天猫
28 件の小説希望は必ず挿絵パート2
同じ場面の男番です。 少し上達したなと思っております
久しぶりにイラスト……ではなく挿絵
確か希望は必ずの4のモモネがお母さんとお父さんを見せられる謎の男と女のシーンです!
希望は必ず。 第一章 第二章
希望は必ず。 ~第1章~ 記憶のない少女 何も無いボロボロな建物。 とてもでは無いが、木どころか水もない砂漠に、 ある少女が倒れていた。 獣耳としっぽの生えた黒い髪、瞳は黄色。瞳孔は猫のように細い少女だ。 どうやら彼女は記憶が無いようだ。 後ろから足音が聞こえる。 振り返ると後ろには、天使のような少女がたっていた。 瞳は青く、膝小僧まである真っ白なワンピース。 白い肌まつ毛は長く綺麗な金髪だ。 少女は服は着ているが、白いワンピースはボロボロで汚れている。彼女自身にも傷が所々あるようだ。 今の状況、彼女は記憶を無くしていて誰だか分からない状態。 その少女はしゃがみこんでいて、そこに謎で美しい美少女がたっている。 「大丈夫?」 彼女は喋ろうとする。 が、声を出さない。いや、出せないのだろう。 そこでようやくわかった。自分は声が出ないのだと。 「大丈夫、私はあなたの味方だよ?」 そう言うと、謎の少女は記憶のない少女に説明をしだした。 記憶のない少女は『モモネ』だと教えた。 記憶のない少女、モモネは目の前の少女、『サクラ』を疑問に思いながらも。信じきった。 なぜなら、安心感があるからだ。 その時だった。 ゴゴゴゴゴゴォ! と地面が割れていくような音。 「?!」 サクラ「まずい、、、ランチュラだ、、(小声)戦える能力なんてないのに!」 彼女は焦った。だがしかし、彼女はサクラの話の内容を思い出した。『氷使い』なら、今のピンチを乗り越えれるのでは?と。 彼女は近ずいてくる巨大な化け物、ランチュラに手を出す。何かを出すように。 彼女は心の中ですぐに自分でつけた技名をやってみる。成功知る確率は少ない。しかし、そこに全てをかける。 (アイスウォール!『氷の壁』!) そうしたら、ガチガチと音を立てて高さおおよそ20メートルの氷の壁を作り出した。 ランチュラよりも高い。 そして今のうちサクラとモモネは逃げ出した。 ~第2章~ 新たな敵、裏切り 主人公 モモネ 自分がわからない。氷使いで、マイペースな性格。好きになったものは、桃と猫。 実は悪? 女の子 13歳 サクラ・@#&@# モモネの旅の相方で、おっとりとした性格。謎多き美少女。ライトチームに所属。料理が得意。 モモネとレンはゆういつの親友。 癒し魔使い 女の子 13歳 レン・ライト ライトチームのリーダーの息子。 好奇心旺盛で、空気を読むのが上手い。 風使い 天才で、IQ120だとか? モモネとサクラはゆういつの親友だが、モモネは? 男の子 13歳 ヨル・ライト レンの父。ライトのリーダーなため、リーダーと呼ばれている。 調子もの 男性 24歳 ダイ・ブラック 好奇心旺盛な男の子。 ある秘密があって?! ライトチームのお兄ちゃん的存在。 炎使い 男の子 18歳。 アンナ・ヨンネ ライトチームのメンバー男の子だけど可愛い。 空間魔使い 男の子 17歳 ルル・#*%^>^> 気品のある女の子、近寄りがたく有能なため、『小さな大人』と呼ばれている。 サクラと仲がいい。能力を使うと右目が白くなる。 読み使い。 女の子 14歳 このお話は1話から見るのをおすすめします! 〜それでも私は〜 私は初めてサクラちゃんと会ったことを思い出した。最初は何も分からなかった。誰なのか、なぜ私に詳しいのか。でも、今の生活があるのはサクラちゃんのおかげ。聞いたところ、人が倒れていないかのため、重症で意識がない時に、 私はダイさんを睨みつけている。 ダイ「、、、はぁ〜あ〜、バレちゃったか〜。」 その言葉にみんなはすごく悲しそうな顔をする。 特にアンナ。 私も、もちろんみんなもダイさんを尊敬している。だから、正直、辛い。 ダイ「そう、俺が長年かけて見張ってたスパイなんだよ。だから、俺は」 「ごめんなさい!」 私はダイさんに向かって頭を下げた。 みんななんだみたいに見ている。 「本当は、わかってたんです!『今』言うことじゃないって!でも!でも、私も、あ、」 ダメだ、これ以上言っちゃったら、現実に起こりそう。 サクラ「でも、何?」 レン「なんなんだ?2人して、俺は2人の言っていることが訳わかんない。は?どういうこと?」 「私に関しては、言えない。でもダイさん。私が見た限り、えっと、レンくんはわかるよね。あの時の黒いマントも、攻撃してきたのも。あなただよね?」 ダイ「あぁ。俺が全部やったんだ。」 みんなそんな。と顔をしている一方、言った張本人。私は良かったあ〜と安堵を口にしている。 みんなハ?している。 「やっぱり、ダイさんがやったけど、ダイさんではないんですね。」 ダイ「は、はあ?何を言って!」 「記憶、ないんでしょ?」 「「「「??!!」」」」 そう、私は疑問だった。 何故かと言うと、ダイさんのはずなのにも関わらず、知らなさ過ぎるから。 もっと詳しく聞き出せたりや、私の弱みを握って脅す。とかもできたはずなのに。しかも、私に記憶がないことも知らなかったから、ブラックと聞いても分からなかった。 ダイ・ブラックと、黒いマントのブラックに繋がれなかった。 つまりだ。 レン「はあ?!!どういうこと??、、!。て、事は、」 うん、レンくんは、いや、ダイさん以外はわかったみたい。 アンナ「、、、ダイ。お前、操られてたのか?」 ダイ「、、、」 「私は予測を立てた。どうして私のことを強引なことをするのにも関わらず、普段の生活では何もしないのか。しかも、狙うどころか歓迎してくれたしね。別人みたいだった。だから、操られてるかもって。ルルが手当してくれた時に仮説を立てた。」 アンナ「おい、!ダイ!どうなんだ?教えてよ。」 そう言って俯いてしまったアンナさん。 その瞬間に、ダイさんは口を開いた。 ダイ「最初は、記憶が所々なくなっていることに違和感をもち始めた。それから、俺がやっていないのに、記憶がないのに、俺を見たとか、俺に急なお礼を言われ始めた。ほんと、何が何だか分からなかった。だから、『記録草』を使った。」 記録草(きろくそう)は、その草を植え付けるだけで日常映像が記録されることだ。(例えばビデオカメラで撮影していること。) ダイ「そしたら、俺の意思関係なく、俺みたいな俺じゃないやつが、勝手に動き回ってた。そこまでは、いいんだ。特に害を与えなかったし、逆にプラスになってたから。でも、冬から、勝手にチームに裏切るような行為をし始めた。」 そんな、。 アンナさんは酷く傷ついた顔をしている。 ダイ「それだったら、俺は、このチームから追放されるように、なればと、」 アンナ「そんなの僕が認めない!!」 もう限界とでも言うようにアンナは叫ぶ。 アンナ「なんで、なんで!言わなかったんだ!お前は!このチームに長くいるために、苦手な狩りや、レベルをあげるために!ここまでやってきたんじゃないの?!」 ダイ「、、、」 アンナ「どこまでも無遠慮で、嫌だと言ってもこのチームに関しては決して譲らない。それが!お前だろ?」 ダイ「アンナ、お、俺は」 ダイが何が言おうとした時、ためらいがあった。 そして、ダイ、ではなくなった。 「っ!!」 私はすぐにサクラちゃんの頭を抱え頭を下げた。」 ダイ?「、、やはり、お前は特別だ。これで最後だ。お前はブラックチームに所属しろ。」 私は睨みつけながら首を横に振る。 ダイ「このような大柄で親しみを持った男でも、その迫力、目線、対戦の姿勢、戦闘能力は異常に高い。やはり、お前は特別だ。」 レン「断る。このメンバーは俺のだ。、、確かに戦闘ではブラックチームが位が高い。しかし、君のチームと『モモネ』自信があっていない。不釣り合いなんだ、、分からないのか?」 ダイ「確かに、不釣り合いな点があるが、その点はブラックチームで解消する。、、、どんな手を使っても、な。」 サキ「もう、そのぐらいにしたら。」 そう言うのは、謎の女性、サキさんがきた。しかし、マントをかぶっておらず金髪の長い髪桁が短いワンピースは真っ黒。 顔はお面でわからない、が後で知ることになる。 〜サキ、の正体。〜 サクラ「あ、あなたは!」 サキ「ふふ。こんにちはライトチームの皆様。そして、残念ねぇー。せっかく苦労してブラックを操っていたのに、、」 ブラック「な!お、俺は!」 サキ「あなたは用無し。それを言いに来ただけ。そして、ブラックチームの勧誘をしに来たわ。モモネ」 「、、、何度もお伝えしていますが私は入りません。」 サキ「ふぅーん?それって、サクラのおかげ?命の恩人とかそんな理由で?」 「っ!違う!最初はそうだけど!」 サキ「その心配はご無用!なぜなら、」 そういうと、サキさんは仮面をとる。 その顔は、見知った顔だ。 サキ「私とサクラは、関係があるから、ね?」 顔は、サクラちゃんとサキさんそっくり。 背も髪質も。でも、サキが少し大人っぽい印象だ。 サクラ「っ!は、!」 サキ「久しぶり〜。サクラ。ずっと、あなたに、会いたかったわ〜!」 サクラ「っ!」 サクラは口元を抑えて泣いている。 サキ「相変わらず。落ちこぼれ、ね?」 サクラ「う!う〜。」 レン「まさか、コピーの能力を?」 サキ「きゃははー!そんっなこと、ある訳ないでしょー?」 おっかしいというように笑っている。不気味だ。 サキ「わたしとサクラは血の繋がった双子の亡くなった姉よ。」 「っ!そんなこと!」 サキ「そんなこと、なに?貴方に何がわかるの?」 怖い。本能が危険と言っている。 サキ「あらら、ごめんなさい。怖がらないで?」 それにしても、サクラちゃんが、双子? サクラちゃんとサキさんの関係は、なんだろう? でも、サクラちゃんとサキさんは何らかの理由があって仲は悪い。それだけはわかる 「っ!あなたは!連れにきただけなの?他に、理由はあるの?」 サキ「う〜ん?それはね」 ブラック「おい!サキさん!聞けよ!」 サキ「あら?あなた、まだいたの?」 ためらうブラックさん サキ「何度言ったらわかるの?あなたは、消えて。」 「っ!」 サキさんは、腕をダイさんのクビに狙って横に降った。 この勢いじゃ、首が飛ぶ! と、思ったら、ピロリンとどこかで音が鳴る サキさんの腕がピタリと止まった。 そうしてサキさんは耳元に手を当てる。 サキ「はい、はい、、、、承知しました。」 ニコリと怖い笑顔を私に向ける サキ「うーん。処分しようと思っていたんだけど、、、すっごく優しい有余をあげるね!」 サキ「こいつ、ブラック・ダイを殺す変わりに、モモネがここの場所、この時間に一人で来てね♥」 そういうとはいっと紙を渡してきたと、思ったら、私を引き寄せる 「っ!」 レン「おい!お前!」 ルル「っ!?」 アンナ「な!」 サキ「お前一人だけだ。もし来たら、ダイを殺す。」 「……わかった。」 サキ「じゃあ〜、約束ね〜!!」 そういうと、サキさんの周りから地面大きくて太く長い棘のあるツタが何本も出てきたと思う隙もなくあっという間に囲まれ地面の中に吸い込まて行った 私は、すごく残酷な人だと思った 今、サクラちゃんは倒れ込ん肩を震わせながら泣いている ルル「私、サクラを医務部屋へ連れて行くわ。」 レン「ああ、任せた」 今は、私、レンくん、気を失ったダイさん。アンナの4人。 アンナ「おい、おい!ダイ!」 ブラック?「……あ?……あれ?俺、何してたっけ?」 アンナ「!意識が戻ったのか!」 ダイ「えーと、て、あ!そうだった操られてることを告白しようとしたら、意識なくなったんだった!!」 アンナ「とりあえず、よかった。……モモネ?どうする?」 「……私は行くよ。私一人で。」 アンナ「っ!でも!無茶すると、相手はやばいんだぞ?」 レン「そうだ!行くとしても、1人は無茶だ!あいつは長年ブラックチームにいるメンバーだ、よく嘘や猫を被るので有名なやつなんだ!あっちにいったら何されるかわかんないんだぞ!」 「でも!このままじゃ!また多くの人間が死ぬかもしれないじゃん!ダイさんだって、魔法を使うけど、人間なんだよ!絶対に、私の意思は折れない!それに、」 私は落ちつかせるため、レンくんの片手を両手っ握りしめる 「私は、絶対に負けない。必ず、帰ってくるよ」 私が真剣に言うから、信じてくれたみたい みんな、心配そうだけど、少し安心したように笑った レン「……わかった。しかし、もし仮にお前が死んだりもしたら、俺も死んでお前をもう1回殺す。」 「いや怖!?」 アンナ「まあ、負けてるとこなんて見た子のないし?絶対、勝ってよね」 「うん!」 ダイ「モモネ。色々とすまない」 「わー!ダイさん大丈夫ですよ!体気おつけてください!」 アンナ「モモネは優しいねー。たく、ダイが洗脳されてなければ、こんなことにならなかったんだよ?!」 ダイ「お前!お前はモモネの味方なのか!?俺の味方なのか!?」 アンナ「今はモモネだよ!しょうがないでしょ。僕はモモネが好きなんだから。」 ええええぇぇぇぇーーーーーーーー??!!! 今、今言っちゃうのぉー?! みんなも残念ながらバッチリ聞いていたみたいで レン「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!?????」 ダイ「ば!ま、まさか、お前の好きなやつってモモネだったのか?!」 アンナ「あははー。ごめん。言っちゃった!」 「だだだ、だ、だだだいじょ、だいじょう、大丈夫ぶ」 レン「あーあ、モモネが壊れた。」 背中をトントンと叩きたがら私を落ち着かせる アンナ「ちょっっとーーー!!!勝手にモモネに触んな!」 レン「はぁ!?これもダメなのかよ!」 でも、いつもの日常が戻ったみたいで、なんだか、 「っぷ。あはは!」 いっせいに私の方を見る 「あはははは!さっき、色々怖かったから、安心しました!よーし!私、サキさんと話して、何とかしてみせます!っわあ!」 いきなりアンナが正面から抱きついてきた! アンナ「……頑張れ。モモネ」 「…………はい!」 レン「はあー!何やってんだ!モモネから今すぐ!離れろ!」 アンナ「いやーだー!」 レン「拒否権なし!」 アンナ「えー?何ー?レンも好きなの?」 レン「は?!お、俺は………ゴミョ…ゴミョ」 まあ、いいやと言って私からはなれる。 アンナは私のことを好きと言ってくれるけど、私はお返事ができていない。早くしなきゃしつれいだ。 それにしてもレンくん、どうしたんだろう? また絶対にサキさんと会う。 その時に、また『あのときの忠告』を聞こう ~あとがき~ 皆さんへ、 皆さんまたまたこんにちはー!Moです! 長い間何も連絡なしすみません! 遅れました! 少し短いお話でしたね! ちなみに、次回の『希望は必ず。』ではサキさんという謎の女性ならぬ少女を少しわかってくるお話です!そして、サクラちゃんとの関係。サクラちゃんの過去と、サクラちゃん好きな方にはすごく嬉しい回となります!(予定だけどね!) 色々と登場人物が出てきましたよねぇ〜。 次の新刊は、、、『私の推しが、可愛すぎ」四 です! 今回は、次男の準くん回です♡ お楽しみに♪ 執筆完了日 2024: 3/15 Moより。
解決部!
解決部! サムエ・クリック 頭良く運動神経がよくリーダー的存在な天界の卵。 人からの信頼もよくオマケにものすごい美形の持ち主なので男女問わず人気。 両親からよく「女だから、女性らしくいろ」と言われているため髪は長く、真っ白なワンピースを着ている。 人に冷たく信頼しないので『氷の女王』と名ずけられている。サムをヤバい目で見ている。 サム・レント 自由な性格で女だが、何故か男装をしている。 何故か、自由仕事の一種、部を作るとサムエを誘うようになり?! 神 みんなは紳士で絶対的存在、のイメージだが、よくいじられたり、サムエに冷たくされている。 面倒みがいい。 おばば 地獄と天国を導くものの第三者。 よく怒る性格だが、特に卵たちには一際怖い。 ちなみにおばばは、サムエが気に入っているがサムエは冷たくしている。 謎のコンビ 二人で一つと口癖のように現れる小さな少女と大人の女性。 事件を引き起こす?! *卵、、地獄と天国を導くための勉強をしている学園生徒のこと。 *門番、、人間界では閻魔大王のイメージ。数人で行われていて、裁判所みたいな所。 責任重大な仕事。 色々な仕事がある。 *部、、サブな仕事。 お金を貰えるし、信頼を貰えるが、時間を食う。 エピソード ここは天界。死んでいるものの行き先を導く仕事。 人間の形をしているが、人間ではない。 『もの』 みなはそう呼ぶ。そのものは天界では大事な仕事。 色々な行き先がある中にひとつの人間にあった1つのルートを選ばなくてはない。 精神的にきついし、1日に色々な人間がくる。 落ち着いているものもいれば、混乱して暴走している人間。泣いていて話ができない人間様々だ。 そんな辛い仕事でも、天界では、人気な仕事。 そんな仕事を受けるためには、学校に行かなくてはならない。 位があり、位が高いクラスのもの達しか行けない。 それでいても、多くのもの達がわざわざ辛い学校に来るのだ。意味が分からない。 天界の世界は、絶対のルールがある。それは、 性別に厳しい。能力での態度。暴力禁物。街の外での飲食禁止。 そんな中、1人の少女の体験を語って行こう。 〜少女〜サムエ 6歳 天界って、なんでもの達ので生まれてきてしまったのだろう。運がついていないな。人間や動物や植物達は、自由なのに。 私はずっとそう思っていた。 でもそれは私がおかしくって、それをお父さんやお母さんに言うといっつも、 お父さん『いいか、サムエ。僕達の家庭に生まれてきたお前は幸せ者なんだぞ』 お母さん『そうよ。あなた見たいに幸せなものはいないわ。しかも、人間界は自由すぎて、おかし事をする人間だっているのよ?』 いつもそういう。 でもでも!ずるいよ! こと世界は、女は自分を私、わたくししか言ってはダメで、スカート以外履いてはダメ。髪は絶対肩までには付くぐらいの長さ以上でしか許されなくて、喧嘩では、ぶたれ側。お化粧は絶対。大人しく、異性に声をかけられたのなら絶対に対応しなくてはならない。他にもあるよ。 そんなの我慢ならない! あーもう!なんでこんな世界に! 出来ることなら、今すぐ死んで人間世界で人間として生きたい! ちなみに、もしその規則をひとつでも破ったら、酷い罰が与えられるらしい。 私はそんな事を無視して、絶対やっては行けない規則。No.101番。女性は武器や攻撃的な技を身につけては行けない。を何度も破った。 こっそりやっていたから、バレはしなかったけど、絶対に親にバレない技なんかない私は何度もばれた。 でも、ごめんなさいと言った次の日からも何度も何度も破った。No.101だけじゃないよ?他にもやった。バレない程度に。 さすがにNo.4の女性はワンピースまたはスカート以外禁止や、6、女性は自分の事を私、わたくし以外禁止10の肩まで髪を伸ばすはバレるからやらなかった。だって、ばれるもの。 でも、、私はいつしか目標を目指しているの! (あ、ちなみに規則を破っている理由は私のストレス解消よ) それは、規則No.2000ある中の1番やってはダメのNo.2000、女性は世界の構造を変えてはならない。 つまり、世界を変えちゃダメってわけね! 上等じゃない?変えてやるわ! でも、私は頭がいいからね、(誰が頭いいって証拠はあるかって?!私は1回もいわれた事を1回聞いただけで忘れないし、コミュニケーション能力も、髪の質も全て全て完璧なのよ!)もの達の考えている事が分かっちゃうの。いらない能力。必要のない能力。 でも、ある日から、お父さんの思っていることを、考えちゃったの。 そしたら、ダメだ、こんなことをしてはお父さんもお母さんも悲しむってわかって、破っていた全ての事を全てやめた。 それからかな?私に感情が無くなったのは。 〜仕方ない〜サムエ9歳 それから私は、性格も、考え方も、何もかも変えたわ。 みんなが言う理想を聞いて、その通りに動いて、そしたら、街で1番出来るものになった。 みんなは、人間界で言う天使と呼ぶ。 私は人間界というキーワードは嫌いよ。 黒歴史だもの。 最初は、言われたら、お父様やお母様に褒められるからやっていたけれど、何故かしら?言われなくても、言われても、どうでもいい。これでいいんでしょ? となってしまった。 しかも、最近は、お父様とお母様を見ていると、手や足は震えるやら、冷や汗が出るやらで、まともに笑顔で話せない。 今はもう作り笑顔でやっているわ。 だから、笑うのに疲れてお父様お母様の前以外は笑っていない。笑うと疲れるもの。 昔は、正直言って感情豊かな方だと思っていたわ。 でも、そうでもなかったわ。大きくなるに連れて性格が変わるって、本当ね。 私は、唯一話せるのは、私の兄、コリヤ。 コリヤはこの家、『クリック』財閥の跡継ぎの予定。 いいな。自由ができて、、 何を言っているの? 今までの女性やお母様だってそうやってきたじゃない? 兄は、成績優秀で、12歳ながらも、歳が一つ下の婚約者がいるから心配は無いそうよ。 あ、なんの心配かと言うと、将来の心配よ。 私が11になった時、突然みんなで食事をしようと言われたの。 多分、10ヶ月ぶりね。何故かしら?10ヶ月ぶりでみんなは喜ぶはずなのに、手足が震えるのは。笑顔で笑えなくなってしまうのは。 そうよ!きっと、嬉しいのよ!本にも書いてあったわ!そうなるのが普通って! そして食事の時間。 沈黙の中、お父様から私へ送られた言葉は衝撃的だったのを思い出す。 お父様『サムエ。話がある。君には、全てが完璧すぎて、何も言うことがない。なので、6歳の頃に言っていた願い事を特別に許可が得た。 ハッとした。 6歳の頃。私が行きたいと言っていた学校があった。それは、 お父様『ジャーナルック学園、君の履歴書を送ったら即合格だった。おめでとう。』 そう。ジャーナルック学園。天界の門番の仕事をするために通う所だ。 でも、なぜ?あの学園は、男子卵しか行けないはずなのに。 お父様『、、リバー説明してやれ。』 そういうとお母様が立ち上がる。 お母様『ジャーナルック学園は、本来男子卵しか入れない学園。でも、来年からは、女子せいと、いや、女子卵も入れるようになったの。』 説明は以上よ。と再び食事をする2人。 私は少しお手伝いへ、と伝え、許可が得たので私はお手伝い場に来た。 私は手を壁に着いた。 そして、思い出すように目を閉じる。 私は、そこには色々な勉強ができる。私は勉強が大好きなので、特に、嫌な感じがない。