい。色々と複雑な理由がありましてね。早急に鎮圧して欲しいと要望しに来ました」 「要望?鎮圧?どういう意味ですか?」 芦澤が聞くと貴内が口を開けた。 「今年の西部教育隊に高幹の息子が10人入ってるくるってのは耳に挟んでたろ?」 「えぇー。ま、少しぐらいは」 「それだよ。この動画に映ってる、暴行傷害そして最後の放尿に高幹の息子が関与してるとの情報が警務隊本部に上がってきたらしい」 「関与、ですか?」 「まだ詳細は不明ですがそのような情報が上がってきた以上我々としてもそれを鵜呑みにするという訳ではありませんが、調査する必要があると判断しました。そこであなたがた地区中隊ではなく、本部の我々が捜査をするべきだと、そう判断しました」 片嶋が言うと芦澤は片嶋に目をやった。 「では、我々は何を?」 芦澤が聞くと片嶋は後ろをふりかえり芦澤に目をやった。 「待機です。我々が捜査をしますのであなたは、そのまま待機を。よろしくお願いいたします」 「ちょっと待ってください。まさかこのいじめを隠そうと?」 芦澤が聞くと片嶋は鼻で軽く笑った。 「隠す?まー場合によっては、なんて事もあるかもですね」 「場合によっては隠す?」 「このいじめ動画により少なくとも近日中に記者会見が行われると思います。その記者会見の前後に我々が行った調査結果が反映される。そう思ってます」 「そうですか」 「では、貴内 中隊長。今後ともよろしくお願いいたします。近々、幹部会合に私、出席しますのでその時はぜひ」 「幹部会合に来るのか?おー。ならよろしく頼むよ」 貴内が言うと片嶋は軽く一礼した。 その後、片嶋が部屋から出ていくと貴内は芦澤に目をやった。 「俺がお前を呼んだのはこういう事だよ」 「なるほど。隠蔽ですか?」 「聞こえ悪いな。お前が言ったら。その可能性もあるってだけだ。あいつは今年、総務管理官に抜擢されたばっかりらしい。まだ歴が浅いんだよ」 「1尉で総務管理官ですか」 「早いよな。わかるよ笑」 「いえ、それだけ彼が優秀という事でしょう」 「そうなのかな?笑 ま、とりあえず待機で頼むよ」 「わかりました」 そう言うと芦澤は一礼し部屋を後にした。
ULTIMATE〜SECRET 邦家の秘匿 第2話
主要登場人物一覧 赤眞翔平(32)…11代目主人公 西部教育隊 教務部 班長 3等士官 辻彪臥(23)…西部教育隊 教務部 班長付き 隊士長 中空大祐(32)…西部教育隊 教務部 班長 2等士官 吉坂尚季(28)…西部教育隊 教務部 班長 3等士官 篠奉櫂伍(30)…西部教育隊 教務部 班長 3等士官 高濵翔盛(31)…西部教育隊 教務部 班長 3等士官 樋樫柊臣(31)…西部教育隊 教務部 班長 3等士官 瓜木祥平(35)…西部教育隊 教務部 管理官補佐 1等士官 今西遙駕(58)…西部教育隊 教務部 管理官 3等隊尉 金橋知孝(55)…西部教育隊 隊長 1等将士 成濱佑汰(27)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊所属 小隊管理官 2等士官 芦澤柊太(42)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊長 1等士官 仲城圭輔(28)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊所属 3等士官 高石綉哉(28)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 久泖遣都(35)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官 堂城舜太(25)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 貴内伸介(47)…近畿地区警務中隊長 2等将士 青村聡士(40)…警衛庁 警務隊 規律統制委員会所属 2等士官 澤田新太(45) …警衛庁 警務隊 規律統制委員会所属 士官長 丈住明陽(50)…警衛庁 警務隊 規律統制委員会 委員長 2等隊尉 藤浦恭介(57)…警衛庁 警務隊長 1等幹士 片嶋煌雅(33)…警衛庁 警務隊 総務管理官 1等隊尉 栗阪陸孝(33)…警衛庁 運用科 教務監部所属 2等士官 浅木零(38)…警衛庁 運用科 教務監部所属 2等隊尉 村上輝暢(40)…警衛庁 運用科 教務監部所属 2等幹士 冴塚遥倖(44)…警衛庁 運用科 教務監部 理事官2等将士 越添吏雄(50)…警衛庁 運用科 教務監部 教育総監 将補 新城彪駕(40)…内閣府行政人事院 警衛隊 監察局所属 3等将士 椎津愛虎(37)…内閣府行政人事院 警衛隊 監察局所属 士官長 横原龍治(58)…内閣府行政人事院 3代目院長 皇山誠士郎(36)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第1秘書官兼 秘書室長 2等幹士 新濱恭吾(49)…警衛庁 19代目 幕僚総監 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 入隊式から1週間後 赤眞達、班長は課業外特に18時を超えてから新隊員の面談を行いながらメンタルケアを最優先にやっていた。 「なー?新隊員のメンタルケアってさこんなにも必要なのか?」 教務部室にいた班長の中空大祐 2等士官は面談用紙に目をやりながら言った。 「仕方ないっすよ。去年、伊丹で教育隊やってた頃、自殺騒動があったんですよ。それから厳しくなって」 班長の吉坂尚季 3等士官が言うと中空は軽く笑った。 「そんなメンタル弱い奴が来んなよな。こんなところに。災害派遣の時でさえ、今やメンタルケア、メンタルケアってうるせーだろ?」 中空が言うと面談を終えた班長の篠奉櫂伍 3等士官が部屋に入ってきた。 「やっと終わったよ。疲れたな」 そう言いながら篠奉はソファーに寝転がった。 「どうだった?」 高濵 3等士官に聞かれ篠奉は軽く笑いながら答えた。 「髪の毛の規則もうちょい緩めてくれないすか?とか、食トレきついっすよとか。なんかもうそんなんばっかでな。かったるいよな」 「入ってまだ1週間ちょっとの連中に面談なんかやっても、何も出てこねーもんな。当たり前だよ。そんな答えが来るのは」 樋樫 3等士官が言うと篠奉は軽く笑った。 「まぁそんなもんだよ。来る答えは家に帰りたいだの、甘ったるい答えばっか出るんよ」 篠奉が言うと赤眞と辻が部屋に入ってきた。 「お、帰ってきたか。どうだった?」 中空が言うと赤眞は軽く笑いながら席に腰掛けた。 「面談はあまりあてにならんな。やっぱり何も成果無かったんか?みんなも」 赤眞が聞くと中空は笑いながら頷いた。 「無かったみてーだよ。だってそりゃあそうよな。まだ何もわかってないんだから。あいつら」 中空が話していると部屋に1人の新隊員が入ってきた。 「失礼します。山崎 隊士候補官入ります」 「どうした?」 担当班長の中空が聞くと山崎は一礼し周囲に目をやった。 「あー入室要領はいいから。何があった?」 「あ、それなら失礼します」 そう言うと山崎はさらに1歩歩いた。 「実は、その、まだ報告する段階では無いと思ってたんですけど」 「どうした?報告する段階の有無は私が判断する」 中空が言うと山崎は口を開けた。 「その、うちの池崎が最近、班員の中島に故意に体当たりしてるような気がしてて」 「池崎?」 赤眞が言うと中空は自分が担当する2班の新隊員リストを見せた。 「陸衛中央連隊の連隊伝令次官の池崎 1等将士の息子だ」 中空が言うと赤眞は軽く頷いた。 「それで?故意に体当たりしてように見えたというのは、どこをどー見たらそう見えた?」 「いや、その自分の思い込みの可能性もあるので、あれなんですが、消灯準備だったり清掃の時間だったりとかで不意にはどうしても思えなくて」 「そうか。報告ありがとな」 「はい」 「もう下がっていいよ」 「失礼いたしました」 中空に言われ山崎は一礼するとその場を後にした。 「その池崎を呼び出すか」 赤眞が言うと中空は笑いながら赤眞を止めた。 「ちょっと待てや。お前冗談よな?笑 それ」 「は?冗談じゃねーよ。こっからいじめに発展する可能性もあるだろ?って」 「いやいや、あのな?確信も無いのに呼び出すとか、んなのはできねーんだよ。わかるよな?高幹の息子なんだよ。あいつは」 「だから?俺ら班長がそれを見過ごしたら終わりだろ?流石に」 「中空 2等士官の言う通りなのかも知れません。流石に確信もないのに呼び出すのはまずいかと」 辻が言うと赤眞はその場に腰掛けた。 「じゃあどうしろって言うんだよ。ああやって申告を受けた以上、何もしないってのは無いよな?」 「何をそんなに熱くなってる?」 そう言いながら今西が部屋に入ってきた。 「あ、お疲れ様です。その、故意に体当たりしてるのではないかとうちの班員から申告を受けまして」 中空が言うと今西は横にいた教務部 管理官補佐の瓜木祥平 1等士官に目をやった。 「あれは準備できてんのか?」 今西に言われ瓜木は手元にあったiPadに目をやった。 「明日の陸上科の演習見学ですよね」 「市街地戦闘だったよな?俺も久しぶりに見るもんだから、もう興奮しちゃってな笑」 「明日0700に出発予定で話は通ってます。当日は輸送科の統制のもと移動を行うという感じで」 「そうか。それで中空、話はなんだっけか?」 「班員から故意の体当たり事案があったと申告を受けた事です」 「相手は?」 「池崎です」 「池崎、池崎といえば、陸衛の連隊伝令次官か。階級は1等将士だったっけか?」 「そうですね。明日の演習見学でも部隊の指揮役で出られるそうです」 「ほぉーそれはすごいな笑」 今西が言うと中空は今西の前に立った。 「どうした?そんなに殺気立った目つきして」 「うちの池崎を呼び出す事は可能でしょうか?」 「体当たりだろ?まだいじめとは決まってない。もう少し様子を見よう。それでまた何か動きがあればその時は俺が出てやる。それまで待機というのはどうだ?」 「わかりました」 中空が言うと今西は軽く頷きながら部屋を後にした。 事件が起きたのはそれから1週間が経った頃だった。 午前6時15分 赤眞ら班長は新隊員の点呼を終えいつものように班長室で数少ない一息をとっていた。 「にしても、あれよな?朝ってなんでこう時間が早いんだろうな」 そう言いながら高濵はコップにコーヒーを注いだ。 「やる事が多すぎるんだよ。何回言っても1人、2人点呼に遅れてくるしな」 樋樫はそう言うと靴紐を結び直し始めた。 「こ、これ」 スマホを見ながら吉坂はふと声を漏らした。 「こいつ、朝からスマホかよ。朝はこうやってゆっくり喋ろうぜ。なー?」 篠奉が言うと吉坂はその場に立ち上がりスマホを片手にやってきた。 「なんかおもろい動画でも見つけたんか?」 赤眞が聞くと辻は軽く笑った。 「いや、じゃなくて。これ、ここの動画っすよね?」 吉坂に言われ赤眞は吉坂のスマホに目をやった。 「なんだ?なんだ?」 篠奉はそう言いながら眠たい目を擦りながらその場に立ち上がった。 「そうだな。この壁ってあそこの壁だろ?これ、このフロアで撮られた動画だな。間違いないよ」 赤眞が言うと辻は赤眞が持っているスマホに目をやった。 そこには、1人の新隊員顔にモザイクがかけられていた3人の新隊員がその新隊員を殴る蹴るの暴行を加え、その後、1人の新隊員がその新隊員の顔に放尿する動画が映っていた。 「いや、いやこれはやべーだろ」 辻が言ったその時だった、フロア内が揺れるほどの大きな揺れと共にとてつもない音が鳴り響いた。 「この音、もしかして」 そう呟くと赤眞はすぐに窓を開けた。 「やっぱり」 下のコンクリートの上で血を流しながら倒れる新隊員がそこにいた。 「え、自殺?」 そう言いながら辻はすぐに部屋から飛び出した。 「辻、衛生に連絡。あと警務も。今西さんもか。早くしろよ」 「あ、は、はい」 赤眞に言われ辻は急いでスマホを取りだした。 「飛び降り自殺ってことか?」 高濵が言うと中空は突然その場にしゃがんだ。 「お、おいどうしたんすか?」 樋樫が聞くと中空は息を整えながら言った。 「山崎だ。俺の班員だよ、」 「樋樫、中空さんを医務室に」 何度も荒い息をする中空を見て高濵は声を上げた。 「お、おけ」 樋樫は中空の肩を持つとそのまま医務室に向かって歩き出した。
ULTIMATE〜SECRET 邦家の秘匿 第1話
