Lily

4 件の小説
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Lily

性別 ♀︎ ただの本好き アニメオタク

魔女 禁じられた館

大きなお屋敷の離れの別館 お屋敷の3階のにある角部屋 僕はいつもその部屋からその別館を見ている もうここ何年も誰も立ち入っていない 立ち入ってはならないのだ お屋敷の当主ーお父様がそれを禁じている 理由はわからない 小さい頃 一度だけ別館に入ろうとしたことがある 別館のドアを開けようとしたすんでのところで、お父様に見つかった 「何をしている!別館には立ち入るなと言っただろう!」 強く腕を掴まれ、酷く怒られた あんなに怒ったお父様は初めて見た あの一件以来、今も何よりもお父様が怖い 初めてあんなに近くで見た別館は、今にも幽霊が脅かしてきそうなくらいボロボロで独特な雰囲気を纏っていた でも、 “きっと僕が求める何かがそこにある“ そう思った

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主観(ネタについて)

みんなは友だちとかに 「これ、ネタだから笑」 って言ってバカにされたことある? 私はあるんだよねー んで、そのあと学校だったから友だちに 「トイレ行ってくる!!」 って明るい声で言ったわけ そんでもって、個室で一人で泣いてたの “”みんなにそんなふうに思われてたんだ“” って思いながら 最近もそんなことあったんよ 私じゃないけど クラスの男子が容姿をバカにされててさ(わりと遠回しに) でもやっぱりバカにされてるってわかるじゃん! でもさ、ケラケラ笑いながらさらにその男子のことバカにしてくんのね 「これ、ネタだから笑」 って言いながら しかもさ、5、6人いて誰も止めないの! 私、腹立ってさ、怒ろうとしたんだけど やっぱね、言えないの 空気読めない奴って思われそうだから その後さ、バカにされた男の子がさ、泣きそうな顔してるわけ もう、私泣けてきちゃってさ 何も出来ない自分に 自分と男の子を照らし合わせたとき で、今みんなに聞きたいの ネタってどこまでいいと思う? 私的にはね 容姿とか生まれ持ってあるものとかは、アウトだと思うの まぁ結局、バカにされる(ネタとして)のが嫌か嫌じゃないのかっていうによるのかな? みんなの答え待ってるよー

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主観(ネタについて)

「 」−見えない

僕には「 」が見えない。 みんなには「 」が見えるのに。どうして僕だけが見ることができないんだろう?僕にはみんなと違う何があるのか?みんなと一緒に見て語り合いたいのに……。 そもそも、「 」って一体何?身近にあるもの?それとも、滅多に見られない超レアのもの? わからない。考えれば考えるほど、頭が混乱してきた。考えるのが、馬鹿馬鹿しくなってきた。 もういっそ、諦めてしまおうか。 僕に「 」を言われてもわからないんだもん。 みんな、みんな、みんな。僕から離れてく。たまに「 」について教えてくれる人もいるけどそのうち諦めてしまって、最後は僕を見放すんだ!仕方ないけどね。 “”生まれつきだから“” ある本で見た。僕は、 病気なんだ。 だから、みんなとは違う。 ホントは、昔からわかってた。でも、認めたくなかった!でも、認めなくちゃいけなかった。泣きたい。苦しい。親すらわかってくれない。どうしたらいいの? 病院の先生が言ってた。「 」が見えないのは君の個性で、認めて大切にすべきだって。 もし、個性として認めたら、諦めるってことだよね。医師でさえ、諦めろって言ってるんだから、諦めるべきだろうね。 バイバイ。僕の諦めない心。 −−−「 」。 僕には一生見えないもの。

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「  」−見えない

紅−僕の求める景色

「昔から“”紅“”が大好きだったな。 周りが言う赤じゃなくて、“”紅“”。誰に言っても、わかってもらえなかったな。」 ぼくもよくわからなかった。 あるとき、ぼくは考えたんだ。 <“”紅“”って、どこにあるんだろ> わからなかったから、おとなに聞いてみた。 「“”紅“”って、どこにあるの?」 「んー…。自然の中かな?」 自然の中ってどういうこと?????? ぼくはわからなかった……。 [ぼくがちょっと大きくなったぐらい] −−−ぼくは“”紅“”がわかった! “”紅“”ってすぐ近くにあったんだ!大好きな“”紅“”をずっと見ることができる! 白いところの方が見やすいかな? よかった!やっと"ママ"にみせることができる! 「ママ、だれよりも一番に見てね!」 −−−翌日 “”紅“”に染まった布、<ママに“”くれない“”を見せるには!>と書かれた日記、そして、誇らしそうな顔をした少年が発見された。

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紅−僕の求める景色