昔、なんでジャーナルック学園に行きたかった理由は、 コリヤ『なぜ?ジャーナルック学園に行きたいがために、勉強しているの?』 理由はひとつ。 『それはね!ジャーナルック学園で、門番の1番偉い人になれるから!ジャーナルック学園無しでは絶対になれないもの!』 そう私は言った。兄は確か苦笑いをしていた。 なぜそんな難しい勉強をしていたいのだと。 確かに、門番No.1、2、3、4、5、6の中でも難しいけれど、いちばん難しいNo.-0 1番偉い人。そレは、-0の門番。 それは、世界の構造や国、全てのもの達の責任を管理するもの。 そんな門番No.-0になるためには、地獄のような勉強と、責任の圧に打ち勝たなければならない仕事。 しかし、それは、ジャーナルック学園に必ず通わないと行けなくて、だから、女性は絶対通えない。 その時の私は男装してでも行きたいとお母様に言っていたな。 すっと目を開ける。 でも、今は違う。 『違うから、普通に勉強へ通って、いい成績を取って、世界の構造規則No.199、女性は16歳以上には、お嫁に貰う。をクリアしなければ。』 そう口にして、ジャーナルック学園へ入学は決まってしまったから、仕方ない。と御手洗だから出た。 すぐに鏡があるので、ふと鏡を見た時、私はギョッとした。 なぜなら、私は泣いていて、しかも泣きながらニヤけてるいたからだ。 〜優等生な卵。劣等生な卵〜 12歳。現在。 サムエ・クリックは私。 ジャーナルック学園に入学したての卵だ。 しかし、何故だろう。 私を一斉に見るのは。 私は笑う必要がないのであえてツンとしているが、周りの卵達がうるさい。私は無表情にしているが、嫌な顔になってしまっている。 卵「きゃー!見て見て!サムエ・クリック様よー!」 卵「素敵ー!失神しちゃいそう!」 私の地獄耳、ここで役にたったわね。 確かに、周りを静かにさせるには、 私は本で見た通りにやった。 ニコッと笑って失神しそうと言っていた女子卵に声をかける。 笑うのは、仕方ないわね。めんどくさいけれど。 「ごきげんよう。あの、しずかにし」 静かにしてくれたら、嬉しいと言おうとしたら、 きゃー!と言ってその場で倒れてしまった。 しかも、1人じゃない。廊下にいたほぼの皆が倒れた。 逆に大事になった。体力、時間の無駄ね。 まあ?失神はしてきれたし、キャーキャーうるさいのは、慣れが必要ね。 私は腰あたりまで伸ばしている白い髪を揺らしながらその場を離れる。 先生「それでは、自己紹介から。」 そう言われ、みんなが言っていく。ちなみに私は1番最後。 ろくに聞かずにいつの間にか私の番になったので、私は席から立つと先生の隣に並ぶ。 何故か、みなは録音にを出している。なぜ? 「私は、サムエよ。嫌いなのは面倒事。でも、勉強の分からないことは言って、私が解決するわ。とりあえず、よろしくお願いね?」 そう言ってお辞儀をしたら、クラスがうるさくなった。 全く。叫ぶことしかできないのかしら? 私は半々呆れながらも、席に着く。 なんだか、安定した1日ね。もっと変わった出来事はないのかしら? 私はそんな事を思っていたのに、それを無理やりフタをした。 休み時間。 午前は勉強、50分。全て退屈だった。 だって、こんなの小さい頃に何百回も繰り返したもの。 この学校は、人間界をテーマにした、他の学校より面白い。 例えば、昼食。いつもなら、昼食時間。一旦家へ帰るの。でも、ここは食堂、持参で食べれるみたいよ。効率がいいわね。 確か、昔ももし門番のNo.-0になったら、こういう構造もいいなって、って、それはもう夢。仕方が無いわ。 私は持参で、お弁当を持ってきた。お弁当は私が勝手につけた名前。 なんでか忘れた。 私が食べている時。 待てコラサムー!と言う鋭い男性の声が聞こえた。 はあ、せっかく認めていたのに、、 全て撤回。 この学校はうるさい猿の動物園よ。 まともだと思っていたのにね。 しかも、思っていた100倍、いや1000倍も勉強が簡単だったわ。 そんなことを瞬時に思った時。 ダン!と音がした。近い! 私は顔を上げた。 私は驚いた。だって目の前に障害物があるもの。 昔、規則を破って男性しかやらないスポーツというものをやっていたせいか、反射神経が男性以上に優れている。だから障害物があったり、人間が近づいてくるのは、わかるんだけど、分からなかった。 目の前の障害物は、物じゃなくて卵。しかも男子卵。 まあ、相手も事情があるのね。『今』は、男子卵と言ってあげるわ。 ???「うわ!ごめん!大丈夫だった?ってあれ?避けてる??」 私はいつの間にか避けていた。体が反応したのだろう。無意識に身体能力の異常さを見せてしまった。 行けない。規則を破ってまでスポーツしてたのがバレる。しかも、女性なのにおしとやかじゃない。教科書どうりじゃない。しっかりしないの。 「気にしないで。ただよろけただけよ。女性がこんなことしていいはずがないでしょう?」 ???「う、うーん?て、うわぁ!」 私は耳を抑えながら今度はなにぃ?! いつも以上にうるさい猿が来たわね、と思いながらそう叫ぶ。 ???「いやいや!お会いできて光栄だよ!サムエさん!うち!サム!」 、、、うち? うちって、何? 「名前がふたつあるみたいね。どっち?」 ???「何言ってんのさ!うちは自分の事を示してんの!うちの名前はサム!えへ、サムエさんはうちの名前と近いから、覚えてたんだー!」 なんとも陽気な。関わったらめんどくさいすぐに切り上げて立ち去ろう。 「そう。じゃ。」 そう言ってまだ食べ終わっていないけれどフタをしてたった時、彼の持っている紙を見た。 『予告』と書いてあるのだ。 私がチラ見していたのを察したのだろう。 誰だっけ?彼が手をブラブラしてきた。 ???「ふっふーん。これねー、予告状なんだよ!この学校の予告状!学校の10万$を欲求してる予告状!すごくね?!なかなか見れないよ〜?」 馬鹿なの?この人。誰かも分からないのに、見せてしまって。仕方ない、これで私が引いたら、私が負けみたいだし、少しは構ってやるか。 「ふぅーん。どこに送られたの?」 ???「え?これは校長室だよ?」 「じゃあ、その人が1番上?何歳?どこ辺りに住んでるの?」 ???「??突然どうしたー?」 「だって、気になるじゃない?」 そう言って予告状と書いてある紙を見た。 ???「詳しくは知らないけど、なんだろうなー?あ!ちなみに、住んでる場所はー、」 私はすっと目を細めた。 わかった。 こんなの、へでもないわね。 「この予告状が誰が書いたのか、わかったわ!」 ???「はあー!も、もうわかったのお?!」 「、、これ、自作自演よね?答え自分で言っていたわよ。」 ???「すごい!あってる!でもなんで?!」 私は呆れのため息を吐いた。こんなの、ちょっと考えるだけでわかることなのに。 「まず、なぜ詳しく分からないのに、学校の10万$の内容がわかっているの?」 そしたら猿の男子卵はそっと目を泳がせた。 馬鹿すぎて笑えてくるわ。 「しかも、それをなんであなたが持っているっていうのも不思議、それを最初に伝えなければ。後、嘘が下手すぎよ。私、最初は犯人目線で校長の個人情報保護しようと思って説明したのに、本当に、、、」 そういうと図星を付かれた、みたいな顔で私を見る。 ふん。これで私に関わって来なくなるわね。 「それじゃ、」 そう言って立ち去ろうとした時片手を手に取られた。 瞬時に私は、温かい、と思った。私、こんなにも体温計冷たかっけ? そんなことを思うのもつかの間。 ガシッと手を両手で握られる。 な、何そのキラキラした顔!目! 嫌な予感しかない。そして的中させてしまった。 ???「私と!解決部!やってくんない?!」 〜何がなんでも〜 私はすぐに否定をした。「ごめんなさい。違う人を探して」と。 でもそれでも、付いてきた。嫌がっても、移動教室でも、どこでも。 彼をまだまともに話せる卵に聞いた。 彼は学園内でも問題児、だと。 確かに、私はそうねと同意した。 だって、どこでも『部』の勧誘をしてくるもの。 部はサブの仕事、サブとは言っても立派な職業。 やって起きなきゃならないものとか、1日は絶対に来るとか、そういうもの。私には時間が無いの に。 もちろん、それも言った。でも彼は聞こうともしない。 でも、なんでだろう。ちょっと手放したくはないと思うのは。 ううん。違うのよ。そんなこと、思っていいはずないもの。ダメよ。こんなことで惑わされちゃ。 私はお父様お母様に言われた事をする。 そう。そうなのよ。 〜偽りの心〜 そのような出来事が起きて2ヶ月が経った。 今でも続いている。というか、他に部人さんいないの? 一方周りはもう慣れたみたいで一緒になってナカヨクしたいみたい。 私は2ヶ月も耐えれるものじゃない。だから、とうとう爆発した。 ちょうどお昼休みでお弁当を食べていた時のこと。 「ちょっと!あなた!いい加減にしてちょうだい!もう500回以上は言っているけど、そんな活動をしているほどの時間はないの!こんな言い方したくないけれど、迷惑よ!」 それでも相手は負けない。 サム「いいから!お願いだよ〜!頼れるの!君だけなの!」 「他にもいるじゃない!なんで私なの!」 サム「、、突然に言うけど!」 な、何!まだ口説こうとしているの?! サム「あなた、変わりたいんでしょ?でも、大きな目標が、それを叶えたい。でも、それができない環境で、苦しくないの?」 ほんと、突然言われた。 そんなことは無い。これが望んでいる日常!そう言い返したいのに、言葉が出ない。 まるで、図星を疲れたように。 「違う!お父様も!お母様も!これを望んで言ってるの!昔に目標を立てた門番No.-0の夢は諦めた!教科書にも書いてはいないし、規則2000には違法だって!嫌よ!絶対に!」 その言葉でハッとした。 今、私なんて? サム「、、、ふ、やっとサムエの言葉が、本心が聞けたね。」 私は、本当は知っている。 サム「今までごめん。でも、これも作戦なんだ。やっとサムエの本心が聞けたよ。今、君は真逆のことを言ったんだよ?」 「ちがう、、」 本当は、全部全部知っている。お願い。やめて。 サム「ものも、人間もだいたい同じだよ。感情がある。知ってる?トラウマや嫌なこと。諦めきれないことやものになると、感情的になって、自分に嘘をついちゃうことがあるって事を。」 「!、、ちがうっ!」 サム「うちはそれを利用して、日々のストレスで感情をあえて爆発させたの。、、、部のお誘いも嘘。本当は全然問題ないんだ。君が人目見て可能性が目の前にあるのにも関わらず、本当はウズウズするほどやりたいことなのに見ないふり、知らないフリをしていること。」「ちがうっ!やめて!」 すごく響く廊下に私の悲鳴のような否定言葉が廊下中響いた。 サム「怖がらないで!私はそんな人を見ないふりなんて出来ない!私は、この世界の規則とか、クソ喰らえ!私ね、この世界を変えたいんだ!なんだか、サムエを見ていると、同じなのかな?って思ったりもする。」 「!いい加減にして!」 パチンと痛々しい音が廊下中にした。 私がサムの頬をひっぱたいたからだ。 それでも、視線をぶれさせない。頬は赤く腫れ始めている。 サム「、、、うち、頼れるような能力はない。でも、人の考えている事は『なんとなく』わかるんだ。だから、変えようよ。世界[天界]を。」 すっと手を差し出された手をパシ!っと叩く。 いつもの、いつもの私に戻れ。 私はすごく睨んだ。 「、、さっきから、あなた、何を言っているの?馬鹿なの?あなた、何様か知らないけれど、これでいいかしら、それじゃあ、ごきげんよう。」 ふっと視線をずらす。 彼はすごいわね。全て見抜かしているわ。 私はお弁当の保冷剤だけ残して立ち去った。 本当は、全部、全部知っているのよ。 私は、自分自身に嘘をついている。会えて優等生を演じている。 好奇心旺盛で、あんな人にも頬叩いてごめんなさいとか言いたくなって泣きそうになった。本当はこんな口調はやだ。 でも、ダメ。ダメなの。 お母さん、いや、お母様とお父様の言うことは絶対。 でも、今だけなら、、、 あえて冷たくしている。泣いてもいない。いつ泣いたっけ? いや、本当は1人の時になった時に泣いている。 でもみんなに迷惑がかかっちゃうから、声あげないようにしないと。 彼は本当にすごい。私のずっと隠していた事を全て見抜いてしまった。 彼の言う通り、私は、門番No.-0になって世界を変える。を諦めきれてない。諦められない。 でも、今更どうするって言うの? 私は鏡を見た。少し大人びいた私。 その顔は真っ赤になっていて目からボタボタと涙が溢れては地面へと落ちる。落ちていく。 ねえ、私、正直になったよ?でも分からないの。 わかってる。わかっているよ?このままでは行けないって。 あの時にやけて泣いていた。あれはニヤけていたんじゃない。嬉し泣きだよ。これで、子供の頃から頑張っていた学校に入れる。夢を叶える大きな一歩だって。 本当は、仕方なく無い。気づかなかった、フリをしているんだ。 「、、うう、これから、これからどうすればいいのお?」 1人、泣いていた。 〜もう優等生でない〜 私は、気付かされた。全部、全部。 でも変わっていない。日常は。 でも、何故だろうか?いや、私は、あの出来事で心が軽くなった。 お弁当の時間。 いつものように部の勧誘に来た。 サム「こ・ん・ど・こ・そ!部に入ってくれ!」 「嫌なものはいや」 サム「あれれ〜?なんだか、今日は機嫌いいねぇ〜?」 ふん、わかってるくせに、今もにやけているじゃない。 先生「サム!おい!サム・レント!どこだ〜!」 大声で呼ぶ先生。隣でやば!という彼、サム。 私は知らんぷりでお弁当を食べる。 今日はみんなに勉強会という形で勉強を教えるために早く家を出た。なのでお弁当作りの時間を少し省いたため少ない。もうすぐ食べ終わりそうだ。 先生「やーと見つけた〜!行くぞ!ちょっとこっち来い!」 サム「アダだだだ!ちょせんせ!耳引っ張るな〜!」 私は2人のそんな短い会話(?)をしている間に食べ終わってしまった。 ま、私は元々少食だったし、このぐらいでも大丈夫けどね。 周りの女子卵やら男子卵やらが私にお弁当の具を分けようとしてくれるけど、断った。 そういえば、サムの頬の腫れ、引いたわね。良かった。 私は、好奇心でサムと先生の後を追った。 先生「いい加減!お前の『解決部!』は解散だ!」 サム「ま、待てください!あ、後1週間!いや!5日間待ってください〜!」 先生「俺はそのセリフ50回も聞いたな〜。いいか、部員1人なんぞダメなんだ!言ったよな?!部員は2人以上で!だから1ヶ月やら2週間やら守ったが、もう限界だ!しかも、2ヶ月も無視しやがって!俺がお前の許可なく部の廃棄されるとか思わんかったのか?!」 サム「あ、いやー。それは〜、聞かなきゃなかったことになる、的な?」 先生「茶化すな〜!」 バレたか、とまた茶化すサム、一方で私はある確認をしている。 先生「とりあえず、今日解決部は廃棄とする。後1人、見つかれば廃棄せずに済んだのにな〜。」 サム「ちょ!先生!やめて!」 本気で慌て出したサム。私は2人の間に入る。 もちろん、周りに卵達がいる。いい?今から、私はすごいことを言うわよ? 「私がそれを止めます!」 みんなが私に注目する。 あちこちで、え?とかあの問題児と優等生が?とか、なんで一緒に?!とか、色々な言葉が聞こえる。 先生「あ!ご、ごめんなさいサムエ様、場をわきまえて、うえ?」 ふ。相当驚きのようね。 私はあえて悪役令嬢のような笑み、オーラを出し、先生を見下ろした。 周りはあの雪の天使が笑った!とか言い出すもの。いつの間にそんなあだ名付けられているの。 サムは目を見開い着いた。彼、案外まつ毛長いわね。 「私が、『解決部』に入部します。先生?入部書ください。」 先生は、今、なんて?と言う。みんなも私をギョッと見ている。 私はキリッとサムと先生に分かりやすく大きな声で伝えた。 「私が!解決部に!入部します!」 (みんな)「「「「「うぇぇぇぇええええ??!!」」」」」 私を懝視する。 私はムッフー!としてしまい、本当の笑みを皆さんにご披露したのでした。 お父様お母様、いや、お父さんお母さん。私、いい子やめる。優等生ではなくなったよ。 〜改めて、、、〜 サム「い、いや〜、まさか。入部してくれるとは、思わなかったな〜。」 「そう?私はこうなるとは思っていたけどね?」 そう、私が爆発した時、一旦冷静さを取り戻して家に帰った時にしばらく考えて解決部に決めたの。 あ、今何しているかと言うとね、解決部の仕事の説明を覚えている所。 案外少ないのね。 ちなみにこの仕事に関してお母さんとお父さんは許可を得ている。 まあ、「私は最近退屈だから、部に所属したい。事件を解決するところ。」 お父さん「あ〜、もうなんも言うことないから、行ってこーい。」 お母さん「頭の運動にもなるしね〜。」 との事。 だから夢を諦めきれていないことに関しては一切言っていない。 サム「そういえば、なんでサムエは夢の事を諦めようとしたの?」 「そ、それは、お母さんとお父さんが悲しむから。」 サム「嘘つけ〜。ホントは、、、、え?それホント?」 「、、、」 私は黙ってうなずいた。 サム「うぇぇぇぇ??!!こんなこと言っちゃーあかんけど、まじのやつなんか??!!」 いや、そうだと言ってんだけど、うるさい。このブヒザルが。 おっと、思わず口に出るところだった。 「まあ、ここでは私をさらけ出す。あらためて、初めまして!サムちゃん?」 私は本来の笑顔で自己紹介もする。 この3年間は自分をさらけ出せなかったしね。 この時ぐらい、私をさらけ出してもいいわよね。 サム「えー。なんか違和感。みんなは雪の天使とか言っているくらいなのにー。てか、ちゃんずけやめろ。」 「サラッと酷いこと言わないでちょうだい。慣れてもらうしかないね。まあ、どんまい。後、あなた女でしょ?ちゃん付けぐらい許して」 サム「そっかー。慣れるしかないかー。てか!人間界が使うドンマイ!知ってたんだね!、、、待って待って、今、なんて言った?」 いやいや今頃何を言えばいいの。いっぱい喋ったから、分からない。 「えーと、サラッと言わないでちょうだい?」 サム「違う。」 「じゃあ、慣れて欲しい、どんまい?」 サム「いやいや、ちがうから。」 「あ!ちゃん付けぐらい許して?」 サム「ちょっと行き過ぎた?」 「あなた、女でしょ?」 「ちが!ってそう!それ!あばばばば」 私は慌て背中をさする。 だって急におかしくなるんだもの。(あ、いつもおかしいけどね?ヤバいやつだと思っているのよ?) サム「ふえーふえー。だ、大丈夫。ちと何からツッコんでいいかわかんなくなっちゃったから。 「大丈夫よ。あなたはいつもおかしいから、心配しないで?」 (大丈夫よ。無理しないでね?) サム「いや、スラッとディスんないでよ。」 「ごめんなさい。心の中で思っていることと口に出す言葉が間違えた。」 サム「え、いつもディスっているの?」 「うーん。ディスっているというか、いつも私が思っていること?」 サム「え?無自覚天使?それとも、悪魔?うぁー!わからん!というか!話そろすな!」 「あれ?なんの話をしてたっけ、?」 サム「覚えてるだろー!この天使天才バカ!」 「褒めるか褒めるか貶すのかどれかにしてね?」 私がニコ!っと笑うと黙ってくれた。 やっぱり、みんな優しい。 「、、、で?どうしてサムちゃんが男のフリしてるの?」 サム「、、、私ね、6歳の頃に誘拐されたんだ。」 「ふうん。」 サム「怖かった。何されるかわかんないもん。」 「へぇーそう。」 サム「お母さん過保護で、だから、規則破って男のフリしているんだけど、、、女が男のフリしてるって言うと変な目で見られて、お母さんやお父さんの見る目が変人って感じで、それが許せなくて、、」 「ほお、そして?」 サム「いや待って!さっきからふへほ言ってるけど!な!なんか思わないの?!」 「いやー、私はもう慣れちゃったからさー。3歳の頃に10回。5歳に6回。6歳7歳に4回よ。」 サム「いやいや!半端じゃないね?!何それ?!1ヶ月に1回はされるかされないかなの?!」 「まあ、実はで言うと一ヶ月前に誘拐されそうになったね。」 サム「されそう?!どうしたの?!」 「私ね、6歳の頃から、いや、ずっと前からこの世界はおかしい事に気がついて、それでストレスの解消のため、男性がやるスポーツやら運動やらやっていたのよ。」 サム「な、なんかイヤナヨカンガ、、。」 「そう、その技で誘拐犯やらストーカーやらを再起不能にしたり、トラウマを作らせたりしたわ。でも、相手によって攻撃の仕方を変えているし、そこは大丈夫よ。」 サム「いやサラッと怖いこと言わないで?!さ、再起不能って、どんだけ強いの、、あ!あと!そう!違法書とかお母さんお父さんにバレたかったの?!」 「お父さんお母さんの件は誤魔化したわ。区の方は、特別として見られているから問題は無いわ。」 サム「へ、へぇ〜。」 「私も、辛かったわね。って言いたかったけど、私は慣れっこだし、しかも、そこまでしてくれる優しいお母さんだなって思っちゃったのよね?」 サム「いやー。もう、なんだかぐうの音も出ないって感じだわ。あ!そーだ!私の本来の姿を見せるね!てー!待って!待って!なんでバレたか聞いてないー!!」 私ははあ〜。とため息をつく。 こんなわがまま5歳児、見たことないわ。(いや、私でも5歳の頃わがまま言わなかったわ。) 「いやー。意外とバレるわよ?方の幅とか。喉仏がないとか、声のトーンや、股とか」 サム「もーい!もおーい!!大丈夫!!だからそれ以上言わないで!!!」 ??? なにか私、まずいこと言った?? サム「もしかして、(小声)ね、ねえー。もしかして、天然とか、言われたりする?」 天然、か、 「うーん。私が出会ったもの達で、全員に言われた気がするわ。あれ、バカにされていると思っていたけど、違うの?」 サム「やっぱり?!というか、なんで知ろうとしないの?!」 「いやー。理由を聞いたことはあると思うけど、多分、くだらなすぎて記憶にないだけだと思う。」 私が顎に手を当て昔の記憶を探る。 私が考え事をする時は、いつも手に顎を当ててしまうのは癖だ。 サム「君すごいね?!なんかもう全部凄い!!え?じゃあ、私を人目見た時からわかってたの?」 「まあ、そうね。私は少々鈍感な所があるけど、とりあえず、性別のことは事情があると思ったの。それと、私が激怒した時に、ちょっとだけ私って言っていたわよ?しかも、男子卵はうちって言うことがまず無いのよね。」 サム「すごい。あの時、激怒しても冷静さあったんだね?」 「え?