望月
19 件の小説【お絵描き企画】ついでに「青空の君」
僕の恋人の風香は一つ年下で、柔らかくて長い髪をいつも三つ編みにしている。 あまりにも綺麗に編むので、その三つ編みに僕は見惚れてしまう。 僕は絵を描くのが好きだったので、夏休みに彼女をモデルに絵を描こうと思った。 夏の日差しが降り注ぐ公園の、噴水の近く、大きな木の下で待ち合わせをした。 素晴らしい青空だった。 彼女は整備委員だったため、その日も学校の花壇に水やりをしてから公園に来た。 だから、彼女は制服姿で現れた。 いつも見慣れた彼女の制服だが、公園といういつもと違う場所で見るからか、彼女がより一層美しく見えた。 綺麗だね、いい笑顔だよ。 口から勝手に風香を褒める言葉がでてきた。 風香は少し恥ずかしいというふうに目を逸らした。 その日は暑くて、水筒の水が尽きたので、まだ空が青かったが引き上げた。 一緒に帰るかと風香に聞くと、図書館に寄ってから帰ると言って、先に行ってしまった。 家に帰り、僕はキャンバスに描かれた風香を見た。 僕の実力不足で、目に映る美しさを全て写し切れていなかったが、絵の中の彼女も、惚れ惚れするほど可愛かった。 スマホを取り出し、彼女にLINEした。 まだ絵が完成していないんだ 次はいつ会える? そう送ったのだが、全く返信が来ない。既読さえもつかない。 不思議に思って電話をすると、彼女の母親が出た。 「ああ…風香ね…」 涙声で、彼女の母親は言った。 「交通事故で…」 僕は膝から崩れ落ちた。 僕が最後に見た風香の姿。 背景は、公園の緑にしようかと思ったが、後で美しい青で塗りたくった。 ああ、風香。 今君は、あの青空になっているのだろう。 絵を描いてたらなんかストーリー浮かんできたので書いちゃいました! 参加失礼っ! こんなんでいいのか不安はあるけど… あ、ちなみにデジタルver.です! てことでありがとうございましたっ!
ふわふわ
最近頭がふわふわするんだ エナジードリンク飲んだり 色々考えたり したからかな ふわふわしてると気持ちよくて このままふわふわ空へ飛んで 雲のようになれたらな とか 考える 人として生きるのはつかれるから 雲として 生きてみたいな とか 考える ふわふわしてる今なら くもにだってなれるかもしれない とか かんがえて 2かいにいって まどからそとにでて そらへと とびだした
願い
変わりたい けど変わり方を知らない 探しても見つからない そもそも探し方が分からない 僕を置いてみんな大人になっていく 僕だけ子供のままなんだ 寂しいな みんな子供の頃に戻れたらな また夢を見るよ
夢幻ループ
夢を見る 小学生の頃の友達と遊ぶ夢 幸せだった頃の夢 まだ普通でいられた頃の夢 夢から覚めて、現実を見る 友達と遊べない現実 苦しい現実 普通じゃないとわかってしまった現実 現実から目を背け、夢を見る 最初に戻る
意見求厶
みなさんこんばんは、望月です。 今日はなんとなく思ったこと呟きますね。あとちょっとみなさんの意見聞きたいし。 みなさんは一人称をどうしていますか? あ、SNSでの、一人称です。 僕は体は女子、心は中性というか無性なので、現実では一人称を私、としているのですが。 今日の問題はSNSです。 僕は、私、より僕、の方が書きやすい?と言うか自然なんですけど、前「女子のくせに僕とか言ってるやつ変」という感じのことを言っている人を見かけたんですね。恐らくSNS上での話です。 だから僕、というのが怖くなっちゃって。 ここでは純粋な自分でありたいから、僕、と言っているのですが… 他のSNS、特に誰かとDMしてる時、一人称をどうするかいつも迷います。 今の所私、としているのですが、それだとどうしても自分の中で違和感があって… みなさんはネット上で、女子なのに僕、と言っている人をどう思いますか? いいと思いますか?それとも変?キモい? 正直に教えて欲しいです。お願いします。
vox
君の声は滑らかで美しいね 少しくぐもっているかな それがいいんだ いい声 その声で私の名前を呼んでくれたね 私が「声で名前を呼んで」と言ったら、 「呼んでって言われて呼ぶのって恥ずかしくね?」とか言いながら なんとか会話に織り交ぜて一度だけ呼んでくれたね それが最後になるなんて思ってなかったよ ああ、まだこんなに好きなんだ おかしいよね 君自身のことを愛したら、君の迷惑だろうからさ 君の 声を 愛しているよ そう言っておくね
natura
暖かい日差し 昨晩の雨でしっとりと濡れた地面 眩しい太陽が清々しい青をした晴天の空高くに昇っている 春の暖かいふわりとした、鈍いような澄んだような匂いがする 遠くの方から微かに鳥の鳴き声がする 裸足にそっと小さな草花が寄り添う なぜこんなところで、それも裸足で、寝転んでいるのだろう いや、寝転んだわけじゃないのか 落ちたのか ああ、ここにずっと居たい 暖かくて優しいこの世界でじっとしていたい なんだろう、懐かしい 前、こんな自然のような人に、優しくしてもらった気がする 自然のような人、か そうだな そんな表現が彼に相応しい 一見面白く、優しい それであって、残酷 本当に素晴らしい人だ でも、もう彼はいないんだ もう涙も出ないな いつまでも依存していくわけにもいかない、なんて 自分が1番わかっているさ、言われなくたって でもね 君がいる世界を知ってしまったから、もう戻れない だから、飛び降りたんだっけ 記憶がない、理由も思い出せない ああ、暖かい 心地いい風が吹いている この風は、私の虚しい気持ちをさらって忘れさせてくれるだろうか それか、私の勝手な気持ちを彼の元へ運んでくれるだろうか はは、無理な話か あのまま終われたらよかったのかな まあ、しょうがないか 君のいない世界で、どう生きていけばいいんだろう やっぱり、寂しいな
desiderium
もう一度だけでいいから 嘘でもいいから 愛してよ
nauseam
考えだけがぐるぐるする 誰かに助けて欲しいのに、誰に助けを求めればいいのかすら分からない そのくせ見過ごせなくて人の不幸を背負う 自分のだけでもいっぱいいっぱいなのに ああ 全て捨てたいな
vanitas
ああ、君は正しい。 そうだ、ずっと君は正しいことを言っている。 いわば君は夢であり現実なんだ。 君は素晴らしい人だ。 なんだろ、君と話すのは楽しいのにとても虚しくなるんだ。 それは君のせいじゃない。 僕自身、自分自身のせいで虚しいんだ。 現実から目を背けて夢の美しい幻惑されるような幻ばかり見ている自分に嫌気がさす。 そして虚しいんだ。君が現実ばかり言い当てるから。 ああ、君は僕をどう思っているのだろう。 邪魔かい? ただの暇つぶしかい? それとも友達かい? 恐らくそこまで大事な存在ではないのだろう。 それでいいのさ。それぐらいにしかなれないのさ。 ああ、なんだろ。 また死にたくなったのだろうか。 とても寂しいんだ。 誰かに抱きしめて、温めてもらいたい気持ちなんだ。 そんなこと叶わないのにさ。 僕はいつまで逃げるのだろう。 僕はいつまでこのままなのだろう。 僕はいつまで君に嫉妬するのだろう。 正直まだ生きるのは辛いよ。 多分生きるのが楽しくなることはないのだろう。 そんなもんさ。 そんなもんか。 君はきっと僕に呆れているだろうね。 すまないね。 まだ生きていて。