2213年から約2215年までの2年間行われた人材委員会。 委員長を務めた18代目幕僚総監の能敦紀は委員会理事を務めた東部方面隊 方面総監の新濱恭吾と共に数々の組織改革を実行した。 まず始めに行ったのは幹部隊員の一掃であった。 かつてルッシュルト共和国軍 外人部隊 NH-9への人材流失を懸念していた能敦紀は極秘での組織内調査を実施。 その中である事実に突き当たった。 それは、アフリカ区域への海外派遣に行った隊員の中での日本帰国後、約6割の隊員が退職しNH-9への入隊が確認されたこと。 そして、警衛隊OBが社長を務める警備会社 J-TEC警備からのNH-9への人材流失が判明したのだ。 防衛省を通じ公安委員会は直ちにJ-TECへの認可取り消しを行った。 この出来事はすぐに警衛隊による記者会見が行われ、国民に広く周知される事となった。 そして次に行われたのは組織内の部隊改革であった。 ・管理職種部隊(幕僚官房室、幕僚護衛隊、情報保全隊、中央司令総隊、警務大隊、自衛科、通信科、運用科、公安科、広報科) ・戦闘職種部隊(陸上科、海上科、航空科、特殊科、駐屯科、宇宙科) ・後方支援職種部隊(需品科、給養科、消防科、衛生科、化学科、守衛警備科) が警衛庁に全て集結している点に委員会は着目した。 本来、警衛隊の最高指揮本部である警衛庁の人数の多さに違和感を覚えた能敦紀は、部隊の分散化を行った。 管理職種部隊はこれまで通り、警衛庁に そして戦闘職種部隊の実動本部を朝霞駐屯地に 後方支援職種部隊の実動本部を練馬駐屯地に 設置する事を新たに発表した。 そして、今回の部隊の移動でこれまで部隊ごとにあった輸送班を増大させ、これからより部隊等を積極的に移動させる事を背景とし輸送科(後方支援職種)を新たに発足させる事を発表した。 そして以下は、2217年に東部方面隊 方面隊 方面総監から幕僚総監に就任した新濱恭吾によって創設された部隊である。 特殊科 即応遊撃機動連隊…日本国内での有事の際に防衛大臣からの要請に伴い、すぐに部隊を展開できるよう、偵察や情報収集のために各種車両を扱う部隊や地上で戦闘するための各種行動を行う部隊、各種火砲などで後方から火力支援を行う部隊、爆発部処理部隊などによって構成されている。 広域機動作戦群…いわゆるレンジャー部隊として発足。 従来のレンジャー教育を卒業した者のみで構成され、主に山地、水路、空路からの敵地潜入や特殊任務、災害救助の先頭に立つ。彼らが屈した時それは日本政府が屈したという回答になる。 第1~第5機動隊と それを支援する第1~第5後方支援隊 そしてそれらを指揮する総司令大隊に分かれる。 また、緊急出動拠点として、 千歳(北海道) 三沢(青森) 小松(石川) 信太山(大阪) 海田市(広島) 北九州(福岡) 那覇(沖縄) に基地を持ち機動中隊を保有 運用科 教務監部…全国全ての各教育隊部隊に対して指導等を行い警衛官の人材育成に力を入れている。また教育隊で不祥事等が起きた際には警務隊と連携し実態把握につとめる。 通信科 統合通信群…有事の際に警衛隊無線等を一括管理し迅速かつ的確な情報が隊員間で行き交うようにする事が主な任務。 中央司令総隊…有事の際に全ての部隊指揮権を幕僚総監から譲られ部隊の統合最高指揮を有する 以下を新たに発足させ警衛隊のより層の熱い組織作り世界で最も軍事力が密集し年々、軍拡を進める隣国と対等の力を作るべく新濱は組織改革を断行し続けた。 そしてこれまで、緊急拠点として設けられていた全国のいわゆる空き地駐屯地が近隣住民を含め多くの国民からの非難の対象となっていた。 そこで新濱は全ての空き地駐屯地を一掃し防衛省を通じて法務省、総務省への提案を行い、警察、消防との合同演習場にする事を発表した。 これにより警察、消防とのこれまで以上に密な関係を保つことで有事発生時における迅速な対応が可能であると発表した。 主要登場人物一覧 赤眞翔平(32)…11代目主人公 西部教育隊 教務部 班長 3等士官 辻彪臥(23)…西部教育隊 教務部 班長付き 隊士長 中空大祐(32)…西部教育隊 教務部 班長 2等士官 吉坂尚季(28)…西部教育隊 教務部 班長 3等士官 篠奉櫂伍(30)…西部教育隊 教務部 班長 3等士官 高濵翔盛(31)…西部教育隊 教務部 班長 3等士官 樋樫柊臣(31)…西部教育隊 教務部 班長 3等士官 瓜木祥平(35)…西部教育隊 教務部 管理官補佐 1等士官 今西遙駕(58)…西部教育隊 教務部 管理官 3等隊尉 金橋知孝(55)…西部教育隊 隊長 1等将士 成濱佑汰(27)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊所属 小隊管理官 2等士官 芦澤柊太(42)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊長 1等士官 仲城圭輔(28)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊所属 3等士官 高石綉哉(28)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 久泖遣都(35)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官 堂城舜太(25)…近畿地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 貴内伸介(47)…近畿地区警務中隊長 2等将士 青村聡士(40)…警衛庁 警務隊 規律統制委員会所属 2等士官 澤田新太(45) …警衛庁 警務隊 規律統制委員会所属 士官長 丈住明陽(50)…警衛庁 警務隊 規律統制委員会 委員長 2等隊尉 藤浦恭介(57)…警衛庁 警務隊長 1等幹士 片嶋煌雅(33)…警衛庁 警務隊 総務管理官 1等隊尉 栗阪陸孝(33)…警衛庁 運用科 教務監部所属 2等士官 浅木零(38)…警衛庁 運用科 教務監部所属 2等隊尉 村上輝暢(40)…警衛庁 運用科 教務監部所属 2等幹士 冴塚遥倖(44)…警衛庁 運用科 教務監部 理事官2等将士 越添吏雄(50)…警衛庁 運用科 教務監部 教育総監 将補 新城彪駕(40)…内閣府行政人事院 警衛隊 監察局所属 3等将士 椎津愛虎(37)…内閣府行政人事院 警衛隊 監察局所属 士官長 横原龍治(58)…内閣府行政人事院 3代目院長 皇山誠士郎(36)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第1秘書官兼 秘書室長 2等幹士 新濱恭吾(49)…警衛庁 19代目 幕僚総監 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「今度入ってくる新隊員、結構な癖ありばっかみたいですよ」 そう言いながら西部教育隊 教務部 管理官の今西 3尉は西部教育隊 入隊予定者のリストを机の上に置いた。 「見たよ。全くだよな。前代未聞すぎるよな」 西部教育隊 隊長の金橋 1等将士はリストを見ながら軽くため息を吐いた。 2218年4月、西部教育隊には稀に見る多くの警衛隊 高幹の息子が集まった期となっていた。 幕僚官房室長の息子、幕僚官房長の息子など約15人の子供がリストの名前に記されていた。 「にしてもなぜ、こんなにも集まったんでしょうか?」 今西が聞くと金橋はある書類を机の上に置いた。 「これ見てみろよ」 「な、なんすか?これ」 「警衛隊には歴代のOBや現役の高幹による団体があるんだ。名前はなんだっけな?」 そう言いながら金橋は机の中から封筒を取り出した。 「衛友会か。そうだ」 「それ、なんです?」 「あ?あー君も来ないか?っていう誘いの通知だよ。3将(3等将士)になってから毎年、家に届くんだ。邪魔ったるいよな」 「それで、その団体となんの関係が?」 「その高幹達がここ数年でやってきた不祥事というやつだ。刑事事件対象になるものもある。強姦に窃盗、傷害に横領。やってる事はそこらの犯罪者となんら変わりない。だがこの衛友会っていう団体がそいつらを守るために警衛隊に入れようとした。そんな感じだろう」 「つまり、隠蔽するために警衛隊に」 「警務隊が警察力向上を目的に警察庁に定期的に隊員を派遣していてな。俺の幹部候補生時代の同期が今それで警察庁に派遣されてる。その同期からこれを聞いた。ま、警衛隊がやりそうな事だよ」 「大丈夫ですかね?彼らを教育だなんて」 「安心しろ。この15人が一斉に来るわけじゃない」 「え?」 「ここに来るのは10人だ。5人は入隊を辞退している」 「辞退ですか?」 「警察に捕まったらしいんだ。だから今頃、留置場なんじゃねーのかな」 「そ、うなんすね」 「とにかくもうすぐ着隊受け入れが始まる。何としても問題が起きないよう3ヶ月頼むな?」 「わかりました」 「この10人のうち、大阪(大阪駐屯地)には5人が着隊予定だ。5人を含め50人の新隊員が着隊する。信太山に派遣予定の班長は誰だ?」 「これがリストです。この5名の他に班付き1名そして応援で臨時班長が5名派遣予定です」 「なるほど」 「瓜木と私も大阪に派遣予定です」 「18人か。それなら何とかなるかもな」 「はい」 「頼んだぞ。ちゃんとやれ」 「はっ」 2時間後 大阪府 大阪市にある大阪駐屯地には明日、着隊予定の新隊員の受け入れ準備に向け班長と応援で来た臨時の班長らでミーティングが行われていた。 そんな中、班付きの辻彪臥 隊士長と班長の赤眞 3等士官は大阪駐屯地司令へ挨拶を行っていた。 「そうですか。新隊員教育隊がうちの駐屯地に来るのは5年振りでね。正直ちょっと興奮してるんです」 司令の中岡 将補に言われ赤眞は横にいた辻に目をやった。 「我々としても、大阪駐屯地は敷地も広く周辺の演習場も比較的近い。教育にはうってつけの場所であるとうちの隊長がべた褒めでして。お借りさせて頂けて光栄です」 そう言うと辻はその場で頭を下げた。 「いやーそれほどでも笑」 中岡が言うと赤眞は腕時計に目をやった。 「じゃあそろそろ時間なので」 赤眞が言うと中岡は軽く会釈した。 「では、また」 「えぇ」 赤眞はそう言うと一礼し辻と共に部屋を後にした。 「にしても良かったっすね。司令がいい人で。普通だったら教育隊が来るってなったら、多少なりとも嫌がるっしょ?仕事が増えるんだから」 「普通だったら嫌がるだろうな。でも例の事があるからな」 「あー、あれすか?なんでしたっけ?高幹の子供来るんすよね。5人も」 「おかしいと思うよな」 「まぁ、でもとりあえず3ヶ月何も無ければ大丈夫っしょ」 「3ヶ月過ぎてもだ。あいつの新教(新隊員教育隊)の時の班長は誰だって言われるんだよ。そうなれば俺の名前も上がってくる」 「そ、そうですよね」 「お前、班付きになって何年目だ?」 「2年目ですね。まだ3等士官昇任試験受かってないんすけどね」 「お前ならすぐに受かるだろ」 そう言うと赤眞はその場にあった自動販売機で缶コーヒーを買った。 「これでも飲んで、明日に備えとけ」 「ありがとうございます」 辻が缶コーヒーを受け取ると赤眞は軽く頷きながら去っていった。
内閣府行政人事院
前称 国家機関厳正委員会(2206年4月1日 常設化)…相次ぐ公務員の不祥事を受け、内閣総理大臣 竹芝透也により設立された内閣府直轄の公務員取締機関 構成員は主に、警察、警衛隊(警務隊)、検察官から選抜されて決められている。そして外部から第三者委員として弁護士を招聘している。 普段は定期的な監察などを行い公務員の質向上に向け業務を行っている。 なお、組織内の部署などは業務上の観点から非公開とされている。 院長…TOP 統括官…TOP2 統括官補佐…TOP3 設置場所…公にはされてないが東京都 永田町内が本命とされている。 歴代TOP (国家機関厳選委員会) 初代 委員長…大林隆陽(前職 警察庁 長官官房 首席監察官) 2代目院長…佐摸秀平(前職 検事総長) 3代目院長…横原龍治(前職 警察庁 長官) 地方公務員総監局 国家公務員総監局 検察総監局 警衛隊監察局 警察監察局 消防監察局 海上保安庁監察局
警衛隊解説
正式名称 日本国領警戒衛務部隊 前身の部隊 国家保安庁 陸 海 空自衛隊 幕僚総監…警衛隊における最高指揮官 特例で外部招聘も存在する 初代幕僚総監 滝藤誠弥 2代目幕僚総監 中堂純一 3代目幕僚総監 保瀬将司 4代目幕僚総監 尾竹滉平 5代目幕僚総監 都築崇人 6代目幕僚総監 柳原辰信 7代目幕僚総監 桝井俊史 (外部招聘) 8代目幕僚総監 佐村崇人 9代目幕僚総監 會澤桂司 10代目幕僚総監 笹本親宜 11代目幕僚総監 熊谷紀陽 12代目幕僚総監 大岸智晴 13代目幕僚総監 木戸敦也 14代目幕僚総監 鳥島信孝 15代目幕僚総監 木下通陽 16代目幕僚総監 新濱恭吾 17代目幕僚総監 籐洲猛靖 18代目幕僚総監 能敦紀 19代目幕僚総監 新濱恭吾 副幕僚長…警衛隊トップ2の役職 幕僚官房長…警衛隊トップ3の役職 教育総監…警衛隊トップ4の役職 朝霞駐屯地司令 練馬駐屯地司令…トップ5の役職 戦闘支援大隊長 後方支援大隊長…トップ6の役職 総科司令…警衛隊トップ7の役職 陸上 海上 航空科部隊の総指揮権を有する 陸上 海上 航空科長…トップ8の役職 警衛庁職員…民間で採用された警衛庁所属の職員のこと 定員200人 警衛庁隊員(警衛隊員)…警衛隊員採用試験で採用された者。身分は国家公務員にあたる 定員405000人 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 (7代目幕僚総監 桝井俊史 時に改変) 陸上科…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙、要人の警護など、社会の安全を維持するため、任務の遂行が主な任務 (陸上警衛隊と略される) 化学科…武器、爆弾、兵器、車両などの製造を行う。これまでは特殊科が担当していた。 公安科…国家の中枢防衛が主な任務。国家機密が多く存在するエリート部隊 衛生科…患者の治療や医療施設への後送、隊員の健康管理、防疫及び衛生資材等の補給整備等を行うのが任務 財務科…警衛隊内での予算等を決定する 警務隊…警衛隊職員、警衛隊員の犯罪捜査や、取り締まりが主な任務。警衛隊の中の警察 守衛科…警衛庁、全方面隊の建物警備が主な任務 運用科…警衛隊での部隊運用に関する任務を行う 広報科…新規隊員の確保や警衛隊の宣伝などが主な任務 通信科…通信機器を用いて業務連絡などを行う。警衛隊の事案出動等のサポート全般を行う 法務科…犯罪等を起こした警衛官を収容する施設(法務院)の管理を担当する 航空科…災害時の救助活動から上空での日本領土警備に当たる (航空警衛隊と略される) 海上科…災害時の救助活動から海上での日本領土警備に当たる。 (海上警衛隊と略される) 宇宙科…宇宙での日本防衛から宇宙領域の動向を把握する宇宙領域把握(SDA:Space Domain Awareness)の任務を行う 特殊科…特殊部隊などが属している 需品科…食料・燃料・被服・器材、更には海外派遣などの際に作られる日報の管理などを行い、必需品を部隊に補給・整備し、給水・入浴・洗濯などの生活支援を行う職種 幕僚官房室の一部の職務内容が分裂してできた 駐屯科…主に海外派遣を主とし、ジブチに実働本部を、アメリカに司令本部をタイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、台湾、モンゴル、インド、トルコ、ポーランド、パラオに駐屯地を置く。指揮本部は警衛庁にある。 給養科…隊員の健康と士気を支えるため、食事の献立作成、食材の準備、調理、配膳、衛生管理まで行う専門職種であり、全国の駐屯地、更には、海外にある警衛隊施設に分隊を配置し食堂等でのご飯を提供している。 災害時には、野外で炊き出しなどを行う。 消防科…航空機火災、駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災の初期消火を行ったり、警衛隊機事故時の搭乗員救出や災害派遣で遭難者の捜索・救助を行ったりする。 輸送科…大型車両等による人員・装備品の輸送のほか、輸送統制、ターミナル業務、道路使用規制等を行う。陸上輸送(自動車・鉄道)、海上輸送および航空輸送全般を担当する。そのため、輸送科所属の本所属隊員と陸上科、海上科、航空科から各科派遣隊員によって構成されている。その他部隊内に自動車教習所を設置して、自動車運転免許取得のための教習を実施している 自衛科…全国各都道府県に密着しその都道府県内で起きたテロ等の対処や毎年、防衛省主催で行われる全国自衛科保安中隊衛力選手権大会に向けた訓練等を行っている。 広報科…警衛隊の募集活動、採用活動、警衛隊のイベント等を企画し国民と警衛隊を繋げる橋のような役を持っている。 法衛庁…前身の組織 内閣府附属統合特選群総監局 日本国内で起きたテロ等の事案対処を専門とする部隊。警衛隊と警察による合同での日本初合同特殊部隊機関である 警衛庁…………………………………………………… 警衛庁…警衛隊の最高指揮本部 兼 管理職種部隊の実動本部 幕僚官房室…幕僚総監の秘書任務、警護から幕僚総監からの通達を各部隊へ送るなど幕僚総監直近の部署。また警衛隊における最終決定力を持っている部署でもある。 幕僚護衛隊…幕僚総監の身辺警護が主な任務。 この部隊の入隊試験の受験資格は2等幹士以上の40歳未満の隊員のみである。 機動急襲作戦群…陸海空統合による部隊ということから所属は幕僚総監直轄の幕僚官房室所属となっている。 情報保全隊…警衛隊の情報漏洩防止のため、警衛官のSNSアカウントの監視、及び国家機密の情報保全が主な任務 幕僚総監直轄の部隊であり、構成員は警務隊、公安科からの選抜を潜り抜けた隊員で構成されてる。(拠点 十条駐屯地) 中央司令総隊…有事の際に全ての部隊指揮権を幕僚総監から譲られ部隊の統合最高指揮を有する 警務隊(警務大隊) 首席監察部…警衛庁管轄全ての部隊、方面隊の取り締まりなどを行う。 中央警務班…2209年に新設された。国家機関厳正委員会からの要請に伴い創設され、幕僚総監の免職権を警衛隊組織内で唯一持っている。本部管理中隊を起きその下に刑事小隊を保有し警衛隊 警務大隊及び全国の地区警務中隊への監視、指導活動を行い警務活動の質向上も主な任務。 規律統制委員会…警衛官の不祥事削減のために設置された。刑事訴訟法ではなく、警衛隊法に基づいた規律違反事案を主に調査する部署である 特殊内部制圧部隊…警衛隊内部で起きた犯罪の捜査や警衛庁職員、警衛隊員が起こした立てこもり事件等の制圧を行う 警護課…警衛隊幹部(幕僚官以上の階級を有する者、又は、幕僚官以上の幹部が命じた警護対象警衛官)の警護を行う幕僚護衛隊の任務遂行補助を主な任務とする 刑事課…警衛隊員が起こした刑事事件の捜査等を行う 法務科…全国10ヶ所にある法務院の管理や法務院にいる法務部警衛官の指導、管理が仕事 参謀部…警衛庁での組織統制にあたる。 財務科…警衛隊内での予算等を決定する 自衛科 自衛科統括本部…全国の自衛科保安中隊の統括を主な任務とする 方面隊統括本部…全国方面隊の統括を主な任務とする 通信科 通信指令部…警察などからの出動要請を受けた場合にその出動要請事案について警察から来た情報を各部隊に無線等を通じて連絡をする 統合通信群…有事の際に警衛隊無線等を一括管理し迅速かつ的確な情報が隊員間で行き交うようにする事が主な任務。 運用科 教養指導室…定期的に隊員への指導を行い部隊の練度向上を目標としている 教務監部…全国全ての各教育隊部隊に対して指導等を行い警衛官の人材育成に力を入れている。また教育隊で不祥事等が起きた際には警務隊と連携し実態把握につとめる。 部隊運用室…部隊運用に関する最高決定権を有する 運用政策班…警衛隊の行動の基本や防衛出動に関する計画、部隊訓練の総合的な政策の企画・立案を担う部署。 防衛省にある運用政策課の直接傘下の部署である。 教務監部…全国全ての各教育隊部隊に対して指導等を行い警衛官の人材育成に力を入れている。また教育隊で不祥事等が起きた際には警務隊と連携し実態把握につとめる。 公安科 国家危機管理対策部隊…日本国家の治安維持や国家が危機に瀕する事案が発生した際の処理などを行う 国家危機管理対策部隊 別働隊…公安科 統括官が指揮権を有する。 おもに、非公開だが政府公認の部隊で任務内容は明かせないとされている。 国際軍事調査部隊…世界各国の軍事における動向のチェックを行う。日本防衛力が世界レベルで衰えるのを防ぐのが主な任務。 外事機動連隊…日本を脅かす他国が現れた際に、武力を行使し他国の制圧を行う。また、世界各国の諜報活動を行ってるのもこの部隊である。日本政府非公認の部隊 広報科 警衛庁採用センター…警衛庁職員、警衛隊員の採用が主な任務。採用試験などを担当 朝霞駐屯地……………………………………………… 朝霞駐屯地…警衛隊の戦闘職種部隊の実動本部 戦闘支援大隊…有事の際の戦闘職種部隊の指揮、支援が主な任務 陸上科(陸上警衛隊) 陸上中央司令総隊…陸上科部隊全ての指揮権を有する 陸衛中央連隊…陸上科所属部隊への支援物資や指揮が任務 第1指令本隊…全ての陸上科所属部隊への指揮が任務 第2指令本隊…全ての陸上科所属部隊への指揮が任務 第3指令本隊…全ての陸上科所属部隊への指揮が任務 第4指令本隊…全ての陸上科所属部隊への指揮が任務 第5指令本隊…全ての陸上科所属部隊への指揮が任務 特殊科 支援機動部隊…国内で起きたテロなどに対処する部隊などの支援を行う 陸上特警隊…他国からの侵攻などの際に日本領土の陸海空を守る 特例組織機動急襲捜査部隊…日本政府が指定した犯罪組織等の調査、監視や国家転覆を狙う者の制圧など国家防衛の最前線を担う部隊 特殊空衛団…日本上空で起きたハイジャックなどの事件などを担当する。また、自衛隊時代の第一空挺団を参考に再編を繰り返された部隊で、日本の空を守る最後の砦とも言われている。日本防衛戦線では上空での戦闘で大活躍した 外事機動特別諜報部隊…世界各国へ秘密諜報部隊いわゆるスパイとして派遣される 国家危機管理対策部隊…日本国家の治安維持や国家が危機に瀕する事案が発生した際の処理などを行う 国際軍事調査部隊…世界各国の軍事における動向のチェックを行う。日本防衛力が世界レベルで衰えるのを防ぐのが主な任務。 即応遊撃機動連隊…日本国内での有事の際に防衛大臣からの要請に伴い、すぐに部隊を展開できるよう、偵察や情報収集のために各種車両を扱う偵察部隊や地上で戦闘するための各種行動を行う戦闘部隊、各種火砲などで後方から火力支援を行う後方支援部隊、爆発部処理部隊などによって構成されている。 広域機動作戦群…いわゆるレンジャー部隊として発足。従来のレンジャー教育を卒業した者のみで構成され、主に山地、水路、空路からの敵地潜入や特殊任務、災害救助の先頭に立つ。彼らが屈した時それは日本政府が屈したという回答になる。 第1~第5機動隊とそれを支援する第1~第5後方支援隊そしてそれらを指揮する総司令大隊に分かれる。また、緊急出動拠点として、千歳(北海道)、三沢(青森)、小松(石川)、信太山(大阪)、海田市(広島)、北九州(福岡)、那覇(沖縄)に基地を持ち、緊急出動拠点となる機動中隊にを持っている。 駐屯科 巡回機動連絡部隊…世界各国の駐屯地を巡回、巡察し随時、状況などを警衛庁上層部に共有するのが主な任務 国際緊急援助隊…日本が海外の自然災害や人為的災害時に、被災国政府の要請に応じて派遣する日本の対外援助チームで、JDR(Japan Disaster Relief Team)と呼ばれ、救助チーム、医療チーム、 専門家チー厶、警衛隊部隊、感染症対策チームの5つのチームが災害規模や被災地のニーズに応じ、人的支援、物的支援(物資)、資金援助(緊急無償資金協力)を組み合わせて行い、迅速な捜索救助、医療、災害復旧支援を通じて国際貢献する部隊 アジア区域警機部隊…アジア州での警戒監視及び主に空での飛行巡回が主な任務。 また、アジア州内で起きた有事に対応する。 ジブチ警戒遊撃班…実働本部を置くジブチ国内の巡回、警戒監視が主な任務。 ジブチ内で起きた有事等にも対応する アメリカ司令駐留連隊…司令本部を置くアメリカ国内の巡回、警戒監視や駐屯地が所在する他国の行動把握、調査が主な任務。 アメリカ国内で有事が起きた際には米軍と共同作戦を、駐屯地を有する他国で有事が起きた際には警衛庁 幕僚官房室指揮下のもと、司令を行う 中央即応遊撃連隊…駐屯地を有するタイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、台湾、モンゴル、インド、トルコ、ポーランド、パラオでの国内警備活動等を行う。 また、国内で起きた有事等に対応する。 航空科(航空警衛隊) 航空中央司令総隊…航空科部隊全ての指揮権を有する 航空機動隊…日本領土上空のトラブル等に対処する 航空警戒部隊…ヘリ、戦闘機等を使っての上空警備にあたる。ここに属するメンバーは全員、パイロットである 航空開発実験集団…航空開発実験集団は、日々進歩する航空機・装備品の開発・航空医学・人間工学の開発実験機能を持ち、幅広い研究を行う組織 航空救難群…民間、警衛隊航空機による事故調査から雪山での遭難等、航空救難が指示された場合に置いて上空からの降下等で救助、救出を実施する 入国管理部隊…元は法務省の出入国在留管理庁に所属する入国警備官で、2213年、警衛隊との統合によりできた部隊。 本部管理中隊、警備中隊、出入国在留管理中隊、機動班からなる。 海上科(海上警衛隊) 海上中央司令総隊…海上科部隊全ての指揮権を有する 海上警ら隊…日本海域に現れた身元不明の船等の処理を担当する 海上輸送班…海上での警衛隊備品の輸送が主な任務。 海上機動連絡班…海上における警備、巡回などを行う。海上防衛の最前線部隊 機動特殊潜水隊…有事の際に潜水を実施し任務遂行を行う 機動掃海隊…有事の際の機雷戦を主任務とし、第二次世界大戦時に設置された機雷の処分も行う。 宇宙科 宇宙警戒作戦群 …衛星通信、衛星放送や位置情報サービスなどで利用される人工衛星の安全を確保するため、 宇宙領域の動向を把握する宇宙領域把握(SDA:Space Domain Awareness)の任務を行う 練馬駐屯地……………………………………………… 練馬駐屯地…後方支援職種部隊の実動本部 後方支援大隊…有事の際の後方支援職種部隊の指揮、支援が主な任務 需品科 庶務管理大隊…食料・燃料・被服・器材等の管理などを行い、必需品を部隊に補給・整備し、給水・入浴・洗濯などの生活支援を行う 多方面機動需品連隊…全国に広がる全ての方面隊、駐屯地で要請があれば装備品等の補充を行うため、全国を飛び回る 特務機密管理大隊…海外派遣、災害派遣、治安維持出動、防衛出動等で出される日報の管理が主な任務。 2209年に起きた日報問題で翌年の2210年に創設された。 輸送科 陸上中央輸送隊…陸路での部隊、人員及び装備品等の輸送統制が主な任務。構成員は輸送科所属の本所属隊員と陸上科からの派遣隊員によって構成される 海上中央輸送隊…海上での部隊、人員及び装備品等の輸送統制及び海上での輸送が主な任務。構成員は輸送科所属の本所属隊員と陸上科からの派遣隊員によって構成される 航空中央輸送隊…航空での部隊、人員及び装備品等の輸送統制及び航空での輸送が主な任務。構成員は輸送科所属の本所属隊員と陸上科からの派遣隊員によって構成される 方面輸送統制部隊…全国方面隊にある輸送部隊の統制が主な任務 給養科 給養総務統括大隊…全国の駐屯地、海外等にある警衛隊施設でご飯提供などを行う全国の分隊の統括業務を行う 機動給養班…有事や災害時などに炊き出しなどを行う専門部隊 消防科 本部管理中隊…消防科部隊の統括が主な任務 警防大隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊又は、その任務にあたる全国方面隊の警防分隊の統括が主な任務 国際救難群…主に海外で起きた事故等で行方不明者捜索、救難等を行う。その国からの要請が無ければ出動はできないが、日本人が含まれてる場合、日本人のみの救難、救助は日本政府からの要請のみで出動できる。 山岳救難隊…登山等で何らかの理由により山岳部で遭難をした者を捜索・救助する部隊 衛生科 対特殊武器衛生隊…2210年に復活した自衛隊時代以来となる部隊。中央特殊武器防護隊や他の衛生科部隊と連携し、NBC兵器攻撃による傷病者の診断・治療を行う。特に生物兵器対応を主眼とし、生物兵器同定のための機材の他、治療用の機動展開ができる衛生検査ユニットや陰圧室ユニットを装備している。 