asuka:a
7 件の小説あなたにまた、会えたなら。
「俺よりも幸せな人生を歩め。追っかけてくるんじゃないぞ」 彼は散った。 まるで桜のように。 あの日から毎日色のない生活を送っている。 音楽を作るにも、意味のない武道の稽古だって。 毎日がやるせない。 こういう時はどうするのが正解なのだろう。 でも聞く相手がいない。 もう散っている。 私は一人ぼっち。別に寂しいわけじゃない。 ただ心にポカンっと穴が空いている。 あの人は毎日がキラキラ輝いてた。 彼は周りから天才と呼ばれていた。だから彼を知らない人はいないだろう。 私も天才少女だと、言われることは多々あった。 けど天才は孤独だ。 何をするにも完璧を求めてくる。だから私は完璧を貫いてきた。 だけど人には限界がある。 もう死にたいと思ってしまった。だけどその悩みを打ち明ける相手などいなかった。 だけど彼は天才を孤独だと思っていない。 不思議に思った。 私は彼に聞いた。 「天才でいることは辛くないの?」 彼はこう笑顔で答えた。 「あるかもしれないけど、俺は俺だからな!」 「天才って名誉があるかもしれないけど、それはあいつらが感じてることであって、俺は俺らしく生きるんだぜ?」 私は天才という檻に閉じ込められてたのかもしれない。 彼の言葉のおかげで生きる希望が見えた。頑張って生きようって思った。 だけど、今はいない。 私は生きてたいけど、死にたい。 私はあの人との日々が幸せで発見の毎日であった。 また、私は新たな檻に閉じ込められてるのかも。 鍵のない檻に。 そんなことを大きな桜の木の前で思い出した。 私たちは毎年大きな桜の木の前で目標を言っている。 だけど、達成されなかったみたい。 去年の私とあの人の目標は 「今年も一緒に入れますように。」 でも今年は一人だ。何にしよう。 彼は今年一緒にいたら何をお願いするだろう。 体型を気にしてたから太りませんように? それとも、会いたい相棒に会えますように? どれも結局あの人らしい。 それに比べて私は何も思いつかない。 目標じゃなくていいなら。叶わない。希望もない夢でいいなら。 「あなたに会いたいです。」
また、どこかで必ず。
俺たちには、もういない。戻りやしない。ひとりの大学生がいた。 ひとりの大学生の名前は拓真。 俺の親友の名前は未来。 そして俺。 俺らは世界で一番仲が良かった。 未来が泣いても、拓真が失恋しても、俺がテストで点が悪くても。 俺らは慰めあって生きてきた。 3−1=0 誰かが欠けてしまったらそれは俺らじゃない。 だけど1人欠けた。 予想もしてなかった。事故だ。 未来は泣いた。人生で一番泣いた。 俺も泣いた。 俺らはその命を守ることができなかった。 葬式の日。俺らは拓真に最後に会う。 白い服。周りには鮮やかな花。 俺らは黒の服に身を包む。 あーあ。戻ってこいよ。 そう呟くことしかできない。 あの時未来はどう思っただろう。 未来はあの事故以来。感情が消えている。 学校ではアホなふりして青春をしてるだろう。 その裏では、何も感情を出さずただ黙々と曲やら。武術やら。 でも、未来の曲は歌詞がない。ただあの死の苦しみだけが襲ってくる。 未来の武術の動きはカッコいい。だけどそのカッコいい武術でさえ。 俺は苦しみと憎しみだけが伝わる。 俺は何ができるだろう。 感情だって残ってる。ただいい大学で勉強してるだけ。 ただ、自由に生きてる。 何で、俺が生きてるんだろうか。 不思議だ。何もできない俺は生きる価値もないはず。 でも生きるしかないんだ。 未来も気づきはしないがきっとそう思ってるはず。 感情を取り戻したら。 あの事故が起きなかったら。 俺らは今なにしてる? 俺らの曲ができてたかも。 その曲でダンスしてるかも。 その曲がゲームになったかな、 あーあ。帰ってこいよ。 もう一年が経つ。 未来の感情返せよ。笑顔を返せよ。 俺にも幸せを返せよ。 頼むから、またどこかで逢えると、 また3人で逢える日が。 きますように。
死ねなかった。
