しゅうと

20 件の小説
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しゅうと

実在してます。 世界を驚かせます。

第十六話  復讐

一条と浅倉は締結し、新たに浅倉を迎え入れることになった。 浅倉「まずはボスを殺った奴を探す必要があるな」 一条「あぁそうだな、醍醐に聞いてみるよ」 一条は情報屋の醍醐に連絡をして、その日の夜に二人で落ち合った。 一条「急に呼び出してすまない醍醐。院代のおっさんを殺した奴について何か掴んでいるか?」 醍醐「あぁ掴んでいるよ。結論から言うとボスを殺したのは田島派の“宮本“だ」 一条「宮本だと?」 醍醐「聞いた事あるだろう?」 一条「あぁ、俺が組織で傭兵だった頃に 新しく組織に入ってきた奴だな」 醍醐「その通りだ。奴は今、田島派の中でもかなり頭角を表しているよ」 一条「分かった、ありがとう」 醍醐「奴を探す気か?」 一条「もちろんだ」 醍醐「そうか、奴は組織内でも群を抜いている剣豪だから気をつけて。これだけ渡しておくよ」 一条「ありがとう」 醍醐は一条に“宮本“の居場所が書いてある紙を渡した。 一条は醍醐と別れてアジトに帰ろうと歩いていた時、ある人物を発見する… そこには三人いた。 ???「今日は下見に来ただけだ。あまり動くと見つかるかも知れないぞ」 ???「もう日も暮れてきたしそろそろ帰るぞ」 ???「“宮本“さんに報告しに行くぞ」 一条は最初は彼らは普通の通行人に見えた…しかし“宮本“と聞いて、ある疑問が頭に浮かぶ…… 一条(あいつらは、田島派の宮本も手下か?なぜこの街に?誰を探している?) そして何の躊躇も無く一条は彼らに話しかける… 一条「ここで何をしている?」 すると三人は反応する… 構成員A「てめぇは一条!」 一条「あぁ?誰だ?」 構成員B「一条、会いたかったぞ!!」 一条「さてはお前たち、宮本の手下だな、何しに来たんだよ言え」 構成員C「言うわけねぇだろう!!」 すると一人の構成員がチャカで一条を殺そうと乱射する… 一人がチャカを抜いた事でもう二人もチャカを抜き一条に照準を合わせようとする…… だが一条を捉える事は無かった…… 一条「なに街でチャカ抜いてんの?お前とりあえず死んどけよ」 そう言うと一人の構成員の頸椎を一瞬でへし折り絶命させた… それを見て次の手を考えようとするもう一人の構成員……しかし考えれる時間は無かった………… 一条「どこ見てんの?お前」 すると瞬く間にもう一人の頸椎もへし折った。 そして最後の一人に一条は問う 一条「誰の命令でここで何をしていた?正直に言え、言わないとお前も殺すよ?」 構成員A「ヒィィィ…田島派の幹部の宮本さんに一条と浅倉のヤサを見つけて来いと言われて三人で来ました…理由は院代のボスを殺された事で浅倉さんを筆頭に報復をしに来るから、報復させない為に一人残らず潰す為と言っていました……正直に話したので殺さないで下さい………」 一条「そっか!人生お疲れ!」 そう言い、一条は最後の一人も殺した… 一条(なるほどなぁ、宮本の指示か…ちょうど醍醐から居場所が書いてある紙貰ったんだよなぁ。あいつは絶対に俺がこの手で“殺す“!!) −続編に続く−

