創作の世界観
彼らはゲヘナとも魔界とも呼ばれる世界に生きています。そこは地上よりも魔素が多く漂い、皆が魔法を使える。1人の女王“リリス“と魔王によりある程度の統治がされている。魔王も含め、魔界は七つの大罪、7柱と呼ばれる強大な力を持った悪魔が柱として魔界を安定させている。
ぶっちゃけ読めば良いのここだけ
これより後は読んだ方が何か世界を深く知れるよって。
悪魔達の階級
彼らは平民と貴族がおり、平民を“悪魔”
貴族を“魔族”と呼ぶ。そして人の形を取れない弱い獣達のことを“魔物”と呼ぶ。
基本的に魔族達は
力が強く、人間達が言う上級の悪魔である。そして悪魔達や魔物は下級の悪魔と呼ばれる方である。
7柱の事は大魔族と呼ぶがあまり使っている者は居ない。
“アバドン”という1人の天使により7柱や魔族達は魔界に閉じ込められており、地上に出る事はできない。しかし、人間に召喚術で呼び出されると外に出る事ができる。ただ、魔族や悪魔達はそれができるのに7柱は自らの力が大き過ぎるあまり、呼び出されると魔界の扉が歪んだ状態で開き、閉じるせいで帰れなくなる。
7柱を呼び出すのは難易度が高く、アバドンも予想していない事である為呼び出す事は禁忌とされている。
種族
彼らは階級の他にもう一つ種族があり、5種類に分かれる。
悪魔 一般的な種。人と同じような食性を持っており、獣の特徴を持っている者は草食性だったり、肉食性だったりする。階級と名前が被る為、単に魔と呼ばれたりもする。彼らは現魔王によって支配されているが、魔王が動けなくなるような緊急時の場合はベルゼブブが代わりとなる。
吸血鬼 彼らの世界では1割未満しか居ない珍しい種。その名の通り誰かの血を吸い、それを食料とする。幼い頃から少しずつ慣れさせる事で悪魔のように血以外の食でも生きる事が可能。犬歯がよく発達しており他の歯は幼少期に血以外を食さない限りほぼ発達しない。彼らはベルフェゴールによって支配されている。
淫魔 悪魔同様一般的な種だが悪魔よりは数が少ない。まとめて淫魔と呼ばれるが女をサキュバス、男をインキュバスと呼ぶ。彼らは誰かの唾液や性行為による分泌液を栄養とする。こちらも吸血鬼同様幼少期から少しずつ慣れさせる事で悪魔のように体液以外の食でも生きる事が可能。容姿端麗な種。普段から発情はしているが、定期的に我慢しきれない程の発情期が始まる。彼らはアスモデウスにより支配されている。
堕天使 天界から堕とされた天使達。天界から堕ちる時の衝撃で記憶が何処かしら吹っ飛ぶせいかあまり記憶力がよろしくない。
個々のキャラクター
リリス ♀ 種族 ?