衛生中央部隊…全ての衛生科所属部隊への指揮が任務 特殊衛生部隊…ドクターヘリを保有しており、緊急時における医療処置などが主な任務。構成されるメンバーは全てが医師免許を保有 看護中央部隊…看護師免許を持ったメンバーで構成される看護専門の部隊 広域緊急対処部隊…(部隊改変された)警衛一般隊員、医師免許を持った医務警衛隊員、看護警衛隊員らにより構成されており日本国内で地震などの災害が起きた場合、内閣総理大臣からの要請、緊急時は、幕僚総監からの許可を受けて出動し、人命救助や行方不明者捜索などを行う。 (改変前部隊名称 広域災害派遣専門出動部隊) 機動救護部隊…各科部隊、駐屯地(国内、海外)に常駐し負傷した隊員の救護を行う常駐小隊と常駐小隊の支援を行う広域支援班に分かれる。 常駐小隊は看護師免許、医師免許、救急救命士の資格を持った隊員合わせて20名で編成されている。 広域支援班は看護師免許、医師免許、救急救命士の資格を持った隊員合わせて50名で編成されている。 化学科 中央特殊武器防護隊…2210年に復活した自衛隊以来となる部隊。過去には地下鉄サリン事件や東海村JCO臨界事故などに出動している。特殊武器防護(偵察・監視及び除染活動)、発煙及び対焼夷(消火)を実施して、作戦を支援する。国内におけるNBC(核兵器、生物兵器、化学兵器)事態発生時には全国に派遣され任務を遂行する 司令本隊…有事の際における化学科部隊の動きを一括して指揮することが出来る。 汚染処理部隊…バイオテロ等発生時における汚染物質の処理を担当する。 防疫防護部隊…感染症等が発生した時に防疫活動を担当する。 守衛警備科 特殊守衛班…本部庁舎へ侵入してきた不審者等の対応が主な任務。 第1警戒部隊…庁舎の警備が主な任務 第2警戒部隊…庁舎の警備が主な任務 第3警戒部隊…庁舎の警備が主な任務 隣接部隊 首都自衛科保安大隊(東京地区自衛科保安中隊 練馬駐屯地) (350名) ……………………………………………………………… 全国方面隊 駐屯地 構成人数 西日本区域自衛科保安大隊(大阪地区自衛科保安中隊) (300名) 全国地区 自衛科 保安中隊(150名) 国領離島 自衛科 保安連隊(580名) 全国方面隊 陸上科 区域機動作戦班 (20名) 全国方面隊 衛生科 救急部隊 (20名) 全国方面隊 警務隊 地区警務中隊 (20名) 全国方面隊 消防科 警防分隊 (30名) 全国方面隊 航空科 航空操縦隊(15名) 東北方面隊…東北地方の防衛にあたる (本部 真駒内駐屯地 東千歳駐屯地 ) 陸上科 第1区域機動第1作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第1区域機動第2作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第1区域機動第3作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第1区域機動第4作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第1区域機動第5作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第1区域機動第6作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 衛生科 東北救急部隊…東北地方での隊員が負傷した際の救命救急を行う 警務隊 東北地区警務中隊…東北方面隊の監察業務にあたる 消防科 警防分隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊 航空科 航空操縦隊…緊急時などにおけるヘリ等の操縦を担当する 輸送科 地区方面輸送隊 所属機関(各県庁所在地に駐屯地) 北海道地区自衛科保安中隊 (函館駐屯地) 青森地区自衛科保安中隊 (青森駐屯地) 秋田地区自衛科保安中隊 (秋田駐屯地) 岩手地区自衛科保安中隊 (盛岡駐屯地) 宮城地区自衛科保安中隊 (仙台駐屯地) 山形地区自衛科保安中隊 (山形駐屯地) 福島地区自衛科保安中隊 (福島駐屯地) 東部方面隊…関東地方の防衛にあたる (本部 市ヶ谷駐屯地) 陸上科 第2区域機動第1作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第2区域機動第2作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第2区域機動第3作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第2区域機動第4作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第2区域機動第5作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第2区域機動第6作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 衛生科 東部救急部隊…東部地方での隊員が負傷した際の救命救急を行う 警務隊 東部地区警務中隊…東部方面隊の監察業務にあたる 消防科 警防分隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊 航空科 航空操縦隊…緊急時などにおけるヘリ等の操縦を担当する 輸送科 地区方面輸送隊 所属機関(各県庁所在地に駐屯地) 茨木地区自衛科保安中隊 (水戸駐屯地) 栃木地区自衛科保安中隊 (宇都宮駐屯地) 群馬地区自衛科保安中隊 (前橋駐屯地) 埼玉地区自衛科保安中隊 (埼玉駐屯地) 千葉地区自衛科保安中隊 (千葉駐屯地) 神奈川地区自衛科保安中隊 (横浜駐屯地) 中部方面隊…中部地方の防衛にあたる (本部 名古屋駐屯地) 陸上科 第3区域機動第1作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第3区域機動第2作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第3区域機動第3作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第3区域機動第4作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第3区域機動第5作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第3区域機動第6作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 衛生科 中部救急部隊…中部地方での隊員が負傷した際の救命救急を行う 警務隊 中部地区警務中隊…中部方面隊の監察業務にあたる 消防科 警防分隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊 航空科 航空操縦隊…緊急時などにおけるヘリ等の操縦を担当する 輸送科 地区方面輸送隊 所属機関(各県庁所在地に駐屯地) 愛知地区自衛科保安中隊 (名古屋駐屯地) 岐阜地区自衛科保安中隊 (岐阜駐屯地) 静岡地区自衛科保安中隊 (静岡駐屯地) 石川地区自衛科保安中隊 (金沢駐屯地) 富山地区自衛科保安中隊 (富山駐屯地) 山梨地区自衛科保安中隊 (甲府駐屯地) 長野地区自衛科保安中隊 (長野駐屯地) 福井地区自衛科保安中隊 (福井駐屯地) 新潟地区自衛科保安中隊 (新潟駐屯地) 三重地区自衛科保安中隊 (津駐屯地) 近畿方面隊…近畿地方の防衛にあたる (本部 伊丹駐屯地) 陸上科 第4区域機動第1作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第4区域機動第2作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第4区域機動第3作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第4区域機動第4作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第4区域機動第5作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第4区域機動第6作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 衛生科 近畿救急部隊…近畿地方での隊員が負傷した際の救命救急を行う 警務隊 近畿地区警務中隊…近畿方面隊の監察業務にあたる 消防科 警防分隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊 航空科 航空操縦隊…緊急時などにおけるヘリ等の操縦を担当する 所属機関(各県庁所在地に駐屯地) 滋賀地区自衛科保安中隊 (大津駐屯地) 京都地区自衛科保安中隊 (京都駐屯地) 西日本区域自衛科保安大隊(大阪地区自衛科保安中隊) (大阪駐屯地) 兵庫地区自衛科保安中隊 (神戸駐屯地) 奈良地区自衛科保安中隊 (奈良駐屯地) 和歌山地区自衛科保安中隊 (和歌山駐屯地) 西部方面隊…中国、四国、九州の防衛にあたる (本部 海田市駐屯地 博多駐屯地) 陸上科 第5区域機動第1作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第5区域機動第2作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第5区域機動第3作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第5区域機動第4作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第5区域機動第5作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 第5区域機動第6作戦班…災害時の救助活動から、祭礼・イベント等における雑踏警備、空港や港湾施設などの重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラ行為の防圧・検挙が主な任務 衛生科 西部救急部隊…西部地方での隊員が負傷した際の救命救急を行う 警務隊 西部地区警務中隊…西部方面隊の監察業務にあたる 消防科 警防分隊…駐屯地等の警衛隊施設で起きた火災に対応する部隊 航空科 航空操縦隊…緊急時などにおけるヘリ等の操縦を担当する 輸送科 地区方面輸送隊 所属機関(各県庁所在地に駐屯地) 岡山地区自衛科保安中隊 (岡山駐屯地) 広島地区自衛科保安中隊 (広島駐屯地) 鳥取地区自衛科保安中隊 (鳥取駐屯地) 島根地区自衛科保安中隊 (松江駐屯地) 山口地区自衛科保安中隊 (山口駐屯地) 香川地区自衛科保安中隊 (高松駐屯地) 徳島地区自衛科保安中隊 (徳島駐屯地) 愛媛地区自衛科保安中隊 (松山駐屯地) 高知地区自衛科保安中隊 (高知駐屯地) 福岡地区自衛科保安中隊 (福岡駐屯地) 佐賀地区自衛科保安中隊 (佐賀駐屯地) 長崎地区自衛科保安中隊 (長崎駐屯地) 熊本地区自衛科保安中隊 (熊本駐屯地) 大分地区自衛科保安中隊 (大分駐屯地) 宮崎地区自衛科保安中隊 (宮崎駐屯地) 鹿児島地区自衛科保安中隊 (鹿児島駐屯地) 国領離島自衛科保安連隊(沖縄地区自衛科保安中隊・離島特殊科保安部隊が合併) (那覇駐屯地) 附属機関(重要機関のみ記載) 高等教育隊…東京に校舎があり日本唯一の警衛庁が運営する国防専門学校である。学生の間は防衛省職員の扱いで卒業時には、警衛隊への無試験入隊が許されてる他、高校卒業資格もとることができる。 中高一貫式教育隊…大阪、名古屋、福岡に校舎を構える警衛隊が将来の人材育成のために発足させた教育隊。中高一貫式のため、中学受験での入隊が原則で、13歳から入隊ができる。いずれも全寮制である。15歳から警衛隊員という身分になり給与が支給される。月収10万円 幹部候補生教育大隊…キャリア警衛隊員を育成する教育機関。東京(市ヶ谷駐屯地)、大阪(八尾駐屯地)に存在する。期間は3年間(ただし準幹部候補生教育専攻者は1年で卒業可能) 西部教育隊…西日本全域を対象とし採用された新人隊員の教育を行う (本部 久留米駐屯地) 中部教育隊…関東全域を対象として採用された新人隊員の教育を行う (本部 練馬駐屯地) 東部教育隊…関東を除く東日本全域を対象として採用された新人隊員の教育を行う (本部 名古屋駐屯地) 海上科教育隊…教育隊卒業後、入隊試験合格を経て海上科部隊(海上警衛隊)への配属を希望する者が入る。期間は1年間。京都府 舞鶴市に存在する 航空科教育隊…教育隊卒業後、入隊試験合格を経て航空科部隊(航空警衛隊)への配属を希望する者が入る。期間は1年間。北海道 札幌市に存在する 航空学生群…航空科教育隊の傘下組織。操縦士いわゆるパイロットを目指す者が入る。幹部候補生教育大隊(3年制)を卒業後、航空学生準備過程を半年間受け入群。期間は4年間。北海道 北広島市に存在する 警衛庁附属化学研究所…武器、爆弾、兵器、車両などの製造を行う。属する職員は民間で採用された警衛庁職員と警衛官採用試験で採用された警衛隊員の2つで構成されている。 防衛省附属警衛隊病院…防衛省直轄で警衛隊が運営する病院。