死ねなかった。 わたしは入院した。 友人曰く 急に倒れたらしい。 なぜ死ねなかった、 この事実に不満をもった 嫌なことしかないこの世の中 「普通」で片づけられるこの世の中はクソだと思っているわたしに生きる資格なんてないのに 走馬灯を見た とても綺麗だった だけどなぜ死ねなかった 走馬灯を見たら死ねるはずなのに 走馬灯を綺麗だと思うわたしに生きる資格なんてないのに 友達と会った 声かけたのに無視された。なんで。 もういっそのこと死のうとおもって大量に薬を飲んでみた けど、薬じゃなくてただの甘いラムネだった やっと死ねると思った。けどお菓子を大量に食べただけで死ねなかった 死にたすぎて最近流行りの薬に見立てたラムネを食べてしまった 神様は僕はまだ馬鹿だから生きろと言われてる感覚だった それならいっそのことベランダから飛び降りようと思った 30階から飛び降りれば簡単に死ねると思った 早速飛び降りてみた だけど、勇気がでなかった 高所恐怖症。そう簡単に死なせてくれない。 なんでだよ、生きる資格ないからさっさと死なせろよって思いながら 僕はお腹が空いた。 「晩御飯はまだ?」 返事はない 父親にも姉にも弟にも聞いたが返事がない 生きる資格がない奴は返事もくれないのかと思い ベットで寝た 晩御飯を食べようとリビングへ行った 今日は家族みんなで久しぶりに食卓を囲む だけど 僕のご飯はない 代わりに和室にある仏壇に僕の遺影と線香。それに小さい茶碗に盛られたご飯。 どうやら僕は死ねたみたい だけど 僕は生きる資格が凄く欲しい
このセカイの住人から君へ。
生きていたくない。 何もかも辛い。自分を見失う。 やっと…やっとできた素で話せる友達でさえ、苦しめてしまう。 自分に生きるメリットもなければ、価値もない。 今まで全部そうだ、何もかもが暗い道。 居場所がない、あったとして今本を書けるこの世界。 だけどある作品全部が病んでるような作品ばっかり、 一度は明るくてキラキラした話書きたいけど全然思いつかない。 自分は何が書きたいのかもよくわからない。 どうして生きてくのが正解? どうしたら友達を苦しめずに、純粋に人と関われるかな? 辛い人が世の中にいっぱいいるのは痛いほどわかる。 行きたい人達が死んでいく話だって聞く。 そんな世の中に私は生きている。 そんな地獄のような世の中。 綺麗事ばかり集まってる。死ぬな、生きろとか、がんばったねとか 死にたいって思ったらダメかな… 生きることが全てかな。 がんばったねって言われても…後々頑張れって言うやつばっかりじゃん。 所詮私の書く話は赤の他人からしたら綺麗事かもしれない、なんならクズ発言かもしれない。 だけど、こんなこと言ってもなんだかんだ辛い。 どんなけセカイが変わったとしても、辛いキモチと生きてくのは事実。 みんなはこれを読んで共感してくれるかな。 話があちこち変わっちゃったけど、これを読んで私と同じキモチの人がいるなら、 もうちょいこのセカイでもいいのかな。 この痛みと苦しみと悲しさで生きるこのセカイの住人。
迷子の自称陽キャ。
あーあ…死にたい。 毎日思う。何で私生きてるんだろう。生きたい人に命譲ってあげたい。 自殺って辛かったらバレるし… そーゆうのバレずに死にたい。わかる人いるかな…笑 いないか笑 周りはきらきらしてるとか、才能があるとか。みんなそんなことばっかり。 こんなこと毎日心の中で呟いてる。相談できる人なんていないから。 相談できる人がいたらどんなに楽だろうか。 今日も学校に行く。そんなこと言われるってわかりながら。 私は陽キャ。別に隠キャになりたいわけではない。 ただ陽キャってイキリとかしゃしゃんなって言ってくるの。 私はその心ない言葉を耐えて毎日生きてる。 どうせ辛さなんてわかるわけないでしょ笑 みんなそんなこと言ってくるから。 いっそのこと陽キャとか隠キャって言葉なかったら世の中平和になるのかな。 んなわけないか、考えろって自分…笑 ………………… 家に帰って、今日あったこと思い返すだけで涙出てくる。裏垢とか作ってグチいいたい。 こんなこと考える毎日。 …………………… 裏垢作って嫌なこと言いまくってバレたら私色んな意味でオワる笑 ……………… みんなはキラキラしてるとか才能あるとかそんな綺麗事ばっかだけどそうじゃない。 ………………あれ?私何でこんなこと言ってるのかな。 ………………みんなともっと純粋に関わりたいから? わかんない笑 何で私は死んでないんだ。さっさと死ねばいいのに。 何で、私は生きてるの。生きたいってこんな苦しいのかな…。 あれ……わかんない。 私は…何者? いいよな。隠キャは楽で。
