NEON

6 件の小説

NEON

歌と絵が好きな学生。よかったらふぉろの方よろしくお願いしますm(._.)m

これ

この感情をなんて言うんだろう。 例えるならそう、 大事なものが壊れかけてると気づいた時みたいな。 ペットが歳をとるみたいな。 いつか終わるのは当たり前で、それはどれだけ名残惜しんでも平等に訪れるもので。 恐怖というとちょっと違う気がするし、 寂しいというのもまた違う。 焦っているのはそうなんだけど、それだけじゃない感情。 これの名前を知りたい。

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これ

人間になりたい

人ってときに残酷だ 優しさは凶器になって 言葉は首を絞める どこかの漫画で見た気がする 人間は愚かさと知性でできている らしい なら、多分 俺は人間じゃない 俺には知性がないからねw ほしいなー知性 人間になりたいよ

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以下

この世にはたくさんの生物がいて、その中でも頂点にいるのが人間だ。 人間にも種類がある。 できるやつとできないやつ。 モテるやつとモテないやつ。 天才と凡人。 それは簡単には変わらない。 “努力は報われる” そんなの誰が証明するんだ。 天才がやればできるだろう。 なら、凡人は? 凡人は報われるのか? 当たり前のことしか手につかない人間に、それ以上ができるだろうか。 できる凡人だっているかもしれない。 そう言う人間はいずれ秀才になるんだろう。 才能の開花。未来への希望。 実に綺麗な展開だ。 じゃあ平凡以下は? 当たり前のことも手につかない人間にできるだろうか。 答えは否。 できるはずがない。 才能の開花も未来への希望もない。 役者も逃げ出すクソ映画。 誰も見たくない。 演じたくない。 そんな映画の“主役”に選ばれた。 選ばれてしまった。 逃げ出すこともできない。 この気持ちはきっと、 凡人にも 秀才にも 天才にも 理解することはできない。 理解できるはずない。

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クソ喰らえ

愛してる なんて嘘だ。 そんなの相手を騙す手段でしかない。 本当も嘘もあるわけない。 手段はどこまでも言っても手段。 それに想いが生まれることなんてないんだ。 “ーさすが△⬜︎◯ちゃんね!” “ー△⬜︎◯ならできるだろう?” −ありがとうお母さん…! −もちろんだよ… 愛なんてあるはずない。 あるはずないんだ。 もしあるんなら どうして 私には与えられないんだ。 そんな そんな理不尽なこと あってたまるか。 愛なんか 愛なんか、 「クソ喰らえだッ…、」

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クソ喰らえ

枯れた花

花が咲けば枯れるのは当然だ。 それは、どんなことにだって言えて。 例えば、スマホ。 スマホにだって寿命がある。使い続ければいつかは壊れる。 壊れたものは捨てて新しいものにするのが道理だ。 でも、私にはできない。 “枯れた花を持ち続ける私は、どんなに愚かだろう” 捨ててしまえばいい。 新しい花を咲かせればいい。 でもできない。 いつまで経ってもこの花を持ち続けている。 わかっている。自分がどれだけの愚行をしているか。 でも、… 何度燃やそうと思ったかわからない。 何度花弁をむしり取ろうとしたかわからない。 でもそうしようとするたびに、笑う太陽がフラッシュバックする。 どこにでもいるような人間だ。 何か特別なわけでも、一際落ちこぼれなわけでもない。 そんな私にあなたは光をくれた。 大したことじゃないのに「大丈夫?」とか。 あなたのわからなかった問題が早く解けたからって「すごいね!」とか。 私の知らない「私」を見つけてくれた。 ねえ、あなたが見つけてくれたんだ。 「これやっとくよ?」 「え、いいの?ありがとう…!」  私は案外諦めが悪くて嫉妬深いってこと。 「あの、私も手伝います…」 「ほんと?!やっぱり優しいな〜」 私にだけ見せてよ、その笑顔。

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チューインガム

「そんなに好き?チューイングガム」 「‥別に」 我ながら無愛想だと思う。 時刻は夕暮れ。オレンジ色の太陽が気付かぬうちに沈んでいく。 “‥日が…後の日で…悔いの…過ごし…” 遠くから放送が聞こえる。 今日は地球最後の日。少し前から予想されていて、今日が最後。 街は混沌とするでもなく、実に平和だ。 最後の過ごし方は人それぞれ。 家族や友人、あるいは寝て過ごすなんて人もいるかもしれない。 (終わりか…) 最後なんて言ったってなかなか実感が湧かない。また明日が続くような気がする。 呑気に考えながらチューイングキャンディーを噛む。 もう味なんてしない。 「ねえ」 「なんだ」 「−また来世も最後までいよう」   「ねえ、そんなに好き?チューイングガム」 最初、必ずその質問をする。 何回やっても同じ。 だから俺も同じように答える。 「‥別に」

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