空白
2 件の小説賞味期限切れのパスタ
賞味期限切れの乾燥パスタの袋を見つけました。 見つけたのはつい最近のこと、 お腹が空き食べられる物を探していたところ、棚の奥の方に入っていたパスタを見つけました。 パスタの黄色に映える赤色のギンガムチェックと白人の少女が印刷されいた透明な袋が 見慣れた台所で浮いている、子供の頃に見たキラキラな色。 それを見た時、私は懐かしさと同時に自分が変わったのでは無く見えるものが変わったのだと分かったのです。 本当に子供の時とおなじ色を見れた事が嬉しくて、何よりも救われたのです。 今でも思い出して泣くほどに。 私は賞味期限が5年以上も切れていながら、懐かしさと嬉しさに耐えられず茹でて食べました。 普通に味も問題なく美味しく食べれました。 ですが次の日、保管していた場所を見るとなくなっており、家族に聞くと捨てられていました。 さすがにダメでしたね。
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昔の小鳥の話
昔に、淡い黄色の小鳥を飼ったことがある。 羽は薄く黄色で、くちばしはまだ光を透かすほど薄く、目は光が当たると赤かった。 とても綺麗だった。 亡くなった時の焦りと困惑は今も残っている。
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