不幸で痛い

私は不幸だ。 親からは殴られ、 バイト代は親に搾り取られ、 夜は母親の嬌声の響く家で暮らしてる。 私は不幸だ。 学校ではいじめられ、 靴は隠され、 あることないこと言われ続ける。 私は不幸だ。 体には消えない傷が刻まれ、 心も深く抉り取られ、 おかしくなりそうな日々を過ごしてる。 私は不幸なんだ。 その話をするとみんなが私を慰めてくれる。 可哀想、辛かったね、きつかったね、 そう、私とても辛いの。 きついの、 とてもとてもとてもとても。 私はずっと、不幸で痛いの。