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公式ガイドブックその1

中々終わらない殺し合い。 一つ一つの作品に目が離せない展開になりますので、どうぞ宜しくお願いします。 そんな命を懸けて読者の皆様に 何かを伝えようとする人物を描く私の作品にご注目していただくと幸いです。 −人物紹介− 主人公 一条 潤(いちじょう じゅん) 現役の大学生でアルバイトをしていて一人暮らしをしている。幼い頃から名の知れた暗殺組織で育てられた究極のアサシンだった。五年で千人以上を殺した化物。並の人間ならかすり傷を負わせる事も不可能。表の社会に出てきてからはその強さを弱き人間を脅やかす者にだけ振るっている。 情報屋 醍醐(だいご) 裏社会では誰でも知っている情報屋。彼の情報は正確で犯人の居場所まで突き止める事が出来る。普段は喧嘩はしないが、自身の命を守る為に護衛術を習得した。主人公の一条とは親交がある。 殺し屋組織の幹部 浅倉(あさくら) 二大派閥のうちの一つ、浅倉派のトップ。 実力は未知数。主人公である一条とは深い因縁がある。 浅倉の部下 御理多(おりた) 浅倉派のNo.五として浅倉に忠誠を誓っている。浅倉の為なら命を捧げる事も厭わない男。 謎の少女 美紀(みき) ある日突然、一条の元に現れた謎の少女である。 浅倉派のボス 院代(いんだい) 全盛期ではかつて組織の中でも相当の実力があり評価されていた。当時なら組織でこの男を知らない人間はいないとか。 だがある日突然、何者かによって殺されてしまった。 殺し屋組織の幹部 組織の二大派閥のもう一つの派閥である 田島派のトップ 田島 圭一(たじま けいいち) 組織内ではあまり浅倉派との関わりは無く、お互いの方針が違う為中々お互いを理解する事が出来ていない、犬猿の仲。 次期組織のトップ候補としての名乗りを挙げている。 田島派のNo.二 宮本 幸尋(みやもと ゆきひろ) 組織での評価は次期幹部候補と位置付けされていて、日本刀の免許皆伝をしていて淡々と人を斬り、抜刀術を極めた男である事から“抜刀の宮本“と言われていて組織の人間から恐れられている。 田島派のNo.三  シークレット 強者以外興味はなく、お金が欲しい訳でもなく、感情が無いと言われていて顔を見た者は組織の中でも非常に少なく会えるだけでかなりの強運の持ち主と言われるほど。頻繁に海外に行き、任務を遂行する。任務を失敗した事は一度もない。 −終わりに− まだまだ未知の物語です。 お楽しみにしていてください      

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第十五話  二人の最強

  一条「自ら死ににきてくれるなんて手間が省けたぜ、ありがとうよ」 浅倉「何を言ってるんや」 まさにこの戦いは最強の暗殺者同士による接触となった… 一条「てめぇ、なんで自ら来た?」 浅倉「俺はお前を殺しに来たわけじゃない」 一条「なんだと?」 浅倉「実は院代のおっさんが殺された」 一条「なんだと……?誰にだ?」 浅倉「組織の中での俺達に並ぶ超武道派の“田島派“の人間だ、お前も院代のおっさんに育てて貰った身だろ?力を貸してほしい」 浅倉は一条に頼んだ… しかしながら一条の答えは浅倉が望んでいた物じゃ無かった… 一条「あぁ?てめぇ舐めてんのか?今まで俺に数えきれないほど襲撃を掛けてきといてふざけてんのかこの野郎」 浅倉「それは申し訳ない、おっさんが殺された以上、田島派の人間にお前が狙われるかもしれないんだ」 一条「そんなの俺には関係ねぇ、お前はだけは殺す」 浅倉「そうか…なら俺を好きなだけ殴れ、ここで俺が死ねばお前は田島派の人間に殺されるぞ?」 一条「何が言いたいんだ」 浅倉「俺とお前なら院代のおっさんの仇を取れるって言いたいんだ、俺を殺すなら、院代のおっさんを殺した奴を殺してからにしてくれ」 一条(確かに俺も院代のおっさんには世話になった身だ…) 一条は直ぐには答えることは出来なかった…… 悩み抜いた結果一条は浅倉に結論を出す… 一条「分かった、おっさんの仇を取るまでだ」 浅倉「恥を承知で頼む、ほんまにすまない」 こうして一条と浅倉は“院代を殺した奴から仇を取るまでという条件“で一時的に締結した………… そしてまさにここから組織の存続を賭けた死闘が始まる……… −続編に続く−

