人形屋敷の愛

人形屋敷の愛
   ワタシは人形だが、自我があった。  いつからあったのかは覚えていない。  ただ気づけば、ワタシには心があり、目の前で何が起こっているのか理解できるようになっていた。  一番古い記憶はどこかの市場だった。  そこでワタシは競りにかけられた。  案内の男が、ワタシの事を「等身大の少女人形」と言っていた。
ガイシユウ@SF怪談ゲームダイスキ
ガイシユウ@SF怪談ゲームダイスキ
SFと怪談とゲームが好きで趣味でそれらの小説を書いてる天パ。 今はノベプラ、カクヨム、小説家になろう にアップしている小説をテスト的に転載しています。 アイコンは「みつきさなぎ」先生のフリーアイコンをお借りしました!