そんなの感情的になったとしても分からない??」 そう言って2人見合わせて私とサムちゃん。サムが吹き出した。解決部から笑い声が響く。 「はー!それじゃあ。仕事、しなきゃね?」 サム「ウンウン!実は、1人じゃ大変で、まだまだ溜まっているの。」 「え?それって大丈夫なの?」 だって、ここは事件を解決させる部なんじゃ、、 サム「それは無問題!私にくれるお仕事は、天界獣やお荷物の届くとか、そういうのだから。」 「それ、解決って、そっちの?」 サム「ちがうちがう!みんな解決部を便利屋にしているだけだから!」 「そ、そうなの?」 な、なんだかいい感じがしないわね、、、 「そういえば、なんで解決部をなくしたくなかったの?」 サム「あー、それは、私の目標のため、だから、元々は自分だけの部なんだよね。でも、私、先生達からしたら、問題児だから、わざと除け者扱いされるの。」 「いや、そんな事はないと思うわよ。あなたもこうしてレベルの高い学校の卵よ?当然だけど、教師もレベルは高いわ。」 サム「、、、、相当な辛口を言うんですね。それじゃあ、私が可哀想なヒロインみたいじゃない?」 「まあ、私が死んでも行きたかった学校を貶されたと思うとねえー?」 サム「すみませんでした。」 「分かればよろしい。」 サム「そういえば、なんで死んでも行きたかった学校なの?夢と関係ある?」 「ありありよ?!」 サム「そ!そう!詳しく!」 「ここの学校に通いたい理由は門番No.-0を目指すため。そうなったら、天界[世界]のルールを変えられるから。女は〜とか、これはダメーとか、散々なのよ。私、昔っからこのルールを変えてやるって思ってたから、大きな一歩よ。、、、それも兼ねてあなたと目的が一緒だから、あなたがこの学校に来てくれたから、私はお父さんとお母さんの恐怖心に気づけたし、恐怖心に負けずに目的をまた目指すことも、全てできる覚悟ができたのも、あなたのおかげ、ありがとう。」 サム「ううん?私はただどうして夢と学校の関係を聞いたんだけど、ほ、褒められた??」 「ええ、私、最近褒めるの慣れてなくて、今のうちだけよ。」 サム「いやいや!褒めてくださいねえ?!」 「うん、なれるよう。頑張るね!」 そう言ってニコ!っと笑うと、サムがうーんとうなりだした。 サム「な〜んか、サムエって、口調が時々おかしくなるよね?」 「そ、そう?」 サム「そうそう!今だって、お嬢様言葉だったのに、今は普通に喋ってるし、」 「三年間、猫被ってたから、お嬢様言葉が染み付いちゃったんだね。だから、途中でお嬢様言葉が混じるかもしれないけど、そこは気にしないで。」 サム「いやいや!気にしちゃうよ?!それだったら、お嬢様言葉でいいんじゃない?!」 「嫌よ!私、そういう従いとか、服従っぽいことしたくないもの!!」 サム「(小声)な、なんだか、雪の天使は、わ、ワイルド?」 「なにか言った?」 サム「いえ何も。」 そんな会話をして私たちは部の新たなルールを決めたの。 ・放課後、解決部に集合。 ・事件を解決するお仕事をする。事件関係の資料を集める。校長に許可を得る。 ・2人の部屋を作る。 ・喧嘩をしない。 ・解決部では2人とも素のままで活動。 との事。 喧嘩をしない以外、すんなりとできそう。 そうして解決部のルールを一旦頭で整理していると、サムがぶすっとした顔で髪を渡してきた。 「、、、何してんの?」 サム「、、、歓迎会の新人には、部署の名前を変えてやる気を起こさせるっていう規則がある。仕事の規則のね。」 そう言って、人間界が使う、筆を渡してきた。毛に付いている液体が真っ黒だ。 (これ、人間界の国の1部、日本の伝統の、、、) 「いいわよ。私、こんなの見たことしかなくて、やったことないし。」 でも、こんなのどこで手に入れたの? サム「私も、おばあちゃんがおすすめの仕事ってくれた部なの!名前もおばあちゃんからつけてくれた部なんだよ!でも!先生がこれは規則だからって!仕方なくだよ?!」 どうやら、このぶひ猿は自称可哀想なヒロインではなくただ単に先生から少々きつく当たられている問題児なんだと思った。 (先生は、卵の気持ちを優先する。なのに、無理やりって、どんな事をしたらこんなにきつく当たられるのこの問題児!) えーと、一旦整理すると、今から私はこの部をの名前を変えられる。それが渋々しているサム。 (、、、なるほど。) 一旦、全部頭を整理してから、筆を持つ。 「、、、なんでもいいのね?」 サム「あー、うん。なんでも。」 私は難しそうだなと思っていた筆をスラスラと書いた。 新しい部の名前は、、、 サム「え?どこが変わったの?」 「変わったじゃない?」 え?でも。 「『解決部!』」 サム「いやいや?!全然変わってないよ?!」 ハー。この子ったら、どうしてこの学校に合格出来たか聞きたいぐらい。 「よく見て!『!』のマークを!これ?!知ってる?びっくりマークって言うのよ。」 サム「そりゃー、知ってるよ。だって、小さい頃から、人間界に憧れてたから、、、」 (うん。やっぱり、私とサムはどこが似ている。) 私はこの世界、天界を変えたいこと。 サムはお母さんとお父さんのために世界を変えたいこと。 サムはね。口にしてないけど、世界を変えたいって思っているような行動をしているね。 「私も。だから、この学校に通って世界の規則を変えられる門番No.-0になるためここに通ったの。夢にも思わなかった。まさか女卵まで入学できるなんて。」 サム「私も私もー!女子の学校で男の格好をした女卵だなんて目立っちゃうでしょー?」 いや、あなた今でも随分目立ってるから、と口にして、疑問が出てきた。 「そういえば、あなた、なんで問題児なの?私が見る限り、普通に見えるんだけど。」 そう、最初は見た目以外、普通の女子卵って感じがするけれど、、、 サム「あははー、実は、教師みんなはこの格好のこと、勝手にやってるって思ってるみたいでー。成績はともかく、入学当時、すっごく暴れちゃったんだよねー。」 え?!もしかして、また誘拐される可能性があるから男装してるって、言ってないの?! 「言ってないの?なんで?」 サム「そ、それはね、が、ガチめだからね!言うのめんどく」 「馬鹿だわ。」 サム「いやー。こわくて、、」 「じゃあ!なんで入学当時に暴れたの?!」 サム「う、ス、すみません。『入学手続きに、事情がある場合プラス1000$かかる』って書いてあったから、言いませんでした。」 「ふーん。でも、問題児扱いだけ?」 サム「うん!特にいじめで成績落ちるとかないし、親にも迷惑かからないし、最初暴れたのは、えーと、入学式終わった時に、体育館で許可なくみんなよろしくお願いしますパーティーしてたからかな。」 「そりゃあ、問題児扱いになるわね。」 サム「サムエ〜見捨てた感じで言わないでよ〜。」 「はーはー、あなたの親、優しいね。」 サム「そ、そうかな?確かに私は大好きだけど、、、サムエは?」 「、、、私のお母さんは、男物の格好やスポーツとか運動をやるとお願いやめてって泣くし、お父さんは怒って食事2日間貰わなかったことがある。もちろん、テストでいい成績を取ったら喜んでくれるけど、最近は、一緒に食事を取らなくなったね。10ヶ月くらい?」 サム「、、、なんかごめん。じゃあ、この件に関して、何も言ってない感じ?」 「もちろん。言ったら、私と縁を切りかねない。」 サム「なんか、こんなこと言っちゃーあれだけど、人間界で言う、虐待だよね?」 「まあ、そうね、暴力というか、ほぼ叩かれたり、投げ飛ばされたりは兄も私もされたわ。」 サム「クリック家族!もっと穏便かと思ってた!」 「まあ、この世界は規則がいっぱいあるのにも関わらず、暴力に関してはなんも無いからね。」 サム「私の親なんて!そんなことされたことないよ?!」 「それじゃあ相当いいご家庭に生まれたんですねー。おめでとー。」 サム「ね!提案だけど、私の家族!紹介してあげる!喜ぶよ!絶対!」 まあ、挨拶ぐらいした方がいいか。 「、、わかった。そのかわり、私の家族に踏み込まないで。お父さんが辛口言うから。」 サム「まあ、すごく口の辛い娘だから、その親だよね?相当だろうなー。」 「サラッとディスらないで。でも、そうね。成人男性と口喧嘩で泣かせたらしいわ。」 サム「、、、相当やばいねそのお父さん。怖くないの?」 「、、怖いわよ。何言われるか、何されるか分からないもん。でも、私の兄は私を愛してくれたから、やって行けた。私の夢も、少しおっと知ったけど、喜んでくれてた。」 サム「いいお兄ちゃんがいてくれて良かったね〜!」 「いやいや、いいお母さんとお父さんがいるのに言われたくない、、でも、ありがとう。」 そう言ってフッと笑ったと思ったら、カツラを取った。(なぜ急に?というか、髪切ってなかったのね。) それは、日本で言う日本人形みたいに黒い髪可愛らしい瞳だった。唇も形もいいし、私から見ると、美形な方に入ると思う。でも、つり目。髪は案外伸びていて私とだいたい同じ。少しボサボサ。 最初見た時、あまりにも女々しい男と思ったけど、女ってすぐわかったから、気にしなかった。 「、、、口調とか、性格とか、変えてる?」 サム「いえ全く。」 「じゃあダメじゃない。」 サム「そんな細かなことは気にしないタイプ〜。」 「、、、」 私は喋り方がおかしいって言おうとしたけど、やめた。私は、実は、少しだけいや、男?っと思ったことがある。それは、 私は彼女の一部分を見る。(いや、2部分??)それを一瞬で察して腕を隠した。 そして真っ赤になりながら訴えてくる。 サム「ど?!どこ見てるの?!」 「いやだって、全然無いから、、」 サム「いやいや!私も羨ましいよ?!だってサムエはこんなにもでかいもんね?!てか?!見ないで?!同性でも恥ずかしいから!!」 「どこが??」 サム「、、、虚しくなるじゃん。」 「あのねー。なんか大きい方がいいみたいなこと言っているけど、肩こりとか辛いの私が見てたのは、羨ましくて!もう。変なこと言わないで。」 サム「なんかごめんね?!」 その時だった。 ご依頼でーす。と、届けられた手紙。 私は依頼を来る時は、配布部と繋がった方がいいのでは?と配布部と聞いたところ、すんなりと受け入れてくてた。条件は私と握手をすること(なぜ?)。 内容は、事件関係。人間界で言う探偵ね。そんな感じの内容の事件や手紙だけ貰うって事で解決部!へいらっしゃいと言ったから、初めての仕事。 私はぼそっとサムに呟いた。 「いい?この部に入った理由はあなたの仮を返すため。変な気はいらない。」 サムはクスッと笑ってりょーかい!っと笑った。 いつの間にか、男装に戻っているから、追求される事はなかった。私と配達員に握手だけですんだ。サムが男装してもらって良かった。もし本来の彼女を見せるとめんどくさい。 内容はこうだった。 『 今夜 に ここ の 大事 な 物 を 頂 く 。 』 サム「なんじゃそりゃー!」 私はいつもの癖で顎に手を当てる。 皆様へ 皆様こんばんは!Moです!私が書いたのは、2月6日!雪が積もっておりました!トラックやら、車やらが滑ってぶつかる事故があるので、周りを気おつけてくださいね💦 私は外に出ません。絶対に。(さむいもーん。) 今回の新作。『解決部!』どうでしたか? ミステリーとか、初めて書くし、わかりやすいかな?とか思ってしまうけど、頑張ります! (頑張りますしか出てこない、、、) これ以上あとがきを書いていまうと長くなるのでもう終わりにしよう! 皆さん!雪に滑ったり、雪が溶けても、事故に巻き込まれないでください!!😔 気おつけてくださいね!(色々と!) それでは!皆さんバイバーイ! Moより
私、初めての恋をします 四
私、初めての恋をします。 主人公 ヒロイン ・石田 由合(いしだ ゆあ) 女の子 高校生 ドジで少し天然。見た目と性格で本人は知らないけど、こっそりモテる。雄太とは幼馴染。 ヒーロー ・谷口 雄太(たにぐち ゆうた) 男の子 高校生 由合の幼馴染。 幼稚園から一緒。でも中学生から冷たくなっちゃって?!仕事の都合で由合と隣の家になる。 由合と違ってしっかりしていて、『氷イケメン』と呼ばれている。由合が好き? ・清水 亜子 (しみず あこ) 女の子 由合とは中1からの親友。 しっかりしていて、お金持ち 由合がドジすると助けてくれる。学校では学校No.1の美人と呼ばれている。 ・清水 相馬 (しみず そうま) 男の子中3 亜子の弟 亜子と一緒で、美形で甘えん坊。 何故か由合と仲良くするようになり?! この物語は1があるので、1からご覧ください! 〜嫉妬〜 ううー! 私、由合。 高校1年の元気な女の子。 学校の帰り。 今、私は、幼なじみのゆうたをしかめっ面で見ている。 あ、女の子に一緒にいるのを見られての件じゃないよ。違うこと。 それは、さかのぼること20分前。 『ねね!ゆうた!今度、ここのクレープ食べにいかない?』 雄太『あー、いいね。いこー。』 私は帰りにクレープ屋さんに行きたいと言う。 『やったー!久しぶりにゆうたと行ける!嬉しい〜!』 雄太『、、、そんなに?』 『うん!私、ゆうた好きだから!あ!』 こ、これって、告白みたいなものでは? ゆうたをチラ見する。 雄太『あー。嬉しい。じゃ、予約しといて。』 『いやいやー!クレープ食べに行くのに、予約は要りませんよ?!』 いつもの調子で突っ込んでしまったけど、 ふう。バレなくてよかった。 私はゆうたを、友達ではなく、『男の子』として好きになってしまったの。 な、なんだろう。好きになった感じが、恋愛漫画にある、小さい頃から好きとか、ヒーローがヒロインを好きになって猛アタックしてカップル誕生日とかじゃなくて、唐突だからなー。 しかも、恋愛漫画やドラマでは幼なじみと付き合う確率、低いし。 うーん。悩む。 こ、これね。ママに相談したの。そしたら、 『あらー!彼氏作る気なったのー?この青春め!悩め悩め♡』 との事。 うわぁー! これは普通に恥ずかしい! あの時笑い返せた私えらい! って! 今、目の前ゆうたいるのに! いやー!絶対顔おかしいよー! だって、 目の前のゆうたの顔に青ざめる。 私の顔。勝手に撮ってるし、、、 私はすぐに無表情になり、何ですか?と聞く。 雄太『いやー。由合の顔が、急に赤くなったり青くなったり、無表情になったりがウケてさ〜。』 『いやー!勝手に撮らないでー!』 雄太『え?じゃあ、許可とったら、いいの?』 『いやいや!まず、撮るなって、あ!』 やばい。 雄太『ふーん。まず、許可ってもんないなら、勝手に撮らせて頂きます。』 あー!適当に流せばよかったー! 『、、もう。やめて。』 恥ずかしさのあまり、顔を真っ赤にしながら言うと、何故かゆうたまでもがポポポと顔を赤くする。 ? どうしたのだろう。 お互いの顔を赤くしながら見合っている。 こ、これじゃあ、周りからは変な人みたいに見られる! 男子生徒『ヒューヒュー!珍しいじゃーん?あの、ゆうちゃんが顔を赤く、はぁ?なんで由合様と?!』 そういうと、ゆうたと仲の良さそうな男の子と少し離れた場所で何か話している。途中でべしべし叩いてる。何かしたのかな? と、言うか、由合様?なんで様つけ? それよりも、私の事、認識してくれてたことに驚きだ! 女子『きゃー!谷口くん!浮気ダメ!』 そういう言うと女の子はギュッとゆうたの腕に自分の腕を絡ませる。 他の女の子も集まってきた。 それを見た瞬間。 ドッと怒りと心配で心を支配させられる。 多分、嫉妬だ。 で、今に至る。 私の前では女の子の大群。 真ん中にはゆうた。 いや、知ってたよ?ゆうたはモテるって、でも、 (こんなのって、ないよ。) 苦しい。 今私は私のなのに!って叫びたい気持ち。 でも、そんなこと言ったら、みんなびっくりするろうし、ゆうたの事好きってゆうたに知られたら、もしかしたらまた気まずくなるかも知れたい。 、、、中学の時みたいには、なりたくない! だから、おじゃましないように、後ろで歩いているんだけど、、、 (ゆうたを意識し始めて、ゆうたのモテさっぷりを見るけど、黒いモヤが本当に嫌!) なんだか自分が嫌になってくる。 今日は、一応クレープ屋に行くことになっているけど、こんなんじゃ、行けないよね。 しかも、モテるって、嬉しいことだから、邪魔になるかも知れない。 (よし!仕方ない!帰るか!) 私がUターンして歩き出そうとした時。 雄太「、、、邪魔だ。散れ。」 きゃー!とか、氷イケメンが喋った!とかの黄色い叫びが聞こえ始める。 、、、みんな、あんな冷たいこと言われたのに、嬉しいの?え?ドM? 気づいたら、Uターンしているはずが、後ろを振り返っていた。 ゆうたは、トコトコと私に近ずいてくる。 そして、私の前で足を止める。 「あ、あのー。なんでしょうか?」 私を見つめるゆうた。それをしげしげと見る私。 何事?!みたいに見ている女子達。 雄太「クレープ、食べに行こうぜ。やっぱり、疲れたあとは、甘いものだよな。」 そう言って私の隣で歩こうとする。 雄太「?なんだ?行かないのか?」 「うえ?!う、ううん!行く!」 私も慌て隣で歩く。 一方女子達は。 えーー!もしかして、石田さん、彼女?!とか、色々な声が聞こえてくる。 でも、何より。 (ふふ。嬉しかったな。) 私の約束を守ってくれて。 モテモテ出し、中学校時代は、無視されてたから、すっごく嬉しい。 なんで中学生の時私を逸らしていた理由は恥ずかしかったから、だそう。 でも、確かにからかわれるのは、あの年頃の男の子はきついかもなー。 2人で会話をしていた時、いつの間にかクレープ屋に着いていた。 「はや!もう着いた!」 雄太「話しながら歩いてたら、不思議と早くつくもんだって。」 「えへへ!そうだよね!きっと、ゆうたと話しができたから、早く着いたって感じたんだろうな!」 そう言いながら、ニコニコと顔を見て話す。 そしたら、ゆうたは顔をしてソップを向いた。 な、なんだか耳まで赤いんだけど?!な、なんで?! 私も並びながら、下を向く。 私、顔が熱いから、赤くなっているんだろうな。 心拍数がどんどん上昇してくる。 なんだかこっちまで照れてきた。 「あ!も、もうすぐ決めないと!な、何がいい?」 雄太「あ、ああ。うーん。俺は、チョコのいちごとバナのやつ。」 「あっははー!やっぱり、昔から変わらず甘党だね!私はいちごチョコ!」 うるせーと言いながら、順番が回ったみたいで大学生くらいの若いお姉さんに2つのクレープを注文する。私がお財布探しにゴソゴソしている間に、ゆうたが余分にお金を払う。 これじゃあ、2人分だ。 「ああ!待って!私、お財布あるよ!えーと、何円だっけ?」 雄太「ん、別にいーよ。幼なじみなんだから、こんぐらい、平気だ。」 「え、でも、悪いよ。私が呼んで、なんなら私が奢るぐらいなのに、、、。」 雄太「いーの。俺、明日バイトの給料日だから、気にすんな。どうせ由合のことだ。もうお金がなーい!って、目に見えてる。」 私はギグ!とする。 実は、ゆうたの言う通り、今月はピンチなんだ。 だから、このクレープ代で全財産無くなるところだった。 ゆうた、ナイス! 「じゃあ、お言葉に甘えます。」 私は、いつもクレープを作っているのを見ちゃうんだ。 なんだか、面白いんだよねー。 あっという間に2人分を作ってくれて、甘い匂いに食欲がそそる。 お姉さん「恋人同士ですか?仲がいいんですね?」 私は顔がかあ!と熱くなる。 ゆうた「、、、はい。まあ、それなりには、仲良い方ですね。たまに喧嘩しますが。」 えええ! な、なんで嘘をつくの?! わ、私は凄く嬉しいことだけど、ゆうたが嫌じゃ、って、ゆうた、悪い顔してるー! 絶対、からかってるんだ。 お姉さん「やっぱり!お似合いですね。美男美女で!」 「ち、違いますー!」 雄太「はは。ごめんなさい。今、照れてるみたいで。」 「いやいや!ち・が・う!」 そう言って私をからかってきた。さっきまで、実は、幼なじみって入れたの、悲しかったけど、からかってくれたおかげで、本当に慣れたみたいで、正直嬉しかった。 こんなこと思うの。おかしいかなあ? さすがに、うしろにも人が並んでいてこれ以上話せないので、近くのベンチに2人並んで座った。 今頃気づいたけど。これ、デートじゃん。 「もー!私をからかわないでよ!私の事、好きなのって勘違いしちゃうじゃん!」 嘘。 私が、ゆうたのことが好きなの。 逆に、ゆうたが私のことを好きなはずがない。 だって、そうじゃなきゃ、中学生の頃あんなことおこんなかったんだもん。 だから、そんなわけ 雄太「もし、好きだって言ったら?」 そう言った瞬間。 私の顔にゆうたの顔が近づいてきた。 嘘で、しょ? あ!そっか! 私はバッ!っと立ち上がった。 「まーたからかっているのだね!もう騙されないぞー!」 そう言いながらクレープをパク!と食べる。 雄太「、、、あーまあ、そういうことにするか。」 そう言って私のクレープをじっと見る。 「欲しい?でも、ほど同じじゃない?」 雄太「いや、そっちはチョコついてない。」 もう、素直じゃないな! 普通に欲しいって言えばいいのに。 私はふいっと口のつけてないところを差し出す。 そうしたのに、わざわざ私が口をつけた所をたべた。 「え!なんでわざわざそこから食べるの?!」 雄太「これが、由合への気持ち。」 い、意味がわからない。 と、言うか、か、か、 (間接キスでは?) 私は一気に顔が赤くなった。今までは、気にならなかったのに!は!そうか! 「わ、私の事、女友達の1番って思ってくれてたんだね!いやー!嬉しいもんだねー!」 雄太「なんか、口調変わってんぞ。」 私がわーぎゃー言ってた時、 雄太「、、、気づけバカ。(ボソッ)」 の声が聞こえなかったんだ。 〜秘密の心〜 数ヶ月後。 私は今、私の親友、あこの家にいる。 勉強会のため。 亜子「へぇー!おめでとう!雄太くんとゆあがくっつくことを祈っているわ!」 私は今更だがあこに好きな人が出来たことを伝えた。 「その、相性とか、いいと思うかな?」 亜子「うーん、私は分からないけど、そーまならわかるかも。」 「そーま、って、まさかそうくん?!」 そうくんこと相馬くん。あこの弟だ。 あのそうくんがわかるとは?! 亜子「ふふ。実はね、ああ見えて、学校では恋の救世主って呼ばれているのよ。私も最近知って、そーま、嫌がっていたわ。」 あはは、そうくん、お疲れ様です。 「じゃあ、今度聞いてみるね。」 亜子「あ、ごめんなさいゆあ。もうそーまに電話しちゃった。」 「い、今はいいってー!止めてー!」 相馬『ん?どうした姉ちゃん。』 、、、もう手遅れだった。 亜子「まあ、いいんじゃない?まだしばらくいてもいいから、なんなら、泊まる?」 