迷子の自称隠キャ。
あーあ…死にたい。 毎日思う。何で私生きてるんだ。生きたい人に命譲りたい。 交通事故とかさ?殺し屋とかに殺された方がいいな。 自殺って辛かったとかバレるじゃん? そーゆうのとかバレずに死にたいんだよね。わかる人いる? わかる人いないか…。周りはキラキラしてて、才能があって。 私とは真反対。 こんなことを毎日心の中で呟いてる。相談できる人がいないから。 そんな友達が一人でもいたら…どんなに楽だろうか。 ……………… 今日も学校に行く。辛いことを隠しながら 私は隠キャ。別に陽キャになりたいわけではない。 ただ隠キャ とか ぼっち とかはカゲグチ言われるの。 私はそのカゲグチを耐えて毎日生きてるの。 どうせ辛さなんてわかるわけないでしょ? みんな陽キャだもん。 いっそのこと陽キャと隠キャって言葉無くなれば世の中平和になったりして? んなわけないか。アホだな自分。 家に帰って、病み垢で今日あったこと全部あげてく。そして病み曲聴いて。 こんな毎日を繰り返してる。 …………… 病み垢とかバレたらもう私色んな意味でオワっちゃう。 みんなと違う。キラキラもしてない。 ……あれ?私ってキラキラしたいから病み垢作ってたっけ? ……才能が欲しいから? わかんなくなってきた。 何で私は死なないんだ?死にたいならさっさと死ねばいいのに。 何で私は生きてるんだ?生きたいって思ってたらこんな苦しいはずない。 あれ…私は一体…何者? ………………… ほんと、陽キャって羨ましいよな。 生きやすくて。
何も変わらないこの場所で。
○月○日 夜 一人、輝く星を見ている。 「綺麗だな…。」 私は星を見ている。何も変わらない。この場所で。 ー 一ヶ月前の夜 ー 「ひかり!最近どお?」 「もう、最高に楽しい!」 いつもの河川敷で、いつものよーに私達は喋ってる。 「ひかりすごい笑顔だね!」 「そりゃそうだよ!毎日楽しいもん」 私はひかりの笑顔を見てすごい嬉しかった。 こんな日が毎日続くといいな…! 私はそう思った ー □月□日 ー 「最近ひかりこないな…」 ここ最近ひかりはこない。 「最近河川敷にもいないしな…。」 何かあったのかなと心配になった。 「今日、家行ってみようかな」 私はとても心配だったが、表情に出さずに普段通り授業を受けた。 ー □月□日放課後 ー ピンポーン… 「でない…何でだろう。」 2回くらい押したが、誰も出てくれない。 「帰ろう…。」 私は諦めて家に帰った。 ー ○月○日朝 ー 今日は休日で何も予定はない。 「ひかり…ずっとこない」 学校に来ないし、河川敷にも来ない。 「あの時すごい嬉しそうな顔で楽しいって言ってたじゃん…。」 「…………あっ電話なってる。」 「もしも…」 「もしもし‼︎お母さんよ‼︎今すぐひかりちゃんの家に行って。」 「そんな大きい声でどうしたの…‼︎」 「…………え?」 私は急いでひかりの家へ行った。 「ひかりのお母さん‼︎」 ひかりのお母さんは泣いている。 「みこちゃん…こっちよ」 私はひかりの部屋に行った 「ひかり…なんで…」 ひかりは安らかに寝ている。 「なんで…ひかり‼︎起きてよ‼︎」 返事はもちろんない。 私は悲しすぎるあまり泣いている。 「……みこちゃん…ごめんね…」 ひかりのお母さんは震えた声で言ってきた。 「これ…みこちゃん宛てに…」 そう言って私に手紙を渡してくれた。 私は家に帰ってその手紙を読んだ。 みこへ ごめんなさい。 私はこの世界から逃げます。 あの時、みこが最近どおって聞いてくれたよね。 本当はすごい辛かったんだ。 嘘ついてごめんね。 だけど、辛いって言ったら苦しめちゃうかなって思って嘘ついた。 あの笑顔壊したくなかったんだ。 また、二人で綺麗な星見たかったな… さようなら。 「私がひかりを苦しめてた…?」 「私が…………。」 言葉が出ない。 私がひかりを殺したんだ。 ー ○月○日夜 ー 星を見ている。何も変わらないこの場所で。 「ひかり…ごめんね」 私はこの場所で星になった。 二人にとって、この場所は運命を狂わせる。 何も変わらないはずのこの場所で。