向日葵
12 件の小説不安
ふああん ふああああん 心配事は年明けに持ち越して 私にできるのかな ややこしくて わからない お仕事 7日間は 飲んで忘れて過ごそう
したいこと
したいことはない? ってきみがきく。 したいことはなにも思いつかないの。 ただきみとひっついていられればいい。 なにもせずに。 おかしいかな。 スタバの新作も 新しくできたショップも 有名人がくるイベントも 興味ないのよ。 きみとひっついていたいだけ。
単純接触
お顔がタイプじゃないんだ タバコのにおいもきらい なのに 何度も会って 何度も好きと言われて ちょっと好きになってきたかもしれない 単純
波
上がったり さがったり 繰り返す気分の波 ちょうどいいくらいに コントロールできたらいいのにな
免罪符
精神科の診断書がおりている。 正直、自分ではどのくらいひどいのかわからない。 ただ、仕事が辛くて、こわくて、逃げ出したかった。 辛かったら休めばいいよ、とお医者さんが言った。 その言葉に甘えた。 もう少しがんばれたと思う。 もう少しだけがんばれば、職場にかける迷惑もマシだったはず。 いちばん大変なところで逃げ出した。 ごめんなさい。 診断書で、ゆるされることじゃないね。
快楽消失
アンヘドニア というやつらしい 私はだいたいこうだ やりたいことがない やらねばならぬことを、最低限やるだけ。 食べたいものがない 栄養を摂取できるよう、簡単なものを食べる。 行きたいところがない 見たいテレビもない 話したいひとがいない ただひとつの欲求はアルコール アルコールだけでも、欲するものがあることをよしとしよう。 1日1缶か2缶のレモンサワーを、 レモンサワーを飲む時間を 楽しみに生きよう。 今は。
なんのために生きる
やりたいことなどない だれにも知られずに そっと消えてしまいたい でも、生きる 苦しくても 存在する意味がわからなくても ただ、生きる 今は。
いびつないれもの
母は「あなたは鼻が低いね」と言った。 「歯が出ているわね」 「弟はかわいい顔なのに」と言った。 夫は「おまえは目が小さいな」と言った。 「ブサイクだ」 「むかつく顔だな」と言った。 私は、安値で自分を売った。 買った人はみな、なぜか私の容姿をほめてくれた。 「かわいいね」 「きれいだよ」 私は、自分を、無償で提供しないことに決めた。
抱擁
抱かれている間は、 自分に少し価値があるような気がする。 だれでもいい。 抱いていて。 無価値な私を、忘れさせて。
うさぎを抱く
少し大きめのぬいぐるみ 私を好きだった男の子がくれたぬいぐるみ ぎゅーっと抱いて眠る 愛の搾りかすだか 恋の搾りかすだかわからないけど、 ちょっぴり私を満たしてくれる。 ありがとう。 もう会えないきみ。