私は遠慮した。 そう、でも一緒にお泊まりしてみたいわね!と言ってあこは宿題をしだした。 長くなるから、他のことして置いてって言ったら、宿題って言ったんだ。 偉いなー。私なんて真夜中にしてるよ。 相馬『で?姉ちゃんどうしたの?』 「あ、ごめんね、私ゆあだけど、」 相馬『あ!由合ちゃん!久しぶり!どうしたの?』 こんな純粋なそうくんが恋の救世主だなんて心外だな。 「あはは、相談に乗ってって、あこに言ったら、私じゃなくて、そうくんがおすすめって言われて、、、」 相馬『、、、それって、恋バナ関係?』 うわぁー、これ、怒ってるよね? あこ、無事だといいけど、、、 「え、ううーん、どちらかと言うと〜、そうかも。」 相馬『、、はぁ〜。やっぱり、姉ちゃん話したんだ。うわぁー。俺、終わったわ。』 「お、終わってないよ?!大丈夫!」 私は慌てフォローする。 相馬『あはは!冗談だよ!で、悩みはなんですか?』 む、年上をからかっているな? 「私の好きな人と私の相性を予測してほしいさんだけど、、、」 相馬『おっけー!じゃあ、まず、その相手を直接見てみたいな!今、どこなの?』 あこの家だよ。と伝えるとホント?!と通話越しでもびっくりしているのがわかる。 相馬『じゃあ、今から帰る!まだいる?それと、その好きな人って呼べる関係な人?もしそうだったら、呼んでくれたら助かります!』 「あはは。じゃあ、読んでみるね!また!」 ツーツーと通話が終わった。 そして私の携帯でゆうたに電話をする。 電話をしたすぐに電話に出てくれた。 雄太『よお。どうした?』 「あ、ごめん。今からこれる?私の家じゃなくて、私の友達のお家なんだけど、、、」 雄太『ホント唐突だな。なんで?』 「ほ、ほら!私、友達紹介してなかったよね?だから、せめて挨拶と、」 雄太『ふーん。わかった、そっちから行くわ。』 「え?!わ、わかるの?」 雄太『あー、うん。確か、あこ、だっけ?そいつの苗字、清水さんだろ?クラスの表示に書いてあったし、ちょっと前、清水ってとこの部屋入ってったの、知ってるし、何となくわかる。』 「へ、へぇ〜。す、すごいね!わあー、感心しちゃうな!特徴は、黒いっぽい屋根に和風なお家だよ!掲示板に筆で書いたみたいに清水って書いてあると思う。」 雄太『りょーかい。じゃ、また後ほど。』 そう言ってまたもや会話が終わった。 私は予め持って置いていた宿題を、あこのいる部屋にお邪魔して2人で勉強会の続きをやるため2階へ行く。 亜子「じゃあ、雄太くんも、そーまも家に来るのね?私、1度でもいいから雄太くんとお話してみたかったのよ。だって、ゆあの幼なじみよ?ゆあが昔どんな子だったか、聞いてみたいじゃない?」 「あ、アハハ、き、聞いてみるといいよ。」 、、ゆうた次第で印象変わるよね?絶対。 ゆうた、変なこと、言わないでね。 「あ!そうだ!一応、ゆうたには友達を紹介したいって事になってるからね。」 亜子「わかったわ。じゃあ、私もその設定で行くわね!」 「あはは、よろしくお願いします!」 しばらく勉強をしていると、たっだいま〜!の声が聞こえる。 私たちは急いで1階に行く。 私と亜子「おかえり〜」 相馬「わあーい!ゆあちゃんだあー!やっと会えた♥」 亜子「ハイハイ、からかうのは、その辺にしなさい。あなた、そんなこと他の先輩にしてると、痛い目に会うわよ?」 ぶりっ子しない。というあことあはは、と苦笑いする私。 相馬「はあ?!俺別にぶりっ子してないし、こんなことするの、ゆあちゃんだけだもーん」 「亜子「いいから、離れなさいって!」 私、暑がりだから、離して欲しいかもーって言ったら、離してくれた。 そしてしばらくして、やっとゆうたが来た。 亜子「こんにちはー。私、ゆあの友達の亜子です。よろしくお願いします。」 雄太「、、、どうも。」 ゆうたの愛想無さに私は苦笑いを向けるしか無かった。 「えっとー、お互い、知ってる?」 亜子「知ってるわ!」 雄太「そこそこ」 ちょっとー!そこそことはなんだ!そこそことは、、、 「あ、あこはね、私のゆういつの親友だよ!弟もいてね、」 相馬「あ!もう話してる?!」 噂をすればそうくんだ。 雄太「、、、どうも」 低い声でそうくんに声をかけた。 「さっき説明しようとした弟さんの相馬くんだよ!仲良くしてね!」 相馬「こんにちは!こう見えてゆあちゃんの幼なじみって聞いて緊張してるけど、よろしく!」 そういうとニコッとみんなの目をハートにしてしまいそうな笑顔を向けたんだ。 雄太「、、、へぇ、そう。よろしく?」 そう言ってニコッと笑った雄太を安心したようにあことそうくんはこちらこそー!と言っているけど、、、私はなんと言っても腐縁だからか、目の奥が笑っていない笑顔だし喧嘩売っているみたいな態度で心臓がバックンバックン言っている。口から心臓がとび出て来ないか心配になる。 (もしかして、本当は行きたくなかったのかな?) 鈍感な私でもわかってしまうようなゆうたの態度が恐ろしい。 亜子「あら?ゆあ大丈夫?具合悪いの?顔色悪いわよ?」 「あ!いえいえ全然!だいじょ」 やばい。顔に出てたかな? 慌てて否定しようとしたら。 相馬「ええ!大丈夫?ちょっと体温計持ってくるよ!」 相馬くんが手を引いてきたら、 雄太「、、、やめろ。」 パシッと音がする。 どうやら私の手を取った相馬くんの手を振り払ったらしい。 (ど、どうしよ?!) 一触即発の雰囲気、、、どうしよう?! ~あとがき~ 皆さんこんにちは!Moです!なんと!『私、はじめましての恋をします。』4話まで行けましたー! パチパチー! なんだか中途半端に終わってしまった。 次回はその続きを書こうかな? もう、私は書きたいことが山ほどあるので少し時間がかかってしまった! また!お会いしましょ! と、それと、私は最近『テラーノベル』というアプリで自分で小説を書き始めました!なんと!絵が見れます!読んでいる途中に! ことアプリは、絵を途中で描く機能がないので、見てみたい人は、見てみてください! それではそれでは!また! Moより
希望は必ず 五
主人公 モモネ 自分がわからない。氷使いで、マイペースな性格。好きになったものは、桃と猫。 実は悪? 女の子 13歳 サクラ・@#&@# モモネの旅の相方で、おっとりとした性格。謎多き美少女。ライトチームに所属。料理が得意。 モモネとレンはゆういつの親友。 癒し魔使い 女の子 13歳 レン・ライト ライトチームのリーダーの息子。 好奇心旺盛で、空気を読むのが上手い。 風使い 天才で、IQ120だとか? モモネとサクラはゆういつの親友だが、モモネは? 男の子 13歳 ヨル・ライト レンの父。ライトのリーダーなため、リーダーと呼ばれている。 調子もの 男性 24歳 ダイ・ブラック 好奇心旺盛な男の子。 ある秘密があって?! ライトチームのお兄ちゃん的存在。 炎使い 男の子 18歳。 アンナ・ヨンネ ライトチームのメンバー男の子だけど可愛い。 空間魔使い 男の子 17歳 ルル・#*%^>^> 気品のある女の子、近寄りがたく有能なため、『小さな大人』と呼ばれている。 サクラと仲がいい。能力を使うと右目が白くなる。 読み使い。 女の子 14歳 このお話は1話から見るのをおすすめします! ~???~ ルル「ライト様が、、、私とレンのことを?」 レン「ああ、もうすぐ発表のタイミングが出来てきた。あとは、お前の覚悟だけ。」 レンは真剣な顔つきでルルを見ている。 けれども、ルルは珍しく、顔を真っ赤にして涙目で首をブルブルと振る。 ルル「、、、もう少し、あと、もう少しだけ、待って頂けないでしょうか?」 レン「、、、あと、1ヶ月だけだ。俺は、この場を去らなければならない用事が出てきてな。、、、早めな、判断を。」 ルル「、、、わかりました。必ず言わなければ、ならないことですよね?」 レン「、、、、絶対とは、言わない。」 ルル「、、それも承知しました。では。」 ルルが扉から出ようした時、待て、と声をかけられ足を止めるルル。 レン「モモネの話だが、」 ルル「ふふ!またその話?」 ルルが笑うと張りつめた空気が少し和らいだ。 レン「ちが!コホン!モモネを絶対に敵に回さないようにしてくれないか?」 ルルは顎に手を当て何故です?と首を傾げる。 レン「それは、まだ言えない、いや、確信がない。けど、いつかはわかる。絶対になにがなんでも敵に回さ無いように。それだけ。」 ルルがレンの部屋から出た時、シンと静かになった。 そして、ボソッとつぶやく。 レン「これからは、多くの人間が死ぬかもしれない。」 〜2人の関係せい〜 最近。妙な噂がある。 それは、レンくんとルルさんが『デキてる』と。 (←よくわかってない) 私はモモネ。13歳。 氷使いの猫人科。 今私は、自分を探す旅に出ているんだけど。 その休憩と言った所だろう。 その間に、リーダーからミッションを出されるからそれをこなす。 一応簡単なミッションが出されるらしいけど。 今は『ジュン森』に来ていて動物達と仲良くなったから、どの木の実は美味しい?とか、今度、クッキー持ってくるとか、そんな話をしていた。 最近、旅人であり、相棒みたいな女の子、サクラちゃんは忙しいらしいから、話し合いてがいなくて暇だったんだ。 リス「キュキュ」 「それでね!」 そんな会話をしているときだった。 (、、?。なんだか、いい匂いがする。) 意思関係なく甘い匂いの元へ歩いていった。 〜私の母?〜 (ここは?) 甘い香りに釣られて来てしまった私。 すこし暗い林たち。 意識がはっきりした時には、私は辺りを見渡していた。 (まあでもいいや、能力を使って空を飛べば解決する。) 私が空を飛ぼうとして翼を出そうとするけど、、、 あれ? あれれ? (なんで翼出せないの?) いや、それだけじゃない。私が氷を出そうとしても、まず、能力自体が出せない。 嫌な予感がする。 鈍感な私が直感した。 寒気がして腕をさすっていると、、、 ???「お待ちしていましたよ。モモネさん?」 と、わたしに声をかけてきた黒いマントの人。 わたしは、この人たちを知っている。 私のことを悪だとか、奪うとか、そんなことを言ってきた人だ。 おそらく、ブラックチームの人たちって言っている。 今の状況と初めて黒いマントの男性と会った時とは、すこし違う。 まず、男性が近づいても頭痛がしないこと。 これは、ユリアンって言う治癒の薬。 副作用のない優しい薬なんだ。 わたしは、体に毒植物を自ら食らって免疫をつけている。 元々免疫もついているけどやっぱり、しばらく動けなかったり、無傷っていう訳じゃないから、少しでも早く回復するように食べている。 今では血反吐も吐かなくなってきているんだよ。 みんなには止められているんだけどね。 って、そんなことよりも。 それと、今と前回では違うのは、前は1人だったけど、もう1人いるってこと。 黒いマントは相変わらずだけど背が小さいしよくわからないブローチもつけている。 「、、、あなたたちは誰?」 男性「ブラックチームの1人、ブラックだ。」 名前を初めて名乗った。 しかも、ブラックチームって! もう1人「わたしもブラックチームの者よ。」 もう1人の黒いマントの人は、女の人だ。 私とも少し背が低い。 「わたしはモモネ。私がまた悪っていじめに来たの?」 男性「俺はお前のお母さんについて教えてきた。協力して欲しいから目を覚まさせるんだ。」 お母さん?目を覚まさせる? 何を言っているかわからない。 「、、何を言っているのかわからない。まあでも座って。立つのそんなに好きじゃないから。」 そう言って私と黒いマントの男性、ブラックと女性は座った。 今は殺気がないし、ここでは能力が出せないから大丈夫だろうとの判断。 もしもは私が洗脳されたとか私が裏切っても、サクラちゃんやレンくん、ダイさんやアンナ、ルルちゃんが私を倒してくれる。 もしもの時は、もしもだ。 ブラック「あなたの母親は、サルネラ。悪魔の国の女王です。」 そう言ってあるものを地面に置いたと思ったら光出して何かを映し出された。 女王だ。ツノの生えた女王って感じだ。 姿はあんまり似ていない。 けど、白いメッシュや深紫の髪はいっしょ。 でも似てない。 瞳も顔も、耳も。 「これが私のお母さん?全っ然似てない。」 ブラック「それはそうでしょう。あなたは、お母さんの性格。能力を受け継いでいるのですから。似ているのはお父さんですよ。」 そう言って今度は女の人ではなく男の人。 「あ!似ている!」 私とすごく似ている。でも、どう見ても人間。 もしかして、 「私、猫人科じゃなくて、魔人と人間のハーフだったんだ。」 猫人科とハーフは全然違う。 猫吹雪だと思っていたけど、ハーフ、、ん? 「いや!違う!これ!お母さんじゃないですよね?だって、この人、猫の要素ない!氷龍と雪人ですよ!」 猫の要素が全然ないんだけど! お母さんもだけど、お父さんも。 わたしはなんで猫のDNAが入っているの? ブラック「それは不明です。必死にザンカルヤの娘を探して13年。まさか猫人科だったなんて、思いもしません。」 女性「、、、予測ですが、おそらく自分の娘の行方をくらましたかったのでしょう。なので、わざと猫のDNAを打ち込んだ。理由は、」 「?」 そう言って黙って顔を上げる。 これは、 (上だ!) 私が素早く後ろにジャンプすると、バン!と地面だ割れた。 巨大地震が起きたみたいに接触した部分が地割れしている。 やっぱり、攻撃を仕掛けている。 ただ妙。 殺気が感じない。 女性「、、、フッ、大丈夫よ。すこし痛いことをしたら、思い出すかと思って。」 「、、?、、!?」 (まっまさか、もしかして、私が記憶喪失なのを知っている?) 当然だけど、私が記憶喪失って知っているのは、サクラちゃんとリーダーだけ。 サクラちゃんにこっそり言ったら、 「うん。知ってるよ。」 と。 そしてリーダーは、 「みんなは知らないけど、僕は知ってるよ☆」 とチャラく言った。(←ひどい) だから、知らないはずだ、け、どー。 「、、なんで知ってるの?」 女性「それは言えません。でもあなたが記憶喪失なことを知っている人は、多いと思いますよ?」 うん?そういうものなのか? わたしは、な、なるほどと頷く。しかない。 じゃあ、わたしの正体は、悪魔の国の女王の娘ってこと? 「悪魔の国ってなんですか?それと、私のお母さんって一体?」 女性「まず、悪魔の国と言うのは、戦いの神の集まりの国。悪魔と言っているけど、穏やかですよ。悪魔っていうのは、ずっと昔に住んでいた住民が悪魔たちが多いので、悪魔の国と言っていただけです。今では別名、穏やかな国とも言われるほど。昔からそうでしたが、さらに、環境が良く立ったのは、サルネラのおかげです。」 そう言って、語り出した。 、、、私のお母さんのことを。 ~悲劇~ 悪魔の国のある昔。王が死に、王の娘、サルネラ、当時14歳が王女となった。 その女王は、小さいながらも、大人の心を持っており、普通の少女だった。 純粋で頭が良く、小さいながらも、皆は若き王女に従っていた。 王女は、魔人の女。氷龍、雪人のハーフ。 それは美しく。悪魔の祖父の血を濃く受け継いでおり、髪は深紫。瞳も真っ赤な瞳。 成長すればするほど、それはものすごい美形な 女王へと育った。 女王が20前の時、まだ17の青年と出会った。 その方は、笑顔が優しくおだやかな人間。 人間界でも人気があるお方。 森で出会った2人は惹かれ合い、結婚をすることに。 女王や青年は、大人になっても純粋な少女、青年のようだった。 近くで話を聞いていると、なんとも幸福感があるほど。 それから女王が32。青年は29の時、悲劇が起きた。 忍びだ。 穏やかな国は、環境、食料、財産全てが整っていた。 そんな国を自分の物にしたいとは、一度でも思うもの。 そんな人間や魔人達が乗っ取りにやってくる。 女王は穏やかで純粋なため、簡単に裏切りの忍びも信じ込む。 女王は疑うも、処刑も、死も分からない。 純粋な女王は、何も知らない。 国が滅びる日、女王は、最後に愛してる青年にこう言った。 周りは、戦いの神の冬眠最中に、森に火をつけられ、森、さらにお城は火の海。 暑くもがきながらも、焼かれながらも、こういった。 「せめて、私の娘は見つからないようにしてください。あなたと、逃げてください。私はこの好きな国で最後を待ちます。この国の住民に、償いをしなければ。」 そう言い、娘と夫は行方をくらました。 ある焼けた城からも、焼けた戦いの神々達。 それでも、娘、夫の死体はなかった。 〜それは違う〜 私はショックで声も出ない。涙も出ない状態になってしまった。 「、、、そんな事が、、、今は、悪魔の国は、なくなっているんですね。」 女性「、、、、おっしゃる通り。」 ブラック「なので、あなたには、早く目を覚めて欲しいのです。」 私は、は?と思った。 ブラック「あなたは、戦いの神の子孫です!今では、荒い心の戦いの神や、冬眠中の戦いの神しかいません。あなたが力になってくれれば、私たちは救われます!」 「な、何を言って!私は、そんなことは知りません!だいたい、それが本当の話しか分かりませんし、しかも、今私が所属しているチームはライトチームです!敵対しているチームのこと、信用出来ません!」 ブラック「目を覚ましてください!あなたは、悪魔の一族でもある!悪魔なんですよ!悪!ライトチームは天使に近いチーム!私たちのチームが確実にあっているんです!」 「嫌です!悪魔なんか嫌いです!」 そんなことを繰り返していると。 女性「まあまあ、少し落ち着いて。まず、私達の力をお披露目致します。よく見ていてくださいね。対戦はあなた。」 ブラック「(小声)む、無茶ですって!こんな奴と戦ったら、体バラバラですよ!」 女性「フフ。まあ見てて。」 私が戦闘姿勢で構え、相手を睨んでいると、 深く被っていたマントを履き捨てた。 髪は金髪、しかし、桁の少し短いワンピースは真っ黒。 顔はにこりと笑った仮面で分からない。 女性「では、はじめます。」 一瞬の出来事だった。私は今、何が起きたか分からない。 気がついたら腕から血が大量に出血していて、激痛くて動かせない。 ううと言いながら気にしゃがみこんでいた。 ブラック「、、?!」 女性「ふふ、やっぱりね〜!あなた、記憶喪失だろうなと思ってたの〜!」 (?!) 口調が変わった。なんだか、怖くなってきた。 こんな人、歯が立たない。 ブラック「は?なぜ攻撃しなかった!悪の子!」 女性「それはね、ただ単に弱いだけよ。」 そう言うとふふふふふと笑いながら私の顎を軽く持ち上げる。 それが怖くて話すことも出来ない。 女性「あなたは、今、人間のハーフの姿で戦っている。そりゃあ、戦闘能力が高くたって、私たち特別な訓練を受けている人間には叶わない。今のあなたは、悪魔の力を使っていない。当然でしょ。本来の姿じゃないもの。」 ブラック「は?記憶喪失だったのか?!俺はてっきり。」 女性「あなたは、すーごく強いの。私だって、内心ヒヤヒヤだったのよ?瞬足で殺されるかもって。本当は悪魔の力を秘めているんじゃないかって。」 「私は!そんな、セコいことをし、ない!」 頭がクラクラするけどここで気を失えば何されるか分からない。 女性「でも、もう悪魔の力に目覚めてもおかしくないのにねえ〜。なんか所々ない?血が飲みたいとか、角が生えた日があったとか、色々。」 そういえば、あった。 私があの時、巨大ランチュラと戦った時、ランチュラの目の反射で、目が片目瞳が赤くなっていたこと。 いつしか、血が欲しいと思ったこと。 でも、目はそういう風に見えたり、血が欲しいは、飲みたいの意味では無いかもしれない。 悪魔のちからって言うのは、多分お母さんの能力が覚醒する意味だと思う。 女王「まあ?あなたは、悪魔の力に目覚めたら、悪魔になると思う。残酷になると思う。」 どういうこと? 女性「まあ、うち達のところに来て欲しいわけよ。」 「あなたは誰?」 女性「うち?うちは、サキ・クラクキコだよ♡」 最初の落ち着いた女性ではなく、怖い小悪魔みたいな少女な口調になっていた。 サキ「あははー☆もしかして、口調が違くて困惑してるー?その理由はねー?これー!このマントを被ると別人みたいな考え、声の声帯、言葉の癖や口調になるのー!」 それ。悪魔アイテムの別人マントじゃん。 そんな時だった。 「ぅぅぅぅ!」 頭が割れるように痛くなってきた。 腕よりも凄く痛い。 サキ「はあー。やっと記憶戻るのかしら?」 ブラック「おい。こいつが記憶喪失だなんて聞いてないぞ?」 (っ!) 今だ! 私は体内から氷の針を作り体内から勢いよく飛ばした。外に触れた瞬間、溶けながらも勢いがあり女性は速やかによけたがブラックにフードがかすった。 ちらっと、髪だけ見えた。 (見えた!) 私はえ?と思考がフリーズした。 (動かなきゃ!動かなきゃ!) そんな願いも虚しくピクリとも動かない。 結構な難易度の高い、体内で能力を使い事。 外側からは何も出さずに体内に作り込む。 体で尖った氷を作るんだから、痛くないわけがない。 だから、もしもの時にしか使えないし、命を落とす危険性だってある。 サキ「まあ、今日はこれくらいにしましょう。」 マントを再び被ったサキさんは最初に会った落ち着いたサキさんに戻っていた。 サキ「じゃあ、また。あと、」 サキはそっと私に耳打ちをした。 私は目を見開いた。なんで? そうして2人は消えた。 それよりも、私は、驚きが隠せない。 まず、さっきの耳打ちの内容。それと、マントのブラックだ。 だって、ブラックは、ーーーー 〜緊急事態〜 うう、腕がキリキリする。 腕を見たいけど見たくない。 せっかくの白のワンピースが赤く染まっている。 ガサ (?!) なに! 私の前には、 ーーーールルさんがいた。 クールなルルさんらしくなく、心配そうなルルさんはわざわざしゃがみこみ私の腕を優しくつかみじっと見ている。 白い肌。冷たい体温。爪はちゃんと切っているんだ。 ルル「何があった、と、言いたいところだけど状況的に察しているわ。」 「え?」 ルル「追われているチームに殺されかけたでしょう?」 「う!殺されかけたって、滅相もないですよ!あ!あと、新たな情報を伝えますね!私を襲ったり、悪だって言っていた黒いマントの人は、やっぱりブラックチームでした!しかも、今日は2人でした!」 ルル「はいはい。今『モモネ』は重症なのよ?腕にこんなに出血しているわ!ちょっと染みるわよ?」 そう言ってすっごく染みる痛い液体状の薬を出して傷口に垂らそうとしている。私はワンピースを口にくわえて目をギュッとつぶった。 前回にこと薬を垂らされた時に痛すぎて叫んじゃってレンくんに心配されたのを思い出す。 