医者、看護師は全て警衛官で、警衛官なら治療、入院費など全額無償である。(兵庫県 伊丹市 東京都 新宿区) 警衛庁附属法務院…犯罪等を起こした警衛官が入る刑務所のようなところ。全国10ヶ所ある (大阪府 大阪市) 防衛省附属警衛隊法務会議館…警衛隊versionの裁判所。犯罪等を起こした警衛官の最終処分が下される場所。ここの法務員は全て幕僚官房室所属の隊員で構成されている (大阪府 大阪市) 警務隊職種学校…警務隊選抜試験に受かり、半年間の警務隊研修を受ける際に入る学校。 (神奈川県 横浜市) 海上科 船舶操縦 教育隊…船舶の操縦を学ぶ学校 (広島県 広島市) 上級幹部候補生学校 指揮幕僚過程…階級が隊将になると入校選抜試験を受験し合格した者のみ入校が許される。 約3年間の教育を受け卒業した者は幕僚官に任命されその後、中級幕僚過程(幕僚補) 上級幕僚過程(副 幕僚長)を受け上級幕僚選抜試験を受け合格すれば警衛隊のトップである幕僚総監候補生に任命される。 (愛知県 名古屋市) 衛生科学校 機動救護教育課程…機動救護部隊員を育成するための教育隊 看護師免許、医師免許を保有している隊員はS類に入校し約2年 救急救命士資格を持っている隊員はA類に入校し約5年間教育を受ける。 (宮城県 仙台市) 航空科教育隊 航空救難群教育過程…航空救難群候補生選抜試験を通過した隊員に対して約1年間の教育を実施しその後、最終通過試験を行い受かった隊員を部隊に送り出している。 (山口県 山口市) 海上科教育隊 機動特殊潜水隊教育課程…機動特殊潜水隊候補生選抜試験を通過した隊員に対して約1年間の教育を実施しその後、最終通過試験を行い受かった隊員を部隊に送り出している。 (京都府 舞鶴市) 航空科 (全国の各空港に、入国管理部隊 空港警管中隊が存在する) 定員、各空港に150名所属 羽田空港 駐屯地 茨城空港 駐屯地 大島空港 駐屯地 三宅島空港 駐屯地 新島空港 駐屯地 伊丹空港 駐屯地 神戸空港 駐屯地 但馬空港 駐屯地 中部国際空港小松空港 駐屯地 能登空港 駐屯地 松本空港 駐屯地 名古屋飛行場 駐屯地 新千歳空港 駐屯地 稚内空港 駐屯地 旭川空港 駐屯地 帯広空港 駐屯地 紋別空港 駐屯地 札幌丘珠空港 駐屯地 利尻空港 駐屯地 成田空港 駐屯地 調布飛行場 駐屯地 八丈島空港 駐屯地 神津島空港 駐屯地 関西空港 駐屯地 南紀白浜空港 駐屯地 新潟空港 駐屯地 富山空港 駐屯地 静岡空港 駐屯地 函館空港 駐屯地 釧路空港 駐屯地 中標津空港 駐屯地 女満別空港 駐屯地 奥尻空港 駐屯地 仙台空港 駐屯地 青森空港 駐屯地 三沢空港 駐屯地 花巻空港 駐屯地 大館能代空港 駐屯地 秋田空港 駐屯地 庄内空港 駐屯地 山形空港 駐屯地 福島空港 駐屯地 広島空港 駐屯地 岡山空港 駐屯地 山口宇部空港 駐屯地 岩国空港 駐屯地 鳥取空港 駐屯地 米子空港 駐屯地 石見空港 駐屯地 出雲空港 駐屯地 隱岐空港 駐屯地 高松空港 駐屯地 徳島空港 駐屯地 松山空港 駐屯地 高知空港 駐屯地 福岡空港 駐屯地 北九州空港 駐屯地 佐賀空港 駐屯地 長崎空港 駐屯地 熊本空港 駐屯地 大分空港 駐屯地 宮崎空港 駐屯地 鹿児島空港 駐屯地 対馬空港 駐屯地 壱岐空港 駐屯地 五島福江空港 駐屯地 天草空港 駐屯地 奄美大島空港 駐屯地 種子島空港 駐屯地 与論空港 駐屯地 屋久島空港 駐屯地 喜界島空港 駐屯地 沖永良部空港 駐屯地 那覇空港 駐屯地 石垣空港 駐屯地 久米島空港 駐屯地 慶良間空港 駐屯地 北大東空港波照間空港 駐屯地 与那国空港 駐屯地 徳之島空港 駐屯地 宮古空港 駐屯地 粟国空港 駐屯地 南大東空港 駐屯地 多良間空港 駐屯地 下地島空港 駐屯地 航空救難群(各駐屯地に350名) 航空救難群 第1方面隊 駐屯地(札幌) 航空救難群 第2方面隊 駐屯地(仙台) 航空救難群 第3方面隊 駐屯地(横浜) 航空救難群 第4方面隊 駐屯地(長野) 航空救難群 第5方面隊 駐屯地(奈良) 航空救難群 第6方面隊 駐屯地(広島) 航空救難群 第7方面隊 駐屯地(松山) 航空救難群 第8方面隊 駐屯地(博多) 航空救難群 第9方面隊 駐屯地(那覇) 海上科 (各 駐屯地に580名が在籍) 函館駐屯地 大湊駐屯地 八戸駐屯地 横須賀駐屯地 舞鶴駐屯地 小松駐屯地 下関駐屯地 佐世保駐屯地 鹿屋駐屯地 機動特殊潜水隊 第1管区駐屯地 (札幌) 機動特殊潜水隊 第2管区駐屯地(仙台) 機動特殊潜水隊 第3管区駐屯地(横浜) 機動特殊潜水隊 第4管区駐屯地(名古屋) 機動特殊潜水隊 第5管区駐屯地(神戸) 機動特殊潜水隊 第6管区駐屯地(広島) 機動特殊潜水隊 第7管区駐屯地(高知) 機動特殊潜水隊 第8管区駐屯地(博多) 機動特殊潜水隊 第9管区駐屯地(那覇) 特殊科(機動広域作戦群 緊急出動拠点基地) 千歳基地(北海道) 三沢基地(青森) 小松基地(石川) 信太山基地(大阪) 海田市基地(広島) 北九州基地(福岡) 那覇基地(沖縄) 駐屯科 ジブチ実働本部(定員 150名) アメリカ司令本部(定員 380名) タイ駐屯地(定員 50名) ベトナム駐屯地(定員 50名) インドネシア駐屯地(定員 50名) フィリピン駐屯地(定員 50名) マレーシア駐屯地(定員 50名) 台湾駐屯地(定員 50名) モンゴル駐屯地(定員 50名) インド駐屯地(定員 50名) トルコ駐屯地(定員 50名) ポーランド駐屯地(定員 50名) パラオ駐屯地(定員 50名) 輸送科 警衛隊 車両操縦学校…大型免許は普通第一種、または準中型、中型第一種、大特第一種を有する者が約10週間の短期課程、運転免許を有しない者は約16週間の通称 長期課程に、大型特殊は2週間、牽引免許は4週間入所する。 所在地…千歳基地、仙台基地、横須賀基地、信太山基地、海田市基地、北九州基地。
ULTIMATE〜SECRET 邦家の秘匿 第18話
主要登場人物一覧 赤眞翔平(27)…11代目主人公 近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 隊士長 垣内淕也(22)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 1等隊士 駒田勝生(23)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 1等隊士 塩崎柊斗(25)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 3等士官 吉瀬淳也(34)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 班長 2等士官 高濵翔盛(26)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長 樋樫柊臣(26)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長 成濱佑汰(27)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 伊敷煌大(23)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 崇眞稜大(23)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 前原裕季哉(26)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 芦澤柊太(37)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官 青村聡士(35)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官 澤田新太(40) …東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 1等士官 今西遙駕(53)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊 小隊長 士官長 新城彪駕(35)…警衛庁 警務隊長 2等幹士 藤浦恭介(52)…警衛庁 警務隊 総務管理官 衛幹 椎津愛虎(32)…警衛庁 警務隊 中央警務班所属 2等士官 貴内伸介(42)…警衛庁 警務隊 中央警務班 管理官 1等幹士 正随緋斗(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 2等士官 比嘉晃斗(25)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 隊士長 河城蒼空(29)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官 天辻慶斗(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官 夢丸奎大(29)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官 浅木零(33)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班 管理官 2等士官 伏垨綉梧(39)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班長 1等士官 猪俣繁倖(49)…警衛庁 駐屯科長 3等将士 大須賀敦晴(46)…警衛庁 駐屯科 副科長 1等幹士 国藤尚崇(45)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 部隊長 1等隊尉 坂浦聡磨(39)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 管理官 3等隊尉 皇山誠士郎(31)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第2秘書官 2等隊尉 東奥崇伍(35)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第1秘書官 1等隊尉 籐洲猛靖(54)…警衛庁 17代目幕僚総監 能敦紀(50)…警衛庁 東部方面隊 方面総監 1等将士 新濱恭吾(49)…警衛庁 東部方面隊 副総監 3等将士 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「ビール瓶か」 澤田から報告を受け皇山は軽く目をつぶった。 「つまり、そのビール瓶を飲んでいた奴が彼らが俺たちに銃口を向ける理由という事ですか?」 浅木に聞かれ澤田は軽く頷いた。 「彼らは俺たちに酷い憎悪を持ってる。あれだけの憎悪を持たれるということは、それなりにやばいんだろうなってのは想像ついたっす」 「それ以外に報告事項は?」 今西が聞くと澤田はすぐに口を開けた。 「数人の隊員が人質になってるみたいです。それと、小学校に向けての発砲事案を現認。芦澤 2等士官が負傷しました。それ以外は確認できてませんが、深刻な状態には変わりないかと」 澤田が言うと今西は澤田の左腕に目をやった。 「とりあえず、その腕の治療を進めなさい。衛生科隊員も常駐してるんだから。後、その怪我の申請はこっちでやっておく。だから、怪我の治療だけに専念しなさい」 「わかりました」 そう言うと澤田は横にいた衛生科隊員と共に部屋を後にした。 「とにかくこのビール瓶が決め手か」 そう言いながら皇山はビニール袋に入っていたビール瓶に目をやった。 「とにかく、人質になってる隊員の救出を急ぐのがベストでしょう。部隊を編成しましょう」 浅木が言うと皇山は隊庭に目をやった。 「臨時で編成してる部隊がある。それをそのまま出そうと思ってる。人質奪還及び犯人の制圧それと、このビール瓶についての調査。これを同時並行で行きたいと考えてます」 皇山が言うと今西は軽く頷いた。 「早速、出動準備の指示出してきます」 そう言うと今西はその場で一礼し部屋を後にした。 それを見届けながら皇山はスマホで幕僚総監に電話をかけた。 「あ、お疲れ様です。皇山です。先程、受傷事案があり、偵察に向かってました隊員からの報告で人質事案があったとの事でこれから部隊を出そうと思ってます。よろしいですか?」 「あ?あー、ちょっと待て」 そう言いながら籐洲はパソコンに目をやった。 「マスコミへの報道規制もかけてない。部隊を出すのはやめてくれ」 「何を言ってるんですか?うちの隊員が人質になってるんです」 「わかってるよ。わかってるけどな、そこでもし部隊が出動して、それをマスコミに報じられれば日本国内で多くの混乱を招くことになる。なんせ国会にも通してない任務だ。こんなのが表に出れば前代未聞の不祥事だ。勝手に武装した警衛隊部隊が出動。だめだ」 「しかし」 皇山はそう言うとその場で俯きながらスマホを耳から離した。 「貸して貰えますか?」 浅木に言われ皇山は浅木に目をやった。 「電話代わります。いいですか?」 「え?別にいいけど」 そう言いながら皇山はスマホを浅木に渡した。 「お電話かわりました。駐屯科 ジブチ警戒遊撃班 管理官の浅木と言います」 「あ?浅木?なんの用だよ。今、皇山と話してたろ?こっちは」 「皇山さんですと埒が開かないと判断しましたので」 「で?なんの用だよ」 「これを世間に公表しない訳はなんです?今、こうやって前線で何人ものの隊員がいるんです。