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第十五話  因縁

一条「自ら死ににきてくれるなんて、手間が省けたぜ」 浅倉「何を言っとるんや、死ぬのはお前や一条!」 一条「お前は必ず殺す」 一条は懐から二本のロングナイフを抜いた… 瞬間 一条の纏う闘気が練り上がる その直後 一条は見た事もないスピードで踏み込んだ!! 一条「手加減はしないぞ」 浅倉「おもろいやんけ!」 浅倉も応戦するように懐からナイフを取り出し迎撃体勢を取る! そして二筋の銀線が目の前を走る… 浅倉「やっぱり速いなぁあ!!!」 だがその時に浅倉に湧き上がってきたのは恐怖では無かった… 浅倉「俺は幸せ者やぁ!!」 一条「お前のタマを取らせてもらうぞ」 浅倉「ぬううっ!!速いやんけぇ!」 一条「よっしゃぁああ!」 浅倉「オラァァアア!」 だが浅倉もカウンターを放つ お互いの頬を切り裂いた… そこから壮絶な斬り合いになだれ込んだ… 浅倉「お前はおもろいな!!久々に燃えるでぇええ!!」 一条「お前は全然面白くねぇな ブチ殺してやる」 浅倉という男は一条相手に一歩も引かずに真正面から斬り合った… 互いに一歩も引かずに斬り合った… 一条「コラコラコラ!肉が全部削げるだろうがぁあ!」 浅倉「クソ速い肉が無くなるでぇこれ」 意地のぶつかり合い… あっという間に二人とも血まみれになった どれくらい斬り合っただろうか… 一条「ぐお…なんか急に真っ暗になってきた」 浅倉「一条 お前いつから三人になったんや…」 互いに致命傷は避け続けたが 二人とも足元に血の水溜りが出来ていた… 一条「なんだ前が見えない 電気付けてくれ… ゴフッ」 一条はその場に前のめりに倒れた… すると浅倉もふらふらと進み出す… 浅倉「どこ行った… あいつは一体どこ行った…」 どうやら倒れた一条に気づかなかったらしい… 明後日の方向に数十歩歩いたところで 浅倉も仰向けにぶっ倒れた… 浅倉「グフッ」 二人ともとっくに限界だった 一条と浅倉は引き分けた… 一条が気がついた時には病院のベットの上だった… 醍醐「突然の浅倉の襲来ね、良かった死んでなくて」 醍醐が一条を運んでくれたという事らしい 浅倉はどうなったかわからない… −続編に続く−

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第十四話  前兆③

ボスを殺された事を聞いた浅倉… それから浅倉は連日連夜怒り狂ったかのようになった… 浅倉「誰や!ボスを殺った奴は!!見つけ次第必ずこの手で地獄に送り込んだる」 何日間も待っている浅倉の元に連絡は来ない… そして二週間が経過した時遂に我慢の限界に到達した浅倉が動く。 浅倉「もう良い、自分で探した方が早い」 だが浅倉は自分で探そうとしているものの どのように犯人を見つけ出すか、悩んでいた。 浅倉(御理多は退院したもののまだ走る事も出来ない、どないしようか) 行き詰まっていた浅倉だったが、ここで一つのとある“作戦“を閃く 浅倉(そうや!これや!やっぱり俺は天才やぁ!!) そして浅倉がとある“場所“に自ら向かう… 浅倉「自ら来てくれた事に感謝するぞ、 “一条“!!!」 そう、その“作戦“とは“一条“を説得して一緒に犯人を見つけ出すということだった! 一条「てめぇは!!浅倉!!!」 一条「自ら死にに来てくれてありがとう、てめぇだけは絶対に殺す!」 浅倉(ここは説得の前に殺し合った方が良いなぁ) 浅倉「一条!この俺を殺れるものならやってみろぉ!!」 そして遂にこの二人が真正面から大激突する事になる…… −続編に続く−

