あやたろう

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あやたろう

その時の気持ちを書いていきます。

不思議な力

お母さんが亡くなってから、空を見上げる時が増えた。 なんだろ…安心する気持ち。 不思議な雲を見たりする。 その度に写メを撮り、題名を付けることが日課になった。 …… お母さんありがとう。 …… きっとお母さんが、私を心配してくれて、上を向くように、雲の形に変わって私を勇気づけてくれてるんだよね。 そのおかげで、私は上を向けた。

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不思議な力

2020年5月2日… 親不孝して東京を飛び出してから、27年ぶりに東京に帰ってきた。 子供3人連れて。 その間にもちろん、連絡はとっていた。 人一倍厳しい躾に、私はくるしめられた。 「自分の幸せは、自分で見つけます」… そう手紙を残し、愛する人がいる神戸へ。 親の気持ちも知らず、自分で生きてる気がして、私は幸せだった。 そんな時、神戸へ行った翌年、大きい有り得ない出来事が、起こる…。 …… 阪神・淡路大震災。 …… 私は長女がお腹にいた。 タンスの下敷きになる。 ただ、1月には季節外れの扇風機が、倒れたタンスに、隙間を作ってくれて、私もお腹の子も、助かった。 ふと、思った。 あ〜親不孝したから天罰だって。 でも、亡くなった人もたくさんいる。 産婦人科で仲良くなった友達は、亡くなったと知った。 私は生かされたんだ。 … 子供は、のちに3人授かり、自分なりに頑張ってきた。 遥か彼方に希望を翔る 東京にいる両親を思って思った言葉。 我が3人の子供には、その言葉の1文字が入っている。 夏希… 遥夏… 翔… それは虹を意味する。

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虹

きらい。

雨はきらい。 私は、雨女だから。 大事な行事があると、決まって雨が降る。 その真逆で、お母さんは、亡くなってから月命日には、必ず晴れる。 前日に雨でも、当日は晴れる。 凄いな〜っていつも思う。

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きらい。

ありがとう。

お母さん、今は幸せかな。 もうすぐ1年になるね。 お母さんが、あの空にいったのは。 私はたくさん、お母さんに不幸にした。 でも、忘れない…。 お母さんの深い愛情。 やっぱりお母さんが、大好きだった。 私も、お母さんみたいになれるかな。

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ありがとう。