家族持ちの人も大勢です。なのに公表しない理由はなんですか?海外派遣で交戦に合うのは誰でも予想できる事案です。これを別に公表しないというのは、どうも無理があるように思えまして」 「んなの知らねーよ。こっちは世間も視野に入れてるんだ。公表すればまた信用度が落ちる。政治というものに関してお前はどうやら何も興味がないみたいだが、こっちは政治をしてるんだ」 「わかりました」 そう言うと浅木はそのまま電話を切った。 「お、おいどうだった?もう電話終わったのか?」 皇山に聞かれ浅木はスマホを皇山に返した。 「このまま部隊を派遣しましょう」 「いや、まだ総監からの許可はおりてない」 「構いません。出しましょう。全責任は私が負います。今は規則違反だのを気にしてる場合ではありません。隊員を奪還する。それだけです」 「大丈夫なのか?本当に」 「えぇー。大丈夫ですよ。何とかなるってもんです」 「わかった」 皇山はそう言うと上着を羽織った。 そんな中、隊庭には編成された隊員達がフル装備を装着し集まっていた。 皇山がやってくると隊員らは不動の姿勢をとった。 「礼式は省く。今回の任務についてだが幕僚総監からの許可はおりていない」 皇山の言葉に隊員らは軽くざわついた。 「だが、これは超法規的措置としては充分すぎる条件が整っている。その為、隊員の奪還及び、犯人の制圧そして、なぜ彼らが我々に銃口を向けるのか。それを調査すべく制圧部隊と調査部隊を同時に編成した。彼らは小学校近くに捨てられていた飲みかけのビール瓶を触る隊員を見て発砲し、残党という言葉を口にした。何の残党なのか検討もつかないが、その残党というキーワードが本作戦の重要な鍵を握っているという事は想像つくだろう。諸君は、これから行う自らの行為を恥じることなく、堂々と行って欲しい。規律違反という者もいるだろうが、規律を犯してでも助けなければならない命が目の前にあると、そう思って欲しい。全ての作戦終了後、総員は原隊復帰となりその後の全ての処分は私が受ける」 皇山が言うと横にいた浅木は皇山に目をやった。 「以上何か質問は?」 皇山が聞くと編成部隊の先頭にいた今西が回れ右をした。 「総員、直ちに準備にかかれ」 「おす」 隊員らは一斉に散らばった。 「質問なんてしてる余裕は無いって意味っすよ笑」 今西が言うと浅木は軽く息を吸い込んだ。 「まずは、偵察小隊を出動させ、上がってきた敵情報告をもとに主力部隊を投入。そして調査部隊を澤田が撃たれた茂みへと派遣。以上が流れです。これ通り冷静によろしくお願いします」 そう言うと皇山は軽く頭を下げた。 午後6時 ルシウト小学校を包囲する黒ずくめの集団を横目に偵察小隊に編成された隊員達はルシウト小学校前にある団地にいた。 「見えるか?敵情」 偵察小隊の小隊長に任命された塩崎は息を殺しながら横の隊員に声をかけた。 「人質等は確認できませんが、黒ずくめの男数名確認できました。何故、何時間もずっとここにいるのでしょうか?」 「彼らは主力部隊で、そこから枝分かれした奴らが何かを探ってるんじゃないのかな?変に動けばアジトを突き止められる危険性もある。だからこうやって小学校前でずっと駐屯している。俺の推測だけどな。奴らが言っているその、残党とやらを枝分かれした奴らが探してると思う。なんの残党なのかも分からんが」 「なるほど」 「主力部隊の突入のタイミングを決めるのは俺たちだ。だから彼らが何かアクションを示した時、すぐに本部に一報だ。遅れは許されない。わかってるか?」 「もちろんです」 隊員が言うと塩崎は軽く頷きながら双眼鏡で主力部隊が待機する同じ団地内にある公園に目を向けた。 主力部隊の部隊長に任命されている藤浦は軽く息を飲みながら小学校から目線を離していなかった。 数分後 車から1人の男が降りてきた。 「1人降りてきました」 隊員に言われ塩崎はすかさず双眼鏡を手にした。 「本当だな。1人か。人質の場所が分かればいいんだが、どこだ?」 塩崎は小学校前にとまる数台の車に目をやった。 その時、真ん中に止まっていた車のカーテンが微かに動いたのが目に入った。 その動いたカーテンの隙間からうっすらではあるが、スーツのジャケットのような袖が目に入った。 「見つけた。あれだ」 塩崎が言うと隊員はすぐに無線機を手に取り塩崎に渡した。 「敵情報告、真ん中の黒のワンボックスカーにて、人質と思われるスーツの袖を確認」 「00.了解」 無線連絡を受けると浅木は皇山に目をやった。 「行くか」 皇山はそう言うと深く息を吸い込んだ。
ULTIMATE〜SECRET 邦家の秘匿 第17話
主要登場人物一覧 赤眞翔平(27)…11代目主人公 近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 隊士長 垣内淕也(22)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 1等隊士 駒田勝生(23)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 1等隊士 塩崎柊斗(25)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 3等士官 吉瀬淳也(34)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 班長 2等士官 高濵翔盛(26)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長 樋樫柊臣(26)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長 成濱佑汰(27)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 伊敷煌大(23)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 崇眞稜大(23)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 前原裕季哉(26)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 芦澤柊太(37)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官 青村聡士(35)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官 澤田新太(40) …東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 1等士官 今西遙駕(53)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊 小隊長 士官長 新城彪駕(35)…警衛庁 警務隊長 2等幹士 藤浦恭介(52)…警衛庁 警務隊 総務管理官 衛幹 椎津愛虎(32)…警衛庁 警務隊 中央警務班所属 2等士官 貴内伸介(42)…警衛庁 警務隊 中央警務班 管理官 1等幹士 正随緋斗(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 2等士官 比嘉晃斗(25)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 隊士長 河城蒼空(29)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官 天辻慶斗(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官 夢丸奎大(29)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官 浅木零(33)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班 管理官 2等士官 伏垨綉梧(39)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班長 1等士官 猪俣繁倖(49)…警衛庁 駐屯科長 3等将士 大須賀敦晴(46)…警衛庁 駐屯科 副科長 1等幹士 国藤尚崇(45)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 部隊長 1等隊尉 坂浦聡磨(39)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 管理官 3等隊尉 皇山誠士郎(31)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第2秘書官 2等隊尉 東奥崇伍(35)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第1秘書官 1等隊尉 籐洲猛靖(54)…警衛庁 17代目幕僚総監 能敦紀(50)…警衛庁 東部方面隊 方面総監 1等将士 新濱恭吾(49)…警衛庁 東部方面隊 副総監 3等将士 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「現着。これより偵察任務ってあれ?」 小学校近くの茂みに着くと澤田は無線機の異変に気づいた。 「どうしました?」 青村が小声で聞いてきた。 「無線が反応しねーんだわ。やっぱりここらに妨害電波流れてんだな」 「やっぱりでしたか」 「とりあえず、このまま慎重に学校に侵入すんぞ」 「はい」 青村が返事すると澤田はそのまま歩き始めた。 その時だった、茂みに入る直前の赤眞はある異変に気がついた。 「どうした?」 赤眞の行動を不審に思い、青村が聞いた。 「え?あ、いや。なんて言うか、こんなに静まり返ってる小学校って変じゃ無いすか?なんて言うか、動物のいない動物園みたいっていうか」 「んだよ。それ笑」 澤田が言ったその時、発砲音が小学校から聞こえてきた。 「今の」 澤田はそう言うと軽く息を飲んだ。 「発砲音です。小学校で何かあったのは確かなようです」 青村が言うと澤田は軽く頷きながら銃を構えた。 その頃 ルシウト小学校 校庭にいた芦澤はある光景に目を見開いていた。 「どうしました?」 旗ポールから離れ息を整えていた垣内は芦澤に声をかけた。 「あ、あれだよ。あれ」 「あれ?」 芦澤が指さす方向に目をやるとそこには、校門前で頭から血を流しながら倒れる隊員の姿が目に入った。 「撃たれ、たんですか?」 垣内が呟くと芦澤は軽く歯を食いしばった。 「くそ、死者を出してしまったか」 「芦澤さん、避けて」 そう叫ぶと垣内は芦澤をその場に倒した。 次の瞬間、1発の弾が旗ポールに直撃した。 「芦澤さん、ここから退避しましょう」 「待て、ここで逃げるのは情けなすぎる」 「何言ってんすか。死にますよ」 「うるせー」 そう言うと芦澤は拳銃を構えながらその場に立ち上がった。 「死者が出たんだ。もう躊躇してられるラインを超えたんだよ」 「自分が死んだら意味無いでしょ」 「お前はそのまま旗ポール揺らしてろ」 そう言い残すと芦澤はその場から走り出した。 「芦澤さん」 垣内は声を振り絞り芦澤の名前を叫んだ。 「くそが、好きにさせるかよ」 そう呟きながら走る芦澤の左足に1発の弾が命中した。 「くそが、左足やられてもなこっちはまだ動けんだよ」 そう叫ぶと芦澤はネクタイを取り左足を止血するとそこから匍匐前進で進み始めた。 数秒後、今度は芦澤の右肘に1発の弾が命中した。 「くそが、どんだけやられてもお前らの首取ってやるんだよ」 芦澤はその場で背広を脱ぐとまた進み始めた。 その時だった、後ろから1人の声がした。 「みっともねー。そんぐらいの根性、日頃から見せて欲しいもんだよな」 芦澤はその場で動きを止めると後ろに目をやった。 そこには、澤田の姿があった。 「なんで?」 「なんで?って。あんたから無線来てなかったから。怪しいって普通思うだろ?で、来てみたらこれだよ」 そう言いながら澤田は防弾盾を構えながら芦澤の前に進みその場で跪いた。 「とりま、後退すんぞ。そんなんで進んでも怪我が悪化するだけだろ?」 「1人、撃たれた。多分死んでる」 「わかってるよ。発砲音聞いて、すぐにここに来たんだから。そこの茂みあるだろ?そっからフェンス壊して来たんだよ。あのフェンスめっちゃ緩かったぜ?錆びてたし。ああいうの手抜きにしてっといつか痛い目見るぜって言いたいよな」 澤田は芦澤の腕を掴むとそのまま体を持ち上げた。 それを見てすかさず近くにいた青村は防弾盾を構えながら澤田達の前に出た。 「防護は任せてください」 青村が言うと澤田はもう1人走ってきた隊員に自分が持っていた防弾盾を渡すとそのまま歩き始めた。 「それで、無線通じねーし、本部にどうやって連絡すんのがベストなんだろうな?」 澤田に聞かれ青村は業務用スマホに目をやった。 「それも使えねーよ。妨害電波出てんだから」 「あ、そうか」 青村が言うと澤田は横にあるジブチ駐屯地に目をやった。 「仕方ねーな。芦澤を置いたあと、そのまま全力疾走で駐屯地に行ってやるよ」 「大丈夫ですか?体力」 青村に聞かれ澤田は青村のみぞおちを軽く蹴った。 「馬鹿にしてんのか?笑 そんぐらい余裕だわ。舐めんなよ笑」 「じゃあ頼んます」 青村が言った。 数分後、芦澤を部屋に連れていくと澤田は青村に目をやった。 「じゃあ行ってくるわ」 「気をつけてくださいね。周辺の敵情まだ上がってきてませんから」 「わかってるよ。ちょっとの距離だからよ」 そう言うと澤田はそのまま部屋から出て行った。 