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第十三話  前兆②

突如、御理多を襲った爆撃… 御理多と何日も連絡を取ることが出来なかった浅倉が動く… 構成員「浅倉さん、御理多さんと全く連絡が取れません!」 浅倉「御理多のやつ、どこで何をしとんねん」 浅倉「何かに巻き込まれたんか? 調べるように情報員に頼め」 構成員「はい、了解しました」 それから数日後… 構成員「浅倉さん!御理多と連絡取れました!」 浅倉「そうか、ひとまず生きていて良かったなぁ」 そして御理多が病院を退院し、その足で浅倉の元に向かった 御理多「浅倉さん、なんとか生きてましたわ」 浅倉「御理多、何があったんや?」 御理多はその時の状況を覚えている限り浅倉に説明した。 浅倉「なるほど、爆破…か」 浅倉(なぜこいつを狙ったんや? 誰がなんの理由で狙ってきた?) すると浅倉の元に一本の電話が入る… 情報員「浅倉さん、大変お待たせしてしました、時間をかけて調べた甲斐がありましたわ」 浅倉「すまんなぁ、忙しいのにな」 情報員「いえいえ、浅倉さんに頼まれるなんて光栄です」 浅倉「本題に入るが、御理多を狙った犯人は掴めたか?」 情報員「ええ、掴めました。ただ…」 浅倉「ただ?なんや?」 それは耳を疑う内容だった… 情報員「恐らくではありますが、御理多さんを襲った犯人は組織の“田島派“だと思われます」 浅倉「なんやと? なぜ田島派が?」 情報員「実は今、“浅倉派“のボスと“田島派“がぶつかっているらしいんです」 浅倉(“田島派“か) 実はこの組織は浅倉率いる、“浅倉派“と浅倉派とはあまり関わりのない、“田島派“という二大派閥が存在する。 浅倉「なんでや、ボスは何も言っとらんかったで」 情報員「どうやら、田島派の方針に浅倉派のボスが異議を申し立てた所、喧嘩になってしまったみたいです」 浅倉「ボスは平気なんか?」 情報員「それが、殺されてしまいました…」 浅倉「なんやと…?」 それを聞いて浅倉は血管が切れる勢いでブチ切れた… 浅倉「田島派、えぇ度胸しとるやんけぇ、ボスをやった奴ら、必ず地獄に送り込んだる、覚悟しとけ」 浅倉「今すぐ、ボスをやった奴を見つけ出してくれ、頼んだ」 情報員「了解しました、お任せください」 そしてこの出来事がまさに“地獄“となる… −続編に続く−

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第十二話  前兆

御理多「これで丸見えだぁあ!!」 御理多が“したこと“そう、それは“超小型の監視カメラ“を退く寸前に設置していたのだ! 御理多(この超小型カメラにはあの一条でさえ気づくことはできないだろうな) そして御理多がバイクに乗り人通りの少ない路地裏に入るとバイクを止めて浅倉に電話をする… 御理多「浅倉さん、作戦成功致しました。」 浅倉「良くやった!!御理多、帰り気いつけて帰ってきてなぁ〜」 御理多「はい」 御理多がそういうと電話を終えた。 そして御理多が再びバイクを発進させようとしたその時… ボォオオオン!!!!!! 御理多「ぐおおおおお!?」 なんと御理多の目の前で手榴弾が勢いよく爆発したのだ!! 御理多を襲ったのは轟音と爆風、それは凄まじすぎる爆発だった… 御理多「ガッハァァッ!!」 その勢いによって吹き飛んだ御理多は壁に強く打ちつけられた… 五体がバラバラになる程の衝撃… それは大量殺戮するための爆弾だった 御理多は微かに残った意識を頼りに顔を上げると… 御理多「グ…アァ」 辺り周辺は大きな炎に包まれていた! 御理多「拙い…このままじゃ俺はここでし…ぬ…」 だが御理多も組織の中堅ではあるがありとあらゆる暗殺術を習得してるアサシンだ! 御理多は体に瀕死の重傷を負いながらも命からがらに必死に逃げた… そんな御理多を神は見放さなかった… それは不幸中の幸い、御理多が逃げた方向に病院があったんだ!! 御理多「後少し…」 そしてなんとか辿り着いた御理多は病院の入り口で倒れた… たまたま近くにいた医者が御理多に駆け寄る!! 医者「拙い、凄い出血量だ!今すぐオペだ!」 それからどのくらい時間が経っただろうか… 御理多が目を覚ますとそこは病室のベットの上だった。 御理多「ここは…病院か?俺は生きていたのか…?」 医者「あぁ、もう大丈夫さ。」 御理多「そう…か」 そして後にこの爆破が物語を動かす事になる… −続編に続く−