ちょんと垂らされた。やっぱり染みるし冷たくて痛いけど、前回に痛みを覚えたから、へいき! ギュッと目をつぶっていたら、 ルル「、、、かわいい。」 と言ってきた。 (??) (どうしたの?) ルル「あ!なんでもないわ。すぐ終わらせるから。」 叫ばずなんとか耐えた私は腕を見ると綺麗に包帯を巻いてくれていた。 「ありがとう!」 に!と笑ったら、また。 ルル「かわいい、、」 とため息みたいに言ったからびっくりした! (どこが?綺麗なのは、ルルさんじゃん!) ルル「、、さんずけじゃなくていいわ。私も、あんたじゃなくてモモネって言うから」 そう言ってパン!と頬を両手で叩いてビビった私の怪我をしていない腕の方を引っ張った。 (あ!そういえば私の事、モモネって言ってくれてる!) 「じゃあ、私はルルさんじゃなくてルルちゃんって言う!へへ!助けてくれてありがとう!助かったよ!」 そういうと真顔で ルル「、、かわいい。(小声)やっぱり、レンにはもったいないとおもうけど、、、」 「レンくん?なんでレンくんが出てくるの?」 ルル「なんでもないわ。私、言ったこと、なかったんだけど、、」 〜まさかの2人は〜 ルル「私、言ったこと、なかったんだけど、私。レンの双子の姉なの。」 私はへ?と固まっている。 「うへ?!ほ、本当?だって、髪色も、性格も顔も能力も違う!」 ルル「ふふ!ほんとよ。私たちが似てないのはお母さんとお父さんの血をお互い片方に強くひいたからよ。ほら。これがお母さん。」 そう言って見せてくれたリーダーともう1人の女性。その女性がとってもルルちゃんに似ていた。 「すっっごく似てるねぇ。そういえば、レンくんとルルの瞳。同じだ!」 レンくんの瞳は緑。ルルちゃんは能力を使うと左の目だけ白くなるけど普段は緑。 なんで気づかなかったんだろう。 「あ!そういえば、ルルちゃんのお母さん。白い瞳だ!」 ルル「そうね。レンはお父さん似で私はお母さん似。先にお腹から出たのが私だから私が姉なのよ。」 へぇー。 レンくんが双子。しかも、美人な双子のお姉さん、、、 うらましいなあ。 「だから、ルルちゃんはお父さんの付き添いなんだ。お母さんはどうしたの?」 ルル「、、、分からないわ。でも。どこかにいる。絶対ね。」 「、、そっか。」 家族、か。 私はねえねえとルルちゃんを呼びかける。 「私が、ライトチームに敵を回すようなことをしたら、私をやっつけて欲しいの。」 ルル「は?な、何を言って」 「あはは、もしもの話だよ。でも、今の私がいるのはサクラちゃんのおかげ。だから、サクラちゃんとサクラちゃんの居場所を奪いたくないの。だから、お願い。もしもの時は、よろしくね。」 それから気まずくなってしまった。 ごめんね。でも。 (なんか、嫌な予感がするのは、気のせいじゃない気がするな。) 私は、まだ分からない事だらけ。 でも、家族がいたのは確か。 そういえば、使い魔の話をしていなかったね。 使い魔は、もう1ヶ月も経っているのに、まだ赤ん坊のまんま。 リーダーに聞いてみたところ、原因はあまりわかってないけど、使い魔は主人の心を栄養分にして育っているから私の心の養分が足りてない。 詳しくは、優しい心のオレンジ。悲しい心の紫。強い意志の心緑。そして復讐や闇の心の黒。 この4つの心の養分があってそれぞれが違う。 人によるけど優しい心の持つ人は、使い魔は優しい心を栄養分として育って、優しい心の使い魔が生まれるみたいな感じだ。 私もそこまでは詳しくはないけれど。 なんだか、私の心の中に、大きな時計式のネジがあって、ずっと動かなかったうば車が、動き出した気がする。 なんだろう、何かが起きる気がする。 サクラ「、、ネ、モモネ!」 「は!」 〜裏切り者は〜 えーと、えーと、私、何してるんだっけ?! サクラ「大丈夫?今はレンさんとダイさん、アンナさんに、ルルで会議をしているのよ?」 (ああ、そうだった。) なんだか、考えすぎていたみたい。 アンナ「大丈夫?休もうか?」 私のことを好きだと言ってくれたアンナ。 元はかっこいいから、接し方が時々分からなくなることがある。 でも、私は正直いって、そういう好きか分からない。 私は笑顔で告げる。 「いいえ。大丈夫です。私は元気です!考え事なので、気にしなくても大丈夫です!」 そういうとぅぅ!と言いながらうずくまるアンナ。 「え!ちょ、ちょっと、大丈夫ですか?」 アンナ「、、、モモネがかわいすぎて心臓が破裂するかもしれない。」 え!ちょ!ちょっとそれはおおげさ、 ルル「あー、それ、すごく分かります。可愛すぎて時々食べたくなりますよねー。」 えええー!! そう思って固まっている間にサクラちゃんやダイさん、レンくんまでも頷いている。 いやいや!そんなこといらないって! ダイ「はー!楽しかったー!じゃあ、これで会議はおしまい!もうすぐ解散あと1ヶ月だからな!今のうちにいい思い出作ろうぜ〜。」 そう言って部屋から出ようとするダイさんにまって下さい!と声を上げる。 みんなびっくりしていて私を見ている。 「、、、ダイさん。何か、言うことはありませんか?」 ダイ「んー?特に、ないと思うけど」 「ありますよね。」 途中で声を遮る私の声が思ったよりも低い声が出た。 「私、見たんですよ。ブラックチームのブラックさん。ダイさんですよね?」 そういうと同時に周りの空気がピキ!と張り詰めた気がした。 私は見た。 あの場面を思い出すように目を瞑る。 〔見えた!〕 え?あの髪色、 ダイさん? あまりのことに、声も出せない。 思考も止まってしまった。 だって、ブラックは、 〔ブラックは、ダイさんだもん。〕 私は目を開ける。 そして睨みつける。 ダイさんも私を驚いて見ている。 「、、、ちゃんと、説明してくださいね?、、、ダイさん。」 おまけ サクラ「ちょ!どうしたの!その傷!包帯?!」 アワアワしているサクラちゃん。 「あー。少々的と戦ってこうなりました。」 サクラ「もーう!絶対無理しないでね!体がすごくじょうぶってわけはないんだから!」 私ははい。わかりましたと言う。 サクラ「それにしても、包帯はどうしたの?」 「え!なんで私が巻いてないってきづいたの?もしかして、私のことよくみて」 サクラ「え?だって、明らかにモモネが出来なさそうじゃない。」 うう! わかってはいたけど、なんだか苦しい。 「、、ルルちゃんだよ。」 サクラ「だよね!」 私は渋々答えた。 サクラ「あら?いつの間に、ルルをルルちゃん呼びにしたの?」 「私は経路を話した。 サクラ「そうだったのね!じゃあ、仲良くなれていたみたいでよかったわね。」 私は大きく頷きながらうん!と言う。 それにしても、私の使い魔はいつ喋れるようになるんだろう? 「サクラちゃんの使い魔はいつ喋れるようになったの?」 サクラ「1年よ。」 「1年?!」 予想もしなかった答えにびっくりする。 サクラ「あー、リーダーはね、短気だから長い間待てなくて、自分の使い魔を1年から1週間に喋れるようにしたのよ。だから、1週間は早すぎよ。」 ええ リーダー、それって、大丈夫なのかなあ? サクラ「だから、心配ないわ。長めに待ちましょう。」 リーダー、どんだけせこいの? 私はそんなちょっと失礼なことを思ってしまったのでした。 お知らせ 『希望は必ず。』の第1章をご覧いただいてありがとうございます!実は、第1章、2章、3章として区切りたかったのですが、ちょっとしたイタズラ心で秘密にしていました。😝❤︎ 第1章、~記憶の無い少女編~です! これからの希望は必ず。の2章、 第2章、〜新たな敵、裏切り編〜です! それと、第1章、〜記憶の無い少女編〜の、あらすじを書きます! 私が今まで書いていたのは、モモネちゃん目線でしたが、そうではなく、語り手みたいに書きます! ~あとがき~ 皆様へ、 こんにちは!Moです! お久しぶりです〜! 遅れてすみません! お知らせに書いてあるあらすじ、そして次回予告を書きます! 皆さんは、誰推しですか?良ければコメントよろしくです! 私はみんな大好きです! そして新登場の新たな黒いマントの女性、いや、女の子?が出てきました!ええ!あの不気味な黒いマントの男性、ダイくんなの〜! モモネちゃん!詳しく!(⇽笑) はい!茶番は終わりにします! そして、新作、『解決部!』も、書きます! 『私、初めての恋をします。』も書きながら、新エピソードも書きますぞ! あああ!なんだか早く書きたくなってきたーー!!! どんどん寒くなってきているので、風邪を引かないでくださいね!って、最近あとがきに書いている気が、、、 2024年、あけましておめでとうございます。 辰年だ!(実は、弟辰年生まれです。) それでは、またです! ばいばっい!(←思いっきり先輩に怒られんぞ!) Moより。
私の推しが、可愛すぎ 三
私、仁奈。中学1年生だよ。 隣にはアイドル的の存在『桐村兄弟』引越ししてきたんだ。 私は、2人の憧れだから、ドキドキしてって、え?!弟も!? 弟達にもドキドキしっぱなし!困っちゃう! 今回は、『桐村兄弟』たちとパーティーへ!? メイクをしている私に『桐村兄弟』たちの様子がおかしいの!なんで?私の幼なじみもいて?? エピローグ 颯太 君は、いつもだれにでも優しくて、なんでも出来る男の子。だけど、ときに暴走してしまうらしい 大丈夫だよ。私が止めてみせる だから、私をみて 登場人物 主人公 朝比奈 仁奈 中学1 地味な格好をしているが、実は、超絶美人。 頭が良くて、成績優秀な、内気な女の子。でも、心が強く、家族思い。 4年生からモデルを目指している。 『桐村兄弟』ファンで、推しはお兄ちゃんの夢。 桐村 夢 長男 中学1 マイペースで、ふわふわ系男子の双子の兄。 成績優秀、スポーツ万能、ゲーム得意、料理得意。 実は、見た目と裏方に喧嘩がめちゃくちゃくちゃ強い?! 桐村兄弟のモデル。 夢は映画俳優。 桐村 準 次男 中学1 クールで、ツンツン系男子の双子の弟。 成績優秀、スポーツ万能、ゲーム得意。 ファッションにうるさい。夢と弟たちを1段と思う男子。 桐村兄弟のモデル。 夢は歌手。 桐村 大河 三男 小学6 父と母の死を引きずった颯太の双子兄。実は、コンピュータが上手い。 準に似ている。 女子苦手。 夢はプログラマー。 桐村 颯太 末っ子 小学6 長男の夢並にしっかりとした大河の双子弟。 みんなに優しいおっとりした性格。 家族を貶されると暴走してしまう?! 夢に似ている。 夢は医師。 海成 由美 中学1 仁奈の親友。小学5年生から仲良くなった。 気が強く、さっぱりした性格で仁奈の頼りになる存在。 美人だからモテるけど男子に興味が無い。 仁奈ことが好きな人は敵対している。 〜桐村兄弟の初登校!〜 私たちが、パーティー、、、 何度思っても実感がわかない。 私、仁奈。普通の中学1年生。 私はみんなと朝食を取っているの。 みんなって言うのは、あの大人気アイドル、『桐村兄弟』だ。 『桐村兄弟』って言うのは、美形な双子のアイドル、モデルとしても有名。 双子の名前は、桐村夢くん、準くん。 夢くんが長男で、準くんが次男。 私が彼らを知ったのは、キャンデェーキャンデェー雑誌ことキャンデェー雑誌だ。 キャンデェー雑誌って言うのは、一般的に、小学生の高学年から高校生くらいの人に人気な雑誌。 専属モデルや、人気なアイドルグループ、コスモやファッションに関して載ってるよ。 私は『桐村兄弟』の大ファン。 秘密にしているんだけど、私は夢くん推し。 夢「どうしたの?仁奈。ずっと黙っているけど。具合悪いの?」 すっと夢くんの手が私のおでこに触れた。 夢くんの手は熱帯びてて大きい手の平。 熱は無いけど、心臓が止まりそう! 私は勢いよく椅子から立って大丈夫だよ!と食器をキッチンに持って行った。 良かった、ちょうど食べ終わっていたから、お皿の上は空っぽ。 そんな彼がなぜ私の家で食事をしているかと言うと、なんと、隣の家に兄弟たちが引っ越してきたんだ。 しかも、それだけじゃない。 颯太「わあ!仁奈姉ちゃん。食べ終わるの、早いね!」 大河「お前が遅いんだよ!」 夢くんと似たひとりの男の子が言ったら、準くんと似たもうひとりがツッコんだ。 そう、双子の兄弟に、弟たちの双子がいたんだ。 あはは。分かりずらいよね。 言えば、お兄ちゃん組の双子。長男、夢くん、次男準くん。弟組の双子。三男、大河くん、末っ子、颯太くん。 こう言うと、わかりやすいかな? そう、双子にまた、美形な弟双子がいたの。 お母さん。頑張ったんだな〜。 今日は、4月27日月曜日、午前の7時20分前。 私の学校に、初登校するんだ。 みんなは転校生だよ。 うう。さっき夢くんに指摘された元気がないは、実は、心当たりがある。 それは、妬まれないか、だ。 さっき言ってたけど、この4つ子たちは、人気者だ。(前の学校でもそうだったみたい。) まず、お兄ちゃんの双子たちは、芸能界に出ていて、たぶん学校のみんなも知っていると思う。 弟たちも、学校が違うけど、美形だし、性格もいいし、勉強も出来てるから、モテるだと思う。 私の通っている学校。星宮中学校は、制服が可愛いで有名。 他にも、幼稚園、小学校がある。 幼稚園は違ったけど、小学校は、星宮小学校だったんだよ。 しかも、星宮小学校と中学校は、徒歩10分くらいの距離しかないから、近いし、中学生が小学校に行っても、小学生が中学校に行っても特に言われない。 でも、少人数じゃないと行けないし、よっぽどの事が無い限り学校に入れないし、先生の許可が必要だから、行き来はできないんだ。 でも、夢くんたちは、兄弟だから、会いに行っても大丈夫かな? 今着ている制服は夢くんと準くんにすっっごく似合っていて、柄が一緒なのに本当に星宮中学校の制服?と疑っていまうほど。 こう言っちゃ失礼かもしれないけど、夢くんたちは、スタイルがとてもいいから、他の男の子とは少し違って見える。 もちろん、いい意味でね? 夢「は〜、初めての学校、緊張するな〜。そう思わない?準!」 準「、、、それはみんなもだ。」 私はみんなに微笑みかけた。 「私、星宮小学校出身だったし、星宮中学校だけど、みんな、優しいから心配しなくてもいいからね。気楽に挨拶してね。わ〜。みんな、星宮学校に通うのか〜。楽しみだな〜。」 準「そう言ってくれると楽しみだな。」 準くんが言った言葉にみんなうんうんと同意する。 私がニコニコしていると、 今度は、夢くんが固まっている。 、、、私を見て。 しかも、ほんのり頬が赤いような? 「夢くん、どうしかの?固まって。」 夢「!、あ!ううん。なんでもないよ。」 そう言いながらまた残りわずかのご飯をかき集め、 全部ご飯を食べた瞬間、机にバン!と伏せた。 準「おい!どうした!」 大河「び、びっくりした、、、」 颯太「もしかして、お兄ちゃん、風邪でも引いたの?」 私も心配で覗き込む。 夢「あーはは!考え事していたら、頭爆発しちゃってー、なーんでもない!ほんと!」 そう言うと、ご馳走様と言って、隣の部屋に行ってしまった。 「頭、痛そうだな。(小声)」 準「いいや、夢はあんなことで痛いとか思わん。夢は結構な石頭だからな。」 どうやら、私の独り言を聞かれたみたい。準くんが反応したんだ。 と、言うか、夢くん、石頭だったんだ! 意外だ! 準「あ、あと、決めておきたい事があるんだが、いいか?」 私がうん?と首を傾げた。 それは、私の名前の呼び方について。 いつも2人は私のことさんずけで呼んでいて、 もう隣同士だし、友達だから、さんずけは辞めたいの事だった。 「え?あ!うん。全然いいよ。確かに、2人は名前呼びと、お姉ちゃん呼びだったね。でも、全然今のままでもいいよ?」 準「いや、それじゃーな。」 大河「だってさ、最初に仲良くなったのに、未だにさんずけはダメでしょー。」 私は気いてしまった。 多分、本心で大河くんは言ってくれたのかもしれないけど、準くんは、私のママに言ってとか言われたのか、友達、として言ってくれてない気がする。 そりゃそうだよね。2人の前で『桐村兄弟』のファンとか言ってしまったもん。 なにされるか身構えちゃうし、近寄りずらいのもわかる。 夢くん達や、弟組の双子は仲良くしてくれているけど、みんなに比べて人を疑うというか、用心深いというか、家族に危害は加えないか、とかそういう風に思っているんだろうな。 でも、そんなんじゃ、ダメだ。 ファンだからとかじゃなくて、ただ単にお友達になりたい。 よーし、じゃあ、仲良くなれるよう、程よい距離でお友達になろう。 、、、みんなに危害とか、危ないことはしないよって安心させるために。 準「これから、仁奈さんじゃなくて仁奈って呼ぶわ。大河は、姉ちゃん付けか?」 大河「バカいえ。俺は颯太じゃないんだ。年上だろうが関係ないからな。」 準「いや、それ普通に失礼なんじゃ。」 「あはは。私は全然構わないよ。」 そんな会話をしている最中に、そんなことを誓った。 ~いつもじゃないdy 夢~ 僕は最近変なんだ。 なんでだろう。初めて会った時は、ちょっと心配だなとか、あはは可愛らしい人だなとか、特に変な感じはなかったけど、ある一言で僕をおかしくしたんだ。 あ、すみません。申し遅れました。 僕は桐村 夢、13歳の男です。 僕には弟がいて、1人が双子、もうふたりがひとつ歳が離れた双子の弟達。 僕はそんな3人から離れるとかの考えなんてない。 愛想が悪いふたりとちょっと僕に似てきた末っ子。 そんな彼らが大好き!だけれど、思春期の僕には実は悩みがある。 それは、先程話していた女の子、朝比奈 仁奈だ。 仁奈は僕と同い年で、普通の女の子、でわないな。 優しいし、頭が良くて、なんだか守りたくなるような女の子。 それに、一昨日の土曜、みんなでデート(なぜか本人は違うと言っていたけど、、)しに言っていった時、なんやかんやで2人きりになった時、温かいジュースをあげてメガネが曇って、あ!いつもはメガネはしてないんだって! で、メガネを外した時の仁奈の素顔が美人すぎた。 なんだかビビっときたというか。 、、、ものすごく可愛かった。 僕は芸能人に何回とあったことがあるけど、彼女程の美人差さは、初めてだ。 大抵、今頃の女子たちは、ニキビーとか、肌荒れーとかきにしているときの時期だと思う。 確か、女子の幼なじみが言ってたなぁ。 でも、仁奈の肌は、シミひとつもなかった。 いや、顔立ちもすっごくいいけど、、 だから、いつも微笑まれると仁奈の素顔を思い出して挙動不審になってしまう。 なんだか仁奈を見ていると、顔が熱くなるし、いつも仁奈を考えてしまうし、直視出来ない。 だから目を合わせて10秒なんて不整脈に襲われる。 うーん。なんでだろう? その事でいつも悩んでしまう。 今いる場所は新しく住む家の中にいる。 自分の自室を開くとまだダンボールの中に自分の荷物がどっしり。 (後で、片付けないとな。) しかし、なんで、他の異性には無い特定の異性にこんなふうに思うだろうか。 僕は、仁奈が好きだ。もちろん、みんなも。 でも、それは、家族として? もしかして、 (僕は、異性として、女の子として好きって意味なのかな?) うーんうーんと考えた据え、、 (子供にはまだ早いし、高校生からって決めてるもん。やめやめ) そう思ってスクールバッグを持ったら下の階から 颯太「おにーちゃーん!もうすぐ行くよー!」 と声が聞こえた。 僕はふぅと深呼吸をして自室の扉を開けた。 「はーい!今からいくよー!」 〜夢くん〜 担任の先生「、、という訳で、皆さんは秘密にしてください。説明は以上です。では、自己紹介をどうぞ?」 夢「はい。桐村 夢です。長男です。皆さん仲良くしてください。よろしくお願いします。」 女子1「わあー!」 女子2「ねえ、やばいんだけど!」 女子3「きゃー!」 夢くんがぺこりとお辞儀をした瞬間、女子の黄色い悲鳴が聞こえた。 (やっぱり!予想通り!この状態で私の隣に引っ越して来ているって知られたら、何されるか分からない!) 私は恐ろしい、と思った。 と言うか、夢くんと一緒のクラスなんだ! 嬉しい反面、緊張が上回る。 一応、夢くんは私の『推し』ってことは、言っていない。 だって、せっかく友達になれたのに、その事をきっかけで気まずくなったり嫌われちゃうかもしれない。 それだけは、それだけは絶対にやだ。 な、何がなんでも隠し通そう。 担任の先生、吉川先生は私の横の席を指指した。 、、そういえば、隣、空席だったような? 隣を恐る恐る見る。 (やっぱりー!) 隣は見事に空席だった。 吉川「じゃあ、夢さんは朝比奈さんの席の隣ね。朝比奈さん。手を挙げて。」 私は恐る恐る手を挙げる。 すると、夢くんはこう言ったんだ。 夢「あ!仁奈、同じクラスだったんだ。よろしくね!」 その一言で、クラスの女子全員に、痛い目線。 目、目立ちたくないのに! 夢くんは憧れで大好きだけど、今だけはイヤー! 〜好きは色々?!〜 (ハー、色々あったな。) 今はお昼休み。 色々あったって言うのは、主に質問攻めだ。 夢くんの自己紹介の私の下の名前で呼んだ事、(しかも名前呼び!)に話したことのない友達に同じような質問をされた。 私は知らない、と答えたんだ。 だって、夢くんたちのプライベートのお話に発展してしまうかもしれないから。 私の性格では、断らなかれなかったり、強引にお願いされるとどうしても承知してしまうから。 この性格は早く治したいけどね〜。 強引な女子「ねえーでも本っ当になんもなかったのー?絶対なんかあると思うんだけど!いいから教えてーよお!あたし、夢くん推しなんだよ!みんなも知りたがってんじゃん!」 なんも無いよと言っても強引な女の子は正直困ってしまう。 ううーん。どうしよう。 由美「ちょっとー!あたしの仁奈を困らせないで!ほら!仁奈も知らないって言ってんじゃん!ちょっと、しつこいんじゃない?」 強引な女子「そ、そうだよね。ほ、本当に、なんもないの?ごめん!つい推しと同じクラスで舞い上がっちゃった!ほんと、ごめん!」 そう言ってぴゅうとどこか言ってしまった。 他の女の子もどこか気まずそうに見つめている。 一方、男の子たちは、知らんぷりをしていたり、気にしていなかったり、あきれたように私たちを見ていたりと、様々だった。 男の子1「でもさ、女子ってやっぱ強引な事あんよな。」 男の子2「それなー、朝比奈さん可哀想じゃん。」 ほ、私に呆れられていなくて良かった。 私は自分の地獄耳をあんまり好きじゃないけど、今は役に立ってるなと思っていた。 お昼休み、私は由美ちゃんと一緒にお弁当を食べている。 本当は、いつも由美ちゃんのお友達と一緒に交ざって食べているんだけど、そのお友達たちとも『桐村兄弟』の大ファンらしいから、今はほっとしている。 