部屋を出るとそのまま茂みのところまで走りフェンスをよじ登った。 「行くか」 澤田は軽く息を吸い込むとそのまま走り出した。 しばらく走っていると、飲みかけのビール瓶のようなものが数本落ちているのが目に入った。 「ビール瓶か?」 澤田はその場でしゃがみビール瓶を手に取った。 次の瞬間、近くの茂みから1人の男が出てきた。 「Voilà. Les vestiges(出たな 残党野郎が)」 そう怒鳴ると男はそのまま澤田に向け発砲した。 「いってぇ、」 澤田は被弾した左腕を抑えながら上を見上げた。 「なんなんだよ」 「Vous avez ruiné notre ville natale. Je n'en peux plus.(俺たちの故郷をめちゃくちゃにしやがって。これ以上好き勝手にさせて溜まるかよ)」 「あ?フランス語か?」 そう呟くと澤田は胸ポケットから翻訳機能のついた業務用スマホを取りだした。 それを見て男はまた澤田に銃口を向けた。 「Wait. Wait. Listen to me too (待て待て。こっちの話も聞いてくれ)」 そう言うと澤田は翻訳機に話しかけた。 「日本人に対してなぜそこまで恨みがあるのだ?詳しく聞かせてくれないか?俺は何も知らない日本人だ」 「Tais-toi. Je ne me laisserai pas berner par un mensonge aussi flagrant. (うるせー。そんな見え透いた嘘に騙されるかよ)」 「なるほどな。聞く耳すらねーって事か。それなら」 そう言いながら澤田は再び翻訳機に手を伸ばした。 「お前、歳は?いくつだ」 「17. Et alors ?」 「17か。俺にもお前と同じぐらいの息子がいるんだけどな?なんつうか、虚しいよな。俺んところのガキは今、女の尻追いかけてるよ笑 んでお前はなんだ?銃持って走ってんのか。虚しすぎるよな」 「Tais-toi. Tais-toi. Tu n'as pas d'autre choix que de mourir ici. (うるせー。黙ってろ。とにかくお前にはここで死んでもらうしかねーんだよ)」 そう怒鳴ると男は息を整えながら澤田に銃口を向けた。 「そうか。どこでそうなっちまったんだろうな。人生ってそんな危なっかしー物持たねーと生きて行けねー様なもんじゃねーのになー」 そう言いながら澤田は目に涙を浮かべた。 その時だった、茂みの奥から発砲に合い、男はその場で即死した。 「はっ?」 澤田は倒れた男に目をやりながらその場に立ち上がろうとした。 「衛生科です。澤田 1等士官でお間違いないですか?」 「そうすけど、なんで?」 「皇山 2尉からの指示で巡回してまして、それで」 「巡回。なるほどな」 「小学校側と無線が取れなくなってます。それで怪我人の有無の確認も含めて巡回を任されてました」 「そう言う事か」 「左腕に被弾ですか」 「1発だ。お前らが撃ったこの少年だけどな、どうやら俺たち側にも何か非があるみたいだ」 「非、ですか?」 「このビール瓶を見ていた俺に彼は発砲してきた。なんでなんだろうな」 「ビール瓶、ですか」 「とりま、駐屯地まで行くか。ここに居てもあれだしな」 「はい」 衛生科隊員らは澤田の両脇を挟むとそのまま歩き始めた。
ULTIMATE〜SECRET 邦家の秘匿 第16話
主要登場人物一覧 赤眞翔平(27)…11代目主人公 近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 隊士長 垣内淕也(22)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 1等隊士 駒田勝生(23)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 1等隊士 塩崎柊斗(25)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 3等士官 吉瀬淳也(34)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 班長 2等士官 高濵翔盛(26)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長 樋樫柊臣(26)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長 成濱佑汰(27)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 伊敷煌大(23)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 崇眞稜大(23)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 前原裕季哉(26)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 芦澤柊太(37)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官 青村聡士(35)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官 澤田新太(40) …東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 1等士官 今西遙駕(53)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊 小隊長 士官長 新城彪駕(35)…警衛庁 警務隊長 2等幹士 藤浦恭介(52)…警衛庁 警務隊 総務管理官 衛幹 椎津愛虎(32)…警衛庁 警務隊 中央警務班所属 2等士官 貴内伸介(42)…警衛庁 警務隊 中央警務班 管理官 1等幹士 正随緋斗(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 2等士官 比嘉晃斗(25)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 隊士長 河城蒼空(29)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官 天辻慶斗(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官 夢丸奎大(29)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官 浅木零(33)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班 管理官 2等士官 伏垨綉梧(39)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班長 1等士官 猪俣繁倖(49)…警衛庁 駐屯科長 3等将士 大須賀敦晴(46)…警衛庁 駐屯科 副科長 1等幹士 国藤尚崇(45)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 部隊長 1等隊尉 坂浦聡磨(39)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 管理官 3等隊尉 皇山誠士郎(31)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第2秘書官 2等隊尉 東奥崇伍(35)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第1秘書官 1等隊尉 籐洲猛靖(54)…警衛庁 17代目幕僚総監 能敦紀(50)…警衛庁 東部方面隊 方面総監 1等将士 新濱恭吾(49)…警衛庁 東部方面隊 副総監 3等将士 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「00こちら01.応答願う」 無線を送り続ける中、芦澤はジブチ駐屯地の部隊から何も無線の応答が来ないことに軽く焦りを見せていた。 「なんで、無線の応答こないんですかね」 垣内が聞くと芦澤は持っていた無線機をその場に置きながら言った。 「妨害電波でも流されてんだろ。これじゃあ部隊を動かすとか無理難題だ。本部と連携取れない集団に何が出来ると思う?」 芦澤が話していると部屋に1人の男が入ってきた。 「運用科 教養指導室の栗阪 3等士官と言います。噂で耳にしてました。駐屯科の方ですか?」 「東部地区警務中隊 刑事第1小隊の芦澤 2等士官だ。教育支援ってやつか?ここに来てるのは」 「そうですね。はい」 「何人派遣されてる?」 「えーっと自分含めて、民間採用の人が20人で我々警衛官は15名ですね」 「35人か。とりあえず児童の行動を全て規制しろ」 「え?」 「何百人って数の児童を守るなんて俺には無理だ。わかったか?」 「分かりました」 「それと、長はどこに?」 「あ、それなら教養指導室 理事官の村上 1尉が今、職員室にいるのかなと」 「そうか。ならその理事官さんに言っておいてくれ。これからは地区警務中隊の芦澤っていう奴が指揮する事になるって」 「分かりました」 栗阪がその場から去ると芦澤は軽くため息を吐いた。 「どうします?これから本部とも無線が繋がらないって」 垣内に言われ芦澤は何度も頷きながら窓の外に目をやった。 「多分、人質にとった連中は日本人村を襲った連中だろうな。これでわかったな。日本人に対しての恨みがあるって。村ではなく、日本人そのものが嫌いなようだ。あいつらは」 そう呟くと芦澤は部屋から飛び出した。 「芦澤さん」 垣内もすぐに追いかけるようにして部屋から飛び出した。 外に出ると芦澤は周囲に目をやった。 「どうしたんすか?いきなり走って」 「すぐ横がジブチ駐屯地だろ?そこに知らせが届くようにする。お前も手伝え」 「わ、わかりました」 垣内が言うと芦澤は校庭に向かって走り出した。 校庭に着くと、旗ポールを見つけそのまま旗ポールのもとに駆け寄った。 「垣内、揺らせ」 「え?」 「旗ポールを揺らすんだよ。原始的だって思ったろ?でも今はこれしか無いんだ」 そう言うと芦澤はそのまま旗ポールに全体重を掛け揺らし始めた。 「垣内、お前も早くしろや」 芦澤に怒鳴られ垣内は慌てて旗ポールを揺らした。 「こんなので異変伝わりますか?」 「これしかねーんだよ。手段は黙って揺らし続けるんだ。これしか無いんだから」 その頃 ジブチ駐屯地では偵察に行った芦澤らから連絡が来ないのを不審に思い、無線傍受担当に指名されていた青村は何度も無線を送っていた。 「01こちら00.応答せよ」 「なに?無線が通じねーのか?」 澤田に声をかけられ青村は軽く返事した。 「ずっとですよ。おかしいっすよね」 「オンボロだからな。無線機」 そう言いながら澤田は無線機を叩いた。 「どうすれば?」 「どうすれば?って聞かれてもやるしかねーだろ。んなもん。継続力だよ。ばーか」 澤田が言っていると部屋に入ってきた1人の隊員が横の小学校で揺れる旗ポールを指さしながら何かを喋っていた。 それを聞いてまた数人の隊員が窓に釘付けになるようにして見入っていた。 「ん?」 澤田は青村に目をやりつつコーヒーの入った紙コップを片手に窓の外に目をやった。 「旗ポールか?あれ。なんか揺れてんな」 澤田が呟くと青村もすぐに景色に目をやった。 「今日はそこまで風吹いてないですよね」 青村が言うと澤田は軽く首を傾げながらコーヒーを1口飲んだ。 「とりあえず、浅木だっけ?指揮官役に伝えねーとな」 「皇山さんっすよ。第2秘書官の」 「あー。誰でもいいけど」 そう呟くと澤田は青村と共に部屋から出て行った。 「お前、何ついてきてんだよ。無線の担当だろ?お前」 「持ってきてますよ。ほら」 そう言うと青村は手に持っていた無線傍受機を見せた。 「馬鹿じゃん。んなもん持って笑」 そう言いながら澤田は飲み終えて空になった紙コップを握りしめた。 数分後 皇山ら主要指揮幹部隊員達がいる談話室に着くと澤田と青村は軽く頭を下げた。 「どうした?」 今西が聞くと皇山は席から立ち上がった。 「失礼します。無線傍受担当を任されてます、青村 2等士官でありますが、偵察部隊から無線の応答がなく、不審に思っていた中、横にあります小学校の旗ポールが揺れてるのが目に入りご相談に参りました」 「旗ポール?」 そう言いながら貴内はソファーから立ち上がった。 「旗ポールですか。それが揺れていた?」 皇山が聞くと青村は返事した。 「旗ポールだけだと、異常を感知したというのは難しいっすよね?」 今西が聞くと皇山は軽く頷いた。 「一度、調査派遣するのはどうですか?」 浅木の言葉に皇山は軽く頷きながら口を開けた。 「それでいきましょう。調査部隊をすぐに編成し小学校に派遣します。これで」 「分かりました」 そう言い青村が頭を下げた時、澤田が口を開けた。 「調査とかそんなん言ってる段階なんすかね」 「なに?」 今西が言うと澤田は軽く声を荒らげた。 「旗ポールが揺れてる。連絡がつかない。異常条件は揃ってると思うのは自分だけなのかなと思って。調査部隊となると、武器は携行させないという事ですよね?そんなんで被害が出たら情けないでしょ?」 「なら、どうしろと?」 皇山が聞いた。 「芦澤は仕事サボりがちの奴すけど、連絡取れないなんてのは有り得ない。それにあいつは何かあればがむしゃらに手段を選ばずやる男なんです。旗ポールが揺れてるのも何か理由があるのでは無いかなと思ってしまうんすよ。すいませんね。勘ってやつなんで信ぴょう性とか、んなもん無いんすけどね笑」 「その勘、信じてみてもいいんじゃないんですかね?」 浅木の言葉に澤田は浅木に目をやった。 「いや、芦澤 2等士官とは関係値深い奴が言ってる事です。だから信ぴょう性は高いんじゃないかなって。別にここで主力部隊を派遣したところで何も無ければ帰ってきたらいいだけだし。何かあればそのまま応戦すればいいだけ。別にそれだけの話でしょ?」 浅木が言うと皇山は浅木に目をやった。 「主力部隊か。しかし、異常が起きていたとして、その原因も何もかも分からないところに主力部隊を出すのは危険過ぎではないか?と思います。何のための偵察なのか」 「偵察が機能してない今、それ言うんすか?」 澤田が怒鳴ると浅木は澤田に目をやった。 「確か、1等士官ですよね?あなた」 「そうすけど」 澤田が言うと浅木は皇山に目をやった。 「1等士官なら、分隊作戦決定権を有してます。主力部隊が無理なら彼に分隊指揮を任せるのも1つの手かと」 「わかった。それで行こう。澤田 1等士官。あなたに分隊をお渡しします。失敗なく帰還してきてください。武器携行につきましては、第2種とします。頭に入ってますね?第2種 武器携行一覧です」 「小銃、防弾チョッキ、防弾盾、プロテクター、鉄帽、防弾サングラスでしたっけ?」 「そうです。それでよろしくお願いします」 皇山が言うと澤田は軽く頷きその場を後にした。 「し、失礼いたしました」 そう言うと青村もその場を後にした。 「本当に良いのかよ。部隊なんか勝手に出して」 今西が言うと浅木は腕を組みながら口を開けた。 「規律違反、規則違反?んなもん受けて仲間を助けれるんだったら安いダメージでしょ」 浅木の言葉に皇山は軽く笑った。