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第十一話  再会

御理多を逃してしまった一条… 御理多が逃げた理由、それは一条から逃げたのではなく、パトカーが来たから退いたのだ。 ダン!ダン!ダン!ダン! 何人もの警察官がマンションの階段を登る… ピンポーン 一条は何も知らずに扉を開ける。 一条「はい、これはこれは大人数で、どうかしましたか?」 警官「一人の女性の身元引き受け人が一条さんになっております。」 一条「女性…?」 一条(なぜ女性が…いったい誰だ…?) 警官「では美紀(みき)さん、お気をつけてください。」 警官「一条さん、よろしくお願い致します、ではこれで私達は失礼致します。」 一条「え、あ、はい」 一条(美紀…? 美紀?! なぜ俺が引き受け人なんだ…) 一条「美紀ちゃん久しぶりだね、長い間大丈夫だったかい?」 美紀「うん!大丈夫だったよ!」 一条「それは良かった」 一条(拙い、もし彼女の存在が組織の人間にバレれば、俺に対しての襲撃回数が間違いなく増える!) 一条「美紀ちゃん良いかい?今は外に出るのは危ない、だから極力家の中に居てほしい」 美紀「わかった、私にも出来ることがあったら言って、手伝うから」 一条「あぁ、ありがとう、俺が家にいない間に何かあったらすぐに連絡してくると良い」 美紀「うん!」 一条(美紀ちゃんも今どういう状況かある程度は分かる年齢だ) 一条(とは言え、組織は情報の諜報力に対しても超一流の奴ばっかりだ、定期的にアジトを変えないとなぁ…) その頃、逃げたと思われていた御理多はとんでもない事をしていた… 御理多「これで丸見えだぁ!!一条の家まで行った甲斐があったぁ!」 そう、それは…… −続編に続く−

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第十話   獲物

御理多「こんな所に居たのか一条ぉ?」 組織の追手は侮れなかった… そして御理多はなんの躊躇もなく、インターホンを鳴らす。 ピンポーン…ピンポーン… 一条「はい、どちら様ですか?」 一条が玄関を開けたその次の瞬間、御理多は勢いよくナイフを横薙ぐ!! 御理多「裏切り者は死ねぇ!!!」 一条「うぉううう!!!」 御理多は捉えたと思った、しかし一条は異次元のバックステップでなんとか躱した! 一条(奴は組織の中でもトップレベルのスピードの持ち主だ…) 御理多「今のを躱しますか、流石ですね一条」 一条「お前のスピードも中々速いけどなぁ」 御理多「私は貴方のような人に憧れています、しかしながら貴方は裏切り者です、組織を抜けていなければ死ななかったのに、本当に残念です。」 御理多「さて、どのように殺して差し上げましょう…」 一条「今帰るなら見逃してやる、帰らないならここで殺す」 御理多「わかりました…死にたくないので大人しく帰る…訳無いだろうぅう!!!!」 すると奴は先程とは比べ物にならないスピードで襲いかかる! しかし一条の動体視力を超える事は出来なかった… 一条「そんな小細工に俺が騙されるとでも思ったのか?」 一条「なら、望み通り殺す」 一条が襲い掛かろうとした… しかしそこに複数台のパトカーが来てしまったのだ! 御理多「ふん、せっかくのチャンスでしたが、どうやら時間切れみたいですね、 お楽しみに取っておきます。」 すると奴は懐から煙玉を取り出して俺の方向に投げてきた。 煙が収まるともうそこには奴の姿は無かった… 一条「チィ、逃げ足だけは組織の人間は速いんだよなぁ」 実はこのパトカー、通報があったのでは無く、別の目的として来ていたのである… −続編に続く−

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第九話  終わらない戦い

御理多(俺が浅倉さんの期待に応えて幹部になってみせる) 御理多「待っとけ、一条!必ずお前を殺す」 御理多(流石、浅倉さんだ。翠心が死ぬかもしれないと想定してスマホにGPSを仕掛けて置くとはな。) 御理多(だがまだ奴の自宅まで分かっている訳ではない、今襲撃しても、翠心と同じ目に合うだけだ、それに翠心の死を無駄にする訳にはいかない。) 御理多はまず翠心のGPSが指す場所に向かう事にした。 一時間程、バイクを走らせると目的地に到着した。 目的地に着いた御理多だったが、そこに一条の姿は無かった。  しかし御理多という男は異常に嗅覚が優れていた… 御理多(一条の匂いは覚えてある、それにまだ遠くには行ってない…?それともこの周辺が奴の家なのか…?) そして御理多は一条の匂いがする方向に向かって歩き始める… そして、十分程歩くと急に足を止めた。 御理多「ここか、匂いはここで終わっている…」 そして御理多は一条が住んでいるであろうマンションの階段をゆっくりと登っていく。 そしてポストの名前をみて奴は確信する… 御理多「見つけたぞ、一条!ここがお前の墓場だぁぁ!!」 そしてこの戦いが始まってしまうのであった… −続編に続く−

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