質問責めでせっかくのお昼休憩が無くなっちゃうからね。 多分、それもわかって由美ちゃんはあえて2人でお弁当に誘ってくれたんだろうな。 2人で『桐村兄弟』以外の話をする。 由美「ねね!この子同い年なのに大人びいててかっこよくない?」 そう言って見せてきた子は、『新人専属モデル、心 沙奈!』とと書いてある記事を見る。 あ!何を見ているかと言うと、キャンデェー雑誌の最後らへんのページを見ていたんだ。 その女の子は、神秘的な黒髪を持っていて、地雷系ファッションコーナーだから、ツインテールにしていて、黒と緑だけの衣装だけど、すっごくかっこいい。メイクは緑のアイシャドウと、左頬に黒のハートのシールを張っている。 「この子、本当に新人専属モデル?って思うくらい、かっこいいね!」 由美「でしょでしょー!あたし、推しになっちゃいそう!そういえば、仁奈の推しモデルなにー?あ!あいつら以外ね!妬いちゃうから!」 あはは。もしかして、あいつらって、桐村兄弟たちのことかな? 私は苦笑いをしながら答えた。 「私は夏目結亜さんだよ。」 由美「あー、わかる。あのシュール組の中のかわいい組、結亜推し!本当にわかるわー、かわいい顔立ちだもんね!」 色々出てきたよね。まず、シュール組は、8人の人気モデルたちがいて、可愛い組、ミステリアス組、クール組、お姉ちゃん組がある。 可愛い組は、夢くんや颯太くんみたいに愛想があって、笑った時のえくぼが可愛いんだ。 1人は日向 優奈ちゃん。歳はあんまり変わらなくて、ショートボブの可愛い女の子。ちなみに、シュール組の末っ子って言われてる。 もう1人は夏目 結亜さん。年が16歳。 元『creamsoda』っていうファッション雑誌の専属モデルでは?はすごく噂されていたなぁ。 本人は違うって言っているみたいだけど。 髪が長くて人魚姫みたいに可愛いの! ミステリアス組は、どこか不思議と思わせる女の子たち。 しかも、面白くて、名前は明かされてなくて、目元のところは仮面で隠されているんだ! 1人はKarちゃん。 黒髪にボブで、小悪魔みたいな女の子。 年齢不明。 ちなみに、Karちゃんは、結亜さんと、大人組、綾乃さんたちで仲がいいから、キャンデェー雑誌のYouTubeチャンネルではシュール組、仲良し三ラジオという題名でお話ライブをしている。 それだけじゃなくて、特に人気なシュール組の個人チャンネルをしていて、よく3人の個人チャンネルに仲良し三グループが出てきている。 多分、結亜さんとKarさんは同い年だと思う。 私もライブで仲良し三グループのお話コーナー聞いてみたけど、すっごく面白かった。 あ!お話が脱線しちゃったね。 ミステリアス組のもう1人は4ちゃん。 こちらも年齢不明で茶色の長い髪が美しく髪が整っているんだ。 一番体力がある運動好きの女の子! 大人組の1人、立花 綾乃様は、美しく18歳らしい。 ツンとしたお姉さんでかっこいいんだ。 もう1人が最年長でロックみたいにかっこいい18歳の専属モデル、崎田 小夜様。 クール組は、1人目、紗智子様! お嬢様モデルでカッコよくて、笑顔はあまり見せないの。カッコよくて素敵な17歳の専属モデルだよ。 そして、野咲心菜様。紗智子様と同じ17歳で黒髪のカッコよくて憧れの専属モデルさんだよ。 笑顔が神秘的で髪をたまにかき上げるけど、その姿がカッコよく、クールーデューティーなモデルさん! そんな彼女も好きだけど、なんと言っても、推しは夏目結亜さん!すっごく素敵! 由美「はあー。」 「?どうしたの?由美ちゃん。具合悪いの?」 急にため息をした由美ちゃんが心配になる。 由美「あたし、男子が好きになれない。」 突然、どうしたんだろう? 私も、みんなも知っていることなのに。 「みんな知ってるよ。」 由美「それは、そんなんだけど、あの男子に会ってから、興味が無くなったというか、好きになれないというか、、」 「え?それって、誰」 キーンコーンカーンコーン 誰?と声をかけようとすると、昼休みの時間が終わってしまった。 由美「やっば!早く行かないと、先生に叱られちゃう!行こ!仁奈!」 私もすぐお弁当箱の蓋をして廊下を早歩きした。偶然、教室と近かったから、大丈夫そう。 私も由美ちゃんも、次の授業の英語のセットを用意しているから。 それにしても、さっきの由美ちゃんの発言はなんだったんだろう? 由美『あたし、男子が好きになれない。』 由美『あの男子に会ってから、興味が無くなったというか、好きになれないというか、、、』 私は、ゆういつの親友はよくわかっていると思ってた。 けど、分からなくて、知らない由美ちゃんもいるんだと思ったんだ。 私はしばらく、ぐるぐると思考を回していたけど、答えは見つからなかったんだ。 〜誰よりも、1番は〜 放課後になり、帰り道、たまたま、大河くんと他の男の子と一緒に帰っていたんだ。 あはは。仲良くなってるなと思ったけど、 男子1「お前と弟、勉強やスポーツできるからって、調子こいてんじゃねーよ!ブース!」 私の地獄耳に届いた。 男子2「見た目はよくたって、中身が弱々し、女々しんじゃ、仲良くなれねーな。」 俺もー。僕もー。 と、酷いことを言われている。 一方、聞いている大河くんは、俯いて歩いている。 大河くんは、ちゃんとオシャレの勉強をして、また自信がつくかもって思ったことなのに、酷い。 しかも、大河くんは少し臆病な所がある。今も怖いに違いない。 これは注意しないと、と向かおうとしたら、 すっと隣に追い越されてしまった。 その追い越された小学生、颯太くんが大河くんに庇うように両手を広げた。 颯太「お前らの何がわかる!僕の兄はすごいんだ!ゆういつの家族を貶すな!ケダモノ!」 男子1「あ?」 男子2「なんだとてめぇ。」 そう言うと、颯太くんはきっと男の子たちを睨む。 颯太「、、、その腐った根性、たたきつぶしたろか?ええ?!」 私はびっくりした。 だって、争いを知らないみたいな穏やかな颯太くんがここまで言うなんて。 男子1「さっきからお前!調子こいてんじゃねーよ!」 そう言って拳を上げだした。 私は得意のかけ足ですぐに手を止めた。 他の男の子たちや、大河くん、颯太くんもびっくりしている。 「あなたたち、さっきから、近所迷惑になるし、あなたは手をあげようとしたね?そんなの、許されると思っているの?やってからじゃ遅いの。謝りなさい。それが出来ないのなら、鬼崖先生に報告します。」 私はそう言うとフンとソップを向いた。 男子1「で、でも、こいつらが!」 男子2「あいつ、鬼崖に報告するって言ってたよな?あの先生、ムチ持ち歩いててあれで叩かれんかもしんねーぞ!」 やばいと顔を青くし始めた男の子たち。 そう、みんなの言う、鬼崖 剛先生は、名前どうり、厳しい先生で、ムチで叩かないけど、怖がらせるために持ち歩いているんだって。 私も、その時怖かったな〜。 男子1「ご、ごめんなさい。」 ごめんなさい、とぞくぞく謝罪をしだす男の子たち。 そう言って走り去ってしまった。 颯太「な、んで。」 「大丈夫?みんな。」 「そう言うと、緊張が解いたのか、うわぁーんと泣き始める颯太くん。 一応、人気のない場所で2人にベンチに座らせる。 颯太「う、、うぅぅ、、、」 大河「ごめんな、俺、まだ昔のことがフラッシュバックして言い返せたくてさ。」 「大丈夫だよ。大河くん、何もされなかった。それは、颯太くんがお兄ちゃんを守ったからだよ。」 大河くんは、ヨシヨシと頭を撫でている。 私は背中をさすったりして落ち着かせた。 颯太くんはしっかり者とはいえ、末っ子で、お兄ちゃんに甘えたくなるものだ。 大河くんは、大丈夫大丈夫と落ち着かせている。 颯太「た、大河は、学校、行きたくないとか、い、言わない?」 大河「、、は?」 顔は見えないけど、多分、心配してあんなふうに暴走しちゃうんだろうな。 大河「はー、こんなことで身を引いてちゃ、弱っちいって思われちゃうからな。また学校言って颯太の倍返しするわ。学校は行く。だから、また一緒に学校行こうな。」 そう言って、安心したのか、ポロポロ出ていた涙は止まった。 「いやー、それにしても、颯太くんやるね、心配で暴走しちゃうんだって。かっこよかったよ。」 颯太「か、カッコイイ。」 そう言うと、泣いてた顔が、赤くなっている。 もしかして、見られて恥ずかしいって思っているのかな? 大河「ああ、また暴走したな。」 ううん? さっきの大河くんの言葉に引っ掛かりがある。 「え?またって。言ったの?」 大河「ああ、俺たちのことになるとすぐに暴走する。、、あれはまだ軽い方だ。」 え、ええ! そ、そうなの? 私はチラッと颯太くんを見る。 、、赤面だ。 う、嘘!本当に? それだけ、家族思いなんだなと思った。 、、、憧れるな。 颯太「ぼくは。」 大河「え?」 颯太「僕は、誰よりも、1番大好きなのは、お兄ちゃんたち。もちろん。仁奈姉ちゃんもだよ。」 そう言ってくれて、嬉しい。 なんだか、颯太くんって、 、、、、弟を持ったように感じるな。 〜パーティー当日!〜 あの出来事から、一週間がたち、日曜日の午後になる。私はチェック柄の緑の肩が出ているドレスを着た。なんだか、胸元とか、肩とか、スースーするな。 あまり気慣れてないからだろうか。 あと!人生初のメイクもしたんだ。前髪も切ったし、スッキリしているんだ。 鏡で見る私は、別人に見える。 髪はストレートで、アクセサリーは、バッグと腕まである白い手袋。 約束の時間。私は外で(と言っても、家の前だけど!)四人とママを待つ。 ママは携帯がないことに気がついて探しに行ってしまった。 しばらくすると。 準「きちっとしろよ。」 颯太「楽しみー!」 夢「僕も僕も!」 大河「子供かよ。」 夢「子供ですー!」 との声が聞こえてきた。 颯太「あ!仁奈姉ちゃ、ん?!」 私の姿を見てギョッとしている颯太くん。 大河くんも暗くても見開いているのがわかるし、準くんは、口をパクパクしている。 夢くんは、赤面で、な、なんだか、愛しそうに目をほそめている。のは、気のせいだよね。 颯太「に、仁奈姉ちゃん!すっごく美人!綺麗だよ!メイクって、面白いねー!」 大河「、、想像以上だった。」 準「オシャレして、損はなかっただろ?」 私は、メイクを、した。 けど、 「あはは!そう言ってくれてありがとう。でもね。私、チークとアイシャドウと、口紅しかしてないから、メイクをしているうちには、入んないんだよね。えーと、ナチュラルメイクみたいな感じかな?」 実は、お母さんがメイク道具の寿命や色々な粉に底が見えるほどなくなっていたから、そこまでメイクをしていない。 アイシャドウと、口紅と言っても、色がつく保湿リップなんだけどね、、。 みんなが言葉を発しなくなった。 「?みんな?」 そう言うとみんなはっとしたように、いつもの雰囲気になった。 夢「あはは!仁奈、メイクしてなくても可愛い〜。」 準「、、いいと思う。」 大河「これからはよろしくですね。」 颯太「一緒にパーティー会場に行けるなんて!夢みたいだな〜。」 夢「ん?呼んだ?」 大河「いやいやいや、どう考えても、会話的に違うだろ?」 そんな会話をニコニコと聞いていたら。 おい。と準くんに声をかけられた。 「どうしたの?」 準「仁奈、モデルオーディションに出てみないか?」 私が反応する前に彼は言葉を続けた。 準「今年の夏の中旬に『キャンデェーキャンデェー』の雑誌の記事にオーディション応募日がある。受けるんだったら、早い方がいい。」 え、ええ?! 思わぬお誘いに口をパクパクしていると兄弟の方へ行ってしまった準くん。 も、もしかして、オシャレ頑張っていたから、誘ってくれたの? 「あ、あの!ありがとう!」 みんな振り返って不思議な顔をしている。 ただ、準くんはフッと笑みを浮かべたんだ。 〜私と一緒に、、〜 ここは、『エンジェル公民館』 ちゃんとした招待状をスタッフさんたちに私、大きなホールに入る。 うわぁー!すごい! キョロキョロしていると、私のおばあちゃんと桐村兄弟たちは話がしているのを見た。 近づこうとした時、 ???「にーなー!」 後ろから思いっきりは抱きしめられる。 この声の音色と温もり。間違いない。 「、、しゅーちゃんでしょ!」 しゅーちゃん「せいかーい!」 そう言って私を解放してくれたしゅーちゃんこと柊太。(和月 柊太って言うんだよ。) 幼稚園からの幼なじみで小学4年生の終わりに少し離れた町に引っ越して閉まったしゅーちゃん。 私は嬉しくて、ついしゅーちゃんの両手を握る。 「え!嘘!見ないうちに大きくなったんだね!声帯変わった?」 柊太「もっちろん!本当に会いたかった〜!あ!あそこで一緒に飲みもの取ってこ!」 そう言いながら、グイグイ引っ張って行くしゅーちゃん。 声帯変わっちゃったんだ。 残念。と思いながら嬉しさをかみしめいた。 しゅーちゃんは性格が可愛いから、まるで弟みたいな感じなんだよね。 「このジュース、おいしいね!」 柊太「あはは!そうでしょ!お酒じゃない、カクテルだって!」 まるで自分が作ったのように良かったー!と喜んでいる。 それで、ありったけ話をした。もちろん。しゅーちゃんの引っ越した後のお話も聞いたよ。 颯太「仁奈姉ちゃん!」 そう言ってテクテク来てくれた颯太くん。 柊太「あれ?この子は?」 あれ?知らなかったのかなー? 少し離れた町に住んでいるから、よく伝わってなかったのかも? 「紹介するね。こちらが、桐村兄弟の末っ子、颯太だよ。しゅーちゃんの1つ歳下だよ。」 颯太「よろしくです!」 「そして、こちらが柊太って言います。私はしゅーちゃんって読んでいるんだ。」 柊太「よろしく。仲良くして貰えると幸いです。」 颯太「僕は、しゅーくんって呼んでもいーい?」 柊太「ああもちろん。君はどこに住んでいるのかな?」 颯太「仁奈姉ちゃんのお隣にたまたま引っ越して来たんだ!」 柊太「、、、、、、、は?」 颯太「?どうしたの?」 柊太「ふ、ふーん。そ、そっか。僕は少し離れた町の夕焼町ってとこなんだ。」 颯太「え??!!そうなの??!!あのクリスマスの時に木とかにライトつけてピカピカになるところ?」 柊太「ああ、そうだよ。」 颯太「わぁぁ、行ってみたいなぁー。」 柊太「いつか僕んち来てよ。それこそクリスマスに。あ!あと、お兄ちゃんたちの名前、うかがっていいかい?」 颯太「うん!まずね、双子のお兄ちゃんと、双子の弟って感じで、僕と、三男の大河は僕達双子。 そして、長男の夢兄と、次男の準兄が双子だよ。」 柊太「うん。なるほどね〜。ありがとう、颯太くん。」 颯太「こちらこそ!」 大河「おーい!颯太!挨拶だ!戻ってこい!」 颯太「あ!お兄ちゃんに呼ばれちゃった!」 柊太「ありがとう、また話してくれるかな?」 颯太「うん!じゃあまたね!」 たたたたと行ってしまった颯太くん。 「どうだった?賢くて、みんなフレンドリーな人たちだったでしょ」 柊太「ねえ、間違っていたら、悪いんだけど、、もしかして夢とか、準とかってさ、あの『桐村兄弟』っていうアイドルか?」 なんだか棘のあるしゅーちゃんの声に驚く。 な、なんか怒っているしゅーちゃん。怖い。 「そ、そうだよ!よくわかったね!」 私の青ざめた顔を見て、まずいと思ったのか、また、柔らかい雰囲気を出した。 柊太「まさか、仁奈が玉の輿を連れてくるなんて♥」 「わあわあ!そんなの!そんな喋り方!しゅーちゃんじゃない!」 柊太「あははごめんって、でも、仲良かったじゃないか。」 「仲は良くてもただの友達だよ。」 あはは。玉の輿だなんて、私、そんな偉い人じゃないし、、、 そんな会話をしている時、 準「仁奈」 夢「仁奈〜探したよ!」 とこちらにやってきた。 柊太「はは。どうやら、人気者の仁奈とお話できる時間はそんなにないらしいね。」 「あはは!そんな大袈裟な〜!」 そう言うと、しゅーちゃんは、耳打ちしてこう言ったんだ。 柊太「モデル、諦めんなよ。」 私は力ずよく頷きしゅーちゃんは、どこかへ行ってしまった。 親戚の女の子「しゅ〜うく〜ん。あたしと一緒にあっち行こ?」 親戚の女の子もう1人「はぁ?だめだめ!私だよ!」 (な、なんだか、人気者なの私じゃなくて、しゅーちゃんな気がするんだけど?) 夢「仁奈〜!もう!返事ぐらい、と、言うか、あの男は誰?」 う!かっこいいスーツ姿の可愛い推しに首を傾げる動作!あってないけど、ギャップがいい〜!! (は!ミーハーが出てしまった!) 「あ、あの男の子は私の幼なじみ、柊太くんだよ。と、言っても、家が少し遠くなっちゃって学校も違うけど。」 あはは、家が離れちゃうって決まった時は、布団に潜り込んで泣いていたな〜。 夢「ふぅ〜ん?ま、いっか!じゃ!帰ろ〜。」 そう言ってグイグイ私を引っ張る夢くん。 (あれ?夢くん。すごい強引?) チラッと準くんを見れば顎に手を当てうーんと顔をしている。 (やっぱり、おかしいのかな?でも、どうして?」 そんなことを考えているといつの間にか桐村兄弟とお母さんに合流して車に乗り帰ることに。 今、私の隣には、夢くんが座っているけど、準くんや大河くんの隣の方に顔を向けている。 私は1番端っこに座っていて、夢くんがソップを向いているからお話が出来ない。 と、同時に私は酔いやすいから、上を向いて吐きけさを間際らしている。 準「おい、天を仰いでいるが、大丈夫か?」 「あ、うん。少し酔いやすいの。」 大河「そんなんだ。気をつけて。」 夢「、、、気持ちが悪かったら、窓!開けてもいいからね〜。」 そう返してくれた夢くんは、少しぎこちがない、、気がする。 パーティーは楽しかったのに、夢くんの素っ気ない対応に私は、正直、怖い。 (、、、嫌われ、たのかな。) 心に黒い雲がかかったかのようなモヤモヤが、しばらく張り付いている。 私は、推しとか関係なく、あなたが大好きだから、嫌われたくないよ。 パーティーに参加できて、親戚やおばあちゃん、幼なじみのしゅーちゃんに会えて嬉しかったこと。綺麗な衣装を着れたこと、夢くんが強引になって少し素っ気ないこと。 全てが心にごちゃ混ぜになって、考え過ぎて疲れたのか、いつの間にか、眠りについていたんだ。 〜大きな誤解〜 今は、5月3日月曜日。学校の放課後。 夢くんとたまたま帰り道にバッタリ会い、一緒に下校している最中。 (なんだかきまずい!) 黙っていると。 夢「昨日話してた男って、本当にただの幼なじみ?」 一瞬誰だと思ったけど、多分。しゅーちゃんのことを言っているんだなの理解した。 「あの男の子とは、友達であっ」 夢「でも、『ただの友達』に言われても、うるさいとしか、思わないよね。」 私はすぐ理解した。夢くん達が声をかけてくる前に、私は、 『仲は良くてもただの友達だよ。』 、、、そっか。これで、夢くんは怒ったんだ。 私からしたら、男の子で、初めて友達になった人に、ただの友達。 なんで自分の立場で考えて言わなかったんだろう。 私って、大バカ者だ。 悔しさや、自分の醜さ、そして、相手に傷つけた申し訳なさで涙が出てきた。 「ご、ごめんね。」 夢「え?泣いてるの?そんなつもり」 いつの間にか、目から出てきた涙に、実は、驚いている。私は、あまり泣かないからだ。ここ2年間は、1回も泣いていないのに。 「私は、あの時そんなことを言った理由はね。茶化されたの。」 え?と言うと、首を傾げた夢くん。 「言い訳ってわけじゃないけど、あの時、『玉の輿を連れてくるなんて』って言われて、焦っちゃったの。夢くんにそんなことを思わせたくないと思って。」 夢「おお、結構大胆なことを言ったんだね。仁奈の幼なじみは。」 「傷つけたよね。私は、夢くんが大好きだからこそ、そんなことを言ってしまった。言っていいことと、悪いこと。あったよね。本当にごめんなさい。」 途中でヒュウーと冷たい風が私の髪をさらった。 寒いって感じるのは、いつ友達をやめると言われるかドキドキして生きた心地がしないせいかもしれない。 夢「え、え、今、僕のことを、、!」 「え?あ!違うの!いや!違くないけど!私は、友達として!」 そう言うとなにか引っかかった感覚がした。 (気のせい!気のせいだよ!) そう言うと、夢くんは私の手を両手で握ってこう言ったの。 夢「よく聞いて、僕は、友達やめたいなんか思っていない。悔しかったんだ。仁奈からして、僕は1番じゃないって。」 私は分からなかった。どうして夢くんは、私の一番じゃないのなら悔しいの? 夢「仁奈みたいに僕も仁奈が好きだ。でも。仁奈好きと違うかな。」 私はさらに分からなくなった。私の好きとは違う?そんなのがあるの? 夢「僕は、最近悩んでいた気持ちの名前がわかったんだ。それからは、真剣に、隠さないから。」 もうなにを言っているんだかさっぱり分からない。 「あ、あの。ごめん。本当に、何を言っているかわからな」 夢「わかってくれなくていい!ただ、『俺』、ちょっと、一定の距離をとるってことが出来ないかも。覚悟しといて?ね?」 「い、今俺って、、」 み、みなさーん。いまさっき、夢くん俺って。 夢「さあ?幻聴かも?」 そう言うとフッと笑った夢くん。 な、なんだか、年上に見えてきたきが。 そんな会話をしている時。 年上な金髪の男性「にぃーちゃーん〜。俺金欠でよぉ〜1万貸して♪」 明らかに不良みたいな格好の男性に声をかけられてしまった私たち。 金髪の男性以外にも、他に年上なおじさん達が絡んできた。 夢「、、僕に話しかけて来ないで。それじゃあ。」 そう言って、私の腕を掴み、一緒に歩こうとした時。 年上な金髪の男性「なぁなぁなぁなぁ、待ってくれよー。まだ動いていいって言ってねーんだが?」 夢「なぜ知らないあなた達の相手にしなきゃならないんですか?お金は、友人かご両親に聞けばいい話じゃないですか。」 年上な金髪の男性「てめぇ!黙って聞いてら!調子乗りやがって!」 そう言って拳をあげた男性。 このままじゃ夢くんに当たる。 、、そんなことを考え前に、不良達は倒れていた。うずくまっているようだ。 (何が、起きたの?) 夢「だから、知らない相手したくないんだよ。どんだけの加減か分からないんだもん。」 いつの間にか不良達を倒していた。 あの夢くんが、喧嘩に、強い?! 夢「、、怖い?当たり前だよね。」 そう言って俯く彼。 「そんなわけないよ!すごいよ!カッコイイよ!すっごく!これこそギャップ萌えだね!」 そう言いながら拍手を送る私。 夢くんは驚いた顔をして自分に指を指す。 夢「、、怖くないの?」 「まさか!尊敬するよ!人と戦える能力を持っているなんて!」 私が真剣に褒めると少し照れくさそうに頬をかく夢くん。 その姿が、年相応に見えたのは、内緒だ。 夢「行こ!早く帰んないと、夕ご飯遅刻しちゃう!」 「あはは!そうだね!一緒に帰ろ!」 自然と、手を繋いで帰る私たち。 小さい頃に、幼なじみで手を繋いで歩いたりはしたことがあるけど、まさか、夢くんと恋人繋ぎをしているなんて。 夢くんと、なんだか嬉しそうだしって言うのは、自惚れし過ぎだな。 でも、私は何故か嬉しいと思っている。 彼と出会ってから、こんな気持ち、知らなかったよ。 そういえば、私も夢くんも、誤解をしていたな。 私は夢くんに嫌われたと思っていたけど、1番になりたいって思っていてくれていたなんて。 でも、夢くんも、1つ勘違いしている。 それは、 (私にもよく分からないけど、私の心の1番は、夢だと思うな。準くんよりも、大河くん、颯太くんよりも、全然違う好きだ。 (よく、分からないけどね。) 心って難しい。でも、パーティー会場から帰った黒いモヤは消えてスッキリしているのは、確かだな。 何か、何かが始まる。何故か、そんな予感がした気がする。 〜あとがき〜 皆さんへ、 こんばんは!Moです!皆さん。あけましておめでとうございます✨㊗️㊗️ 皆さんは、何年生まれですか? 私は寅年です! そして、7月28日生まれなので獅子座です笑 (猛獣×猛獣!) 実はつい最近に気がついてお母さんが強い女だね!って笑われました。 (これって、いい笑いだよね?) 今回のお話は、恋に急接近なお話でした! ここで注目!な!な!な!な!な・ん・と・! 新エピソード!『解決部!』(←・異世界・ミステリー・コメディー)始めちゃいます! パフパフ!いぇーい!ホォーウ!(セルフ拍手) 少し、あらすじをご覧ください。どうぞ! ここは、天界。天界の神の卵たちの1人、サムエ・クリック。 みんなには、天才ウーマン美少女。だけれど、人は辛く当たる氷の女王、と、あだ名をつけられている。 ある出来事により、サム・レントにサブの仕事、旧部に入部、解決部に入れとしつこく勧誘される。 最初は嫌がっていたサムエだけれど、サムの前向きな性格、解決部のミステリーな次々と起こる事件。 退屈な日常をひっくり返す、ワクワクな毎日になるサムエは? です!私!ミステリー系大好きだけれど、書けるかな?! し、心配で仕方がない! み、みなさんも、応援、よろしくお願い致します〜 それでは、ハッピーニューイヤー👋👋 Moより。
