神保町
2 件の小説雪の花
僕は淋しく、海を見つめる。 そこには、何もない。 ただ、僕の顔だけが映る。 海の淋しさに、心惹かれて。 あれは、夏の日のことでしょうか。 僕の恋人•優香が自殺したのは。 モルヒネを飲んで、自殺した。 モルヒネは、体内の血中濃度を抑制し、脳内を麻痺させるものだ。 多量のモルヒネで死んだ。 横浜を歩いていると、孤独に襲われる。 夏の日の優香を思う暑さかな 横浜は、今日も、独り歩く。 そこに、カフェがあった。 なんとなく入ると、黒いスーツを着た男たちがせわしなく、作業している。 商談は、正直、やめてほしい。 私は、コーヒーを飲んであとにした。 そういえば、この夏の日の日に、優香とキスをした。 このカフェにて。
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光る風
君を抱いて どこへゆくやら 僕は独り さまよい歩く 海辺はいつも 静かできままさ
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