ULTIMATE〜SECRET 邦家の秘匿 第15話
主要登場人物一覧 赤眞翔平(27)…11代目主人公 近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 隊士長 垣内淕也(22)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 1等隊士 駒田勝生(23)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 1等隊士 塩崎柊斗(25)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 3等士官 吉瀬淳也(34)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 班長 2等士官 高濵翔盛(26)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長 樋樫柊臣(26)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長 成濱佑汰(27)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 伊敷煌大(23)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 崇眞稜大(23)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 前原裕季哉(26)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長 芦澤柊太(37)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官 青村聡士(35)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官 澤田新太(40) …東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 1等士官 今西遙駕(53)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊 小隊長 士官長 新城彪駕(35)…警衛庁 警務隊長 2等幹士 藤浦恭介(52)…警衛庁 警務隊 総務管理官 衛幹 椎津愛虎(32)…警衛庁 警務隊 中央警務班所属 2等士官 貴内伸介(42)…警衛庁 警務隊 中央警務班 管理官 1等幹士 正随緋斗(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 2等士官 比嘉晃斗(25)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 隊士長 河城蒼空(29)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官 天辻慶斗(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官 夢丸奎大(29)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官 浅木零(33)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班 管理官 2等士官 伏垨綉梧(39)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班長 1等士官 猪俣繁倖(49)…警衛庁 駐屯科長 3等将士 大須賀敦晴(46)…警衛庁 駐屯科 副科長 1等幹士 国藤尚崇(45)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 部隊長 1等隊尉 坂浦聡磨(39)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 管理官 3等隊尉 皇山誠士郎(31)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第2秘書官 2等隊尉 東奥崇伍(35)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第1秘書官 1等隊尉 籐洲猛靖(54)…警衛庁 17代目幕僚総監 能敦紀(50)…警衛庁 東部方面隊 方面総監 1等将士 新濱恭吾(49)…警衛庁 東部方面隊 副総監 3等将士 階級 隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監 ……………………………………………………………… 「総員、配備確認の無線を確認。これより遠隔偵察任務を実施する。送れ」 「01了解」 無線連絡を送ると芦澤はリュックサックから水筒を取り出した。 「芦澤さん。よろしくお願いします」 屋上にいた芦澤のもとに1人の男がやってきた。 「よろしく。で君は?」 「あー自分、近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班の垣内って言います。階級は1等隊士です。よろしくお願いします」 「よろしくお願いします。それで、今回、全日程の偵察部隊の指揮を任されていると聞きましたが」 「そうだよ。なんせ2等士官だからな。そんぐらい当たり前なんだろうよ」 「なるほど」 そう言いながら垣内はその場に腰掛けた。 「偵察は俺たち含めて4人。その他は校舎の警備で8名。計12人で行うことになるみたいだ」 「なるほどです」 「にしても、こっから今、日本人村の状況見えるか?」 「人影も何も確認できません」 「だろうな」 「え?」 「いきなり、日本人村から撤収しても何かあるって思うのが筋だろ?普通に考えて」 「ま、まー確かに」 「にしても、こんな暗闇じゃ即時対応もきついだろうし。どうすっかなー」 そう言うと芦澤はその場に立ち上がり軽く伸びをした。 「仮眠はいつ取れば?」 垣内が聞くと芦澤は腕時計に目をやった。 「3時間交代だ。別に4時間でもいいけど、まーそこは任せるよ。とりまお前先いくか?仮眠」 「いや、まだ来たばっかでしょ」 「けど、もう24時過ぎてるぞ?」 「ま、まーそうですよね」 「先寝てこいよ。朝になったらまた追加任務来るんだし」 「追加任務ですか?」 「おん。偵察してんのを極力、敵方にバレねーように小学校は通常通り、営業するんだとよ」 「マジすか?けど子供もいるんですよ?もしも何かあった時にそんな3桁の子供を守れるんですか?」 「知るかよ。守れって言われてんだからやるしかねーだろ?だからスーツが支給されてんだよ。校舎警備についてる奴らはスーツに防弾チョッキをつけてる。俺ら偵察担当は戦闘服だけど、日が昇ってきたら、スーツに着替えるんだよ。そんでこの防弾チョッキをつける」 「マジすか」 「弱音吐くな」 そう言うと芦澤は双眼鏡に目をやった。 午前7時 小学校に続々と子供たちが登校してきた。 それを見るなり芦澤は寝落ちしつつあった垣内を起こすとスーツに着替え始めた。 「あーあとこれ、朝飯ぱっぱっと食えよ」 そう言いながら芦澤はリュックサックからパンを取り出すとそのまま垣内に投げた。 「ブラックでいいなら飲み物もあるけどいるか?」 「あ、いいえ。ありがとうございます」 「おう」 「こ、このパンはどこで?」 「増援派遣で来た連中達が買ってきてくれたやつだ。ただ日本人村で攻撃があったこと、そして今こうやって俺たちが偵察任務にあたってることは、日本政府を含め日本国内には機密事項で漏らしてない。だから経費で落ちるはずもなく、実費だそうだぜ」 「ま、マジすか?結構キツイっすね」 「噂じゃあ、1人5000円分まで強制的にPX(売店)で食料と飲料買わさてたって話らしいぜ」 「やばいっすね。労基とかそんなの無いからあれすけど」 「ま、だから味わって食えよな。感想なんか言っといてやれよ笑」 「分かりました笑」 そう言うと垣内はパンを口に入れながらスーツに着替えた。 「つか、これだったらスーツに着替える必要あるんすか?ずっとスーツでも」 「え?あー、なんかな、運用科 教養指導室から教育支援派遣ってので何人か派遣されてるみたいなんだけどな?」 「はい」 「その連中がスーツ着てるやつと制服着てるやつがいるらしくてな。ま、恐らく、民間採用で入ってきた奴らがスーツで警衛官が制服なんだろうけど、まー要するに見分けがつかないように俺たちはスーツでってことになったらしい」 「見分けつかなくなったらヤバないすか?民間人でしょ?」 「俺も思ったよ。後、あれだろ?周囲に溶け込むようにとかあるんじゃねーのかな?知らねーけど」 「な、なるほど」 「とりまさっさと食ってさっさと着替えろよ」 そう言いながら芦澤は軽く目をつぶると口を開けた。 「極秘らしいぜ?この偵察任務は」 「はい?」 「極秘らしい。けど教育支援ってのは警衛隊が表立ってやってる事だから。つまり、教育支援はマスコミも来るし、そこに戦闘服着てる隊員が写ってたらなんかまずい気でもしたんじゃねーのかな?上は」 「つまり、隠蔽ですか?」 「今に始まったことじゃねーだろ?この組織は隠蔽体質ってのは」 「ま、まーそうですけど?」 「とりまあんま考えんな。考えんの好きじゃねーし。とりあえずお前はスーツに着替えて、外部の人間がこの教室に来たら、お前は、教育支援ってのを口にしろ。何があっても偵察任務とか言うんじゃねーぞ?」 「分かりました」 垣内が言うと芦澤は軽く頷きながらネクタイを締めた。 午前11時 特に、日本人村での動きはなく、芦澤と垣内は昼食をとっていた。 「何も無いっすね」 垣内が言うと芦澤はうどんをすすりながら頷いた。 「今日の2359には交代式だ。それまでここにいる。何も無ければラッキーだろ?」 「ま、ラッキーすけど笑」 「な?ま、そう気張るなや。楽に楽にいけよ」 芦澤が言うととある1本の無線が入ってきた。 「巡回から指揮官。警戒担当の隊員がやられました」 「は?」 芦澤が呟くと垣内は窓の景色に目をやった。 「芦澤さん、あれ」 垣内に言われ芦澤は無線機を手にしたまま、校門に目をやった。 そこには、武装した黒ずくめの男たちが校門前で立哨に当たっていた警戒担当の隊員を拘束してるのが目に入った。 「な、なんで?」 芦澤は無線機のボタンを押しながら叫んだ。 「分かりませんが、どうしますか?」 「最優先は校門を封鎖して、児童を守る事だ」 「校門封鎖ですか?」 「早くやれ」 「分かりました」 芦澤から指示を受けた巡回担当の隊員達はスーツの下につけてあるホルダーから拳銃を取り出すとそのままを構えながら、校門に向かって走り出した。 「まじかよ」 人質になってる隊員らを見ながら駒田は呟いた。 「とにかく、校門を閉めるんだ」 そう言うと高濵は急いで校門のそばに駆け寄った。 「撃つな、我々は何も攻撃はしない」 そう叫びながら高濵は校門のそばにたどり着くとその場に拳銃を置き手を上げた。 「流石に、危険です」 駒田が叫ぶ中、男たちは高濵の行為を見て半笑いしながら人質にしてる隊員らを盾にするかのように自分たちの前にやった。 「何やってんすか。助けねーと」 そう叫びながら1人の隊員が校門を突破しようと走り出した。 それを見て高濵はすぐにその隊員を羽交い締めにした。 「落ち着け。指示を守るんだ」 「目の前で、仲間が拘束されてんすよ?人質にされてそれを黙って見てろと?おかしいでしょ?」 「良いから。今ここで俺たちが行ったところで死ぬだけだ。落ち着け」 高濵が言っている間、駒田はすかさず校門を閉めた。 「校門締め作業実施完了」 駒田が無線を送ると高濵は軽く息を整えながら駒田の肩を軽く叩いた。 「戻ろうか。こっからは指示通り動けよな」 「はい」 駒田は時折、人質になっている隊員らに目をやりながら歩き出した。