私の推しが、可愛いすぎ 二
あらすじ 私、仁奈。中学1年生だよ。 隣にはアイドル的の存在『桐村兄弟』引越ししてきたんだ。 私は、2人の憧れだから、ドキドキしてって、え?!弟も!? 弟達にもドキドキしっぱなし!困っちゃう! 今回は、なんと『桐村兄弟』の弟、三男の大河くんとデート?!でも、そしたら夢くんたちがついてきて!? 初恋の物語!開催です! エピローグ 夢 私はあなたが大好き。だけど、みんなとは少し違う好き 私も、あなたみたいになりたいな。ずっと一緒にいたいな こんなふうに思うのは、あなただけだよ 登場人物 主人公 朝比奈 仁奈 中学1 地味な格好をしているが、実は、超絶美人。 頭が良くて、成績優秀な、内気な女の子。でも、心が強く、家族思い。 4年生からモデルを目指している。 『桐村兄弟』ファンで、推しはお兄ちゃんの夢。 桐村 夢 長男 中学1 マイペースで、ふわふわ系男子の双子の兄。 成績優秀、スポーツ万能、ゲーム得意、料理得意。 実は、見た目と裏方に喧嘩がめちゃくちゃくちゃ強い?! 桐村兄弟のモデル。 夢は映画俳優。 桐村 準 次男 中学1 クールで、ツンツン系男子の双子の弟。 成績優秀、スポーツ万能、ゲーム得意。 ファッションにうるさい。夢と弟たちを1段と思う男子。 桐村兄弟のモデル。 夢は歌手。 桐村 大河 三男 小学6 父と母の死を引きずった颯太の双子兄。実は、コンピュータが上手い。 準に似ている。 女子苦手。 夢はプログラマー。 桐村 颯太 末っ子 小学6 長男の夢並にしっかりとした大河の双子弟。 みんなに優しいおっとりした性格。 家族を貶されると暴走してしまう?! 夢に似ている。 夢は医師。 海成 由美 中学1 仁奈の親友。小学5年生から仲良くなった。 気が強く、さっぱりした性格で仁奈の頼りになる存在。 美人だからモテるけど男子に興味が無い。 仁奈ことが好きな人は敵対している。 〜特別な朝〜 ママ「仁奈ちゃ〜ん!起きて〜!」 下からママの声がする。 私ははーいと返事をしてから、2階にある洗面台へ、寝ぼけなまこで行く。 水で顔を洗うとスッキリして目もパッチリ! 私、仁奈!中学一年の普通の女の子。 私は歯磨きをして、前髪を伸ばし、クシで髪を整え、いつもの2つ結びをする。 今日の服は、どのワンピースにしようかな?あっ!今日は、大河くんと遊びに行く日だ!だから、可愛いワンピースにしよう。 メイクは、、うん、仕方ない。お母さんに相談するか。 大河くん。桐村 大河くんは、私の大好きな『桐村兄弟』の弟だ。 桐村兄弟は、大人気なアイドルでもあり、モデルでもある。 なんで弟を知っているかって? それは、 私の隣の家に『桐村兄弟』が引っ越してきたの! しかも、お兄ちゃん達とにて美形な弟たちもいて。 弟たちも双子だよ。 お兄ちゃん組双子の、長男。桐村 夢くん、次男。準くん。弟組の双子の三男、大河くん、四男(末っ子)の颯太くん。 しかも、夢くんと颯太くん(可愛い組)は、どことなく似ていて、夢くんは笑顔が可愛いふわふわした男の子。(仕草も可愛いよ!)颯太くんはおっとりとした可愛い男子。 準くんと大河くんは、(かっこいい組)クール系男子でかっこよく、男の子らしい。準くんは、クールそのもの、笑顔をあまり見せないのファッション好き男の子。大河くんは、クールだけど、少し臆病さもあって、本当は、ファッション好きだったらしい。微妙に、可愛い組は目元がほーんの少しタレ目で、かっこいい組は、切れ目。昔は、夢くんと準くん。すっごく似ていた。 私はオレンジのワンピースをきて1階に降りる。 今日は、4月26日、現在の時刻午前7時30分。 私はママにおはようと言う。 ママ「おはよう。今日は朝食手伝ってもらえる?大変で!」 「無理しないで!あ!私、このぐらいなら、できるよ!休んで!」 ママ「あはは、ほんともう。大袈裟なんだから!」 そう言いながら、私たちは、朝食の準備をする。 今日は、いや、今日からは朝食、学校のお弁当、お昼ご飯、晩御飯。 5~6人分のご飯の用意をする。 何故かと言うと、 ???「おはようございまーす!はわー!すっごくいい匂いー!」 「あ!夢くん!おはよう!」 それは、これからは桐村兄弟たちと一緒に食事をするからだ。 隣に引っ越してきた桐村兄弟たちの家は、ママが管理している家。つまり、下宿屋だ。 元々は、おばあちゃんの家だったんだけど。 そして、下宿人には、食事を提供することになっている。 桐村兄弟のお父さん、お母さんはいない。 それは、いけない。それ以上言っちゃだめだよね。 お金は親戚の人達が払っているから、4人の食事費や、生活費はこちらに負担は無い。 しかも、それだけじゃなくて、 『桐村兄弟』は、私の大ファン!今にも鼻血が出そう!! 特に推しは夢くんだよ。 さっき声をかけてきたのも夢くんだ。 私は、本当に『桐村兄弟』の大ファンだから見分けられる。 今では違うように見えるよ。 夢くんは、可愛いくてふわふわしている。仕草も可愛い。準くんは、クールで口数少ない。オシャレに1段厳しい。大河くんは、女の子嫌いで少し無愛想。まあ、仲良くなれたけど。颯太くんは、おっとりしていて気ずかい良く、可愛いけど、家族をよく思想ってる。 そんな彼らは個性的。 しかも、お友達になっちゃったし! 私には、唯一いる1人の友達、海成 由美ちゃんがいる。由美ちゃんは、すっごくモテる。 明るい色の髪に、可愛い顔立ち、目は大きくて瞳がこぼれそうなほど大きい。唇の色はピンクで形がいい。 性格はさっぱりしていて、勉強は苦手らしいけど、運動抜群!リーダーシップも取れるんだ。 告白現場をよく見るけど、由美ちゃんは、 『あたし、恋愛興味無いし、今は、友情に費やしたいから。』 とお断りしていて1回も誰ともお付き合いしていない。 私は、見た目地味だし、とにかく、目立ちたくない。絶っったいに! そんなことを考えていたら、夢くんがびっくりした顔で私を見ていた。 夢「え!一目見ただけでわかっちゃったのー?!凄いねー!見分けるの得意なのー?」 「あはは。私は小学4年生の時から2人のファンだったから、見分けるなんて、朝飯前だよ!」 私はえへへと笑顔を向けた。 それで夢くんとあははーと笑い返してくれる。 え!幸せすぎる! そして、 夢「仁奈の着ている服も似合ってる。」 とウインクして行ってしまった。 仁奈って、 夢くんと友達になってからは、仁奈って呼びすてで言ってくれるけど、可愛いい洋服を着ている状態でかわいいってお、大人っぽい! 男の子から初めて可愛いって! し、しかも、推しに、ウインクまでして貰って! もしかして、これは夢じゃ? 私はこっそり手の甲をつねった。 、、、本当に夢じゃなかった。 痛いけど幸せ。 私たちが笑いあっていると、次に、1人、2人と家に来て食事をすることに、、、。 颯太「あ!仁奈姉ちゃんおはよう!」 「うふふ。おはよう。」 大河「おはよう仁奈さん。」 「うんおはよう。」 準「おはよう仁奈さん」 そう言いながら皆食卓につく。 夢「大丈夫?なにか手伝ったりしようか?」 「それじゃあ、ご飯を運んでもらってもいいかな?」 夢「全然いいよ!」 そう言って夢くんと私はご飯を運んで席に着いた。 今日のご飯はナスの味噌汁に新米。 鮭とたくわんとか、色々、、。 和食だね。 お母さんも席に着いたら。 「「「「いただきまーす!」」」」 「「いただきます。」」 私たちは、パクパクご飯を食べる。 大河「あ!ねえ!ここのとこなんだけど。」メモ帳を出して指を刺された所を見る。 「いいね!大河くん。もしかして、暗記できたの?」 大河「うん!これも、仁奈さんのおかげだよ!」 夢「あれ?2人とも、そんなに仲良かったっけー?」 颯太「あはは!それはね、」 颯太くんは昨日の夜のことを全てを話した。 颯太「って、感じ。」 「あはは、私がお部屋をお邪魔する代わりにドーナツを持っていったら仲良くなったんだ!」 準「ほう。仁奈さんありがとう。それと、家族の中で唯一暗記苦手の大河がどうして1日目覚えられたんだ?」 大河「それはね、仁奈さんから教わった。」 颯太「うふふ。仁奈姉さん、IQ200だもんね?教え方とか、出来るんだろうな〜。」 夢・準「、、、、え?」 大河「あー、颯太は知ってたんだな。」 颯太「あまりにも難しいこと言ってたからね。IQどのぐらいって聞いたら200って言ってたからびっくりしたよー。」 大河「俺も、その時ビビったわ〜。」 夢「ちょ、ちょ、ちょっとストップ!え?仁奈、IQ200あるの?」 あれ?意外だったかな? そんなに驚くことないと思うけど。 「え?う、うん。一応。」 準「ま、まじかー。」 あれ?クールな準くんはクールなのに、驚く顔をするなんて! き、貴重だ! 大河「そうだぜ?だって、2人で今日出かけるって決まった時も、」 颯太「え?え?2人って、誰と?」 大河「いやいや、人の話を遮らないでくださいよ。おれと仁奈さん。」 颯太「へ〜!外に出ようとしない大河が!女子と!、へ?デート?」 「デートって言うのは、男女二人が一緒に過ごすことを目的とした」 大河「はいはい、もう、デートじゃなくて、ファッションの勉強。」 言葉を遮られた! と、言うかしまった! また、スイッチが入ってしまった! な、なんでいつもこうなんだ〜! 夢「おう。なんか語ろうとしてたよ?」 「手短に言うと、デートは一緒にすごすことを目的とした行動。私たちは、買い物目的で行くからデートには入らないって言おうとしたら、あはは、、止められちゃった。」 夢「他には、他には?」 そう言われると、私はスイッチが入ってしまい、私の知っている知識を少しだけ話した。 夢「へ〜。よく細かいことも覚えているね?すごい!これくらいで大体は話したんじゃない?」 「いや、まだ全然少ししかも話してないよ。」 わー!すごい!とパチパチ拍手をしてくれる。 ぐは!やっぱり可愛い。 さっきまで友達と話していたのに! 推し目線で見てしまった! 大河「しかも、覚えるのは1回だけだって!」 颯太「?!なんで大河がそんなこと知ってるの?!」 あはは、すごく驚いていらっしゃる。 大河「あ、あと、これからは、勉強は、仁奈さんに見てもらうことにした。」 準「はぁ?!」 夢「大河、それは自分勝手すぎるよ!」 颯太「なんで1人で、」 私は慌てフォローする。 「あはは、昨日お願いされて私は承知したよ。ちゃんと理由があって、大河くんや、颯太くんのためにもなるし、私だって人に教えれば、分からなかったことも知れるチャンスだし、教えると、自分自身に身につくし、いいこと尽くしだから、私は大丈夫だよ!」 夢「あはは!なーんだ!勝手に大河が言い出したのかと思った〜。でも、無理しなくて良いんだよ?」 準「俺も、協力する。」 颯太「というか、仁奈姉ちゃん大河や颯太のためって言った?!もしかして、大河、僕のこともお願いしたの?!」 「あはは。」 なんか、こういうのいいな。もちろん、私とママでの食事の会話も良かったよ! でも、2倍、いや、10倍賑やかになった気がする! そう思っていると、準くんが、なにかに反応したかのようにピクっと動きを止めた。 準「大河、さっき、勉強って言ったか?もしかして、学校行くのか?」 その言葉にシンとなる。 みんな、大河くんの言葉を待っているんだ。 大河「、、、また見た目を戻せたら。」 その言葉に、準くんが私の方に前のめりになり、 かっこいい顔と、不意打ちにドキッとする。 準「、、俺も行く。ファッションに関しては、俺は詳しい方だと思ってる。」 え!以外!予想してなかった! ま、まさか、私のファンとお出かけ出来るなんて! 夢「あ!じゃあ〜僕も行く〜!せっかくだし、仁奈と仲良くなりたい〜!颯太は?颯太はどうする?」 颯太「あはは、じゃあ、せっかくだし、行こうかな〜?」 え、え、ええ、え? ええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ????!!!! 〜想定外過ぎます?!〜 え?え? 推しの夢くんも? と、と言うか、みんなも行くの? そんな夢みたいなことある?? す、すっごく貴重な体験だ!! 夢「てことで〜みんなでお出かけだー!!」 準くんと大河くん以外は大盛り上がり。 私もい、いえい?と手を挙げた。 夢「えへへ〜。僕は、仁奈と過ごすことを目的になるから、デートだね〜?」 と、笑顔で私の顔に覗き込んだ。 私はかっと顔が熱くなる。 も、もう!なにをいって! た、確かにそうだけど、私と夢くんは恋人でもないのに〜。 うう、恥ずかしい。 そうして、久しぶりに充実した朝食だったのでした。 私たちは、12時に近くの駅、○✕駅で集合するらしい。 私は、自分のお小遣いでメイク道具を買うことと、オシャレの仕方をママに言う。 そしたら、 ママ「化粧はとっても高いから、〇✕駅なんて、とっても高いわよ?100ショップで買っといてあげるから、そのままで行きなさい。」 私は化粧は自分で買うと言ったら、まだまだ甘えてなさいよ〜。と茶化された。 もう。 私は髪型をロングにして髪を巻く。 だけど、素顔は恥ずかしくて見せられない。 仕方ない。メイクもしてないんだし、このままで行こう。 でもやっぱり、大好きなファンと推しに私のすっぴんは見せられない! メガネをしよう。 現在の時刻、10時半。 それまで勉強をしよう。 中学一年の一年分のことは、もう半々覚えているから、最近の趣味で、韓国語、勉強しよう。 そして、約束の25分前。 私は〇✕駅に向かっている。あともうすぐで着くな。 ちょうど、12時に、集合場所へ行くと、既に4人は集合場所へ待っていた。 4人はすごく目立っていた。 まさか、みんな、顔を出していないから、『桐村兄弟』とは知らないと思うけど、 (す、スタイルの良さがわかる。) みんな、オシャレすぎる! まあ、相変わらず、颯太くんは長袖だけど、、、。 夢「あ!いたいた!仁奈ちゃーん!」 準「おいバカ!そんな大声出したら俺らがここ居ることバレるだろ?」 夢「ごめんごめん」 私はみんなの元へ行く。 「ごめんね?待たせたよね?それじゃあ、行こう!」 まず最初は、レストラン。 お腹すいたー! そうして、色々な場所で行く。 準くんのアドバイスを聞きながら、安くて、かわいいワンピース。私服を買った。 ふふ!安いしかわいいから、家に帰って着たいな! 大河「あ!あれとかいいんじゃね?」 そういうと、人混みに紛れてしまった大河くん急いで準くんと颯太くんがあとを追う。 「私たちも、キャ!」 私もあとを追おうとしたけど、、、 やっぱり、人混みは嫌いだ。 すぐに人にぶつかってしまうから。 (でも!そうしないとあの3人に追いつけない。) そうしたら、 夢「仁奈!一旦、ここで待機しよう。」 連れ込まるた場所は、人混みだった場所とは違い、公園みたいな所でいた。 私、何回もこの〇✕駅に行ったとこあるけど、ここは初めてだなー。 ここは、鳥の声や、葉っぱのさえずりが聞こえる。 人が少ないから。よく自然の音が聞こえる。 私たちはベンチに座る。 「ありがとう。私、困ってたから、嬉しかったよ。」 夢「どうってことないよ!あ!少し待ってて!」 そう言うと、どこかへ言ってしまった夢くん。 なんか、ちょぴり寒くなってきたな、、、 今の季節は春だけど、まだ少し寒い。 しかも、今着ているワンピース。少し生地が薄いから熱を蓄えられない。 、、、困ったな。 せめて上着持ってこれば良かった。 て言うか、持って来ようとしてたのに忘れて来ちゃった! 少し寒いな〜。 私はさりげなく腕をさする。 そしたら、 夢「ごめんごめん〜!ちょっと待たせたね〜!」 そう言いながら私の方に走ってきた。 あわわ! 夢くん、変装してるから、大丈夫だと思うけど。 人は少ないけど私たちを見ている。 わわ!目立ってる! 通行人がこちらを見ている。 そういえば、夢くん、準くんは、芸能界でダンスや歌を歌っている。 だから、声変わりをしているけど、それはそれで声が美しい。 準くんはさらにかっこよくなったけど、夢くんのあのふわふわした喋り方は、声変わりしていてもすっごく可愛い。 夢「到着〜!で、これ買ってきたんだけど、どっちがいい?」そう言って両手に持っていたものは、、、 「、、ジュース?」 夢「あはは〜!そうだよ!2つとも温かいよ!寒いからね〜。」 変装している夢くんは、大きなだてメガネをしている。 メガネをしているのは、夢くんと大河くんで、帽子が準くん颯太くん。 でもやっぱり夢くんはメガネをかけていても美人さはわかってしまうな。 って!それよりも、 (私が寒がってたの、気づいてたの?) だとしたら、すっごく性格がいいんだけど、、 って、夢くんと準くんたちも性格いいよ! 「あはは!確かにそうだね!ありがとう。夢くんはどっちがいい?」 夢くんの右手にははちみつレモンティー。 左手には緑茶だ。 夢「僕はどっちとも好きだから大丈夫!」 私は試しに緑茶に手を出す。 チラっと夢くんの顔を見ると、 うふふ。やっぱり。 私はレモンティーを手にした。 レモンティのペットボトルは温かかった。 夢「え?緑茶に手伸ばしてたじゃん?どうして?」 「緑茶を取ろうとしたら少し口が動いたから。とって欲しくないものは、不自然になるから、手とか、口とか目線を見ればわかるよ。しかも、男の子は甘いもの好きじゃない子が多いって聞いてたしね。」 私はへへ!と笑って、 「もしかして、ババ抜き苦手?」 と笑顔でいうと、夢くんは私から目線をさりげなく逸らす。 夢「あ、あはは〜。そんな事ないよー。」 私はまたあははと笑う。 こんなに会話が面白いの、初めてかも! しかも、なんか実感湧かないけど、推しと一緒に会話しているし、、 2人で笑い合いながら私はレモンティーを飲もうとした瞬間。 うわ! メガネが曇った! でも、あったかいもの飲むと湯気でメガネも曇るよね。 夢「あはは!仁奈のメガネ真っ白!」 私は顔を真っ赤にしながらメガネをとる。 少し前髪が邪魔だな。 微妙に前髪もわける。 夢「、、、、、え?」 どうしたんだろう? 「どうしたの?夢くん」 夢「あ、いや、その、な、なんでもない。」 ムム?目線が合ってないよな?なにか大丈夫じゃないかな? 「な、なにかあったら言ってね」 な、なんか気まずい! あの無邪気な夢くんはどこに行ったんだ? 夢「あのー。」 「あ、はい。」 一旦メガネを拭くのをやめて夢くんを見る。 そういえば!私すっぴんだ!! 「あ!すっぴんなの見苦しいよね?ごめんなさい!今すぐメガネを!」 私がかけようとすると 夢「わあわあ!そ、そうじゃなくて!」 ん? じゃあ、どうして声かけたのかな? 夢「いやー、その、素顔が、ゴモゴモ(小声)」 「ううん?今、なんて?」 夢「ああー!あの!か、かわいいな!って、」 うん? いつもかわいいね〜って呼んでくれるのに、 なんだか、照れてる? いやいや!余裕のある夢くんはそんな事ないよ! でも、そんな夢くん見たいかも、、、 な、なんだか、もっと夢くんを知りたいって思った気がする。 「あ、あはは!ありがとう!」 そう言いながら私はメガネを付けた。 すっぴんを隠すように。 夢「あ、」 「どうしたの?」 夢「いや、なんでもない。だけど、提案があるんだ。」 「なあに?」 夢くんの提案? 「また僕とオシャレ一緒に、二人でデートいかない?」 え、え、ええええええええぇぇぇぇ!!!! こ、今度は、夢くんだけのデート?! これで2回目の叫びだ! (今回は心の中だけど、) 私、すごいことになっている?! い、いやいや、私の推しと、デート?! 〜来週の、日曜日〜 「あ、あの」 夢「あれ?もしかして、ダメだった〜?」 いつもの夢くんに戻ったら、ふんわり笑ってくれる。 予定は空いてるし、お母さんも、その日はお休みだから、行けるんだけど、、。 「い、インターネットにも出るほどの有名人が、外出ていいの?」 夢「今だって外出てるよ?変装すれば、大丈夫大丈夫〜」 ふわりと笑う夢くんがかわいい。 は!しまった! 夢くんの笑顔に見とれてしまった! 「へ、え、えっと、私たちだけ?」 夢「ふふ!そうだよ〜」 (でも、私の推しだって聞いてるのに、あ!) そういえば、私夢くんの推しって言ったっけ? 昨日の全てを思い出す。 (、、、言ってない。) と思う。 「ゆ、夢くん。私、『桐村兄弟』の大ファンって言ったよね?」 