魔界と共に生まれ魔界を作り出した本人。穏やかな性格であるが頻繁に7柱の悪魔達が怒らせる為、疲れている。
ルシファー ♂ 種族 堕天使
12枚の翼を持つ堕天使であり現魔王。
傲慢の罪を司る大魔族。
非常にサタンと仲が悪く、天界ではクロウは幼馴染、マモン、レヴィアタンは下の弟妹のような存在。しかし3人ともルシファーの事を朧げにしか覚えていなかったので少し悲しい。
サタン ♂ 種族 悪魔
下半身が牛でありミノタウロスの種である。相当キレやすく、怒りっぽい。憤怒の罪を司る大魔族であり、7柱の中で唯一種族が悪魔。非常にルシファーと仲が悪く、前魔王。幼少期、親をベルゼブブに食われたせいでずっと独り身で生きている。体が草食性だが彼は肉食よりの雑食性の為肉を食うのは体に負担がかかっており、食事後はジッとしており大人しい事が多い。
ベルゼブブ ♂ 種族 魔族
7柱の中で一番に力が強く、魔界最強と呼ばれている。暴食の罪を司る大魔族。
常に腹を空かせているものの、自らの欲が満たされない事を理解しているので我慢する事ができる。彼を納得させる理由があれば彼を動かす事ができる。力は強大であり、フルパワーで魔法を撃つと魔界全体が揺れ、不安定になる。アスモデウスと仲が良さそうに見え、彼を気にかけている。彼だけは他の7柱にあるストッパーが無く、理性のみで自らの欲望を抑えられる。歳は2番目。
アスモデウス ♂ 種族 淫魔(魔族)
7柱の中で2番目に強く、色欲の罪を司る大魔族。普段は穏やかだが餌を前にすると我慢ができない性格。彼が涎を垂らしてジッと見ている時は噛み付かれる寸前。しかし彼は魔界1飛ぶのが速いので逃げられない。ベルゼブブによく餌を貰っている。12時間に一回は絶対に餌を取らないと衰弱し、動けなくなる。未成年ならばまだ食べちゃダメ、というのは理解しているのでそこは我慢する。執着心が強い。彼は万年強い発情期が来てるので定期的なものはない。
マモン ♂ 種族 堕天使
7柱の中で3番目に強く、強欲を司る大魔族。強いのにまともなせいで上2人の迷惑を全て被り、普段から胃痛と頭痛の絶えない苦労人。堕ちてきた時にアスモデウスに散々遊ばれたせいで少し苦手意識を持つ。力を求める。他人の事はある程度どうでも良いが強い者は認めている。
レヴィアタンとは波長が合う。腰翼を持ち、肩翼はアスモデウスに燃やされ再生しなくなった。
レヴィアタン ♀ 堕天使
力としては7柱最弱だが、他の7柱が苦手とする極寒地でも活動でき、海の中も移動できる為、唯一無二の力を持つ。が、マモン同様苦労人。頻繁に喧嘩するルシファーとサタンの喧嘩を止めてもらうよう、ベルゼブブに願いに行くのが一番難易度が高い。
肩より下が異形化しており、ドラゴンのような鱗と爪が生えている。
翼は堕ちてくる時に燃えてしまった為、無翼であり飛べない。
ベルフェゴール ♀ 吸血鬼(魔族)
何もしてくれない怠惰の大罪を司る大魔族。7柱の中で一番の知性を持ち、記憶力が凄まじい。しかし何も動いてくれない為、やる気が出るの待つしかない。ベルゼブブの次に翼が大きい。
クロウ ♂ 堕天使
サタンの幼馴染でほぼ同時に生まれた。
天界の穢れを全て受け切って堕ちた為
体が真っ黒であり体から溢れた穢れが液体となってそこら中から漏れ出している。目だけが青く、顔も黒いせいであまり表情が読めない。アスモデウスに酷い遊ばれ方をしたせいで彼がトラウマ。
バット ♀ 淫魔
クロウの妻であり、四つ目のサキュバス。力は弱いものの淫魔としての実力はトップであり、アスモデウスの次に有能。幼い頃にアスモデウスに襲撃された後、気まぐれで拾われて育てられた。その為か若干世間知らず。誰に対しても優しいが家族とアスモデウスには更に愛を向けている。
オブ ♂ ハーフ
バットとクロウの息子。人間年齢大体17。ハーフだが淫魔の性質が強く発現した為、発情期が定期的に来る。純血よりかは弱いものの苦しいようである。未成年である為、まだ手は出されていない。愛想良い。コウモリの羽持ちで母寄りの見た目。
セレ ♀ハーフ
バットとクロウの娘。人間年齢大体7〜10歳。人見知りなタイプであまり人と関わろうとしない。淫魔の性質が薄い為、発情は来ない。
天使の翼を持ち、父寄り。
ハミング ♀ 魔族
ルシファーとリリスの子であり、セレと仲良し。ツノはまだ生えておらず、翼を持たない。