クリオネ

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クリオネ

クリオネです!ファンタジー系の小説をよく書きます。もし良かったら書いた小説見てください。

KING・ウルフ 第1話

1200年前、「オハイアリイ」と言う島があった。その島には「シーラ」、「ランス」、「スルゴ」と言った三つの国があった。 その中で、最も大きい国と言われているのがシーラだ。 そのシーラには不思議な一族がいた。 この一族はウルフを操ることができる特殊な一族だ。 だが、ある事件で一族は滅びた……                                                                                               私は「悪愛リコ」特殊能力が使える子供を育てるために作られた「バーベナ」学校に通っている。 私はバーベナ学校の2年生。先輩だ! 「リコ様行きましょう。」 この子は「古亜深可(ふるあみか)」この子とは幼馴染でよく一緒にいる。 何故か“様”を付ける。中二病なのかな? 「あ、もう直ぐ授業だ行こう!」 リコがそう言うと2人は走ってリコ達のクラス2年E組(2−E)に行った。 早速1時間目の授業が始まった。1時間目では自分の特殊能力についての授業だ。 「みんな集まったか?じゃあ始めるぞ。」 先生の水田(みずた)がそう言いチャイムが鳴った。 「これからは自分の特殊能力。通称“リュウノ”についてだ。」 水田が言うと他の生徒達が次々に言った。 「リュウノって何ですか?」 その質問について水田が答えた。 「あぁリュウノは、特殊能力俺たちが持ってる不思議な力の事だ。この国オハイアリイで育った者には自然と身につくものなんだ。 そう。オハイアリイの自然のエネルギーをたくさんの種類に変えて具現化したのがリュウノだ。」 「先生。どんな種類のリュウノがあるんですか?」 1人の生徒が質問した。 それに対してリコ含め全員が興味津々だ。 「そうだな種類については話していなかったな。全部で13種。よく知られていて、基本的なリュウノは“水”、“炎”、“草”の3つだ。」 「先生、自分のリュウノはどうやって調べるんですか?」 リコがそう言うと、 「お〜、いい質問だ。みんな自分の利き手を出してみろ。」 水田がそう言うと生徒達が利き手を出した。 「そしたら、今出した手の手のひらに力をためる感じでやってみるんだ。」 そう言った瞬間に次々と試していた。 リコが試してみた。 10秒経つ間も無く手のひらに何かが現れた。 生徒全員がリコを見ていた。その瞬間、手のひらが光り始めた。光はどんどん強くなって生徒全員は、強い光によって目をつぶってしまった。 光がおさまったその時、リコの手には水の塊が手のひらの真ん中で浮いていた。 『この一瞬でリュウノが現れるとは。』 水田がそう思っていたその5秒後。 ミカの手も光り始めた。ミカには氷の結晶が手のひらで浮いていた。 生徒達は、ミカの手のひらで浮いている雪の結晶が水田から聞いていた“水”、“炎”、“草”の中でどれにも当てはまらなかったからだ。 『普通は基本の3つからなのにいきなり初めてリュウノを出すので氷を出すとは…』 水田はミカのリュウノの凄さに驚きを隠せなかった。 1人の生徒が水田に対して質問をした。 「先生、氷のリュウノはどうやったら出せるんですか?」 「あ、ああ。このリュウノ診断は完全個人に元から備わっていたものだ。だから出そうとして出せるものじゃないんだ。」 生徒達は自分にも!と、また手に力を集め始めた。 何分かやっていると、皆次々に手のひらにリュウノが現れた。 「よし、これで全員自分のリュウノのタイプがわかったな。今回出てこなかったリュウノも、後々覚えることができる。だが覚えるには今回やったことよりたくさんの修行をしないとリュウノが出てこないからな。あ、そうそうリュウノのタイプは13種あるからなよく覚えとくように。」 水田はそう言い残した後すぐに教室の外に出て行った。 その後は2時間目の授業だった。リコ達のクラス2−Eの担任  梅谷(うめたに)が行っている。 リコはその間ずっと水田から聞いたリュウノの事を窓を見ながらずっと考えていた。 「では、リコさん問2の答えを言ってください。」 「………」 「リコさん。」 「…………………」 「リコさん‼︎」 「っ!」 リコは自分があたっていることにやっと気づいた。 「リコさんどうしたんですか?」 「あ、すみません。なんでもないです。」 そのまま授業は進みリコは、授業の大体がリュウノの事を考えることで終わってしまった。  休み時間の間リコはふと、ある事を疑問に思うことがあった。 『何で1年生の時は、リュウノについて教えてくれなかったんだろう。そういえば、何で1年生の校舎と2、3年の校舎って離れているんだろう。』 リコがそんな事を考えて廊下を歩いていると水田にあった。 リコはさっき自分が思った疑問のことについて質問してみた。 「そうかお前は気づいてしまったか。」 そう水田が言った後、リコは不思議そうに首を傾げた。 「このバーベナ学校はリュウノを使って戦う大会があるんだ。」 「え!」 リコはそんな事を1年生の間、1度も聞いた事なかったからだ。 「大会と言ってもただのお祭りごとだ。だがお祭りと言っても大会で勝つと伝説のリュウノ使いとも言われた、校長先生“リュウノヒゲ”と戦うことができる‼︎そして、リュウノヒゲに勝てことが出来たら次のリュウノヒゲになれる。大丈夫、安心しろリュウノヒゲという名前は変わるから。」 「そうなんですね…‼︎」 リコは、水田から聞いた話を真剣に聞いていた。 「そうだ。リコも大会に出てみないか?」 「え、私が?無理ですよ。リュウノなんて今日知ったばっかだし。」 リコは大会に出るを遠慮した。 「何故だ?リコ、お前はリュウノを1番早く出したんだぞ。もっと自分に自信を持て!」 リコは、そんなに褒めてくれた水田の気持ちに押され、     自分に自信が持てた。 「はい、私やってみます‼︎大会に出ます。」

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