夢「あれ?前は、ファンって言ってたよ?ふふ。『大』ファンだったんだね!」 ああああー! は、恥ずかしい。 「ちが、いや、そんなんですけど!」 夢「あはは!」 なにこれ!すごく楽しい。 あはは、3年前の私は想像もつかなかっただろうな、、。 そうして幸せを噛み締めていたら。 颯太「お兄ちゃーん!仁奈姉ちゃ〜ん!」 と颯太くん、大河くん、準くんがやってきた。 準「はぁ〜、ごめん。大河がさっき買った服に似合いそうな帽子を見つけたって人混みの方に行って、帽子買って、ドーナツ買ったら遅れた。」 買っているドーナツは今大河くんがパクパク食べている。🍩 「そうだったんだね。どうしてここにいるってわかったの?」 夢「あーそれはね、ジュースを買っている間に準に連絡してたからだよ。」 なるほど、そう思ってたら、 「あれ?大河くん。口元に、ドーナツの欠片、ついてるよ?」 そう言って私は立ち上がり、ポッケに入っていたティッシュを取り出し、ティッシュを1枚とる。 そして大河くんの前に行くと、 ティッシュでドーナツの欠片を拭き取る。 あはは、結構チョコがくっついてる、、 大河「え、え、に、仁奈さん?!」 綺麗に口元を拭き取ると、どうしたの?と返事をした。 大河「いや、ど、ドーナツの欠片がついてたの?」 「うん。そうだよ?それで?」 大河「いや、それだけならいいんだけど、、びっくりした。」 「わわ!ご、ごめんね!」 私がペコペコ謝っている、 その時だった。 ???「こーら!あたしの仁奈に何やってくれんの!」 〜私の大親友〜 そう言うと、私に抱きついた女の子、私の1人の親友、海成 由美ちゃん。 小学5年生に私の学校に転校してきて、たまたま私の隣で仲良くなった女の子。 私は声をかけるなんて怖いからかけなかったけど、由美ちゃんから話してくれてどんどん仲良くなった感じかな? 私は友達が1人しかいない。 そう、私の最初の友達は、由美ちゃんなんだ。 由美ちゃんは、さっぱりした性格で、フレンドリーだし、私の場合、由美ちゃんが仲良くしている友達と一緒にお弁当食べてくれたり、しかも美人さん。 よく告白現場を目撃するけど男子に興味がなく、由美ちゃんと付き合った人は1人も居ないんだって。 由美「ちょっとー?!なにこのクローン人間?!同じ奴らが4人も?!こんなヤツらにナンパされてたなんて、よーしよしよし、もう怖く無いよ。」 そう言いながら私の頭を撫でてくれる。 「あ!違うの!私の、私の、と、友達なの!」 そう言うと、由美ちゃんと夢くん以外の皆はびっくりした顔。 そして夢くんは、嬉しそうな顔をしている。 そうだよね。夢くんは知っているもんね。 夢くんと決めたもんね! 由美「え?うぇぇぇぇぇ?!あ、あの仁奈が男の友達つくったあ?!」 そう言うと私から離れて口元を抑えてしまう。 あはは。以外だったのかな。 準「はぁ?俺は仁奈さんと友達になった記憶が、ふぐ?!」 準くんがなにか喋ろうとしたら、颯太くんが口を抑え、 颯太「うん!そうだよ!友達だよ!」 大河「本人がそう言っているんだから、そうだろ?」 と言ってくれた。 みんな、気を使って言っているんだろうけど、嬉しいな。 由美「ふぅ〜ん。名前は?」 あれ?彼らを知らないのかな? 由美ちゃんは5年生の頃から、お友達と馴染『キャンデェーキャンデェー』雑誌を読んでいる。由美ちゃんも好きだったらしいのでより仲良くなったんだ。 ちなみに皆はキャンデェー雑誌って言っているよ。 私もそっちの方が馴染みがあるんだ。 だから、は4年生から読んでいるはずの由美ちゃんも『桐村兄弟』も知っているはずなんだけど、、 「『桐村兄弟』だよ!長男夢くんと次男の準くん。キャンデェー雑誌にも出てる2人だよ!かっこいいよね!」 もしかして、混乱しすぎて本人だって分からないのかな? 由美「ええ?そんな人いたっけ?てか、あたしは女子モデルしか興味無いんだよねー。」 そう言った瞬間。その場がシンとなった。 、、気がする。 「ええーーー!!!し、知らないの!私の大ファンの『桐村兄弟』!『桐村兄弟』を知ってからキャンデェー雑誌を買ってるんだよ!」 その空気を破ったのは私。 あまり大声を出さない私が大声を出してすごく驚いている。 そしていつもとは少し違うスイッチが入った。 「『桐村兄弟』すごいんだよ!もうとってもかっこいいの!見た目はもちろん。心の中までも綺麗で美しいの!あ!今からまた買いに行く?そしたらおしえ、」 由美「わ、わーかったわかった!なるほどね?それにしても仁奈男嫌いだったのに男子モデルが好きだったんだ。ううー!仁奈の1番は、あたしがいいのに〜!」 そう言うと再び私に抱きつく。 あれ、私、『桐村兄弟』兄弟の前でなんて言ってた? 『『桐村兄弟』すごいんだよ!もうとってもかっこいいの!』 『見た目はもちろん!」心の中までも綺麗で美しいの!』 私は思わずしたを向いた。だって、 (こんなに顔が真っ赤になるの、初めてだもん。) そんなことを思っていると。 夢「あれ?仁奈、男子恐怖症だったの?」 と声をかけてきた。 「あ、うん。まあ、苦手だったね。でも、小学3年生の時だったから。今は大丈夫。」 私はニコッと笑いかけた。 夢「っ、そ、そう!よかった~!」 う!私のことを心配してくれるんなんて! 嬉しいよぉ〜。 由美「こーら!夢、だっけ?もう仁奈に触れないでよね!あたしがボコボコにするから!」 そう言うとキッと夢くんを睨んだ。 私は苦笑いしかできない。 後で夢くんに謝らないと、、、 由美「いやでもびっくり〜あたしてっきりモデルを目指してキャンデェー雑誌を買ってたんだと思ってたもんー。」 そう言うと颯太くんが 颯太「モデル?」 と言った。 私4年生からモデルを目指すなんて言ってなかったから、初耳なのかな? そう言えば、二人は目標に向かって生活してたんだよね。 大河くんと颯太くんも目標があるのかな? 「あ、みんなには言ってなかったよね。実は、私、目標があるんだ。」 みんなは私の言葉の続きを聞いている。 「実は、私の生きている目標、将来の夢はモデルなんだ。それは、」 由美「はいはーい!もうわかってるから、あたしたちとクレープ食べに行こ!」 「え!ま、まだ理由をいってな、」 由美「あたし、こいつら嫌いだから!だって、こいつ、仁奈のこと、」 そう言いながら夢くんを睨んでいる。 「え?」 由美「、、、やっぱ、なんでもない。それより!あたしたちとクレープ屋に行こ!」 そう言いながら、由美ちゃんは私を引っ張って夢くんたちを置いていく。そして別の場所。駅ビルに入って行ってしまった。 〜一番は、、、〜 私はあっという間に由美ちゃんに駅ビルの中にあるクレープに着く。 私は、一応ダイエットをしているのでお断りを入れた。 由美ちゃんが1人でクレープ屋に並んでいる時に、こっそり私は夢くんたちにメールをした。 『ごめんね。さっきの子由美ちゃんって言うんだけど、由美ちゃん、男の子が嫌いらしくて、別に夢くんたちのことが嫌いって訳じゃないよ。今、どうしてる?私は今クレープ屋にいるよ。』 夢『連絡ありがとう!今僕たちは服屋を見ているよ!由美ちゃんの友達も由美ちゃんを取られたって思ったのかも知れないしね。僕もそう言う時は嫌だなって思うから、全然平気だよ。僕たちはもうすぐ帰るけど、仁奈はどうする?』 『私も少し由美ちゃんと話してから帰るよ。みんなで帰ってもいいし、集まって帰ってもいいよ? 』 夢『それじゃあ、みんなで帰ろ!仁奈ちゃん、可愛いから誘拐されちゃう!集合場所は、駅前でいいかな?』 『本当にありがとう。了解しました。それじゃあ、すぐ切り上げるから、またね!あと、由美ちゃんが本当にごめんね。』 夢『気にしないで!』 よし、なんとか連絡はできたよね。 そう思っていると、由美ちゃんが戻ってきた。 由美「ごめん!お待たせ!」 私は、クレープ屋さんが見えるベンチに座っていた隣に由美ちゃんが座った。 「珍しいね?あんなに当たりが強いなんて?」 由美ちゃんは男の子に興味が無いだけ。 こんなに嫌うことはなかったのに、、 夢くんたちは、他の男の子と少し違う。 でも、いい意味で、大人みたいな性格で、頭が良くて、まさにモテそうな理想な男の子だ。 昔にそういう感じの男の子がいた。 その時の由美ちゃんは、『こういう男子は悪くない』って言っていたのを思い出す。 ううーん。 夢くんたちのどこがいや何かな? 思い当たる節がない。 由美「だってむかつくんですもん!あたしの仁奈を独り占めされたみたいで!あームカつく!」 なるほど、やっぱり、私に新しい友達(しかも、男の子)が出来て寂しくなっちゃったのかな? 「私の一番の親友は由美ちゃんだよ。」 由美ちゃんは大きい目をさらに大きくした。 そしてガバッと私に抱きついたんだ。 由美「えへへ!仁奈に言って貰えてちょー嬉しい!だーい好き!仁奈!」 私は頬を赤くしながら、 「こちらこそ、。大好きだよ。由美ちゃん。」 そう言って由美ちゃんとはもっと親友の絆を深めあったんだ。 〜意外な私の告白に、〜 「ご、ごめんね、少し遅くなっちゃった。」 私は夢くんたちのいる集合場所の駅前に来た。 すでに皆はお話しながら待っていた。 颯太「あ!仁奈姉ちゃ〜ん!お兄ちゃんたち!仁奈姉ちゃん来たよ!」 準「遅いぞ〜いつまで待たせるんだ。」 大河「俺たちはそれほど待ってないぞ?」 夢「ふふ。それじゃあみんな帰ろうか?」 私が急いでみんなに駆け寄るとみんなで歩き出した。 夢「大丈夫?全速力で走ったたとにみんな歩き出したけど、休憩してから帰る?」 やっぱり夢くんは優しい。 ちゃんと私のことをきずかってくれてる。 「ううん!私は大丈夫だよ!みんな帰ろ!しかも、ママが待っているんだ!」 「あの!私の将来の目標のことなんだけど。」 私は思い切って夢くんに打ち明けようとした。 夢くんは嫌な顔せずうん?と笑顔で私の言葉を待っている。 「私は、将来の夢は、も、モデルなんだ!」 夢「それは、どうして?」 私は心から思っていることを打ち明けた。 「私が、『桐村兄弟』を知ったのは、4年生の時。家庭教師の進めだったんだ。」 夢「へええ。家庭教師から知ったんだ。」 「うん。その時は、パパも元気でいて、ちょっと私からして厳しい教育をされていたんだ。でも、私はパパのことが大好きだったし、認めてもらいたい。そんなふうに思っていたんだ。」 すごいね。と肩をぽんぽんとしてくれた。 その手のひらは、私の手よりも大きくて、温かい。でも手は長くて。綺麗だ。 私の手はカサカサしているから、ちょっとうらやまいしな。 しかも、すごいって、私よりも、夢くんのほうが何倍もすごいのに。 「でも、ちょっと厳しかったんだ。その時は、ストレスが溜まってたんだと思う。ストレスの発散法とか知らなかったし、正直言ってきつかったんだ。」 そうなんだ。と悲しそうな顔をする。 「で、そんなことをきずいてたんだと思う。家庭教師の先生が、ストレス発散で、『推し』っていうのがいて、それで頑張れるって、言われたんだ。」 夢「もしかして、それって。」 「うん。その紹介されたのが、『桐村兄弟』。夢くんと準くんなんだ。」 私は胸元に手をそえた。 「『桐村兄弟』に出会って、とっても華やかになったんだ。、、生活が。ストレス発散にもなったし、しかも、私はちゃんと人間なんだって思ったの。」 あははと夢くんは笑った。 「実は、心のどこかで、私は機械なんじゃないかって思ってたのかも。言われ事をそのままこなす。自分からやりたいこと。なんて、そんなの考えた事もなかった。だから、初めて自分で『桐村兄弟』をインターネットで調べたのも初めてだった。自分からキャンデェー雑誌を買って欲しいって言ったのも、彼らを好きだって思ったのも、全部。全部全部初めてだった。、、本当にありがとう。」いつの間にか、他の3人も聞いていたらしい。みんなは私の言葉を聞いていたんだ。 あはは。恥ずかしいな。好きだと思ったって。 準「、、聞いたよ。全部。お前。すごいよ。なんでも、出来るんだな。」 颯太「正直、女の子って、僕達に言いよる人って、見た目ばっかなんだ。だから、仁奈姉ちゃんみたいな人って、なかなかいないよね。」 大河「仁奈さんは、相変わらず、すごい。俺も、女子が苦手な理由は、颯太と全く一緒の理由なんだ。」 みんな、優しい笑顔で私を見ている。 夢「だから、こちらこそ、仁奈にありがとうだよ。」 そう言うと、私は嬉しくて、かわいいなと思ってしまった。 でもそれは、推しとか、ファンとかじゃなくて、 家族とか、友達とか、そんなふうだった。 そして再び賑やかになった。そんな光景を見ていると、 夢「あの、さっきの話の続きなんだけど、もしかして、仁奈のお父さんって。」 「うん。みんな亡くなっていると思っているかもだけど、実は、意識不明で、亡くなってはいないんだ。」 そっか。と夢くんは安心したような顔をした。 「もう。そんな顔をしないで。、、、私がモデルになりたいのも、その理由なんだ。ある意味、お父さんが植物状態になってから、IQ200になっちゃったのかもね。」 夢くんはそうなの?とキョトンとした顔で言った。 「実はね、さっき言ってた続きなんだけど、」 夢「大丈夫?無理してない?」 「ううん。大丈夫。夢くんには、聞いて欲しんだ。」 私はふう。と深呼吸をする。 「お父さんが意識不明になる前に、モデルになりたいって思ったのが、『桐村兄弟』のインタビュー記事を見て、確か、みんなに伝える事はのテーマだったかな。それで、2人は、目標に向かって頑張るって書いてあった。だから、私も将来の夢について考えたの。みんなを幸せに出来て、笑顔に出来るような。そんな職業を。そしたら、色々あったけど、モデルって言葉に引っかかったの。私は、写真を取られるのも、雑誌に私が載るとか、怖いし、嫌だ。だけど、そんな私を変えたいって思ったの。その夢を2人に打ち明けたんだ。喜んでくれたんだ。もしかしたら、特にお父さんは、反対されるのかもしれない。軽蔑もされるかもとか思ってたよ。でも、その逆。応援してるって言ってくれた。お父さんは、ただ単に、私が大きくなったら、色々に職業を選ばられるように厳しい教育を受けてたの。お父さんが、お父さんの本心がわかったのも、また頑張ろうとしたのも、全部2人のおかげ。ありがとう。それで、お父さんが植物状態になって、まずは勉強からってなったんだ。そして、早くモデルになって治療費を稼ぎたい。自分でお金を稼いでお母さんの負担を減らしたい。笑顔にしたい。パパとまた笑顔でご飯を食べたい。だから、こんな感じになったんだ。」 夢「、、、仁奈」 「実は、私、お父さんが植物状態になったって聞いても、泣かなかったんだ。」 私はえへへと笑った。 「今までの私だったら、学校を休むほどショックだったのかも。でも、『桐村兄弟』の頑張っている姿を見て、真似て見たいなと思ってたの。」 夢「そ、んな事が、、、」 「本当に、『桐村兄弟』を知ってから、ごろっと私の人生が変わったと思ったの。だから、ありがとう。それを言いたかったのもあるんだ。だから、本当にあえて嬉しい。」 夢くんは、とびきり優しい笑顔で、 夢「こちらこそ、本っ当に仁奈に出会って幸せ。僕達に中身をちゃんと見てくれたり、優しい子に出会えるなんて、滅多にないよ!ありがとう。」 その笑顔が、なんとも言えない感情になった。 初めての感情。 なんだか、焦れったくて、触れたいとか、独り占めしたいとか、そんなふうに思ってしまう。 私は気持ちを誤魔化すようにえい!と夢くんの手を握って走り出した。 夢「あはは。仁奈、意外と足速いんだね!」 「そうかなぁ?私は普通だと思うけど、、、」 夢くんははにかみながらそっと手を握り返してくれた。 後ろでおーいとか、2人とも?!とか声が聞こえた。 後ろをチラッと見てみると、夢くん以外の3人が並んでいた。 でも追いかけてこないから、走らないみたい。 私は久しぶりに走ったから、少し疲れちゃった。すこし、走る速度を緩めたら、夢くんも合わせてくれた。 今は手を繋ぎながら小走りしている。 後ろをみた夢くんがお互いに顔を合わせて笑ってしまった。 夢「仁奈は、もっと自信もっていいと思う。だって、美人で可愛くて優しくて頭が良くて、しかも足が早いなんて最強だよ!」 真剣な顔で言ってきたので顔が赤いのを隠すように、それと、嬉しいかったから笑った。 「はは。」 夢「もう!僕は本気だよ!」 それにまた、ははと笑ってしまう。 「ふふ。違う違う。夢くん、優しいな〜って。」 そう言うと、夢くんの顔が真っ赤になったら俯き出した。 「夢くん?」 そう言うと、小走りで走っていた足は夢くんにより急かされた。 と、言うか、夢くん足速い! それでも手は離されない。 (嬉しかったって思っても、いいのかな?) そう思っていると、夢くんが私のほうを向いた。 その顔は、少し頬が赤かったけど、無邪気な子供の顔だった。 私は走っていても心拍数が上がっていなかったのに、あなたの顔をみた瞬間頬が熱い。心拍数がとっても上がっている。 夢「なんでもない!帰ろ!」 そう言うとニコッとかわいい、でわなく、凛々しい、かっこいい年相応な青年みたいな笑顔をしたんだ。 一瞬周りが輝いてた。 彼がとっても眩しい。 (こんな私を、友達になってくれてありがとう。) 私は彼にとって、友達で、優しい家族みたいな感じで、大切な人なんだと思った。 〜今度はみんなでパーティーです?!〜 現在の日にち、4月26日。午後の6時40分あたり。 みんなでカレーを食べている時に言われた。 ママ「あ!そうそう。みんなに言うことがあるんだけど、来週の日曜日に、エンジェル公民館でパーティーがあって、そこに出席してほしんだけど、みんなは空いてる?」 そうママが言うと、みんなは携帯で予定確認を、し始めた。 私は特に予定は無いけど、、、 パーティーって、綺麗なドレスを着て、豪華なご飯や飲み物があるってイメージしかしないんだけど、、、 夢「特に仕事も無いですし、出かける予定もないので、大丈夫です。」 準「同じく俺も。」 颯太「僕も予定は無いです。」 大河「俺も同じく、、って、出かける予定なんて最近無いけど。」 準「お前は、予定よりも、学校に行け」 大河「ああ行くさ。行く準備が整った。」 その言葉にみんなの目はまん丸になった。 準「はぁ?!ま、まじかー。良かった。もう一生行かないとか思ってた。」 大河「それなら行かないかな〜。」 準「おい!大河!」 夢「はは!決断したんだね。偉いよ。大河。やっぱり、みんな自慢な弟たちだ!」 そう言って大河くんの頭をぽんぽんと撫でた。 颯太「大河と一緒に学校行けて嬉しいよ!兄さん!」 大河「待たせたな。てか、颯太から久しぶりに兄さんって言われたわ。」 颯太「そ、そんなことないと思うけど、、、」 「みんな。良かったね。大河くんも、いい決断だと思うよ。」 そう言うと、 夢「なになに?自分だけ他人事?もうすっかりみんなの家族でしょ?」 颯太「うんうん。すっかりみんな家族だと思っているよ!お姉ちゃん。」 そういうとニコッとかわいい笑顔をしてくれた。 う!可愛すぎ、可愛すぎます!夢くん以外でも、やっぱり可愛すぎる! と、言うか、家族って! 、、みんなも、そんなふうに、思ってくれてたの? 準「大河や、颯太、夢にも優しくしてくれるやつは信頼出来るからな。あの時の友達は驚いたが、」 夢「もう!準は、失礼だよ!しかも、あの時に友達じゃないとか言っていたら、じゃああんたは誰なんだってことになるじゃんか!」 夢くんがポカンも準くんの頭を軽く叩いた。 でも全然痛く無さそうだ。たぶんふりかな? 大河「俺は、ドーナツくれた時から友達とか、家族になれるなとか思ってたけどな。」 夢「そういう僕は、初めてあった時から友達になったんだけどー?」 準「おいおい、お前らは、なんのマウントを取り合っているんだ?あ!だから、夢は初めて会った時から仁奈さんを呼びすてにしてたんだな。」 夢・大河「マウントなんか取ってない!」 颯太「と、言うか、随分話逸れたよね。」 「あはは。確か、パーティーの話だったよね。」 準「随分話がそれたな。」 ママ「はは。大丈夫よ。みんなの話は面白いからね!聞いてても飽きないわー!」 と笑顔でママは言う。 ママ「それで、パーティーっていうのが、私の親戚の集まりになんだけど、今回は、綺麗なドレスを着て、招待状とか持ってとかの本格的なやつらしいのよね。下宿人とご挨拶したいって言う人がいて、仁奈にも、久しぶりに顔を見たいって言ってたのよ。」 私その人物に思い当たる。 「その人って、おばあちゃん?」 私が言うと夢くんが反応した。 夢「おばあちゃん?」 「あ、あのね、下宿の仕事をおすすめしてくれたのも、今みんなが住んでいる家も私のおばあちゃんが元々使っていたんだ。」 夢「あー、そうだったんだね!」 準「なるほど。」 大河「じゃあ、行かないかわけにはいかないな。」 颯太「ふふ。そうだね。」 ふふ。みんなでパーティーに行け、 え、え? ぱ、パーティー? パーティーってお姫様とか、貴族の人とかがよく行うことだよね? い、行ってみたい! なかなかないよね! ドレスを着て、オシャレして、もしかして! 私はママを見るとパチッとウインクをした。 、、、まるで、なにかのサインのように。 やっぱり、 (やっぱり、オシャレを出来る機会を作ってくれたんだろうな。) 私はオシャレについてママに相談したから、その機会を作ってくれたんだ。 これは、行かない訳には行かない。 みんなが、楽しみだねとか、行ってみたいとかワイワイ話している時に、私は後でママにお礼を、しようとか、好奇心な気持ちが止まらず、行ってみたいなと心の中で思っていたんだ。 〜あとがき〜 皆さんお久しぶりです。Moです! 初めましての方は、初めまして! どうでしたか?『私の推しが、可愛すぎ』パート2は? 結構時間が無くてなかなか小説を書け遅れてしまいました。 もうすぐクリスマスですね。私は、あるオーケストラに所属していて、(子供でも入れるオーケストラです!)16日にクリスマス会をします! いやー大変です。そういえば、少し遅れてしまうかもしれませんが、今回は、『私の推しが、可愛すぎ3』と、『希望は必ず。』の5話を同時に書きたいなと思います! 最近は、『私、初めての恋をします。』のお話を書いていないので、この2つのお話を書いたら書こうかなとか思っています。 それでは皆さん。最近本格的に寒くなってきましたので風邪に気おつけてください。 それではバイバイします!メリークリスマス🎄
イラスト
本気で描いてみた! これはサムネ目的です。
目、だけ描いた。
上手にかける(ファンタジーみたいな透明感さ!) 目だけじゃなくて全身教えて下さい!